JPH10127A - 車両用シート装置 - Google Patents

車両用シート装置

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Publication number
JPH10127A
JPH10127A JP17541896A JP17541896A JPH10127A JP H10127 A JPH10127 A JP H10127A JP 17541896 A JP17541896 A JP 17541896A JP 17541896 A JP17541896 A JP 17541896A JP H10127 A JPH10127 A JP H10127A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting
mounting bracket
seat
skin material
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP17541896A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Nakayama
圭二 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ikeda Bussan Co Ltd filed Critical Ikeda Bussan Co Ltd
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Publication of JPH10127A publication Critical patent/JPH10127A/ja
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  • Seats For Vehicles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付ブラケットをシートフレームに簡単に取
り付けて作業性できるとともに、外観も向上できる構造
にした車両用シート装置を提供することにある。 【解決手段】 シートフレーム26に、取付ブラケット
24が取り付けられる取付部9を囲む部分に対応して凹
部22を形成しているとともに、取付ブラケット24に
は凹部22内に差し込まれる係止部24cを一体に形成
しており、取付ブラケット24が取付部9に密着される
と係止部24cが表皮材8における切欠部8aの対応す
る端末部分を凹部22内に巻き込むように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両用
シート装置、特にシートフレーム側から外部に突設され
た車体への取付用ブラケットを一体に備えている車両用
シート装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は自動車における分割可倒式リヤシ
ート装置の一般的な構造例を示す斜視図である。図4の
シート装置は、シートクッション部1の後部に配設され
ているシートバック部2が左右二つに分割されており、
また各シートバック部2はロック部材3によるロックを
解除すると、独立して前後方向に転倒可能な構造になっ
ている。また、シートバック部2を前後方向に回転させ
る手段は、シートバック部2の下部両端部分に各々取り
付けた取付ブラケット4を、車体側から突設された対応
する枢軸5(図5参照)でそれぞれ回転可能に支持する
構造である。
【0003】図5乃至図7は、その取付部分における細
部構造を示し、図5は要部構造の斜視図、図6は要部構
造の縦断側面図、図7は要部構造の一部分解斜視図であ
る。そこで、図5乃至図7を用いてさらに詳述する。シ
ートバック部2は、パンないしは板状シートフレーム6
内にクッションパッド7を保持し、その外側を表皮材に
て覆っている。また、シートフレーム6の背面側には取
付ブラケット4を固定する取付部9が適位置に設定され
ている。取付部9には取付孔10が形成されている。さ
らに、クッションパッド7と共にシートフレーム6を覆
っている表皮材8には、取付部9に対応して一部8a
(以下、この部分を「切欠部8a」と言う)が切欠され
ており、この切欠部8aを設けることによって取付部9
が取付ブラケット4と直に接面可能に露出されている。
【0004】一方、取付ブラケット4は概略L字状をな
し、取付座部4aと、この取付座部4aより略直角に折
り曲げられてシートフレーム6の側面側に配置される連
結部4bとを一体に有している。取付座部4aには取付
部9の取付孔10にそれぞれ対応して取付孔11が形成
され、連結部4bには枢軸5に対応して軸受用の孔12
が設けられている。そして、この取付ブラケット4は、
取付孔10と取付孔11を対応させた状態で、取付座部
4aを取付部9に接面させ、この後から、取付孔11を
通して取付孔10にボルト13をねじ込むことにより、
シートフレーム6に固定される。その後、取付ブラケッ
ト4の孔12に枢軸5を挿入させて係合させると、シー
トバック部2が前後方向に転倒可能に取り付けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の車両用シート装置構造では、取付部9がシート
フレーム6上の他の部分と特に区別されることなく平面
状に形成され、また取付ブラケット4が取付孔10と取
付孔11を対応させて、取付座部4aを取付部9に接面
させた状態で取り付けられている。このため、表皮材8
の切欠部8aが小さかったり、取付部9に対する位置が
ズレていたようなときには、ボルト13を取り付けると
きに表皮材側の切欠部8aの一部がボルト13によって
取付孔11内に噛み込んでしまう虞があり、注意をしな
がら組立を行わなければならない。また、表皮材8の端
部を取付ブラケット4の平面で取付部9に押さえ付ける
構造にしているので、その押さえた部分にしわ等が発生
し易い。そして、このような、噛み込みやしわの発生に
