JPH1012631A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH1012631A
JPH1012631A JP16196396A JP16196396A JPH1012631A JP H1012631 A JPH1012631 A JP H1012631A JP 16196396 A JP16196396 A JP 16196396A JP 16196396 A JP16196396 A JP 16196396A JP H1012631 A JPH1012631 A JP H1012631A
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JP
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region
gate electrode
forming
electrode
insulating film
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JP16196396A
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Inventor
Takayuki Fujii
隆行 藤井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LDD(lightly Doped drain)構造の高濃度
n型領域を制御性良く形成できる半導体装置の製造方法
を提供すること。 【解決手段】 GaAs基板1上に形成されたn型動作
層2上に、ゲート電極3と、ダミー電極3aとを形成
し、ゲート電極3及びダミー電極3aの両側を埋め込む
ように絶縁膜5を堆積させ、ゲート電極3上に第2のレ
ジスト14を配置し、第2のレジスト14と絶縁膜5と
をマスクとしてダミー電極3aのみを選択的に除去した
後、第2のレジスト14と絶縁膜5とをマスクとして、
ダミー電極3aが形成されていた領域の下部領域のみに
選択的に高濃度にn型不純物を注入してn+ 型領域6を
形成するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体装置の製造
方法に関し、特に、LDD(Lightly Doped Drain )構
造を有するGaAs電界効果トランジスタ等の半導体装
置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のLightly Doped Drain 構造
(以下、LDD構造と称す)を有するGaAsMESF
ET(Metal semiconductor field effect transister)
の製造方法を示す断面図であり、図において、1は半絶
縁性GaAs基板、2はn型GaAs動作層、3はWS
i等の高融点金属材料からなるゲート電極、5は絶縁
膜、7はn型不純物を低濃度にドープしてなる低濃度n
型領域(以下、n’型領域と称す)、6は上記n型Ga
As層よりも高濃度にn型不純物をドープしてなる高濃
度n型領域(以下、n+ 型領域と称す)、8,9はそれ
ぞれソース電極,及びドレイン電極である。
【0003】次にLDD構造について図5(e) を用いて
説明する。LDD構造のFETは、ゲート電極3とソー
ス,ドレイン領域となるn+ 型領域6との間に、n+
領域7よりも深さが浅くなるように、低濃度に不純物を
ドープしてなるn’型領域7を備えたものであり、これ
により、ゲート電極3の幅を短くした場合に、ショート
チャネルの発生を防ぎつつ、ゲート・ドレイン間抵抗を
低くすることができるものである。
【0004】次に製造方法について説明する。まず図5
(a) に示すようにGaAs基板1のFET形成領域にイ
オン注入を行い、n型GaAs動作層2を形成した後、
WSiなどの高融点金属を全面に蒸着等により堆積さ
せ、さらに、レジスト(図示せず)を全面に形成し、こ
れをフォトリソグラフィー技術を用いて、ゲート電極を
形成する領域上のみにレジストが残るよう上記レジスト
をパターニングする。このパターニングしたレジストを
マスクとしてRIE(Reactive Ion Etching:反応性イ
オンエッチング)等によりゲート電極を形成する領域以
外の上記高融点金属を除去してゲート電極3を形成す
る。その後、ゲート電極3上のレジストを除去し、さら
に、ゲート電極3をマスクにしてイオン注入を低濃度に
行うことによりn型領域6を形成する。
【0005】続いて、図5(b) に示すように、基板1の
上部全面にCVD(Chemical VaporDeposition)法等に
より絶縁膜5を堆積させる。その後、図5(c) に示すよ
うに、基板1の上方側から絶縁膜5をRIE等の異方性
エッチングを行い、ゲート電極3の側壁部分にのみ絶縁
膜5を残すように、上記絶縁膜5を除去し、さらに、上
記ゲート電極3及び該ゲート電極3の側壁部分に残った
絶縁膜5をマスクとして、高濃度にイオン注入を行うこ
とによりn+型領域6を形成する。
【0006】その後、図5(d) に示すように、基板1の
上部全面にレジスト(図示せず)を形成した後、上記n
+ 型領域6上に開口部を設け、該開口部内にソース,ド
レイン電極の材料を蒸着等により形成し、レジストを除
去するとともに、不要なソース,ドレイン電極材料をリ
フトオフした後、熱処理を行い、上記n+ 型領域6にオ
ーミック接触するソース電極8,ドレイン電極9を形成
して、図5(e) に示すようなLDD構造を備えた電界効
果型トランジスタを得る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
LDD構造のFETは製造されており、この従来の製造
