JPH10124690A - グラフ表示装置及びグラフ表示方法 - Google Patents

グラフ表示装置及びグラフ表示方法

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JPH10124690A
JPH10124690A JP27799596A JP27799596A JPH10124690A JP H10124690 A JPH10124690 A JP H10124690A JP 27799596 A JP27799596 A JP 27799596A JP 27799596 A JP27799596 A JP 27799596A JP H10124690 A JPH10124690 A JP H10124690A
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graph
data
display
regression
expression
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JP27799596A
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Inventor
Makoto Ozawa
信 小沢
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】入力されたデータに応じたグラフを描画するグ
ラフ表示装置において、入力されたデータがどのような
グラフによって表されるかを容易に把握できるようにす
ること。 【解決手段】グラフを描画するための数値データをキー
入力部12に対する操作によって表示色の指示と共に入
力してデータレジスタ14dに記憶し、この入力された
数値データに基づいて任意に指定されたN次回帰の関数
式を算出して式レジスタ14cに記憶し、この関数式に
応じて複数の回帰グラフを描画することができるもので
あって、この描画される複数のグラフのそれぞれに対し
て、対応する関数式に対応づけて表示色を示す色データ
を記憶させることにより、複数の回帰グラフのそれぞれ
を設定された表示色に応じて同時に表示できる構成とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力されたデータ
に応じたグラフを描画するグラフ表示装置及びグラフ表
示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、関数計算機能を備えた電子式計算
機において、関数式、更には複数の数値データを入力し
てグラフの描画を指示すると、入力された関数式又は複
数の数値データに対応するグラフが描画表示されるもの
が実用化されている。
【0003】例えば、前記電子計算機に複数の数値デー
タを入力すると、予め設定されたX、Y座標範囲におい
て、入力された複数の数値データをプロットし、使用者
に指示された特定の条件(N次回帰)によって前記プロ
ットした複数の数値データに応じたグラフが表示画面中
のXY座標系に描画表示される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のグラ
フ表示装置では、複数の数値データを入力することで入
力された複数の数値データに対応するグラフ全体の変化
を容易に理解することができるものの、ある数値データ
があった場合に、様々な条件に応じて、この数値データ
に対応したグラフを描画し、夫々を容易に把握すること
ができないという問題があった。
【0005】本発明は、前記のような問題に鑑みなされ
たもので、入力されたデータがどのようなグラフによっ
て表されるかを容易に把握することが可能なグラフ表示
装置及びグラフ表示方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係わ
るグラフ表示装置は、グラフを描画するためのデータを
入力するデータ入力手段と、描画するグラフの種類を順
次指定するグラフ指定手段と、このグラフ指定手段によ
り指定されたグラフの種類で前記データ入力手段によっ
て入力されたデータに基づいて順次グラフを描画するグ
ラフ描画手段と、このグラフ描画手段によって描画され
る複数のグラフのそれぞれに対する表示色を設定する表
