JPH1052580A - シートのトリムカバー接着型構造 - Google Patents

シートのトリムカバー接着型構造

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Publication number
JPH1052580A
JPH1052580A JP22733496A JP22733496A JPH1052580A JP H1052580 A JPH1052580 A JP H1052580A JP 22733496 A JP22733496 A JP 22733496A JP 22733496 A JP22733496 A JP 22733496A JP H1052580 A JPH1052580 A JP H1052580A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trim cover
pad
hot air
time
lower mold
Prior art date
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Pending
Application number
JP22733496A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Makino
博行 牧野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tachi S Co Ltd
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tachi S Co Ltd filed Critical Tachi S Co Ltd
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Publication of JPH1052580A publication Critical patent/JPH1052580A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】トリムカバーをパッドに接着する接着型におい
て、トリムカバーのパッドに対する接着時間を短縮させ
ることである。 【構成】トリムカバー(C)をセットする下型(2)
に、多数の熱風送風口(50)…を設けたことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用シート(座
席)などの車両用シートにおけるトリムカバーを発泡体
製パッドに加圧して熱硬化性接着剤で接着する接着型に
関する。
【0002】
【従来の技術】発泡体製のパッドを上型に固定し、下型
にトリムカバーを裏返して載置し、上型を下型方向に下
降させて上型のパッドをトリムカバーに加圧して接着す
る従来の接着型には、短時間でトリムカバーを接着でき
るように加熱装置を設けたものである。これは、トリム
カバーを載置する下型内にヒーターを埋設して下型を加
熱することにより、パッドを接着後、その接着剤を硬化
するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、下型には、
例えば、パッドの着座面に設けた凹溝内にトリムカバー
の一部を喰い込ませて接着するために、下型の加圧面
に、前記凹溝内に挿入する突条などの突起を有するもの
がある。
【0004】斯様に下型の加圧面に突起等を有するもの
においては、下型の突起のヒーターによる加熱温度が他
の加圧面に対して低い。そのため、前記接着完了までの
時間が長くなり、トリムカバーのパッドに対する接着効
率が悪い不具合があった。
【0005】なお、斯様な欠点は下型の突起の加熱温度
を高く設定することにより解消されるが、突起の加熱温
度を高く設定すると、突起以外の部分の加圧面が高温に
なりトリムカバーを損傷する欠陥がある。
【0006】そこで、本発明はトリムカバーを損傷せず
に速やかにトリムカバーをパッドに接着完了できるよう
にすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本発明に係るシートのトリムカバー接着型構造は、
トリムカバーを裏返して載置する下型に多数の熱風送風
口を設けたことを特徴とするものである。この多数の熱
風送風口は下型の加圧面に設けた凸条などの突起に設け
るものが望ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。図中(C)はトリムカバーで、
下型(2)の加圧面に裏返して載置され、下型(2)は
支持台(3)上に固定されている。図示するトリムカバ
ー(C)は表皮(C3)と、ウレタンフォームのスラブ
材製ワディング(C2)と不織布などからなるワディン
グカバー(C1)の積層体で多数の所定形状に裁断され
て身頃、額縁などが縫糸(C4)によって接ぎ合わされ
て袋状に縫製されている。
【0009】このトリムカバー(C)における接ぎ合わ
せ部分(C′)がシートの略外形形状にモールド加工し
た発泡体製のパッド(P)における着座面に設けた凹溝
(P1)内に嵌入されて接着剤により接着される。
【0010】以上のトリムカバー(C)の裏面側に、図
2に示すように、パッド(P)の着座面がパッド(P)
を固定した上型(7)の下降により加圧されて図3に示
すように接着剤(8)によって接着される。図中(7
0)は上型(7)に設けたパッド(P)固定部を示す。
【0011】下型(2)の加圧面の形状は、パッド
(P)の着座面の形状に一致するように形成され、下型
(2)の加圧面には凸条(3)が上向きに突設され、こ
の凸条(3)がトリムカバー(C)の接ぎ合わせ部分
(C′)に嵌入することにより、トリムカバー(C)は
下型(2)に位置決めされてセットされる。
【0012】以上の下型(2)の凸条(3)内には凸条
(3)の長手方向に沿って熱風送風部(4)が形成さ