方法では、図5(c) に示すように、n+ 型領域6を、ゲ
ート電極3とゲート電極3の側壁部分の絶縁膜5をマス
クとしてイオン注入を行って形成していたため、ゲート
電極3の側壁部分に配置された絶縁膜5の幅がn+ 型領
域6の注入領域のゲート電極側の位置を決定していた。
【0008】しかしながら、ゲート電極3の側壁部分に
配置される絶縁膜5は、基板1全面に形成された絶縁膜
5を異方性エッチングすることにより形成されるもので
あるため、その幅はエッチング時間等のエッチング条件
や、エッチング前の絶縁膜5の膜厚等により変動してば
らついてしまう。このためn+ 型領域6のゲート電極3
側の位置を制御することが困難となり、高品質なLDD
構造を備えたFET等の半導体装置を、歩留りよく得る
ことができないという問題があった。
【0009】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたものであり、LDD構造の高濃度n型領域
を制御性良く形成できる半導体装置の製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体装
置の製造方法は、半導体基板上に、ゲート電極と、該ゲ
ート電極の両側に,該ゲート電極に対して所定の間隔を
隔てて配置されたダミー電極とを形成する工程と、上記
ゲート電極及びダミー電極の両側に、該ゲート電極及び
ダミー電極を埋め込むように絶縁膜を堆積させる工程
と、上記ダミー電極のみを上記絶縁膜に対して選択的に
除去した後、上記絶縁膜をマスクとして、ダミー電極が
形成されていた領域の下部領域のみに選択的に高濃度に
第1導電型不純物を注入して高濃度不純物領域を形成す
る工程と、上記絶縁膜を除去した後、上記ゲート電極を
マスクとして該ゲート電極下部の領域を除いた領域に低
濃度に第1導電型不純物を注入して低濃度不純物領域を
形成する工程と、上記高濃度不純物領域上にそれぞれソ
ース電極及びドレイン電極を形成する工程とを備えるよ
うにしたものである。
【0011】また、この発明に係る半導体装置の製造方
法は、半導体基板上に、ゲート電極を形成する領域上
と、該ゲート電極形成領域の両側の,該ゲート電極形成
領域に対して所定の間隔を隔てて位置する領域上とに開
口部を有する絶縁膜を形成する工程と、上記絶縁膜の開
口部内のみにゲート電極材料を堆積して、ゲート電極を
形成する領域上の開口部内にゲート電極を形成するとと
もに、その他の開口部内にゲート電極と同じ材料からな
るダミー電極を選択的に形成する工程と、上記ダミー電
極のみを除去した後、上記絶縁膜をマスクとして上記ダ
ミー電極が形成されていた領域の下部領域のみに高濃度
に第1導電型不純物を注入して高濃度不純物領域を形成
する工程と、上記絶縁膜を選択的に除去した後、上記ゲ
ート電極をマスクとして該ゲート電極下部の領域を除い
た領域に低濃度に第1導電型不純物を注入して低濃度不
純物領域を形成する工程と、上記高濃度不純物領域上に
それぞれソース電極及びドレイン電極を形成する工程と
を備えるようにしたものである。
【0012】また、この発明に係る半導体装置の製造方
法は、半導体基板上に、ゲート電極を形成する領域上
と、該ゲート電極形成領域の両側の,該ゲート電極形成
領域に対して所定の間隔を隔てて位置する領域上とに開
口部を有する絶縁膜を形成する工程と、上記絶縁膜をマ
スクとして、上記絶縁膜のゲート電極を形成する領域上
の開口部以外の開口部内に選択的に高濃度に第1導電型
不純物を注入して高濃度不純物領域を形成する工程と、
上記絶縁膜の開口部内のみにゲート電極材料を堆積し
て、ゲート電極を形成する領域上の開口部内にゲート電
極を形成するとともに、その他の開口部内にゲート電極
と同じ材料からなるダミー電極を選択的に形成する工程
と、上記絶縁膜を除去した後、上記ゲート電極及びダミ
ー電極をマスクとして該ゲート電極及びダミー電極の下
部領域を除いた領域に低濃度に第1導電型不純物を注入
して低濃度不純物領域を形成する工程と、上記ダミー電
極のみを除去する工程と、上記高濃度不純物領域上にそ
れぞれソース電極およびドレイン電極を形成する工程と
を備えるようにしたものである。
【0013】また、上記半導体装置の製造方法におい
て、上記ソース電極とドレイン電極との間の,上記ゲー
ト電極に対して所定の間隔を隔てて隣接した位置に、該
ゲート電極と同一の工程により第2のゲート電極を形成
する工程を備えるようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.この発明の実施の形態1に係る半導体装
置の製造方法は、半導体基板上に、ゲート電極と、該ゲ
ート電極の両側に,該ゲート電極に対して所定の間隔を
隔てて配置されたダミー電極とを形成する工程と、上記
ゲート電極及びダミー電極の両側に、該ゲート電極及び
ダミー電極を埋め込むように絶縁膜を堆積させる工程
と、上記ダミー電極のみを上記絶縁膜に対して選択的に
除去した後、上記絶縁膜をマスクとして、ダミー電極が
形成されていた領域の下部領域のみに選択的に高濃度に
第1導電型不純物を注入して高濃度不純物領域を形成す
る工程と、上記絶縁膜を除去した後、上記ゲート電極を
マスクとして該ゲート電極下部の領域を除いた領域に低
濃度に第1導電型不純物を注入して低濃度不純物領域を
形成する工程と、上記高濃度不純物領域上にそれぞれソ
ース電極及びドレイン電極を形成する工程とを備えた構
成としたものであり、これにより、フォトリソグラフィ
ー技術により転写マスクを用いて位置精度よく形成可能
なダミー電極を除去した領域のみに、選択的にイオン注
入を行って高濃度n型領域を形成することができるた
め、ダミー電極を形成する精度と同じ精度で高濃度n型
領域の形成位置の制御を行うことができ、高濃度n型領
