JPH10123863A - カラー画像形成方法及びカラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成方法及びカラー画像形成装置

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JPH10123863A
JPH10123863A JP27790996A JP27790996A JPH10123863A JP H10123863 A JPH10123863 A JP H10123863A JP 27790996 A JP27790996 A JP 27790996A JP 27790996 A JP27790996 A JP 27790996A JP H10123863 A JPH10123863 A JP H10123863A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粒状性、色再現性、滑性、定着強度を同時に
十分満足し、画像濃度に依存せず任意の光沢度を転写材
上に再現可能なカラー画像形成方法の提供。 【解決手段】 結着樹脂中に少なくとも1種の微粒子を
5〜30体積%含有してなる透明トナーと、有色トナー
とによるカラー画像を転写材上に形成する画像形成工程
と、該カラー画像を該転写材上に加熱定着させる加熱定
着工程とを少なくとも含むことを特徴とするカラー画像
形成方法である。前記加熱定着工程において、定着速
度、定着圧力、定着領域長、定着方式及び定着温度の少
なくとも1つを変化させることによりカラー画像の光沢
度を制御する態様、前記微粒子の平均粒径が0.008
〜1μmであり、前記微粒子が有機微粒子及び無機微粒
子から選択され、前記結着樹脂がポリエステル樹脂であ
るのが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式、静
電記録方式等によりカラー画像を形成する方法及び装置
に関し、特に粒状性、色再現性、滑らかさ、定着強度等
を損なうことなく、これらを同時に十分な程度満足し、
しかも画像濃度に依存することなく任意の光沢度を転写
材上に一様に再現できるカラー画像形成方法及びカラー
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来においては、電子写真方式等により
転写材上にカラー画像を形成する場合、例えばカラーコ
ピーをとる場合には、以下のようにしていた。即ち、原
稿に照明を当て、その反射光をカラーCCDにより色分
解し、画像処理装置で画像処理、色補正を施して得られ
る複数色の画像信号を、色別に、例えば半導体レーザー
等を用いて変調されたレーザー光線とする。このレーザ
ー光線を、Se、アモルファスシリコン等の無機感光
体、又は、フタロシアニン顔料、ビスアゾ顔料等の電荷
発生層として用いた有機感光体に一色ずつ複数回照射す
ることで、複数個の静電潜像を形成する。これら複数個
の静電潜像を、例えば、Y(イエロー)、M(マゼン
タ)、C(シアン)及びK(黒)の4色のカラートナー
で順番に現像する。そして、現像されたトナー像を無機
又は有機感光体から用紙等の転写材に転写し、熱定着ロ
ール等で加熱定着する。こうして、転写材上にカラー画
像を形成していた。
【0003】なお、上記の場合において、前記カラート
ナーは、例えば、ポリエステル樹脂、スチレン/アクリ
ル共重合体、スチレン/ブタジエン共重合体等などの結
着樹脂中に着色剤を分散させてなる平均粒径1〜15μ
mの粒子に、平均粒径が5〜100nm程度の微粒子、
例えば、酸化けい素、酸化チタン、酸化アルミニウム等
の無機微粒子又はPMMA、PVDF等の樹脂微粒子を
付着させたものである。また、前記着色剤は、例えば、
Y(イエロー)としてベンジジンイエロー、キノリンイ
エロー、ハンザイエロー等、M(マゼンタ)としてロー
ダミンB、ローズベンガル、ピグメントレッド等、C
(シアン)としてフタロシアニンブルー、アニリンブル
ー、ピグメントブルー等、K(黒)としてカーボンブラ
ック、アニリンブラック、カラー顔料のブレンド等であ
る。
【0004】上述のようにして形成されたカラートナー
によるカラー画像は、加熱定着の際にその表面が平滑化
されるため、用紙表面とは異なった光沢度を有してい
る。また、カラートナーにおける結着樹脂の種類、加熱
定着の方式等により、加熱定着の際のトナーの粘度が変
化し、カラー画像の光沢度が変化することが知られてい
る。
【0005】ところで、カラー画像の光沢度に対する好
みは、画像の種類・使用目的等によって異なり多様であ
るが、人物や風景などの写真原稿の場合には鮮明な画像
を得る観点から高光沢な画像が一般的に好まれている。
例えば、特開平5−142963号公報、特開平3−2
765号公報、特開昭63−259575号公報等に
は、カラー複写機を用い、トナーの材質、定着条件等を
選択することにより、高光沢な画像を得る旨が記載され
ている。しかし、これらの公報に記載された技術の場
合、トナーによる画像部の光沢度は高くできるものの、
非画像部の光沢度は高くできず、転写材上の光沢度を均
一にすることができない。また、低光沢なものが好まれ
る文字画像までもが高光沢になってしまい、光沢度を適
宜選択することができないという問題がある。
【0006】上記問題を解決するため、例えば、特開平
4−204669号公報、特開平1−142740号公
報、特開昭63−300254号公報等には、カラート
ナーと黒トナーとにおける結着樹脂の特性を変えること
により、黒色画像(黒文字)を低光沢にし、カラー画像
を高光沢にする旨が記載されている。しかし、これらの
公報に記載された技術の場合、黒色画像(黒文字)のみ
は低光沢にできるものの、カラー画像や色文字の光沢度
は任意に制御できず、しかも依然として転写材上の光沢
度を均一にすることができないという問題がある。
【0007】カラー複写機で得られたカラー画像の場
合、低光沢な画像では、印刷や銀塩写真方式で得られた
画像よりも、その表面性状が不規則に荒れており、画像
表面で乱反射が起こるため、たとえ高分散顔料、小粒径
トナーを用いたとしても、粒状性、光沢、色調等が悪く
なってしまう。また、カラー複写機で得られたカラー画
像の場合、画像の濃度によって光沢度が大きく異なるた
め、背景部(非画像部)や低濃度部と高濃度部との間で
光沢度、粒状性、色調等が異なり、印刷や銀塩写真で得
られた画像よりも、滑らかさがなく不自然な感じとなっ
てしまう。
【0008】そこで、このような光沢度に起因する問題
を解決するため、トナー画像を転写材上に定着させる際
の定着速度、定着温度、定着圧力又は定着方式を変化さ
せて、カラー画像の光沢度を任意に変化させることも提
案されている。しかし、このようにして定着された画像
の場合、低光沢画像では、定着画像の定着強度が十分で
なく、擦られたり、折り曲げられたりすると、画像が大
きく欠損してしまい、高光沢画像では、結着樹脂が転写
材に染み込んでしまって十分な光沢度が得られない。
【0009】上記のような現象を防ぐため、トナーにお
ける結着樹脂の分子量を大きくしたり、架橋成分を増加
させたり、分子量分布を広げたりすることが、例えば特
開平6−198935号公報等において報告されてい
る。しかし、この場合、低光沢画像での定着強度は十分
にできるものの、高光沢な画像が十分に得られない。即
ち、定着画像の定着強度が十分であることと、定着画像
が高光沢であることと、結着樹脂の転写材への過剰な染
み込みを防ぎ、転写材の表面性状が画像表面に現れない
ようにすることとを同時に満足させるのは困難であると
いう問題がある。また、この場合、背景部(非画像部)
や低濃度部の光沢度は転写材に依存するため、転写材上
の光沢度を均一にすることができないという問題は依然
として解消されない。
【0010】一方、画像濃度による光沢度差の問題を解
