JPH10123730A - 電子写真感光体塗布液の検査方法および電子写真感光体塗布液の製造方法 - Google Patents

電子写真感光体塗布液の検査方法および電子写真感光体塗布液の製造方法

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JPH10123730A
JPH10123730A JP27456596A JP27456596A JPH10123730A JP H10123730 A JPH10123730 A JP H10123730A JP 27456596 A JP27456596 A JP 27456596A JP 27456596 A JP27456596 A JP 27456596A JP H10123730 A JPH10123730 A JP H10123730A
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JP
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wavelength
electrophotographic photoreceptor
coating solution
absorbance
dispersion
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Masanori Murase
正典 村瀬
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真感光体塗布液の分散状態の良否を簡
便に、しかも短時間で判別することができる電子写真感
光体塗布液の検査方法を提供する。また、その検査方法
を利用する電子写真感光体塗布液の製造方法およびそれ
による電子写真感光体を提供する。 【解決手段】 電子写真感光体塗布液の検査方法であっ
て、電荷発生材料を溶剤に分散させた電子写真感光体塗
布液について、その吸収スペクトルを測定した後、電子
写真法の露光に使用される光の波長における吸光度と、
吸収の実質的にない波長における吸光度とを測定し、両
者の比を下記式(1)によって求めることにより、電子
写真感光体塗布液に含まれる電荷発生材料に分散状態を
評価する。 【数1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真感光体塗
布液の分散状態の良否を簡便に、しかも短時間で判別す
ることができる電子写真感光体塗布液の検査方法、およ
びその検査方法を理容すて電子写真感光体塗布液を製造
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真感光体塗布液は、結着樹脂を溶
剤中に溶解し、電荷発生材料や電荷輸送材料等を混合し
て調製されており、このような塗布液を導電性基体上に
塗布、乾燥することにより電子写真感光体が作製されて
いる。このような塗布液を用いて作製された電子写真感
光体は、成膜性能がよく、また生産性能が高い等の利点
を有しており、しかも使用する顔料等の電荷発生材料を
自在にコントロールできる等の利点を有し、これまで幅
広い検討がなされてきた。
【0003】ところで、上記電荷発生材料である顔料の
分散状態によって、作製された電子写真感光体特性が大
きく変化することから、顔料を十分に液中に分散させる
ためには、通常、予備分散が必要であり、また、製造さ
れた塗布液が使用可能であるか否か、つまり顔料の分散
状態が十分であるか否かを検査するためには、この塗布
液を用いて電子写真感光体を作製した後、作製された電
子写真感光体について種々の特性を検査することによ
り、結果的に分散状態の良否が判断されていた。
【0004】一方、電子写真感光体の製造において、浸
漬塗布方法、ブレードコーティング法、マイヤーバーコ
ーティング法、スプレーコーティング法、スピンナーコ
ーティング法、ビードコーティング法、ローラーコーテ
ィング法、カーテンコーティング法等が使用される。例
えば、浸漬塗布方法は、幅広く実施されており、その方
法は、基本的に塗布液の中に、被塗布物である導電性基
体を下降させ、塗布が望まれる位置まで導電性基体を浸
漬させた後、上昇させることにより実施される。この浸
漬塗布方法は、ドラム状の電子写真感光体の製造方法と
して生産性、膜厚の均一性等において優れた方法であ
る。しかしながら、電荷発生材料を含有する電子写真感
光体塗布液の塗布工程においては、様々な問題を有して
いる。例えば、同一粘度、同一固形分比であるにもかか
わらず、分散状態の相違によって、同一塗布速度で塗布
した際の塗膜膜厚が異なると同時に、異なった電気特性
を示すものが得られること、製造ラインにおいて調整生
産を強いられること、また、分散状態の良し悪しによっ
て塗膜欠陥が生ずること等があげられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
