JP2007232984A - 電子写真感光体及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

電子写真感光体及びこれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】異物の付着抑制効果に優れた電子写真感光体およびこれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】導電性基体上に設けられ、少なくとも正孔輸送剤及び電子輸送剤を含む感光層を有する電子写真感光体であって、 前記正孔輸送剤が、トリフェニルアミン誘導体。 前記電子輸送剤が、下記一般式(II)
Figure 2007232984

等で表されるキノノイド構造を有する化合物の少なくとも一方を含む電子写真感光体。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真感光体及びこれを備えた画像形成装置、特に、導電性基体と、前記導電性基体上に設けられ、少なくとも正孔輸送剤及び電子輸送剤を含む感光層とを有する電子写真感光体及びこれを備えた画像形成装置に関する。
従来から、画像形成装置等に用いられる電子写真感光体として、電荷輸送剤、電荷発生剤、及び結着樹脂(バインダー樹脂)等の有機感光体材料からなる有機感光体が使用されている。このような有機感光体は、従来の無機感光体に比べて、製造が容易であるとともに、感光体材料の選択肢が多様であることから、構造設計の自由度が高いという利点がある。
これら、有機感光体材料のうち、所定の電荷移動速度を有する電荷輸送物質としては、下記式
Figure 2007232984
(式中、Ar1及びAr2は、置換基を有していてもよいベンゼン環等を表し、nは1〜3の整数を表す)
で表されるようなトリアリールアミン誘導体が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2005−289877
しかし、特許文献1記載のトリアリールアミン誘導体を単に電荷輸送物質として利用するのみでは、これを含む電子写真感光体において、紙紛や、現像剤に含まれる珪素化合物、チタン化合物等の無機成分が表面に付着し易くなる。このような付着物は、帯電工程を経た感光体表面において電荷のリークを生じさせ、この結果、トナーが感光体表面に移動してしまい、用紙上に黒点や黒筋となって表れ、画像不具合の原因となるおそれがあった。
このような問題に対して、例えば、感光体に隣接してクリーニング装置を設け、感光体表面に付着した異物を掻き取る技術が提案されているが、このような技術では、異物の付着を十分に抑えることはできなかった。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、異物の付着抑制効果に優れた電子写真感光体およびこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明者らは、トリアリールアミン誘導体を、特定の電子輸送剤と共に電荷輸送物質として電子写真感光体に含ませることにより、感光体表面への異物の付着を十分に抑制できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の電子写真感光体は、導電性基体と、前記導電性基体上に設けられ、少なくとも正孔輸送剤及び電子輸送剤を含む感光層とを有する電子写真感光体であって、
前記正孔輸送剤が、下記一般式(I)
Figure 2007232984
[式中、Ra〜Rgは、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、置換基を有していてもよいアリール基、(X)l及び(X)mは、同一又は異なって、
Figure 2007232984
(式中、Rh及びRiは、同一又は異なって、水素原子、アルキル基、置換基を有していてもよいアリール基、Rjは、(X)l及び(X)mにそれぞれ含まれるものが同一又は異なって、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、置換基を有していてもよいアリール基、oは0〜5の整数、nは1または2)、l+mは2以上、ただし、l及びmはそれぞれ1以上である]で表される化合物を含み、
前記電子輸送剤が、下記一般式(II)
Figure 2007232984

(式中、R1〜R4は、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、置換基を有していてもよいアリール基)で表される化合物、及び下記一般式(III)
Figure 2007232984
