JPH10127963A - 接着剤を用いたシートの製造方法 - Google Patents
接着剤を用いたシートの製造方法Info
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- JPH10127963A JPH10127963A JP30567696A JP30567696A JPH10127963A JP H10127963 A JPH10127963 A JP H10127963A JP 30567696 A JP30567696 A JP 30567696A JP 30567696 A JP30567696 A JP 30567696A JP H10127963 A JPH10127963 A JP H10127963A
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- Japan
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- adhesive
- cushion pad
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の目的は、接着工程における成
形サイクルを短縮できると共に、スチームによる加熱に
おける結露水を減少できる接着剤を用いたシートの製造
方法の提供にある。 【解決手段】 表皮HとクッションパッドPとを接着
剤により互いに接着させてなるシートの製造方法におい
て、クッションパッドPと表皮H間に介在した接着剤を
加熱型41によって加熱するときに、加熱型41にスチ
ームと同時に圧縮空気を導入させて表皮Hとクッション
パッドPに介在する接着剤を活性化させて表皮とクッシ
ョンパッドを接合する。
形サイクルを短縮できると共に、スチームによる加熱に
おける結露水を減少できる接着剤を用いたシートの製造
方法の提供にある。 【解決手段】 表皮HとクッションパッドPとを接着
剤により互いに接着させてなるシートの製造方法におい
て、クッションパッドPと表皮H間に介在した接着剤を
加熱型41によって加熱するときに、加熱型41にスチ
ームと同時に圧縮空気を導入させて表皮Hとクッション
パッドPに介在する接着剤を活性化させて表皮とクッシ
ョンパッドを接合する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用シート等の製
造方法に係り、クッションパッドと表皮とを接着剤によ
って一体化した接着剤を用いたシートの製造方法に関す
る。
造方法に係り、クッションパッドと表皮とを接着剤によ
って一体化した接着剤を用いたシートの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、接着剤を用いたシートにおい
ては、上下型の間に表皮及びクッションパッドを配置し
て、接着剤をこれら表皮及びクッションパッドの間に介
在させて一体に接合している。そして接着剤としては接
着フィルム状のホットメルト型接着剤、反応型接着剤等
を用いていた。
ては、上下型の間に表皮及びクッションパッドを配置し
て、接着剤をこれら表皮及びクッションパッドの間に介
在させて一体に接合している。そして接着剤としては接
着フィルム状のホットメルト型接着剤、反応型接着剤等
を用いていた。
【0003】このような接着剤は予め表皮或いはクッシ
ョンパッドに塗布しており、表皮及びクッションパッド
を接着剤を介して当接させて、スチーム等による加熱を
行い接着剤を活性化させて、表皮とクッションパッドと
を接着していた。
ョンパッドに塗布しており、表皮及びクッションパッド
を接着剤を介して当接させて、スチーム等による加熱を
行い接着剤を活性化させて、表皮とクッションパッドと
を接着していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしスチームによる
加熱においては、接着剤が活性化するために所定の時間
を要しており、表皮とクッションパッドとの接合時間、
成形サイクル等において効率化の要請があった。またス
チームによる加熱の場合には、スチームの結露水が金型
のスチーム吹き出し口から漏れて、表皮やクッションパ
ッドを濡らすという不都合もあった。さらにスチームに
よる加熱する時間が長いため、モケット・トリコット等
の起毛タイプの表皮においては、起毛倒れ等の不都合が
生じていた。
加熱においては、接着剤が活性化するために所定の時間
を要しており、表皮とクッションパッドとの接合時間、
成形サイクル等において効率化の要請があった。またス
チームによる加熱の場合には、スチームの結露水が金型
のスチーム吹き出し口から漏れて、表皮やクッションパ
ッドを濡らすという不都合もあった。さらにスチームに
よる加熱する時間が長いため、モケット・トリコット等
