JP2006047344A - 電子写真感光体および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 幅広い分子量を有する正孔輸送剤を用いた場合であっても、優れた電気特性や画像特性を有する電子写真感光体、およびそのような電子写真感光体を備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】 支持基体と、中間層と、感光体層とを備えた電子写真感光体、およびそのような電子写真感光体を備えた画像形成装置であって、中間層が、アルコール可溶性ポリアミド樹脂と、正孔輸送剤と、を含有するとともに、当該アルコール可溶性ポリアミド樹脂100重量部に対して、正孔輸送剤の添加量を1〜100重量部の範囲内の値とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子写真感光体および画像形成装置に関し、特に、プリンター、複写機、ファクシミリ装置などに使用される電子写真感光体、およびそのような電子写真感光体を備えた画像形成装置に関する。
画像形成装置に備えられた電子写真感光体においては、光照射によって電荷を発生する電荷発生剤、発生した電荷を輸送する電荷輸送剤、およびこれらの物質が分散される層を構成する結着樹脂等からなる、いわゆる有機感光体が広く使用されている。しかしながら、有機感光体には以下のような問題が見られた。
(1)帯電工程において、感光体に正負いずれかの電荷が付加されるのに伴い、支持基体上に感光層と逆極性の電荷が発生する。この帯電工程において、中間層がない場合は、支持基体上に発生した電荷が感光層に注入される可能性があり、感光体の帯電性が低下して、画像のカブリや濃度不良等の問題を生じる場合がある。
(2)支持基体上に感光体層を直接塗布した場合、結着樹脂の種類や塗布条件によっては、感光体層が支持基体上に十分接着しない。
(3)支持基体表面に傷などの欠陥があると、画像上に黒点が発生しやすい。
そこで、このような問題を解決するために、支持基体上に結着樹脂を含む中間層(下引き層)を設けて、その上に感光体層を設ける方法が提案されている。
例えば、図5に示すように、支持基体101cと、中間層(下引き層)101bと、感光体層101aとを備えた電子写真感光体101であって、中間層101bが、フェノール系樹脂と、ポリビニルアセタール樹脂と、電子輸送性有機顔料と、を含有することを特徴とする電子写真感光体101を備えた画像形成装置100が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、中間層の膜厚を均一化するために支持基体と、中間層と、感光体層とを備えた電子写真感光体であって、中間層が、フェノール系樹脂と、所定の分子量を有する電荷輸送性材料と、を含有することを特徴とする電子写真感光体が提案されている(例えば、特許文献2参照)。なお、図6(a)および(b)に、電荷輸送剤(電子輸送剤および正孔輸送剤)の分子量と、中間層の膜厚差との関係を示す。
特開平9ー258468号公報(特許請求の範囲) 特開2002ー341570号公報(特許請求の範囲)
しかしながら、特許文献1に記載された電子写真感光体を備えた画像形成装置は、中間層に電子輸送性有機顔料を用いているために、初期感度に乏しく、さらには耐久性に乏しいという問題も見られた。
また、特許文献2に記載された電子写真感光体は、電気特性や画像特性に優れているものの、使用可能な電荷輸送剤の分子量が400〜1,000の範囲に制限され、その範囲外の電荷輸送剤を使用することが困難であるという問題が見られた。
さらに、特許文献1や特許文献2に記載された電子写真感光体においては、残留電位を低下させるために、中間層に金属微粒子や金属酸化物微粒子等を添加する場合が多く見られた。しかしながら、これらの金属微粒子等は比重が重いために、製造時に溶液中で沈降しやすく、残留電位がばらついたり、均一な厚さを有する中間層や、その上にさらに感光層を均一な厚さに形成したりすることが困難であった。
そこで、本発明の発明者らは鋭意検討した結果、中間層に、アルコール可溶性ポリアミド樹脂と、正孔輸送剤と、をそれぞれ所定量含有させることにより、正孔輸送剤の分子量にかかわらず、中間層の膜厚を均一化できるとともに、金属微粒子等を添加することなく、優れた電気特性や画像特性が得られることを見出した。
すなわち、分子量が異なる種々の正孔輸送剤を用いた場合であっても、中間層や感光層の膜厚が均一になるとともに、優れた電気特性や画像特性が得られる電子写真感光体、およびそのような電子写真感光体を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の電子写真感光体によれば、支持基体と、中間層と、感光体層とを備えた電子写真感光体であって、中間層が、アルコール可溶性ポリアミド樹脂と、正孔輸送剤と、を含有するとともに、当該アルコール可溶性ポリアミド樹脂100重量部に対して、正孔輸送剤の添加量を1〜100重量部の範囲内の値とした電子写真感光体が提供され、上述した問題を解決することができる。
また、本発明の電子写真感光体を構成するにあたり、正孔輸送剤の分子量を300〜2,000の範囲内の値とすることが好ましい。
また、本発明の電子写真感光体を構成するにあたり、中間層に含有する正孔輸送剤と同種の正孔輸送剤を、感光体層にも含有することが好ましい。
また、本発明の電子写真感光体を構成するにあたり、アルコール可溶性ポリアミド樹脂が、N−メトキシメチル化ポリアミド樹脂であることが好ましい。
また、本発明の電子写真感光体を構成するにあたり、アルコール可溶性ポリアミド樹脂の平均分子量を1,000〜70,000の範囲内の値とすることが好ましい。
また、本発明の電子写真感光体を構成するにあたり、アルコール可溶性ポリアミド樹脂が架橋してあることが好ましい。
また、本発明の電子写真感光体を構成するにあたり、中間層の厚さを0.1〜50μmの範囲内の値とすることが好ましい。
また、本発明の電子写真感光体を構成するにあたり、感光体層が、結着樹脂と、電荷発生剤と、電荷輸送剤と、を含有する単層構造であることが好ましい。
また、本発明の別の態様は、支持基体と、中間層と、感光体層とを有する電子写真感光体を備えた画像形成装置であって、中間層が、アルコール可溶性ポリアミド樹脂と、正孔輸送剤と、を含有するとともに、当該アルコール可溶性ポリアミド樹脂100重量部に対して、正孔輸送剤の添加量を1〜100重量部の範囲内の値とした画像形成装置である。
