JPH10130253A - 新規な脂環式テトラカルボン酸二無水物、その中間体及びそれらの製造法 - Google Patents

新規な脂環式テトラカルボン酸二無水物、その中間体及びそれらの製造法

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JPH10130253A
JPH10130253A JP28503996A JP28503996A JPH10130253A JP H10130253 A JPH10130253 A JP H10130253A JP 28503996 A JP28503996 A JP 28503996A JP 28503996 A JP28503996 A JP 28503996A JP H10130253 A JPH10130253 A JP H10130253A
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裕 本田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】両端がエ−テル結合であるアルキレン鎖を含む
新規な脂環式テトラカルボン酸二無水物を提供する。 【解決手段】式(IV) 【化1】 〔式中、R1及びR2は独立に選ばれる水素又はアルキル
基、Rはアルキル基、nは2〜20の整数を示す。〕で
表される芳香族テトラエステル化合物を水素化反応させ
て脂環式テトラエステル化合物とし、これを加水分解し
て脂環式テトラカルボン酸とし、次いでこれを脱水閉環
させて式(I) 【化2】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両端がエ−テル結
合であるアルキレン鎖を含む新規な脂環式テトラカルボ
ン酸二無水物、その中間体及びそれらの製造法に関す
る。この脂環式テトラカルボン酸二無水物は、ポリイミ
ド等の樹脂の原料モノマーとして有用である。
【0002】
【従来の技術】従来、芳香族テトラカルボン酸を水素化
させ、対応する脂環式テトラカルボン酸を得る方法とし
ては、以下のものが知られている。すなわち、ジャーナ
ル オブ オーガニック ケミストリー(J. Org. Che
m.)、第28巻、第1770頁(1963年)にはピロ
メリット酸又はピロメリット酸テトラエチルエステルを
ラネーニッケル触媒下に水素圧力3,000Psi(21
0kg/cm2)、温度150℃、反応時間3日間で水素化
し、対応するシクロヘキサンテトラカルボン酸テトラエ
チルエステルとする方法が示されており、ジャーナル
オブ オーガニック ケミストリー(J. Org. Chem.)、
第31巻、第3438頁(1966年)には、ピロメリ
ット酸水溶液をロジウム触媒存在下に水素圧力2.7気
圧、温度60℃、反応時間1時間で水素化し、対応する
脂環式テトラカルボン酸であるシクロヘキサンテトラカ
ルボン酸を得る方法が示されおり、また、特開平7−2
3339号公報にはビフェニル−3,4,3’,4’−
テトラカルボン酸テトラメチルエステルをロジウム触媒
存在下に水素圧力30kg/cm2、温度100℃、反応時間
3.5時間で水素化し、対応するジシクロヘキシル−
3,4,3’,4’−テトラカルボン酸テトラメチルエ
ステルを得る方法が示されている。
【0003】こうして得られた水素化されたテトラカル
ボン酸エステルは、塩基により加水分解してテトラカル
ボン酸としたのち、これを脱水閉環させて対応する脂環
式テトラカルボン酸二無水物とすることができる。例え
ば特開平7−23339号公報には、ジシクロヘキシル
−3,4,3’,4’−テトラカルボン酸テトラメチル
エステルからジシクロヘキシル−3,4,3’,4’−
テトラカルボン酸二無水物を得る方法が示されている。
【0004】一方、Zh.Prikl.Khim.第5
0巻、第2354−2358頁(1977)には両端が
エ−テル結合であるアルキレン鎖を含む芳香族テトラカ
ルボン酸二無水物の製造法が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、両端がエ−テ
ル結合であるアルキレン鎖を含む脂環式テトラカルボン
酸無水物及びその製造法は、従来、知られていない。ポ
リイミド等のエンジニアリング・プラスチックスに用途
・目的に応じて必要な種々の特性を付与し、最適化する
ためには、モノマー成分のジアミンやカルボン酸二無水
物の多種類について検討する必要がある。しかし、現状
では入手可能なカルボン酸二無水物は限られていて、新
規な構造のカルボン酸二無水物を種々開発することが望
まれている。本発明の目的は、両端がエ−テル結合であ
るアルキレン鎖を含む新規な脂環式テトラカルボン酸二
無水物を提供することである。
【0006】
【発明を解決するための手段】本発明は、式(I)
【化5】 〔式中、R1及びR2は独立に選ばれる水素又はアルキル