の起毛タイプの表皮においては、起毛倒れ等の不都合が
生じていた。
【0005】本発明の目的は、接着工程における成形サ
イクルを短縮できると共に、スチームによる加熱におけ
る結露水を減少できる接着剤を用いたシートの製造方法
の提供にある。
イクルを短縮できると共に、スチームによる加熱におけ
る結露水を減少できる接着剤を用いたシートの製造方法
の提供にある。
【0006】本発明の他の目的は、モケット・トリコッ
ト等の起毛タイプの表皮であっても、起毛倒れを減少さ
せることのできる接着剤を用いたシートの製造方法の提
供にある。
ト等の起毛タイプの表皮であっても、起毛倒れを減少さ
せることのできる接着剤を用いたシートの製造方法の提
供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明に係る接着剤を
用いたシートの製造方法は、表皮とクッションパッドと
を接着剤により互いに接着させてなるシートの製造方法
において、クッションパッドと表皮間に介在した接着剤
を加熱型によって加熱するときに、加熱型にスチームと
同時に圧縮空気を導入させて表皮とクッションパッドに
介在する接着剤を活性化させて表皮とクッションパッド
を接合してなることを特徴とする。
用いたシートの製造方法は、表皮とクッションパッドと
を接着剤により互いに接着させてなるシートの製造方法
において、クッションパッドと表皮間に介在した接着剤
を加熱型によって加熱するときに、加熱型にスチームと
同時に圧縮空気を導入させて表皮とクッションパッドに
介在する接着剤を活性化させて表皮とクッションパッド
を接合してなることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】シートを製造するときの方法とし
て、本例では、クッションパッドPに接着剤Aを塗布す
る塗布工程と、接着剤Aを塗布したクッションパッドP
の上に表皮Hを被覆する工程と、クッションパッドPの
接着剤塗布面を表皮の上から加熱型によって加熱する加
熱工程と、加熱工程と共に或いは加熱工程の後で圧着型
によって表皮HとクッションパッドP側へ加圧して接合
する工程を備えている。
て、本例では、クッションパッドPに接着剤Aを塗布す
る塗布工程と、接着剤Aを塗布したクッションパッドP
の上に表皮Hを被覆する工程と、クッションパッドPの
接着剤塗布面を表皮の上から加熱型によって加熱する加
熱工程と、加熱工程と共に或いは加熱工程の後で圧着型
によって表皮HとクッションパッドP側へ加圧して接合
する工程を備えている。
【0009】本例におけるクッションパッドPに接着剤
Aを塗布する塗布工程は、図1で示すように、溶融した
反応型ホットメルトの接着剤Aを、専用のスプレーガン
GでクッションパッドPにおける表皮Hの接合面11に
均一に塗布する。
Aを塗布する塗布工程は、図1で示すように、溶融した
反応型ホットメルトの接着剤Aを、専用のスプレーガン
GでクッションパッドPにおける表皮Hの接合面11に
均一に塗布する。
【0010】このようにクッションパッドPに反応型ホ
ットメルト接着剤Aを塗布すると、塗布後すぐに接着剤
Aが冷却固化するため、搬送等が可能となる。
ットメルト接着剤Aを塗布すると、塗布後すぐに接着剤
Aが冷却固化するため、搬送等が可能となる。
【0011】次に、上記のようにしてクッションパッド
Pに接着剤Aを塗布する塗布工程の後で、クッションパ
ッドPに表皮Hを被覆する。そしてクッションパッドP
の接着剤塗布面を表皮の上から加熱型によって加熱する
加熱工程を行う。つまり表皮HとクッションパッドPと
の間に介在する接着剤を加熱する。
Pに接着剤Aを塗布する塗布工程の後で、クッションパ
ッドPに表皮Hを被覆する。そしてクッションパッドP
の接着剤塗布面を表皮の上から加熱型によって加熱する
加熱工程を行う。つまり表皮HとクッションパッドPと
の間に介在する接着剤を加熱する。
【0012】本例の加熱型41は、上下方向(図2)に
可動可能に構成された中空箱体をしており、この加熱型
41の型面42は、図2で示すように、シートSの表面
形状(クッションパッドPの形状)に沿う型面形状をし
ており、この型面42には複数の貫通孔43が形成され
ている。また加熱型41の所定位置には、連結管44,
45が取着されており、この連結管44から加熱型41
へスチームが導入されるように構成されており、連結管
45から加熱型へ圧縮空気が導入されるように構成され
ている。
可動可能に構成された中空箱体をしており、この加熱型
41の型面42は、図2で示すように、シートSの表面
形状(クッションパッドPの形状)に沿う型面形状をし
ており、この型面42には複数の貫通孔43が形成され
ている。また加熱型41の所定位置には、連結管44,
45が取着されており、この連結管44から加熱型41
へスチームが導入されるように構成されており、連結管
