JP4312172B2 - 積層型電子写真感光体及び積層型電子写真感光体の製造方法 - Google Patents
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Description
(1)帯電工程において、感光体に正負いずれかの電荷が付加されるのに伴い、支持基体上に感光層と逆極性の電荷が発生する。この帯電工程において、中間層がない場合は、支持基体上に発生した電荷が感光層に注入される可能性があり、感光体の帯電性が低下して、画像のカブリや濃度不良等の問題を生じる場合がある。
(2)支持基体上に感光体層を直接塗布した場合、結着樹脂の種類や塗布条件によっては、感光体層が支持基体上に十分接着しない。
(3)支持基体表面に傷などの欠陥があると、画像上に黒点が発生しやすい。
例えば、図2に示すように、支持基体101cと、中間層(下引き層)101bと、感光体層101aとを備えた電子写真感光体101であって、中間層101bが、フェノール系樹脂と、ポリビニルアセタール樹脂と、電子輸送性有機顔料と、を含有することを特徴とする積層型電子写真感光体101を備えた画像形成装置100が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
より具体的には、支持体上に、中間層、電荷発生物質を含有する電荷発生層、電荷輸送物質を含有する電荷輸送層を順次積層してなる積層型電子写真感光体において、該電荷発生物質がチタニルフタロシアニン化合物であり、該電荷発生層の最大吸収波長(λmax)の吸光度(Dλmax)と、最大吸収波長(λmax)から長波長側に70nmずれた波長の吸光度(D(λmax+70))の比が、所定の関係式を満足し、電荷発生層のバインダー樹脂が、27〜50mol%の水酸基を有するブチラール樹脂であり、且つ、中間層が酸化チタンを含有していることを特徴とする積層型電子写真感光体である。
より具体的には、バインダー樹脂として50℃にて固形のエポキシ樹脂と、電荷輸送剤と、エチレングリコールモノアルキルエーテルアセテート−水、エチレングリコールモノアルキルエーテルアセテート−水、プロピレングリコールモノアルキルエーテルアセテート−水、エチレングリコールジアセテート−水およびγ−ブチロラクトン−水から選ばれた少なくとも一つの水添溶剤と、からなる中間層形成用塗液を用いるものである。
また、特許文献2に記載された積層型電子写真感光体は、酸化チタン自身が電荷輸送機能を有するため、支持体から電荷が注入されやすく、画像形成した時、画像上に黒ポチを発生しやすいという問題が見られた。特に電荷輸送能力の大きいアナターゼ型酸化チタンを中間層に分散し、フタロシアニン化合物を電荷発生層の電荷発生物質に用いた場合には、中間層と電荷発生層との間の電荷のブロッキング性が劣るため、画像形成した時、画像上に黒ポチが顕著に発生するという問題が見られた。
すなわち、低温低湿条件下での明電位と高温高湿下でのかぶり特性が向上した積層型電子写真感光体及びそのような積層型電子写真感光体を提供することを目的とする。
具体的には、導電性支持体上に、中間層と、電荷発生層と、電荷輸送層と、が順次形成された積層型電子写真感光体であって、電荷発生層が、結着樹脂と、電荷発生物質と、有機溶媒とを含む電荷発生層用塗布液の塗布物として形成されており、電荷発生層を構成する結着樹脂が、架橋剤を含まないポリビニルアセタール樹脂であり、中間層を構成する結着樹脂が、ポリアミド樹脂であり、かつ、有機溶媒が、プロピレングリコールモノアルキルエーテルと、環状エーテル化合物との混合溶媒であることを特徴とする積層型電子写真感光体が提供され、上述した問題を解決することができる。
すなわち、本発明の積層型電子写真感光体によれば、電荷発生層を、所定の電荷発生層用塗布液の塗布物として形成することにより、中間層の形成工程が簡略化されるとともに、低温低湿条件下での明電位及び高温高湿下でのかぶり特性がそれぞれ向上し、安定的かつ経済的に形成することができるようになった。
