JP5349882B2 - 電子写真感光体用分散液及び電子写真感光体の製造方法 - Google Patents

電子写真感光体用分散液及び電子写真感光体の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5349882B2
JP5349882B2 JP2008248211A JP2008248211A JP5349882B2 JP 5349882 B2 JP5349882 B2 JP 5349882B2 JP 2008248211 A JP2008248211 A JP 2008248211A JP 2008248211 A JP2008248211 A JP 2008248211A JP 5349882 B2 JP5349882 B2 JP 5349882B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dispersion
parts
polyamide resin
gelled
electrophotographic photoreceptor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008248211A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010079015A (ja
JP2010079015A5 (ja
Inventor
賢一 加来
健彦 遠藤
正樹 野中
正人 田中
淳史 藤井
由香 石塚
舞 村上
春海 酒匂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2008248211A priority Critical patent/JP5349882B2/ja
Publication of JP2010079015A publication Critical patent/JP2010079015A/ja
Publication of JP2010079015A5 publication Critical patent/JP2010079015A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5349882B2 publication Critical patent/JP5349882B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、有機顔料、特定のゲル化ポリアミド樹脂、及び特定の溶剤を用いて調製される電子写真感光体用分散液及びその分散液を用いた電子写真感光体の製造方法に関する。
電子写真感光体は、帯電及び光を用いた露光により静電潜像を形成する感光層と、その感光層を設けるための支持部材としての支持体からなる。一般的に、支持体上に直接感光層を形成した場合、支持体表面の汚れ、形状や性状の不均一等によって、感光層ムラが生じる。その結果、得られる画像には、白抜け、黒点、濃度ムラ等の画像欠陥が発生したり、支持体から感光層が剥離する、という課題が発生したりすることがある。
これまでに、支持体との密着性確保、感光層の電気的破壊の保護、支持体から感光層への電荷注入性改良等を目的とし、支持体と感光層の間に下引き層を設けることが行われている。この下引き層は、上記の長所を有する反面、支持体と感光層間の電荷移動を抑制するため、電荷が蓄積され易いという短所も併せ持ち、低湿環境下の連続プリント時における残留電位の上昇等の電位変動が起こり、画像濃度低下等の不具合が発生する場合がある。特に近年、プリンター及び複写機の高画質化及び高速化が進む中で、電子写真感光体の品質に対する要求も更に厳しなっており、使用環境の変動や連続使用時においても電位変動等の変化を起こさない電子写真感光体が強く望まれてきている。
このような不具合を抑制するべく、下引き層中に金属酸化物顔料や有機顔料を含有させる方法が提案されている(特許文献1、2参照)。これらの提案は、アルコール可溶性ポリアミド樹脂のアルコール溶液中に有機顔料や金属酸化物顔料を分散した分散液を支持体上に塗布して下引き層を得るというものである。
国際公開第2005/116777号パンフレット 特開2000−221701号公報
