JPH10129951A - エレベータのガイドレール用潤滑装置 - Google Patents

エレベータのガイドレール用潤滑装置

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JPH10129951A
JPH10129951A JP28517596A JP28517596A JPH10129951A JP H10129951 A JPH10129951 A JP H10129951A JP 28517596 A JP28517596 A JP 28517596A JP 28517596 A JP28517596 A JP 28517596A JP H10129951 A JPH10129951 A JP H10129951A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holder
guide rail
long bolt
elevator
lubricating device
Prior art date
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Pending
Application number
JP28517596A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Yasui
修 安井
Takeshi Shimazaki
猛 嶋崎
Masafumi Hayashi
政文 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Building Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Building Systems Co Ltd
Priority to JP28517596A priority Critical patent/JPH10129951A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 柔軟含油部材の交換を容易にしたエレベータ
のガイドレール用潤滑装置を提供する。 【解決手段】 乗りかご側の支持台20と、柔軟含油部
材11を保持したホルダー16との間に雌ねじ付プレー
ト23を設け、この雌ねじ付プレート23に長ボルト2
1を螺合するとともに、長ボルト21の支持台20側端
にナット24を螺合して固定し、長ボルト21の頭部2
1aとホルダー16との間に圧縮ばね22を設け、圧縮
ばね22の変形によって柔軟含油部材11が交換可能な
状態にホルダー16を移動可能に支持した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエレベータのガイド
レール用潤滑装置に係わり、特に、柔軟含油部材を用い
たエレベータのガイドレール用潤滑装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エレベータの乗りかごやつり合
いおもり等の昇降体は、昇降路壁に固定したガイドレー
ルと、これに係合するように昇降体に固定したガイドシ
ューとにより摺動案内されるように構成し、このガイド
シューの摺動部に適量の潤滑油を供給するガイドレール
用潤滑装置を設けて両者の円滑な摺動を保持している。
従来のエレベータのガイドレール用潤滑装置は、特開昭
63−315482号公報に記載されているように、ホ
ルダー内に潤滑油を含浸させた柔軟性をもつ柔軟含油部
材を収め、この柔軟含油部材をガイドレールの摺動面に
押し当てるように構成されており、ホルダーは昇降体側
の支持台にホルダーやナットで堅く固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
エレベータのガイドレール用潤滑装置は、長期間使用し
ていると柔軟含油部材がガイドレールとの摺動摩擦抵抗
や押圧力によって初期の機能を維持できなくなるため、
柔軟含油部材の交換作業が必要となり、先ず、交換に当
たって柔軟含油部材を収めたホルダーを固定している数
箇所のボルトおよびナットを取り外した後、ホルダー内
の柔軟含油部材を取り出して新しいものと差し替え、そ
の後、再び所定の位置にボルトおよびナットを締め付け
て固定しなければならず、柔軟含油部材の交換作業が面
倒なものになっていた。
【0004】本発明の目的とするところは、柔軟含油部
材の交換を容易にしたエレベータのガイドレール用潤滑
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、ガイドレールに沿って案内する昇降体のガ
イドシューの近傍にホルダーを取り付け、このホルダー
内に上記ガイドレールと上記ガイドシューの摺動部に給