本発明の電子写真感光体によれば、中間層に、アルコール可溶性ポリアミド樹脂と、正孔輸送剤と、をそれぞれ所定量含有させることにより、正孔輸送剤の分子量にかかわらず、中間層の膜厚を均一化できるとともに、金属微粒子等を添加することなく、感光体層で形成された電荷を速やかに支持基体側に移動させることができる。したがって、優れた寸法安定性や電気特性、あるいは画像特性を得ることができる。
また、本発明の電子写真感光体によれば、正孔輸送剤の分子量を所定範囲の値とすることにより、中間層の膜厚差を小さくすることができるばかりか、初期のみならず、所定の連続印刷を実施した後であっても、感光体層における所定の感度特性を維持することができる。
また、本発明の電子写真感光体によれば、中間層と、感光体層とに、同種(同一を含む)の正孔輸送剤を含有することにより、初期のみならず、所定の連続印刷を実施した後であっても、感光体層における感度特性を安定させることができるとともに、感光体層で形成された電荷を速やかに支持基体側に移動させることができる。
また、本発明の電子写真感光体によれば、アルコール可溶性ポリアミド樹脂が所定のポリアミド樹脂であることにより、正孔輸送剤との相溶性が向上し、中間層の膜厚をさらに均一化できるとともに、感光体層で形成された電荷を速やかに支持基体側に移動させることができる。
また、本発明の電子写真感光体によれば、アルコール可溶性ポリアミド樹脂の平均分子量を所定範囲の値とすることにより、中間層の膜厚差をさらに小さくすることができる。
また、アルコール可溶性ポリアミド樹脂の平均分子量をこのような所定範囲の値とすることにより、得られた中間層の機械的強度や接着性についても、より優れたものとすることができる。したがって、感光体の耐磨耗性や耐久性を著しく向上させることができる。
また、本発明の電子写真感光体によれば、アルコール可溶性ポリアミド樹脂を架橋することにより、初期のみならず、所定の連続印刷を実施した後であっても、感光体層における感度特性を維持することができる。
また、本発明の電子写真感光体によれば、中間層の厚さを所定範囲の値とすることにより、感光体層で形成された電荷を速やかに支持基体側に移動させるのと、機械的特性とのバランスをより良好なものとすることができる。
また、本発明の電子写真感光体によれば、感光体層が、単層構造であることにより、構成や製造が容易であるにもかかわらず、優れた感度特性および耐久性を有する電子写真感光体を得ることができる。
また、本発明の画像形成装置によれば、電子写真感光体が、アルコール可溶性ポリアミド樹脂と、正孔輸送剤と、を所定量含有する中間層を備えることにより、分子量が異なる種々の正孔輸送剤を用いた場合であっても、中間層の膜厚が均一になるとともに、優れた電気特性や画像特性を示すことができる。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態は、図1(a)および(b)に例示するように、支持基体13と、中間層12と、感光体層11とを備えた電子写真感光体10、あるいは図2(a)および(b)に例示するように、支持基体13と、中間層12と、電荷発生層34と、電荷輸送層32を備えた電子写真感光体10であって、中間層12が、アルコール可溶性ポリアミド樹脂と、正孔輸送剤と、を含有するとともに、当該アルコール可溶性ポリアミド樹脂100重量部に対して、正孔輸送剤の添加量を1〜100重量部の範囲内の値とした電子写真感光体10である。
以下、本発明の第1の実施形態である電子写真感光体について具体的に説明する。
1.支持基体
図1および図2に例示する支持基体13としては、導電性を有する種々の材料を使用することができ、例えば鉄、アルミニウム、銅、スズ、白金、銀、バナジウム、モリブデン、クロム、カドミウム、チタン、ニッケル、パラジウム、インジウム、ステンレス鋼、真鍮等の金属や、上記金属が蒸着またはラミネートされたプラスチック材料、ヨウ化アルミニウム、酸化スズ、酸化インジウム等で被覆されたガラス等があげられる。
また、支持基体の形状は、使用する画像形成装置の構造に合わせて、シート状、ドラム状等のいずれであってもよく、基体自体が導電性を有するか、あるいは基体の表面が導電性を有していればよい。また、支持基体は、使用に際して十分な機械的強度を有するものが好ましい。
また、干渉縞の発生防止のためには、エッチング、陽極酸化、ウエットブラスティング法、サンドブラスティング法、粗切削、センタレス切削等の方法を用いて、支持基体の表面に粗面化処理を行うことが好ましい。
2.中間層
図1および図2に例示するように、支持基体13上に、アルコール可溶性ポリアミド樹脂と、正孔輸送剤と、を含有する中間層12を設けることを特徴とする。
ここで、アルコール可溶性ポリアミド樹脂は、特定溶剤にしか溶解しないために、その中間層の上に、非溶剤種を含む感光体層を形成するための塗布液を塗布したとしても、外部に溶出することがない。
また、かかるアルコール可溶性ポリアミド樹脂は、所定の粘度を有しており、図3に示すように、正孔輸送剤の分子量にかかわらず均一な厚さの中間層を形成することができる。
また、かかるアルコール可溶性ポリアミド樹脂は、カルボキシル基、メトキシ基を有していることから、顔料等の分散性にも優れている。
また、かかるアルコール可溶性ポリアミド樹脂は、正孔輸送剤を含有していることから、感光体層で形成された電荷を速やかに基体側に移動させ、中間層中に電荷が蓄積して残留電位の上昇を防止することができ、安定した電気特性を示すことができる。
(1)アルコール可溶性ポリアミド樹脂
本発明に使用されるアルコール可溶性ポリアミド樹脂が、下記一般式(1)で表される繰り返し単位を含むポリアミド樹脂であることが好ましい。
この理由は、このような構造を有するアルコール可溶性ポリアミド樹脂を中間層に使用すれば、中間層の膜厚を均一化できるとともに、架橋をしなくても、中間層の上に感光体層を形成することができるためである。
(一般式(1)中のR1は、炭素数1〜3のアルキル基であり、R2は炭素数1〜5のアルキル基であり、繰り返し数nは5〜700の整数である。)
また、一般式(1)で表されるポリアミド樹脂として、N−メトキシメチル化ポリアミド樹脂、N−エトキシメチル化ポリアミド樹脂、N−ブトキシメチル化ポリアミド樹脂、N−メトキシエチル化ポリアミド樹脂、N−エトキシエチル化ポリアミド樹脂、N−ブトキシエチル化ポリアミド樹脂等が挙げられる。