示色設定手段と、この表示色設定手段によって設定され
た表示色に応じて、複数のグラフのそれぞれを同時に表
示するグラフ表示手段と具備したことを特徴とする。
【0007】つまり、本発明に係わるグラフ表示装置で
は、グラフを描画するためのデータが入力されると、こ
の入力されたデータに基づいて複数のグラフが描画する
ことができると共に、描画される複数のグラフのそれぞ
れに対して表示色を設定することができ、この設定され
た表示色に応じて複数のグラフのそれぞれを同時に表示
することで、入力されたデータが表すグラフが把握され
る。
【0008】また、前記データ入力手段によって入力さ
れるデータは複数の数値データであって、前記グラフ描
画手段によって描画されるグラフは、前記複数の数値デ
ータに基づく、回帰グラフのN次回帰であることを特徴
とする。
【0009】つまり、入力されるデータが統計データ等
の複数の数値データであって、この入力されたデータに
応じたN次の回帰関数(N=1,2,…,)に基づく回
帰グラフによって入力されたデータが表される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本実施形態に係わる
グラフ表示装置の電子回路の構成を示すブロック図であ
る。図1に示すように、本実施形態におけるグラフ表示
装置は、CPU11、キー入力部12、ROM13、R
AM14、表示駆動回路15、及び表示部16によって
構成されている。
【0011】CPU11は、キー入力部12からのキー
操作信号に応じて、ROM13に予め記憶されているシ
ステムプログラムを起動させ、このシステムプログラム
に従って回路各部の動作制御を実行するものである。ま
た、CPU11は、ROM13に予め記憶された制御処
理プログラムに従って、各種の動作モード(計算機モー
ド、グラフ表示モード(回帰グラフモード)等)に応じ
た動作制御を実行するものである。CPU11には、キ
ー入力部12、ROM13の他、RAM14が接続され
ると共に、表示駆動回路15を介して表示部16が表示
される。
【0012】キー入力部12は、装置の動作を規定する
指示やデータを入力するもので、数値キー、記号キー等
が含まれるデータ入力キー12a、複数の機能から対象
とする機能を選択するための複数のファンクションキー
12b,12c,12d,12e,12f(「F1」〜
「F5」)、選択されたデータや項目等を取り消すため
のキャンセルキー12g(「SEL」)、表示対象とし
て選択された関数式に対応するグラフの描画を開始させ
る際に操作される描画キー12h(「描画」)、グラフ
表示のためのデータ(数値データ)を入力するためのデ
ータ入力用の画面を表示させるためのデータキー12i
(「データ」)、入力されたデータに応じてグラフを表
示させる画面中(XY座標系)にデータ位置を示す点を
表示させるためのプロットキー12j(「plo
t」)、回帰グラフモードにおいて入力されたデータに
応じた関数式を表示する表示状態と関数式を表すグラフ
を表示する表示状態とを切換えるための式/グラフ切換
キー12k(「式/グラフ」)、表示されたグラフ上の
任意の点を指定してその座標値を表示させるためのトレ
ースキー12m(「trace」)、上下方向に配列さ
れた複数の選択項目、例えば回帰グラフモードにおいて
一覧表示される複数の関数式中から特定の関数式を選択
するための上選択切換キー12n及び下選択切換キー1
2p、各種選択や指定を行なうためのカーソルキー12
q,12r,12s,12t、データを入力する際の入
力確定を指示するための入力キー12u(「入力」)等
が設けられている。なお、図示していないが、動作モー
ド(計算機モード、グラフ表示モード(回帰グラフモー
ド)等)を選択するためのキー(モードキー)、が設け
られているものとする。
【0013】ROM13は、グラフ表示装置の全体の動
作の制御を司るシステムプログラムの他、各種の動作モ
ードに対応した制御処理プログラム等が予め記憶され
る。RAM14は、グラフ表示装置において扱われる各
種データを記憶するもので、表示レジスタ14a、指定
式レジスタ14b、式レジスタ14c、データレジスタ
14d、グラフ描画レジスタ14eが設けられている。
【0014】表示レジスタ14aには、表示部16に表
示すべき表示データがビットマップデータとして展開さ