油する柔軟含油部材を収納したエレベータのガイドレー
ル用潤滑装置において、上記昇降体側に一端を固定した
長ボルトを設け、上記ホルダーの貫通孔を通した上記長
ボルトの他端側と上記ホルダーに圧縮ばねを介在して支
持したことを特徴とする。
【0006】上述したように本発明のエレベータのガイ
ドレール用潤滑装置は、圧縮ばねを介在させた長ボルト
でホルダーを保持するようにしたため、圧縮ばねの変形
分だけホルダーを動かすことができ、これによってホル
ダーから柔軟含油部材を取り外したり新たな柔軟含油部
材を取り付けたりするスぺースを作ることができ、柔軟
含油部材の交換に際して、従来のように長ボルトを外す
ことなく交換を容易に行なうことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
によって説明する。図3は、詳細を後述する本発明の一
実施の形態によるガイドレール用潤滑装置を取り付けた
エレベータ乗りかごを示す正面図である。エレベータ乗
りかごは大きく分けて吊り枠1とかご室6とで構成され
ており、吊り枠1は、下梁2、上梁4および縦梁3A,
3Bとで枠体を形成し、下梁2上に防振部材5を介して
かご室6を載置して支持している。吊り枠1の縦枠3
A,3Bの上下端部には夫々ガイドシュー7が固定され
ており、これらのガイドシュー7を昇降路壁に固定した
ガイドレール8A,8Bに可摺動的に係合させて乗りか
ご1の昇降を案内している。上部のガイドシュー7の近
傍には、ガイドシュー7とガイドレール8A,8Bの摺
動面に潤滑油を供給する潤滑装置9が設けられている。
【0008】この潤滑装置9は、図4および図5の斜視
図に示すように、断面がコ字状に形成した周壁部材14
と、この周壁部材14の軸方向両端でそれよりも多少内
側に張り出して設けた鍔部15A,15Bとで成るホル
ダー13を構成し、乗りかご1のガイドシュー7の上部
に設けた後述する支持台にこのホルダー13を取り付け
る取付部16を鍔部15Bと一体に形成している。ホル
ダー13の周壁部材14内に断面コ字状の給油具10を
開放側を合わせて配置すると、その両端の鍔部15A,
15Bによって上下方向の移動が阻止されて装着された
ことになる。
【0009】この給油具10は、図5に示すようにカポ
ック繊維や高分子材料からなる繊維の不繊布マットの表
面を網状の保持部材で覆った柔軟含油部材11と、アル
ミニウム薄板もしくは薄鋼板あるいは合成樹脂板等で成
る補強薄板12とで構成され、平板状態の補強薄板12
の一面側に柔軟含油部材11を接着剤により貼り付けて
一体化し、これを柔軟含油部材11が内側になってガイ
ドレール8A,8Bの摺動面を3方向から被うようにコ
字状に折り曲げ、ホルダー13内に装着する。ここで、
柔軟含油部材11と一体化した補強板12をコ字状に折
り曲げる際には、周壁部材14との間に大きな間隙が生
じない大きさとなるようにすることが大切である。ま
た、コ字状に折り曲げた給油具10の開放部の両端12
E間を多少広くし、この両端12E間を閉じる方向に摘
みながらホルダー13の周壁部材14に装着して解放す
ると、補強薄板12の反力により両端12Eがホルダー
13に圧接するようになる。補強薄板12の上下方向の
長さは、周壁部材14の両端に設けた鍔部15A,15
B間の寸法とほぼ同じであるため、装着状態における補
強薄板12の上下方向両端がホルダー13の鍔部15
A,15Bの内側に接触することになり、ガイドシュー
7への取付作業時に給油具10がホルダー13から外れ
落ちることがない。ホルダー13の装着部に合致させて
補強薄板12を折り曲げることが難しい場合、予め折り
曲げるべき位置の補強薄板12に切り溝等を入れておい
て曲げ易くしておくこともできるが、補強薄板12に
は、柔軟含油部材11がガイドレール8A,8Bとの摺
動を繰り返しても柔軟含油部材11をホルダー13の全
長にわたって保持し得る剛性が必要である。
【0010】図1は、上述した潤滑装置9の取り付けた
エレベータ乗りかごの要部を示す正面図である。ガイド
シュー7に固定した支持台20は、ほぼ水平な取付部2
0Aを有しており、この取付部20Aの上部に雌ねじ付
プレート23を介して潤滑装置9の取付部16を対向さ
せ、その頭部21A側に圧縮ばね22を挿入した長ボル
ト21を取付部16の貫通孔を通して、雌ねじ付プレー
ト23の雌ねじ23Aに螺合しながら取付部20Aの貫
通孔を通し、ナット24によって締め付けている。雌ね
じ付プレート23は長ボルト21のねじと螺合する雌ね
じ23Aを有するアルミニウムや鋼などの金属製の平板
で、圧縮ばね22は潤滑装置9を支持台20に押圧する
力を付与している。
【0011】今、潤滑装置9の給油具10を交換しよう
とする場合、図2に示すように、先ずホルダー13を上
