JP3225172B2 - 電子写真感光体用下引き塗液の製造方法及びそれを用いた電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体用下引き塗液の製造方法及びそれを用いた電子写真感光体

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真感光体に関する
ものであり、詳しくは導電性基体と感光層との間に設け
下引き層を形成するための下引き塗液の製造方法とそ
れを用いた繰り返しによる帯電特性及び残留電位の変化
の小さい電子写真感光体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式の感光体としては、
セレン、硫化カドミウム、酸化亜鉛、シリコン等の無機
光導電体を主成分とする感光層を有するものが広く知ら
れていた。しかし、これらは感度、熱安定性、耐湿性、
耐久性等において必ずしも満足し得るものではなく、ま
た特にセレン及び硫化カドミウムはその毒性のために製
造上、取扱上にも制約があった。
【0003】一方、有機光導電性化合物を主成分とする
感光層を有する電子写真感光体は、製造が比較的容易で
あること、安価であること、取扱が容易であること、ま
た一般にセレン感光体に比べて熱安定性が優れている等
多くの利点を有し、近年多くの注目を集めている。
【0004】このような有機光導電性化合物としては、
ポリ−N−ビニルカルバゾールがよく知られており、こ
れと2,4,7−トリニトロ−9−フルオレノン等のル
イス酸とから形成される電荷移動錯体を主成分とする感
光層を有する電子写真感光体が特公昭50−10496
号公報に記載されている。しかしながらこの感光体は感
度、成膜性、及び耐久性において必ずしも満足できるも
のではなかった。
【0005】これに対し、トリフェニルアミン類、スチ
ルベン類、ヒドラゾン類に代表される電荷輸送物質とフ
タロシアニン、アゾ顔料等の電荷発生物質を組み合わせ
た低分子量の有機光導電性化合物を含む電子写真感光体
が提案されている。これらを適当な結着樹脂と組み合わ
せ、更に電荷発生能力の高い化合物と電荷輸送能力の高
い化合物を、例えば積層型感光体として組み合わせるこ
とにより、セレン等の無機感光体に近い感度を有するも
のも出現している。その結果、複写機やプリンター等の
分野で、このような有機光導電性化合物を主成分とする
感光体が大きく進出してきている。
【0006】電荷発生機能と電荷輸送機能とをそれぞれ
別個の物質に分担させるようにした積層型あるいは分散
型の機能分離型感光体は、各々の材料の選択範囲が広
く、帯電特性、感度、耐久性等の電子写真特性におい
て、任意の特性を有する電子写真感光体を比較的容易に
作製でき得るという利点を持っている。
【0007】この様な機能分離型感光体は電子写真方式
のプロセスに適用した場合、一般に帯電特性並びに電荷
保持性が悪いために暗減衰が大きく、また、繰り返しに
より、上述の特性の劣化が大きく、残留電位の上昇も顕
著であり、画像上に濃度むら、かぶり等を生じるという
欠点を有している。この様な感光体の電気特性を改良す
るために導電性基体と感光層との間に下引き層を設ける
ことが有効である。
【0008】一般に下引き層を設ける目的としては、導
電性基体の表面欠陥の改良、感光層と基体との接着性の
向上、感光層の塗工性の向上、導電性基体から感光層へ
の電荷注入の抑制等が挙げられる。
【0009】従来より提唱されてきた下引き層は、一般
に、電気絶縁性の高分子重合体のフィルム、 あるい
は、Al23、SiO2等の絶縁性無機化合物を結着樹
脂中に含有させたフィルム等が用いられてきた。
【0010】例えば、特開昭58−98739号公報及
び特開昭60−66258号公報にはナイロン系樹脂下
引き層が、特開昭58−105155号公報にはポリビ
ニルアルコール樹脂下引き層が開示されている。
【0011】しかしながら、これらの樹脂単層の下引き
層は接着性には優れているが、電気抵抗が高いために繰
り返しにより残留電位が上昇し画像に地汚れが発生する
という欠点があった。
【0012】そこで、下引き層の電気抵抗を制御するた
めに適度な電導度を有する粒子を結着樹脂中に含有させ