このような配合比率の特定有機溶媒を用いることにより、均一かつ安定的な電荷発生層の形成ができるようになって、所定の電荷発生層用塗布液の塗布物として形成することにより、中間層の形成工程が簡略化されるとともに、低温低湿条件下での明電位及び高温高湿下でのかぶり特性がさらに向上して、安定的かつ経済的に形成することができるようになった。
このような配合比率で積層型電子写真感光体を構成することにより、さらに均一かつ安定的な電荷発生層の形成ができるようになって、中間層の形成工程が簡略化されるとともに、低温低湿条件下での明電位及び高温高湿下でのかぶり特性が向上し、安定的かつ経済的に形成することができるようになった。
電荷発生層の結着樹脂として、このような所定樹脂を用いることにより、電荷発生剤との相溶性が向上し、電荷発生層の膜厚や電荷移動性をさらに均一化できるとともに、感光体層で形成された電荷を速やかに支持基体側に移動させることができる。
また、電荷発生層の結着樹脂の平均分子量をこのような所定範囲の値とすることにより、得られた電荷発生層の機械的強度や接着性についても、より優れたものとすることができる。したがって、感光体の耐磨耗性や耐久性を著しく向上させることができる。
このように中間層が、酸化チタンを含有することにより、支持体からの反射光を散乱させ、干渉縞の発生を有効に防止することができる。また、中間層の機械的強度や接着性についても、より優れたものとすることができる。したがって、感光体の耐磨耗性や耐久性を著しく向上させることができる。
このように中間層中の酸化チタンの含有量を調整することにより、干渉縞の発生をさらに有効に防止できるとともに、中間層の機械的強度や接着性についても、より優れたものとすることができる。
このように表面処理した酸化チタンを用いることにより、感光体層で発生した電荷を速やかに支持基体側に移動させるのと、分散性や機械的特性とのバランスをより良好なものとすることができる。
(a)導電性支持体上に、結着樹脂としてポリアミド樹脂を含む中間層を形成する工程
(b)中間層上に、結着樹脂としての架橋剤を含まないポリビニルアセタール樹脂と、電荷発生物質と、プロピレングリコールモノアルキルエーテル及び環状エーテル化合物の混合溶媒と、を含む電荷発生層用塗布液を塗布して、電荷発生層を形成する工程
(c)電荷発生層上に、電荷輸送層を形成する工程
すなわち、本発明の積層型電子写真感光体によれば、電荷発生層を、所定の電荷発生層用塗布液の塗布物として形成することにより、中間層の形成工程が簡略化され、安定的かつ経済的に形成することができるようになった。
本発明の第1の実施形態は、図1に例示するように、導電性支持体12上に、中間層25と、電荷発生層24と、電荷輸送層22と、が順次形成された積層型電子写真感光体20であって、電荷発生層24が、結着樹脂と、電荷発生物質と、有機溶媒とを含む電荷発生層用塗布液の塗布物として形成されており、かつ、有機溶媒として、プロピレングリコールモノアルキルエーテルと、環状エーテル化合物との混合溶媒を用いてなる積層型電子写真感光体である。
以下、本発明の第1の実施形態である電子写真感光体について具体的に説明する。
図1に例示する支持基体12としては、導電性を有する種々の材料を使用することができ、例えば鉄、アルミニウム、銅、スズ、白金、銀、バナジウム、モリブデン、クロム、カドミウム、チタン、ニッケル、パラジウム、インジウム、ステンレス鋼、真鍮等の金属や、上記金属が蒸着またはラミネートされたプラスチック材料、ヨウ化アルミニウム、酸化スズ、酸化インジウム等で被覆されたガラス等があげられる。
また、支持基体の形状は、使用する画像形成装置の構造に合わせて、シート状、ドラム状等のいずれであってもよく、基体自体が導電性を有するか、あるいは基体の表面が導電性を有していればよい。また、支持基体は、使用に際して十分な機械的強度を有するものが好ましい。
また、干渉縞の発生防止のためには、エッチング、陽極酸化、ウエットブラスティング法、サンドブラスティング法、粗切削、センタレス切削等の方法を用いて、支持基体の表面に粗面化処理を行うことが好ましい。
図1に例示するように、支持基体12上に、結着樹脂を含有する中間層25を設けることを特徴とする。
中間層に使用される結着樹脂を共重合ナイロン、メトキシメチル化ナイロン等のポリアミド樹脂とすることを特徴とする。