域の位置の制御を転写マスクの遮光帯形成精度と同様の
高い精度で行うことができ、従来のように、高濃度n型
領域をゲート電極の側面部分にエッチングにより形成し
た絶縁膜をマスクとして用いてイオン注入により高濃度
n型領域を形成する場合に比較して、高精度に高濃度n
型領域の位置の制御を行うことができるという作用効果
が得られるものである。
【0015】以下、実施の形態1の詳細について説明す
る。図1は本発明の実施の形態1に係る半導体装置の製
造方法を示す断面工程図であり、図において、1は半絶
縁性GaAs基板、2はn型GaAs動作層、3はWS
i等の高融点金属材料からなるゲート電極、5はSiO
2 やSiN等の酸化膜や窒化膜からなる絶縁膜、7はn
型不純物を低濃度にドープしてなる低濃度n型領域(以
下、n’型領域と称す)、6は上記n型GaAs層より
も高濃度にn型不純物をドープしてなる高濃度n型領域
(以下、n+ 型領域と称す)、8,9はそれぞれAuG
e/Ni/Au等からなるソース電極,及びドレイン電
極、4はレジスト、3aはダミー電極、14は第2のレ
ジストである。
【0016】次に、この半導体装置の構造について図1
(e) を用いて説明する。この半導体装置は、LDD構造
を備えたFETであり、ゲート電極3に印加されるゲー
ト電圧により、ゲート電極3下に形成される空乏層を変
化させて、ソース電極8,ドレイン電極9間に流れる電
流を制御するものである。このLDD構造は、ゲート電
極3とソース,ドレイン領域となるn+ 型領域6との間
に、n+ 型領域6よりも深さが浅くなるように、低濃度
に不純物をドープしてなるn’型領域7を備えたもので
あり、これにより、ゲート電極3の幅を短くした場合
に、ショートチャネルの発生を防ぎつつ、ゲート・ドレ
イン間抵抗を低くすることができるものである。
【0017】次に製造方法について説明する。まず、図
1(a) に示すように、半絶縁性GaAs基板1上に所定
の深さまでイオン注入を行うことによりn型動作層2を
形成する。なお、イオン注入によりn型動作層2を形成
する代わりに、n型不純物を有するGaAs層をエピタ
キシャル成長させて動作層2を形成するようにしてもよ
い。続いて、動作層2の全面にWSi等の高融点金属を
堆積させ、さらに、全面にフォトレジストを形成し、該
レジストに転写マスク(図示せず)を用いてフォトリソ
グラフィー技術によりパターン転写を行い、ゲート電極
3を形成する領域上、及び該ゲート電極を形成する領域
に対して所定の間隔を隔てて隣接した、ソース,ドレイ
ン領域となるn+ 型領域を形成する領域上のみにレジス
ト4を残す。さらに、このレジスト4をマスクとして上
記高融点金属を選択的にRIE(Reactive Ion Ething:
反応性イオンエッチング)等のエッチングにより除去し
て、ゲート電極3,およびゲート電極3の両側のn+
領域を形成する領域上にダミー電極3aを形成する。
【0018】次に、図1(b) に示すようにゲート電極3
およびダミー電極3a上のレジストを除去し、ECR−
CVD(Electron cyclotron resonance-chemical vapo
r deposition)法等により絶縁膜を堆積させる工程と、
これをエッチングにより除去する工程とを繰り返すこと
により、ゲート電極3およびダミー電極3aの両側を埋
め込むように、n型動作層上の,ゲート電極3,ダミー
電極3a上の領域を除く領域上に絶縁膜5を堆積させ
る。なお、このゲート電極3とダミー電極3aとの間を
埋め込むように絶縁膜5を形成するためのその他の方法
として、ゲート電極3およびダミー電極3aの間を完全
に埋め込むようにゲート電極3,ダミー電極3a及びn
型動作層2上に絶縁膜を堆積させた後、さらに該絶縁膜
上に表面が平坦となるようにレジスト等を形成し、この
レジストと上記絶縁膜とを選択性のないエッチングによ
り、基板の上方からゲート電極3,ダミー電極3aが露
出するまでエッチングする、いわゆるエッチバック方法
により形成するようにしてもよい。
【0019】さらに、絶縁膜5上,及びゲート電極3お
よびダミー電極3a上に第2のレジストを形成し、図1
(c) に示すようにゲート電極3上部領域のみに第2のレ
ジスト14が残り、ダミー電極3a上には第2のレジス
トが残らないように、上記第2のレジストをパターニン
グし、この第2のレジスト14,及び上記絶縁膜5をマ
スクとして、RIE法等によりダミー電極3aのみを選
択的にエッチングする。その後、絶縁膜5とゲート電極
3をマスクに用いて、ダミー電極3aが配置されていた
領域のn型動作層2及び基板1に所定の深さまでイオン
注入を行い、n+ 型領域6を形成する。
【0020】次に図1(d) に示すように、第2のレジス
ト14を除去し、絶縁膜5のみをHF(フッ酸)処理等
により選択的に除去し、ゲート電極3をマスクとして、
+型領域6よりも低濃度に,n型不純物を上記n+
領域6よりも深さが浅くなるようイオン注入することに
より、n’型領域7を形成する。
【0021】その後、基板1の上部全面にレジスト(図
示せず)を形成した後、このレジストの上記n+ 型領域
6上に開口部を設け、該開口部内にAuGe/Ni/A
u等のソース,ドレイン電極用材料を蒸着等により形成
し、上記レジストを除去するとともに不要なソース,ド
レイン電極材料をリフトオフした後、熱処理を行い、上
記n+ 型領域6にオーミック接触するソース電極8,ド
レイン電極9を形成して、図1(e) に示すような半導体
装置を得る。
【0022】この実施の形態1においては、ゲート電極
3とダミー電極3aとを、転写マスクを用いてフォトリ
ソグラフィー技術により形成したレジスト4を用いて位
置精度よく形成した後、これらゲート電極3,ダミー電
極3aの両側部分を埋め込むように絶縁膜5を形成し、