しかしながら、工場生産時等において、支持体は超音波洗浄や他の導電層塗布時の加熱乾燥等により加温された状態となり、下引き層はその加温された支持体上に塗布されることが多い。従って、下引き層用分散液は多数の加温された支持体と接触し、分散液の温度が上昇して顔料の凝集を起こして分散液の安定性を悪化させたり、下引き層の膜ムラを生じさせたりする場合がある。
本発明の目的は、上記の課題を鑑み、支持体が加温された状態で下引き層を塗布した際にも、顔料の凝集による分散液の不安定化及び下引き層の膜ムラ発生を抑制できる分散液、及び該電子写真感光体用分散液を用いた電子写真感光体の製造方法を提供することにある。
本発明に従って、有機顔料とゲル化ポリアミド樹脂とを溶剤中に分散させて得られる電子写真感光体用分散液であって、
該ゲル化ポリアミド樹脂が、ゲル化させたN−メトキシメチル化6ナイロン又はゲル化させたナイロン6−66−610−12の4元ナイロン共重合体であり、該溶剤が、炭素数1乃至6の直鎖または分枝鎖をもつアルコールとエーテル基を有する第2級アルコールを含ことを特徴とする電子写真感光体用分散液が提供される。
また、本発明に従って、支持体上に下引き層及び感光層をこの順に形成して電子写真感光体を製造する方法において、
該下引き層を上記電子写真感光体用分散液を用いて形成することを特徴とする電子写真感光体の製造方法が提供される。
本発明の電子写真感光体用分散液及び該電子写真感光体用分散液を用いた電子写真感光体の製造方法は、ゲル化ポリアミド樹脂と有機顔料とエーテル基を有する第2級アルコールとを用いて作製した分散液を使用する。これにより、加温された支持体上に前記分散液を用いて下引き層を作製した場合でも、有機顔料の凝集による分散液の不安定化や、下引き層の膜ムラを抑制可能な電子写真感光体用分散液及び電子写真感光体用分散液を用いた電子写真感光体の製造方法を提供できる。
以下に、本発明の形態を詳細に述べる。
本発明の分散液は、溶剤中に、有機顔料及びゲル化ポリアミド樹脂を分散することで製造される分散液である。
ここで述べる「ゲル化ポリアミド樹脂」とは、ASTM D4359−90規格に従って固体−液体判定試験を行い、固体状態であると判断できるポリアミド樹脂溶液を意味する。
ゲル化ポリアミド樹脂は、ポリアミド樹脂単体、又はポリアミド樹脂を溶媒に加熱溶解させた後、次の条件を組み合わせて調製することができる。
(1)ポリアミド樹脂の種類:ポリアミド樹脂の種類はポリアミド樹脂をゲル化させる溶剤への溶解性、ポリアミド樹脂のゲル化のし易さを考慮して決定される。ポリアミド樹脂の種類としては、N−メトキシメチル化6ナイロンやN−メトキシメチル化12ナイロンに代表されるN−アルコキシアルキル化ナイロン、ナイロン6−66−610−12の4元ナイロン共重合体に代表されるナイロン共重合体等がより好ましい。最も好ましくは、N−メトキシメチル化6ナイロン又はナイロン6−66−610−12の4元ナイロン共重合体である。1種類又は2種類以上のポリアミド樹脂を組み合わせて用いることもできる。少なくともN−メトキシメチル化ナイロンが含まれる場合には、そのN−メトキシメチル化率が20%以上45%以下のN−メトキシメチル化ナイロンが含まれることが更に好ましい。なお、N−メトキシメチル化率はNMRにて以下に示す方法にて測定した。N−メトキシメチル化ナイロンはN−メトキシメチル化率が20%より低いと溶剤への溶解性が低下し、ゲル化ポリアミド樹脂の調製が難しくなることがある。N−メトキシメチル化率が45%より高いと溶剤への溶解性が上がり、ゲル化ポリアミド樹脂の安定性が悪化することがある。
<N−メトキシメチル化率の測定方法>
装置:
測定装置:FT NMR装置 JNM−EX400(日本電子社製)
測定周波数:400MHz
パルス条件:5.0μS
データポイント:32768
周波数範囲:10500Hz
積算回数:32回
測定温度:25℃
試料:
N−メトキシメチル化ナイロン 25mg
メタノール−D4(99.8atom%D)アルドリッチ製 0.75ml
テトラメチルシラン(内部標準物質) メタノール−D4に対し0.05質量%
計算方法:
A:N−メトキシメチル化されているアミド基のカルボニル部分隣のメチレンプロトン(ca.2.4ppm)の積分値