決するため、例えば、特開昭63−58374号公報、
特開平4−278967号公報、特開平4−20467
0号公報、特開平7−72696号公報、特開平5−2
32840号公報等には、カラートナーの外に透明トナ
ーを転写材に転写・定着する方法が提案されている。ま
た、特開昭63−92964号公報、特開昭63−92
965号公報等には、転写材上に予め透明樹脂をコート
しておく方法が提案されている。しかしながら、これら
の方法の場合、画像濃度に依存せずに均一な光沢度が得
られるものの、トナーにおける結着樹脂の転写材への染
み込みがなく、定着画像の定着強度が十分である定着条
件下では、カラー画像の光沢度はトナーにおける結着樹
脂の特性により一義的に決まってしてしまい、カラー画
像の光沢度を任意に制御できないという問題がある。
【0011】他方、特開平4−204670号公報に
は、分子量の異なる複数種の結着樹脂による透明トナー
を用い、該透明トナーの少なくとも一つをカラー画像上
に転写・定着することにより、光沢度の異なる画像を形
成し得る旨が記載されている。しかしながら、この場
合、異なる光沢度の数の分だけ現像器が必要になってし
まうが、現実的には現像器の数には制限があり、任意の
光沢度を得ることは困難である上、トナー供給装置や現
像器の設置には場所を要するので、装置全体が必要以上
に大きくなってしまう。また、分子量の異なる複数種の
結着樹脂を用いるため、帯電量の制御が困難であり、安
定した現像量を得ることができない。しかも光沢度は現
像量によって変化するため、光沢度の制御が困難にな
る。さらに、低光沢を得るための分子量の大きな結着樹
脂は、一般に製造性が悪く、定着温度が高くなってしま
う等の問題がある。
【0012】したがって、カラー画像における粒状性、
色再現性、滑らかさ、定着強度等を同時に十分に満足
し、画像濃度に依存せずにカラー画像の光沢度を任意に
制御し得るカラー画像形成技術は未だ提供されていない
のが現状である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来に
おける諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課
題とする。即ち、本発明は、粒状性、色再現性、滑らか
さ、定着強度等を損なうことなく、これらを同時に十分
な程度満足し、しかも画像濃度に依存することなく任意
の光沢度を転写材上に一様に再現できるカラー画像形成
方法及びカラー画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の発明者が鋭意検討を重ねた結果、有色トナーの
外に、無機又は有機微粒子を5〜30体積%含有してな
る透明トナーを用い、該透明トナーを前記有色トナーに
よる画像部以外の非画像部に少なくとも転写・定着する
ことにより、カラー画像の光沢度を任意に変化させるこ
とができ、画像濃度に依存せずにムラがなく一様な光沢
度を有し、かつ十分な定着強度を有するカラー画像が得
られることを見出した。さらに、この効果は、該カラー
画像を転写材上に加熱定着させる際における定着速度、
定着圧力、定着領域長、定着方式及び定着温度の少なく
とも1つを変化させても容易に得られることを見出し
た。本発明は、本発明の発明者による上記の知見に基づ
くものである。
【0015】前記課題を解決するための手段は、以下の
通りである。即ち、 (1) 結着樹脂中に少なくとも1種の微粒子を5〜3
0体積%含有してなる透明トナーと、有色トナーとによ
るカラー画像を転写材上に形成する画像形成工程と、該
カラー画像を該転写材上に加熱定着させる加熱定着工程
とを少なくとも含むことを特徴とするカラー画像形成方
法である。
【0016】(2) 前記加熱定着工程において、前記
カラー画像の光沢度を制御する前記(1)に記載のカラ
ー画像形成方法である。
【0017】(3) 前記加熱定着工程において、定着
速度、定着圧力、定着領域長、定着方式及び定着温度の
少なくとも1つを変化させることにより前記カラー画像
の光沢度を制御する前記(1)又は(2)に記載のカラ
ー画像形成方法である。
【0018】(4) 前記微粒子の平均粒径が0.00
8〜1μmである前記(1)から(3)のいずれかに記
載のカラー画像形成方法である。
【0019】(5) 前記微粒子が有機微粒子及び無機
微粒子から選択される前記(1)から(4)のいずれか
に記載のカラー画像形成方法である。
【0020】(6) 前記微粒子の屈折率と前記結着樹
脂の屈折率との差の絶対値(ΔN)が0.0〜0.3で
ある前記(1)から(5)のいずれかに記載のカラー画
像形成方法である。
【0021】(7) 前記透明トナーにおける前記微粒
子の含有量をR(体積%)とし、前記微粒子の平均粒径
をd(μm)としたとき、下記式(1)を満足する前記
(1)から(6)のいずれかに記載のカラー画像形成方
法である。 10-5≦R×d3 ≦0.15・・・(1)
【0022】(8) 前記透明トナーにおける前記微粒
子の含有量をR(体積%)とし、前記微粒子の屈折率と
前記結着樹脂の屈折率との差の絶対値をΔNとし、前記
微粒子の平均粒径をd(μm)としたとき、下記式
(2)を満足する前記(1)から(7)のいずれかに記
載のカラー画像形成方法である。 0≦ΔN2 ×R×d3 ≦10-6・・・(2)
【0023】(9) 前記結着樹脂がポリエステル樹脂
である前記(1)から(8)のいずれかに記載のカラー
画像形成方法である。
【0024】(10) 前記透明トナーがその表面に微
粒子が外添されてなる前記(1)から(9)のいずれか
に記載のカラー画像形成方法である。
【0025】(11) 透明トナーと有色トナーとによ
るカラー画像を転写材上に現像する現像手段と、該カラ
ー画像を該転写材上に加熱定着させる加熱定着手段とを
少なくとも有するカラー画像形成装置において、該加熱
定着手段が該カラー画像の光沢度を制御可能であること
を特徴とするカラー画像形成装置である。
【0026】(12) 前記加熱定着手段における定着
速度、定着圧力、定着領域長、定着方式及び定着温度の
少なくとも1つを変化させることにより、前記加熱定着
手段が前記カラー画像の光沢度を制御可能である前記
(11)に記載のカラー画像形成装置である。
【0027】(13) 前記加熱定着手段が複数の定着
器を備える前記(11)又は(12)に記載のカラー画
像形成装置である。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明のカラー画像形成方法は、
画像形成工程と加熱定着工程とを少なくとも含む。これ
らの工程について以下に詳細に説明する。なお、本発明
のカラー画像形成方法は、後述する本発明のカラー画像
形成装置を用いて好適に実施することができる。本発明
のカラー画像形成装置は、現像手段と加熱現像手段とを
少なくとも有する。
【0029】(画像形成工程)前記画像形成工程は、特
定の透明トナーと、有色トナーとによるカラー画像を転
写材上に形成する工程である。前記画像形成工程は、特
定の透明トナーと、有色トナーとを用いることの外は特
に制限はなく、公知の帯電、像露光、現像、転写等の操
作を行うことを含む。さらに必要に応じて適宜その他の
操作、例えば転写前帯電等を行ってもよい。
【0030】−透明トナー− 前記透明トナーは、結着樹脂と微粒子とを含有してな
る。前記透明トナーにおいては、前記微粒子は前記結着
樹脂中に分散した状態で含有されている。本発明におい
て「透明トナー」とは、光吸収や光散乱による着色を目
的とした色材(着色顔料、着色染料、黒色カーボン粒
子、黒色磁性粉など)を含まないトナー粒子であること
を意味する。本発明における透明トナーは、通常、無色
透明であるが、その中に含まれる微粒子の種類・量等に
よっては、透明度が若干低くなっていることがあるが、
実質的には無色透明である。