また、製造時の沈降等が問題とならない範囲であって、光散乱を生じさせて干渉縞の発生を防止したり、分散性向上等を図ったりする目的のために、各種添加剤(有機微粉末または無機微粉末)を少量添加することも好ましい。
特に、酸化チタン、酸化亜鉛、亜鉛華、硫化亜鉛、鉛白、リトポン等の白色顔料や、アルミナ、炭酸カルシウム、硫酸バリウム等の体質顔料としての無機顔料やフッ素樹脂粒子、ベンゾグアナミン樹脂粒子、スチレン樹脂粒子等が好ましい添加剤である。
また、微粉末等の添加剤を添加する場合、その粒径を0.01〜3μmの範囲内の値とすることが好ましい。この理由は、かかる粒径が大きすぎると中間層の凹凸が大きくなったり、電気的に不均一な部分が生じたり、さらには、画質欠陥を生じ易くなったりする場合があるためである。一方、かかる粒径が小さすぎると、十分な光散乱効果が得られない場合があるためである。
なお、微粉末等の添加剤を添加する場合、その添加量を、中間層の固形分に対して重量比で10重量%以下の値、0.01〜5重量%の範囲内の値とすることがより好ましく、0.01〜1重量%の範囲内の値とすることがさらに好ましい。
また、中間層は膜厚を厚くすることによって、支持基材における凹凸の隠蔽性が高まるため、スポット状の画質欠陥は低減する方向にあって好ましいが、それとは逆に、残留電位の上昇等の電気的特性が低下する方向にある。
したがって、中間層の膜厚を0.1〜50μmの範囲内の値とすることが好ましく、1〜30μmの範囲内の値とすることがより好ましい。
(1)基本的構造
電荷発生層は、結着樹脂100重量部に対して、電荷発生物質を20〜500重量部、有機溶媒を1,000〜50,000重量部の範囲で、それぞれ含む電荷発生層用塗布液の塗布物から構成されている。
このような配合比率で電荷発生層を構成することにより、さらに均一かつ安定的な電荷発生層の形成ができるようになって、中間層の形成工程が簡略化されるとともに、低温低湿条件下での明電位及び高温高湿下でのかぶり特性が向上し、安定的かつ経済的に形成することができるようになる。
また、電荷発生層の膜厚は、一般には0.01〜5.0μm、好ましくは0.05〜3.0μmの範囲の値とすることが好ましい。
また、電荷発生剤の種類としては特に制限されるものではないが、例えば、無金属フタロシアニン、オキソチタニルフタロシアニン、ヒドロキシガリウムフタロシアニン、クロロガリウムフタロシアニン、ペリレン顔料、ビスアゾ顔料、ジチオケトピロロピロール顔料、無金属ナフタロシアニン顔料、金属ナフタロシアニン顔料、スクアライン顔料、トリスアゾ顔料、インジゴ顔料、アズレニウム顔料、シアニン顔料等の一種単独または二種以上の組み合わせが挙げられる。
特に、半導体レーザー等の光源を使用したレーザービームプリンタやファクシミリ等のデジタル光学系の画像形成装置には、700nm以上の波長領域に感度を有する感光体が必要となるため、例えば、無金属フタロシアニンやオキソチタニルフタロシアニン等のフタロシアニン系顔料が好適に用いられる。
一方、ハロゲンランプ等の白色の光源を使用した静電式複写機等のアナログ光学系の画像形成装置には、可視領域に感度を有する感光体が必要となるため、例えば、ペリレン顔料やビスアゾ顔料等が好適に用いられる。
電荷発生層を構成する結着樹脂を、架橋剤を含まないポリビニルアセタール樹脂とすることを特徴とする。
ここで、ポリビニルアセタール樹脂は、特定溶剤にしか溶解しないために、その電荷発生層の上に、非溶剤種を含む感光体層を形成するための塗布液を塗布したとしても、外部に溶出することがない。
また、かかるポリビニルアセタール樹脂は、所定の粘度を有しており均一な厚さの電荷発生層を形成することができる。
また、かかるポリビニルアセタール樹脂は、カルボキシル基、メトキシ基を有していることから、顔料等の分散性にも優れている。
電荷発生層に使用されるポリビニルアセタール樹脂として、ポリビニルホルマール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、変性ポリビニルホルマール樹脂、変性ポリビニルブチラール樹脂等の一種単独または二種以上の組み合わせが挙げられる。
ここで、かかるポリビニルアセタール樹脂のアセチル化度を10〜50%の範囲内の値とすることが好ましい。