における上記のような問題点に鑑みてなされたものであ
る。すなわち、本発明の目的は、電子写真感光体塗布液
における電荷発生材料の分散状態を短時間で簡便に評価
するのみならず、分散状態の相違によって生じる同一粘
度、同一固形分比、同一塗布速度で生産した電子写真感
光体の電気特性のばらつきを評価することができる検査
方法を提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、電荷発生材料の分散
状態を短時間で簡便に評価することができる検査方法を
利用して、良好な分散状態を示す電子写真感光体塗布液
を製造する方法を提供することにある。本発明のさらに
他の目的は、塗膜欠陥がなく、一定の膜厚を有し、一定
の電気特性を示す電子写真感光体を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意検討を
重ねた結果、電荷発生材料の吸収に関与しない波長の吸
光度が粒子の大きさに対応した散乱を起こすことに着目
し、電子写真感光体を用いる電子写真システムで使用さ
れる露光光源の波長における吸光度との比を求めること
によって、分散状態を評価するのみならず、分散状態の
相違によって生ずる同一粘度、同一固形分比、同一塗布
速度で生産した電子写真感光体の電気特性のバラツキを
評価することができることを見出し、本発明を完成する
に至った。
【0008】本発明の電子写真感光体塗布液の検査方法
は、電荷発生材料を溶剤に分散させた電子写真感光体塗
布液について、その吸収スペクトルを測定した後、電子
写真法の露光に使用される光の波長における吸光度と、
吸収の実質的にない波長における吸光度とを測定し、両
者の比を下記式(1)によって求めることにより、電子
写真感光体塗布液に含まれる電荷発生材料に分散状態を
評価することを特徴とする。
【数2】
【0009】本発明において、吸収の実質的にない波長
は、吸収ピーク波長における吸光度の5分の1以下の吸
光度を示す波長であることが好ましい。また、吸収の実
質的にない波長は、900ないし1000nmの範囲に
あるのが好ましい。一方、露光に使用される光の波長
は、660nmないし780nmであることが好まし
い。また、露光に使用される光は、LED、レーザー、
連続波長を有する可視光源の中から選ばれた光源からの
光であることが好ましく、特に、660nmないし78
0nmの波長の光が好ましい。
【0010】本発明の電子写真感光体塗布液の製造方法
は、電荷発生材料を溶剤に分散させるに際して、電子写
真法の露光に使用される光の波長における吸光度と、吸
収の実質的にない波長における吸光度との比を前記式
(1)によって求めた値が2.5ないし6.5%となっ
た時に分散を終了することを特徴とする。この場合、そ
の値のばらつきは、2.0%以内の値であることが好ま
しい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の感光体塗布液の検査方法
においては、電子写真感光体の露光に使用される光の波
長における吸光度と、吸収の実質的にない波長における
吸光度とを測定し、両者の比を上記式(1)によって求
めるが、その場合、電荷発生材料固有の吸収のない波長
として、900〜1000nmの任意の波長を選択し、
下記式(2)
【数3】 によって、その比を求め、その比の値によって、分散中
の分散液の分散状態を評価するのが好ましい。
【0012】本発明の検査方法によれば、上記のように
して求めた比の値が、任意の一定値を示す時点になった
時、分散を終了することによって、優れた電子写真特性
を示す電子写真感光体を作製することが可能になる。
【0013】本発明において、検査される電子写真感光
体塗布液は、電子写真法の露光に使用される光の波長に
おける吸光度が0.5〜2.0、特に0.9〜1.1の
範囲になるように希釈して測定するのが好ましい。希釈
に用いられる溶媒としては、分散液に用いたものと同じ
ものを用いることが望ましいが、とくにそれに限定され
るものではない。次いでその希釈された分散液につい
て、電荷発生材料固有の吸収のない任意の波長における
吸光度を測定し、それらの測定値の比を上記式(1)に
よって求めればよい。分散液の分散状態の評価は、上記
式(1)の値が小さいほど、分散状態が良好であると評
価される。なお、上記式(1)の値は、使用する電荷発
生材料の種類、使用量、使用する光の波長等によって互
いに異なった値となるために、分散状態の評価につい
て、ある特定の範囲の値を設定することはできないが、
例えば、予め、特定の電荷発生材料を分散させた電子写
真感光体塗布液について、種々の分散状態のものを作製
しておき、特定の波長の光を用いて上記の式(1)によ
る比を求めておき、そして良好な電子写真特性を示す電
子写真感光体が得られる場合についての電子写真感光体
塗布液の上記式(1)の比の範囲を設定しておけば、そ
