JPH10124810A - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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JPH10124810A
JPH10124810A JP8280932A JP28093296A JPH10124810A JP H10124810 A JPH10124810 A JP H10124810A JP 8280932 A JP8280932 A JP 8280932A JP 28093296 A JP28093296 A JP 28093296A JP H10124810 A JPH10124810 A JP H10124810A
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magnetic head
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欽也 青柳
Tokuo Nakamura
徳男 中村
Hiroshi Yamagami
浩 山上
Yoichi Abiko
世一 安彦
Satoshi Maki
聡 槙
Masahiro Iizuka
雅博 飯塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ギャップ対向面を(100)面、テープ摺動
面を(110)面としたβ方位の磁気ヘッドにおいて、
従来では結晶磁気異方性エネルギーと飽和磁歪を0に近
い値にし、透磁率、及びヘッド出力を高めていた。しか
し高周波の記録では出力が低下する傾向にある。 【解決手段】 フェライト材料の組成比を適切に調節
し、結晶磁気異方性エネルギーK1を100J/m3以下
で、しかも磁路方向としての〈100〉方向の磁歪の絶
対値を小さくする。K1を小さくしておくことで、結晶
軸の磁気異方性は磁気弾性エネルギーの影響を大きく受
けるようになり、フェライト材料と接合ガラスの平均熱
膨張係数を調節して、ギャップ付近に加わる応力がやや
引っ張り応力にすると、磁気弾性エネルギーを負でその
絶対値を小さくすることができ、〈100〉方向を磁化
困難軸にできる。高周波領域では磁路方向を磁化困難軸
とすることで透磁率を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単結晶フェライト
のコアのギャップ対向面を(100)面、テープ摺動面
を(110)面とした、いわゆるβ方位で形成される磁
気ヘッドに係り、特に10MHz以上の高周波領域にお
いて透磁率、及びヘッド出力を向上させた磁気ヘッドに
関する。
【0002】
【従来の技術】図1は磁気ヘッドの斜視図で、図10は
従来の磁気ヘッドを記録媒体との摺動面側から見た拡大
平面図である。図に示す符号1は、Fe23,MnO,
ZnOから成る単結晶フェライトまたは単結晶フェライ
トと多結晶フェライトとの接合材料により形成されたコ
アであり、一対のコア1,1の対向面1a,1aどうし
が非磁性材料を介して接合され、前記接合部が磁気ギャ
ップGとなっている。なお、Tw′はトラック幅であ
る。
【0003】コア1,1には対向面1a,1aに対して
傾斜する傾斜面(トラック幅規制面)1b,1bが形成
されており、この傾斜面(トラック幅規制面)1b,1
bには、コア1,1の側端面1a,1a間を接合するた
めの接合ガラス2が充填されている。なお、符号3は記
録用または再生用のコイルである。なお、図10では、
磁気ギャップGのアジマス角度が0度と成っているが、
実際の磁気ヘッドでは、磁気ギャップGが磁路方向に対
して時計方向または反時計方向のアジマス角度を有して
いる。フェライト材料の結晶構造は立方晶であり、図1
に示す磁気ヘッドは、そのギャップ対向面を結晶面での
(100)面、テープ摺動面を(110)面としたいわ
ゆるβ方位である。また、テープ摺動面において磁路方
向に沿う結晶軸の方向は〈100〉方向である。なお、
β方位から成る磁気ヘッッドは摺動面での耐摩耗性に優
れている。
【0004】単結晶フェライトの組成で決まる結晶磁気
異方性エネルギーをK1としたときに、K1>0であれば