注意しながら作業をしなければならないので、作業性が
悪いと言う問題があった。
【0006】本発明の目的は、取付ブラケットをシート
フレームに簡単に取り付けて作業性できるとともに、外
観も向上できる構造にした車両用シート装置を提供する
ことにある。さらに、他の目的は、以下に説明する内容
の中で順次明らかにして行く。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、図1に例示する如く板状シートフレーム
26と、緩衝用クッションパッド7と、袋状の表皮材8
とを備え、クッションパッド7を被覆する表皮材8に切
欠部7a,8aを形成してシートフレーム26の一部を
露出させ、その露出された部分を取付部9に設定し、こ
の取付部9に対し取付ブラケット24を止め部材13に
より固定し、この取付ブラケット24を介して車体側に
取り付けられる車両用シート装置において、前記シート
フレーム24には取付部9を囲む部分に対応して凹部2
1を一体に形成しているとともに、取付ブラケット24
には凹部21内に差し込まれる係止部24cを一体に形
成しており、取付ブラケット24が、取付部9に密着さ
れると係止部24cが表皮材8側切欠部8aの対応する
端末部分8cを凹部21内に巻き込んで係止するように
したことを要部としている。
【0008】以上の構成によれば、取付部9に取付ブラ
ケット24を密着させると、表皮材8の切欠部8aの周
縁端末部分8cが取付ブラケット24の係止部24cに
より凹所21内に巻き込まれ、このとき切欠部8aの周
縁端末部分8cを自然に引いた状態になるのでしわの発
生が生じにくくなる。また、凹所21内に端末部分8c
が巻き込まれることによって、その周縁端末部分8c
は、従来のように取付部9と取付ブラケット24の間に
噛み込みこまれることもなくなり、この点からも作業性
が改善される。
【0009】
【発明の実施の形態】図1乃至図3は本発明に係る車両
用シート装置の取付部分における細部構造を示してお
り、図1は要部構造の縦断側面図、図2は要部構造の斜
視図、図3は要部構造の一部分解斜視図である。なお、
図1から図3に示す部分は図5乃至図7に示した部分に
代えて、図4に示した分割可倒式リヤシート装置に適用
できるものである。したがって、本発明は図4に示した
分割可倒式リヤシート装置に適用した場合として、図4
乃至図7に示した構造と対応する部材には同じ符号を付
して説明する。
【0010】図1から図3において、このシートバック
部2は、概略皿形をしたパンないしは板状シートフレー
ム26内にクッションパッド7を保持し、この外側を袋
状の表皮材8で被覆している。また、シートフレーム2
6の背面側には取付ブラケット24を固定する取付部9
が形成されている。この取付部9には、内面にネジを刻
設した取付孔10が形成されている。加えて、取付部9
の外側には、この取付部9を画成する状態にして、溝状
の凹部21が形成されている。この凹部21は、シート
フレーム26の下端面26a(図3参照)から側面26
b(図3参照)にわたって略L字状に連続して形成され
ている。
【0011】さらに、クッションパッド7は、図1に示
す如く取付部9に対応して一部7a(以下、この部分を
「切欠部7a」と言う)が切欠されている。同様に、こ
のクッションパッド7を覆っている表皮材8には、取付
部9に対応して一部8a(以下、この部分を「切欠部8
a」と言う)が切欠されており、この切欠部8aによっ
て、シートフレーム26側の取付部9が取付ブラケット
24と直に面接触可能に露出されている。なお、クッシ
ョンパッド7の切欠部7aは特に設けなくともよく、そ
の弾性によりボルト13に対して適宜に変形させて図1
の形状になるようにしてもよい。
【0012】一方、取付ブラケット24は、取付部9に
面接触される取付座部24aと、この取付座部24aよ
り略直角に折り曲げられてシートフレーム26の側面2
6b側に配置される連結部24bとを一体に有して、概
略L字状に形成されている。ここで、取付座部24aに
は、シートフレーム26側の取付部9における取付孔1
0にそれぞれ対応して取付孔11が形成されており、連
結部24bには枢軸5に対応して軸受用の孔12が形成
されている。また、取付座部24aの外周縁には、シー
トフレーム26側の凹部21に対応して、取付座部24
aよりシートフレーム26側に向かって略直角に折り曲
げられた部分24c(以下、この部分を「係止部24
c」と言う)が一体に形成されている。この係止部24
cは、取付ブラケット24を取付部9に取り付けたとき
に、凹部21に入り込むことができる状態になってい
る。
【0013】以下、以上の構造を採用した組み付け作業
を改善点とともに概説する。 、取付ブラケット24は、取付孔10と取付孔11を
対応させた状態にして位置出しされ、その状態で取付座
部24aを取付部9に当接し配置させると、係止部24
cが凹部21内に入り込む。このとき、凹部21と対応
している位置に配置されている表皮材側切欠部8aの周
縁端末部分8bは係止部24cと共に凹部21内に巻き
込まれるとともに、凹部21と係止部24cとの間に挟
み込まれて係止される。次いで、止め部材としてのボル
ト13を取付孔11を通して取付孔10にねじ込むと、
取付ブラケット24が表皮材8を押さえた状態で取付ブ
ラケット24をシートフレーム6に所定の面接触状態に
て確実に固定することができる。また、その後、取付ブ
ラケット24の孔12に枢軸5を挿入させて係合させる
と、シートバック部2が車体側に前後方向に転倒可能に
して取り付けられる。
【0014】、このような組み付け工程において、周
縁端末部分8bは所定の長さに設けられて、取付部9の
凹部21内に落ち込むように設計されているが、クッシ
ョンパッド7が弾性に富んでおり、またその切欠部7a
の大きさ等も材質から誤差が生じ易くなっているため、
凹部21の上を完全に覆って取付部9の一部まで達して
いることもある。しかし、本発明はそのような場合であ
っても、周縁端末部分8bが係止部24cによって凹部