た下引き層が提案されている。例えば、特開昭58−5
8556号公報にはアルミニウムまたは錫の酸化物を樹
脂中に分散した下引き層が、特開昭58−9306号公
報及び特開昭60−97363号公報には導電性粒子を
樹脂中に分散した下引き層が、また、特開昭59−84
257号公報及び特開昭60−32054号公報にはT
iO2とSnO2粉体とを樹脂中に分散した下引き層が開
示されている。
【0013】しかしながら、上記のように適度な電導度
を有する粒子を樹脂中に分散させた下引き層は、電子写
真感光体の静電特性を向上させるために、樹脂量を少な
くする必要がある。また、この様な下引き層を形成する
ための塗液を製造するには、該粒子を樹脂を溶解した有
機溶剤等に安定に分散させるという工程が必要となる。
【0014】特に、酸化チタンを結着樹脂を溶解した有
機溶剤中に分散する場合においては、酸化チタンの表面
処理の有無、表面処理の種類、結着樹脂の種類及び量に
よって分散性が大きく異なり、塗液の安定性、引いては
電気的特性にも差異が生じてくる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、分散性が良好でかつ塗液としての経時安定
性並びに導電性基体への塗布性に優れ、均一な下引き層
を形成可能な電子写真感光体用下引き塗液の製造方法を
提供すること、並びに該電子写真感光体用下引き塗液を
用いた繰り返しによって帯電特性及び残留電位の変化が
小さい電子写真感光体を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記の課題を
解決するために鋭意検討を重ねた結果、少なくとも結着
樹脂溶解した有機溶剤中に酸化チタンを分散する電子
写真感光体用下引き塗液の製造方法において、該下引き
塗液が最終濃度よりも高い固形分濃度で、かつ分散すべ
き酸化チタン全量を全結着樹脂量の30重量%以下の結
着樹脂を溶解した有機溶剤中に分散する一次分散工程
と、該一次分散塗液に残りの結着樹脂を溶解した有機溶
剤を加えて最終固形分濃度とした後、さらに分散する二
次分散工程を有すること、並びに該下引き塗液を電子写
真感光体に用いることによって、上記の課題が解決でき
ることを見いだし、本発明に至ったものである。
【0017】以下、本発明について詳しく説明する。
【0018】まず、感光体の感光層が形成される導電性
基体としては周知の電子写真感光体に採用されているも
のがいずれも使用できる。具体的には、例えば金、銀、
白金、チタニウム、アルミニウム、銅、亜鉛、鉄、導電
処理を施した金属酸化物等のドラム、シート、ベルトあ
るいはこれらの薄膜のラミネート物、蒸着物等が挙げら
れる。
【0019】更に、金属粉末、金属酸化物、カーボンブ
ラック、炭素繊維、ヨウ化銅、電荷移動錯体、無機塩、
イオン伝導性の高分子電解質等の導電性物質を適当な結
着樹脂と共に塗布し、ポリマーマトリックス中に埋め込
んで導電処理を施したプラスチックやセラミック、紙等
で構成されるドラム、シート、ベルト等が挙げられる。
【0020】下引き層は少なくとも結着樹脂を溶解した
有機溶剤に酸化チタンを分散した塗液から形成され、該
塗液は最終濃度よりも高い固形分濃度で、かつ分散すべ
き酸化チタン全量を全結着樹脂量の30重量%以下の結
着樹脂を溶解した有機溶剤中に分散する一次分散工程
と、該一次分散塗液に残りの結着樹脂を溶解した有機溶
剤を加えて最終固形分濃度とした後、さらに分散する二
次分散工程により製造される。一次分散工程における結
着樹脂量は全結着樹脂量の0重量%以上30重量%以下
であり、好ましくは5重量%以上15重量%以下であ
る。
【0021】下引き層に用いられる酸化チタンは、ルチ
ル型、アナタース型、ブルカイト型、アモルファスの何
れも用いられる。また、酸化チタンの一次粒子の形状
は、針状、粒状の何れも用いられる。一般に市販の酸化
チタンの多くは、分散性、分散安定性を向上させるため
に、酸化チタンに表面処理を施しているものが多い。し
かしながら、この表面処理は電気特性に影響を及ぼし、
下引き層に用いるのに好ましくない場合がある。したが
って、表面処理を施していない酸化チタンの方が酸化チ
タンそのものの特性を引き出すことができる。本発明に