【0031】前記結着樹脂としては、実質的に透明であ
ればよく、目的に応じて適宜選択することができるが、
例えば、ポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポ
リアクリル系樹脂、その他のビニル系樹脂、ポリカーボ
ネート系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、
エポキシ系樹脂、ポリウレア系樹脂などの一般のトナー
に用いられる公知の樹脂が挙げられる。これらの中で
も、低温定着性、定着強度、保存性などのトナー特性を
同時に満足し得る点でポリエステル系樹脂が好ましい。
【0032】前記微粒子としては、無機微粒子、有機微
粒子等が挙げられる。前記無機微粒子の素材としては、
本発明の効果を害しない限り特に制限はなく、目的に応
じて適宜選択することができるが、例えば、シリカ、二
酸化チタン、酸化すず、酸化モリブデンなどが挙げられ
る。なお、本発明においては、これらの無機微粒子の前
記透明な結着樹脂中の分散性等を考慮して、これらの無
機微粒子に対し、シランカップリング剤、チタンカップ
リング剤等を用いて表面改質処理を施してもよい。
【0033】前記有機微粒子の素材としては、本発明の
効果を害しない限り特に制限はなく、目的に応じて適宜
選択することができるが、例えば、ポリエステル系樹
脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ビニル
系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂、
ポリイミド系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリウレア系樹
脂、フッ素系樹脂などが挙げられる。なお、本発明にお
いては、これらの有機微粒子の前記透明な結着樹脂中の
分散性等を考慮して、これらの有機微粒子に対し、グラ
フト等の反応によって表面改質処理をしてもよい。
【0034】前記透明トナーにおける前記微粒子の添加
量(R)、即ち前記透明な結着樹脂中に添加される前記
微粒子の量としては、5〜30体積%であり、好ましく
は8〜20体積%である。また、前記微粒子の添加量と
しては、前記数値範囲のいずれかの下限値又は後述の実
施例で採用した前記微粒子の添加量のいずれかの値を下
限とし、前記数値範囲のいずれかの上限値又は後述の実
施例で採用した前記微粒子の添加量のいずれかの値を上
限とする数値範囲も好ましい。前記微粒子の添加量が、
5体積%未満であると低光沢の画像を得ようとした場合
の定着強度と高光沢の画像を得ようとしたときの十分な
光沢度の両立ができない。一方、前記微粒子の添加量
が、30体積%を越えると高光沢の画像を得ようとした
ときの十分な光沢度が得られない。
【0035】前記微粒子の平均粒径(d)としては、
0.008〜1.0μmが好ましく、0.01〜0.1
μmがより好ましい。前記微粒子の平均粒径が、1.0
μmを越えると、定着条件によっては色再現性、光沢度
変化及び定着強度を同時に満足することができず、更
に、透明性が低下して好ましい色再現性が得られない。
また、0.008μm未満であると、微粒子が凝集して
しまい、前記微粒子が均一に分散した透明トナーが得ら
れず、色再現性が悪く、定着強度も弱い画像しか得られ
ない。一方、前記微粒子の平均粒径が前記より好ましい
範囲内にあると、色再現性が良好な上、光沢度変化が十
分に得られる点で有利である。
【0036】前記結着樹脂の屈折率と前記微粒子の屈折
率との屈折率差(ΔN)としては、−0.3〜0.3で
あり、即ちその絶対値が0.0〜0.3であるのが好ま
しい。前記屈折率差の絶対値が、0.3を越えると前記
結着樹脂と前記微粒子との界面で光散乱が生じて色再現
性が低下することがある点で好ましくない。一方、前記
屈折率差の絶対値が前記数値範囲内にあると良好な色再
現性が達成される点で有利である。
【0037】本発明においては、前記微粒子の平均粒径
をd(μm)とし、前記透明トナーにおける前記微粒子
の添加量をR(体積%)としたとき、良好な色再現性が
得られる点で、前記透明トナーについてR×d3 の値が
下記の範囲に入ることが好ましい。 10-5≦R×d3 ≦0.15
【0038】本発明においては、前記微粒子の平均粒径
をd(μm)とし、前記透明トナーにおける前記微粒子
の添加量をR(体積%)とし、前記結着樹脂の屈折率と
前記微粒子の屈折率との屈折率差をΔNとしたとき、良
好な色再現性が得られる点で、前記透明トナーについて
ΔN2 ×R×d3 の値が下記の範囲に入ることが好まし
い。 0≦ΔN2 ×R×d3 ≦10-6
【0039】なお、前記結着樹脂に前記微粒子を混合・
分散させる方法としては、通常の有色トナーを作製する
際に用いられる方法、即ち、結着樹脂に帯電制御剤や着
色顔料を混合・分散させる際に用いられる公知の乾式又
は湿式の方法が挙げられる。前記混合・分散の方法の中
でも乾式の方法は、例えば、公知の溶融撹拌式の混練装
置等を用いて行うことができ、これらの混練装置等によ
り、前記結着樹脂中に前記微粒子を一様に分散・混合さ
せることができる。また、前記混合・分散の方法の中で
も湿式の方法は、例えば、従来の湿式重合等により行う
ことができ、結着樹脂の溶液中に前記微粒子を撹拌分散
した後、懸濁分散によって透明トナー粒子を造粒し、溶
剤を除去し乾燥することにより透明トナー粒子を作製す
ることができる。以上のようにして作製される透明トナ
ーにおいては、前記微粒子が前記結着樹脂中に均一に分
散しているので、透明性が良好である。本発明における
前記透明トナーは、可視的には実質無色透明であるが、
場合によってはごく僅かに有色透明になっていることも
ある。
【0040】前記透明トナーにおいて、所望の光沢度を
ムラなく均一に得るためには、前記透明トナーの流動性
と帯電性との制御が必要になる。前記透明トナーの流動
性と帯電性とを制御する観点から、前記透明トナーの表
面に、無機微粒子及び/又は樹脂微粒子を外添乃至付着
させることが好ましい。
【0041】前記無機微粒子としては、本発明の効果を
害しない限り特に制限はなく、外添材として用いられて
いる公知の微粒子の中から目的に応じて適宜選択するこ
とができるが、その材質としては例えば、シリカ、二酸
化チタン、酸化すず、酸化モリブデンなどが挙げられ
る。また、帯電性などの安定性を考慮し、これらの無機
微粒子に対し、シランカップリング剤、チタンンカップ
リング剤等を用いて疎水化処理を行ったものも使用でき
る。
【0042】前記有機微粒子としては、本発明の効果を
害しない限り特に制限はなく、外添材として用いられて
いる公知の微粒子の中から目的に応じて適宜選択するこ
とができるが、その材質としては例えば、ポリエステル
系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、そ
の他のビニル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリア
ミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリ
ウレア系樹脂、フッ素系樹脂などが挙げられる。
【0043】これらの無機微粒子及び有機微粒子の平均
粒径としては、0.005〜1μmであるのが特に好ま
しい。前記平均粒径が、0.005μm未満であると透
明トナーの表面に該無機微粒子及び/又は有機微粒子を
付着させたときに凝集が起こり所望の効果が得られない
ことがある一方、1μmを越えるとより高光沢な画像を
得ることが困難になる。
【0044】本発明においては、前記無機微粒子及び/
又は有機微粒子の屈折率をnとし、前記結着樹脂の屈折
率をNとし、前記結着樹脂に対する前記無機微粒子及び
/又は有機微粒子の重量比をWとしたとき、良好な色再