れて記憶される。指定式レジスタ14bには、キー入力
部12に対する操作によって入力されたデータに応じて
求められた関数式(回帰関数)から、グラフの表示対象
となる関数式を示すデータが記憶される。グラフの表示
対象とする関数式は、複数の関数式(N次の回帰関数
(N=1,2,…,))から任意に選択される。
【0015】式レジスタ14cには、キー入力部12に
対する操作によって入力されたデータに応じて求められ
た関数式(回帰関数)等の式データが記憶される。式レ
ジスタ14cに記憶される各式データに対して、対応す
るグラフを表示する際の表示色を示すデータ(例えば、
黒色(デフォルト色)、青色、緑色、オレンジ色等を示
す)が記憶される。
【0016】データレジスタ14dには、グラフ表示を
行なうために入力されたデータが記憶されるもので、X
座標値とY座標値による数値データと、データ入力時に
数値データに対して指定された、XY座標系において数
値データの位置を表示(プロット)する際の表示色を示
す色データが対応づけられて記憶される。
【0017】グラフ描画レジスタ14eには、指定式レ
ジスタ14bに記憶されたデータによって指定された、
式レジスタ14cに記憶された式データに応じて、グラ
フを描画(展開)するために利用されるワークエリアで
ある。
【0018】表示駆動回路15は、CPU11の制御の
もとでRAM14に記憶された各種データに基づいて、
表示部16における関数式の一覧やグラフ表示等の表示
駆動を制御する。
【0019】表示部16は、例えばカラー表示が可能な
液晶ディスプレイで構成され、表示駆動回路15の制御
のもとで各種表示を行なうもので、関数式の一覧やグラ
フ表示等を行なう。
【0020】次に、本実施形態におけるグラフ表示装置
の動作について説明する。図2乃至図4は、本実施形態
におけるグラフ表示装置の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【0021】まず、グラフ表示装置のシステム電源が投
入され、モードキー(図示せず)に対する操作によって
グラフ表示モードが選択されたものとする。本実施形態
におけるグラフ表示装置には、グラフ表示モードに回帰
グラフ(回帰関数に基づくグラフ)を表示する回帰グラ
フモードが設けられている。
【0022】この回帰グラフモードが選択されると、C
PU11は、ROM13に記憶された、選択されたモー
ドに対応する制御処理プログラムを起動して、選択され
たモードに対応する初期画面を、表示駆動回路15に対
する制御により表示部16において表示させる。
【0023】ここでキー入力部12のデータキー12i
が押下され(ステップA1)、データ入力の実行が指示
されると、CPU11は、回帰グラフ表示のためのデー
タ入力用の画面を表示させる(ステップA2)。
【0024】図5には、データ入力用の画面と、データ
入力操作の手順(キー入力部12において操作されるキ
ー順)の一例を示している。データ入力用の画面には、
XY座標系におけるX座標値とY座標値を入力する欄
と、入力するデータに対してデータ位置を示す点を表示
させる際の色(青色、緑色、オレンジ色)を選択するた
めの項目、すなわち青色について「BLU」、緑色につ
いて「GRN」、オレンジ色について「ORG」の各項
目が設けられている。各項目は、データ入力用の画面中
の配列位置に応じて、「BLU」「GRN」「ORG」
がそれぞれ、ファンクションキー12c,12d,12
e(F2,F3,F4)によって選択することができ
る。また、データ入力用の画面中のカーソルの初期位置
は、X座標値の入力位置となっている。
【0025】キー入力部12のデータキー12iが押下
され、データ入力用の画面が表示された後に、データ入
力キー12a中の数値キーが押下されると(ステップA
1→A3→A8→A14→A16、A20)、CPU1
1は、押下された数値キー(例えば「3」)に応じた数
値データを入力して一時的に記憶すると共に、現在のカ
ーソル位置に数値を表示する(ステップA21)。
【0026】ここで、ファンクションキー12c(F
2)が押下されると(ステップA22)、入力されたデ
ータに対する表示色(青色「BLU」)が指定されたも
のとして、CPU11は、カーソルで指定されたデータ
を指定された色で表示させる(ステップA23)。