ダミー電極3aのみを選択的に除去し、このダミー電極
3aを除去した部分のみに、選択的にイオン注入を行っ
てn+ 型領域6を形成するようにしたため、ダミー電極
3aを形成した領域に、n+ 型領域6を形成することに
なり、ダミー電極3aを形成する精度と同じ精度でn+
型領域6の位置の制御を行うことができ、n+ 型領域6
の位置の制御を転写マスクの遮光帯形成精度と同じ精度
で行うことができる。このため、従来のように、ゲート
電極の側面部分にエッチングにより形成した絶縁膜をマ
スクとして用いてイオン注入によりn+ 型領域を形成す
る場合に比較して、高精度にn+ 型領域6の位置の制御
を行うことが可能となる。
【0023】このように、この実施の形態1に係る半導
体装置の製造方法によれば、GaAs基板1上に形成さ
れたn型動作層2上に、ゲート電極3と、ダミー電極3
aとを形成し、上記ゲート電極3及びダミー電極3aの
両側に、該ゲート電極3及びダミー電極3aを埋め込む
ように絶縁膜5を堆積させ、上記ゲート電極3上を覆う
ように第2のレジスト14を形成し、ダミー電極3aの
みを絶縁膜5と第2のレジスト14とに対して選択的に
除去した後、絶縁膜5と第2のレジスト14をマスクと
して、ダミー電極3aが形成されていた領域の下部領域
のみに選択的に高濃度にn型不純物を注入してn+ 型領
域6を形成した後、第2のレジスト14と絶縁膜5を除
去し、ゲート電極3をマスクとして該ゲート電極3下部
の領域を除いた領域に低濃度にn型不純物を注入して
n’型領域7を形成した後、n+ 型領域6上にそれぞれ
ソース電極8及びドレイン電極9を形成するようにした
から、転写マスクを用いたフォトリソグラフィー技術に
より位置精度よく形成可能なダミー電極3aを除去した
領域のみに、選択的にイオン注入を行ってn+ 型領域6
を形成することができるため、ダミー電極3aを形成す
る精度,すなわち、転写マスクの遮光帯形成精度と同様
の高い精度で、n+ 型領域の形成位置の制御を行うこと
ができ、LDD構造を有する半導体装置の製造方法にお
いて、高精度にn+ 型領域の位置の制御を行うことがで
きる効果がある。
【0024】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
係る半導体装置の製造方法は、半導体基板上に、ゲート
電極を形成する領域上と、該ゲート電極形成領域の両側
の,該ゲート電極形成領域に対して所定の間隔を隔てて
位置する領域上とに開口部を有する絶縁膜を形成する工
程と、上記絶縁膜の開口部内のみにゲート電極材料を堆
積して、ゲート電極を形成する領域上の開口部内にゲー
ト電極を形成するとともに、その他の開口部内にゲート
電極と同じ材料からなるダミー電極を選択的に形成する
工程と、上記ダミー電極のみを除去した後、上記絶縁膜
をマスクとして上記ダミー電極が形成されていた領域の
下部領域のみに高濃度に第1導電型不純物を注入して高
濃度不純物領域を形成する工程と、上記絶縁膜を選択的
に除去した後、上記ゲート電極をマスクとして該ゲート
電極下部の領域を除いた領域に低濃度に第1導電型不純
物を注入して低濃度不純物領域を形成する工程と、上記
高濃度不純物領域上にそれぞれソース電極及びドレイン
電極を形成する工程とを備えた構成としたものであり、
これにより、転写マスクを用いてフォトリソグラフィー
技術により位置精度よく形成可能な開口部を有する絶縁
膜を用いて形成したダミー電極を除去した領域のみに、
選択的にイオン注入を行ってn+ 型領域を形成すること
ができるため、ダミー電極を形成する精度,すなわち、
転写マスクの遮光帯形成精度と同様の高い精度で、n+
型領域の形成位置の制御を行うことができ、高精度にn
+ 型領域の位置の制御を行うことができる作用効果が得
られるものである。
【0025】以下、この実施の形態2の詳細について説
明する。図2は、この発明の実施の形態2に係る半導体
装置の製造方法を示す断面図であり、図において、図1
と同一符号は同一または相当する部分を示している。次
に製造方法について説明する。まず、図2(a) に示すよ
うに、GaAs基板1上にイオン注入により、n型動作
層2を形成し、全面に絶縁膜を堆積させ、さらに、全面
にフォトレジストを堆積し、フォトリソグラフィー技術
を用いてパターン転写を行うことにより、ゲート電極を
形成する領域上、及び該ゲート電極を形成する領域に対
して所定の間隔を隔てて隣接した、ソース,ドレイン領
域となるn+ 型領域を形成する領域上に開口部を有する
レジスト4を形成する。さらに、このレジスト4をマス
クとして用いて、上記絶縁膜を選択的にRIE(Reacti
ve Ion Ething)等のエッチングにより除去して、ゲート
電極3,およびn+ 型領域を形成する領域上に開口部を
形成する。
【0026】次に、レジスト4を除去した後、図2(b)
に示すように、メタルCVD法等により、絶縁膜5の開
口部内に露出したn型動作層2上にゲート電極材料、つ
まりWSi等の高融点金属を選択的に形成する。その
後、上記実施の形態1において示した図1(c) 以降の工
程と同様の工程により、n’型領域、n+ 型領域を形成
して半導体装置を得る。
【0027】この実施の形態2においては、n型動作層
2上に堆積した絶縁膜2の、ゲート電極を形成する領域
とn+ 型領域を形成する領域に、フォトリソグラフィー
技術によりパターニングしたレジストをマスクとして、
エッチングにより位置精度よく開口部を形成した後、こ
の開口部を埋め込むように、WSi等の高融点金属を設
けて、ゲート電極3,ダミー電極3aを形成した後、ダ
ミー電極3aのみを選択的に除去し、このダミー電極3
aを除去した部分のみに、選択的にイオン注入を行って
+ 型領域6を形成するようにしたため、ダミー電極3