特に、N−メトキシメチル化ポリアミド樹脂は、耐アルカリ性および耐加水分解性に優れているため、長期間にわたって機械的特性に優れていることから、好ましいアルコール可溶性ポリアミド樹脂である。
かかるN−メトキシメチル化ポリアミド樹脂のメトキシメチル化度は10〜50%の範囲内の値とすることが好ましい。
この理由は、N−メトキシメチル化ポリアミド樹脂のメトキシメチル化度が10%未満になると、特定の溶剤への溶解性が低くなるため、中間層の塗布液を作成するのが困難になる場合があるためである。一方、N−メトキシメチル化ポリアミド樹脂のメトキシメチル化度が50%を超えると、特定の溶剤への溶解性が非常に高くなるため、機械的強度や成膜性、あるいは接着性が著しく低下したりする場合があるためである。したがって、N−メトキシメチル化ポリアミド樹脂のメトキシメチル化度を20〜40%の範囲内の値とすることがより好ましい。
また、N−メトキシメチル化ポリアミド樹脂の重合度を5〜700の範囲内の値とすることが好ましい。
この理由は、N−メトキシメチル化ポリアミド樹脂の重合度が5未満になると、中間層を形成する際の塗布液の粘度が著しく低下し、添加する正孔輸送剤の分子量によっては、均一な膜厚を得ることが困難になったり、機械的強度や成膜性、あるいは接着性が著しく低下したりする場合があるためである。一方、N−メトキシメチル化ポリアミド樹脂の重合度が700を超えると、中間層を形成する際の塗布液の粘度が著しく増加し、中間層の厚さを制御することが困難になったり、電荷移動性が著しく低下したりする場合があるためである。したがって、N−メトキシメチル化ポリアミド樹脂の重合度を100〜500の範囲内の値とすることがより好ましい。
また、アルコール可溶性ポリアミド樹脂の平均分子量(数平均分子量、以下同様である。)を1,000〜70,000の範囲内の値とすることが好ましい。
この理由は、アルコール可溶性ポリアミド樹脂の平均分子量が1,000未満になると、中間層を形成する際の塗布液の粘度が著しく低下し、添加する正孔輸送剤の分子量によっては、均一な膜厚を得ることが困難になったり、機械的強度や成膜性、あるいは接着性が著しく低下したりする場合があるためである。一方、アルコール可溶性ポリアミド樹脂の分子量が70,000を超えると、中間層を形成する際の塗布液の粘度が著しく増加し、中間層の厚さを制御することが困難になったり、電荷移動性が著しく低下したりする場合があるためである。
したがって、アルコール可溶性ポリアミド樹脂の平均分子量を2,000〜60,000の範囲内の値とすることがより好ましく、5,000〜30,000の範囲内の値とすることがさらに好ましい。
なお、アルコール可溶性ポリアミド樹脂の平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)を用いて、ポリスチレン換算の分子量として測定することもできる。
また、アルコール可溶性ポリアミド樹脂の溶液粘度(エタノール/トルエン=7/3溶剤中、5重量%濃度)を5〜200mPa・sec.の範囲内の値とすることが好ましい。
この理由は、アルコール可溶性ポリアミド樹脂の溶液粘度が5mPa・sec.未満になると、中間層の成膜性が低下して膜厚差が大きくなったり、中間層の機械的強度や接着性が著しく低下したり、さらには顔料等の分散性についても低下したりする場合があるためである。一方、アルコール可溶性ポリアミド樹脂の溶液粘度が200mPa・sec.を超えると、フェノール系樹脂との間の相溶性を制御することが困難になったり、均一な厚さの中間層を形成することが困難になったりする場合があるためである。
したがって、アルコール可溶性ポリアミド樹脂の溶液粘度(エタノール/トルエン=7/3溶剤中、5重量%濃度)を10〜180mPa・sec.の範囲内の値とすることがより好ましく、30〜150mPa・sec.の範囲内の値とすることがさらに好ましい。
また、アルコール可溶性ポリアミド樹脂が架橋剤、例えば、有機酸によって架橋してあることが好ましい。
この理由は、アルコール可溶性ポリアミド樹脂が架橋してあることにより、高分子量化して、耐熱性、耐溶剤性、機械的特性等を向上させることができるためである。したがって、初期のみならず、所定の連続印刷を実施した後であっても、感光体層における感度特性を維持することができる。また、アルコール可溶性ポリアミド樹脂が架橋してあることにより、中間層の上に、感光体層を均一な厚さで形成することができるためである。
また、アルコール可溶性ポリアミド樹脂とともに、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルホルマール樹脂、酢酸ビニル樹脂、フェノキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂からなる群から選択される少なくとも一つの樹脂を併用することが好ましい。
この理由は、このような樹脂を併用することにより、製造時における中間層の膜厚のばらつきがさらに小さくなるとともに、さらに優れた電気特性や画像特性が得ることができるためである。
なお、ポリビニルアルコール樹脂等を併用する場合、当該ポリビニルアルコール樹脂等の添加量をアルコール可溶性ポリアミド樹脂100重量部に対して、10〜100重量部の範囲内の値とすることがより好ましく、30〜70重量部の範囲内の値とすることがさらに好ましい。
(2)正孔輸送剤
(2)−1 種類
中間層に含有させる正孔輸送剤としては、従来公知の種々の化合物を使用することができる。具体的に、ベンジジン系化合物、フェニレンジアミン系化合物、ナフチレンジアミン系化合物、フェナントリレンジアミン系化合物、オキサジアゾール系化合物、スチリル系化合物、カルバゾール系化合物、ピラゾリン系化合物、ヒドラゾン系化合物、トリフェニルアミン系化合物、インドール系化合物、オキサゾール系化合物、イソオキサゾール系化合物、チアゾール系化合物、チアジアゾール系化合物、イミダゾール系化合物、ピラゾール系化合物、トリアゾール系化合物、ブタジエン系化合物、ピレン−ヒドラゾン系化合物、アクロレイン系化合物、カルバゾール−ヒドラゾン系化合物、キノリン−ヒドラゾン系化合物、スチルベン系化合物、スチルベン−ヒドラゾン系化合物、およびジフェニレンジアミン系化合物の一種単独または二種以上の組合せが挙げられる。
(2)−2 具体例
また、中間層に含有させる正孔輸送剤の具体例としては、下式(2)〜(13)で表される化合物(HTM−1〜12)が挙げられる。
中間層に含有させる正孔輸送剤の分子量を300〜2,000の範囲内の値とすることが好ましい。