現性が得られる点で、前記無機微粒子及び/又は有機微
粒子について(n−N)×W×100の値が下記の範囲
に入ることが好ましい。 −4≦(n−N)×W×100≦4 前記(n−N)×W×100の値が前記数値範囲外であ
ると、前記無機微粒子と前記結着樹脂との界面での光散
乱が大きくなり、画像表面の光沢度は、所望の範囲に入
るものの、良好な色再現性を示す画像が形成できない。
【0045】本発明において、前記透明トナーに前記微
粒子の特定量を添加することにより、前記転写材とに対
する定着強度を損なうことなく、加熱定着条件の変化に
より十分な光沢度変化が得られる理由は完全には明らか
ではないが、前記微粒子の添加に起因するチクソトロピ
ー性の増加によるものと推測される。即ち、前記微粒子
を添加した透明トナーの場合、結着樹脂のみからなる透
明トナーと比較して、加熱定着時の実効的なトナーの粘
度が加熱定着条件によって変化し易いため、光沢度の変
化が大きくなるものと推測される。そして、前記転写材
とトナーによるカラー画像との接着力や加熱定着された
後のトナー粒子間の接着力は結着樹脂自身の性質で決定
されるため、低光沢を得ようとした場合でも十分な定着
強度が得られたものと推測される。
【0046】−有色トナー− 前記有色トナーは、結着樹脂と顔料とを少なくとも含有
してなり、マゼンタ(M)トナー、シアン(C)トナ
ー、イエロー(Y)トナー、ブラック(K)トナー等が
挙げられる。前記有色トナーの組成、平均粒径等につい
ては、本発明の目的を害しない範囲の中から適宜選択さ
れる。前記結着樹脂としては、前記透明トナーにおける
結着樹脂として例示したものが挙げられる。前記顔料と
しては、トナー用顔料として通常用いられている顔料で
あれば特に制限はなく、それ自体公知のマゼンタ顔料
(M)、シアン顔料(C)、イエロー顔料(Y)、ブラ
ック顔料(K)の中から選択できる。本発明において、
前記有色トナーは適宜作製したものであってもよいし、
市販品であってもよい。
【0047】なお、前記透明トナー及び前記有色トナー
は、適宜選択したそれ自体公知のキャリアと組み合わさ
れて現像剤とされた後で使用される。また、一成分系現
像剤として、現像スリーブ又は帯電部材と摩擦帯電し
て、帯電トナーを形成して、静電潜像に応じて現像する
方法も適用できる。
【0048】前記画像形成工程における各操作は、以下
の通りである。前記帯電は、電子写真感光体表面を帯電
させる操作であり、例えば、導電性又は半導電性のロー
ラ、ブラシ、フィルム、ゴムブレード等を用いた接触帯
電、コロナ放電を利用したスコロトロン帯電やコロトロ
ン帯電などが挙げられる。前記帯電は、公知の帯電器等
を用いて行うことができる。前記像露光は、該帯電がな
された電子写真感光体表面を像様に露光して静電潜像を
形成する操作であり、例えば、半導体レーザ光の外、L
ED光、液晶シャッタ光等の公知の光源を利用した公知
の画像露光器を用いて行うことができる。前記現像は、
トナーを用いて該静電潜像を現像してカラー画像を形成
する操作であり、例えば、トナーを接触又は非接触させ
て現像する現像器を用いて行うことができる。この時
に、キャリアを用いた二成分系現像剤による現像方法あ
るいは一成分系現像剤による現像方法を適用することが
できる。ただし、本発明においてはトナーとして後述の
ものを用いる。前記転写は、該カラー画像を転写材上に
転写させる操作であり、例えば、コロナ放電による転
写、転写ベルト、転写ローラ等を用いた接触転写などが
挙げられる。前記転写は、公知の転写帯電器等を用いて
行うことができる。なお、前記転写材としては、その表
面上にトナーを保持し、画像を保持できる機能を有する
限り特に制限はなく、それ自体公知の市販のコピー用紙
などが挙げられる。
【0049】前記画像形成工程は、本発明のカラー画像
形成装置における現像手段を用いて好適に実施すること
ができる。前記現像手段は、トナーによるカラー画像を
転写材上に現像する機能を有し、電子写真感光体、帯電
器、画像露光器、現像器、転写帯電器等を有する。さら
に必要に応じてその他の機器、例えば転写前帯電器等を
有していてもよい。
【0050】前記電子写真感光体としては、特に制限は
なく公知のものでよく、単層構造のものであってもよい
し、多層構造で機能分離型のものであってもよい。前記
帯電器としては、例えば、導電性又は半導電性のロー
ラ、ブラシ、フィルム、ゴムブレード等を用いた接触型
帯電器、コロナ放電を利用したスコロトロン帯電器やコ
ロトロン帯電器などのそれ自体公知の帯電器が挙げられ
る。前記画像露光器としては、例えば、電子写真感光体
表面に、半導体レーザ光、LED光、液晶シャッタ光等
の光源を、所望の像様に露光できるそれ自体公知の光学
系機器などが挙げられる。前記現像器としては、例え
ば、トナーをブラシ、ローラー等を用いて電子写真感光
体に付着させる機能を有する公知の現像器などが挙げら
れる。ただし、本発明のカラー画像形成装置における現
像器は、透明トナー及び有色トナー(M,C,Y,K)
を用いて現像を行うことができる機能を有する。このよ
うな現像器としては、例えば、透明トナー現像器とマゼ
ンタトナー(M)現像器とシアントナー(C)現像器と
イエロートナー(Y)現像器とを回転体の周上部に備え
てなる現像器などが挙げられる。前記転写帯電器として
は、例えば、転写ベルト、転写ローラ等を用いた接触型
転写帯電器、コロナ放電を利用したスコロトロン転写帯
電器やコロトロン転写帯電器などのそれ自体公知の転写
帯電器が挙げられる。
【0051】公知のキャリアと混合・帯電された前記透
明トナー及び前記有色トナーを用いてカラー画像を前記
転写材上に形成するには、例えば、特開昭63−583
74号公報に記載されているような公知の方法に従って
行うことができる。例えば、まず前記帯電器により電子
写真感光体を帯電する。該電子写真感光体を前記画像露
光器により像様に露光し、該電子写真感光体上に静電潜
像を形成する。前記透明トナー及び前記有色トナーを装
填した前記現像器により該静電潜像が現像され、前記電
子写真感光体上に前記透明トナー及び前記有色トナーに
よるカラー画像が形成される。そして、該カラー画像が
前記転写材上に転写される。また、キャリアを用いない
一成分系現像剤による現像方法を採用してカラー画像を
形成してもよい。
【0052】このとき、電子写真感光体上に形成された
カラー画像は、そのまま転写材上に転写されてもよい
し、一旦中間転写体上に転写された後、転写材上に転写
されてもよい。カラー画像における前記透明トナーと前
記有色トナーとの転写順序としては、特に制限はなく目
的に応じて適宜選択できるが、例えば、前記電子写真感
光体又は前記中間転写体上に、まず前記透明トナーを付
着させておき、その上に再度、帯電、露光等の操作を行
って有色トナーを用いて現像する。この操作を有色トナ
ーの数だけ繰り返して行い、電子写真感光体上に複数の
トナーによる現像像を形成した後、これらの複数のトナ
ーを一括して前記転写材上に転写してもよい。また、初
めに前記有色トナーによる現像像を前記転写材上に転写
した後、該転写材上のカラー画像上に透明トナーを転写
させてもよい。この場合、これらの転写材上に転写され
たカラー画像の最表面は透明トナーによる層になってい
る。
【0053】(加熱定着工程)前記加熱定着工程は、前
記画像形成工程において転写材上に形成したカラー画像
を該転写材上に加熱定着させる工程である。前記加熱定
着工程は、加熱定着の操作を行うことを含み、更に必要
に応じて他の操作を行うことを含む。この加熱定着工程
は、公知の方法に従って行うことができるが、本発明に
おいては加熱定着の際における諸条件の内の少なくとも
1つを適宜変更することにより、前記透明トナーを現像
するための現像器が一つでありながら、定着強度を損な
うことや転写材への過剰なトナーの染み込みによる画質
劣化がなく、得られるカラー定着画像の光沢度を任意に