この理由は、かかるアセチル化度が10%未満になると、特定の溶剤への溶解性が低くなるため、電荷発生層の塗布液を作成するのが困難になる場合があるためである。一方、アセチル化度が50%を超えると、特定の溶剤への溶解性が非常に高くなるため、機械的強度や成膜性、あるいは接着性が著しく低下したりする場合があるためである。したがって、アセチル化度を20〜40%の範囲内の値とすることがより好ましい。
この理由は、かかるポリビニルアセタール樹脂の重合度が5未満になると、電荷発生層を形成する際の塗布液の粘度が著しく低下し、均一な膜厚を得ることが困難になったり、機械的強度や成膜性、あるいは接着性が著しく低下したりする場合があるためである。一方、ポリビニルアセタール樹脂の重合度が700を超えると、電荷発生層を形成する際の塗布液の粘度が著しく増加し、電荷発生層の厚さを制御することが困難になる場合があるためである。したがって、ポリビニルアセタール樹脂の重合度を100〜500の範囲内の値とすることがより好ましい。
この理由は、かかる平均分子量が100,000未満になると、電荷発生層を形成する際の塗布液の粘度が著しく低下し、均一な膜厚を得ることが困難になったり、機械的強度や成膜性、あるいは接着性が著しく低下したりする場合があるためである。
但し、ポリビニルアセタール樹脂の平均分子量が過度に高くなると、電荷発生層を形成する際の塗布液の粘度が著しく増加し、電荷発生層の厚さを制御することが困難になる場合がある。
したがって、ポリビニルアセタール樹脂の平均分子量を120,000〜500,000の範囲内の値とすることがより好ましく、150,000〜300,000の範囲内の値とすることがさらに好ましい。
なお、ポリビニルアセタール樹脂の平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)を用いて、ポリスチレン換算の分子量として測定することもできる。
この理由は、ポリビニルアセタール樹脂の溶液粘度が5mPa・sec.未満になると、電荷発生層の成膜性が低下して膜厚差が大きくなったり、電荷発生層の機械的強度や接着性が著しく低下したり、さらには顔料等の分散性についても低下したりする場合があるためである。一方、ポリビニルアセタール樹脂の溶液粘度が200mPa・sec.を超えると、均一な厚さの電荷発生層を形成することが困難になったりする場合があるためである。
したがって、ポリビニルアセタール樹脂の溶液粘度(エタノール/トルエン=7/3溶剤中、5重量%濃度)を10〜180mPa・sec.の範囲内の値とすることがより好ましく、30〜150mPa・sec.の範囲内の値とすることがさらに好ましい。
なお、溶液粘度はB型粘度計を用いて室温(25℃)下で測定することができる。
この理由は、このような樹脂を併用することにより、製造時における電荷発生層の膜厚のばらつきがさらに小さくなるとともに、さらに優れた電気特性や画像特性が得ることができるためである。
なお、ポリビニルアルコール樹脂等を併用する場合、当該ポリビニルアルコール樹脂等の添加量をポリビニルアセタール樹脂100重量部に対して、10〜100重量部の範囲内の値とすることがより好ましく、30〜70重量部の範囲内の値とすることがさらに好ましい。
また、電荷発生層を形成するための有機溶媒(溶剤)としては、プロピレングリコールモノアルキルエーテルと、環状エーテル化合物との混合溶媒を用いることを特徴とする。
この理由は、プロピレングリコールモノアルキルエーテルと、環状エーテル化合物との混合溶媒を用いることにより、中間層の形成工程が簡略化されるとともに、低温低湿条件下での明電位及び高温高湿下でのかぶり特性が向上し、安定的かつ経済的に形成することができるためである。
なお、プロピレングリコールモノアルキルエーテルとしては、具体的に、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル等の一種単独または二種以上の組み合わせが挙げられる。環状エーテルとしては、具体的に、テトラヒドロフラン、1,4-ジオキサン、1,3−ジオキサン等の一種単独または二種以上の組み合わせが挙げられる。