基、nは2〜20の整数を示す。〕で表される脂環式テ
トラカルボン酸二無水物を提供する。また、本発明は、
式(II)
【化6】 〔式中、R1及びR2は独立に選ばれる水素又はアルキル
基、nは2〜20の整数を示す。〕で表される脂環式テ
トラカルボン酸を提供する。また、本発明は式(III)
【化7】 〔式中、R1及びR2は独立に選ばれる水素又はアルキル
基、Rはアルキル基、nは2〜20の整数を示す。〕で
表される脂環式テトラカルボン酸エステルを提供する。
【0007】式(I)で表される脂環式テトラカルボン
酸二無水物は、以下のようにして製造される。すなわ
ち、式(IV)
【化8】 〔式中、R1及びR2は独立に選ばれる水素又はアルキル
基、Rはアルキル基、nは2〜20の整数を示す。〕で
表される芳香族テトラエステル化合物を水素化反応させ
て、式(III)の脂環式テトラエステル化合物とし、こ
れを加水分解して式(II)の脂環式テトラカルボン酸と
し、これを脱水閉環させて得られる。
【0008】前記式中、R1又はR2で示される水素又は
アルキル基としては、水素のほかメチル、エチル、プロ
ピル、ブチル、ペンチル等の炭素数1〜10の飽和炭化
水素基が挙げられる。前記式中、Rで示されるアルキル
基としては、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペン
チル等の炭素数1〜20の飽和炭化水素基、シクロペン
チル、シクロヘキシル等の飽和環状炭化水素基、ビニ
ル、アリル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、ベ
ンジル、トリフェニルメチル等の不飽和炭化水素基、ト
リフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、ヘプタフル
オロプロピル等のパーフルオロアルキル等及びそれらの
異性基が挙げられる。
【0009】式(IV)の芳香族テトラエステル化合物
を水素化反応させる場合、反応は溶媒中で行う。用いる
溶媒は式(IV)で表される芳香族テトラエステル化合
物を溶解させ、水素化反応時に不都合な副反応を生じな
い溶媒であればよく、そのような溶媒としてはメタノー
ル、エタノール、イソプロパノール等のアルコール類、
酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類、テトラヒドラ
フラン、ジエチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエ
ーテル類、ノルマルヘキサン、シクロヘキサン等のパラ
フィン類等の溶媒が挙げられる。
【0010】水素化反応の触媒としては、ロジウム粉
末、又は活性炭、アルミナ、ケイソウ土、シリカ等の担
体に担持させたロジウム担持触媒を用いることができ
る。ロジウム触媒の使用量は、式(IV)で表される芳
香族エステル化合物100重量部に対してロジウム担持
触媒の場合で1〜50重量部、ロジウム粉末の場合で1
〜20重量部を用いることが好ましい。なお、担体に担
持させたロジウム触媒を用いる場合、担体に担持させた
ロジウム量に応じて使用するロジウム触媒の量は変動す
る。ロジウム担持触媒のロジウム担持量は5〜20重量
%が好ましい。
【0011】水素化反応時の水素圧力は、通常1〜10
0kg/cm2であり、好ましくは20〜80kg/cm2である。
水素圧力が低いと反応がほとんど進まない場合があり、
また、水素圧力が高いと反応が急激に進み反応温度の制
御が難しくなる場合がある。反応温度は室温〜150℃
であり、好ましくは50〜120℃である。反応温度が
低いと反応がほとんど進まない場合があり、反応温度が
150℃を越えるとエステルのカルボニル基が攻撃を受
け、副生成物ができやすくなる場合がある。
【0012】このような条件で反応させる場合、反応は
30分〜20時間程度で終了する。反応の進行状態及び
反応終了の有無は、消費水素量を圧力計から求めること
で判断できる。反応が終了したならば、濾過操作により
反応混合物から触媒を除き、更にエバポレーションで溶
媒を除去して、式(III)の脂環式テトラエステル化合
物を得ることができる。
【0013】得られた式(III)の脂環式テトラエステ
ル化合物を加水分解して式(II)の脂環式テトラカルボ
ン酸とするには、常法に従って酸加水分解し、あるいは
アルカリ加水分解し、その後に酸析をして行うことがで
きる。酸加水分解の場合、硫酸、塩酸等の鉱酸を触媒と
して用いる。ただし、脂環式テトラエステル化合物は一
般に水に不溶であるので、予め酢酸に溶解させ、これに
鉱酸の入った水溶液を加えて、加熱還流させて行う。加
水分解後の脂環式テトラカルボン酸(IV)は水に難溶で
あるため、白色固体として析出する。濾過操作等によっ
て白色固体を採取することができる。
【0014】また、アルカリ加水分解では、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム等のアルカリ