おいては、酸化チタンが表面処理を施されていてもいな
くても構わないが、特に表面処理を施されていない酸化
チタンに対して、より分散性、分散安定性を向上させる
効果が大きい。
【0022】下引き層に用いられる結着樹脂としては、
スチレン、酢酸ビニル、アクリル酸エステル、メタクリ
ル酸エステル等によるビニル化合物の重合体や共重合
体、シリコーン樹脂、フェノキシ樹脂、ポリスルホン樹
脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルホルマール
樹脂、ポリエステル樹脂、セルロースエステル樹脂、セ
ルロースエーテル樹脂、ウレタン樹脂、フェノール樹
脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレ
ート樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂等の各種ポ
リマーが何れも使用できるが、特にポリアミド樹脂、中
でもアルコール可溶性ナイロン樹脂が好ましい。
【0023】アルコール可溶性ナイロン樹脂はメタノー
ル、エタノール等の低級脂肪族アルコールにしか溶解せ
ず、したがって、これらの樹脂からなる下引き層上に感
光層を設ける場合の塗布用溶剤としては、低級アルコー
ル以外のものを使用すれば良く、溶剤選択の範囲が広く
なる。下引き層を溶解するような溶剤を用いて感光層を
塗布すると、下引き層と混合して特性が劣化したり、塗
布方法によっては塗布面が不均一になる等の不都合が生
じる。アルコール可溶性ナイロン樹脂は通常2つに大別
でき、1つはナイロン6、ナイロン66、ナイロン61
0、ナイロン11、ナイロン12等を共重合させたいわ
ゆる共重合体ナイロンと呼ばれるタイプ、もう1つはN
−アルコキシメチル変性ナイロン、N−アルコキシエチ
ル変性ナイロン等のようにナイロンを化学的に変性させ
た変性ナイロンと呼ばれるタイプである。本発明におい
て用いられるアルコール可溶性ナイロン樹脂は、これら
両者とも使用でき、優れた特性を示す。
【0024】下引き塗液に用いられる溶剤としては、前
記結着樹脂を溶解するものであれば何れも使用できる。
特に結着樹脂として前述のアルコール可溶性ナイロン樹
脂を選択した場合は、低級脂肪族アルコールを主として
使用するが、ベンジルアルコールやジクロロメタン、ジ
クロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、四塩化
炭素等の含ハロゲン炭化水素等を加えた混合溶剤を用い
てもかまわない。
【0025】下引き塗液を得るためには、酸化チタン、
結着樹脂を適当な有機溶剤に含有させ、ボールミル、縦
型サンドミル、横型サンドミル、ペイントシェイカー、
ダイノミル、アトライター等の分散手段によって処理す
ることによって得られる。このとき、塗液の分散効率及
び経時安定性の向上のために高濃度で、かつ結着樹脂含
有率の低い一次分散工程と該一次分散液に残りの有機溶
剤、結着樹脂を加えて目的とする組成とした後、再度分
散する二次分散工程との二工程に分けることによって、
分散安定性の良い下引き塗液を得ることができる。
【0026】本発明における酸化チタンと結着樹脂の比
率としては、酸化チタン100重量部に対して、前記結
着樹脂は1から500重量部、好ましくは1から100
重量部の範囲で用いられる。また、下引き層の膜厚は
0.05から20μm、好ましくは0.1から5μmが
適当である。
【0027】本発明においては、導電性基体上に下引き
層を形成した後、その上に感光層を形成して、電子写真
感光体として用いられる。感光層は電荷発生物質である
顔料等を分散し、結着樹脂中に埋め込んだ顔料分散単層
型や、電荷発生物質と電荷輸送物質を分散混合し、結着
樹脂中に閉じ込めた単層型、電荷発生物質と電荷輸送物
質を分離し、結着樹脂中に封じた積層型等により構成さ
れる。本発明は何れの系にも適用させることが可能であ
るが、電荷発生物質と電荷輸送物質の性能を最大限に発
揮させ得る機能分離型積層感光体の系において用いられ
るのが好ましい。
【0028】感光層に用いられる電荷発生物質として
は、モノアゾ顔料、ビスアゾ顔料、ポリアゾ顔料、金属
錯塩アゾ顔料、ピラゾロンアゾ顔料及びチアゾールアゾ