に持ち上げながらその上方部を反ガイドレール側に倒す
ようにする。すると、圧縮ばね22の変形によって給油
具10とガイドレール8Aとの間に十分な隙間が形成さ
れるので、この隙間を利用して図4に示した給油具10
をガイドレール8A側の隙間に移動させてホルダー13
から引き出すことができる。その後、交換する新しい給
油具10を取り付ける場合は上述した操作の逆を行なっ
て同状態を保持したホルダー13内に装着してから、ホ
ルダー13を図1に示す元の状態に戻して給油具10の
交換を完了する。このように給油具10の交換は、ホル
ダー13を支持台20に固定した長ボルト21やナット
24を外すことなく、圧縮ばね22の変形を利用して容
易に行なうことができる。また、長ボルト21は、雌ね
じ付プレート23とナット24で固定して支持台20に
対して姿勢が変わらないようにしているので、ホルダー
13が長ボルト21に対して動き得るように取り付けて
いるにも拘らず、支持台20に対するホルダー13の位
置関係すなわちガイドレールと給油具10との位置関係
を、交換前の位置に復帰することができる。また、新し
い給油具10に対して調整が必要な場合には、ナット2
4を緩めることによって、長ボルト21の支持台20に
対する位置を変更することもできる。
【0012】尚、本実施の形態では、長ボルト21を支
持台20に対して固定状態とするために支持台20の上
下に雌ねじプレート23とナット24を配置したが、ナ
ット24を支持台20の下面に溶接したり、あるいは支
持台20に直接雌ねじを切っても同様の効果を得ること
ができ、この場合は雌ねじプレート23を省略すること
ができる。また長ボルト21の頭部21Aとナット24
を逆にしても同様の効果を得ることができる。さらに、
上述した実施の形態では潤滑装置9を乗りかごに取り付
けた場合について説明したが、釣合いおもり側の昇降体
であっても同様に適用することができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるエレベ
ータのガイドレール用潤滑装置は、昇降体側に固定した
支持台に樹立した長ボルトを柔軟含油部材を収めたホル
ダーの貫通孔に挿入し、長ボルトの一端とホルダーの対
向部間に圧縮ばねを介在させたため、長ボルトを外すこ
となく圧縮ばねの変形によってホルダーをある程度ハン
ドレールから離すように動かすことができるようになる
ので、柔軟含油部材を交換する際、長ボルトを外すこと
なく容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるエレベータのガイ
ドレール用潤滑装置の正面図である。
【図2】図1に示したエレベータのガイドレール用潤滑
装置における含油部材の交換作業途中状態を示す正面図
である。
【図3】図1に示したエレベータのガイドレール用潤滑
装置を取り付けたエレベータ乗りかごを示す正面図であ
る。
【図4】図1に示したエレベータのガイドレール用潤滑
装置の要部斜視図である。
【図5】図4に示した給油具の斜視図である。
【符号の説明】
7 ガイドシュー 8A,8B ガイドレール 9 潤滑装置 11 柔軟含油部材 13 ホルダー 20 支持台 21 長ボルト 22 圧縮ばね 23 雌ねじ付プレート 24 ナット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイドレールに沿って案内する昇降体の
    ガイドシューの近傍にホルダーを取り付け、このホルダ
    ー内に上記ガイドレールと上記ガイドシューの摺動部に
    給油する柔軟含油部材を収納したエレベータのガイドレ
    ール用潤滑装置において、上記昇降体側に一端を固定し
    た長ボルトを設け、上記ホルダーの貫通孔を通した上記
    長ボルトの他端側と上記ホルダーに圧縮ばねを介在して
    支持したことを特徴とするエレベータのガイドレール用
    潤滑装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、上記昇降
    体側に支持台を設け、この支持台と上記ホルダー間に雌
    ねじ付プレートを設け、この雌ねじ付プレートに上記長
    ボルトを螺合させるとともに、上記長ボルトの一端をナ
    ットにより締め付けて上記支持台に固定し、上記長ボル
    トの他端の頭部と上記ホルダーに圧縮ばねを介在して支
    持したことを特徴とするエレベータのガイドレール用潤
    滑装置。
JP28517596A 1996-10-28 1996-10-28 エレベータのガイドレール用潤滑装置 Pending JPH10129951A (ja)

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