結晶軸〈100〉は磁化容易軸に、K1<0であれば結
晶軸〈100〉は磁化困難軸になり、K1の絶対値が0
に近くなるほど、磁気異方性が弱まる。従来のこの種の
磁気ヘッドでは、前記結晶磁気異方性エネルギーK1を
できるだけ0に近い値、つまりできるだけ等方性にする
ことで、前記結晶磁気異方性エネルギーK1と反比例の
関係にある透磁率を高くできるようにしているのが一般
的である。
【0005】さらに、フェライト材料の性質として磁歪
(磁気ひずみ)があるが、フェライト材料全体としての
飽和磁歪λSは、前記フェライト材料の組成比によって
決定される。この飽和磁歪λSも前記結晶磁気異方性エ
ネルギーK1と同様に透磁率と反比例の関係にあること
から、前記飽和磁歪λSもできるだけ0に近い値にする
ことで、透磁率を高くすることができると考えられてい
た。図3は、Fe23,MnO,ZnOから成るフェラ
イト材料の組成比を示す三元図である。結晶磁気異方性
エネルギーK1、及び飽和磁歪λSが0に近い値となる単
結晶フェライトの組成比は、図中のI内にあたる(Fe
23:MnO:ZnO)=(51〜56mol%:27
〜32mol%:12〜22mol%)であり、磁気ヘ
ッドのコアはこのIで示す範囲内の組成の単結晶フェラ
イトで形成されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、K1とλSを共
に0に近い値とした前記Iの領域の組成の単結晶フェラ
イトを用いて、ギャップ対向面1a,1aの面積を例え
ば300μm2以下のトラック幅Tw′の狭い磁気ヘッ
ドを構成し、数MHzから10MHz程度の高い周波数
による磁気記録および再生を行ったところ、ヘッド出力
が低下することが確認された。これは、ギャップ対向面
1a,1aの面積が小さい磁気ヘッドでは、コア1,1
の加工時の残留応力、および接合ガラス1とフェライト
との熱膨張係数の差による応力の影響が大きく、磁歪λ
と応力σとの積に比例する磁気弾性エネルギーが大きく
なって、磁気ギャップ対向部分での単結晶フェライトの
透磁率が実際には劣化していること、さらに磁気ギャッ
プ対向部分において磁路方向が磁化容易軸方向となり、
高い周波数では透磁率が著しく劣化することが原因であ
ると考えられる。
【0007】本発明は上記従来の課題を解決するための
ものであり、コアを形成する単結晶フェライトの磁歪、
およびギャップ対向部分に作用する応力、さらには結晶
磁気異方性エネルギーを適正に設定することにより、高
周波の交番磁界に対し、磁路方向への透磁率を高め、出
力を向上できるようにした磁気ヘッドを提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくともギ
ャップ対向部分が単結晶フェライトで形成された一対の
コアを有し、両コアが300μm2以下の面積のギャッ
プ対向面で接合されて磁気ギャップが形成され、且つコ
アの磁気ギャップ対向面の側方にトラック幅規制面が形
成され、両コアが前記トラック幅規制面に充填された接
合材により接合されている磁気ヘッドにおいて、前記コ
アのギャップ対向面が単結晶フェライトの(100)
面、ギャップ対向面に交叉する磁路方向が〈100〉方
向、コアの前記〈100〉方向の磁歪λ<100>が負であ
り、且つ接合材との熱膨張係数の違いによりコアのギャ
ップ対向部分に〈100〉方向の引っ張り応力が与えら
れていることを特徴とするものである。
【0009】また、コアの前記〈100〉方向の磁歪定
数の絶対値が7×10-6以下であり、前記接合材の平均
熱膨張係数αglassと前記フェライトの平均熱膨張係数
αferriteの比は、100℃から300℃間で0.85
<(αglass/αferrite)<1であることが好ましい。
接合材とフェライトとの平均熱膨張係数の比を前記の範
囲に設定することにより、コアに作用する〈100〉方
向の引っ張り応力を正の適正な範囲に設定できる。
【0010】また、単結晶フェライトの結晶磁気異方性
エネルギーK1の絶対値は100J/m3以下であること
が好ましい。
【0011】上記の条件を満たす単結晶フェライトは、
Fe23,MnO及びZnOで構成されており、その組
成比は(Fe23:MnO:ZnO)=(51.5〜5