【0027】カーソルキー12tが押下されると、CP
U11は、データ入力用の画面においてデータの入力対
象位置を示すカーソルをY座標値の入力位置に移動させ
る。ここで同様にして、データ入力キー12a中の数値
キーが押下されると(ステップA1→A3→A8→A1
4→A16、A20)、CPU11は、押下された数値
キー(例えば「5」)に応じた数値データを入力して一
時的に記憶すると共に、現在のカーソル位置に数値を表
示する(ステップA21)。
【0028】X座標値とY座標値のそれぞれについてデ
ータが入力された後、キー入力部12の入力キー12u
が押下されると(ステップA26)、CPU11は、入
力されて一時的に記憶されていた数値データを色データ
と共に、RAM14のデータレジスタ14dに記憶させ
る。
【0029】なお、カーソルキーの操作によってデータ
入力用の画面においてデータが入力済みの欄に移動させ
た後、キー入力部12のキャンセルキー12gが押下さ
れた場合、CPU11は、一時的に入力されたデータを
削除する(ステップA24,A25)。
【0030】以下、同様の操作によって、グラフを表示
させるための複数の数値データ(X座標値、Y座標値)
が、任意に指定された色を示す色データと共にデータレ
ジスタ14dに記憶される。複数の数値データが入力さ
れると、この数値データをもとにして関数式(回帰関
数)を算出して、回帰グラフの表示が可能となる。
【0031】図6及び図7には、入力された数値データ
をもとにしたグラフ表示を行なう際のデータ入力操作の
手順(キー入力部12において操作されるキー順)と表
示内容の一例を示している。
【0032】RAM14のプロットキー12jが押下さ
れると(ステップA1→A3)、CPU11は、データ
レジスタ14dに記憶された入力データの最大値と最小
値を検出し(ステップA4)、この検出した最大値と最
小値によってグラフを描画するレンジを設定する(ステ
ップA5)。すなわち、表示部16のグラフ表示用の表
示画面中において、入力された数値データに応じたグラ
フが適切な範囲において表示できるように、X座標軸と
Y座標軸のそれぞれの最大値、最小値の表示位置と、変
化間隔(ピッチ)を設定する。
【0033】次に、CPU11は、図6(A)に示すよ
うに、ステップA5において設定したレンジにおいて、
データレジスタ14dに記憶されたデータの位置を、表
示部16のグラフ表示用の表示画面中にプロットする
(ステップA6)。この際、入力されたデータに対して
表示色が指定されていた場合には、指定された色データ
に応じた色によって対応したデータのプロット表示を行
なう。
【0034】さらに、CPU11は、表示しようとする
回帰グラフを選択するための回帰グラフメニュー表示を
行なう(ステップA7)。図6(A)に示す例では、プ
ロットを「×」で表示しており、またグラフ表示用の表
示画面の下部領域に、回帰グラフメニューとして、表示
可能な複数の回帰グラフの種類(1次、2次、3次、4
次、…)を示す項目(x,x2 ,x3 ,x4 )が設けら
れている。各項目は、キー入力部12に設けられたファ
ンクションキー12b〜12eとそれぞれ対応してい
る。さらにグラフ表示用の表示画面の下部領域に表示さ
れた項目は、回帰グラフの他の種類(5次、6次、…)
を選択するための項目に切換えることもできる。
【0035】ここで、表示する回帰グラフを選択する指
示が、例えばキー入力部12のファンクションキー12
b(F1)が押下されることによって入力されると(ス
テップA1→A3、A8)、CPU11は、1次回帰の
回帰グラフの表示が指示されたものと判断し、選択され
た回帰でデータレジスタ14dに記憶された数値データ
に基づいて関数式(この場合では1次式)を算出する
(ステップA9)。
【0036】CPU11は、選択された回帰に応じて算
出した式の式データを、RAM14の式レジスタ14c
(14c1)に記憶させると共に、グラフ表示用の画面
から関数式の一覧表示用の表示画面に切換えて、所定の
位置(本実施形態では最上位行)において式を表示させ
る(ステップA10)。
【0037】また、CPU11は、関数式の一覧表示用
の表示画面の下部領域に、回帰グラフを表示する際の表
示色を選択するための表示色メニューを表示させる(ス
テップA11)。