(式中、R5及びR6は、同一又は異なって、水素原子、アルキル基、アルコキシ基、置換基を有していてもよいアリール基、シクロアルキル基、置換基を有していてもよいアラルキル基、ハロゲン化アルキル基、X1〜X5は、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数1〜12のアルコキシ基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有していてもよいアラルキル基、置換基を有していてもよいフェノキシ基、ハロゲン化アルキル基、シアノ基、ニトロ基を表し、これらの基のうち2以上が結合して環を形成してもよく、X〜Xおける前記置換基は、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルコキシ基、水酸基、シアノ基、アミノ基、ニトロ基、ハロゲン化アルキル基)で表される化合物の少なくとも一方を含むことを特徴とする。
また、本発明の電子写真感光体は、一般式(I)の化合物が、
Figure 2007232984
(式中、Ra〜Reは上記と同様である)
であることを特徴とする。
さらに、本発明の画像形成装置は、上記電子写真感光体と、この電子写真感光体を帯電させる帯電手段と、帯電された電子写真感光体に静電潜像を形成する露光手段と、静電潜像が形成された電子写真感光体にトナーを供給してトナー像を形成する現像手段と、トナー像を被転写体に転写する転写手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の電子写真感光体によれば、紙粉や、現像剤の無機成分が表面に付着するのを十分に抑制することができる。
また、このような電子写真感光体を備えた画像形成装置によれば、電子写真感光体表面における電荷のリークを回避できるので、これにより、被転写体上に黒点、黒筋等の画像不具合が生じるのを抑えることができる。
本発明の電子写真感光体は、一般に、導電性基体上に感光体層を形成することにより構成される。導電性基体は、基体自体が導電性を有するか、あるいは基体の表面が導電性を有していればよく、種々の材料を使用することができる。例えば、鉄、アルミニウム、銅、スズ、白金、銀、バナジウム、モリブデン、クロム、カドミウム、チタン、ニッケル、パラジウム、インジウム、ステンレス鋼、真鍮等の金属又はこれらの金属が蒸着又はラミネートされたプラスチック材料、カーボンブラック等の導電性微粒子が分散されてなるプラスッチック材料、ヨウ化アルミニウム、酸化スズ、酸化インジウム等で被覆されたガラス等が挙げられる。導電性基体の形状は、使用する画像形成装置の構造に合わせて、シート状、ドラム状等のいずれであってもよいが、使用に際して十分な機械的強度を有するものが好ましい。
感光体層は、単層型であってもよいし、2層以上で機能分離した積層型であってもよい。単層型の感光体層の厚さは、通常、5〜100μmの範囲内の値であり、好ましくは10〜50μmの範囲内の値である。積層型の感光体層は、例えば、電荷発生層が0.01〜5μm程度、好ましくは0.1〜3μm程度であり、電荷輸送層が2〜100μm、好ましくは5〜50μm程度である。
なお、電子写真感光体は、導電性基体と感光層との間に、感光体の特性を阻害しない範囲でバリア層が形成されていてもよいし、感光層の表面に、保護層が形成されていてもよい。
1.単層型感光体
感光層は、少なくとも、正孔輸送剤として一般式(I)のトリアリールアミン誘導体と、電子輸送剤として一般式(II)の化合物及び一般式(III)の化合物の少なくとも一方と、結着樹脂と、任意に電荷発生剤及び/又は他の電荷輸送剤とを適当な溶媒に溶解又は分散させ、得られた塗布液を導電性基体上に塗布し、乾燥させることにより形成することができる。単層型感光体は、単独の構成で正負いずれの帯電型にも適用可能であり、層構成が簡単であって、生産性に優れている。
(1)正孔輸送剤
正孔輸送剤としては、少なくとも一般式(I)のトリアリールアミン誘導体が用いられる。
一般式(I)において、Ra〜Rgにおける、ハロゲン原子は、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素原子が挙げられる。アルキル基は、例えば、炭素原子が1〜6、好ましくは1〜4のものが挙げられる。アルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、t−ブチル、n−ブチル、ペンチル、ヘプチル等が挙げられる。アルコキシ基としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ等が挙げられる。アリール基としては、炭素数6〜14、好ましくは6〜10のものが挙げられる。例えば、フェニル基、ナフチル基、ビフェニル基、アントリル基、フェナントリル基等が挙げられる。なかでもフェニル基が好ましい。アリール基に置換されていてもよい置換基は、特に限定されるものではないが、6以下、さらに4以下が適当である。なかでも、1つ又は2つであることが好ましい。置換基は、特に限定されないが、ハロゲン原子、アルキル基、アルキレン基、アルコキシ基等が挙げられる。アルキレン基としては、エチレン、プロピレン、ブチレン等が挙げられる。なかでも、水素原子又はアルキル基が好ましい。
Xにおける、Rh及びRiとして、アルキル基及びアリール基は、上述したものと同様のものが例示される。また、Rjとして、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アリール基は、上述したものと同様のものが例示される。特に、(X)l及び(X)mが互いに同一及び/又はRg,Rfが互いに同一のものが好ましい。