この理由は、このような分子量範囲の正孔輸送剤を用いることにより、中間層の膜厚差が小さくなるばかりか、初期のみならず、所定の連続印刷を実施した後であっても、感光体層における感度特性を維持することができるためである。
また、このような分子量範囲の正孔輸送剤であれば、取り扱いが容易であるばかりか、結晶化も少なく、耐久性にも優れているためである。
したがって、上述した正孔輸送剤の具体例のうち、式(2)〜(13)で表される化合物のように、分子量が300〜2,000の範囲内の値の化合物であれば、より好ましい。
なお、かかる正孔輸送剤の分子量は、例えば、構造式をもとに算出することもできるし、あるいは、質量分析計で得られたマススペクトルを用いて測定することができる。
(2)−3 同種
また、中間層に含有する正孔輸送剤を決定するに際して、感光体層に含有する正孔輸送剤の種類を考慮することが好ましい。
すなわち、中間層と、感光体層とに、同種(同一を含む)の正孔輸送剤を含有することにより、初期のみならず、所定の連続印刷を実施した後であっても、感光体層で形成された電荷を速やかに支持基体側に移動させることができる。
なお、中間層に含有する正孔輸送剤と同種の正孔輸送剤が、全て感光体層に含まれている必要は必ずしもなく、例えば、中間層に含有する正孔輸送剤の少なくとも50重量%以上が、感光体層に含まれていれば良く、80%重量以上が、感光体層に含まれていればさらに良い。
(2)−4 添加量
また、正孔輸送剤の添加量を、アルコール可溶性ポリアミド樹脂100重量部に対して、1〜100重量部の範囲内の値とすることを特徴とする。
この理由は、かかる正孔輸送剤の添加量が1重量部未満の値になると、所定の連続印刷を実施した後に、感光体層における感度特性を維持することができない場合があるためである。
一方、かかる正孔輸送剤の添加量が100重量部を超えると、均一に混合分散することが困難となったり、結晶化しやすくなったりする場合があるためである。
したがって、正孔輸送剤の添加量を、アルコール可溶性ポリアミド樹脂100重量部に対して、5〜80重量部の範囲内の値とすることがより好ましく、10〜50重量部の範囲内の値とすることがさらに好ましい。
(3)添加剤
また、製造時の沈降等が問題とならない範囲であって、光散乱を生じさせて干渉縞の発生を防止したり、分散性向上等を図ったりする目的のために、各種添加剤(有機微粉末または無機微粉末)を少量添加することも好ましい。
特に、酸化チタン、酸化亜鉛、亜鉛華、硫化亜鉛、鉛白、リトポン等の白色顔料や、アルミナ、炭酸カルシウム、硫酸バリウム等の体質顔料としての無機顔料やフッ素樹脂粒子、ベンゾグアナミン樹脂粒子、スチレン樹脂粒子等が好ましい添加剤である。
また、微粉末等の添加剤を添加する場合、その粒径を0.01〜3μmの範囲内の値とすることが好ましい。この理由は、かかる粒径が大きすぎると中間層の凹凸が大きくなったり、電気的に不均一な部分が生じたり、さらには、画質欠陥を生じ易くなったりする場合があるためである。一方、かかる粒径が小さすぎると、十分な光散乱効果が得られない場合があるためである。
なお、微粉末等の添加剤を添加する場合、その添加量を、中間層の固形分に対して重量比で10重量%以下の値、0.01〜5重量%の範囲内の値とすることがより好ましく、0.01〜1重量%の範囲内の値とすることがさらに好ましい。
(4)膜厚
また、中間層は膜厚を厚くすることによって、支持基材における凹凸の隠蔽性が高まるため、スポット状の画質欠陥は低減する方向にあって好ましいが、それとは逆に、残留電位の上昇等の電気的特性が低下する方向にある。
したがって、中間層の膜厚を0.1〜50μmの範囲内の値とすることが好ましく、1〜30μmの範囲内の値とすることがより好ましい。
(5)製造方法
また、中間層を形成するにあたり、樹脂成分を溶解した溶液中に正孔輸送剤等を添加して、分散処理を行い、塗布液を形成することが好ましい。分散処理を行う方法は特に制限されるものではないが、一般的に公知のロールミル、ボールミル、振動ボールミル、アトライター、サンドミル、コロイドミル、ペイントシェーカー等を用いることが好ましい。
次いで、得られた塗布液を、公知の製造方法に準じて、例えば、支持基体(アルミニウム素管)上に、ディップコート法、スプレー塗布法、ビード塗布法、ブレード塗布法、ローラ塗布法等の塗布法を用いて塗布することが好ましい。
その後、支持基体上の塗布液を乾燥する工程は、20〜200℃の温度で5分〜2時間の範囲で行うことが望ましい。
なお、かかる塗布液を作るための溶剤としては、種々の有機溶剤が使用可能であり、例えばメタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール等のアルコール類;n−ヘキサン、オクタン、シクロヘキサン等の脂肪族系炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族系炭化水素、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素;アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル類;ジメチルホルムアルデヒド、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等があげられる。これらの溶剤は単独でまたは2種以上を混合して用いられる。そして、これらの溶剤のうち、低級アルコール、例えば、メタノールやエタノールを用いるのがより好ましい。この理由は、アルコール可溶性ポリアミド樹脂の溶解性を高めることができるためである。
3.感光体層
ここで、電子写真感光体には、単層型と積層型とがあり、以下別個に説明するが、本発明の電子写真感光体は、いずれも適用可能である。ただし、特に正負いずれの帯電性にも使用できること、構造が簡単で製造が容易であること、感光体層を形成する際の皮膜欠陥を抑制できることから、層間の界面が少なく、光学的特性を向上できること等の理由から、単層型に適用することがより好ましい。
3−1.単層型感光体
(1)基本的構成
図1(a)に示すように、単層型感光体10は、支持基体上13の上、アルコール可溶性ポリアミドと正孔輸送剤とを含有するに中間層12を設け、その上に単一の感光体層11を設けたものである。