4.5mol%:23〜26.5mol%:21〜2
3.5mol%)となるものである。
【0012】また、一方のコアのトラック幅規制面と他
方のコアのトラック幅規制面との成す角度が100度以
上で180度以下の範囲であり、またそれぞれのコアの
トラック幅規制面とフェライトの〈100〉方向とが成
す角度が50度以下であることが好ましい。
【0013】本発明では、ギャップ対向面の面積が30
0μm2以下の小磁気ギャップを有する磁気ヘッドで且
つ高い周波数による記録または再生を行うものにおい
て、磁気ギャップ対向部分での実質的な透磁率を高く
し、ヘッド出力を向上できるようにしたものである。特
にギャップ対向面が単結晶フェライトの(100)面
で、テープ摺動面が(110)面であるいわゆるβ方位
の磁気ヘッドに適したものであり、テープ摺動面を(1
10)面とすることによりテープ摺動面の耐摩耗性を向
上でき、さらに前記のように高い周波数の交番磁界に対
する透磁率を高くすることが可能である。
【0014】本発明が対象とする対向面積が300μm
2以下のギャップ対向面を有する磁気ヘッドでは、加工
による残留応力、さらには接合材とコアの熱膨張係数と
の差による応力がギャップ対向部分に対して大きな影響
を与える。そこで、本発明では、磁路方向である単結晶
の〈100〉方向の磁歪λ<100>を負、ギャップ対向部
分の単結晶フェライトの〈100〉方向への応力σを正
(引っ張り応力)とする力を与え、磁歪λ<100>と応力
σとの積に比例する〈100〉方向の磁気弾性エネルギ
ーを負としている。これにより、磁気弾性エネルギーに
よる磁化容易の影響については磁路方向である〈10
0〉方向を磁化困難軸にし、磁路と交叉する方向を磁化
容易軸としたものである。
【0015】10MHz程度の高い周波数の交番磁界が
コア内を通過するものでは、磁路方向をやや磁化困難軸
とすることにより、透磁率が高くなることが確認でき
た。これは高い周波数の帯域で交番磁界が通過すると
き、単結晶フェライトでは、磁壁の変化による透磁効果
よりも、磁化の方向が磁路方向と磁路方向に交叉する方
向との間で回転するいわゆる回転磁化による透磁効果の
方が支配的であるためと考えられる。すなわち時間的に
変化する磁界が与えられたときのフェライト内の磁界の
変化としては、フェライト内の磁壁が移動して磁界の方
向へ磁化が向けられる現象と、磁界の時間的変化に追従
して磁化方向が回転する回転磁化とがあるが、高い周波
数の交番磁界の通過を容易にするのは前記回転磁化によ
るものが磁壁の移動よりも支配的になる。そして、この
回転磁化による透磁率を高めるためには、磁路方向を磁
化困難軸にすることが有効であると考えられる。
【0016】本発明は、磁気弾性エネルギーがコアの磁
気ギャップ対向部に与える影響を利用して、磁路方向を
困難軸にできるようにしているが、単結晶フェライトで
の磁化容易軸の方向については、磁気弾性エネルギーだ
けではなく、結晶磁気異方性エネルギーK1も大きな影
響を与える。磁路方向を磁化困難軸にする磁気弾性エネ
ルギーの影響を大きくするためには、前記K1をほぼ0
に近づけその絶対値を小さくすることが必要である。
【0017】そこで、本発明では、単結晶フェライトの
結晶磁気異方性エネルギーK1の絶対値を100J/m3
以下にでき、しかも〈100〉方向の磁歪λ<100>を負
にできるように、図3にてIIで示す範囲の組成を選択
できるようにしている。
【0018】さらに、コアのギャップ対向部分の〈10
0〉方向に引っ張り応力σを適正に与えることができる
ようにするために、コアの側面の傾斜面の角度を最適な
範囲に設定できるようにしている。
【0019】また、単結晶フェライトのコアのギャップ
対向面に高透磁率磁性材料の金属層が形成されているい
わゆるMIG型の磁気ヘッドでは、前記金属層と単結晶
フェライトとの熱膨張係数の差により、フェライトに
〈100〉方向の引っ張り応力σを与えることが可能で
ある。この場合には、金属層(金属膜)の熱膨張係数を
フェライトの熱膨張係数よりも小さくし、その差を5×
10-7(/℃)以下とすることにより、フェライトに
〈100〉方向の適正な引っ張り応力を与えることが可