れ、この熱風送風部(4)に連通管(90)を介して熱
風発生機(9)が接続されている。
【0013】そして、熱風送風部(4)には所定の間隔
をあけて多数の通風部(5)…が上向きに接続され、こ
の通風部(5)…の凸条(3)の頂部から外部に熱風が
吹き出す部分を熱風送風口(50)…とする。
【0014】下型(2)の凸条以外の加圧面における下
方にはヒーター(6)(6)が埋設されて、下型(2)
の加圧面を加熱するように形成されている。
【0015】なお、ヒーター(6)の代わりに、下型
(2)の凸条(3)以外の加圧面における下方に、前記
熱風送風部(4)と通風部(5)を設けて加圧面全体か
ら熱風が放散するようにするも任意である。
【0016】次に、前記下型(2)と上型(7)を使用
してトリムカバー(C)をパッド(P)に接着する方法
を説明する。パッド(P)を上型(7)に着座面を下向
きに固定し、トリムカバー(C)を裏返して表面側を下
型(2)に向けてセットする。その際、トリムカバー
(C)の接ぎ合わせ部分(C′)を下型(2)の凸条
(3)に嵌合する。これにより、トリムカバー(C)は
下型(2)の所定位置に位置決めされる。
【0017】次に、トリムカバー(C)の裏面側又はパ
ッド(P)の着座面側に、熱硬化性接着剤(8)を塗布
する。然る後、上型(7)を下降させてパッド(P)を
トリムカバー(C)に加圧すると、パッド(P)の凹溝
(P1)内にトリムカバー(C)の接ぎ合わせ部分
(C′)が嵌入して、パッド(P)の着座面全体にトリ
ムカバー(C)が接着される。
【0018】以上のパッド(P)の圧着時、又は、トリ
ムカバー(C)を下型(2)にセットしたセット時に、
熱風発生機(9)からの熱風を各熱風送風口(50)…
送風する。
【0019】この熱風によって接着剤(8)の硬化が促
進されると共に接着剤の活性が早くなる。そのため、ト
リムカバー(C)のパッド(P)に対する接着時間が短
縮されると共にトリムカバー(C)の接ぎ合わせ部分
(C′)と、他の部分が略同一時間内に乾燥される。な
お、ヒーター(6)は常に下型(2)を加熱するように
構成されている。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、トリムカバーをセット
する下型にヒーターを設けてトリムカバー接着用の接着
剤を乾燥させて接着する従来品に比べ、接着時間を大幅
に短縮でき、その作業性を向上させることができる。
【0021】また、トリムカバーの接ぎ合わせ部分に対
応する下型の凸条に、多数の熱風送風口を設けることに
より、トリムカバーにおける長い接着時間を要する接ぎ
合わせ部分と、他の部分との接着時間を略同一にするこ
とができ、接着時間を短縮できるし、トリムカバーの高
温加熱による品質の損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部を示す斜視図である。
【図2】接着状態を示す断面図である。
【図3】図2のA部の拡大図である。
【符号の説明】
C トリムカバー P パッド 2 下型 7 上型 50 熱風送風口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを構成するパッドを上型に下向き
    に固定して、下型に裏返して載置したトリムカバーを加
    圧して熱硬化性接着剤で接着する接着型において、 前記下型には、多数の熱風送風口を設けてなることを特
    徴とするシートのトリムカバー接着型構造。
  2. 【請求項2】 前記パッドの着座面側には凹溝を設け、
    該凹溝に嵌入する下型の凸条に多数の熱風送風口を設け
    てなる請求項1記載のシートのトリムカバー接着型構
    造。
  3. 【請求項3】 前記下型の全面に、間隔をあけて多数の
    熱風送風口を設けてなる請求項1記載のシートのトリム
    カバー接着型構造。
JP22733496A 1996-08-12 1996-08-12 シートのトリムカバー接着型構造 Pending JPH1052580A (ja)

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JP22733496A JPH1052580A (ja) 1996-08-12 1996-08-12 シートのトリムカバー接着型構造

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JPH1052580A true JPH1052580A (ja) 1998-02-24

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JP22733496A Pending JPH1052580A (ja) 1996-08-12 1996-08-12 シートのトリムカバー接着型構造

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JP (1) JPH1052580A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101116398B1 (ko) 2011-10-24 2012-03-07 조영자 자동차 시트용 라미네이팅 장치의 가열수단
CN102642235A (zh) * 2012-04-24 2012-08-22 衢州市金芬装饰材料有限公司 饰面木线条热压包覆机
JP2016120087A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 株式会社タチエス 車両用シート及びそれに用いる車両用シートの成形方法
CN112848035A (zh) * 2020-12-31 2021-05-28 南方佛吉亚汽车部件有限公司 一种发泡模具

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