21内に強制的に落ち込まされるので、取付部9上から
完全かつ確実に排除することができる。それにより、取
付座部24aは常に取付部9に面接触されるこことな
り、設計通りの密着状態が得られる(なお、この面接触
が設計通りに得られないと、軸受用孔12の軸心がズレ
で枢軸5をスムース挿入できなくなる)。これによっ
て、従来の如く取付ブラケット側とシートフレームの取
付部側との間に周縁端末部分8bの一部を不用意に巻き
込んだり、さらにその巻き込み部分をボルト等の止め部
材とともに噛み込んでしまうということが構造的になく
なる。 、また、この結果、従来の如く切欠部8aの周縁部分
におけるしわの発生や噛み込みの発生防止に注意をそそ
ぐこともなくなって作業性を向上できるとともに、外観
をより向上することができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
取付部に取付ブラケットを位置決め配置すると、表皮材
側切欠部の周縁端末部分が取付ブラケットの係止部によ
り凹所内に巻き込まれ、このとき切欠部の周縁部分を自
然に引いた状態になるのでしわの発生が防止できる。ま
た、凹所内に巻き込まれることによって切欠部の周縁部
分が、止め部材が取り付けられる部分より自然と逃がさ
れることになるので、止め部材を用いて取付ブラケット
を取り付けるときに、止め部材による表皮材の噛み込み
や取付ブラケットによるしわの発生等を無くすことがで
きる。この結果、表皮材の噛み込みやしわの発生等に注
意しながら作業を進めなくてもよいことから作業性を向
上でき、外観不良などもなくすることができる、等の効
果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用シート装置の要部構造を示
す縦断側面図である。
【図2】前記車両用シート装置の要部構造を示す斜視図
である。
【図3】前記車両用シート装置の要部構造を示す一部分
解斜視図である。
【図4】一般的なリヤシート装置例を示す斜視図であ
る。
【図5】従来のシート装置の要部構造を示す斜視図であ
る。
【図6】前記シート装置の要部構造を示す縦断側面図で
ある。
【図7】前記シート装置の要部構造を示す一部分解斜視
図である。
【符号の説明】
2 シートバック部 7 クッションパッド 8 表皮材 8a 切欠部 8b 周縁端末部分 9 取付部 10 取付孔 11 取付孔 13 ボルト(止め部材) 24 取付ブラケット 24c 係止部 26 シートフレーム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状シートフレームと、緩衝用クッショ
    ンパッドと、袋状の表皮材とを備え、前記クッションパ
    ッドを被覆する表皮材に切欠部を形成して前記シートフ
    レームの一部を露出させ、その露出された部分を取付部
    に設定し、前記取付部に対し取付ブラケットを止め部材
    により固定し、該取付ブラケットを介して車体側に取り
    付けられる車両用シート装置において、 前記シートフレームには前記取付部を囲む部分に対応し
    て凹部を一体に形成しているとともに、前記取付ブラケ
    ットには前記凹部内に差し込まれる係止部を一体に形成
    しており、 前記取付ブラケットが、前記取付部に密着されると前記
    係止部が前記表皮材側切欠部の対応する端末部分を前記
    凹部内に巻き込んで係止することを特徴とする車両用シ
    ート装置。
  2. 【請求項2】 前記取付ブラケットは略L形をなし、L
    形の一方側の先端部に前記係止部を形成している一方、
    L形の他方側が前記車体側より突出された枢軸に回転可
    能に取り付けられる請求項1に記載の車両用シート装
    置。
JP17541896A 1996-06-17 1996-06-17 車両用シート装置 Pending JPH10127A (ja)

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JP17541896A JPH10127A (ja) 1996-06-17 1996-06-17 車両用シート装置

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JP17541896A JPH10127A (ja) 1996-06-17 1996-06-17 車両用シート装置

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ID=15995758

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JP17541896A Pending JPH10127A (ja) 1996-06-17 1996-06-17 車両用シート装置

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JP (1) JPH10127A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6423085B1 (en) 1998-01-27 2002-07-23 The Regents Of The University Of California Biodegradable polymer coils for intraluminal implants

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6423085B1 (en) 1998-01-27 2002-07-23 The Regents Of The University Of California Biodegradable polymer coils for intraluminal implants

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