能になる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は本発明の磁気ヘッドの斜視
図で、図2は本発明の磁気ヘッドを記録媒体との摺動面
側から見た拡大平面図である。図1及び図2に示す磁気
ヘッドのコア1,1は、Fe23,MnO,ZnOが所
定の組成比で混合されて焼結成形されたMn−Zn系の
単結晶フェライトで形成され、または単結晶フェライト
と多結晶フェライトとの接合材料により形成され少なく
ともギャップ対向部分が単結晶フェライトで形成されて
いる。
【0021】コア1,1のギャップ対向面1a,1aは
非磁性材料を介して接合され、磁気ギャップGが形成さ
れている。またギャップ対向面1a,1aに、鉄系微結
晶材料などの高透磁率磁性材料の金属膜が形成されたM
IG型の磁気ヘッドであってもよい。本発明の磁気ヘッ
ドでは、ギャップ対向面1a,1aの面積が300μm
2以下であり、トラック幅Twが狭く、磁気テープに対し
て小さいトラックピッチにて高密度の記録が可能とされ
ている。また、ギャップ対向面1a,1aが単結晶フェ
ライトの結晶面での(100)面、テープ摺動面が(1
10)面であり、いわゆるβ方位となっている。また、
磁路方向に沿う結晶軸の方向は〈100〉方向である。
β方位で形成された磁気ヘッドは、磁気テープ摺動面が
耐摩耗性に優れており、高い周波数の信号の記録に必要
な記録媒体と磁気ヘッド間の相対移動速度を向上させる
ことが可能となる。
【0022】コア1,1の側端にはギャップ対向面1
a,1aおよび磁路方向に対して傾斜する傾斜面(トラ
ック幅規制面)1b,1bが形成されており、この傾斜
面(トラック幅規制面)1b,1bに接合材としての接
合ガラス2が充填されてこの接合ガラス2により両コア
1,1が接合されている。また、符号3は記録用または
再生用のコイルである。本発明でコア1,1として使用
される単結晶フェライトの組成比(Fe23,MnO,
ZnO)は、(51.5〜54.5mol%:23〜2
6.5mol%:21〜23.5mol%)である。こ
の組成比の単結晶フェライトは、図3の組成の三元図で
のIIの範囲内から選択されるものである。
【0023】単結晶フェライトでは、図3に示すIIの
範囲内組成比を選択することにより、結晶磁気異方性エ
ネルギーK1、〈100〉方向の磁歪λ<100>、および熱
膨張係数αferriteが決定される。図3においてIIの
範囲内の単結晶フェライトの結晶磁気異方性エネルギー
K1の絶対値は100J/m3以下の小さい値となり、
〈100〉方向の磁歪λ<100>は常に負の値であり、且
つ磁歪λ<100>の絶対値も小さく磁歪定数は7×10-7
以下である。
【0024】また、接合ガラス2は、100℃から30
0℃間の平均熱膨張係数αglassが100〜115×1
-7(/℃)のものを使用し、前記接合ガラス2の平均
熱膨張係数αglassとフェライトの平均熱膨張係数αfer
riteの比が、0.85<(αglass/αferrite)<1と
なるようにされており、ギャップG付近でコア1,1に
は磁路方向(〈100〉方向)へわずかに引っ張り応力
(正の応力σ)が与えられている。
【0025】本発明の磁気ヘッドでは、フェライト材料
と接合ガラス2との熱膨張係数との差によりテープ摺動
面の〈100〉方向に与えられる応力σを正とし、また
単結晶フェライト材料の組成を図3のIIの範囲内で選
択することにより〈100〉方向の磁歪λ<100>を負に
しており、磁歪と応力の積で求められる磁気弾性エネル
ギー(3/2・λ<100>・σ)が負となっている。前記
磁気弾性エネルギーの値が正の値であれば、単結晶フェ
ライトでの結晶軸の〈100〉方向が磁化容易軸に、負
であれば〈100〉方向が磁化困難軸となり、前記磁気
弾性エネルギーの絶対値が0に近いほど磁気異方性は弱
まる。
【0026】前記のように本発明では、コアのギャップ
G付近に〈100〉方向の引っ張り応力が与えられ、磁
気弾性エネルギーを負にしておくことにより、磁路方向
(〈100〉方向)が磁化困難軸となっている。しか
も、図3のIIの範囲の組成を持つ単結晶フェライトの
磁歪λ<100>の絶対値は小さく、熱膨張係数の比を0.