一般式(I)の化合物としては、例えば、一般式
Figure 2007232984
が挙げられ(この化合物中の置換基Ra〜Reは、上記と同様である)、より具体的には、下記式で表される化合物(HTM−1〜HTM−3)が挙げられる。
Figure 2007232984
また、上記一般式(I)のトリアリールアミン誘導体と、従来公知の正孔輸送剤を併用してもよい。例えば、N,N,N’,N’−テトラフェニルベンジジン誘導体、N,N,N’,N’−テトラフェニルフェニレンジアミン誘導体、N,N,N’,N’−テトラフェニルナフチレンジアミン誘導体、N,N,N’,N’−テトラフェニルフェナントリレンジアミン誘導体、2,5−ジ(4−メチルアミノフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール等のオキサジアゾール系化合物、9−(4−ジエチルアミノスチリル)アントラセン等のスチリル系化合物、ポリビニルカルバゾール等のカルバゾール系化合物、有機ポリシラン化合物、1−フェニル−3−(p−ジメチルアミノフェニル)ピラゾリン等のピラゾリン系化合物、ヒドラゾン系化合物、インドール系化合物、オキサゾール系化合物、イソオキサゾール系化合物、チアゾール系化合物、チアジアゾール系化合物、イミダゾール系化合物、ピラゾール系化合物、トリアゾール系化合物等の含窒素環式化合物や、縮合多環式化合物が挙げられる。具体的には、特開2006−8670号公報及び特開2005−306744号公報等に記載されているHTM−1〜HTM−13等を使用することができる。
正孔輸送剤は、感度を向上させ、結晶化を防止して適当な成膜特性を得るという観点から、結着樹脂100重量部に対して、10〜80重量部で含有されることが好ましい。
(2)電子輸送剤
電子輸送剤としては、一般式(II)の化合物及び/または一般式(III)の化合物が少なくとも用いられる。
一般式(II)において、R1〜R4におけるアルキル基、アルコキシ基、アリール基としては、上述したものと同様のものが例示される。アリール基に置換されていてもよい置換基についても、上述したものと同様のものが例示できる。
一般式(III)において、R5及びR6におけるアルキル基、アルコキシ基、アリール基としては、上述したものと同様のものが例示される。シクロアルキル基としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等が挙げられる。アラルキル基としては、ベンジル、フェネチル等が挙げられる。ハロゲン化アルキル基としては、フッ化アルキル、塩化アルキル、臭化アルキル、ヨウ化アルキルが挙げられ、例えば、フッ化メチル、フッ化エチル、塩化エチル、塩化プロピル、臭化プロピル、臭化ブチル、ヨウ化ブチル、ヨウ化ペンチル等が挙げられる。アラルキル基に置換されていてもよい置換基としては、特に限定されるものではないが、6以下、さらに4以下が適当である。なかでも、1つ又は2つであることが好ましい。置換基は、特に限定されないが、ハロゲン原子、アルキル基、アルキレン基、アルコキシ基等が挙げられる。アルキレン基としては、エチレン、プロピレン、ブチレン等が挙げられる。なかでも、水素原子又はアルキル基が好ましい。
1〜X5におけるアルキル基及びアルコキシ基としては、例えば、炭素原子が1〜12、好ましくは1〜6のものが挙げられる。X1〜X5におけるハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アリール基、アラルキル基、ハロゲン化アルキル基は上述したものと同様のものを例示できる。X1〜X5の各基は、2以上が結合して環を形成してもよい。X1〜X5において、アリール基、アラルキル基、フェノキ基に置換された各置換基は、ハロゲン原子、アルコキシ基、水酸基、シアノ基、アミノ基、ニトロ基、ハロゲン化アルキル基が挙げられ、アルコキシ基としては、炭素数が1〜6、好ましくは1〜4のものが挙げられる。
一般式(II)及び(III)の化合物としては、具体的には、下記式で表される化合物(ETM−1〜ETM−3)が挙げられる。
Figure 2007232984
なお、一般式(II)の化合物及び/または一般式(III)の化合物は、上記一般式(I)のトリアリールアミン誘導体と共に電荷輸送物質として用いることで、電子写真感光体表面の接触角の値が大きくなり、具体的には、90以上、好ましくは92以上、特に好ましくは96以上の値の感光層が得られる。
また、従来公知の電子輸送剤を併用してもよい。例えば、ナフタレンカルボン酸ジイミド誘導体、ナフトキノン誘導体、アゾキノン誘導体、ジフェノキノン誘導体、ベンゾキノン誘導体のほか、アントラキノン誘導体、マロノニトリル誘導体、チオピラン誘導体、トリニトロチオキサントン誘導体、3,4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレノン誘導体、ジニトロアントラセン誘導体、ジニトロアクリジン誘導体、ニトロアントアラキノン誘導体、ジニトロアントラキノン誘導体、テトラシアノエチレン、2,4,8−トリニトロチオキサントン、ジニトロベンゼン、ジニトロアントラセン、ジニトロアクリジン、ニトロアントラキノン、ジニトロアントラキノン、無水コハク酸、無水マレイン酸、ジブロモ無水マレイン酸等が挙げられる。