の後作製される電子写真感光体塗布液について、上記式
(1)の比を求めることにより、電荷発生材料の分散状
態の良否を評価することができる。
【0014】上記したように、上記式(1)の値が小さ
いほど、分散状態が良好であると評価される。具体的に
は、吸収の実質的にない波長として1000nmを用い
た場合、例えば、2.5〜6.5%の範囲が好ましい。
さらに、その値のばらつきは2.0%以内であることが
好ましい。したがって、分散状態の不良によって生ずる
塗膜製造工程における塗膜欠陥をなくすためには、この
値が小さいほどよいということになり、その結果、塗膜
欠陥のない良好な電子写真特性を有する電子写真感光体
を得ることが可能な電子写真感光体塗布液が得られる。
【0015】本発明の検査方法を利用して製造された電
子写真感光体塗布液を用いて電子写真感光体を製造する
場合、塗布方法としては、浸漬塗布方法、ブレードコー
ティング法、マイヤーバーコーティング法、スプレーコ
ーティング法、スピンナーコーティング法、ビードコー
ティング法、ローラーコーティング法、カーテンコーテ
ィング法等、何如なる塗布方法を使用してもよいが、特
に浸漬塗布法に適用する場合、本発明の検査方法が有効
である。
【0016】本発明の検査方法に用いる電子写真感光体
塗布液を得るための分散手段自身は、特に限定されるも
のではない。すなわち、サンドミル、ボールミル、ペイ
ントシェーカー、ホモミキサー、アトライター、ダイノ
ーミル等の湿式分散装置を使用することによって達成さ
れるが、分散処理能力および分散に要する破砕力の点よ
り、ダイノーミルで行うことが望ましい。
【0017】一方、本発明の検査方法を利用して製造さ
れた電子写真感光体塗布液を用いて形成される電子写真
感光体は、以下のような材料から構成される導電性基
体、下引き層、電荷発生層、電荷輸送層を順次積層した
もの、または、導電性基体、下引き層、電荷輸送層、電
荷発生層の順に積層したものがあげられる。
【0018】導電性基体としては、例えば、アルミニウ
ム、ニッケル、クロム、ステンレス鋼等の金属類、およ
びアルミニウム、チタニウム、ニッケル、クロム、ステ
ンレス鋼、金、バナジウム、酸化錫、酸化インジウム、
ITO等の薄膜を設けたプラスチックフィルム等、ある
いは導電性付与剤を塗布、または、含浸させた紙、およ
びプラスチックフィルム等があげられる。更に必要に応
じて導電性基体の表面は、画質に影響のない範囲で各種
の処理を行うことができる。例えば、表面の酸化処理や
薬品処理および着色処理等、または、砂目立て等の乱反
射処理等を行うことができる。
【0019】下引き層に用いる結着樹脂は、ポリエチレ
ン樹脂、ポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂、メタクリ
ル樹脂、ポリアミド樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル
樹脂、フェノール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリウ
レタン樹脂、ポリイミド樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポ
リビニルアセタール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体、ポリビニルアルコール樹脂、水溶性ポリエステル
樹脂、ニトロセルロース、カゼイン、ゼラチン、ポリグ
ルタミン酸、澱粉、スターチアセテート、アミノ澱粉、
ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、ジルコニウムキ
レート化合物、ジルコニウムアルコキシド化合物、チタ
ニルキレート化合物、チタニルアルコキシド化合物、有
機チタニル化合物、シランカップリング剤等の公知の材
料を用いることができる。また、これらの結着樹脂は単
独あるいは2種以上混合して用いることができる。
【0020】電荷発生層は電荷発生材料を主成分とし、
必要に応じて公知の結合剤、可塑剤、増感剤を用いるこ
とができる。電荷発生材料としては、アゾ顔料、ジスア
ゾ顔料、キノン顔料、キノシアニン顔料、ペリレン顔
料、インジゴ顔料、ビスベンゾイミダゾール顔料、フタ
ロシアニン顔料、キナクリドン顔料、ピリリウム塩、ア
ズレニウム塩、三方晶型セレン等があげられる。結着樹
脂としては、広範な絶縁性樹脂から選択することができ
る。
【0021】また、これらの電荷発生材料は単独あるい
は2種以上混合して用いることができる。また、ポリ−
N−ビニルカルバゾール、ポリビニルアントラセン、ポ
リビニルピレン、ポリシラン等の有機光導電性ポリマー
から選択することもできる。好ましい結着樹脂として
は、ポリビニルブチラール樹脂、ポリアリレート樹脂
(ビスフェノールAとフタル酸の重縮合体等)、ポリカ
ーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、フェノキシ樹脂、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリアミド樹脂、ア
クリル樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポリビニルピリ
ジン樹脂、セルロース樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹
脂、カゼイン、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニル
ピロリドン樹脂等の公知の絶縁性樹脂をあげることがで
きるが、これらに限定されるものではない。また、これ
らの結着樹脂は単独あるいは2種以上混合して用いるこ
とができる。
【0022】電荷輸送層は、電荷輸送材料を適当な結着
樹脂中に含有させて形成される。電荷輸送材料として
は、2,5−ビス(p−ジエチルアミノフェニル)−
1,3,4−オキサジアゾール等のオキサジアゾ−ル誘
導体、1,3,5−トリフェニル−ピラゾリン、1−
[ピリジル−(2)]−3−(p−ジエチルアミノスチ
リル)−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリ
ン等のピラゾリン誘導体、トリフェニルアミン、ジベン
ジルアニリン等の芳香族第3級アミノ化合物、N,N′
−ジフェニル−N,N′−ビス−(3−メチルフェニ
ル)−[1,1′−ビフェニル]−4,4′−ジアミン
等の芳香族第3級ジアミノ化合物、3−(4′−ジエチ
ルアミノフェニル)−5,6−ジ(4′−メトキシフェ
ニル)−1,2,4−トリアジン等の1,2,4−トリ
アミン誘導体、4−ジエチルアミノベンズアルデヒド−
1,1′−ジフェニルヒドラゾン等のヒドラゾン誘導
体、2−フェニル−4−スチリルキナゾリン等のキナゾ
リン誘導体、6−ヒドロキシ−2,3−ジ(p−メトキ
シフェニル)ベンゾフラン等のベンゾフラン誘導体、p
−(2,2′−ジフェニルビニル)−N,N−ジフェニ
ルアニリン等のα−スチルベン誘導体、“Journa
l of Imaging Science”29:7
〜10(1985)に記載されているエナミン誘導体、
N−エチルカルバゾール等のポリ−N−ビニルカルバゾ
ールおよびその誘導体、ポリ−γ−カルバゾールエチル
グルタメートおよびその誘導体、更にはピレン、ポリビ
ニルピレン、ポリビニルアントラセン、ポリビニルアク
リジン、ポリ−9−ビフェニルアントラセン、ピレン−
ホルムアルデヒド樹脂、エチルカルバゾール−ホルムア
ルデヒド樹脂等の公知の電荷輸送材料を用いることがで
きる。また、これらの電荷輸送材料は単独あるいは2種
以上混合して用いることができる。
【0023】更に、電荷輸送層に用いる結着樹脂は、ポ
リカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、メタクリル樹
脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニ
リデン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリビニルアセテート
樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、塩化ビニリデン
−アクリロニトリル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸共
重合体、シリコン樹脂、シリコン−アルキッド樹脂、フ
ェノール−ホルムアルデヒド樹脂、スチレン−アルキッ
ド樹脂、ポリ−N−ビニルカルバゾール等の公知の樹脂
を用いることができる。また、これらの結着樹脂は単独
あるいは2種以上混合して用いることができる。
【0024】下引き層、電荷発生層および電荷輸送層の
塗布液作製に用いる溶剤には、例えば、メタノール、エ
タノール、イソプロパノール等のアルコール類、アセト
ン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン
類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコ
ールモノメチルエーテル等のエーテル類、クロロホル
ム、ジクロルメタン、ジクロルエタン、四塩化炭素、ト
リクロルエチレン等の脂肪族ハロゲン化炭化水素類、
N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセ
トアミド等のアミド類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸
ブチル等のエステル類、あるいはベンゼン、トルエン、
キシレン、モノクロルベンゼン、ジクロルベンゼン等の
芳香族類等の一般に電子写真感光体の塗布液の作製に用
いられる公知の有機溶媒を用いることができるが、これ