45から加熱型へ圧縮空気が導入されるように構成され
ている。
【0013】そして、図2で示すように、加熱型41に
はスチームと圧縮空気を同時に型内に導入する。スチー
ムと圧縮空気は圧力1〜3kg/cm2 で注入する。こ
れによりクッションパッドPに塗布した反応型ホットメ
ルト接着剤Aを再活性化させ溶融させ、クッションパッ
ドP側へ所定の圧力で付勢する。
はスチームと圧縮空気を同時に型内に導入する。スチー
ムと圧縮空気は圧力1〜3kg/cm2 で注入する。こ
れによりクッションパッドPに塗布した反応型ホットメ
ルト接着剤Aを再活性化させ溶融させ、クッションパッ
ドP側へ所定の圧力で付勢する。
【0014】以上のように、接着剤の活性化時間が図3
で示すようにスチームのみの場合に比して、短くなる。
このように接着剤の活性化時間がが短縮できるので、成
形サイクルが向上する。また加熱時間が短くなるため、
起毛倒れが減少する。さらに圧縮空気が導入されること
により、スチームだけのときと異なり結露水が減少す
る。
で示すようにスチームのみの場合に比して、短くなる。
このように接着剤の活性化時間がが短縮できるので、成
形サイクルが向上する。また加熱時間が短くなるため、
起毛倒れが減少する。さらに圧縮空気が導入されること
により、スチームだけのときと異なり結露水が減少す
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を
限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。
明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を
限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。
【0017】図1乃至図3は本発明方法に係る一実施例
を示すものであり、図1はクッションパッドに接着剤を
塗布する状態を示す説明図、図2は加熱状態を示す説明
図、図3は加熱における接着剤の活性化状態を示すグラ
フ図である。本例におけるシートは車両用座席シートを
例にして説明する。
を示すものであり、図1はクッションパッドに接着剤を
塗布する状態を示す説明図、図2は加熱状態を示す説明
図、図3は加熱における接着剤の活性化状態を示すグラ
フ図である。本例におけるシートは車両用座席シートを
例にして説明する。
【0018】このシートSは表皮Hと、クッションパッ
ドPとを備えており、表皮Hは縫製等により予め所定形
状に形成されており、クッションパッドPは上記表皮H
によって被覆されている。そしてクッションパッドPと
表皮Hとは、接着剤Aによって一体に接合して形成され
ている。なお本例では表皮Hは予め所定形状に成形した
ものを使用しているが、これにに限らず成形されていな
い表皮を用いることが出来る。
ドPとを備えており、表皮Hは縫製等により予め所定形
状に形成されており、クッションパッドPは上記表皮H
によって被覆されている。そしてクッションパッドPと
表皮Hとは、接着剤Aによって一体に接合して形成され
ている。なお本例では表皮Hは予め所定形状に成形した
ものを使用しているが、これにに限らず成形されていな
い表皮を用いることが出来る。
【0019】本例における接着剤Aを用いたシートSの
製造方法は次の工程を備えている。クッションパッドP
に接着剤Aを塗布する塗布工程と、接着剤Aを塗布した
クッションパッドPの上に表皮Hを被覆する工程と、ク
ッションパッドPの接着剤塗布面を表皮の上から加熱型
によって加熱する加熱工程と、加熱工程と共に或いは加
熱工程の後で圧着型によって表皮Hとクッションパッド
P側へ加圧して接合する工程である。
製造方法は次の工程を備えている。クッションパッドP
に接着剤Aを塗布する塗布工程と、接着剤Aを塗布した
クッションパッドPの上に表皮Hを被覆する工程と、ク
ッションパッドPの接着剤塗布面を表皮の上から加熱型
によって加熱する加熱工程と、加熱工程と共に或いは加
熱工程の後で圧着型によって表皮Hとクッションパッド
P側へ加圧して接合する工程である。
【0020】本例におけるクッションパッドPに接着剤
Aを塗布する塗布工程は、図1で示すように、溶融した
反応型ホットメルトの接着剤Aを、専用のスプレーガン
GでクッションパッドPにおける表皮Hの接合面11に
均一に塗布する。なお本例ではスプレーガンGで接着剤
を塗布しているがフィルム状の接着剤を用いることもで
きる。
Aを塗布する塗布工程は、図1で示すように、溶融した
反応型ホットメルトの接着剤Aを、専用のスプレーガン
GでクッションパッドPにおける表皮Hの接合面11に
均一に塗布する。なお本例ではスプレーガンGで接着剤
を塗布しているがフィルム状の接着剤を用いることもで
きる。
【0021】本例で用いる反応型ホットメルト接着剤A
