JPH10127142A - コンバインの扱深搬送装置 - Google Patents

コンバインの扱深搬送装置

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JPH10127142A
JPH10127142A JP29062096A JP29062096A JPH10127142A JP H10127142 A JPH10127142 A JP H10127142A JP 29062096 A JP29062096 A JP 29062096A JP 29062096 A JP29062096 A JP 29062096A JP H10127142 A JPH10127142 A JP H10127142A
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JP
Japan
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transporting
supported
chain
wheel
tight arm
Prior art date
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Pending
Application number
JP29062096A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Takagi
克浩 高木
Tadamitsu Morihiro
忠光 森広
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 扱深搬送体5の搬送帯50の張り調節を良
好に行なうとともに、駆動軸6側への屑類の巻付きを防
止することができるコンバインの扱深搬送装置を提供す
る。 【解決手段】 刈取部2から脱穀部3aに向けて穀稈を
扱深さ調節可能に搬送する扱深搬送体5の搬送帯50
を、伝動ケース64に軸架された駆動軸6側の駆動輪6
0と搬送フレーム62に支持された従動輪55との間に
巻掛け、該搬送帯50の非搬送側にテンション輪7を支
持するタイトアーム70を上記駆動輪6側の伝動ケース
64に揺動回動可能に支持するコンバインの扱深搬送装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインの扱深
搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンバインにおいて刈取部から脱
穀部のフィードチェンへ穀稈を扱深さ調節可能に搬送す
る扱深搬送体は、扱深回動支点部に設けた駆動軸の駆動
輪と搬送フレームに支持した従動輪に巻掛けた株側チェ
ンを、この搬送フレームの中途部に回動可能に枢支した
タイトアームの先端部に軸支したテンション輪で上記株
側チェンの非搬送側外側の中途を押接してチェン張り調
節を行なうように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のよ
うな構成の株側チェンのチェン張機構は、テンション輪
を支持するタイトアームを搬送フレームに対して取付ブ
ラケット等の部材によって取付けているので、その構造
が複雑でコスト高にある等の欠点がある。また、株側チ
ェンの中途部を押圧しながらチェン張りを行なうのでタ
イトアームを長く形成しなければならないとともに、テ
ンション輪のチェン張りをするのための揺動代が大きく
なる等、機構が大型化され、株側チェン重量も増大する
等の問題があった。
【0004】更に、株側チェンの駆動輪と駆動軸を軸支
する伝動ケースとの間には、この株側チェンで持ち回ら
れる雑草等の屑類が巻き込まれて駆動軸に巻きつくの
で、これの防止のために巻付き防止部材を特別に設けて
いるのでその分重量の増大になるとともに、コスト高に
なる等の問題もあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のコンバインの扱
深搬送装置は、刈取部2から脱穀部3aに向けて穀稈を
扱深さ調節可能に搬送する扱深搬送体5の搬送帯50
を、伝動ケース64に支持された駆動軸6側の駆動輪6
0と、搬送フレーム62に支持された従動輪65との間
に巻掛け、この搬送帯50の非搬送側にテンション輪7
を設けたコンバインにおいて、前記搬送帯50のテンシ
ョン輪7を支持するタイトアーム70を、上記駆動輪6
0側の伝動ケース64に揺動回動可能に支持して構成し
ている。
【0006】そして好ましくはテンション輪7を有する
タイトアーム70の取付部を駆動輪6に近接させて取付
支持している。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面を参照
して説明する。図1、図2において1はコンバインであ
り、走行機体1aの前方に刈取部2を昇降自在で且つ図
2(A)〜(B)に示すように右方向に刈取位置調節移
動可能に支持し、その後部で左側にフィードチェン3を
有する脱穀部3aを搭載し、図示しない穀粒収納部を併
設し、刈取部2で刈取った穀稈を扱深搬送体5によって
扱深さを調節しながらフィードチェン3に継送し、脱穀
部3aにおいて適正な扱深さで脱穀を行なうようにして
いる。