らに限定されるものではない。また、これらの溶剤は単
独あるいは2種以上混合して用いることができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明を実験例により更に詳細に説明
するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の実験
例に限定されるものではない。 実験例1 以下の処方にて、分散方法の異なる分散液a〜lを得
た。 (処方) シクロヘキサノン 6.1kg ポリビニルブチラール 0.082kg (商品名:エスレックBM−1、積水化学工業社製)上
記成分をSUS製タンクに入れ、12時間500rpm
にて撹拌し、ポリビニルブチラールを溶解させた。次い
で、このタンクにX型無金属フタロシアニン0.25k
gを加え、循環ポンプによって1.4Lダイノーミルを
経由して液を循環させる方法によって分散液を作製し
た。すなわち、液はダイノーミルを通過後、再びタンク
に戻る経路で循環させた。その際の分散条件は以下の通
りであった。 ガラスビーズ 1.65kg 回転数 2000rpm 液温度 20℃ 循環量 0.5L/min
【0026】上記の条件下で分散時間を変えて、a〜l
の12種類の分散液を作製した。また、分散液の検査は
以下の手順にて行った。すなわち、最初に780nmの
吸光度が0.99〜1.01の範囲になるように分散液
をシクロヘキサノンにて希釈し、次いで1000nmの
吸光度を測定し、(1000nmの吸光度)/(780
nmの吸光度)×100によってその比を求めた。同様
にして、第1吸収ピーク波長(複数のピーク中で最大の
ピークの波長)として800nm付近のピークの波長:
799.0nmの光について、上記と同様に吸光度を測
定した。この場合、第1ピーク波長の吸光度に対して1
000nmの吸光度は5分の1以下、すなわち0.2以
下であった。このようにして作製した分散液の測定結果
を表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】次に、下記構成の塗布液(下引き層)、塗
布液(電荷輸送層)を作製した。 塗布液(下引き層) 構造式(1)のジルコニウム化合物 20重量部 (オルガチックスZC540、松本製薬社製) 構造式(2)のシランカップリング剤 2重量部 構造式(3)のポリビニルブチラール樹脂 2重量部 (エスレックBM−S、積水化学社製) n−ブタノール 70重量部 塗布液(電荷輸送層) 構造式(4)の電荷輸送物質 1重量部 構造式(5)の繰り返し単位よりなるポリカーボネート樹脂 1重量部 モノクロルベンゼン 3重量部 テトラヒドロフラン 3重量部
【化1】
【0029】これらの塗布液、すなわち、塗布液(下引
き層)、分散液(a〜l)、塗布液(電荷輸送層)を用
いて電子写真感光体を以下の手順で作製した。塗布液
(下引き層)を浸漬塗布方法にて塗布し、120℃にお
いて10分間加熱乾燥し、膜厚1.0μmの下引き層を
形成した。次に、上記分散液(a〜l)の各々を下引き
層上に浸漬塗布方法にて塗布し、膜厚0.25μmの電
荷発生層を形成した。次いで、塗布液(電荷輸送層)を
用いて浸漬塗布方法で塗布し、120℃において1時間
加熱乾燥し、膜厚20μmの電荷輸送層を形成した。こ
れらの電子写真感光体をレーザープリンター(XP−1
1改造機:富士ゼロックス製:780nm波長のレーザ
ーにて露光)に装着し、高温高湿(28℃、85%R
H)下で10000枚の耐久試験を行い、画質評価を行
った。これらの結果を表2に示す。
【0030】
【表2】
【0031】この各々の結果について、分散液検査値と
10000枚プリント後のハーフトーン画質(黒点個数
/枚)との関係をまとめたグラフを図1に示す。以上の
結果から分散液の検査値と10000枚プリント後のハ
ーフトーン画質(黒点個数/枚)(以下、ハーフトーン
黒点数という。)は良い相関が認められた。したがっ
て、この結果を基にして、以後の電子写真感光体塗布液
の作製に際して、その分散状態の良否を評価することが
できた。更に、また、この検査方法は、分散途中の液の
少量(約1mg)をサンプリングすることによっても実
施することができ、したがって、任意の値に達した時に
分散を終了することが可能となった。
【0032】実験例2 次に、分散液(a〜l)を固形分比が3.2重量比にな
るように調整し、一定粘度7.7mPa・sの塗布液を
得た。この塗布液を用いて一定塗布速度200mm/m
inで塗布した以外は、実験例1と同様の条件で電子写
真感光体を作製した。このようにして得られた電子写真
感光体を、レーザープリンター改造スキャナー(XP−
11改造機:富士ゼロックス社製)を用いて、常温常湿
(20℃、40%RH)下で、グリッド印加電圧−70
0Vのスコロトロン帯電器で帯電し(A)、780nm
のレーザーを用いて、1秒後に29.0ergs/cm 2 の光