制御し、複数水準の光沢度を得るのが好ましい。
【0054】前記加熱定着の際における諸条件として
は、例えば、定着速度、定着圧力、定着領域長、定着方
式、定着温度などが挙げられる。なお、これらの条件の
好ましい範囲については、トナーの種類、転写材の素材
等により異なるので一概に規定することはできないが、
本発明の効果を害しない範囲で適宜選択される。これら
の加熱定着の際における諸条件とカラー定着画像の光沢
度との関係は、例えば以下の通りである。
【0055】前記定着速度と前記カラー定着画像の光沢
度との関係としては、例えば、低い光沢度を得ようとす
る場合には前記定着速度を速くすればよく、高い光沢度
を得ようとする場合には定着速度を遅くすればよい。前
記定着圧力と前記カラー定着画像の光沢度との関係とし
ては、例えば、低い光沢度を得ようとする場合には定着
領域で加える定着圧力を小さくすればよく、高い光沢度
を得ようとする場合には定着領域で加える定着圧力を大
きくすればよい。前記定着領域長と前記カラー定着画像
の光沢度との関係としては、例えば、低い光沢度を得よ
うとする場合には定着領域長を長くすればよく、高い光
沢度を得ようとする場合には定着領域長を短くすればよ
い。前記定着方式と前記カラー定着画像の光沢度との関
係としては、例えば、低い光沢度を得ようとする場合に
は非接触で加熱定着が可能なオーブン又はラジアント定
着装置を用いればよく、高い光沢度を得ようとする場合
には加熱ロール定着装置を用いればよい。前記定着温度
と前記カラー定着画像の光沢度との関係としては、例え
ば、低い光沢度を得ようとする場合には定着温度を低く
すればよく、高い光沢度を得ようとする場合には定着温
度を高くすればよい。
【0056】前記定着速度を変化させる方法としては、
目的に応じて適宜選択できるが、例えば、定着ロールの
回転数を変化させる方法などが挙げられる。前記定着圧
力を変化させる方法としては、目的に応じて適宜選択で
きるが、例えば、定着ロールと対向する加圧ロールとの
間の圧力を決定するバネのバネ定数を変化させる方法、
定着ロールと加圧ロールとの間の距離を変えてロ−ルの
変形量を変化させる方法などが挙げられる。なお、ここ
に記述した定着ロールの回転数を変化させる方法および
定着圧力を変化させる方法は一例であり、特にこれに限
定する必要はない。前記定着領域長を変化させる方法と
しては、例えば、硬度の異なる定着ロールを用いる方
法、前記定着圧力を変化させる方法などが挙げられる。
前記定着方式を変化させる方法としては、例えば、異な
る方式の定着装置を備えた定着手段において適宜、該定
着装置の切換え行う方法などが挙げられる。前記定着温
度を変化させる方法としては、例えば、加熱機能を有す
る定着装置における設定温度を変化させる方法などが挙
げられる。
【0057】前記加熱定着工程は、本発明の画像形成装
置における加熱定着手段を用いて好適に実施することが
できる。前記加熱定着手段は、前記カラー画像を前記転
写材上に加熱定着させる機能及び該カラー画像の光沢度
を制御し得る機能を少なくとも有する。前記加熱定着手
段が、これらの機能を有すると、前記透明トナーと前記
有色トナーとを用いてカラー画像の形成を行ったとき、
転写材上に形成された該カラー画像の光沢度を適宜所望
の範囲に制御することができる点で有利である。
【0058】前者の機能は、前記加熱定着手段が、前記
転写材上のカラートナーを溶融させ、該転写材上に適度
な定着強度で定着させる機能である。後者の機能は、加
熱定着の際の条件、例えば、定着速度、定着圧力、定着
領域長、定着方式及び定着温度の少なくとも1つを任意
に変化させ得る機能である。なお、後者の機能について
は、コンピュータ等の制御機器を用いて自動的に設定を
変更できるようにしてもよいし、あるいは手動乃至手操
作により適宜設定を変更できるようにしてもよい。この
ような機能を有する加熱定着手段としては、例えば、複
数の定着器を備えてなり、目的に応じて各定着器の切換
えを行うことができるものが好適に挙げられ、より具体
的には、定着ロールと、オーブン定着装置、ラジアント
定着装置等とを備えてなり、これらを適宜切換えて、少
なくともそのいずれか1つを使用することができ、該定
着ロールについてその定着速度、定着圧力、定着領域
長、定着温度等を適宜設定変更できるものなどが好適に
挙げられる。
【0059】以下に、本発明のカラー画像形成方法を、
本発明のカラー画像形成装置を用いて実施した場合につ
いて図面を参照しながら説明する。図1は、本発明のカ
ラー画像形成装置の一例を説明するための概略説明図で
ある。図1に示されるカラー画像形成装置は、画像形成
手段と加熱定着手段とを有してなる。該画像形成手段
は、前記帯電器として帯電器7を、前記電子写真感光体
として有機感光体8を、前記画像露光器として照明1、
カラーCCD3、画像処理装置4、レーザーダイオード
5及び光学系(ROS)6を、前記現像器としてイエロ
ー(Y)現像器9、マゼンタ(M)現像器10、シアン
(C)現像器11、ブラック(K)現像器12、及び透
明トナー現像器16を、前記転写帯電器として前記有機
感光体8に対し転写ドラム13を介して配置された転写
コロトロン15を、それぞれ有してなる。該加熱定着手
段は、定着装置として熱ロール定着器17及びオーブン
定着器18を有してなる。なお、このカラー画像形成装
置においては、熱ロール定着器17とオーブン定着器1
8との切換えを適宜行うことができ、また、熱ロール定
着器17とオーブン定着器18とにおける加熱定着温度
は可変でき、更に熱ロール定着器17における一対のロ
ールの回転速度、接触圧力、接触長、表面層の材質等は
可変できるように設計されている。
【0060】図1に示すカラー画像形成装置を用いてカ
ラーコピーをとる場合、まずコピーをとる原稿2に照明
1を当て、その反射光をカラーCCD3により色分解
し、画像処理装置4で画像処理、色補正を施して得られ
る複数色の画像信号を色別にレーザーダイオード5を用
いて変調されたレーザー光線とする。このレーザー光線
を有機感光体8に一色ずつ複数回照射して複数個の静電
潜像を形成する。これら複数個の静電潜像を、Y(イエ
ロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)及びK(黒)の
4色の前記有色トナー及び前記透明トナーを用い、これ
らをイエロー(Y)現像器9、マゼンタ(M)現像器1
0、シアン(C)現像器11、ブラック(K)現像器1
2、及び透明トナー現像器16にて順番に現像する。そ
して、現像されたカラートナー画像を有機感光体8上か
ら用紙等の転写材14上に転写コロトロン15にて転写
し、熱ロール定着器17にて加熱定着する。以上によ
り、転写材14上にカラー画像が形成される。
【0061】なお、以下に前記加熱定着の操作を図2を
用いて説明する。図2は、本発明のカラー画像形成装置
における加熱定着手段の一例を説明するための概略説明
図である。この加熱定着手段は、熱ロール定着装置17
であり、熱ロール定着装置17における一対のロールの
一方は定着ロール21であり、他方は加圧ロール22で
ある。定着ロール21は、その内部に加熱源29が内蔵
されている。また、定着ロール21の表面に離型剤を付
与・供給する観点から該定着ロール21の表面には離型
剤供給ロール31が回転可能に当接しており、該離型剤
供給ロール31には離型剤供給ロール32が当接してお
り、この離型剤供給ロール32により離型剤36が定着
ロール21の表面に供給される。
【0062】この加熱定着手段においては、定着ロール
21と加圧ロール22とが接触する界面に加熱定着すべ
きカラートナー像39が転写された転写材38が供給さ
れる。該カラートナー像39は、定着ロール21と加圧
ロール22とによりプレスされる。このとき、定着ロー
ル31に内蔵された加熱源29の熱により、該カラート