この単層型感光体は、正孔輸送剤と、電荷発生剤と、結着樹脂と、さらに必要に応じて電子輸送剤、レベリング剤等を適当な溶媒に溶解または分散させ、得られた塗布液を支持基体上に塗布し、乾燥させることで形成することができる。かかる単層型感光体は、単独の構成で正負いずれの帯電型にも適用可能であるとともに、層構成が簡単であって、生産性に優れているという特徴がある。
さらに、単層型感光体の感光体層に、電子輸送剤を含有させる場合には、電荷発生剤と正孔輸送剤との電子の授受が効率よく行われるようになり、感度等がより安定する傾向が見られる。
(2)正孔輸送剤
(2)−1 種類
本発明の電子写真感光体の感光層に用いられる正孔輸送剤は、従来公知の種々の化合物を使用することができる。具体的には、中間層に含有する正孔輸送剤の説明で示されているものが挙げられる。
また、上述したように、感光層に用いられる正孔輸送剤は、中間層に含有する正孔輸送剤と同種(同一を含む)のものが好ましい。
(2)−2 添加量
また、正孔輸送剤の添加量を、結着樹脂100重量部に対して、10〜80重量部の範囲内の値とすることが好ましい。
この理由は、かかる正孔輸送剤の添加量が10重量部未満の値になると、感度が低下して、実用上の弊害が生じる場合があるためである。一方、かかる正孔輸送剤の添加量が80重量部を超えた値になると、正孔輸送剤が結晶化しやすくなり、感光体として適正な膜が形成されない場合があるためである。
したがって、かかる正孔輸送剤の添加量を30〜70重量部の範囲内の値とすることがより好ましい。
(3) 電荷発生剤
(3)−1 種類
本発明の電子写真感光体の感光層に用いられる電荷発生剤としては、例えば、無金属フタロシアニン、オキソチタニルフタロシアニン、ヒドロキシガリウムフタロシアニン、クロロガリウムフタロシアニン、ペリレン顔料、ビスアゾ顔料、ジチオケトピロロピロール顔料、無金属ナフタロシアニン顔料、金属ナフタロシアニン顔料、スクアライン顔料、トリスアゾ顔料、インジゴ顔料、アズレニウム顔料、シアニン顔料等の一種単独または二種以上の組み合わせが挙げられる。
特に、半導体レーザー等の光源を使用したレーザービームプリンタやファクシミリ等のデジタル光学系の画像形成装置には、700nm以上の波長領域に感度を有する感光体が必要となるため、例えば、無金属フタロシアニンやオキソチタニルフタロシアニン等のフタロシアニン系顔料が好適に用いられる。
一方、ハロゲンランプ等の白色の光源を使用した静電式複写機等のアナログ光学系の画像形成装置には、可視領域に感度を有する感光体が必要となるため、例えば、ペリレン顔料やビスアゾ顔料等が好適に用いられる。
(3)−2 添加量
また、電荷発生剤の添加量を、結着樹脂100重量部に対して、0.2〜40重量部の範囲内の値とすることが好ましい。
この理由は、かかる複数の電荷発生剤の添加量が0.2重量部未満の値になると、量子収率を高める効果が不十分となり、電子写真感光体の感度、電気特性、安定性等を向上させることができなくなるためである。一方、かかる複数の電荷発生剤の添加量が40重量部を超えた値になると、赤色および赤外ないし近赤外領域に吸収波長を有する光に対する吸光係数が低下して、感光体の感度、電気特性、安定性等がそれに伴い低下する場合があるためである。
したがって、電荷発生剤の添加量を、結着樹脂100重量部に対して、0.5〜20重量部の範囲内の値とすることがより好ましい。
(4)結着樹脂
本発明の電子写真感光体の感光層に用いられる結着樹脂は、従来、感光体層に使用されている種々の樹脂を使用することができる。例えば、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、アクリル共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体、ポリエチレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩素化ポリエチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、アイオノマー樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリスルホン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ケトン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリエステル樹脂等の熱可塑性樹脂;シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、その他架橋性の熱硬化性樹脂;エポキシアクリレート、ウレタン−アクリレート等の光硬化型樹脂等の一種単独または二種以上の組み合わせが挙げられる。
特に、ポリカーボネート樹脂は、透明性や耐熱性に優れているばかりか、機械的特性や正孔輸送剤との相溶性にも優れていることから好ましい結着樹脂である。
(5)電子輸送剤
(5)−1 種類
本発明の電子写真感光体の感光層に用いられる電子輸送剤としては、高い電子輸送能を有する種々の化合物が好ましい。例えば、クロラニル、ブロモアニル、アントラキノン等のキノン系化合物、テトラシアノキノジメタン系化合物、2,4,7−トリニトロフルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレノン等のフルオレノン化合物、キサントン系化合物、チオフェン化合物、ジフェノキノン化合物等、ベンゾキノン誘導体のほか、アントラキノン誘導体、マロノニトリル誘導体、チオピラン誘導体、トリニトロチオキサントン誘導体、3,4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレノン誘導体、ジニトロアントラセン誘導体、ジニトロアクリジン誘導体、ニトロアントアラキノン誘導体、ジニトロアントラキノン誘導体、テトラシアノエチレン、2,4,8−トリニトロチオキサントン、ジニトロベンゼン、ジニトロアントラセン、ジニトロアクリジン、ニトロアントラキノン、ジニトロアントラキノン、無水コハク酸、無水マレイン酸、ジブロモ無水マレイン酸等の一種単独または二種以上の組合せが挙げられる。
また、これらの電子輸送剤のうち、電界強度が5×105v/cmにおける電子移動度が1.0×10-8cm2/V/sec以上である化合物がより好ましい。
(5)−2 添加量
また、結着樹脂の添加量を、結着樹脂100重量部に対して、電子輸送剤の添加量を、10〜100重量部の範囲内の値とすることが好ましい。