以上の電子輸送剤は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
電子輸送剤は、感度を向上させ、結晶化を防止して適正な成膜性を得るという観点から、結着樹脂100重量部に対して、10〜100重量部含有させることが適当である。
なお、電子輸送剤の添加量を定めるにあたり、前述した正孔輸送剤の添加量を考慮することが好ましい。例えば、感度の向上という観点から、電子輸送剤(全ETM)の添加割合(全ETM/全HTM)を、正孔輸送剤(全HTM)に対して、0.25〜1.3の範囲内の値とすることが好ましい。
(3)電荷発生剤
電荷発生剤としては、無金属フタロシアニン(τ型又はx型)、チタニルフタロシアニン(α型又はY型)、ヒドロキシガリウムフタロシアニン(V型)、及びクロロガリウムフタロシアニン(II型)、オキソチタニルフタロシアニン等のフタロシアニン系顔料、ペリレン系顔料、ビスアゾ顔料、ジオケトピロロピロール顔料、無金属ナフタロシアニン顔料、金属ナフタロシアニン顔料、スクアライン顔料、トリスアゾ顔料、インジゴ顔料、アズレニウム顔料、シアニン顔料、ピリリウム顔料、アンサンスロン顔料、トリフェニルメタン系顔料、スレン顔料、トルイジン系顔料、ピラゾリン系顔料、キナクリドン系顔料といった有機光導電体や、セレン、セレン−テルル、セレン−ヒ素、硫化カドミウム、アモルファスシリコン等の無機光導電剤料等が挙げられる。これらは単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。これらの化合物を電荷発生剤として用いることにより、正孔輸送剤及び電子輸送剤を併用した場合に、感度特性、電気特性及び安定性等をより向上させることができる。具体的には、特開2006−8670号公報及び特開2005−306744号公報等に記載されているフタロシアニン系顔料(CGM−A〜CGM−D)が挙げられる。
電荷発生剤は、量子収率を高めるとともに、赤色及び赤外ないし近赤外領域に吸収波長を有する光に対する吸光係数をも維持し、電子写真感光体の感度、電気特性、安定性等を向上させるという観点から、結着樹脂100重量部に対して、0.2〜40重量部含有させることが適当である。
また、電荷発生剤を用いる場合には、例えば、C.Iピグメントオレンジ16等の分散補助剤を添加してもよい。分散補助剤を添加すると電荷発生剤の溶液中での分散性を向上させ、塗工溶液のポットライフを長くすることができる。この場合の添加量は、全電荷発生剤100重量部に対して、30〜200重量部含有させることが適当である。
(4)結着樹脂
結着樹脂は、当該分野の結着樹脂として使用されるものであれば特に限定されるものではなく、種々のものを使用することができる。例えば、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、アクリル共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体、ポリエチレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩素化ポリエチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、アイオノマー樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリスルホン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ケトン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリエステル樹脂等の熱可塑性樹脂;シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、その他架橋性の熱硬化性樹脂;エポキシアクリレート、ウレタン−アクリレート等の光硬化型樹脂等が挙げられる。
(5)添加剤
感光体層には、上記各成分の他に、電子写真特性に悪影響を与えない範囲で、従来公知の種々の添加剤、例えば、酸化防止剤、ラジカル捕捉剤、一重項クエンチャー、紫外線吸収剤等の劣化防止剤、軟化剤、可塑剤、表面改質剤、増量剤、増粘剤、分散安定剤、ワックス、アクセプター、ドナー等を添加してもよい。また、感光体層の感度を向上させるために、例えば、テルフェニル、ハロナフトキノン類、アセナフチレン等の公知の増感剤を電荷発生剤と併用してもよい。
(6)製造方法
感光体層は、上述した電荷発生剤、電荷輸送剤、結着樹脂等を適当な溶剤とともに、公知の方法、例えば、ロールミル、ボールミル、アトライタ、ペイントシェーカー、超音波分散機等を用いて分散混合して分散液を調製し、これを公知の手段により導電性基体表面に塗布して乾燥させることにより形成することができる。