ナー像39を形成する各トナーにおける結着樹脂が溶融
し、転写材38上に十分な定着強度でもって定着され
る。なお、この加熱定着手段の場合、加熱定着の際にお
ける諸条件を適宜変更できるので、得られるカラー定着
画像の光沢度を所望の程度に適宜変更し、制御すること
ができる。
【0063】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明するが、本発明
はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。 −有色トナー− 以下の実施例において使用した有色トナーは、富士ゼロ
ックス(株)製:A−color用のシアントナー、マ
ジェンタトナー、イエロートナー、黒トナーを用いた。
【0064】−透明トナーA− 透明トナーAは、結着樹脂85体積%と微粒子15体積
%とを含有してなる。前記結着樹脂は、テレフタル酸/
ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物/シクロヘ
キサンジメタノールから得た線状ポリエステル(モル比
=5:4:1、Tg=62度、Mn=4000、Mw=
35000、屈折率1.5)である。前記微粒子は、樹
脂微粒子(ポリメチルメタクリレート、平均粒径0.3
μm、屈折率1.5)である。透明トナーAは、前記結
着樹脂と前記微粒子とをエクストルーダーを用いて溶融
・混練し、ジェットミルで粉砕した後、風力式分級機で
分級することにより調製した。この透明トナーAはd5
0=7μmであった。この透明トナー100重量部に、
下記の2種類の無機微粒子A及びBを高速混合機で付着
させた。無機微粒子Aは、SiO2 (シランカップリン
グ剤で表面を疎水化処理してなり、平均粒径0.05μ
m、屈折率1.4、添加量1.1重量部)である。無機
微粒子Bは、TiO2 (シランカップリング剤で表面を
疎水化処理、平均粒径0.02μm、屈折率2.5、添
加量1.4重量部)である。
【0065】−現像剤− 上述のトナーと併用するキャリアとして、スチレンメチ
ルメタクリレート共重合体で被覆した平均粒径が約50
μmの球形フェライト粒子を用いた。有色トナー及び透
明トナー共、このキャリア100重量部に対して、8重
量部の割合で添加して、ターブラーシェイカーミキサー
で混合することにより、2成分系現像剤を調製した。
【0066】−カラー画像の形成− 画像形成装置として、富士ゼロックス(株)製のA−c
olor630を改造したものを使用した。これは、上
述した図1のカラー画像形成装置と同じである。この図
1に示すカラー画像形成装置の動作は上述の通りであ
る。また、熱ロール定着装置17も上述した図2の加熱
定着手段と同じである。この加熱定着手段の動作は上述
の通りである。
【0067】なお、図2において、定着ロール21は、
図示しないバネによって加圧ロール22の軸心方向に加
圧されており、加圧ロール22は本体に固定されてい
る。定着ロール21及び加圧ロール22の表面には、そ
れぞれ厚みが2mmのシリコンゴムからなる定着ロール
弾性体層25及び加圧ロール弾性体層26が設けられて
いる。定着ロール弾性体層25の内側には定着ロールコ
ア23が、加圧ロール弾性体層26の内側には加圧ロー
ルコア24がそれぞれあり、定着ロール弾性体層25の
外側には定着ロール離型層27が、加圧ロール弾性体層
26の外側には加圧ロール離型層28がそれぞれある。
各離型層には、フッ素系のゴムを用いられている。ま
た、離型剤供給装置30は、定着ロール21の表面に離
型剤(シリコンオイル)を塗布するためのものであっ
て、離型剤供給ロール31、32、芯金33、ゴム状弾
性体34、多孔質フィルム35、離型剤貯蔵タンク3
6、離型剤37を有する。ロールニップ巾40は、定着
領域長を意味する。
【0068】定着ロール21と加圧ロール22とにおけ
る、弾性体層25、26の厚みは2mm、反ぱつ弾性は
70%、ゴム硬度は60度であった。また、それぞれの
離型層27、28の厚みは40μmであった。定着温度
は150℃とした。また、定着ロール21と加圧ロール
22との界面を通過する時の用紙の速度、即ち定着速度
は160mm/sec.とした。また、測定に用いた転
写材38は、富士ゼロックス(株)製のJ紙を用いた。
ロールニップ巾、即ち定着領域長は6mmとした。ま
た、定着圧力は7kg/cm2 とした。現像された有色
トナー重量は、各色共にベタ画像で7.0g/m2 、透
明トナーベタ画像の現像重量は7.5g/m2 とした。
【0069】以上のようにして形成したカラー画像につ
いて以下のような評価を行った。 <定着強度>定着強度の評価はシアンベタ画像を二つ折
にして、その上に金属性の円柱(直径100mm×長さ
100mm重さ1kg)を転がして加圧した後で、カラ
ー画像を観察してカラー画像における平均欠落幅を観察
することにより行った。評価の基準は以下の通りであ
る。 ○・・・欠落幅が0.5mm未満の場合 △・・・欠落幅が0.5mm以上1.5mm未満の場合 ×・・・欠落幅が1.5mm以上の場合
【0070】<オフセットの評価>オフセットの評価は
目視にて行い、以下の基準で評価した。 ○・・・オフセットが未発生のもの △・・・少量のオフセット発生が見られるもの ×・・・オフセット発生が見られるもの
【0071】<粒状性の評価>粒状性の評価は、2cm
×2cmの平均反射濃度の異なる均一画像を使って目視
評価により行った。20人の評価者を対象とし、以下の
5段で評価した。 1・・・非常にきめが粗い 2・・・きめが粗い 3・・・普通 4・・・きめが細かい 5・・・非常にきめが細かい 次に、その平均値を求め、以下の基準にて評価した。 ×・・・平均値が2未満の場合 △・・・2以上4未満の場合 ○・・・4以上の場合
【0072】<色再現性の評価>色再現性の測定はX−
rite 404(X−rite社製)を用いて、マジ
ェンタのベタ画像での画像濃度を測定して、以下の基準
にて評価した。 ×・・・画像濃度が1.2未満の場合 △・・・1.2以上1.6未満の場合 ○・・・1.6以上の場合
【0073】<画像の官能評価>画像全体の官能評価
は、人物写真の目視評価により行った。20人の評価者
を対象として以下の5段階で評価し、 1・・・非常悪い 2・・・悪い 3・・・普通 4・・・良い 5・・・非常にきめが細かい良い その平均値を求めて、下記の基準で評価した。 ×・・・平均値が2未満の場合 △・・・平均値が2以上4未満の場合 ○・・・平均値が4以上の場合
【0074】<鏡面光沢度の評価>鏡面光沢度(グロ
ス)の測定には、Gloss Meter GM−26
D(村上色彩技術研究所)を用いて、ベタ印画及び50
%印画面積率におけるシアン画像を測定し、以下の基準
にて評価した。なお、画像に対しての光の入射角度は7
5度とした。 G1・・・測定値が15未満の場合 G2・・・測定値が15以上30未満の場合 G3・・・測定値が30以上45未満の場合 G4・・・測定値が45以上60未満の場合 G5・・・測定値が60以上の場合
【0075】<光沢度差の評価>光沢度差はシアンベタ
画像の光沢度と50%印画面積率のシアン画像の光沢度
との差で、以下の基準に従って評価した。 ○・・・光沢度差が10未満の場合 △・・・光沢度差が10以上20未満の場合 ×・・・光沢度差が20以上の場合
【0076】また、使用したトナー材料の評価は、以下
の通り実施した。粘度の測定は、回転平板レオメータR
D−2(レオメトリックス社製)を用いた。測定温度を
実際の加熱定着時のトナー温度を測定して同一の値に設
定して、動的粘弾性の周波数が0.1rad/secの
ときの粘度を求めて比較した。分子量の測定は、ゲルパ
ーミッションクロマトグラフィを用いた。溶剤にはテト
ラヒドロフランを用いた。トナーの平均粒径は、コール
ターカウンターMultisizerIIを用いて測定し