この理由は、このような配合比率の特定有機溶媒を用いることにより、均一かつ安定的な電荷発生層の形成ができるようになって、所定の電荷発生層用塗布液の塗布物として形成することができるためである。したがって、電荷発生層の形成工程が簡略化されるとともに、低温低湿条件下での明電位及び高温高湿下でのかぶり特性がさらに向上して、安定的かつ経済的に形成することができるようになった。
(1)基本的構成
電荷輸送層は、電荷輸送剤(正孔輸送剤)と、有機溶剤および結着樹脂と共に分散させて、塗布することにより形成することが好ましい。
また、電荷輸送層を作成するにあたり、電荷輸送剤と、結着樹脂との配合比は10:1〜1:5の範囲が好ましい。
また、電荷輸送層の膜厚は、一般に2〜100μm、好ましくは5〜50μmの範囲内の値に設定することが好ましい。
(2)−1 種類
本発明の電荷輸送層に用いられる正孔輸送剤としては、従来公知の種々の化合物を使用することができる。具体的に、ベンジジン系化合物、フェニレンジアミン系化合物、ナフチレンジアミン系化合物、フェナントリレンジアミン系化合物、オキサジアゾール系化合物、スチリル系化合物、カルバゾール系化合物、ピラゾリン系化合物、ヒドラゾン系化合物、トリフェニルアミン系化合物、インドール系化合物、オキサゾール系化合物、イソオキサゾール系化合物、チアゾール系化合物、チアジアゾール系化合物、イミダゾール系化合物、ピラゾール系化合物、トリアゾール系化合物、ブタジエン系化合物、ピレン−ヒドラゾン系化合物、アクロレイン系化合物、カルバゾール−ヒドラゾン系化合物、キノリン−ヒドラゾン系化合物、スチルベン系化合物、スチルベン−ヒドラゾン系化合物、およびジフェニレンジアミン系化合物の一種単独または二種以上の組合せが挙げられる。
また、正孔輸送剤の具体例としては、下式(2)〜(13)で表される化合物(HTM−1〜12)が挙げられる。
また、正孔輸送剤の分子量を300〜2,000の範囲内の値とすることが好ましい。
この理由は、このような分子量範囲の正孔輸送剤を用いることにより、膜厚のばらつきが小さくなるばかりか、初期のみならず、所定の連続印刷を実施した後であっても、感光体層における感度特性を維持することができるためである。
また、このような分子量範囲の正孔輸送剤であれば、取り扱いが容易であるばかりか、結晶化も少なく、耐久性にも優れているためである。
したがって、上述した正孔輸送剤の具体例のうち、式(2)〜(13)で表される化合物のように、分子量が300〜2,000の範囲内の値の化合物であれば、より好ましい。
なお、かかる正孔輸送剤の分子量は、例えば、構造式をもとに算出することもできるし、あるいは、質量分析計で得られたマススペクトルを用いて測定することができる。
また、正孔輸送剤の添加量を、結着樹脂100重量部に対して、1〜100重量部の範囲内の値とすることを特徴とする。
この理由は、かかる正孔輸送剤の添加量が1重量部未満の値になると、所定の連続印刷を実施した後に、感光体層における感度特性を維持することができない場合があるためである。
一方、かかる正孔輸送剤の添加量が100重量部を超えると、均一に混合分散することが困難となったり、結晶化しやすくなったりする場合があるためである。
したがって、正孔輸送剤の添加量を、ポリビニルアセタール樹脂100重量部に対して、5〜80重量部の範囲内の値とすることがより好ましく、10〜50重量部の範囲内の値とすることがさらに好ましい。
また、電荷輸送層を構成する結着樹脂としては、従来から感光層に使用されている種々の樹脂を使用することができる。
例えば、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアリレート樹脂をはじめ、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、アクリル共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩素化ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、アイオノマー、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アルキド樹脂、ポリアミド、ポリウレタン、ポリスルホン、ジアリルフタレート樹脂、ケトン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリエーテル樹脂等の熱可塑性樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、その他架橋性の熱硬化性樹脂、エポキシアクリレート、ウレタン−アクリレート等の光硬化型樹脂等の樹脂が使用可能である。