85<(αglass/αferrite)<1と適正な範囲に設定
しているため、前記磁気弾性エネルギーの絶対値も小さ
くなっている。すなわち磁気ギャップ付近での磁気弾性
エネルギーの影響は、磁路方向〈100〉が磁化困難軸
となるように設定されている。
【0027】なお、磁気異方性は、前記磁気弾性エネル
ギーだけに依存するのではなく、単結晶フェライトの組
成で決められる結晶磁気異方性エネルギーK1にも影響
される。結晶磁気異方性エネルギーのみに着目すると、
K1が正であると〈100〉方向が磁化容易軸になり、
K1が負であると〈100〉方向が磁化困難軸である。
よって、磁気ヘッドでは、結晶磁気異方性エネルギーK
1と磁気弾性エネルギーとで決められる見かけの異方性
エネルギーにより磁化方向が決められる。
【0028】本発明の磁気ヘッドは、ギャップ対向面1
aの面積が300μm2以下のものを対象としており、
ギャップ対向面の面積が小さいため、磁気弾性エネルギ
ーによる磁気異方性が支配的である。ただし結晶磁気異
方性エネルギーも影響がある。そこで、本発明では、磁
歪λ<100>の絶対値を小さくし、熱膨張係数の比(αgla
ss/αferrite)を一定の範囲として磁気弾性エネルギ
ーの絶対値を適正な範囲にするとともに、結晶磁気異方
性エネルギーK1の絶対値を100J/m3以下にするこ
とにより、結晶磁気異方性エネルギーK1が、ギャップ
付近での単結晶フェライトの磁気異方性にあまり影響を
与えないようにしている。
【0029】本発明の磁気ヘッドは、例えばDDS(Di
gital Data Stage)などに使用され、数MHzから1
0MHz程度またはそれ以上の高い周波数帯域で使用さ
れるが、このような高周波領域においては結晶軸〈10
0〉を磁化困難軸とすることで回転磁化をかけやすくで
き、透磁率及びヘッド出力を高くすることが可能とな
る。また結晶軸〈100〉とコア1,1の傾斜面(トラ
ック幅規制面)1b,1bと、〈100〉方向との成す
角度θ1及びθ2を50度以下とし、さらに一方のコア1
の傾斜面(トラック幅規制面)1bから対向するコア1
の傾斜面(トラック幅規制面)1bに至る頂角θ3を1
00度〜180度にすると、ギャップ近傍でのコアの
〈100〉方向の引っ張り応力を最適な範囲に設定で
き、高周波帯域で高い透磁率を得る効果を確実に発揮さ
せることができるようになる。
【0030】
【実施例】以下、β方位で形成された磁気ヘッドの実施
例を説明する。実験は以下の〜に記載する統一され
た条件下で行なった。 磁気ヘッドは、トラック幅Twを12μm、ギャップ
Gの深さを14〜17μm、ギャップ長を0.2μmと
した。またアジマス角度を20度とした。 記録媒体としてのテープには、市販のHi8用MPテ
ープを使用し、磁気ヘッドとテープとの相対速度を6.