aを形成した領域に、n+ 型領域6を形成することにな
り、ダミー電極3aを形成する精度と同じ精度,即ち絶
縁膜5にダミー電極3aを形成するための開口部を設け
る際に用いた転写マスクの遮光帯形成精度と同じ精度で
+ 型領域6の位置の制御を行うことができる。このた
め、従来のように、n+ 型領域6をゲート電極3の側面
部分にエッチングにより形成した絶縁膜をマスクとして
用いてイオン注入によりn+ 型領域を形成する場合に比
較して、高精度にn+ 型領域の位置の制御を行うことが
可能となる。
【0028】このように、この実施の形態2に係る半導
体装置の製造方法によれば、GaAs基板1上に形成さ
れたn型動作層2上に、ゲート電極を形成する領域上
と、該ゲート電極形成領域の両側の,該ゲート電極形成
領域に対して所定の間隔を隔てて位置する領域上とに開
口部を有する絶縁膜5を形成し、上記絶縁膜5の開口部
内のみにゲート電極材料を堆積して、ゲート電極を形成
する領域上の開口部内にゲート電極3を形成するととも
に、その他の開口部内にゲート電極と同じ材料からなる
ダミー電極3aを選択的に形成した後、上記ゲート電極
3上を覆うように第2のレジスト14を形成し、ダミー
電極3aのみを絶縁膜5と第2のレジスト14とに対し
て選択的に除去した後、絶縁膜5と第2のレジスト14
をマスクとして、ダミー電極3aが形成されていた領域
の下部領域のみに選択的に高濃度にn型不純物を注入し
てn+ 型領域6を形成した後、第2のレジスト14と絶
縁膜5を除去し、ゲート電極3をマスクとして該ゲート
電極3下部の領域を除いた領域に低濃度にn型不純物を
注入してn’型領域7を形成した後、n+ 型領域6上に
それぞれソース電極8及びドレイン電極9を形成するよ
うにしたから、転写マスクを用いてフォトリソグラフィ
ー技術により位置精度よく形成可能な開口部を有する絶
縁膜5を用いて形成したダミー電極3aを除去した領域
のみに、選択的にイオン注入を行ってn+ 型領域6を形
成することができるため、ダミー電極3aを形成する精
度,すなわち、転写マスクの遮光帯形成精度と同様の高
い精度で、n+ 型領域6の形成位置の制御を行うことが
でき、LDD構造を有する半導体装置の製造方法におい
て、高精度にn+ 型領域の位置の制御を行うことができ
る効果がある。
【0029】実施の形態3.この発明の実施の形態3に
係る半導体装置の製造方法は、半導体基板上に、ゲート
電極を形成する領域上と、該ゲート電極形成領域の両側
の,該ゲート電極形成領域に対して所定の間隔を隔てて
位置する領域上とに開口部を有する絶縁膜を形成する工
程と、上記絶縁膜をマスクとして、上記絶縁膜のゲート
電極を形成する領域上の開口部以外の開口部内に選択的
に高濃度に第1導電型不純物を注入して高濃度不純物領
域を形成する工程と、上記絶縁膜の開口部内のみにゲー
ト電極材料を堆積して、ゲート電極を形成する領域上の
開口部内にゲート電極を形成するとともに、その他の開
口部内にゲート電極と同じ材料からなるダミー電極を選
択的に形成する工程と、上記絶縁膜を除去した後、上記
ゲート電極及びダミー電極をマスクとして該ゲート電極
及びダミー電極の下部領域を除いた領域に低濃度に第1
導電型不純物を注入して低濃度不純物領域を形成する工
程と、上記ダミー電極のみを除去する工程と、上記高濃
度不純物領域上にそれぞれソース電極およびドレイン電
極を形成する工程とを備えた構成としたものであり、こ
れにより、転写マスクを用いてフォトリソグラフィー技
術により位置精度よく形成可能な開口部を有する絶縁膜
をマスクとして選択的にイオン注入を行ってn+ 型領域
を形成することができるため、絶縁膜に開口部を形成す
る精度,すなわち、転写マスクの遮光帯形成精度と同様
の高い精度で、n+ 型領域の形成位置の制御を行うこと
ができ、高精度にn+ 型領域の位置の制御を行うことが
できる作用効果が得られるものである。
【0030】以下、この実施の形態3の詳細について説
明する。図3はこの発明の実施の形態3に係る半導体装
置の製造方法を説明するための断面図であり、図におい
て、図1と同一符号は同一または相当する部分を示して
いる。
【0031】次に製造方法について説明する。まず、上
記実施の形態2において図2(a) を用いて説明した工程
と同様の工程により、GaAs基板1上にイオン注入に
より、n型動作層2を形成し、全面に絶縁膜を堆積さ
せ、レジスト4を用いて、上記絶縁膜5を選択的なエッ
チングにより除去して、ゲート電極を形成する領域,及
びソース,ドレイン領域となるn+ 型領域を形成する領
域上に開口部を形成する。その後、レジスト4を除去し
て、図3(a) に示すように、n型動作層2上に、ゲート
電極を形成する領域,及びソース,ドレイン領域となる
+ 型領域を形成する領域上に開口部を有する絶縁膜5
を配置した構造を得る。
【0032】次に図3(b) に示すように、全面に第2の
レジストを形成した後、フォトリソグラフィー技術を用
いてこれをパターニングして、絶縁膜5のゲート電極が
形成される領域上の開口部のみを覆うように第2のレジ
スト14を残し、この第2のレジスト14と絶縁膜5と
をマスクとしてイオン注入を行い、n+ 型領域6を形成
する。
【0033】さらに、図3(c) に示すように、第2のレ
ジスト14を除去した後、メタルCVD法等により絶縁
膜5の開口部内のみを埋め込むように高融点金属を選択
的に堆積させてゲート電極3とダミー電極3aとを形成
し、HF(フッ酸)処理等により絶縁膜5を選択的に除
去し、続いて、上記ゲート電極3とダミー電極3aとを
マスクとしてイオン注入により低濃度にn型不純物を注
入してn’型領域7を形成する。
【0034】次に、図3(d) に示すように、基板1の上
部全面にレジストを形成し、これをパターニングしてゲ
ート電極3のみ覆うような形状の第3のレジスト24を