これらのバインダー樹脂は、単独または2種以上をブレンドまたは共重合して使用できる。中でも、ポリカーボネート樹脂等であれば、透明性や耐熱性に優れているばかりか、機械的特性や正孔輸送剤との相溶性にも優れていることから好ましい結着樹脂である。
また、上記各成分のほかに、従来公知の種々の添加剤、例えば、酸化防止剤としては、ヒンダードフェノール、ヒンダードアミン、パラフェニレンジアミン、アリールアルカン、ハイドロキノン、スピロクロマン、スピロインダノンおよびそれらの誘導体、有機硫黄化合物、有機燐化合物等が用いられる。また、光安定剤としては、ベンゾフェノン、ベンゾトリアゾール、ジチオカルバメート、テトラメチルピペリジン等の誘導体があげられる。その他にも、ラジカル捕捉剤、一重項クエンチャー、紫外線吸収剤等の劣化防止剤、軟化剤、可塑剤、表面改質剤、増量剤、増粘剤、分散安定剤、ワックス、アクセプター、ドナー等を配合することができる。また、感光層の感度を向上させるために、例えばテルフェニル、ハロナフトキノン類、アセナフチレン等の公知の増感剤を電荷発生剤と併用してもよい。
また、種々の有機溶剤をさらに併用することが可能であり、例えばメタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール等のアルコール類;n−ヘキサン、オクタン、シクロヘキサン等の脂肪族系炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族系炭化水素、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素;アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル類;ジメチルホルムアルデヒド、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等があげられる。
本発明の第2の実施形態は、導電性支持体上に、中間層と、電荷発生層と、電荷輸送層と、が順次形成された積層型電子写真感光体の製造方法であって、下記工程(a)〜(c)を含むことを特徴とする積層型電子写真感光体の製造方法である。
(a)導電性支持体上に、結着樹脂としてポリアミド樹脂を含む中間層を形成する工程(中間層の形成工程と称する場合がある。)
(b)中間層上に、結着樹脂としての架橋剤を含まないポリビニルアセタール樹脂と、電荷発生物質と、プロピレングリコールモノアルキルエーテル及び環状エーテル化合物の混合溶媒と、を含む電荷発生層用塗布液を塗布して、電荷発生層を形成する工程(電荷発生層の形成工程と称する場合がある。)
(c)電荷発生層上に、電荷輸送層を形成する工程(電荷輸送層の形成工程と称する場合がある。)
以下、第1の実施形態の説明と異なる点を中心に具体的に説明する。
なお、積層型感光体層の製造方法に関し、複数の積層型用塗布液を作成して、それぞれ塗布および乾燥させる必要があるが、基本的には、上述した中間層の製造方法に準じて、作成することができる。
中間層の形成にあたり、結着樹脂、必要に応じて添加剤(有機微粉末または無機微粉末)を適当な分散媒とともに、公知の方法、例えばロールミル、ボールミル、アトライタ、ペイントシェーカー、超音波分散機等を用いて分散混合して塗布液を調整し、これを公知の手段、例えばブレード法、浸漬法、スプレー法により塗布して、熱処理を施し、結着樹脂である熱硬化性樹脂を硬化させるとともに、分散媒を蒸発させれば良い。
また、添加剤は製造時の沈降等が問題とならない範囲であって、光散乱を生じさせて干渉縞の発生を防止したり、分散性向上等を図ったりする目的のために、各種添加剤(有機微粉末または無機微粉末)を少量添加することが好ましい。