B:N−メトキシメチル化されていないアミド基のカルボニル部分隣のメチレンプロトン(ca.2.2ppm)の積分値
N−メトキシメチル化率(%)=A/(A+B)×100
(2)ポリアミド樹脂をゲル化させる温度:所望のゲル化ポリアミド樹脂ができればポリアミド樹脂をゲル化させる温度は特に限定されない。安定してゲル化ポリアミド樹脂を得るためには、溶剤にある濃度以上で加熱溶解させたポリアミド樹脂を冷却することが好ましく、30℃以下に冷却することがより好ましい。
(3)ポリアミド樹脂をゲル化させる溶剤:所望のゲル化ポリアミド樹脂を調製することができれば溶剤の有無や種類は特に限定されないが、好ましくはアルコールである。また、溶剤はポリアミド樹脂の溶解性とゲル化ポリアミド樹脂の調製のし易さを加味して、1種類又は2種類以上の溶剤を組み合わせてもよい。
前記アルコールとしては、炭素数が1乃至6の直鎖又は分岐鎖をもつアルコールがより好ましく、エタノール、n−プロパノール、n−ブタノールのいずれかを含有することが特に好ましい。
(4)ゲル化ポリアミド樹脂のポリアミド樹脂固形分:所望のゲル化ポリアミド樹脂を調製することができればゲル化ポリアミド樹脂のポリアミド樹脂固形分は特に限定されない。ゲル化ポリアミド樹脂の安定性を考慮すれば、ポリアミド樹脂の固形分は好ましくは質量%で2.0%以上であり、最も好ましくは5.0%以上30.0%以下の範囲である。ポリアミド樹脂の固形分が低過ぎるとゲル化ポリアミド樹脂が調製できない場合があり、高過ぎると溶解させることができない場合がある。
(5)ゲル化ポリアミド樹脂の形状:所望の分散液を調製することができればゲル化ポリアミド樹脂の形状は特に限定されない。分散操作における作業性を考慮すれば、分散を行う前にゲル化ポリアミド樹脂を0.5mm以上10mm以下の塊に破砕しておくことが好ましい。ゲル化ポリアミド樹脂塊が0.5mmより小さいと破砕したゲル化ポリアミド樹脂同士が付着易くなり、作業性が悪化する場合がある。ゲル化ポリアミド樹脂塊が10mmより大きいと、分散終了後にゲル化ポリアミド樹脂の未分散成分が残ることがある。ゲル化ポリアミド樹脂の破砕には、ペイントシェーカー、ボールミル、サンドミル、超音波分散機、高圧ホモジナイザー、スターラー、ミキサー、撹拌機、ロールミル、乳化分散機、メッシュ、篩、ミンサー等を用いる。
前記有機顔料は、モノアゾ、ビスアゾ、トリスアゾ及びテトラキスアゾ等のアゾ顔料、ガリウムフタロシアニン及びチタニルフタロシアニン等のフタロシアニン系顔料、ペリレン系顔料等の従来公知のものを用いることができ、特に限定されない。中でも、アゾ顔料が、ポリアミド樹脂のアミド結合に水素結合によって相互作用できる点で、特に好ましい。また、有機顔料はこれらを2種類以上組み合わせて使用することが出来る。
前記アゾ顔料としては、下記一般式(1)で示されるビスアゾ顔料が最も好ましい。最も好ましい理由としては、詳細は定かではないが、ゲル化ポリアミド樹脂に親和するアミド結合と、アルコールに親和する水酸基を同時に有するため、良好な分散状態を維持することができると推察している。
一般式(1)中、Ar及びArはそれぞれ独立に置換もしくは無置換のアリール基を示す。Xはビニレン基又はp−フェニレン基を示す。nは0又は1を示す。
分散液は溶剤中に上述のゲル化ポリアミド樹脂と有機顔料を分散して製造する。分散液の分散性を考慮すれば、ゲル化ポリアミド樹脂と有機顔料を分散する場合は、溶剤を加えて、分散中の分散液の流動性をある程度上げることが好ましい。溶剤、有機顔料とゲル化ポリアミド樹脂を同時に分散してもよいし、また、有機顔料だけを予め溶剤中で分散した後に、ゲル化ポリアミド樹脂を加えて分散してもよい。
分散方法としては、既知の方法、例えばペイントシェーカー、ボールミル、サンドミル、超音波分散機、高圧ホモジナイザー、スターラー、ミキサー、撹拌機、ロールミル、乳化分散機等の分散装置を用いて分散する方法を用いることができる。
また、前記分散液は、エーテル基を有する第2級アルコールを含有する。前記第2級アルコールは、有機顔料及びゲル化ポリアミド樹脂の分散時に用いる溶剤に含有させてもよく、分散終了後の分散液を希釈する段階で含有させてもよい。更に、分散時に使用する溶剤の少なくも一種は、エタノール、n−プロパノール、n−ブタノールのいずれかであることが特に好ましい。