26m/s、記録周波数を9.4MHzの高周波数とし
た。 ヘッド出力の測定は、磁気ヘッドでテープに記録を行
い、再生出力を外当て式テスタで測定した。
【0031】まず表1に示すように、単結晶フェライト
材料の組成比が異なる12種類(試料No.a〜l)の
磁気ヘッドを製作し、それぞれの磁気ヘッドの磁歪λ<1
00>、結晶磁気異方性エネルギーK1、及びヘッド出力を
測定した。その測定値が表1に記されている。なお、1
2種類の磁気ヘッドはすべて図2に示す頂角θ3が10
5度、接合ガラスの平均熱膨張係数αglassとフェライ
ト材料の平均熱膨張係数αferriteとの比が0.95〜
1とされており、わずかに引っ張り応力がかけられてい
る。
【0032】
【表1】
【0033】図4は、各単結晶フェライトの〈100〉
方向の磁歪λ<100>とヘッド出力(dB)との関係を示
すグラフである。図に示す2本の曲線のうち上側の曲線
はK1の絶対値が100J/m3以下の試料No.aから
eの測定値を示し、下側の曲線はK1の絶対値が100
J/m3以上の試料No.fからlの測定値を示してい
る。なお、表1および図4に示すヘッド出力値(dB)
は試料No.dのヘッド出力を0dBとした時の相対値
で示している。図4に示すようにヘッド出力は、K1の
絶対値が100J/m3以下であると高くなっている
が、これはK1の値が非常に小さいために前記K1が結晶
軸の磁気異方性にほとんど関与しておらず、磁気異方性
は磁気弾性エネルギーにより大きく左右されているため
と考えられる。すなわち、試料No.aからeでは、K
1が小さいため、負の磁歪λ<100>とわずかな引張応力と
で決められる前記磁気弾性エネルギーの絶対値は小さく
しかも負の値となる。よって、磁路方向である〈10
0〉方向を磁化困難軸にできるため、回転磁化により、
高周波領域での透磁率が高くなりヘッド出力を高くでき
る傾向が現れる。
【0034】図4に示す下側の曲線は上側の曲線と同じ
ように、磁歪λ<100>の絶対値が小さいほど磁気弾性エ
ネルギーの絶対値を低く抑えることができるため、ヘッ
ド出力は高くなっているものと考えられる。しかし前記
磁気弾性エネルギーの絶対値が低くても結晶磁気異方性
エネルギーK1の絶対値が100J/m3以上と非常に大
きくなると、結晶軸の磁気異方性は前記磁気弾性エネル
ギーのみに影響されるのではなく、前記K1から磁気弾
性エネルギーを引いた見かけの磁気異方性エネルギー
(Ea)に依存すると考えられ、よってK1の絶対値が
100J/m3以下の場合に比べてヘッド出力は低下す
ると推測される。 見かけの磁気異方性エネルギー(Ea)=(結晶磁気異
方性エネルギーK1)―(磁気弾性エネルギー3/2・
σ・λ<100>)
【0035】また、前記試料No.a,b,eは図3に
示すフェライト三元図のII内に含まれており、この範
囲内で構成されるフェライト材料のK1の絶対値及び磁
歪λ<100>の絶対値が特に低くなっている。この範囲内
の組成比で構成された単結晶フェライト材料を使用した
磁気ヘッドは、高周波領域で高い出力を得られるものと
なっている。これは試料No.a,b,eの単結晶フェ
ライトを使用すると磁歪λ<100>の絶対値とK1の双方が
小さいが、磁気ギャップの対向面1aの面積が300μ
2以下であるため、磁歪λ<100>および応力による磁気
弾性エネルギーによる磁気異方性の特性が支配的にな
り、磁路方向である〈100〉方向をほぼ磁化困難軸に
できているものと推察できる。
【0036】図5は100℃〜300℃間のガラス/フ
ェライト平均熱膨張係数比とヘッド出力との関係を示す
グラフである。また、図に示すヘッド出力値はガラス/
フェライト平均熱膨張係数比が0.98であった磁気ヘ
ッドのヘッド出力を0dBとした時の相対値で示してい
る。実験は、接合ガラスの平均熱膨張係数αglassが異
なる7種類の磁気ヘッドを製作し、それぞれの磁気ヘッ
ドのヘッド出力を測定した。なお、7種類の磁気ヘッド
のフェライト材料の組成比は試料No.aと同じであ
り、また図2に示す頂角θ3を105度で統一した。
【0037】図に示すように、ヘッド出力が0.85<
(αglass/αferrite)<1の範囲で高くなっており、
このときの接合ガラスの平均熱膨張係数αglassは10
0〜115×10-7(/℃)であった。この範囲内で
は、ギャップG付近に加わる〈100〉方向の応力σは
引っ張り応力で、しかも小さい正の値となっている。表
1から試料No.aの磁歪λ<100>は負の値で、しかも
その絶対値は小さくなっているため、磁気弾性エネルギ
ーは負の値で、しかもその絶対値は小さい。さらに結晶