を照射して放電を行い(B)、更に、3秒後50ergs/c
m 2 の光を照射して除電を行う(C)というプロセスに
よって、各部の電位を測定した。また、電荷発生層の膜
厚を電子写真感光体の断面をカットし走査電子顕微鏡に
て求めた。これらの結果を実験13〜24としてまと
め、表3に示す。
【0033】
【表3】
【0034】表3に示すように分散液が同一塗布粘度、
同一固形分比であるにもかかわらず、同一塗布速度で浸
漬塗布した場合の膜厚は異なった値を示しており、分散
液検査値との間に相関関係があることが分かる。また、
その影響は電気特性電位(B)にも見られる。分散液検
査値と電気特性電位(B)との関係をグラフにしたもの
を図2に示す。図2に示すように、分散液検査値と電気
特性電位(B)とは、直線関係にあり、その傾きが約3
V/%であることから、分散液検査値のばらつきの幅が
約3.3%を越えると電気特性電位(B)のばらつきが
約10V以上になり、問題が生じる。したがって、分散
液検査値のばらつきの幅は、3.3%以内にしなければ
ならない。
【0035】実験例3 実験例1と同様にして分散液a〜lを作製し、分散液検
査値を求める際、顔料固有の吸収のない波長として90
0nmまたは950nmを選択して分散液検査値を得
た。また、同様にして電子写真感光体を作製し、ハーフ
トーン黒点数を調べた。その分散液検査値とハーフトー
ン黒点数との関係を表4にまとめた。
【0036】
【表4】
【0037】これらの結果をグラフにしたものを図3お
よび図4として示す。以上の結果から明らかなように、
分散液検査値と10000枚プリント後のハーフトーン
黒点数とは良い相関関係があることが認められた。した
がって、この分析検査値を基にして、電子写真感光体塗
布液の分散状態の良否を評価することができた。
【0038】実験例4 以下の処方にて、分散方法の異なる分散液m〜xを得
た。 (処方) キシレン 9.2kg 酢酸n−ブチル 4.6kg 構造式(6)で示される塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 1.2kg
【化2】
【0039】上記成分をSUS製タンクに入れ、12時
間500rpmにて撹拌し、塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体を溶解させた。次いで、このタンクにクロロガリ
ウムフタロシアニン1.5kgを加え、循環ポンプによ
って1.4Lダイノーミルを経由して液を循環させる方
法によって分散液を作製した。すなわち、液はダイノー
ミルを通過後、再びタンクに戻る経路で循環させた。そ
の際の分散条件は以下の通りであった。 ガラスビーズ 1.65kg 回転数 2000rpm 液温度 20℃ 循環量 0.5L/min
【0040】上記の条件下で分散時間を変えて、m〜x
の12種類の分散液を作製した。また、分散液の検査は
以下の手順にて行った。すなわち、最初に660nmの
吸光度が0.99〜1.01の範囲になるように分散液
をキシレンおよび酢酸n−ブチルよりなる2:1重量比
の混合液にて希釈し、次いで1000nmの吸光度を測
定し、(1000nmの吸光度)/(660nmの吸光
度)×100によってその比を求めた。同様にして、第
1吸収ピーク波長として665nm付近のピークの波
長:665nmの光について、上記と同様に吸光度を測
定した。この場合、第1ピーク波長の吸光度に対して1
000nmの吸光度は5分の1以下、すなわち0.2以
下であった。このようにして作製した分散液の測定結果
を表5に示す。
【0041】
【表5】
【0042】次に、下記構成の塗布液(下引き層)、塗
布液(電荷輸送層)を作製した。 塗布液(下引き層) 前記構造式(1)のジルコニウム化合物 20重量部 (オルガチックスZC540、松本製薬社製) 前記構造式(2)のシランカップリング剤 2重量部 前記構造式(3)のポリビニルブチラール樹脂 2重量部 (エスレックBM−S、積水化学社製) n−ブタノール 70重量部 塗布液(電荷輸送層) 前記構造式(4)の電荷輸送物質 1重量部 前記構造式(5)の繰り返し単位よりなるポリカーボネート樹脂 1重量部 モノクロルベンゼン 3重量部 テトラヒドロフラン 3重量部 これらの塗布液、すなわち、塗布液(下引き層)、分散
液(m〜x)、塗布液(電荷輸送層)を用いて電子写真
感光体を以下の手順で作製した。塗布液(下引き層)を
浸漬塗布方法にて塗布し、120℃において10分間加
熱乾燥し、膜厚1.0μmの下引き層を形成した。次
に、上記分散液(m〜x)の各々を下引き層上に浸漬塗
布方法にて塗布し、膜厚0.20μmの電荷発生層を形
成した。次いで、塗布液(電荷輸送層)を用いて浸漬塗
布方法で塗布し、120℃において1時間加熱乾燥し、
膜厚20μmの電荷輸送層を形成した。これらの電子写
真感光体をレーザープリンター(XP−11改造機:富
士ゼロックス製:660nm波長のLEDにて露光)に