【0008】上記扱深搬送体5は、刈取部2の掻込送体
2aとフィードチェン3の始端部との間において後方に
傾斜した姿勢で設置するとともに、終端部側を機体1a
の前部に立設した取付支柱10に支持した伝動筒11を
中心に、前方側を上下回動自在に支持し、穀稈長に応じ
て挟持搬送位置を変更調節することによって扱深調節可
能に設けている。
【0009】そして、図3〜図6に示すように、この扱
深搬送体5は、株元側を挟持搬送する搬送帯(株側チェ
ン)50をフィードチェン3と略同形状の突起5a付の
リンクプレート5bを連ねたチェンにするとともに、穂
側の搬送帯(穂側チェン)51を、チェン5cに複数の
ラグ5dを起伏可能に設けている。そしてこれら上下段
に配置した株側チェン50と穂側チェン51の後方部位
を、駆動軸6に取付けたスプロケット駆動輪60と61
(図4,6)とに巻掛けた常態で搬送フレーム62(図
5)の前端部に設けた従動輪65,66と、搬送フレー
ム62の後部に枢支した従動輪65a,66a等に巻掛
けて設け、株側チェン50と穂側チェン51の搬送面側
にはそれぞれ挟持用の搬送レール53と55を対設し、
また上記株側チェン50の非搬送面側を後述するテンシ
ョン輪7によってチェンの張力を調節可能に設けてい
る。
【0010】そして、図6に示すように前記駆動軸6を
内向きに傾けて支持する伝動ケース64を、上記駆動軸
6端に固着した大ベベルギヤ63を内装する伝動室の端
部に形成した支筒部65を、前記伝動筒11内に回動可
能に軸支しており、この伝動筒11内に軸支した伝動軸
12の端部に固着した小ベベルギヤ13を上記大ベベル
ギヤ63に噛合させて伝導軸12の動力を駆動軸6に伝
達するように構成している。
【0011】尚、上記駆動軸6は、刈取作業中につづい
て、例えば刈取部2を所定量以上に上昇させたり、或い
は走行機体1aを一時的に停止させる動作に連携させて
伝動を中断させるように構成されており、この場合でも
脱穀部3a及びフィードチェン3は駆動されるようにし
ている。一方、駆動軸6の下部を軸支するように伝動ケ
ース64から上方に向けて一体的に形成された軸受の支
持部66aの外周に回動可能に嵌挿支持したタイトアー
ム(取付腕)70を設け、このタイトアーム70の先端
部に設けた支軸71にテンション輪7を遊転可能に軸支
している。また、上記タイトアーム70の中途部と伝動
ケース64に固定支持された前記搬送フレーム62との
間には引張りスプリング72を設けてテンション輪7を
株側チェン50の非搬送側で、上下のチェンプレート5
b,5b間に転圧することによって、テンション輪7を
チェン張り姿勢に張圧している。
【0012】上記テンション輪7のチェン張り姿勢にお
いて、図5,6に示すように、タイトアーム70は株側
チェン50の下方側のチェンプレート5bと極めて近接
させた位置において支持部66に軸支することにより両
者間に形成される間隙を僅少にしてこの間隙内へ株側チ
ェンによって持ち回しされる雑草や切藁等の屑類の侵入
や巻付きを防止することができるようにしている。
【0013】前記タイトアーム70は下及的に短かく形
成してテンション輪7を支持し、駆動輪60の近傍の株
側チェン50の外側を押圧することにより、この株側チ
ェン50の巻付角を拡大させるので伝動を効率よく行な
わせることができ、その平面視においては駆動軸6側か
ら支軸71側に向けて株側チェン50の回転方向下手側
に後退する後退角の側辺70aを有する先鋭な三角形状
のタイトアーム70に形成している。
【0014】このタイトアーム70の形状により、駆動
輪60に巻掛けられて内側に回向しようとする株側チェ
ン50の突起5aを形成している後退する斜面5eと、
前記タイトアーム70の側辺70aとは、より大きな鈍
角を形成し、且つタイトアーム70はこの突起5aに近
接していることから、上記突起5aに係止搬送され、そ
して駆動軸6側に巻き込まれようとする雑草や切藁等の
屑類の付着物を良好に掬い取るように、スクレーパ作用
を行なうことができるようにしている。
【0015】上記のように構成された株側チェン50の
終端部位には、図4に示すようにフィードチェン3の始
端部と一部を平行して近接させた状態で沿わせた継送面
50aを形成して、このフィードチェン3とのラップ部
分を穀稈の継送部50bとしている。上記継送部50b
には、後述する継送ガイド8を設けるとともに、この継
送ガイド8の終端部上方にラップさせて、従来の装置と
同様な配置構成による挟持レール30をフィードチェン
3に対設している(図3)。
【0016】また、フィードチェン3の外側面を覆うカ
バー体31を脱穀機3aの側枠に対して着脱可能に取付
けており、このカバー体31を取外すことによってフィ
ードチェン3のチェン張り状態の調節やにメンテナンス
作業等を簡単に行なうことができるように構成してい
る。この実施形態における継送ガイド8は、側面視で上
向き湾曲状に形成した弾性部材の前方側を前記カバー体
31の前方内側に取付けて、そのガイド面を自由状態で
フィードチェン3の継送部50bにおける搬送面3F又
はこれより上位となる位置に継送部50b(図4)長さ
に沿って穀稈非搬送姿勢となるように設けるとともに、
後端部をカバー体31内に突入させている。
【0017】この構成により、コンバイン作業中におい
て刈取部2が一時的に停止することに伴って扱深搬送体