【0038】図6(B)に示す例では、ファンクション
キー12b(F1)が押下された際に表示される関数式
の一覧表示用の画面の下部領域に、表示色メニューとし
て、表示対象とするグラフの関数式を設定することを示
す項目「SET」、選択可能な表示色の種類を示す項目
(青色「BLU」、緑色「GRN」、オレンジ色「OR
G」)、及び回帰グラフの表示対象として選択された関
数式を取り消すための項目(「SEL」)が設けられて
いる。各項目は、キー入力部12に設けられたファンク
ションキー12a〜12fとそれぞれ対応している。
【0039】関数式の一覧表示用の画面においては、グ
ラフ表示用の表示画面の回帰グラフメニューから選択さ
れた回帰に応じて算出された関数式を表示するための最
上位行(「Y」)の他に、回帰グラフの表示対象として
選択された複数の関数式を表示するための複数行(「Y
1」「Y2」「Y3」「Y4」)が設けられている。さ
らに、回帰グラフの表示対象として選択された関数式を
表示するための行は、表示画面のスクロールによって、
他の関数式を表示するための複数行(「Y5」「Y6」
…)に切換えることもできる。関数式の一覧表示用の画
面の初期状態では、グラフ表示の対象とする関数式を表
示する位置として、カーソル(図6(B)中ハッチング
で示す)が「Y1」の位置にあるものとする。
【0040】この関数式の一覧表示用の画面が表示され
た状態で、キー入力部12からの入力があった場合(ス
テップA1→A3→A8→A12,A14)、CPU1
1は、式入力選択処理を実行する(ステップA15)。
図4には、式入力選択処理の動作を説明するためのフロ
ーチャートを示している。
【0041】ここで、ファンクションキー12b(F
1)が押下されて、表示対象とするグラフの関数式の設
定が指示された場合(項目「SET」の選択)、CPU
11は、式レジスタ14c1に記憶されている式データ
を、現在のカーソル位置に応じた式レジスタ14c中に
コピーすることによって、最上位行に表示されている関
数式を現在のカーソル位置の行(「Yn」)に入力して
表示させる(ステップB1→B3→B5→B7,B8,
B9)。また、CPU11は、指定式レジスタ14b
に、グラフの表示対象として式レジスタ14cに記憶さ
れた関数式を示すデータを記憶させる。ここでは、式レ
ジスタ14c1に式データがコピーされて、関数式の一
覧表示用の画面中の「Y1」の行に対応する関数式が表
示される。
【0042】なお、キー入力部12の上選択切換キー1
2nまたは下選択切換キー12pが押下された場合(ス
テップB1)、CPU11は、関数式の一覧表示用の画
面中の表示対象とするグラフの関数式を入力する行の変
更が指示されたものとして、キー入力操作に応じてカー
ソルを移動させる(ステップB2)。これにより、任意
の位置に関数式を入力することができる。
【0043】また、例えばファンクションキー12c
(F2)が押下されて、グラフを表示する際の表示色の
指定が入力された場合(青色を示す項目「BLU」)、
CPU11は、現在のカーソル位置の行に入力されてい
る関数式に対して、式レジスタ14cに記憶されている
式データに対応づけて色データを記憶させることによ
り、指定された表示色を設定する(ステップB1→B
5,B6)。
【0044】なお、グラフ表示の際の表示色は、ファン
クションキー12c〜12eの何れかを任意に押下する
ことで指定することができ、また表示色の設定対象とす
る関数式も上選択切換キー12nまたは下選択切換キー
12pの操作によってカーソルを移動することで任意に
指定することができる。
【0045】ここで、キー入力部12の描画キー12h
が押下された場合(ステップB1→B3→B5,B
7)、CPU11は、関数式の一覧表示用の表示画面か
らグラフ表示用の画面に切換えて、指定式レジスタ14
bを参照してグラフの表示対象として選択された関数式
あれば、式レジスタ14cに記憶された関数式の式デー
タに基づいて、グラフ描画レジスタ14eにおいてグラ
フを描画する(ステップB7,B10,B11)。ま
た、CPU11は、式レジスタ14cにおいて、グラフ
の表示対象とする関数式の式データに対応づけて色デー
タが登録されている場合には、対応した表示色でグラフ
を表示させる(ステップB12)。
【0046】図6(C)に示す例では、1次回帰の回帰