装着し、高温高湿(28℃、85%RH)下で1000
0枚の耐久試験を行い、画質評価を行った。これらの結
果を表6に示す。
【0043】
【表6】
【0044】この各々の結果について、分散液検査値と
10000枚プリント後のハーフトーン画質(黒点個数
/枚)との関係をまとめたグラフを図5に示す。以上の
結果から分散液の検査値と10000枚プリント後のハ
ーフトーン画質(黒点個数/枚)(以下、ハーフトーン
黒点数という。)は良い相関が認められた。したがっ
て、この結果を基にして、以後の電子写真感光体塗布液
の作製に際して、その分散状態の良否を評価することが
できた。更に、また、この検査方法は、分散途中の液の
少量(約1mg)をサンプリングすることによっても実
施することができ、したがって、任意の値に達した時に
分散を終了することが可能となった。
【0045】実験例5 次に、分散液(m〜x)を固形分比が4.6重量比にな
るように調整し、一定粘度1.4mPa・sの塗布液を
得た。この塗布液を用いて一定塗布速度200mm/m
inで塗布した以外は、実験例1と同様の条件で電子写
真感光体を作製した。このようにして得られた電子写真
感光体を、レーザープリンター改造スキャナー(XP−
11改造機:富士ゼロックス社製)を用いて、常温常湿
(20℃、40%RH)下で、グリッド印加電圧−70
0Vのスコロトロン帯電器で帯電し(A)、660nm
のLEDを用いて、1秒後に29.0ergs/cm 2 の光を
照射して放電を行い(B)、更に、3秒後50ergs/cm
2 の光を照射して除電を行う(C)というプロセスによ
って、各部の電位を測定した。また、電荷発生層の膜厚
を電子写真感光体の断面をカットし走査電子顕微鏡にて
求めた。これらの結果を実験49から60としてまと
め、表7に示す。
【0046】
【表7】
【0047】表7に示すように分散液が同一塗布粘度、
同一固形分比であるにもかかわらず、同一塗布速度で浸
漬塗布した場合の膜厚は異なった値を示しており、分散
液検査値との間に相関関係があることが分かる。また、
その影響は電気特性電位(B)にも見られる。分散液検
査値と電気特性電位(B)との関係をグラフにしたもの
を図6に示す。図6に示すように、分散液検査値と電気
特性電位(B)とは、直線関係にあり、その傾きが約5
V/%であることから、分散液検査値のばらつきの幅が
約2.0%を越えると電気特性電位(B)のばらつきが
約10V以上になり、問題が生じる。したがって、分散
液検査値のばらつき幅は、2.0%以内にしなければな
らない。
【0048】実験例6 実験例4と同様にして分散液m〜xを作製し、分散液検
査値を求める際、顔料固有の吸収のない波長として90
0nmまたは950nmを選択して分散液検査値を得
た。また、同様にして電子写真感光体を作製し、ハーフ
トーン黒点数を調べた。その分散液検査値とハーフトー
ン黒点数との関係を表8にまとめた。
【0049】
【表8】
【0050】これらの結果をグラフにしたものを図7お
よび図8として示す。以上の結果から明らかなように、
分散液検査値と10000枚プリント後のハーフトーン
黒点数とは良い相関関係があることが認められた。した
がって、この分析検査値を基にして、電子写真感光体塗
布液の分散状態の良否を評価することができた。
【0051】
【発明の効果】本発明の検査方法は、電子写真感光体塗
布液の分散状態の良否を簡便に、しかも短時間で判別す
ることができるという利点を有する。特に、露光光源と
して、LED、レーザー、連続波長を有する可視光源を
有するシステムの電子写真感光体塗布液の検査に有効で
ある。したがって、本発明を利用することにより、分散
状態を良好に保ち塗膜欠陥のない感光体の製造方法、並
びに、同一塗布速度、同一粘度、同一固形分比で一定の
塗膜膜厚からなる一定の電気特性を示す感光層を形成す
ることが可能になる。本発明の検査方法によれば、分散
中の分散液を評価し、その値が任意の一定値の時点で分
散を終了させることによって、優れた電子写真特性を示
す電子写真感光体を作製するための電子写真感光体塗布
液を製造することが可能になる。更に、本発明の検査方
法を利用すれば、分散工程中の分散液を分散機から少量
抜き取り、その検査を行い、その値が任意の一定値の時
点で分散を終了させることにより、電荷発生材料の異な
るロット、バインダーの異なるロットにおいても安定的
に電子写真感光体塗布液を作製することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実験例1における分散液検査値と10000
枚プリント後のハーフトーン黒点数との関係を示すグラ
フ。
【図2】 実験例2における分散液検査値と電気特性電
位(B)との関係を示すグラフ。
【図3】 実験例3における900nmの光を用いた場
合の分散液検査値と10000枚プリント後のハーフト
ーン黒点数との関係を示すグラフ。
【図4】 実験例3における950nmの光を用いた場