前記エーテル基を有する第2級アルコールの含有量は、前記電子写真感光体用分散液の全質量に対して10質量%以上70質量%以下であることが好ましい。エーテル基を有する第2級アルコールの含有量が10質量%より少ないと有機顔料の凝集が起こり易くなり、70質量%より多いと分散液の粘度が増大し、分散液の安定性が悪化する場合がある。
前記エーテル基を有する第2級アルコールとしては、グリコールエーテル系化合物が好ましく、プロピレングリコールモノアルキルエーテル化合物であることが好ましい。中でも、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテルから選択されることが好ましい。最も好ましくはプロピレングリコールモノメチルエーテルである。
我々は、鋭意検討の末、上記ゲル化ポリアミド樹脂と上記エーテル基を有する第2級アルコールを組み合わせることでより顕著に分散液の安定性向上効果を発現できることを見出した。その理由は定かではないが、次のようなことが考えられる。エーテル基を有する第2級アルコールがポリアミド樹脂に対しては溶解性の低い溶媒であり、かつ、アルコールには容易に親和、混合する性質を持つものである。従って、この性質が、顔料と共に分散されたゲル化ポリアミド樹脂が様々な環境において溶解あるいは縮小することを抑制するため、安定した分散状態が維持できるものと推察している。
電子写真感光体用分散液中に含まれる有機顔料の質量(P)とゲル化ポリアミド樹脂の質量(B)との質量比(P/B)は、分散液の液安定性と分散液を用いて形成された電子写真感光体の連続プリント時における電位変動の抑制効果を考慮して決定される。好ましくは分散液に含まれる有機顔料の質量(P)とゲル化ポリアミド樹脂の質量(B)との質量比(P/B)が1/1000以上3/1以下である。更に好ましくは分散液に含まれる有機顔料の質量(P)とゲル化ポリアミド樹脂の質量(B)との質量比(P/B)が1/100以上2/1以下である。分散液に含まれる有機顔料とゲル化ポリアミド樹脂の質量比が3/1よりも高い場合、顔料の分散性が悪化して分散液の液安定性が劣ることがある。また、分散液に含まれる有機顔料とゲル化ポリアミド樹脂の質量比が1/1000よりも低いと電子写真感光体での連続プリント時における電位変動の抑制効果が劣ることもある。
分散液の固形分は分散液の安定性、塗工性を考慮して決定され、好ましくは質量%で1.0%以上20.0%以下であり、更に好ましくは1.5%以上5.0%以下である。分散液の固形分が20.0%より高いと分散液の流動性が失われたり、分散性が悪くなり分散液の液安定性が低下したりすることがある。また、分散液の固形分が1%より低いと分散液を用いた電子写真感光体の塗布ムラ、膜ダレ等による画像濃度ムラや画像欠陥が悪化することもある。
次に、本発明の分散液を用いて形成される電子写真感光体の製造方法について説明する。
電子写真感光体は、導電性支持体上に少なくとも下引き層と感光層を積層して形成される。前記感光層は、電荷輸送材料と電荷発生材料を同一の層に含有する単層型感光層(図1(a))であっても、電荷発生材料を含有する電荷発生層と電荷輸送材料を含有する電荷輸送層とに分離した積層型(機能分離型)感光層(図1(b))であってもよいが、電子写真特性の観点からは積層型感光層が好ましい。なお、図1(a)及び(b)中、101は支持体、102は下引き層、103は感光層、104は電荷発生層、105は電荷輸送層を示す。以下では、積層型(機能分離型)感光層を含有する電子写真感光体について詳細に述べる。
導電性支持体は導電性を有するものであればよく、アルミニウム、ステンレス及びニッケル等の金属、又は導電層を設けた金属、プラスチック及び紙等が挙げられ、形状としては円筒状及びフィルム状等が挙げられる。特に円筒状のアルミニウムが機械強度、電子写真特性及びコストの点で優れている。これらの導電性支持体は素管のまま用いてもよいが、切削及びホーニング等の物理処理、陽極酸化処理又は酸等を用いた化学処理を施した物を用いてよい。その中でも切削又はホーニング等の物理処理を行うことにより、表面粗さをRz値で0.1μm以上3.0μm以下に処理することで、干渉縞防止機能を持たせることができる。