グラフが表示対象として設定されると共に表示色が青色
に指定された場合のグラフ表示の状態を示している。図
6(C)に示すように、入力された数値データのプロッ
トと共に、1次回帰の回帰グラフが表示されている。
【0047】ここで、表示する回帰グラフを選択する指
示が、例えばキー入力部12のファンクションキー12
c(F2)が押下されることによって入力されると(ス
テップA1→A3、A8)、CPU11は、2次回帰の
回帰グラフの表示が指示されたものと判断し、選択され
た回帰でデータレジスタ14dに記憶された数値データ
に基づいて式(この場合では2次式)を算出する(ステ
ップA9)。
【0048】CPU11は、選択された回帰に応じて算
出した2次回帰の関数式の式データをRAM14の式レ
ジスタ14c(14c1)に記憶させると共に、グラフ
表示用の画面から関数式の一覧表示用の表示画面に切換
えて、最上位行において表示させる(ステップA1
0)。
【0049】図6(D)に示す例では、先にグラフの表
示対象として設定された1次回帰の関数式が、「Y1」
の行において指定された表示色によって表示されている
と共に、最上位行に算出した2次回帰の関数式が表示さ
れている。また、回帰グラフの表示対象として設定され
た関数式であることを明示するために、関数式中の
「=」に枠が付加されている。
【0050】ここで、下選択切換キー12pが押下され
て、関数式を入力しようとする「Y2」の位置にカーソ
ルが移動され、ファンクションキー12b(F1)の押
下によって関数式の設定が指示されると、CPU11
は、式レジスタ14c1に記憶されている2次回帰の関
数式データを、現在のカーソル位置に応じた式レジスタ
14c3にコピーすることによって、最上位行に表示さ
れている関数式を現在のカーソル位置の行に入力して表
示させる(ステップB1→B3→B5→B7,B8,B
9)。また、CPU11は、指定式レジスタ14bに、
グラフの表示対象として式レジスタ14cに記憶された
関数式を示すデータを記憶させる。
【0051】さらに、例えばファンクションキー12d
(F3)が押下されて、グラフを表示する際の表示色の
指定が入力された場合(緑色を示す項目「GRN」)、
CPU11は、現在のカーソル位置の行に入力されてい
る関数式に対して、式レジスタ14cに記憶されている
式データに対応づけて色データを記憶させることによ
り、指定された表示色を設定する(ステップB1→B
5,B6)。
【0052】ここで、キー入力部12の描画キー12h
が押下された場合(ステップB1→B3→B5,B
7)、CPU11は、関数式の一覧表示用の表示画面か
らグラフ表示用の画面に切換えて、指定式レジスタ14
bを参照してグラフの表示対象として選択された関数式
(ここでは1次回帰と2次回帰)の式データに基づい
て、グラフ描画レジスタ14eにおいてグラフを描画す
る(ステップB7,B10,B11)。また、CPU1
1は、式レジスタ14cにおいて、グラフの表示対象と
する関数式の式データに対応づけて色データが登録され
ている場合には、それぞれの関数式に対応した表示色で
グラフを表示させる(ステップB12)。
【0053】図6(E)に示す例では、1次回帰(表示
色が青色)と2次回帰(表示色が緑色)の回帰グラフが
表示対象として設定された場合のグラフ表示の状態を示
している。図6(D)に示すように、入力された数値デ
ータのプロットと共に、任意に指定された複数の回帰グ
ラフが、それぞれに指定された表示色によって同時に表
示されている。
【0054】ここで、さらに表示する回帰グラフを選択
する指示が、例えばキー入力部12のファンクションキ
ー12d(F3)が押下されることによって入力される
と(ステップA1→A3、A8)、CPU11は、3次
回帰の回帰グラフの表示が指示されたものと判断し、選
択された回帰でデータレジスタ14dに記憶された数値
データに基づいて関数式(この場合では3次式)を算出
する(ステップA9)。
【0055】CPU11は、選択された回帰に応じて算
出した3次回帰の関数式の式データをRAM14の式レ
ジスタ14c(14c1)に記憶させると共に、グラフ
表示用の画面から関数式の一覧表示用の表示画面に切換
えて、最上位行において表示させる(ステップA1
0)。
【0056】図7(A)に示す例では、先にグラフの表