磁気異方性エネルギーK1の絶対値が小さいことから、
磁路方向である〈100〉方向が磁化困難軸とされ、回
転磁化がかかりやすくなっており、ヘッド出力が高くな
るものと推測される。
【0038】(αglass/αferrite)<0.85となる
と、前記磁気弾性エネルギーの絶対値が大きくなり、結
晶軸の磁気異方性が強くなりすぎて、回転磁化がかかり
にくくなりヘッド出力が低下するものと考えられる。
(αglass/αferrite)>1となると、磁気弾性エネル
ギーが正の値になることから〈100〉方向が磁化容易
軸となり、回転磁化がかかりにくくなり、透磁率及びヘ
ッド出力が低下するものと考えられる。
【0039】次に、図7に示すように、図示左側のコア
1の稜辺1b′を磁気ギャップGと垂直に設定し、図示
右側のコア1のみ傾斜面(トラック幅規制面)1bと磁
路方向である〈100〉方向との角度θ1を変化させ
た。角度θ1は、図7(a)が0度、(b)が15度、
(c)が30度、(d)が45度、(e)が60度、
(f)が90度となる6種類とし、それぞれの磁気ヘッ
ドのヘッド出力を測定した。なお、6種類の磁気ヘッド
のフェライト材料の組成比は試料No.aと同じであ
り、接合ガラスはその平均熱膨張係数がフェライトの平
均熱膨張とほぼ同じであるものを使用した。
【0040】図6は、図7の各図の磁気ヘッドの、角度
θ1とヘッド出力との関係を示すグラフである。なお、
図7では、ヘッド出力値を、θ1=30度(図7の
(c))の磁気ヘッドのヘッド出力を0dBとしたとき
の相対値で示している。図6に示すように、角度θ1を
0度〜50度とすると、ヘッド出力が高くなる。これ
は、角度θ1を50度以下にすると、コアと接合ガラス
との熱膨張係数の差による引っ張りの応力σがコアに対
し〈100〉方向に有効に働き、磁歪λ<100>との関係
で磁気弾性エネルギーを負に設定しやすいためであると
考えられる。また、左側のコア1の稜辺1b′と〈10
0〉方向との角度θ2を変化させたときも、同じ結果が
得られると推測できるため、稜辺1b′と〈100〉方
向との角度θ2も0度〜50度の範囲であればヘッド出
力を向上させることができるものと思われる。
【0041】また図8は頂角θ3とヘッド出力との関係
を示すグラフである。なお、図に示すヘッド出力値は頂
角θ3=120度(図9の(e))の磁気ヘッドのヘッ
ド出力を0dBとした時の相対値で示している。実験
は、図9に示すように頂角θ3が(a)60度,(b)
75度,(c)90度,(d)105度,(e)120
度,(f)180度となる6種類の磁気ヘッドを製作
し、それぞれの磁気ヘッドのヘッド出力を測定した。な
お、6種類の磁気ヘッドのフェライト材料の組成比は試
料No.aと同じであり、接合ガラスにはその平均熱膨
張係数がフェライトの平均熱膨張係数とほぼ同じである
ものを使用した。
【0042】図8に示すように頂角θ3を100度〜1
80度とすると、ヘッド出力が高くなる。頂角θ3が1
00度〜180度の範囲でヘッド出力が高くなっている
のは、図9から明らかなように、頂角θ3が大きくなる
に従って接合ガラス2の体積が大きくなり、また各コア
の傾斜面(トラック幅規制面)1b,1bと〈100〉
方向とのなす角度θ1とθ2が小さくなるため、接合ガラ
スとの熱膨張係数の差により、コアに対し〈100〉方
向への応力が作用しやすくなるためと考えられる。
【0043】以上により、図2に示す角度θ1及びθ2は
それぞれ0度〜50度に、頂角θ3は100度〜180
度の範囲になるようにコア1を形成することにより、よ
り高いヘッド出力を得ることが可能となる。
【0044】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、ギャップ
対向面を(100)面、テープ摺動面を(110)面と
した、いわゆるβ方位で形成された磁気ヘッドにおい
て、Fe23,MnO及びZnOで構成されるフェライ
ト材料の組成比を(Fe23:MnO:ZnO)=(5
1.5〜54.5mol%:23〜26.5mol%:
21〜23.5mol%)にすることにより、結晶磁気
異方性エネルギー、及び結晶軸〈100〉の磁歪を0に
近づけることができる。
【0045】特に、ギャップ対向面積を狭小化し、且つ
高周波領域で使用される場合は、ギャップ付近の応力を
やや引っ張り応力にして、磁気弾性エネルギーを負の値
にし、しかもその絶対値を小さくしておく。こうするこ
とによって、結晶軸〈100〉はわずかに磁化困難軸と
なるため、回転磁化がかかりやすくなり、透磁率、及び
ヘッド出力を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】β方位の磁気ヘッドの斜視図、