顔料等に代表されるアゾ系顔料、ペリレン酸無水物及び
ペリレン酸イミド等に代表されるペリレン系顔料、アン
トラキノン誘導体、アントアントロン誘導体、ジベンズ
ピレンキノン誘導体、ピラントロン誘導体、ビオラント
ロン誘導体等に代表されるアントラキノン系又は多環キ
ノン系顔料、金属フタロシアニン、金属ナフタロシアニ
ン、無金属フタロシアニン、無金属ナフタロシアニン等
に代表されるフタロシアニン系顔料等が挙げられる。ま
た、用いられる染料としては、メチルバイオレット等に
代表されるトリフェニルメタン染料、キニザリン等のキ
ノン染料やピリリウム塩、チアピリリウム塩、ベンゾピ
リリウム塩等が挙げられる。
【0029】これらの中で、特にキャリア発生効率の高
いものとしてビスアゾ顔料、トリスアゾ顔料、フタロシ
アニン系顔料を用いたものは、高い感度を与え、優れた
感光体を提供するため好ましい。例えばビスアゾ顔料の
場合であれば、特開昭62−286058号公報、同6
3−32557号公報、同63−243948号公報、
同64−21453号公報、同64−21455号公
報、特開平1−94350公報、同1−200267号
公報、同1−202757号公報等に記載の化合物を使
用することができる。
【0030】機能分離型積層感光体では少なくとも上記
の電荷発生物質と結着樹脂とを加えて適当な溶剤に溶解
または分散し、導電性基体に塗布することにより電荷発
生層を設けることができる。用いられる電荷発生層用結
着樹脂としては、従来より知られているスチレン、酢酸
ビニル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル等
のビニル化合物の重合体及び共重合体、シリコーン樹
脂、フェノキシ樹脂、ポリビニルホルマール樹脂、ポリ
ビニルブチラール樹脂、ウレタン樹脂、フェノール樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリカーボネー
ト樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアリレート樹脂等が挙
げられるが、これらに限定されない。
【0031】電荷発生層用結着樹脂は、電荷発生物質1
00重量部に対し、1から1000重量部、好ましくは
1から400重量部の範囲で用いられる。また、電荷発
生層の厚さは0.05から20μm、好ましくは0.1
から2μmの範囲で用いられる。
【0032】電荷発生層を形成するための塗液の調製に
必要に応じ用いられる溶剤としては、1,2−ジメトキ
シエタン、テトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラ
ン、1,4−ジオキサン等のエーテル類、メチルエチル
ケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、トルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素、N,N−ジメチルホルムア
ミド、アセトニトリル、N−メチルピロリドン、ジメチ
ルスルホキシド等の非プロトン性極性溶剤、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール等のアルコール類、
酢酸メチル、酢酸エチル、メチルセロソルブアセテート
等のエステル類、ジクロロエタン、クロロホルム等のハ
ロゲン化炭化水素類等が挙げられる。
【0033】感光層に用いられる電荷輸送物質として
は、例えば特公昭34−5466号公報に示されている
オキサジアゾール類、特公昭45−555号公報に示さ
れているトリフェニルメタン類、特公昭52−4188
号公報に示されているピラゾリン類、特公昭55−42
380号公報に示されているヒドラゾン類、特開昭56
−123544号公報に示されているオキサジアゾール
類、特公昭58−32372号公報に示されているトリ
アリールアミン類、特開昭58−198043号公報に
示されているスチルベン類等を挙げることができる。こ
れらの電荷輸送物質は単独または2種以上組み合わせて
用いることができる。
【0034】これらの電荷輸送物質の中でヒドラゾン化
合物、スチルベン化合物等は高い電荷移動度を有し、優