示対象として設定された1次回帰と2次回帰の関数式
が、「Y1」「Y2」のそれぞれ行において指定された
表示色によって表示されていると共に、最上位行に算出
した3次回帰の関数式が表示されている。
【0057】ここで、下選択切換キー12pが2回押下
されて、関数式を入力しようとする「Y3」の位置にカ
ーソルが移動され、ファンクションキー12b(F1)
の押下によって関数式の設定が指示されると、CPU1
1は、式レジスタ14c1に記憶されている3次回帰の
関数式データを、現在のカーソル位置に応じた式レジス
タにコピーすることによって、最上位行に表示されてい
る関数式を現在のカーソル位置の行に入力して表示させ
る(ステップB1→B3→B5→B7,B8,B9)。
また、CPU11は、指定式レジスタ14bに、グラフ
の表示対象として式レジスタ14cに記憶された関数式
を示すデータを記憶させる。
【0058】ここで、例えば上選択切換キー12nが押
下されて、既に関数式が入力されている行(「Y2」)
にカーソルが移動されて(ステップB1)、ファンクシ
ョンキー12f(F5「SEL」)が押下されると(ス
テップB3)、CPU11は、グラフの表示対象を取り
消す指示があったものとして判断し、指定式レジスタ1
4bから該当する式データを示すデータを削除する(ス
テップB4)。また、CPU11は、グラフの表示対象
とする関数式であることを明示するために関数式中の
「=」に付加されていた枠を除去させる。
【0059】図7(B)に示すような、関数式の一覧表
示用の表示画面の内容で描画キー12hが押下される
と、CPU11は、グラフの表示対象として設定されて
いる1次回帰と3次回帰の回帰グラフを、それぞれに指
定された表示色によって同時に表示させる。なお、3次
回帰の回帰グラフについては、特定の表示色の指定がさ
れなかったためにデフォルト色の黒色によって表示され
る。
【0060】なお、グラフの表示対象として関数式が指
定されていない場合に、描画キー12hの押下によって
グラフの表示が指示された場合(ステップB1→B3→
B5→B7,B10)、CPU11は、式レジスタ14
cに記憶された全ての式データのそれぞれに応じてグラ
フを描画し、各式データに対して指定された表示色によ
って表示させるものとする(ステップB13,B1
4)。
【0061】また、グラフ表示用の画面にグラフが表示
された状態でトレースキー12mが押下されると(ステ
ップA1→A3→A8→A12→A14→A16,A1
7)、CPU11は、表示されたグラフ上にポインタを
表示させる(ステップA18)。
【0062】図7(C)に示す例では、3次回帰の回帰
グラフ上にポインタが表示されている状態を示してい
る。CPU11は、式レジスタ14cに記憶された式デ
ータに応じてポインタを表示すると共に、ポインタの位
置におけるX座標値、Y座標値をグラフ表示用の画面中
に「X=○○,Y=○○」(ただし、○○は数値を表
す)のように表示させる(ステップA19)。なお、複
数のグラフが同時に表示されている場合には、トレース
の対象とするグラフを任意に選択することもできる。
【0063】また、ポインタが表示された状態において
カーソルキー12r,12tが押下された場合、CPU
11は、ポインタをグラフ上で移動させて、ポインタ位
置に応じた各位置における座標値(X座標値,Y座標
値)を算出して、座標値を表示する。これにより、入力
した数値データから算出された回帰グラフが実際にどの
ように変化するかを、具体的な数値によって把握するこ
とができる。
【0064】なお、キー入力部12の式/グラフ切換キ
ー12kが押下されると(ステップA1→A3→A8,
A12)、CPU11は、グラフ表示用の画面と関数式
の一覧表示用の表示画面を相互に切換える。これによ
り、グラフ表示用の画面において表示されている複数の
回帰グラフに対応する関数式を確認することができる。
また、グラフ表示の表示色を設定しておくことで、回帰
グラフと関数式の対応関係も容易に把握することもでき
る。
【0065】
【発明の効果】以上のように、本発明に係わるグラフ表
示装置によれば、グラフを描画するためのデータが入力
されると、この入力されたデータに基づいて複数のグラ
フが描画することができると共に、描画される複数のグ
ラフのそれぞれに対して表示色を設定することができ、