導電性支持体と下引き層との間に干渉縞防止層(図1中不図示)を設けることもできる。干渉縞防止層は、支持体自身に干渉縞防止機能を持たせた場合は必要ないが、導電性支持体を素管のまま用い、これに塗工により干渉縞防止層を形成することにより、簡便な方法により導電性支持体に干渉縞防止機能を付与できる。このため、生産性、コストの面から非常に有用である。干渉縞防止層は、酸化スズ、酸化インジウム、酸化チタン、硫酸バリウム等の無機粒子をフェノール樹脂等の硬化性樹脂と共に適当な溶剤に分散して塗布液を作製し、支持体上に塗工した後、加熱乾燥することで形成される。干渉縞防止層の膜厚は1μm以上40μm以下であることが好ましく、干渉縞防止能、支持体上の欠陥の被覆といった観点から、10μm以上30μm以下が更に好ましい。
支持体上もしくは干渉縞防止層上には、支持体との密着性確保、感光層の電気的破壊の保護、感光層のキャリア注入性の改良等のために下引き層が必要である。
下引き層は、有機顔料とゲル化ポリアミド樹脂からなる前記分散液を支持体もしくは干渉縞防止層上に塗工することにより形成される。その膜厚は好ましくは0.01μm以上10μm以下であり、更に好ましくは0.1μm以上5μm以下である。有機顔料を下引き層に含有させることにより、連続プリント時における電位変動を抑制することができる。
積層型感光層は、電荷発生層、電荷輸送層をこの順に下引き層上に積層したものであることが好ましい。
電荷発生層に含有される電荷発生材料としては、モノアゾ、ビスアゾ、トリスアゾ及びテトラキスアゾ等のアゾ顔料、ガリウムフタロシアニン及びチタニルフタロシアニン等のフタロシアニン系顔料、ペリレン系顔料等を用いることができる。環境変動時の特性安定性の観点から、ガリウムフタロシアニン顔料が好ましい。更に好ましくは、高感度の観点から、CuKα特性X線回折におけるブラッグ角2θ=7.4°±0.3°及び2θ=28.2°±0.3°の位置に強いピークを有する結晶型のヒドロキシガリウムフタロシアニンである。
電荷発生層の塗工液は、前記電荷発生材料を適当な溶剤を溶媒として上述の既知の分散方法にて調製される。適当な溶剤としては、例えばテトラヒドロフラン、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、メタノール、メチルセルソルブ、アセトン、ジオキサン及びN,N−ジメチルホルムアミド等が挙げられる。この時に結着剤として高分子物質を一緒に加えてもよいし、顔料と溶媒だけで予め分散した後、結着剤を加えてもよい。
結着剤としては広範な絶縁性樹脂から選択でき、またポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリビニルアントラセンやポリビニルポレン等の有機光導電性ポリマーからも選択できる。好ましくは、ポリビニルブチラール、ポリアリレート(ビスフェノールAとフタル酸の縮重合体等)、ポリカーボネート、ポリエステル、フェノキシ樹脂、ポリ酢酸ビニル、アクリル樹脂、ポリアクリルアミド樹脂等の絶縁性樹脂を挙げることができる。また、ポリアミド、ポリビニルピリジン、セルロース系樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、カゼイン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等の絶縁性樹脂を挙げることができる。
電荷発生層は上記の様な物質を含有する分散液を下引き層上に塗布後、加熱乾燥することによって形成され、その膜厚は5μm以下が好ましく、特には0.05μm以上1μm以下が好ましい。
電荷輸送層は主として電荷輸送材料と結着剤とを溶剤中に溶解させた塗料を塗工後、加熱乾燥して形成する。
用いられる電荷輸送材料としては各種のトリアリールアミン系化合物、ヒドラゾン系化合物、スチルベン系化合物、ピラゾリン系化合物、オキサゾール系化合物、チアゾール系化合物、トリアリルメタン系化合物等が挙げられる。電荷輸送材料と溶媒だけで予め分散溶解した後、結着剤を加えてもよい。また、結着剤としては上述したものを用いることができる。
電荷輸送層の膜厚は好ましくは5μm以上40μm以下であり、更に好ましくは10μm以上30μm以下である。