としては、例えばホットメルト接着中に活性二重結合を
有して、紫外線,電子線等によって硬化するもの、エポ
キシ基及び潜在性硬化材を有して熱硬化するもの、NC
O基,Si(OR)3 基を有して水分によって硬化する
もの、SH基及び金属酸化物触媒を有し酸素によって硬
化するもの、その他のものを挙げることができ、特にウ
レタン系の湿式硬化形の接着剤Aが好ましい。具体的に
は、ポリエステル系イソシアネートプレポリマーを主成
分とする湿気硬化型ホットメルト接着剤Aであり、上市
されているものを用いることができる。
としては、例えばホットメルト接着中に活性二重結合を
有して、紫外線,電子線等によって硬化するもの、エポ
キシ基及び潜在性硬化材を有して熱硬化するもの、NC
O基,Si(OR)3 基を有して水分によって硬化する
もの、SH基及び金属酸化物触媒を有し酸素によって硬
化するもの、その他のものを挙げることができ、特にウ
レタン系の湿式硬化形の接着剤Aが好ましい。具体的に
は、ポリエステル系イソシアネートプレポリマーを主成
分とする湿気硬化型ホットメルト接着剤Aであり、上市
されているものを用いることができる。
【0022】このようにクッションパッドPに反応型ホ
ットメルト接着剤Aを塗布すると、塗布後すぐに接着剤
Aが冷却固化するため、搬送等が可能となる。また、接
着剤Aの塗布については、クッションパッドPの全面に
塗布する必要はなく、クッションパッドPの逆R(アー
ル)部(即ち凹部)のみへ塗布するだけでも良い。
ットメルト接着剤Aを塗布すると、塗布後すぐに接着剤
Aが冷却固化するため、搬送等が可能となる。また、接
着剤Aの塗布については、クッションパッドPの全面に
塗布する必要はなく、クッションパッドPの逆R(アー
ル)部(即ち凹部)のみへ塗布するだけでも良い。
【0023】次に、上記のようにしてクッションパッド
Pに接着剤Aを塗布する塗布工程の後で、クッションパ
ッドPに表皮Hを被覆する。そしてクッションパッドP
の接着剤塗布面を表皮の上から加熱型によって加熱する
加熱工程を行う。つまり表皮HとクッションパッドPと
の間に介在する接着剤を加熱する。
Pに接着剤Aを塗布する塗布工程の後で、クッションパ
ッドPに表皮Hを被覆する。そしてクッションパッドP
の接着剤塗布面を表皮の上から加熱型によって加熱する
加熱工程を行う。つまり表皮HとクッションパッドPと
の間に介在する接着剤を加熱する。
【0024】本例の加熱型41は、上下方向(図2)に
可動可能に構成された中空箱体をしており、この加熱型
41の型面42は、図2で示すように、シートSの表面
形状(クッションパッドPの形状)に沿う型面形状をし
ており、この型面42には複数の貫通孔43が形成され
ている。また加熱型41の所定位置には、連結管44,
45が取着されており、この連結管44から加熱型41
へスチームが導入されるように構成されており、連結管
45から加熱型へ圧縮空気が導入されるように構成され
ている。
可動可能に構成された中空箱体をしており、この加熱型
41の型面42は、図2で示すように、シートSの表面
形状(クッションパッドPの形状)に沿う型面形状をし
ており、この型面42には複数の貫通孔43が形成され
ている。また加熱型41の所定位置には、連結管44,
45が取着されており、この連結管44から加熱型41
へスチームが導入されるように構成されており、連結管
45から加熱型へ圧縮空気が導入されるように構成され
ている。
【0025】そして、図2で示すように、加熱型にはス
チームと圧縮空気を同時に加熱型内に導入する。スチー
ムと圧縮空気は圧力1〜3kg/cm2 で注入する。い
わゆるエアーブローの併用となる。これによりクッショ
ンパッドPに塗布した反応型ホットメルト接着剤Aを再
活性化させ溶融させることができる。このようにして反
応型ホットメルト接着剤Aを溶融させ、クッションパッ
ドP側へ所定の圧力で付勢する。
チームと圧縮空気を同時に加熱型内に導入する。スチー
ムと圧縮空気は圧力1〜3kg/cm2 で注入する。い
わゆるエアーブローの併用となる。これによりクッショ
ンパッドPに塗布した反応型ホットメルト接着剤Aを再
活性化させ溶融させることができる。このようにして反
応型ホットメルト接着剤Aを溶融させ、クッションパッ
ドP側へ所定の圧力で付勢する。
【0026】以上のように、接着剤の活性化時間が図3
で示すようにスチームのみの場合に比して、短くなる。
このように接着剤の活性化時間が短縮できるので、成形
サイクルが向上する。また加熱時間が短くなるため、起
毛倒れが減少する。さらに圧縮空気が導入されることに
より、スチームだけのときと異なり結露水が減少する。
で示すようにスチームのみの場合に比して、短くなる。
このように接着剤の活性化時間が短縮できるので、成形
サイクルが向上する。また加熱時間が短くなるため、起