この設定された表示色に応じて複数のグラフのそれぞれ
を同時に表示するので、入力されたデータが表すグラフ
を容易に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わるグラフ表示装置の
電子回路の構成を示すブロック図。
【図2】前記グラフ表示装置による回帰グラフモードに
おける回帰グラフの表示処理を示すフローチャート。
【図3】前記グラフ表示装置による回帰グラフモードに
おけるデータ入力の処理を示すフローチャート。
【図4】前記グラフ表示装置による回帰グラフモード中
の式入力処理を示すフローチャート。
【図5】前記グラフ表示装置によるデータ入力用の画面
とデータ入力操作の手順の一例を示す図。
【図6】前記グラフ表示装置による入力された数値デー
タをもとにしたグラフ表示を行なう際のデータ入力操作
の手順と表示内容の一例を示す図。
【図7】前記グラフ表示装置による入力された数値デー
タをもとにしたグラフ表示を行なう際のデータ入力操作
の手順と表示内容の一例を示す図。
【符号の説明】
11…CPU 12…キー入力部 13…ROM 14…RAM 14b…指定式レジスタ 14c…式レジスタ 14d…データレジスタ 14e…グラフ描画レジスタ 16…表示部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グラフを描画するためのデータを入力す
    るデータ入力手段と、 描画するグラフの種類を順次指定するグラフ指定手段
    と、 このグラフ指定手段により指定されたグラフの種類で前
    記データ入力手段によって入力されたデータに基づいて
    順次グラフを描画するグラフ描画手段と、 このグラフ描画手段によって描画される複数のグラフの
    それぞれに対する表示色を設定する表示色設定手段と、 この表示色設定手段によって設定された表示色に応じ
    て、複数のグラフのそれぞれを同時に表示するグラフ表
    示手段とを具備したことを特徴とするグラフ表示装置。
  2. 【請求項2】 前記データ入力手段によって入力される
    データは複数の数値データであって、 前記グラフ描画手段によって描画されるグラフは、前記
    複数の数値データに基づく、回帰グラフのN次回帰であ
    ることを特徴とする請求項1記載のグラフ表示装置。
  3. 【請求項3】 前記データ入力手段によって入力される
    データをもとに関数式を算出する式算出手段と、 この式算出手段によって算出された式を表示する式表示
    手段とを具備し、 前記表示色設定手段は、前記式算出手段によって算出さ
    れた式に対して表示色を設定し、 前記式表示手段は、前記表示色設定手段によって設定さ
    れた表示色に応じて、式を表示することを特徴とする請
    求項1記載のグラフ表示装置。
  4. 【請求項4】 前記データ入力手段によって入力された
    データごとに表示色を設定するデータ表示色設定手段
    と、 前記データ表示色設定手段によって設定された表示色に
    よって、前記データ入力手段によって入力された各デー
    タが示す位置を表示するデータ位置表示手段とを具備し
    たことを特徴とする請求項1記載のグラフ表示装置。
  5. 【請求項5】 前記グラフ表示手段によって表示させる
    グラフを、複数のグラフから選択するグラフ選択手段と
    を具備したことを特徴とする請求項1記載のグラフ表示
    装置。
  6. 【請求項6】 前記グラフ表示手段によって表示させる
    グラフを、複数のN次回帰の回帰グラフから選択する回
    帰グラフ選択手段とを具備したことを特徴とする請求項
    2記載のグラフ表示装置。
  7. 【請求項7】 グラフを描画するためのデータを入力す
    るステップと、 前記入力されたデータに基づいて複数のN次回帰の回帰
    グラフを描画するステップと、 前記描画される複数のグラフのそれぞれに対する表示色
    を設定するステップと、 前記設定された表示色に応じて、複数のグラフのそれぞ
    れを同時に表示するステップからなることを特徴とする
    グラフ表示方法。
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