形成し、この第3のレジスト24をマスクとしてRIE
法等を用いてダミー電極3aを選択的に除去する。
【0035】その後、第2のレジスト24を除去し、上
記実施の形態1において示した図1(e) 以降の工程と同
様の工程により、ソース電極およびドレイン電極を形成
して半導体装置を得る。
【0036】この実施の形態3においては、n型動作層
2上に堆積した絶縁膜5の、ゲート電極を形成する領域
とn+ 型領域を形成する領域に、転写マスクを用いてフ
ォトリソグラフィー技術によりパターニングしたレジス
ト4をマスクとして、位置精度よく開口部を形成した
後、この開口部のうちのゲート電極を形成する領域のみ
に第2のレジスト24を形成して、絶縁膜5と第2のレ
ジスト14とをマスクとして選択的にイオン注入を行い
+ 型領域を形成しているため、絶縁膜5に形成した開
口部内に、n+ 型領域を形成することになり、絶縁膜5
に開口部を形成する精度と同じ精度,即ち転写マスクの
遮光帯形成精度と同じ精度でn+ 型領域6の位置の制御
を行うことができる。このため、従来のように、n+
領域6をゲート電極3の側面部分にエッチングにより形
成した絶縁膜をマスクとして用いてイオン注入によりn
+ 型領域を形成する場合に比較して、高精度にn+ 型領
域の位置の制御を行うことが可能となる。
【0037】このように、この実施の形態3に係る半導
体装置の製造方法によれば、GaAs基板1上に形成さ
れたn型動作層2上に、ゲート電極を形成する領域上
と、該ゲート電極形成領域の両側の,該ゲート電極形成
領域に対して所定の間隔を隔てて位置する領域上とに開
口部を有する絶縁膜5を形成し、該絶縁膜5のゲート電
極形成領域上の開口部のみを第2のレジスト14で覆っ
た後、該第2のレジスト14と上記絶縁膜5とをマスク
として、上記絶縁膜5のゲート電極を形成する領域上の
開口部以外の開口部内に選択的に高濃度にn型不純物を
注入してn+ 型領域6を形成し、その後、上記第2のレ
ジスト14を除去し、上記絶縁膜の開口部内のみにゲー
ト電極材料を堆積して、ゲート電極を形成する領域上の
開口部内にゲート電極3を形成するとともに、その他の
開口部内にゲート電極と同じ材料からなるダミー電極3
aを選択的に形成し、上記絶縁膜5を選択的に除去した
後、上記ゲート電極3及びダミー電極3aをマスクとし
て低濃度にn型不純物を注入してn’型領域7を形成
し、上記ゲート電極3を覆うように第3のレジスト24
を形成し、該第3のレジスト24をマスクとして上記ダ
ミー電極3aのみを除去し、上記n+ 型領域6上にそれ
ぞれソース電極8およびドレイン電極9を形成するよう
にしたから、転写マスクを用いてフォトリソラフィー技
術により位置精度よく形成可能な開口部を有する絶縁膜
5をマスクとして選択的にイオン注入を行ってn+ 型領
域6を形成することができるため、絶縁膜5に開口部を
形成する精度,すなわち、転写マスクの遮光帯形成精度
と同様の高い精度で、n+ 型領域6の形成位置の制御を
行うことができ、LDD構造を有する半導体装置の製造
方法において、高精度にn+ 型領域の位置の制御を行う
ことができる効果がある。
【0038】実施の形態4.この発明の実施の形態4に
係る半導体装置の製造方法は、上記実施の形態1〜3に
係る半導体装置の製造方法において、上記ソース電極と
ドレイン電極との間の、上記ゲート電極に対して所定の
間隔を隔てて隣接した位置に、該ゲート電極と同一の工
程により第2のゲート電極を形成する工程を備える構成
としたものであり、これにより、デュアルゲート構造を
備えた半導体装置の製造方法において、高精度に高濃度
n型領域の位置の制御を行うことができる作用効果が得
られるものである。
【0039】以下、この実施の形態4の詳細について説
明する。図4はこの発明の実施の形態4の製造方法を示
す断面図であり、図において、図3と同一符号は同一ま
たは相当する部分を示しており、13は第2のゲート電
極である。
【0040】この実施の形態4は、上記実施の形態3に
係る半導体装置の製造方法を、利得制御が可能なデュア
ルゲート電極を有する電界効果トランジスタの製造方法
に適用するようにしたものである。
【0041】次に製造方法について説明する。まず、上
記実施の形態3において説明したように、GaAs基板
1上にイオン注入により、n型動作層2を形成し、全面
に絶縁膜5を堆積させ、レジスト4を用いて、上記絶縁
膜5を選択的なエッチングにより除去して、ゲート電極
を形成する領域,及びソース,ドレイン領域となるn+
型領域を形成する領域上に開口部を形成し、その後、上
記レジスト4を除去して、図3(a) に示すように、n型
動作層2上に、ゲート電極を形成する領域,及びソー
ス,ドレイン領域となるn+ 型領域を形成する領域上に
開口部を有する絶縁膜5を配置した構造を得るが、本実
施の形態4においては、この絶縁膜5のゲート電極を形
成する領域に開口部を形成する際に、この開口部を形成
する工程と同様の工程により、このゲート電極を形成す
る領域に対して所定の間隔を隔てた領域に第2のゲート
電極を形成するための開口部を形成するようにする(図
4(a))。
【0042】次に、図4(b) に示すように、基板1の上
部全面に第2のレジストを形成した後、フォトリソグラ
フィー技術を用いてこれをパターニングして、絶縁膜5
のゲート電極及び第2のゲート電極が形成される領域上
の開口部のみを覆うように第2のレジスト14を残し、
この第2のレジスト14と絶縁膜5とをマスクとしてイ
オン注入を行い、n+ 型領域6を形成する。
【0043】さらに、図4(c) に示すように、第2のレ
ジスト14を除去した後、メタルCVD法等により絶縁
膜5の開口部内のみを埋め込むように高融点金属を選択
的に堆積させてゲート電極3と第2のゲート電極13と