この理由は、かかる複数の電子輸送剤の添加量が10重量部未満の値になると、感度が低下して、実用上の弊害が生じる場合があるためである。一方、かかる複数の電子輸送剤の添加量が100重量部を超えた値になると、電子輸送剤が結晶化しやすくなり、感光体として適正な膜が形成されない場合があるためである。
したがって、電子輸送剤の添加量を、結着樹脂100重量部に対して、20〜80重量部の範囲内の値とすることがより好ましい。
なお、電子輸送剤の添加量を定めるにあたり、前述した正孔輸送剤の添加量を考慮することが好ましい。より具体的には、電子輸送剤(全ETM)の添加割合(全ETM/全HTM)を、正孔輸送剤(全HTM)に対して、0.25〜1.3の範囲内の値とすることが好ましい。
この理由は、かかる全ETM/全HTMの比率がかかる範囲外の値になると、感度が低下して、実用上の弊害が生じる場合があるためである。
したがって、かかる全ETM/全HTMの比率を0.5〜1.25の範囲内の値とすることがより好ましい。
(6)添加剤
また、本発明の電子写真感光体の感光層には、上記各成分のほかに、従来公知の種々の添加剤、例えば、酸化防止剤としては、ヒンダードフェノール、ヒンダードアミン、パラフェニレンジアミン、アリールアルカン、ハイドロキノン、スピロクロマン、スピロインダノンおよびそれらの誘導体、有機硫黄化合物、有機燐化合物等が用いられる。また、光安定剤としては、ベンゾフェノン、ベンゾトリアゾール、ジチオカルバメート、テトラメチルピペリジン等の誘導体があげられる。その他にも、ラジカル捕捉剤、一重項クエンチャー、紫外線吸収剤等の劣化防止剤、軟化剤、可塑剤、表面改質剤、増量剤、増粘剤、分散安定剤、ワックス、アクセプター、ドナー等を配合することができる。また、感光層の感度を向上させるために、例えばテルフェニル、ハロナフトキノン類、アセナフチレン等の公知の増感剤を電荷発生剤と併用してもよい。
(7)構造
また、単層型感光体における感光層の厚さは5〜100μm、好ましくは10〜50μmである。
また、単層型の構成に関して、図1(b)に示すように、感光層11の表面には、保護層11´が形成されている感光体10でもよい。
(8)製造方法
本発明の電子写真感光体の感光層の製造方法は特に制限されるものではないが、上述した中間層の製造方法と同様の方法を用いることが好ましい。
なお、単層型感光体層の塗布液を作るための溶剤としては、従来、感光体層に使用されている種々の有機溶剤の使用が可能であるが、テトラヒドロフラン等を使用するのがより好ましい。
3−2.積層型感光体
(1)基本構造
図2(a)および(b)に例示するように、支持基体13と、中間層12と、電荷発生層34と、電荷輸送層32を備えた電子写真感光体10である。
なお、電荷発生剤、正孔輸送剤、電子輸送剤、結着樹脂、添加剤等については、単層型感光体と基本的に同様の内容とすることができる。
また、積層型感光体は、上記電荷発生層および電荷輸送層の形成順序と、電荷輸送層に使用する電荷輸送剤の種類によって、正負いずれの帯電型となるかが選択される。例えば、支持基体上の中間層の上に電荷発生層を形成し、さらに、その上に電荷輸送層を形成した場合において、電荷輸送層における電荷輸送剤として、正孔輸送剤を使用した場合には、感光体は負帯電型となる。この場合、電荷発生層には電子輸送剤を含有させてもよい。そして、積層型の電子写真感光体であれば、感光体の残留電位が大きく低下しており、感度を向上させることができる。
なお、積層型感光体における感光体層の厚さに関しては、電荷発生層が0.01〜5μm程度、好ましくは0.1〜3μm程度であり、電荷輸送層が2〜100μm、好ましくは5〜50μm程度である。このように、電荷発生層は、電荷輸送層に比べて膜厚がごく薄いため、その保護のためには、図2(a)に示すように、電荷発生層34の上に電荷輸送層32を形成することがより好ましい。
(2)電荷発生層
電荷発生層は、電荷発生剤を真空蒸着により形成するか、有機溶剤および結着樹脂と共に分散させて、塗布することにより形成することが好ましい。
このような電荷発生剤、有機溶剤および結着樹脂の種類としては、単層型感光体と基本的に同様の内容とすることができる。
また、電荷発生層を作成するにあたり、電荷発生剤と、結着樹脂との配合比(重量比)を10:1〜1:10の範囲内の値とすることが好ましい。
また、電荷発生層の膜厚は、一般には0.01〜5μm、好ましくは0.05〜3.0μmの範囲の値とすることが好ましい。
(3)電荷輸送層
電荷輸送層は、電荷輸送層、有機溶剤および結着樹脂と共に分散させて、塗布することにより形成することが好ましい。
このような電荷輸送材、有機溶剤および結着樹脂の種類としては、単層型感光体と基本的に同様の内容とすることができる。
また、電荷輸送層を作成するにあたり、電荷輸送剤と、結着樹脂との配合比は10:1〜1:5の範囲が好ましい。
また、電荷輸送層の膜厚は、一般に2〜100μm、好ましくは5〜50μmの範囲内の値に設定することが好ましい。
(4)製造方法
積層型感光体層の製造方法に関し、複数の積層型用塗布液を作成して、それぞれ塗布および乾燥させる必要があるが、基本的には、上述した中間層の製造方法に準じて、作成することができる。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態は、支持基体と、中間層と、感光体層とを有する電子写真感光体を備えた画像形成装置であって、中間層が、アルコール可溶性ポリアミド樹脂と、正孔輸送剤と、を含有するとともに、当該アルコール可溶性ポリアミド樹脂100重量部に対して、正孔輸送剤の添加量を1〜100重量部の範囲内の値とした画像形成装置である。以下、第1の実施形態の説明と異なる点を中心に具体的に説明する。
1.基本的構成
図4に、本発明に係る画像形成装置50の基本構成を示す。かかる画像形成装置50は、ドラム型の感光体10を備えており、この感光体10の周囲には、矢印Aで示す回転方向に沿って、一次帯電器14a、露光装置14b、現像器14c、転写帯電器14d、分離帯電器14e、クリーニング装置18、および除電器23が順次に配設されて構成されている。
また、記録材Pを矢印Bで示す搬送方向に沿って、その上流側から順に、給紙ローラ19a、19bおよび搬送ベルト21によって搬送し、その途中に、トナーを定着させて画像形成するための定着ローラ22aおよび加圧ローラ22bが配設されている。
そして、感光体10は、第1の実施形態で説明した所定の中間層12を支持基体13上に備えている。したがって、均一な厚さを有する中間層であるとともに、長時間にわたって、優れた電気特性や画像特性を示すことができる。