を触媒として用いる。このとき、式(III)の脂環式テ
トラエステル化合物をメタノール等の溶媒に溶解させ、
これに前記アルカリ又はその水溶液を加え、加熱還流さ
せて行う。反応終了後は、脂環式テトラカルボン酸(I
I)はアルカリ塩なって水溶液中に溶解しているので、
これに硫酸、塩酸等の鉱酸を加えて酸析を行うと、白色
固体が析出する。ろ過操作等によって白色固体を採取す
ることができる。
【0015】式(II)の脂環式テトラカルボン酸を脱水
閉環させカルボン酸二無水物とするには、減圧下に加熱
する方法、あるいは無水酢酸に加熱溶解する方法があ
る。減圧下に加熱する方法では、30〜100torrの真
空度で、180〜220℃の温度で1〜5時間保ち、脂
環式テトラカルボン酸二無水物(I)を得ることができ
る。無水酢酸による方法では、脂環式テトラカルボン酸
(II)に対し2倍から100倍当量の無水酢酸を加え、
1〜60分間加熱還流をした後、熱濾過する。放冷し、
固体が析出する場合は、ろ過操作等によって固体を採取
することができる。固体が析出しない場合は、エバポレ
ーションで溶媒を除去し、無水トルエン等で共沸操作を
行った後、減圧乾燥し、シロップ状として得ることがで
きる。
【0016】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明を具体的に説明
する。 実施例 (1)1,10−ジ[3,4−ジ(メトキシカルボニ
ル)フェニル]オキシデカンの合成 60%油性水素化ナトリウム1.14g(28.5mm
ol)に無水テトラヒドロフラン80mlを加えて氷水
で冷却した混合物に、4−ヒドロキシフタル酸ジメチル
5.00g(23.8mmol)の無水テトラヒドロフ
ラン40ml溶液を加え、室温で1時間撹拌後、50℃
で5分間加熱撹拌した。混合物を室温まで放冷後、1,
10−ジブロモデカン3.40g(11.3mmol)
の無水テトラヒドロフラン40ml溶液を加え、85℃
で12時間加熱撹拌した。反応液を放冷後、氷250g
に注加した。混合物を分液ロートに移し、酢酸エチル6
00ml(150ml×4回)で抽出した。有機層を無
水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、残渣8.0
2gを得た。残渣をシリカゲルクロマトグラフ〔シリカ
ゲル800g、溶出系:ノルマルヘキサン/クロロホル
ム(容量比で1/1)〕で精製し、1,10−ジ[3,
4−ジ(メトキシカルボニル)フェニル]オキシデカン
3.31g(50%)を得た。これの核磁気共鳴スペク
トルのデータは次の通り。
【0017】1H-核磁気共鳴スペクトル(溶媒:重クロ
ロホルム)δ:1.2〜1.5(m、12H)、1.7
9(quintet、4H、J=6.5Hz)、3.8
9(s、6H)、3.91(s、6H)、4.01
(t、4H、J=6.5Hz)、6.97(dd、2
H、J=2.6Hz、J=8.7Hz)、7.05
(d、2H、J=2.6Hz)、7.81(d、2H、
J=8.7Hz)ppm
【0018】(2)1,10−ジ[3,4−ジ(メトキ
シカルボニル)シクロヘキシル]オキシデカンの合成 電磁石による撹拌装置のついた容量100mlオートク
レーブに1,10−ジ[3,4−ジ(メトキシカルボニ
ル)フェニル]オキシデカン1.97g(3.53mm
ol)、無水テトラヒドロフラン70ml及び活性炭担
持ロジウム触媒(活性炭に5重量%ロジウムを担持させ
た触媒、和光純薬社製)400mgを仕込み、水素圧力
67.5kg/cm2、反応温度100℃で水素化反応を行っ
た。反応時間18.5時間で水素の消費が止まり、その
時の蓄圧器内の水素圧力(減少量)から求めた消費水素
量は理論消費水素量の88.5%であった。反応液中の
活性炭担持ロジウム触媒をろ過操作により除去した後、
減圧留去で溶媒のテトラヒドロフランを除去し、シロッ
プ状の残渣1.92gを得た。残渣をシリカゲルクロマ
トグラフ〔シリカゲル600g、溶出系:ノルマルヘキ
サン/酢酸エチル(容量比で6/1〜2/1)〕で精製
して、1,10−ジ[3,4−ジ(メトキシカルボニ
ル)シクロヘキシル]オキシデカン1.25g(62
%)を得た。これの赤外吸収スペクトル及び核磁気共鳴
スペクトルのデータは、次の通り。
【0019】赤外吸収スペクトル(KBr錠剤法)ν:
2904、2848、1728、1432、1342、
1296、1228、1214、1198、1188、
1174、1156、1092、1084、1032、
1010、946、906、858、832、814、
762、690、668、650cm-1 1 H-核磁気共鳴スペクトル(溶媒ジメチルスルホキシド
-d6)δ:1.2〜1.8(m、24H)、2.2
(m、4H)、2.7(m、2H)、3.0(m、2
H)、3.3(m、2H)、3.4(m、4H)、3.