ダミー電極3aとを形成し、HF(フッ酸)処理等によ
り絶縁膜5を選択的に除去し、続いて、上記ゲート電極
3とダミー電極3aとをマスクとしてイオン注入により
低濃度にn型不純物を注入してn’型領域7を形成す
る。
【0044】次に、図3(d) に示すように、基板1の上
部全面にレジストを形成し、これをパターニングしてゲ
ート電極3および第2のゲート電極13のみ覆うような
形状の第3のレジスト24を形成し、この第3のレジス
ト24をマスクとしてRIE法等を用いてダミー電極3
aを選択的に除去する。
【0045】その後、第2のレジスト24を除去し、上
記実施の形態1において示した図1(e) 以降の工程と同
様の工程により、ソース電極8およびドレイン電極9を
形成して、図4(e) に示すようなデュアルゲート型の半
導体装置を得る。
【0046】この実施の形態4に係る半導体装置の製造
方法においては、上記実施の形態3に係る半導体装置の
製造方法と同様に、転写マスクを用いてフォトリソグラ
フィー技術により位置精度よく形成可能な開口部を有す
る絶縁膜5をマスクとして選択的にイオン注入を行って
+ 型領域6を形成することができるため、絶縁膜5に
開口部を形成する精度,すなわち、転写マスクの遮光帯
形成精度と同様の高い精度で、n+ 型領域6の形成位置
の制御を行うことができ、利得制御が可能なデュアルゲ
ート電極を備えたLDD構造を有する半導体装置の製造
方法において、高精度にn+ 型領域の位置の制御を行う
ことができる効果がある。
【0047】なお、この実施の形態4においては、上記
実施の形態3に係る半導体装置の製造方法において、ゲ
ート電極に隣接した領域上に、該ゲート電極と同一工程
により、第2のゲート電極を形成して、デュアルゲート
型の半導体装置を得る場合について説明したが、本発明
は、上記実施の形態1および2に係る半導体装置の製造
方法において、ゲート電極に隣接した領域上に、該ゲー
ト電極と同一工程により、第2のゲート電極を形成する
場合においても適用できるものであり、このような場合
においても上記実施の形態4と同様の効果を奏する。
【0048】また、上記実施の形態1〜4においては、
基板としてGaAs基板を用いた半導体装置に適用した
場合について説明したが、本発明は、その他のSi等の
基板を用いた半導体装置においても適用できるものであ
り、このような場合においても上記実施の形態4と同様
の効果を奏する。
【0049】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ゲー
ト電極と、該ゲート電極の両側に,該ゲート電極に対し
て所定の間隔を隔てて配置されたダミー電極とを形成す
る工程と、上記ゲート電極及びダミー電極の両側に、該
ゲート電極及びダミー電極を埋め込むように絶縁膜を堆
積させる工程と、上記ダミー電極のみを上記絶縁膜に対
して選択的に除去した後、上記絶縁膜をマスクとして、
ダミー電極が形成されていた領域の下部領域のみに選択
的に高濃度に第1導電型不純物を注入して高濃度不純物
領域を形成する工程と、上記絶縁膜を除去した後、上記
ゲート電極をマスクとして該ゲート電極下部の領域を除
いた領域に低濃度に第1導電型不純物を注入して低濃度
不純物領域を形成する工程と、上記高濃度不純物領域上
にそれぞれソース電極及びドレイン電極を形成する工程
とを備えるようにしたから、LDD構造の高濃度n型領
域を制御性良く形成することができ、高品質な半導体装
置を歩留りよく提供できる効果がある。
【0050】また、この発明によれば、半導体基板上
に、ゲート電極を形成する領域上と、該ゲート電極形成
領域の両側の,該ゲート電極形成領域に対して所定の間
隔を隔てて位置する領域上とに開口部を有する絶縁膜を
形成する工程と、上記絶縁膜の開口部内のみにゲート電
極材料を堆積して、ゲート電極を形成する領域上の開口
部内にゲート電極を形成するとともに、その他の開口部
内にゲート電極と同じ材料からなるダミー電極を選択的
に形成する工程と、上記ダミー電極のみを除去した後、
上記絶縁膜をマスクとして上記ダミー電極が形成されて
いた領域の下部領域のみに高濃度に第1導電型不純物を
注入して高濃度不純物領域を形成する工程と、上記絶縁
膜を選択的に除去した後、上記ゲート電極をマスクとし
て該ゲート電極下部の領域を除いた領域に低濃度に第1
導電型不純物を注入して低濃度不純物領域を形成する工
程と、上記高濃度不純物領域上にそれぞれソース電極及
びドレイン電極を形成する工程とを備えるようにしたか
ら、LDD構造の高濃度n型領域を制御性良く形成する
ことができ、高品質な半導体装置を歩留りよく提供でき
る効果がある。
【0051】また、この発明によれば、半導体基板上
に、ゲート電極を形成する領域上と、該ゲート電極形成
領域の両側の,該ゲート電極形成領域に対して所定の間
隔を隔てて位置する領域上とに開口部を有する絶縁膜を
形成する工程と、上記絶縁膜をマスクとして、上記絶縁
膜のゲート電極を形成する領域上の開口部以外の開口部
内に選択的に高濃度に第1導電型不純物を注入して高濃
度不純物領域を形成する工程と、上記絶縁膜の開口部内
のみにゲート電極材料を堆積して、ゲート電極を形成す
る領域上の開口部内にゲート電極を形成するとともに、
その他の開口部内にゲート電極と同じ材料からなるダミ
ー電極を選択的に形成する工程と、上記絶縁膜を除去し
た後、上記ゲート電極及びダミー電極をマスクとして該
ゲート電極及びダミー電極の下部領域を除いた領域に低
濃度に第1導電型不純物を注入して低濃度不純物領域を
形成する工程と、上記ダミー電極のみを除去する工程
と、上記高濃度不純物領域上にそれぞれソース電極およ
びドレイン電極を形成する工程とを備えるようにしたか
ら、LDD構造の高濃度n型領域を制御性良く形成する