2.動作
次いで、図4を参照しながら、画像形成装置50の基本動作を説明する。
まず、かかる画像形成装置50の感光体10を、駆動手段(図示せず)によって、矢印Aで示す方向に所定のプロセススピード(周速度)で回転させるとともに、その表面を一次帯電器14aによって所定の極性および電位に帯電させる。例えば、導電性弾性ローラを感光体表面に接触させる方式の場合には、1〜2kV程度の直流電圧を印加して、50〜2000Vに正帯電させることが好ましい。
次いで、レーザー、LED等の露光装置14bにより、画像情報に応じて光変調されながら反射ミラー等を介して、光を照射して、感光体10の表面を露光する。この露光により、感光体10の表面に静電潜像が形成される。
次いで、静電潜像に基づいて、現像器14cにより現像剤(トナー)が現像される。すなわち、現像器14cには、トナーが収納されており、備えてある現像スリーブに、所定の現像バイアスを印加することにより、トナーが感光体10の静電潜像に対応して付着し、トナー像が形成される。
次いで、感光体10上に形成されたトナー像は、記録材Pに転写される。この記録材Pは、給紙カセット(図示せず)から、給紙ローラ19a、19bによって給紙された後、感光体10上のトナー像とタイミングが同期するように調整して、感光体10と転写帯電器14dとの間の転写部に供給される。そして、感光体10上のトナー像は、転写帯電器14dに、所定の転写バイアスを印加することにより、記録材P上に確実に転写することができる。
次いで、トナー像が転写された後の記録材Pは、分離帯電器14eによって感光体10表面から分離され、搬送ベルト21によって定着器に搬送される。ここで、定着ローラ22aおよび加圧ローラ22bによって、加熱処理および加圧処理されて表面にトナー像が定着された後、排出ローラ(図示せず)によって画像形成装置50の外部に排出される。
一方、トナー像転写後の感光体10はそのまま回転を続け、転写時に記録材Pに転写されなかった残留トナー(付着物)が感光体11の表面から、クリーニング装置18によって除去されるとともに、感光体10は、次の画像形成に供されることになる。
そして、上述したように、感光体10は、第1の実施形態で説明した所定の中間層12を支持基体13上に備えているため、長時間にわたって、優れた電気特性や画像特性を示すことができる。
以下、本発明を実施例によって具体的に説明するが、本発明はこれらの記載内容に限定されるものではない。
[実施例1]
1.電子写真感光体の作成
(1)中間層の作成
容器内に、アルコール可溶性ポリアミド樹脂として、下記式(14)で表される分子量が24,000のN−メトキシメチル化ポリアミド樹脂(PA−1)[ナガセケムテックス(株)製、トレジンF30K、重合度190、メトキシメチル化度30%]100重量部と、正孔輸送剤として、式(2)で表されるスチルベン誘導体(HTM−1)10重量部と、分散媒として、メタノール70重量部とトルエン30重量部と、を収容した後、ボールミル(メディア:直径1mmのジルコニアボール)を用いて24時間混合して、中間層用塗布液を作成した。
次いで、30mmφのアルミニウム基体(支持基体)の一端を上にして、得られた中間層用塗布液中に5mm/secの速度で浸漬させて塗布した。その後、150℃、30分の条件で硬化処理を行って、膜厚2μmの中間層を形成した。
なお、この段階で、アルミニウム素管の上端から20mmの箇所と、下端から20mmの2箇所における膜厚差を測定した。すなわち、接触式渦電流型膜厚計を用いて、中間層の該当箇所において、それぞれの円周方向に対して30rad間隔で12箇所測定し、さらに同一箇所の膜厚を3回繰り返し測定して、合計36回の測定値から平均値を求め、2箇所の平均値の差を中間層の膜厚差(μm)とした。
(2)感光体層の作成
一方、攪拌容器内に、電荷発生剤として、X型無金属フタロシアニン3.5重量部、正孔輸送剤として、式(2)で表されるスチルベン誘導体(HTM−1)60重量部と、電子輸送剤として、下式(15)で表されるキノン誘導体(ETM−1)30重量部と、結着樹脂として、ビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂パンライトTS2050(帝人化成(株)製)100重量部と、テトラヒドロフラン750重量部とを収容した後、20時間攪拌混合して、感光体用塗布液を作成した。
次いで、得られた感光体用塗布液を、中間層上に、フッ素樹脂製ブレードを用いて塗布した。その後、110℃、30分の条件で加熱処理を行って、膜厚30μmの単層型の感光体層を形成し、電子写真感光体とした。
(3)電子写真感光体の評価
(3)−1 感度測定および帯電量測定
得られた電子写真感光体を、複写機Creage7340(京セラミタ(株)製)に装着して複写操作を行った。その際の電子写真感光体における初期感度(V)、初期帯電位(V)、およびN/N環境(25℃、50%RH)で、A4紙を1万枚連続印刷した後の、電子写真感光体における感度および帯電量を測定し、ランニング後感度(V)およびランニング後帯電位(V)とした。得られた結果を表1に示す。
その結果、実施例1の電子写真感光体は、初期のみならず、所定の連続印刷を実施した後であっても、感光体層における感度特性を維持することが確認された。
(3)−2 画像評価
得られた電子写真感光体の画像評価を実施した。すなわち、得られた電子写真感光体を、複写機Creage7340(京セラミタ(株)製)に搭載し、A4紙の連続印刷を1万枚行い、下記基準に準じて、画像評価を実施した。得られた結果を表1に示す。
◎:カブリや濃度不良が全く観察されない。
○:カブリや濃度不良がほとんど観察されない。
△:カブリや濃度不良が少々観察されるが、実使用上問題無い。
×:顕著なカブリや濃度不良が観察される。
[実施例2〜12]
実施例2〜9においては、表1に示すように、感光体層に含有する正孔輸送剤と同一種類となるような条件であって、中間層に量を変えて添加したり、実施例1とは異なる種類の正孔輸送剤を添加したりしたほかは、実施例1と同様に電子写真感光体を作成して評価した。
また、実施例10および11においては、感光体層に含有する正孔輸送剤と異なる種類となるように、中間層に正孔輸送剤を添加したほかは、実施例1と同様に電子写真感光体を作成して評価した。