次いで、得られた塗布液を、公知の製造方法に準じて、例えば、支持基体(アルミニウム素管)上に、ディップコート法、スプレー塗布法、ビード塗布法、ブレード塗布法、ローラ塗布法等の塗布法を用いて塗布することが好ましい。
その後、支持基体上の塗布液を乾燥する工程は、20〜200℃の温度で5分〜2時間の範囲で行うことが望ましい。
次いで、電荷発生層を形成するにあたり、電荷発生剤等を分散した溶液中に、樹脂溶液を添加して、分散処理を行い、塗布液を形成することが好ましい。分散処理を行う方法は特に制限されるものではないが、一般的に公知のロールミル、ボールミル、振動ボールミル、アトライター、サンドミル、コロイドミル、ペイントシェーカー等を用いることが好ましい。
次いで、得られた塗布液を、既に形成してある中間層表面に対して塗布する。この塗布方法としては、例えば、ディップコート法、スプレー塗布法、ビード塗布法、ブレード塗布法、ローラ塗布法等の塗布法を用いることが好ましい。
その後、この中間層表面上の塗布液を乾燥する工程は、20〜200℃の温度で5分〜2時間の範囲で行うことが望ましい。
また、塗布液の溶媒量は、電荷発生層の結着樹脂100重量部に対して、1,000〜50,000重量部の範囲で添加することが好ましい。
次いで、電荷輸送層を形成するにあたり、樹脂成分を溶解した溶液中に、電荷輸送剤等を添加して、分散処理を行い、塗布液を形成することが好ましい。分散処理を行う方法は特に制限されるものではないが、一般的に公知のロールミル、ボールミル、振動ボールミル、アトライター、サンドミル、コロイドミル、ペイントシェーカー等を用いることが好ましい。
次いで、得られた塗布液を、既に形成してある電荷発生層表面に対して塗布する。この塗布方法としては、例えば、ディップコート法、スプレー塗布法、ビード塗布法、ブレード塗布法、ローラ塗布法等の塗布法を用いることが好ましい。
その後、この電荷発生層表面上の塗布液を乾燥する工程は、20〜200℃の温度で5分〜2時間の範囲で行うことが望ましい。
[実施例1]
1.積層型電子写真感光体の製造
導電性支持体上に、中間層と、電荷発生層と、電荷輸送層と、を順次形成し、実施例1の積層型電子写真感光体を製造した。
中間層は酸化チタン(SMT−500SAS アルミナ、シリカ、シリコーンで表面処理したもの(テイカ製))2g、樹脂CM8000(東レ製)1g、溶媒としてメタノール:n-ブタノール=1:1を11.6g加えて、ビーズミルを24時間実施し、翌日ろ過を行った後、形成した。
すなわち、容器内に、ポリアミド樹脂100重量部と、分散媒として、メタノール55重量部とトルエン50重量部と、を収容した後、ボールミル(メディア:直径1mmのジルコニアボール)を用いて24時間混合して、中間層用塗布液を作成した。
次いで、30mmφのアルミニウム基体(支持基体)の一端を上にして、得られた中間層用塗布液中に5mm/secの速度で浸漬させて塗布した。その後、130℃、30分の条件で硬化処理を行って、膜厚2μmの中間層を形成した。
(2)−1 下記式(14)で示すY-TiOPcを1g、ポリビニルアセタール樹脂として、平均分子量が130,000の樹脂KS−5(積水化学製)を1g、混合溶媒としてのプロピレングリコールモノメチルエーテルと、環状エーテル化合物(重量比率;1:2)を65gの割合で仕込んだ後、ビーズミルを用いて24時間攪拌し、翌日ろ過を行い、電荷発生層用塗布液とした。
(1)低温低湿条件評価
低温低湿条件(10℃、20%Rh)において、明電位の評価を行った。すなわち、得られた電子写真感光体をプリンター(沖電気製レーザープリンター、Microline−18)に搭載し、−850(V)になるように帯電させ、黒ベタ画像形成時の現像位置での電位を読み取り、明電位(V)とした。この明電位(V)を下記基準に準じて評価した。得られた結果を表1に示す。
○:明電位の絶対値が40(V)未満である。
△:明電位の絶対値が40以上60(V)未満である。
×:明電位の絶対値が60(V)以上である。
高温高湿条件(35℃、85%Rh)において、白紙を出力して、カブリの評価を行った。すなわち、得られた電子写真感光体をプリンター(沖電気製レーザープリンター、Microline−18)に搭載し、1500枚連続印刷を行い、下記基準に準じて画像評価を実施した。得られた結果を表1に示す。