毛倒れが減少する。さらに圧縮空気が導入されることに
より、スチームだけのときと異なり結露水が減少する。
【0027】本例では上記加熱型により同時に表皮H側
からクッションパッドPを押圧しているが、加熱と押圧
を別工程で行って、押圧を冷却工程と共に行っても良
い。
からクッションパッドPを押圧しているが、加熱と押圧
を別工程で行って、押圧を冷却工程と共に行っても良
い。
【0028】次に、接合された表皮H及びクッションパ
ッドPを取り外し、図示しないシートフレームに組み付
け、表皮Hの端末処理をする。
ッドPを取り外し、図示しないシートフレームに組み付
け、表皮Hの端末処理をする。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、表皮と
クッションパッドの接着工程における成形サイクルを短
縮できると共に、スチームによる結露水を減少すること
のできる接着剤を用いたシートの製造方法を提供でき
る。またモケット・トリコット等の起毛タイプの表皮で
あっても、起毛倒れを減少させることのできる。
クッションパッドの接着工程における成形サイクルを短
縮できると共に、スチームによる結露水を減少すること
のできる接着剤を用いたシートの製造方法を提供でき
る。またモケット・トリコット等の起毛タイプの表皮で
あっても、起毛倒れを減少させることのできる。
【図1】クッションパッドに接着剤を塗布する状態を示
す説明図である。
す説明図である。
【図2】加熱状態を示す説明図である。
【図3】加熱における接着剤の活性化状態を示すグラフ
図である。
図である。
11 接合面 42 型面 43 貫通孔 44,45 連結管 A 反応型ホットメルト接着剤 G スプレーガン H 表皮 P クッションパッド S シート
Claims (1)
- 【請求項1】 表皮とクッションパッドとを接着剤によ
り互いに接着させてなるシートの製造方法において、ク
ッションパッドと表皮間に介在した接着剤を加熱型によ
って加熱するときに、加熱型にスチームと同時に圧縮空
気を導入させて表皮とクッションパッドに介在する接着
剤を活性化させて表皮とクッションパッドを接合してな
ることを特徴とする接着剤を用いたシートの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30567696A JPH10127963A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 接着剤を用いたシートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30567696A JPH10127963A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 接着剤を用いたシートの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10127963A true JPH10127963A (ja) | 1998-05-19 |
Family
ID=17948020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30567696A Pending JPH10127963A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 接着剤を用いたシートの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10127963A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007325017A (ja) * | 2006-06-01 | 2007-12-13 | Pioneer Electronic Corp | スピーカの製造方法 |
-
1996
- 1996-10-31 JP JP30567696A patent/JPH10127963A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007325017A (ja) * | 2006-06-01 | 2007-12-13 | Pioneer Electronic Corp | スピーカの製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050727 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050802 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20051213 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |