JPH0535740Y2 - - Google Patents

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JPH0535740Y2
JPH0535740Y2 JP9872888U JP9872888U JPH0535740Y2 JP H0535740 Y2 JPH0535740 Y2 JP H0535740Y2 JP 9872888 U JP9872888 U JP 9872888U JP 9872888 U JP9872888 U JP 9872888U JP H0535740 Y2 JPH0535740 Y2 JP H0535740Y2
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support
headrest
mounting hole
support mounting
cushion pad
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、車両用シートにおけるヘツドレス
ト取付部の構造に関する。
(従来の技術とその課題) 第5図は自動車の車室内に装備される車両用シ
ートの上部断面図である。同図に示すように、こ
の車両用シートは、ヘツドレスト差込式のもので
あつて、シートバツク1の上端にヘツドレスト2
の脚部2aを差し込むことにより、ヘツドレスト
2が取付けられるように構成されている。
すなわち、シートバツク1の内部に設けられる
シートバツクフレーム3の上部両側には、断面コ
字型のヘツドレストサポートブラケツト4がそれ
ぞれ取付けられる(同図において一方のみを示
す)とともに、その上下両片には、それぞれサポ
ート取付穴4a,4bが形成される。また、シー
トバツクフレーム3の外周に設けられるクツシヨ
ンパツド5には、上記サポート取付穴4aを外部
に連通させるためのサポート取付穴5aが形成さ
れる。更に、そのサポート取付穴5aの領域が露
出するようにしてクツシヨンパツド5の外周にク
ツシヨンカバー6が設けられる。
一方、上記サポート取付穴5a,4a,4bに
挿入される略筒状のヘツドレストサポート7は、
上端外周に鍔部7aが突設されるとともに、下端
外周に抜止部7bが形成される。このヘツドレス
トサポート7をサポート取付穴5a,4a,4b
に挿入し、鍔部7aでクツシヨンパツド5のサポ
ート取付穴5aの内周縁部上面を下方へ押付ける
ようにしながら、抜止部7bをヘツドレストサポ
ートブラケツト4のサポート取付穴4bの内周縁
部下面に係止させて、ヘツドレストサポート7が
取付けられる。そして、ヘツドレストサポート7
の筒穴にヘツドレスト2の脚部2aを嵌着してヘ
ツドレスト2が取付けられる。
ところで、このような車両用シートにおいて
は、通常ヘツドレストサポートブラケツト4のサ
ポート取付穴4a,4bの径がヘツドレストサポ
ート7の胴部外径よりも若干大きく寸法設定され
ているため、車両用シート1に取付けられたヘツ
ドレスト2にがたつきが発生するおそれがある。
このため、従来のヘツドレスト取付部の構造で
は、クツシヨンパツド5の上部厚み寸法lを大き
く設定し、ヘツドレストサポート7をサポート取
付穴5a,4a,4bへ挿入する際に、鍔部7a
でクツシヨンパツド5を下方へ強く押し込むよう
にして抜止部7bをヘツドレストサポートブラケ
ツト4の下面に係止させ、クツシヨンパツド5の
弾性復元力を利用してヘツドレストサポート7の
がたつきを防止するようにしている。しかしなが
ら、このような構造では、クツシヨンパツド5の
ヘツドレストサポート7の周辺部における沈み込
み量が大きいため、第6図に示すように、クツシ
ヨンカバー6のヘツドレストサポート7周辺部に
しわ8が発生して、美観が損なわれるという問題
があつた。
一方、第7図に示すように、クツシヨンパツド
5のサポート取付穴5aの内周縁部に高強度のチ
ツプウレタン9をリング状にインサートしてヘツ
ドレストサポート7をチツプウレタン9により堅
固に固定するような構造が提案されているが、こ
のような構造では、チツプウレタン9を別途設け
る必要があるため、コストの増大を来たすという
問題が生じる。
(考案の目的) この考案は、上記従来技術の問題を解消するた
めになされたもので、ヘツドレスのがたつき防止
を美観を損なうことなく、しかも低コストで実現
できる車両用シートにおけるヘツドレスト取付部
の構造を提供することを目的とする。
(目的を達成するための手段) この考案は、第1のサポート取付穴の設けられ
たヘツドレストサポートブラケツトをシートバツ
クフレームに取付けるとともに、第2のサポート
取付穴を有するクツシヨンパツドを第2のサポー
ト取付穴が前記第1のサポート取付穴に連通する
ようにして前記シートバツクフレームの外周に設
け、前記第2および第1のサポート取付穴に略筒
状のヘツドレストサポートを挿入配置して、前記
ヘツドレストサポートの筒穴にヘツドレストの脚
部を嵌着した車両用シートにおけるヘツドレスト
取付部の構造であつて、上記目的を達成するた
め、前記第2のサポート取付穴を閉塞するパツド
膜を前記クツシヨンパツドに一体的に形成し、前
記ヘツドレストサポートを前記第2のサポート取
付穴に挿入することによつて破断された前記パツ
ド膜の破断片を前記ヘツドレストサポートの外周
面と前記第1のサポート取付穴との間に介在させ
ている。
(実施例) 第1図はこの考案の一実施例であるヘツドレス
ト取付部の構造が適用された車両用シート10の
上部斜視図、第2図は第1図の−線断面図、
第3図はシートバツクフレーム13を示す斜視図
である。これらの図に示すように、この車両用シ
ート10は、そのシートバツク11の上端にヘツ
ドレスト12の脚部12a,12aを差し込むこ
とによりヘツドレスト12が取付けられるヘツド
レスト差込タイプのものである。
シートバツク11の内部に設けられるシートバ
ツクフレーム13は、シートバツク11の形状に
合わせて仕上げられており、その外枠上部の両側
領域にそれぞれヘツドレストサポートブラケツト
14,14が設けられる。ヘツドレストサポート
ブラケツト14は断面略コ字型のボツクス状に形
成されたブラケツト本体の上下両片に相互に対向
するように第1のサポート取付穴14a,14b
が形成される。また、シートバツクフレーム13
の外周に設けられるクツシヨンパツド15には、
上記第1のサポート取付穴14aと対応して第2
のサポート取付穴15aが形成されており、ヘツ
ドレストサポート17が取付られる前には、第4
図に示すように、第2のサポート取付穴15aを
閉成するようにパツド膜20がクツシヨンパツド
15に一体的に形成されている。更に、サポート
取付穴15aが露出するようにしてクツシヨンパ
ツド15の外周にクツシヨンカバー16が設けら
れる。
一方、略筒状のヘツドレストサポート17は、
その上部外周に鍔部17aが突設される一方、胴
部下側が長手方向に沿つて延びるスリツトにより
分割されて、先端に抜止部17bの設けられた可
撓性係止片17cが複数形成される。このヘツド
レストサポート17の取付けは、第4図に示すよ
うに、ヘツドレストサポート17を上記サポート
取付穴15a,14a,14bに上方より挿入す
ることにより行なう。これにより、まずヘツドレ
ストサポート17がパツド膜20を突き破り、つ
づいて係止片17cが内側に撓んでサポート取付
穴14a,14bをくぐり抜けた後弾性復元して
抜止部17bがサポート取付穴14bの内周縁部
下面に係止される一方、鍔部17aが、クツシヨ
ンパツド15をわずかに下方へ押し込むようにし
てサポート取付穴15aの内周縁部上面に係止さ
れる。この場合、突き破かれたパツド膜20の破
断片20a(第2図)がヘツドレストサポート1
7の挿入に追随してサポート取付穴14a内に引
き込まれ、その破断片20aがヘツドレストサポ
ート17の胴部とヘツドレストサポートブラケツ
ト14のサポート取付穴14aの内周端面との隙
間に食い込む。
このようにしてヘツドレストサポート17が取
付けられた後、ヘツドレスト12が、その脚部1
2a,12aをヘツドレストサポート17の筒穴
内にそれぞれ嵌着して取付けられる。
このヘツドレスト取付部の構造によれば、クツ
シヨンパツド15のサポート取付穴15aにパツ
ド膜20を一体的に形成し、ヘツドレストサポー
ト17をサポート取付穴15aに挿入することに
よつて破断されたパツド膜20の破断片20aが
ヘツドレストサポート17の胴部外周面とサポー
ト取付穴14aの内周端面との隙間に介在される
ように構成しているため、ヘツドレストサポート
17とヘツドレストサポートブラケツト14との
間のがたつきがなくなる。したがつて、上記第5
図に示す従来例のようにクツシヨンパツド5の上
部厚さ寸法lを大きく設定する必要がなくなり、
第6図の従来例にみられたようなクツシヨンパツ
ドカバー6におけるしわ9の発生も防止されて美
観に優れる。また、パツド膜20をクツシヨンパ
ツド15に一体的に形成しているため、ヘツドレ
ストのがたつき防止のための専用の部材を別途設
ける必要もなく、コスト増を来たすようなことも
ない。
(考案の効果) この考案の車両用シートにおけるヘツドレスト
取付部の構造によれば、クツシヨンパツドの第2
のサポート取付穴にパツド膜を一体的に形成し、
ヘツドレストサポートを第2のサポート取付穴に
挿入することによつて破断されたパツド膜の破断
片がヘツドレストサポートと第1のサポート取付
穴との隙間に介在されるように構成しているた
め、ヘツドレストのがたつき防止を美観を損うこ
となくしかも低コストで実現できるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例であるヘツドレス
ト取付部の構造が適用された車両用シートの上部
を示す斜視図、第2図は第1図の−線断面
図、第3図はその構造に適用されたシートバツク
フレームを示す斜視図、第4図はその構造の組付
を説明する断面図、第5図は従来の車両用シート
におけるヘツドレスト取付部の構造を示す断面
図、第6図はその課題を説明する図、第7図は提
案例である車両用シートにおけるヘツドレスト取
付部の構造を示す断面図である。 10……車両用シート、12……ヘツドレス
ト、12a……脚部、13……シートバツクフレ
ーム、14……ヘツドレストサポートブラケツ
ト、14a……第1のサポート取付穴、15……
クツシヨンパツド、15a……第2のサポート取
付穴、17……ヘツドレストサポート、20……
パツド膜、20a……破断片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 第1のサポート取付穴の設けられたヘツドレス
    トサポートブラケツトをシートバツクフレームに
    取付けるとともに、第2のサポート取付穴を有す
    るクツシヨンパツドを第2のサポート取付穴が前
    記第1のサポート取付穴に連通するようにして前
    記シートバツクフレームの外周に設け、前記第2
    および第1のサポート取付穴に略筒状のヘツドレ
    ストサポートを挿入配置して、前記ヘツドレスト
    サポートの筒穴にヘツドレストの脚部を嵌着した
    車両用シートにおいて、 前記第2のサポート取付穴を閉塞するパツド膜
    を前記クツシヨンパツドに一体的に形成し、前記
    ヘツドレストサポートを前記第2のサポート取付
    穴に挿入することによつて破断された前記パツド
    膜の破断片を前記ヘツドレストサポートの外周面
    と前記第1のサポート取付穴との間に介在させた
    ことを特徴とするヘツドレスト取付部の構造。
JP9872888U 1988-07-25 1988-07-25 Expired - Lifetime JPH0535740Y2 (ja)

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JP9872888U JPH0535740Y2 (ja) 1988-07-25 1988-07-25

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JPH0219345U JPH0219345U (ja) 1990-02-08
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