67(s、6H)、3.68(s、6H)ppm
【0020】(3)1,10−ジ[3,4−ジ(ヒドロ
キシカルボニル)シクロヘキシル]オキシデカンの合成 1,10−ジ[3,4−ジ(メトキシカルボニル)シク
ロヘキシル]オキシデカン1.77g(3.10mmo
l)に3規定水酸化ナトリウム・メタノール溶液72m
l(216mmol)を加え、90℃油浴上で4時間、
加熱還流した。反応液を減圧濃縮して得た残渣に氷50
gを加え、室温まで昇温して均一溶液とし、撹拌しなが
らこれに濃塩酸120mlを滴下し、白色固体を析出さ
せ、これを分液ロートに移し、酢酸エチル400ml
(100ml×4回)で抽出した。有機層を無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、白色固体の1,10
−ジ[3,4−ジ(ヒドロキシカルボニル)シクロヘキ
シル]オキシデカン1.69gを得た。これの核磁気共
鳴スペクトルのデータは、次の通り。
【0021】1H-核磁気共鳴スペクトル(溶媒ジメチル
スルホキシド-d6)δ:0.7〜2.0(m、24
H)、2.2(m、4H)、2.3(m、2H)、2.
9(m、2H)、3.0(m、4H)、3.23(s、
2H)、11.80(s、4H)ppm
【0022】(4)1,10−ジ[3,4−ジ(ヒドロ
キシカルボニル)シクロヘキシル]オキシデカン二無水
物の合成 1,10−ジ[3,4−ジ(ヒドロキシカルボニル)シ
クロヘキシル]オキシデカン1.64gに無水酢酸6m
lを加え、150℃油浴上で5分間加熱した。反応液を
減圧濃縮して無水酢酸を除去し、更に無水トルエンで共
沸後、50℃で30分間加熱乾燥して、シロップ状化合
物の1,10−ジ[3,4−ジ(ヒドロキシカルボニ
ル)シクロヘキシル]オキシデカン二無水物1.49g
(定量的)を得た。これの核磁気共鳴スペクトル及び示
差熱量測定のデータは、次の通り。
【0023】1H-核磁気共鳴スペクトル(溶媒:ジメチ
ルスルホキシド-d6)δ:1.0〜2.4(m、24
H)、3.0〜3.5(m、8H)、3.7(s、2
H)ppm 示差走査熱量測定:200℃まで熱吸収なし。
【0024】
【発明の効果】請求項1の脂環式テトラカルボン酸二無
水物は新規な化合物で、ポリイミド等の樹脂の原料(モ
ノマー)として有用である。請求項2〜3の化合物は、
請求項1の脂環式テトラカルボン酸二無水物の合成中間
体である。請求項4の製造法により、請求項1の脂環式
テトラカルボン酸二無水物を製造できる。請求項5の製
造法により、請求項2の脂環式テトラカルボン酸を製造
できる。請求項6の製造法により、請求項3の脂環式テ
トラカルボン酸エステルを製造できる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(I) 【化1】 〔式中、R1及びR2は独立に選ばれる水素又はアルキル
    基、nは2〜20の整数を示す。〕で表される脂環式テ
    トラカルボン酸二無水物。
  2. 【請求項2】式(II) 【化2】 〔式中、R1及びR2は独立に選ばれる水素又はアルキル
    基、nは2〜20の整数を示す。〕で表される脂環式テ
    トラカルボン酸。
  3. 【請求項3】式(III) 【化3】 〔式中、R1及びR2は独立に選ばれる水素又はアルキル
    基、Rはアルキル基、nは2〜20の整数を示す。〕で
    表される脂環式テトラカルボン酸エステル。
  4. 【請求項4】請求項2の脂環式テトラカルボン酸を脱水
    閉環させることを特徴とする、請求項1の脂環式テトラ
    カルボン酸二無水物の製造法。
  5. 【請求項5】請求項3の脂環式テトラカルボン酸エステ
    ルを加水分解することを特徴とする、請求項2の脂環式
    テトラカルボン酸の製造法。
  6. 【請求項6】式(IV) 【化4】 〔式中、R1及びR2は独立に選ばれる水素又はアルキル
    基、Rはアルキル基、nは2〜20の整数を示す。〕で
    表される芳香族テトラエステル化合物を水素化反応させ
    ることを特徴とする、請求項3の脂環式テトラカルボン
    酸エステルの製造法。
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JP2009057385A (ja) * 2001-12-28 2009-03-19 Mitsubishi Gas Chem Co Inc 水素化芳香族ポリカルボン酸の製造方法及び水素化芳香族ポリカルボン酸無水物の製造方法
CN114163449A (zh) * 2021-12-20 2022-03-11 大连奇凯医药科技有限公司 1,2,4,5-环己烷四羧酸二酐的制备及表征方法

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