分散液を作るための溶剤としては、種々の有機溶剤が使用可能であり、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール等のアルコール類;n−ヘキサン、オクタン、シクロヘキサン等の脂肪族系炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族系炭化水素、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素;ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル,ジオキサン、ジオキソラン等のエーテル類;アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル類;ジメチルホルムアルデヒド、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等が挙げられる。これらの溶剤は単独又は2種以上を混合して用いることができる。
また、電荷輸送剤や電荷発生剤の分散性、感光体層表面の平滑性を良くするために界面活性剤、レベリング剤等を使用してもよい。
2.積層型感光体
積層型感光層は、導電性基体上に、蒸着又は塗布等の手段によって、電荷発生剤を含有する電荷発生層を形成し、この電荷発生層上に、正孔輸送剤と、結着樹脂とを含有する塗布液を塗布し、乾燥させて電荷輸送層を形成することによって作製される。また、導電性基体上に電荷輸送層を形成し、その上に電荷発生層を形成してもよい。ただし、電荷発生層は、電荷輸送層に比べて膜厚がごく薄いため、その保護のために、電荷発生層上に電荷輸送層を形成することがより好ましい。
積層型感光体は、電荷発生層及び電荷輸送層の形成順序と、電荷輸送層に使用する電荷輸送剤の種類によって、正負いずれの帯電型となるかが選択される。例えば、導電性基体上に電荷発生層を形成し、その上に電荷輸送層を形成した場合において、電荷輸送層における電荷輸送剤として正孔輸送剤を使用した場合には、感光体は負帯電型となる。積層型とすることにより、感光体の残留電位を大きく低下させ、感度を向上させることができる。
電荷発生剤、正孔輸送剤、電子輸送剤、結着樹脂等は、単層型感光体と基本的に同様のものを使用することができる。ただし、積層型感光体の場合、電荷発生剤の添加量については、電荷発生層を構成する結着樹脂100重量部に対して、0.5〜150重量部含有させることが好ましい。
本発明の電子写真感光体は、画像形成装置によって使用することができる。図1にその要部を示す。
電子写真感光体1は、支持基体10上に感光層11が形成されて構成されており、その軸心13が、駆動手段14と、ギア、プーリを介して接続されており一方向(矢印Aの向き)に定速度で回転するようになっている。
この感光体1の周辺にはその駆動方向、つまり回転方向に沿って主帯電手段2、露光手段3、現像手段4、転写手段5がこの順序で設けられている。
また、図1に示されるように、必要に応じて分離手段6、除電手段7、クリーニング手段9が設けられていてもよい。
さらに、この画像形成装置には、定着手段12が設置されており、トナー像が転写された転写媒体8に対して、トナー像の定着を施す。
画像形成の際は、まず帯電手段2により電子写真感光体1表面は一様に帯電される。次いで、露光手段3より露光軸31に沿って電子写真感光体1表面が露光され、原稿画像に対応した静電潜像が形成される。
その後、現像手段4により、静電潜像に対応する部分にトナーが付着して現像される。
続いて、転写手段5により、搬送(矢印Bの向き)されてくる転写媒体8上に感光体1表面のトナー像が転写される。転写後の転写媒体8は、分離手段6で電子写真感光体1から分離された後、定着手段12によりトナー定着される。
転写後、転写媒体8に転写しきれず電子写真感光体1表面に残ったトナーは、クリーニング手段9によって除去される。
その後、電子写真感光体1表面の残留電位が、除電手段7からの除電光71により除去され、再び帯電手段2により帯電される。
以下に本発明の電子写真感光体の実施例を説明する。
[実施例1〜9、比較例1及び2]
(電子写真感光体の作製)
x型無金属フタロシアニン3重量部と、下記表1に示す正孔輸送剤60量部と、下記表1に示す電子輸送剤30重量部と、結着樹脂としてZ型ポリカーボネート(平均分子量30000)100重量部とを、テトラヒドロフラン800重量部とともにボールミルにて50時間混合分散し、感光体塗布液を調製した。次いで、この塗布液を、導電性基体(アルミニウム素管)にディップコート法にて塗布し、その後100℃で40分間熱風乾燥し、膜厚25μmの感光体ドラム(単層型電子写真感光体)を得た。
(評価)
得られた感光体ドラムにおいて、表面の接触角を測定し、これを装着した画像形成装置を用いて黒点評価を行った。