れた感光体を提供するため好ましい。例えば、ヒドラゾ
ン化合物としては、前記の特公昭55−42380号公
報をはじめとして、特開平1−100555号公報、同
2−10367号公報、同2−51163号公報、同2
−96767号公報、同2−183260号公報、同2
−184856号公報、同2−184858号公報、同
2−184859号公報、同2−226160号公報等
に示されているヒドラゾン化合物を使用することができ
る。
【0035】電荷輸送層は上記の様な電荷輸送物質と結
着樹脂を加えて適当な溶剤に溶解し、塗布することによ
って設けることができる。
【0036】用いられる結着樹脂としては、スチレン、
塩化ビニル、酢酸ビニル、アクリル酸エステル、メタク
リル酸エステル等のビニル化合物の重合体及び共重合
体、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリ
エステル樹脂、フェノキシ樹脂、ポリスルホン、セルロ
ースエステル樹脂、セルロースエーテル樹脂、ウレタン
樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等の各種ポリマー
が挙げられる。
【0037】用いられる溶剤としては、テトラヒドロフ
ラン、1,3−ジオキソラン、メチルエチルケトン、ベ
ンゼン、トルエン、モノクロロベンゼン、1,2−ジク
ロロエタン、ジクロロメタン、クロロホルム、酢酸エチ
ル等が挙げられる。
【0038】電荷輸送層用結着樹脂は電荷輸送物質10
0重量部に対し10から500重量部、好ましくは50
から200重量部の範囲で用いられる。電荷輸送層の厚
さは1から100μm、好ましくは10から50μmの
範囲で用いられる。
【0039】感光層表面には感光体の耐久性を向上させ
るために表面層を設けても構わない。
【0040】また、感光層は成膜性、可撓性、機械的強
度を向上させるために周知の可塑剤を含有していてもよ
い。可塑剤としては、フタル酸エステル、りん酸エステ
ル、塩素化パラフィン、塩素化脂肪酸エステル、メチル
ナフタレン等の芳香族化合物等が挙げられる。
【0041】更に、感光体の電子写真特性の改良のため
に、酸化防止剤等の添加物を含有させても構わない。
【0042】
【実施例】次に本発明を実施例により更に詳細に説明す
るが、本発明はこれらに何ら限定されるものではない。
【0043】実施例1 結着樹脂としてアルコール可溶性ナイロン樹脂(東レ
(株)製アミランCM4000)1.5重量部をメタノ
ール250重量部とn−ブタノール100重量部とジク
ロロエタン350重量部の混合溶剤中に溶解した。これ
に酸化チタンとして超微粒子酸化チタン(石原産業
(株)製タイペークTTO−55(N)表面処理なし)
250重量部を加え、ポリプロピレン製容器を用い、直
径0.6mmのジルコニア製ビーズを分散メディアとし
てペイントシェイカーで2時間分散し一次分散液を得
た。次に二次分散として、この一次分散液にアルコール
可溶性ナイロン(アミランCM4000)11重量部を
メタノール500重量部とn−ブタノール200重量部
とジクロロエタン700重量部の混合溶剤中に溶解した
溶液を加え、更にペイントシェイカーで30分分散し、
下引き塗液を作製した。こうして得た下引き塗液の分散
直後と室温で15日間静置した後の粘度の変化をR型粘
度計(東機産業(株)製R100型)で調べたところ、
表1の結果が得られた。粘度の測定条件は20℃、コー
ン回転数20rpmで行った。これから分かるように経
時による粘度変化が極めて小さいことが分かる。また酸
化チタンの沈降もほとんど見られず、分散安定性にも優
れていることが分かった。さらに、この下引き塗液をア
プリケーターによりアルミ蒸着PETフィルム(東レ
(株)製メタルミー)に塗布し、80℃で15分乾燥し
て膜厚約0.8μmの下引き層を形成した。
【0044】
【表1】
【0045】
【化1】
【0046】次に、上記式化1で示されるビスアゾ顔料
1重量部とポリビニルブチラール樹脂(電気化学(株)製
デンカブチラール#3000−2)1重量部とを1,2
−ジメトキシエタン100重量部に混合し、ペイントシ
ェイカーによりガラスビーズと共に4時間分散した。こ