◎:カブリや濃度不良が全く観察されない。
○:カブリや濃度不良がほとんど観察されない。
△:カブリや濃度不良が少々観察されるが、実使用上問題無い。
×:顕著なカブリや濃度不良が観察される。
実施例2〜4においては、表1に示すように、電荷発生層を形成する際の結着樹脂の種類(平均分子量)及び中間層に添加する酸化チタンの種類を変えたほかは、実施例1と同様に積層型電子写真感光体を作成して評価した。
一方、比較例1〜20においては、表1に示すように、電荷発生層を形成する際の溶媒の種類を、本発明の範囲外としたほかは、実施例1と同様に積層型電子写真感光体を作成して評価した。尚、実施例2、4、比較例2、4、6、8、10、12、14、16、18、20では、酸化チタンとしてMT−100SA(アルミナ、シリカで表面処理したもの(テイカ製))を使用した。
なお、表1中に記載されている電荷発生材料溶解性NGとは、電荷発生剤が溶解しなかったため、電荷発生層が形成されなかったことを意味している。
したがって、本発明の積層型電子写真感光体は、複写機やプリンター等の各種画像形成装置における高耐久性化、高速化、高性能化等に寄与することが期待される。
20:積層型電子写真感光体
22:電荷輸送層
24:電荷発生層
25:中間層
Claims (8)
- 導電性支持体上に、中間層と、電荷発生層と、電荷輸送層と、が順次形成された積層型電子写真感光体であって、
前記電荷発生層が、結着樹脂と、電荷発生物質と、有機溶媒とを含む電荷発生層用塗布液の塗布物として形成されており、
前記電荷発生層を構成する結着樹脂が、架橋剤を含まないポリビニルアセタール樹脂であり、
前記中間層を構成する結着樹脂が、ポリアミド樹脂であり、
かつ、前記有機溶媒が、プロピレングリコールモノアルキルエーテルと、環状エーテル化合物との混合溶媒であることを特徴とする積層型電子写真感光体。 - 前記環状エーテル化合物の添加量を、前記プロピレングリコールモノアルキルエーテル100重量部に対して、5〜2,000重量部の範囲内の値とすることを特徴とする請求項1に記載の積層型電子写真感光体。
- 前記電荷発生層用塗布液が、前記結着樹脂100重量部に対して、前記電荷発生物質を20〜500重量部、有機溶媒を1,000〜50,000重量部の範囲で、それぞれ含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の積層型電子写真感光体。
- 前記電荷発生層の結着樹脂としてのポリビニルアセタール樹脂における平均重量分子量を100,000以上とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の積層型電子写真感光体。
- 前記中間層が、酸化チタンを含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の積層型電子写真感光体。
- 前記中間層における酸化チタンの含有量を、中間層に含まれる結着樹脂100重量部に対して、20〜500重量部の範囲内の値とすることを特徴とする請求項5に記載の積層型電子写真感光体。
- 前記酸化チタンの表面に対して、シロキサン化合物を介して、アルミナ粒子及びシリカ粒子が表面処理してあることを特徴とする請求項5又は6に記載の積層型電子写真感光体。
- 導電性支持体上に、中間層と、電荷発生層と、電荷輸送層と、が順次形成された積層型電子写真感光体の製造方法であって、下記工程(a)〜(c)を含むことを特徴とする積層型電子写真感光体の製造方法。
(a)前記導電性支持体上に、結着樹脂としてポリアミド樹脂を含む中間層を形成する工程
(b)前記中間層上に、結着樹脂としての架橋剤を含まないポリビニルアセタール樹脂と、電荷発生物質と、プロピレングリコールモノアルキルエーテル及び環状エーテル化合物の混合溶媒と、を含む電荷発生層用塗布液を塗布して、電荷発生層を形成する工程
(c)前記電荷発生層上に、電荷輸送層を形成する工程
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