接触角の測定は、特開2002−131961号公報の実施例に記載されている方法と同様の方法で行った。すなわち、得られた感光体ドラムに対して、接触角測定機(KYOWA界面化学社製、FACE MODEL CA-S roll)を用いて液滴法により接触角を測定した。測定条件として、室温20℃、湿度50%の測定環境下で、イオン交換水(水温20℃になるまで放置したもの)を測定水とする条件下で測定を行った。なお、実施例4〜9については、接触角の測定は省略した。測定結果を表1に示す。
黒点評価に際しては、得られた電子写真感光体を、プリンタ(京セラミタ社製、DP−560)に装着し、室温35℃、湿度85%の過酷環境下で5000枚の印字を行い、その後6時間放置した。次いで、A4サイズの普通紙1枚に対して印字を行い、印字面に発生した黒点を計数した。その結果を表1に示す。なお、表1において、黒点発生数は、目視で視認できる大きさ(直径0.1mm程度以上の大きさ)のものの個数を表す。
なお、表1に記載したHTM−1〜3およびETM−1〜3は前記した化合物である。HTM−4およびETM−4は、下記に示す。
Figure 2007232984
Figure 2007232984
表1によれば、所定のトリアリールアミン誘導体を正孔輸送剤として含みかつ所定の化合物を電子輸送剤として含む電子写真感光体を画像形成装置に用いた場合に、用紙上に発生する黒点の数が低減することが確認された。
本発明の電子写真感光体は、紙粉、現像剤中の成分等の付着抑制効果が要求される電子写真感光体として、電子写真方式を採用する複写機、プリンタ等の各種画像形成装置での利用が可能である。
本発明の一実施形態が採用された画像形成装置の要部を示す縦断面図。
符号の説明
1 電子写真感光体
2 主帯電手段
3 露光手段
4 現像手段
5 転写手段
6 分離手段
7 除電手段
8 転写媒体
9 クリーニング手段
10 支持基体
11 感光層
12 定着手段
13 軸心
14 駆動手段
31 露光軸
71 除電光

Claims (3)

  1. 導電性基体と、前記導電性基体上に設けられ、少なくとも正孔輸送剤及び電子輸送剤を含む感光層とを有する電子写真感光体であって、
    前記正孔輸送剤が、下記一般式(I)
    Figure 2007232984
    [式中、Ra〜Rgは、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、置換基を有していてもよいアリール基、(X)l及び(X)mは、同一又は異なって、
    Figure 2007232984
    (式中、Rh及びRiは、同一又は異なって、水素原子、アルキル基、置換基を有していてもよいアリール基、Rjは、(X)l及び(X)mにそれぞれ含まれるものが同一又は異なって、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、置換基を有していてもよいアリール基、oは0〜5の整数、nは1または2)、l+mは2以上、ただし、l及びmはそれぞれ1以上である]で表される化合物を含み、
    前記電子輸送剤が、下記一般式(II)
    Figure 2007232984
    (式中、R1〜R4は、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、置換基を有していてもよいアリール基)で表される化合物、及び下記一般式(III)
    Figure 2007232984
    (式中、R5及びR6は、同一又は異なって、水素原子、アルキル基、アルコキシ基、置換基を有していてもよいアリール基、シクロアルキル基、置換基を有していてもよいアラルキル基、ハロゲン化アルキル基、X1〜X5は、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数1〜12のアルコキシ基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有していてもよいアラルキル基、置換基を有していてもよいフェノキシ基、ハロゲン化アルキル基、シアノ基、ニトロ基を表し、これらの基のうち2以上が結合して環を形成してもよく、X1〜X5における前記置換基は、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルコキシ基、水酸基、シアノ基、アミノ基、ニトロ基、ハロゲン化アルキル基)で表される化合物の少なくとも一方を含む、
    電子写真感光体。
  2. 一般式(I)の化合物が、
    Figure 2007232984
    (式中、Ra〜Reは上記と同様である)
    である、請求項1に記載の電子写真感光体。
  3. 請求項1又は2に記載の電子写真感光体と、
    前記電子写真感光体を帯電させる帯電手段と、
    帯電された前記電子写真感光体に静電潜像を形成する露光手段と、
    前記静電潜像が形成された電子写真感光体にトナーを供給してトナー像を形成する現像手段と、
    前記トナー像を被転写体に転写する転写手段と、
    を備えた画像形成装置。
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