て、体積平均のd50を適用した。トナー樹脂に添加し
た微粒子の平均粒径は、100個の微粒子を走査型電子
顕微鏡写真で撮影して、その100個につき長径と短径
との和の1/2の値を求め、その平均値を採用した。反
ぱつ弾性の測定は、JIS K6301の反ぱつ弾性試
験の方法に準拠して行った。ゴム硬度の測定は、JIS
K6301の硬さ試験、スプリング式硬さ試験A形に
準拠して行った。試料の厚みは12mmとした。
【0077】(実施例1−2)定着器通過時の用紙速
度、即ち定着速度を220mm/sec.に、定着温度
を170℃としたこと以外は実施例1−1と同様にカラ
ー画像を形成した。
【0078】(実施例1−3)定着ロールと加圧ロール
との間に加えた圧力、即ち定着圧力を2kg/cm2
したこと以外は実施例1−1と同様にカラー画像を形成
した。
【0079】(実施例1−4)定着ロール及び加圧ロー
ルを以下のように変更し、定着圧力を2kg/cm2
したこと以外は実施例1−1と同様にカラー画像を形成
した。
【0080】・定着ロールについての変更 弾性体層として、シリコンゴム製、厚み2mm、反ぱつ
弾性40%、ゴム硬度30度のものを使用した。また、
離型層はなしとした。 ・加圧ロールについての変更 弾性体層として、シリコンゴム(発泡)、厚み4mm、
反ぱつ弾性10%、ゴム硬度10度のものを使用した。
また、離型層はなしとした。
【0081】(実施例1−5)定着器をオーブン定着器
とし、定着温度を180℃、定着時間を10秒としたこ
と以外は、実施例1−1と同様にカラー画像を形成し
た。
【0082】<光沢度変化量の評価>光沢度変化量は、
例G−1〜G−4で ○・・・光沢度差が30以上の場合 △・・・光沢度差が20以上30未満の場合 ×・・・光沢度差が20未満の場合
【0083】(実施例2−1〜2−5)透明トナーAを
以下の透明トナーBに変更した以外は実施例1−1〜1
−5と同様にカラー画像を形成した。
【0084】−透明トナーB− 透明トナーBは、結着樹脂93体積%と微粒子7体積%
とを含有してなる。前記結着樹脂は、テレフタル酸/ビ
スフェノールAエチレンオキサイド付加物/シクロヘキ
サンジメタノールから得た線状ポリエステル(モル比−
5:4:1、Tg=62度、Mn=4000、Mw=3
5000、屈折率1.5)である。前記微粒子は、樹脂
微粒子(ポリメチルメタクリレート、平均粒径0.3μ
m、屈折率1.5)である。上記材料をジェットミルで
粉砕した後、風力式分級機で分級してd50=7μmの
透明トナーBを作製した。この透明トナーB100重量
部に、下記の無機微粒子C及びDを高速混合機で付着さ
せた。無機微粒子Cは、SiO2 (シランカップリング
剤で表面を疎水化処理、平均粒径0.05μm、屈折率
1.4、添加量1.1重量部)である。無機微粒子D
は、TiO2 (シランカップリング剤で表面を疎水化処
理、平均粒径0.02μm、屈折率2.5、添加量1.
4重量部)である。
【0085】(実施例3−1〜3−5)透明トナーAを
以下の透明トナーCに変更した以外は実施例1−1〜1
−5と同様にカラー画像を形成した。
【0086】−透明トナーC− 透明トナーCは、結着樹脂90体積%と微粒子10体積
%とを含有してなる。前記結着樹脂は、テレフタル酸/
ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物/シクロヘ
キサンジメタノールから得た線状ポリエステル(モル比
−5:4:1、Tg=62度、Mn=4000、Mw=
35000、屈折率1.5)である。前記微粒子は、S
iO2 、平均粒径0.012μm、屈折率1.4であ
る。上記材料をエクストルーダーで溶融混練し、ジェッ
トミルで粉砕した後、風力式分級機で分級してd50=
7μmの透明トナーCを作製した。この透明トナーC1
00重量部に、下記の無機微粒子Eを高速混合機で付着
させた。無機微粒子Eは、TiO2 (シランカップリン
グ剤で表面を疎水化処理、平均粒径0.02μm、屈折
率2.5、添加量1.4重量部)である。
【0087】(実施例4−1〜4−5)透明トナーAを
以下の透明トナーDに変更した以外は実施例1−1〜1
−5と同様にカラー画像を形成した。
【0088】−透明トナーD− 透明トナーDは、結着樹脂92体積%と微粒子8体積%
とを含有してなる。前記結着樹脂は、テレフタル酸/ビ
スフェノールAエチレンオキサイド付加物/シクロヘキ
サンジメタノールから得た線状ポリエステル(Tg=6
2度、Mn=4000、Mw=35000、屈折率1.
5)である。前記微粒子は、無機微粒子(TiO2 、平
均粒径0.02μm、屈折率2.5)である。上記材料
をエクストルーダーで溶融混練し、ジェットミルで粉砕
した後、風力式分級機で分級してd50=7μmの透明
トナーDを作製した。この透明トナーD100重量部
に、下記の無機微粒子Fを高速混合機で付着させた。前
記無機微粒子Fは、SiO2 (シランカップリング剤で
表面を疎水化処理、平均粒径0.05μm、屈折率1.
4、添加量1.1重量部)である。
【0089】(実施例5−1〜5−5)透明トナーAを
以下の透明トナーEに変更した以外は実施例1−1〜1
−5と同様にカラー画像を形成した。
【0090】−透明トナーE− 透明トナーEは、結着樹脂75体積%と微粒子25体積
%とを含有してなる。前記結着樹脂は、テレフタル酸/
ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物/シクロヘ
キサンジメタノールから得た線状ポリエステル(モル比
−5:4:1、Tg=62度、Mn=4000、Mw=
35000、屈折率1.5)である。前記微粒子は、
(ポリメチルメタクリレート、平均粒径1.2μm、屈
折率1.5)である。上記材料をエクストルーダーで溶
融混練し、ジェットミルで粉砕した後、風力式分級機で
分級してd50=7μmの透明トナーEを作製した。こ
の透明トナーE100重量部に、下記の無機微粒子を高
速混合機で付着させた。前記無機微粒子Gは、SiO2
(シランカップリング剤で表面を疎水化処理、平均粒径
0.05μm、屈折率1.4、添加量1.1重量部)で
ある。
【0091】(実施例6−1〜6−5)透明トナーAを
以下の透明トナーFに変更した以外は実施例1−1〜1
−5と同様にカラー画像を形成した。
【0092】−透明トナーF− 透明トナーFは、結着樹脂85体積%と微粒子15体積
%とを含有してなる。前記結着樹脂は、ポリスチレン/
ポリブチルアクリレート共重合体(モル比−7:3、T
g=58度、Mn=13000、Mw=31000、屈
折率1.5)である。前記微粒子は、樹脂微粒子(ポリ
ポリスチレン、平均粒径0.05μm、屈折率1.5)
である。上記材料をジェットミルで粉砕した後、風力式
分級機で分級してd50=7μmの透明トナーFを作製
した。この透明トナーF100重量部に、下記の無機微
粒子H及びIを高速混合機で付着させた。前記無機微粒
子Hは、SiO2 (シランカップリング剤で表面を疎水
化処理、平均粒径0.05μm、屈折率1.4、添加量
1.1重量部)である。前記無機微粒子Iは、TiO2
(シランカップリング剤で表面を疎水化処理、平均粒径
0.02μm、屈折率2.5、添加量1.4重量部)で
ある。
【0093】(実施例7−1〜7−5)透明トナーAを
以下の透明トナーGに変更した以外は実施例1−1〜1
−5と同様にカラー画像を形成した。
【0094】−透明トナーG− 透明トナーGは、結着樹脂85体積%と微粒子15体積
%とを含有してなる。前記結着樹脂は、テレフタル酸/
ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物/シクロヘ
キサンジメタノールから得た線状ポリエステル(モル比
−5:4:1、Tg=62度、Mn=4000、Mw=
35000、屈折率1.5)である。前記微粒子は、樹