うして得た顔料分散液をアプリケーターにて上記下引き
層の上に塗布し80℃で15分乾燥して膜厚約0.4μ
mの電荷発生層を得た。
【0047】
【化2】
【0048】次に上記式化2で示されるヒドラゾン化合
物10重量部、ポリカーボネート樹脂(帝人化成(株)製
パンライトC−1400)10重量部、DL−α−トコ
フェロール0.1重量部をジクロロメタン200重量部
に溶解させて、上記電荷発生層の上に、この溶液をアプ
リケーターにより塗布し、80℃で60分乾燥して乾燥
膜厚20μmの電荷輸送層を形成した。
【0049】この様にして作製した積層型電子写真感光
体を室温暗所で一昼夜保管した後、静電記録試験装置
(川口電機(株)製SP−428)により電子写真特性評
価を行った。測定条件は、コロナ印加電圧:−5kV、
スタティックモードNo.3(プロセス速度167mm
/秒)、照射光(白色光)照度:2luxであった。そ
の結果、帯電電位−720V、半減露光量1.2lux
・秒と非常に高感度の値を示した。
【0050】次に、この感光体をアルミニウム製のドラ
ム素管に張り付け、ドラム感光体評価装置(ジェンテッ
ク(株)製シンシア90)により帯電及び光除電の繰り返
し特性を評価した。測定はコロナ印加電圧:−5.2k
V、プロセス速度160mm/秒、TCCD2モードで
の5000回の帯電及び光除電の繰り返しを行った。光
除電はタングステンランプアレイを用いて行った。帯電
後の表面電位即ち帯電電位、光除電後の表面電位即ち残
留電位の測定結果を表2に示す。帯電電位及び残留電位
の変化が極めて小さいことがわかる。
【0051】
【表2】
【0052】実施例2 実施例1の下引き塗液の分散において、結着樹脂として
アルコール可溶性ナイロン(帝国化学産業(株)製トレ
ジンEF−30T)を用い、分散メディアを直径0.6
mmのチタニア製ビーズとした他は実施例1と同様にし
て下引き塗液を作製し、粘度の測定を行い、感光体を作
製し、電子写真特性並びに繰り返し特性を測定した。結
果を表3及び表4に示す。
【0053】実施例3 実施例1の下引き塗液の分散において、酸化チタンとし
て針状酸化チタン(石原産業(株)製FTL−100)
を用い、分散メディアを直径1mmのチタニア製ビーズ
とした他は実施例1と同様にして下引き塗液を作製し、
粘度の測定を行い、感光体を作製し、電子写真特性並び
に繰り返し特性を測定した。結果を表3及び表4に示
す。
【0054】実施例4 実施例1の下引き塗液の分散において、酸化チタンとし
て日本アエロジル(株)製P−25を用いた他は実施例
1と同様にして下引き塗液を作製し、粘度の測定を行
い、感光体を作製し、電子写真特性並びに繰り返し特性
を測定した。結果を表3及び表4に示す。
【0055】実施例5 結着樹脂としてアルコール可溶性ナイロン(東レ(株)
製アミランCM8000)1.5重量部をジクロロエタ
ン490重量部とメタノール270重量部の混合溶剤中
に溶解した。これに酸化チタンとして微粒子酸化チタン
(堺化学工業(株)製STR−60N表面処理なし)2
50重量部を加え、直径1mmのジルコニア製ビーズを
分散メディアとしてダイノ−ミルで2時間分散し一次分
散液を得た。次に二次分散として、この一次分散液にア
ルコール可溶性ナイロン(アミランCM8000)12
重量部をジクロロエタン900重量部とメタノール48
0重量部の混合溶剤中に溶解した溶液を加え、更にダイ
ノ−ミルで30分分散し、下引き塗液を作製した。この
下引き塗液を用いて実施例1と同様にして粘度測定を行
い、また同様にして下引き層を形成した。結果を表3に
示す。
【0056】
【化3】
【0057】次に、上記式化3で示されるビスアゾ顔料
1重量部とフェノキシ樹脂(ユニオンカーバイド(株)
製PKHJ)1重量部とをメチルイソブチルケトン10
0重量部に混合し、ペイントシェイカーによりガラスビ
ーズと共に4時間分散した。こうして得た顔料分散液を
アプリケーターにて上記下引き層の上に塗布し80℃で
15分乾燥して膜厚約0.4μmの電荷発生層を得た。
【0058】
【化4】
【0059】次に上記式化4で示されるヒドラゾン化合
物10重量部、ポリカーボネート樹脂(帝人化成(株)製
パンライトK−1300)7重量部、ポリエステル樹脂