合の分散液検査値と10000枚プリント後のハーフト
ーン黒点数との関係を示すグラフ。
【図5】 実験例4における分散液検査値と10000
枚プリント後のハーフトーン黒点数との関係を示すグラ
フ。
【図6】 実験例5における分散液検査値と電気特性電
位(B)との関係を示すグラフ。
【図7】 実験例6における900nmの光を用いた場
合の分散液検査値と10000枚プリント後のハーフト
ーン黒点数との関係を示すグラフ。
【図8】 実験例6における950nmの光を用いた場
合の分散液検査値と10000枚プリント後のハーフト
ーン黒点数との関係を示すグラフ。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電荷発生材料を溶剤に分散させた電子写
    真感光体塗布液について、その吸収スペクトルを測定し
    た後、電子写真法の露光に使用される光の波長における
    吸光度と、吸収の実質的にない波長における吸光度とを
    測定し、両者の比を下記式(1)によって求めることに
    より、電子写真感光体塗布液に含まれる電荷発生材料に
    分散状態を評価することを特徴とする電子写真感光体塗
    布液の検査方法。 【数1】
  2. 【請求項2】 前記吸収の実質的にない波長が、吸収ピ
    ーク波長における吸光度の5分の1以下の吸光度を示す
    波長であることを特徴とする請求項1に記載の電子写真
    感光体塗布液の検査方法。
  3. 【請求項3】 前記吸収の実質的にない波長が、900
    ないし1000nmの範囲にある波長であることを特徴
    とする請求項1に記載の電子写真感光体塗布液の検査方
    法。
  4. 【請求項4】 前記露光に使用される光が、LED、レ
    ーザー、連続波長を有する可視光源の中から選ばれた光
    源からの光であることを特徴とする請求項1に記載の電
    子写真感光体塗布液の検査方法。
  5. 【請求項5】 前記露光に使用される光の波長が、66
    0nmであることを特徴とする請求項1および4に記載
    の電子写真感光体塗布液の検査方法。
  6. 【請求項6】 前記露光に使用される光の波長が、78
    0nmであることを特徴とする請求項1および4に記載
    の電子写真感光体塗布液の検査方法。
  7. 【請求項7】 電荷発生材料を溶剤に分散させるに際し
    て、電子写真法の露光に使用される光の波長における吸
    光度と、吸収の実質的にない波長における吸光度との比
    を前記式(1)によって求め、この値が2.5〜6.5
    %の範囲の値となった時に分散を終了することを特徴と
    する電子写真感光体塗布液の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記吸収の実質的にない波長が、吸収ピ
    ーク波長における吸光度の5分の1以下の吸光度を示す
    波長であることを特徴とする請求項7に記載の電子写真
    感光体塗布液の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記吸収の実質的にない波長が、900
    ないし1000nmの範囲にある波長であることを特徴
    とする請求項7に記載の電子写真感光体塗布液の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 前記露光に使用される光が、LED、
    レーザー、連続波長を有する可視光源の中から選ばれた
    光源からの光であることを特徴とする請求項7に記載の
    電子写真感光体塗布液の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記露光に使用される光の波長が、6
    60nmであることを特徴とする請求項7および10に
    記載の電子写真感光体塗布液の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記露光に使用される光の波長が、7
    80nmであることを特徴とする請求項7および10に
    記載の電子写真感光体塗布液の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記式(1)によって求めた値のばら
    つきが2.0%以内の値であることを特徴とする請求項
    7に記載の電子写真感光体塗布液の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005509720A (ja) * 2001-11-23 2005-04-14 ビーエーエスエフ コーティングス アクチェンゲゼルシャフト カラーペーストの製造方法

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