電荷輸送層が単一層の場合も上述したような物質を用いて同様に形成することができ、その膜厚は5μm以上40μm以下が好ましく、特には10μm以上30μm以下が好ましい。
また、本発明においては電荷輸送層上には耐久性、転写性及びクリーニング性の向上を目的として、保護層を設けてもよい(図1中不図示)。
保護層は、樹脂を有機溶剤によって溶解して得られる保護層用塗布液を塗布し、乾燥することによって形成することができる。樹脂としては、ポリビニルブチラール、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイミド、ポリアリレート、ポリウレタン、スチレン−ブタジエンコポリマー、スチレン−アクリル酸コポリマー及びスチレン−アクリロニトリルコポリマー等が挙げられる。
また、保護層に電荷輸送能を併せ持たせるために、電荷輸送能を有するモノマー材料や高分子型の電荷輸送材料を種々の架橋反応を用いて硬化させることによって保護層を形成してもよい。硬化させる反応としては、ラジカル重合、イオン重合、熱重合、光重合、放射線重合(電子線重合)、プラズマCVD法、光CVD法等が挙げられる。
更に、保護層中に導電性粒子や紫外線吸収剤、及び耐摩耗性改良剤等を含ませてもよい。導電性粒子としては、例えば、酸化錫粒子等の金属酸化物が好ましい。耐摩耗性改良剤としてはフッ素系樹脂微粉末、アルミナ、シリカ等が好ましい。
保護層の膜厚は0.5μm以上20μm以下であることが好ましく、特には1μm以上10μm以下であることが好ましい。
これら各種層の塗布方法としては、ディッピング法、スプレーコーティング法、スピンナーコーティング法、ビードコーティング法、ブレードコーティング法及びビームコーティング法等を用いることができる。
以下に、具体的な実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。ただし、本発明の実施の形態は、これらにのみ限定されるものではない。なお、実施例中の「部」は、それぞれ「質量部」を意味する。
まず、本発明の分散液の製造法について述べる。
<ゲル化ポリアミド樹脂の製造例1>
N−メトキシメチル化6ナイロン樹脂(商品名:トレジンEF−30T、ナガセケムテックス社製、重合度420、メトキシメチル化率36.8%)22.5部を、エタノール(キシダ化学製、特級)127.5部に60℃の湯浴で加熱しながら攪拌溶解させた。次いでその溶液を温度23℃、相対湿度50%の環境に12時間静置し、ゲル化ポリアミド樹脂GA−1を得た。
<ゲル化ポリアミド樹脂の製造例2>
N−メトキシメチル化6ナイロン樹脂(商品名:トレジンEF−30T、ナガセケムテックス社製、重合度420、メトキシメチル化率36.8%)15.0部を、n−ブタノール(キシダ化学製、特級)135.0部に70℃の湯浴で加熱しながら攪拌溶解させた。次いでその溶液を温度23℃、相対湿度50%の環境に12時間静置し、ゲル化ポリアミド樹脂GA−2を得た。
<ゲル化ポリアミド樹脂の製造例3>
ナイロン6−66−610−12四元ナイロン共重合体樹脂(商品名:CM8000、東レ社製)22.5部を、イソブタノール(キシダ化学製、特級)127.5部に70℃の湯浴で加熱しながら攪拌溶解させた。次いでその溶液を温度23℃、相対湿度50%の環境に12時間静置し、ゲル化ポリアミド樹脂GA−3を得た。
<ゲル化ポリアミド樹脂の製造例4>
N−メトキシメチル化6ナイロン樹脂(商品名:トレジンEF−30T、ナガセケムテックス社製、重合度420、メトキシメチル化率36.8%)15.0部を、2−プロパノール(キシダ化学製、特級)135.0部に70℃の湯浴で加熱しながら攪拌溶解させた。次いでその溶液を温度23℃、相対湿度50%の環境に12時間静置し、ゲル化ポリアミド樹脂GA−4を得た。
<ゲル化ポリアミド樹脂の製造例5>
N−メトキシメチル化6ナイロン樹脂(商品名:トレジンEF−30T、ナガセケムテックス社製、重合度420、メトキシメチル化率36.8%)15.0部を、2−ブタノール(キシダ化学製、特級)135.0部に70℃の湯浴で加熱しながら攪拌溶解させた。次いでその溶液を温度23℃、相対湿度50%の環境に12時間静置し、ゲル化ポリアミド樹脂GA−5を得た。