脂微粒子(ポリスチレン、平均粒径 0.05μm、屈
折率1.5)である。上記材料をジェットミルで粉砕し
た後、風力式分級機で分級してd50=7μmの透明ト
ナーGを作製した。この透明トナーG100重量部に、
下記の無機微粒子J及びKを高速混合機で付着させた。
前記無機微粒子Jは、SiO2 (シランカップリング剤
で表面を疎水化処理、平均粒径0.05μm、屈折率
1.4、添加量1.1重量部)である。前記無機微粒子
Kは、TiO2 (シランカップリング剤で表面を疎水化
処理、平均粒径0.02μm、屈折率2.5、添加量
1.4重量部)である。
【0095】(比較例1−1〜1−5)透明トナーを使
用しなかったこと以外は実施例1−1〜1−5と同様に
してカラー画像を形成した
【0096】(比較例2−1〜2−5)透明トナーAを
以下の透明トナーaに変更したこと以外は実施例1−1
〜1−5と同様にしてカラー画像を形成した
【0097】−透明トナーa− 透明トナーaは、結着樹脂97体積%と微粒子3体積%
とを含有してなる。前記結着樹脂は、テレフタル酸/ビ
スフェノールAエチレンオキサイド付加物/シクロヘキ
サンジメタノールから得た線状ポリエステル(モル比−
5:4:1、Tg=62度、Mn=4000、Mw=3
5000、屈折率1.5)である。前記微粒子は、樹脂
微粒子(ポリメチルメタクリレート、平均粒径0.3μ
m、屈折率1.5)である。上記材料をエクストルーダ
ーで溶融混練し、ジェットミルで粉砕した後、風力式分
級機で分級してd50=7μmの透明トナーaを作製し
た。この透明トナーa100重量部に、下記の無機微粒
子Lを高速混合機で付着させた。前記無機微粒子Lは、
TiO2 (シランカップリング剤で表面を疎水化処理、
平均粒径0.02μm、屈折率2.5、添加量1.4重
量部)である。
【0098】(比較例3−1〜3−5)透明トナーAを
以下の透明トナーbに変更したこと以外は実施例1−1
〜1−5と同様にしてカラー画像を形成した。
【0099】−透明トナーb− 透明トナーbは、結着樹脂65体積%と微粒子35体積
%とを含有してなる。前記結着樹脂は、テレフタル酸/
ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物/シクロヘ
キサンジメタノールから得た線状ポリエステル(モル比
−5:4:1、Tg=62度、Mn=4000、Mw=
35000、屈折率1.5)である。前記微粒子は、樹
脂微粒子(ポリメチルメタクリレート、平均粒径0.3
μm、屈折率1.5)である。
【0100】以上の実施例及び比較例の結果を表1及び
表2に示した。
【0101】
【表1】
【0102】
【表2】
【0103】
【発明の効果】本発明によると、前記従来における諸問
題を解決することができる。また、本発明によると、特
に粒状性、色再現性、滑らかさ、定着強度等を損なうこ
となく、これらを同時に十分な程度満足し、しかも画像
濃度に依存することなく任意の光沢度を転写材上に一様
に再現できるカラー画像形成方法及びカラー画像形成装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のカラー画像形成装置の一例を
説明するための概略説明図である。
【図2】図2は、本発明のカラー画像形成装置における
加熱定着手段の一例を説明するための概略説明図であ
る。
【符号の説明】
1 照明 2 原稿 3 カラーCCD 4 画像処理装置 5 レーザーダイオード 6 光学系(ROS) 7 帯電器 8 有機感光体 9 イエロー(Y)現像器 10 マゼンタ(M)現像器 11 シアン(C)現像器 12 ブラック(K)現像器 13 転写ドラム 14 転写材 15 転写コロトロン 16 透明トナー現像器 17 熱ロール定着器 18 オーブン定着器 21 定着ロール 22 加圧ロール 23 定着ロールコア 24 加圧ロールコア 25 定着ロール弾性体層 26 加圧ロール弾性体層 27 定着ロール離型層 28 加圧ロール離型層 29 加熱源 30 離型剤供給装置 31 離型剤供給ロール 32 離型剤供給ロール 33 芯金 34 ゴム状弾性体 35 多孔質フィルム 36 離型剤貯蔵タンク 37 離型剤 38 転写材 39 カラートナー像 40 ニップ巾

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結着樹脂中に少なくとも1種の微粒子を
    5〜30体積%含有してなる透明トナーと、有色トナー
    とによるカラー画像を転写材上に形成する画像形成工程
    と、該カラー画像を該転写材上に加熱定着させる加熱定
    着工程とを少なくとも含むことを特徴とするカラー画像
    形成方法。
  2. 【請求項2】 前記加熱定着工程において、前記カラー
    画像の光沢度を制御する請求項1に記載のカラー画像形
    成方法。
  3. 【請求項3】 前記加熱定着工程において、定着速度、
    定着圧力、定着領域長、定着方式及び定着温度の少なく
    とも1つを変化させることにより前記カラー画像の光沢
    度を制御する請求項1又は2に記載のカラー画像形成方
    法。
  4. 【請求項4】 前記微粒子の平均粒径が0.008〜1
    μmである請求項1から3のいずれかに記載のカラー画
    像形成方法。
  5. 【請求項5】 前記微粒子が有機微粒子及び無機微粒子
    から選択される請求項1から4のいずれかに記載のカラ
    ー画像形成方法。
  6. 【請求項6】 前記微粒子の屈折率と前記結着樹脂の屈
    折率との差の絶対値(ΔN)が0.0〜0.3である請
    求項1から5のいずれかに記載のカラー画像形成方法。
  7. 【請求項7】 前記透明トナーにおける前記微粒子の含
    有量をR(体積%)とし、前記微粒子の平均粒径をd
    (μm)としたとき、下記式(1)を満足する請求項1
    から6のいずれかに記載のカラー画像形成方法。 10-5≦R×d3 ≦0.15・・・(1)
  8. 【請求項8】 前記透明トナーにおける前記微粒子の含
    有量をR(体積%)とし、前記微粒子の屈折率と前記結
    着樹脂の屈折率との差の絶対値をΔNとし、前記微粒子
    の平均粒径をd(μm)としたとき、下記式(2)を満
    足する請求項1から7のいずれかに記載のカラー画像形
    成方法。 0≦ΔN2 ×R×d3 ≦10-6・・・(2)
  9. 【請求項9】 前記結着樹脂がポリエステル樹脂である
    請求項1から8のいずれかに記載のカラー画像形成方
    法。
  10. 【請求項10】 前記透明トナーがその表面に微粒子が
    外添されてなる請求項1から9のいずれかに記載のカラ
    ー画像形成方法。
  11. 【請求項11】 透明トナーと有色トナーとによるカラ
    ー画像を転写材上に現像する現像手段と、該カラー画像
    を該転写材上に加熱定着させる加熱定着手段とを少なく
    とも有するカラー画像形成装置において、該加熱定着手
    段が該カラー画像の光沢度を制御可能であることを特徴
    とするカラー画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記加熱定着手段における定着速度、
    定着圧力、定着領域長、定着方式及び定着温度の少なく
    とも1つを変化させることにより、前記加熱定着手段が
    前記カラー画像の光沢度を制御可能である請求項11に
    記載のカラー画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記加熱定着手段が複数の定着器を備
    える請求項11又は12に記載のカラー画像形成装置。
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