また、実施例12においては、中間層に含有する式(14)で表されるN−メトキシメチル化ポリアミド樹脂(PA−1)を、分子量を53,000(重合度419)とするN−メトキシメチル化ポリアミド樹脂(PA−2)に変えたほかは実施例1と同様に電子写真感光体を作成して評価をした。
その結果、実施例2〜9および12の電子写真感光体は、実施例1の電子写真感光体と同様に製造が容易であって、かつ、初期のみならず、所定の連続印刷を実施した後であっても、感光体層における感度特性が安定しており、また、所定の画像特性を有することが確認された。
また、実施例10および11の電子写真感光体は、実施例2〜9および12の電子写真感光体ほどではないが、初期のみならず、所定の連続印刷を実施した後であっても、感光体層における感度特性が比較的安定しており、また、所定の画像特性を有することが確認された。
[比較例1〜3]
比較例1においては、中間層に、実施例1における正孔輸送剤(HTM−1)を全く添加しなかったほかは、実施例1と同様に電子写真感光体を作成して評価した。
また、比較例2においては、中間層に、実施例1における正孔輸送剤(HTM−1)のかわりに酸化チタンを50重量部添加したほかは、実施例1と同様に電子写真感光体を作成して評価した。
また、比較例3においては、中間層に、実施例1における正孔輸送剤(HTM−1)の添加量を120重量部に著しく増加したほかは、実施例1と同様に電子写真感光体を作成した。
その結果、比較例1〜2の電子写真感光体は、中間層の膜厚差が大きく、所定の連続印刷を実施した後のみならず、初期の感光体層における感度特性について低下する傾向が見られた。さらに、画像評価においても、実施例1等と比較すると、評価結果が著しく低下する傾向が見られた。また、比較例3の電子写真感光体は、中間層が結晶化したため電子写真感光体の評価はできなかった。
* 表1において、HTMは正孔輸送剤、ETMは電子輸送剤、CGMは電荷発生剤、PCはZ型ポリカーボネネート、APAはアルコール可溶性ポリアミド樹脂を示している。
本発明に係る電子写真感光体、およびそのような電子写真感光体を備えた画像形成装置によれば、幅広い分子量を有する正孔輸送剤を用いた場合であっても、均一な厚さの中間層が得られるともに、優れた電気特性や画像特性を示すことができる。
したがって、本発明の電子写真感光体は、複写機やプリンター等の各種画像形成装置における高耐久性化、高速化、高性能化等に寄与することが期待される。
また、本発明に係る電子写真感光体、およびそのような電子写真感光体を備えた画像形成装置によれば、中間層に酸化チタンや酸化ジルコニア等を添加する必要がないことから、製造時におけるこれら無機粒子の沈降防止を考慮する必要がなくなり、電子写真感光体、およびそのような電子写真感光体を備えた画像形成装置を安定して製造することができるようになった。
(a)および(b)は、本発明に係る単層型の電子写真感光体の概略構成を説明するために供する図である。 (a)および(b)は、本発明に係る積層型の電子写真感光体の概略構成を説明するために供する図である。 電子写真感光体における正孔輸送剤の分子量の影響を説明するために供する図である。 本発明に係る電子写真感光体を備えた画像形成装置の概略構成を説明するために供する図である。 従来の電子写真感光体を備えた画像形成装置の概略構成を説明するために供する図である。 (a)および(b)は、従来の電子写真感光体における電荷輸送剤の分子量の影響を説明するために供する図である。
符号の説明
10:電子写真感光体
11:感光体層
11´:表面保護層
12:中間層
13:支持基体
14a:一次帯電器
14b:露光装置
14c:現像器
14d:転写帯電器
14e:分離帯電器
18:クリーニング装置
18a:クリーニングブレード
19a、19b:給紙ローラ
21:搬送ベルト
22a:定着ローラ
22b:加圧ローラ
23:除電器
32:電荷輸送層
34:電荷発生層
50:画像形成装置
100:画像形成装置
101:電子写真感光体
101a:感光体層
101b:中間層
101c:支持基体
102:電源
103:帯電器
104:画像入力装置
105:現像器
106:圧力転写器
107:用紙
108:定着装置
109:クリーナー装置
110:除露光器

Claims (9)

  1. 支持基体と、中間層と、感光体層とを備えた電子写真感光体であって、前記中間層が、アルコール可溶性ポリアミド樹脂と、正孔輸送剤と、を含有するとともに、当該アルコール可溶性ポリアミド樹脂100重量部に対して、正孔輸送剤の添加量を1〜100重量部の範囲内の値とすることを特徴とする電子写真感光体。
  2. 前記正孔輸送剤の分子量を300〜2,000の範囲内の値とすることを特徴とする請求項1に記載の電子写真感光体。
  3. 前記中間層に含有する正孔輸送剤と同種の正孔輸送剤を、前記感光体層にも含有することを特徴とする請求項1または2に記載の電子写真感光体。
  4. 前記アルコール可溶性ポリアミド樹脂が、N−メトキシメチル化ポリアミド樹脂であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子写真感光体。
  5. 前記アルコール可溶性ポリアミド樹脂の平均分子量を1,000〜70,000の範囲内の値とすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子写真感光体。
  6. 前記アルコール可溶性ポリアミド樹脂が、架橋してあることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子写真感光体。
  7. 前記中間層の厚さを0.1〜50μmの範囲内の値とすることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の電子写真感光体。
  8. 前記感光体層が、結着樹脂と、電荷発生剤と、電荷輸送剤と、を含有する単層構造であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の電子写真感光体。
  9. 支持基体と、中間層と、感光体層とを有する電子写真感光体を備えた画像形成装置であって、前記中間層が、アルコール可溶性ポリアミド樹脂と、正孔輸送剤と、を含有するとともに、当該アルコール可溶性ポリアミド樹脂100重量部に対して、正孔輸送剤の添加量を1〜100重量部の範囲内の値とすることを特徴とする画像形成装置。
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