<ゲル化ポリアミド樹脂の製造例6>
N−メトキシメチル化6ナイロン樹脂(商品名:トレジンEF−30T、ナガセケムテックス社製、重合度420、メトキシメチル化率36.8%)15.0部を、n−プロパノール(キシダ化学製、特級)135.0部に70℃の湯浴で加熱しながら攪拌溶解させた。次いでその溶液を温度23℃、相対湿度50%の環境に12時間静置し、ゲル化ポリアミド樹脂GA−6を得た。
次に、分散液作製に関する実施例を示す。
<実施例1>
前記ゲル化ポリアミド樹脂GA−3の130.0部を篩(篩目開き0.5mm)にて押しつぶしながら濾すことで1mm以下の大きさに破砕した。これに、
イソブタノール(キシダ化学製、特級) 50.0部
下記式(2)で示されるヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料 0.098部
(CuKα特性X線回折におけるフラッグ角2θ=7.4°±0.3°及び2θ=28.2°±0.3°の位置に強いピークを有する結晶型のガリウムフタロシアニン(特許第3639691号公報に記載のもの))
を加え、分散前の混合液を得た。この混合液を、縦型サンドミルを用いて、分散媒体として平均粒径φ1.0mmのガラスビーズを500部使用し、回転数1500rpm(周速5.5m/s)で4時間分散して、分散液1−1を得た。分散液1−1に、イソブタノール(キシダ化学製、特級)441.5部、プロピレングリコールモノプロピルエーテル(東邦化学工業製)31.7部を加えて希釈し、分散液1−Aを得た。
遠心沈降式粒度分布測定装置 CAPA−700(堀場製作所製)を用いて、下記測定条件のもとに、前記分散液1−Aの室温状態(23℃)の平均粒径(メジアン径)を測定した。また、分散液1−Aを40℃の恒温槽に1時間保管後、同様にして粒径を測定した。結果を表1に示す。
<分散液粒径の測定条件>
(粒径算出条件)
演算方法:体積基準
沈降距離:ΔX=10mm
吸光係数補正:補正なし
(測定条件)
溶媒 エタノール
DISP.VISC. 1.20mPa・s
DISP.DENS. 0.79g/cc
SAMP.DENS. 1.20g/cc
D(MAX) 1.00μm
D(MIN) 0.10μm
D(DIV) 0.05μm
SPEED 7000rpm
<実施例2>
前記ゲル化ポリアミド樹脂としてGA−4、イソブタノールの代わりに2−プロパノ−ル(キシダ化学製、特級)、プロピレングリコールモノプロピルエーテルの代わりにプロピレングリコールモノエチルエーテル(東邦化学工業製)を用いた。それ以外は、実施例1と同様にして分散及び希釈を実施し、分散液2−Aを得た。分散液2−Aに対して、上述の粒径測定を行なった。結果を表1に示す。
<実施例3>
前記ゲル化ポリアミド樹脂GA−1の130.0部を篩(篩目開き0.5mm)にて押しつぶしながら濾すことで1mm以下の大きさに破砕した。これに、エタノール(キシダ化学製、特級)を16.2部、上記式(2)で示されるヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料を0.098部加え、分散前の混合液を得た。この混合液を、縦型サンドミルを用いて、分散媒体として平均粒径φ1.0mmのガラスビーズを500部使用し、回転数1500rpm(周速5.5m/s)で4時間分散して、分散液3−1を得た。
分散液3−1に、エタノール(キシダ化学製、特級)459.8部、プロピレングリコールモノエチルエーテル(キシダ化学製)32.7部を加えて希釈し、分散液3−Aを得た。分散液3−Aに対して、上述の粒径測定を行なった。結果を表1に示す。
<実施例4>
前記ゲル化ポリアミド樹脂GA−5の130.0部を篩(篩目開き0.5mm)にて押しつぶしながら濾すことで1mm以下の大きさに破砕した。これに、2−ブタノール(キシダ化学製、特級)を50.0部、上記式(2)で示されるヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料を0.098部加え、分散前の混合液を得た。この混合液を、縦型サンドミルを用いて、分散媒体として平均粒径φ1.0mmのガラスビーズを500部使用し、回転数1500rpm(周速5.5m/s)で4時間分散して、分散液4−1を得た。