(東洋紡(株)製バイロン290)3重量部、DL−α
−トコフェロール0.1重量部をジクロロメタン200
重量部に溶解させて、上記電荷発生層の上に、この溶液
をアプリケーターにより塗布し、80℃で60分乾燥し
て乾燥膜厚20μmの電荷輸送層を形成した。
【0060】このようにして作製した積層型電子写真感
光体を実施例1と同様にして電子写真特性並びに繰り返
し特性の測定を行った。結果を表4に示す。
【0061】実施例6 実施例5の下引き塗液の分散において、分散メディアと
して直径0.6mmのチタニア製ビーズを用いた以外は
実施例5と同様にして下引き塗液を作製し、粘度測定を
行い、感光体を作製し、実施例1と同様にして電子写真
特性並びに繰り返し特性の測定を行った。結果を表3及
び表4に示す。
【0062】実施例7 実施例5の下引き塗液の分散において、酸化チタンとし
て超微粒子酸化チタン(石原産業(株)製タイペークT
TO−55(N)表面処理なし)を用い、分散メディア
として直径1mmのチタニア製ビーズを用いた以外は実
施例5と同様にして下引き塗液を作製し、粘度測定を行
い、感光体を作製し、実施例1と同様にして電子写真特
性並びに繰り返し特性の測定を行った。結果を表3及び
表4に示す。
【0063】実施例8 実施例5の下引き塗液の分散において、結着樹脂として
アルコール可溶性ナイロン(ダイセル化学(株)ダイア
ミド1874)を用いた以外は実施例5と同様にして下
引き塗液を作製し、粘度測定を行い、感光体を作製し、
実施例1と同様にして電子写真特性並びに繰り返し特性
の測定を行った。結果を表3及び表4に示す。
【0064】
【表3】
【0065】
【表4】
【0066】比較例1 実施例1の下引き塗液の分散において、一次分散工程で
結着樹脂を全量溶解し、二次分散工程で溶剤のみを加え
る以外は実施例1と同様にして下引き塗液を作製し、粘
度の測定を行い、感光体を作製し、電子写真特性並びに
繰り返し特性を測定した。結果を表5及び表6に示す。
【0067】比較例2 実施例2の下引き塗液の分散において、一次分散工程で
結着樹脂を全量溶解し、二次分散工程で溶剤のみを加え
る以外は実施例1と同様にして下引き塗液を作製し、粘
度の測定を行い、感光体を作製し、電子写真特性並びに
繰り返し特性を測定した。結果を表5及び表6に示す。
【0068】比較例3 実施例3の下引き塗液の分散において、一次分散工程で
結着樹脂を全量溶解し、二次分散工程で溶剤のみを加え
る以外は実施例1と同様にして下引き塗液を作製し、粘
度測定を行い、感光体を作製し、電子写真特性並びに繰
り返し特性の測定を行った。結果を表5及び表6に示
す。
【0069】比較例4 実施例4の下引き塗液の分散において、一次分散工程で
結着樹脂を全量溶解し、二次分散工程で溶剤のみを加え
る以外は実施例1と同様にして下引き塗液を作製し、粘
度測定を行い、感光体を作製し、電子写真特性並びに繰
り返し特性の測定を行った。結果を表5及び表6に示
す。
【0070】比較例5 実施例5の下引き塗液の分散において、一次分散工程で
結着樹脂を全量溶解し、二次分散工程で溶剤のみを加え
る以外は実施例5と同様にして下引き塗液を作製し、実
施例1と同様に粘度測定を行い、実施例5と同様にして
感光体を作製し、実施例1と同様にして電子写真特性並
びに繰り返し特性の測定を行った。結果を表5及び表6
に示す。
【0071】比較例6 実施例6の下引き塗液の分散において、一次分散工程で
結着樹脂を全量溶解し、二次分散工程で溶剤のみを加え
る以外は実施例5と同様にして下引き塗液を作製し、実
施例1と同様に粘度測定を行い、実施例5と同様にして
感光体を作製し、実施例1と同様にして電子写真特性並
びに繰り返し特性の測定を行った。結果を表5及び表6
に示す。
【0072】比較例7 実施例7の下引き塗液の分散において、一次分散工程で
結着樹脂を全量溶解し、二次分散工程で溶剤のみを加え
る以外は実施例5と同様にして下引き塗液を作製し、実
施例1と同様に粘度測定を行い、実施例5と同様にして
感光体を作製し、実施例1と同様にして電子写真特性並
びに繰り返し特性の測定を行った。結果を表5及び表6
に示す。
【0073】比較例8 実施例8の下引き塗液の分散において、一次分散工程で