5も連動して搬送を停止してフィードチェン3に対して
連続的に穀稈の搬送できなくなった場合、或いは刈取条
列終端の穀稈が少量な薄層で搬送されるような場合等
に、この継送ガイド8はフィードチェン3の継送部50
bにおいて、上記の搬送中途部にある穀稈の重量又は搬
送押接力に抗して自由状態の穀稈非搬送姿勢に復帰す
る。従って、この継送ガイド8の弾性復帰作用によって
上記穀稈をフィードチェン3から外すので、搬送するこ
となく、そのままの状態を保持して継送乱れを良好に防
止することができるものである。
【0018】そして、再び刈取作業が開始されると、上
記非搬送姿勢にある穀稈は、後続される穀稈とともに搬
送されて稈重量及びその搬送押接力によって継送ガイド
8を下方に押圧して退避させ、フィードチェン3への穀
稈の継送搬送が円滑に行われて稈乱れを防止しながら整
然とした稈姿勢で脱穀部3aに搬送して脱穀処理を良好
に行なうことができるものである。
【0019】
【発明の効果】請求項1の発明により、扱深搬送体5の
搬送帯50を、この搬送帯50の駆動軸側を中心にタイ
トアーム70によって回動可能に支持したテンション輪
7で押圧することにより、搬送帯50の緩みに対し駆動
輪60への巻付角を大きくしながら効率よく張圧するこ
とができるので、タイトアーム70を大型にすることな
くテンション輪7をコンパクトにまとめて駆動軸6側に
設けることができるとともに、タイトアーム70は駆動
軸6を軸支する伝動ケース64を取付部材に兼ねて設け
たことにより簡潔な構成にすることができる。
【0020】請求項2の発明により、搬送帯50によっ
て駆動輪6と伝動ケース64の間に持ち込まれようとす
る屑類は、両者間に介装されたテンション輪7のタイト
アーム70によって侵入を防止されるので、この部位に
おける巻付のない伝動を良好に行なうことができるとと
もに、屑類の侵入防止の機構を簡単且つ廉価にすること
ができる。
【0021】請求項3の発明により、株側チェンプレー
ト5bに近接するタイトアーム70は、その側辺70a
とチェン突起5aとで鈍角状に形成される逃がし部によ
って、屑類を巻込むことなく逃がすことができるととも
に、テンション輪7を支持するタイトアーム70をスク
レーパに兼ねさせて構成を単純化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの要部を示す側面図である。
【図2】(A)は図1のコンバインの平面図、(B)は
(A)の刈取部を右方移動させた状態を示す平面図であ
る。
【図3】扱深搬送体とフィードチェン及びその継送部の
構成を示す側面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】株側チェンの伝動構成を示す平面図である。
【図6】扱深搬送体の駆動軸及びテンション輪の支持構
成を示す正断面図である。
【符号の説明】
1 コンバイン 2 刈取部 3 フィードチェン 3a 脱穀部 5 扱深搬送体 5a 突起 5b チェンプレート 5e 斜面 6 駆動軸 7 テンション輪 8 継送ガイド 31 カバー体 50 搬送体(株側チェン) 51 搬送帯(穂
側チェン) 60,61 スプロケット(駆動輪) 62 搬送フレーム 64 伝動ケース 66 支持部 70 タイトアー
ム 70a 側辺

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈取部2から脱穀部3aに向けて穀稈を
    扱深さ調節可能に搬送する扱深搬送体5の搬送帯50
    を、伝動ケース64に支持された駆動軸6側の駆動輪6
    0と、搬送フレーム62に支持された従動輪65との間
    に巻掛け、この搬送帯50の非搬送側にテンション輪7
    を設けたコンバインにおいて、 前記搬送帯50のテンション輪7を支持するタイトアー
    ム70を、上記駆動輪60側の伝動ケース64に揺動回
    動可能に支持して成るコンバインの扱深搬送装置。
  2. 【請求項2】 テンション輪7を有するタイトアーム7
    0の取付部を、駆動輪60に近接させて取付支持した請
    求項1のコンバインの扱深搬送装置。
  3. 【請求項3】 上記搬送帯50は、穀稈の株元を挟持搬
    送させる株側チェンであり、この株側チェンにテンショ
    ン輪7を有するタイトアーム70を交差させて取付支持
    する請求項1又は2のコンバインの扱深搬送装置。
JP29062096A 1996-10-31 1996-10-31 コンバインの扱深搬送装置 Pending JPH10127142A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115026117A (zh) * 2022-06-13 2022-09-09 重庆市固体废物管理服务中心有限公司 一种重金属污染土壤修复系统

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115026117A (zh) * 2022-06-13 2022-09-09 重庆市固体废物管理服务中心有限公司 一种重金属污染土壤修复系统
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