【図2】本発明の磁気ヘッドのギャップ近傍部分を摺動
面から示した拡大平面図、
【図3】Fe23,MnO,ZnOから構成される単結
晶フェライト材料の三元図、
【図4】表1に示す試料No.a〜lのフェライト材料
の組成比で形成された12種類の磁気ヘッドの磁歪λ<1
00>とヘッド出力との関係を示した線図、
【図5】フェライト材料を表1に示す試料No.aで統
一し、接合ガラスの平均熱膨張係数が異なる7種類の磁
気ヘッドのガラス/フェライト平均熱膨張係数(αglas
s/αferrite)とヘッド出力との関係を示した線図、
【図6】フェライト材料は表1に示す試料No.aで統
一し、図7に示す(a)〜(f)の形状で形成された6
種類の磁気ヘッドの角度θ1とヘッド出力との関係を示
した線図、
【図7】(a)から(f)は図2に示す角度θ1を0
度,15度,30度,45度,60度,90度とした場
合のコア1の形状を示す図、
【図8】フェライト材料を表1に示す試料No.aで統
一し、図9に示す(a)〜(f)の形状で形成された6
種類の磁気ヘッドの頂角θ3とヘッド出力との関係を示
した線図、
【図9】(a)から(f)は図2に示す頂角θ3を60
度,75度,90度,105度,120度,180度と
した場合のコア1の形状を示す図、
【図10】従来の磁気ヘッドのギャップ近傍部分を摺動
面から示した拡大平面図、
【符号の説明】
1 コア 1a ギャップ対向面 1b 傾斜面(トラック幅規制面) 2 接合ガラス 3 コイル G ギャップ Tw トラック幅 θ1,θ2 傾斜面の角度 θ3 頂角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安彦 世一 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内 (72)発明者 槙 聡 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内 (72)発明者 飯塚 雅博 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともギャップ対向部分が単結晶フ
    ェライトで形成された一対のコアを有し、両コアが30
    0μm2以下の面積のギャップ対向面で接合されて磁気
    ギャップが形成され、且つコアの磁気ギャップ対向面の
    側方にトラック幅規制面が形成され、両コアが前記トラ
    ック幅規制面に充填された接合材により接合されている
    磁気ヘッドにおいて、前記コアのギャップ対向面が単結
    晶フェライトの(100)面、ギャップ対向面に交叉す
    る磁路方向が〈100〉方向、コアの前記〈100〉方
    向の磁歪λ<100>が負であり、且つ接合材との熱膨張係
    数の違いによりコアのギャップ対向部分に〈100〉方
    向への引っ張り応力が与えられていることを特徴とする
    磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 コアの前記〈100〉方向の磁歪定数の
    絶対値が7×10-6以下であり、前記接合材の平均熱膨
    張係数αglassと前記フェライトの平均熱膨張係数αfer
    riteの比は、100℃から300℃間で0.85<(α
    glass/αferrite)<1である請求項1記載の磁気ヘッ
    ド。
  3. 【請求項3】 前記単結晶フェライトの結晶磁気異方性
    エネルギーK1の絶対値は100J/m3以下である請求
    項1または2記載の磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 単結晶フェライトは、Fe23,MnO
    及びZnOで構成されており、その組成比は(Fe
    23:MnO:ZnO)=(51.5〜54.5mol
    %:23〜26.5mol%:21〜23.5mol
    %)である請求項1ないし3のいずれかに記載の磁気ヘ
    ッド。
  5. 【請求項5】 一方のコアのトラック幅規制面と他方の
    コアのトラック幅規制面との成す角度が100度以上で
    180度以下の範囲である請求項1ないし4のいずれか
    に記載の磁気ヘッド。
  6. 【請求項6】 それぞれのコアのトラック幅規制面とフ
    ェライトの〈100〉方向とが成す角度が50度以下で
    ある請求項5記載の磁気ヘッド。
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