結着樹脂を全量溶解し、二次分散工程で溶剤のみを加え
る以外は実施例5と同様にして下引き塗液を作製し、実
施例1と同様に粘度測定を行い、実施例5と同様にして
感光体を作製し、実施例1と同様にして電子写真特性並
びに繰り返し特性の測定を行った。結果を表5及び表6
に示す。
【0074】比較例9 実施例1の下引き塗液の分散において、一次分散工程に
おけるアルコール可溶性ナイロン樹脂が6重量部であ
り、二次分散工程におけるアルコール可溶性ナイロン樹
脂が7重量部である以外は実施例1と同様にして下引き
塗液を作製し、粘度測定を行い、電子写真特性並びに繰
り返し特性の測定を行った。結果を表7及び表8に示
す。
【0075】比較例10 実施例1の下引き塗液の分散において、一次分散工程に
おけるアルコール可溶性ナイロン樹脂が9重量部であ
り、二次分散工程におけるアルコール可溶性ナイロン樹
脂が4重量部である以外は実施例1と同様にして下引き
塗液を作製し、粘度測定を行い、電子写真特性並びに繰
り返し特性の測定を行った。結果を表7及び表8に示
す。
【0076】比較例11 実施例5の下引き塗液の分散において、一次分散工程に
おけるアルコール可溶性ナイロン樹脂が8重量部であ
り、二次分散工程におけるアルコール可溶性ナイロン樹
脂が5.5重量部である以外は実施例5と同様にして下
引き塗液を作製し、実施例1と同様にして粘度測定を行
い、電子写真特性並びに繰り返し特性の測定を行った。
結果を表7及び表8に示す。
【0077】比較例12 実施例5の下引き塗液の分散において、一次分散工程に
おけるアルコール可溶性ナイロン樹脂が10重量部であ
り、二次分散工程におけるアルコール可溶性ナイロン樹
脂が3.5重量部である以外は実施例5と同様にして下
引き塗液を作製し、実施例1と同様にして粘度測定を行
い、電子写真特性並びに繰り返し特性の測定を行った。
結果を表7及び表8に示す。
【0078】
【表5】
【0079】
【表6】
【0080】
【表7】
【0081】
【表8】
【0082】これらの結果から、実施例に示す本発明の
下引き塗液は、比較例に比べ塗液の経時安定性に優れて
おり、また、この塗液を用いて作製した感光体は、比較
例に比べ電子写真特性、特に繰り返し使用による帯電電
位及び残留電位の安定性に優れていることがわかる。
【0083】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明によれ
ば経時安定性に優れた下引き塗液が製造でき、また、こ
の塗液を用いることによって高感度で、残留電位が小さ
く、しかも繰り返し特性の優れた電子写真感光体を提供
することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−195064(JP,A) 特開 平6−273962(JP,A) 特開 平5−72787(JP,A) 特開 平1−217356(JP,A) 特開 平5−341548(JP,A) 特開 平1−315767(JP,A) 特開 平2−181158(JP,A) 特開 昭62−280864(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 5/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも結着樹脂を溶解した有機溶剤
    中に酸化チタンを分散する電子写真感光体用下引き塗液
    の製造方法において、該下引き塗液が最終濃度よりも高
    い固形分濃度で、かつ分散すべき酸化チタン全量を全結
    着樹脂量の30重量%以下の結着樹脂を溶解した有機溶
    剤中に分散する一次分散工程と、該一次分散塗液に残り
    の結着樹脂を溶解した有機溶剤を加えて最終固形分濃度
    とした後、さらに分散する二次分散工程を有することを
    特徴とする電子写真感光体用下引き塗液の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法で製造した下引き塗
    液から形成した下引き層を有することを特徴とする電子
    写真感光体。
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