ことができ、高品質な半導体装置を歩留りよく提供でき
る効果がある。
【0052】また、この発明によれば、上記半導体装置
の製造方法において、ソース電極とドレイン電極との間
の,上記ゲート電極に対して所定の間隔を隔てて隣接し
た位置に、該ゲート電極と同一の工程により第2のゲー
ト電極を形成する工程を備えるようにしたから、デュア
ルゲート電極を有する半導体装置において、LDD構造
の高濃度n型領域を制御性良く形成することができ、高
品質な半導体装置を歩留りよく提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る半導体装置の製
造方法を示す断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態2に係る半導体装置の製
造方法を示す断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態3に係る半導体装置の製
造方法を示す断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態4に係る半導体装置の製
造方法を示す断面図である。
【図5】 従来の半導体装置の製造方法を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 GaAs基板、2 n型動作層、3 ゲート電極、
3a ダミー電極、4レジスト、5 絶縁膜、6 高濃
度n型領域(n+ 型領域)、7 低濃度n型領域(n′
型領域)、8 ソース電極、9 ドレイン電極、13
第2のゲート電極、14 第2のレジスト、24 第3
のレジスト。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に、ゲート電極と、該ゲー
    ト電極の両側に,該ゲート電極に対して所定の間隔を隔
    てて配置されたダミー電極とを形成する工程と、 上記ゲート電極及びダミー電極の両側に、該ゲート電極
    及びダミー電極を埋め込むように絶縁膜を堆積させる工
    程と、 上記ダミー電極のみを上記絶縁膜に対して選択的に除去
    した後、上記絶縁膜をマスクとして、ダミー電極が形成
    されていた領域の下部領域のみに選択的に高濃度に第1
    導電型不純物を注入して高濃度不純物領域を形成する工
    程と、 上記絶縁膜を除去した後、上記ゲート電極をマスクとし
    て該ゲート電極下部の領域を除いた領域に低濃度に第1
    導電型不純物を注入して低濃度不純物領域を形成する工
    程と、 上記高濃度不純物領域上にそれぞれソース電極及びドレ
    イン電極を形成する工程とを備えたことを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に、ゲート電極を形成する
    領域上と、該ゲート電極形成領域の両側の,該ゲート電
    極形成領域に対して所定の間隔を隔てて位置する領域上
    とに開口部を有する絶縁膜を形成する工程と、 上記絶縁膜の開口部内のみにゲート電極材料を堆積し
    て、ゲート電極を形成する領域上の開口部内にゲート電
    極を形成するとともに、その他の開口部内にゲート電極
    と同じ材料からなるダミー電極を選択的に形成する工程
    と、 上記ダミー電極のみを除去した後、上記絶縁膜をマスク
    として上記ダミー電極が形成されていた領域の下部領域
    のみに高濃度に第1導電型不純物を注入して高濃度不純
    物領域を形成する工程と、 上記絶縁膜を選択的に除去した後、上記ゲート電極をマ
    スクとして該ゲート電極下部の領域を除いた領域に低濃
    度に第1導電型不純物を注入して低濃度不純物領域を形
    成する工程と、 上記高濃度不純物領域上にそれぞれソース電極及びドレ
    イン電極を形成する工程とを備えたことを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 半導体基板上に、ゲート電極を形成する
    領域上と、該ゲート電極形成領域の両側の,該ゲート電
    極形成領域に対して所定の間隔を隔てて位置する領域上
    とに開口部を有する絶縁膜を形成する工程と、 上記絶縁膜をマスクとして、上記絶縁膜のゲート電極を
    形成する領域上の開口部以外の開口部内に選択的に高濃
    度に第1導電型不純物を注入して高濃度不純物領域を形
    成する工程と、 上記絶縁膜の開口部内のみにゲート電極材料を堆積し
    て、ゲート電極を形成する領域上の開口部内にゲート電
    極を形成するとともに、その他の開口部内にゲート電極
    と同じ材料からなるダミー電極を選択的に形成する工程
    と、 上記絶縁膜を除去した後、上記ゲート電極及びダミー電
    極をマスクとして該ゲート電極及びダミー電極の下部領
    域を除いた領域に低濃度に第1導電型不純物を注入して
    低濃度不純物領域を形成する工程と、 上記ダミー電極のみを除去する工程と、 上記高濃度不純物領域上にそれぞれソース電極およびド
    レイン電極を形成する工程とを備えたことを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の半
    導体装置の製造方法において、 上記ソース電極とドレイン電極との間の,上記ゲート電
    極に対して所定の間隔を隔てて隣接した位置に、該ゲー
    ト電極と同一の工程により第2のゲート電極を形成する
    工程を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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