分散液4−1に、2−ブタノール(キシダ化学製、特級)213.2部、プロピレングリコールモノエチルエーテル(キシダ化学製)42.2部を加えて希釈し、分散液4−Aを得た。分散液4−Aに対して、上述の粒径測定を行なった。結果を表1に示す。
<実施例5>
前記ゲル化ポリアミド樹脂GA−5の130.0部を篩(篩目開き0.5mm)にて押しつぶしながら濾すことで1mm以下の大きさに破砕した。これに、2−ブタノール(キシダ化学製、特級)を9.7部、上記式(2)で示されるヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料を0.065部加え、分散前の混合液を得た。この混合液を、縦型サンドミルを用いて、分散媒体として平均粒径φ1.0mmのガラスビーズを500部使用し、回転数1500rpm(周速5.5m/s)で4時間分散して、分散液5−1を得た。
分散液5−1に、プロピレングリコールモノエチルエーテル(キシダ化学製)295.7部を加えて希釈し、分散液5−Aを得た。分散液5−Aに対して、上述の粒径測定を行なった。結果を表1に示す。
<実施例6>
前記ゲル化ポリアミド樹脂GA−1の130.0部を篩(篩目開き0.5mm)にて押しつぶしながら濾すことで1mm以下の大きさに破砕した。これに、エタノール(キシダ化学製、特級)を50.0部、上記式(2)で示されるヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料を0.098部加え、分散前の混合液を得た。この混合液を、縦型サンドミルを用いて、分散媒体として平均粒径φ1.0mmのガラスビーズを500部使用し、回転数1500rpm(周速5.5m/s)で4時間分散して、分散液6−1を得た。
分散液6−1に、エタノール(キシダ化学製、特級)219.7部、プロピレングリコールモノブチルエーテル(東邦化学工業製)253.5部を加えて希釈し、分散液6−Aを得た。分散液6−Aに対して、上述の粒径測定を行なった。結果を表1に示す。
<実施例7>
前記ゲル化ポリアミド樹脂GA−5の130.0部を篩(篩目開き0.5mm)にて押しつぶしながら濾すことで1mm以下の大きさに破砕した。これに、2−ブタノール(キシダ化学製、特級)を50.0部、上記式(2)で示されるヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料を0.065部加え、分散前の混合液を得た。この混合液を、縦型サンドミルを用いて、分散媒体として平均粒径φ1.0mmのガラスビーズを500部使用し、回転数1500rpm(周速5.5m/s)で4時間分散して、分散液7−1を得た。
分散液7−1に、2−ブタノール(キシダ化学製、特級)170.9部、プロピレングリコールモノメチルエーテル(キシダ化学製、1級)84.5部を加えて希釈し、分散液7−Aを得た。分散液7−Aに対して、上述の粒径測定を行なった。結果を表1に示す。
<実施例8>
前記ゲル化ポリアミド樹脂GA−1の130.0部を篩(篩目開き0.5mm)にて押しつぶしながら濾すことで1mm以下の大きさに破砕した。これに、エタノール(キシダ化学製、特級)を50.0部、上記式(2)で示されるヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料を0.098部加え、分散前の混合液を得た。この混合液を、縦型サンドミルを用いて、分散媒体として平均粒径φ1.0mmのガラスビーズを500部使用し、回転数1500rpm(周速5.5m/s)で4時間分散して、分散液8−1を得た。
分散液8−1に、エタノール(キシダ化学製、特級)346.4部、プロピレングリコールモノメチルエーテル(キシダ化学製、1級)126.7部を加えて希釈し、分散液8−Aを得た。分散液8−Aに対して、上述の粒径測定を行なった。結果を表1に示す。
<実施例9>
前記ゲル化ポリアミド樹脂GA−1の130.0部を篩(篩目開き0.5mm)にて押しつぶしながら濾すことで1mm以下の大きさに破砕した。これに、エタノール(キシダ化学製、特級)を50.0部、上記式(2)で示されるヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料を0.098部加え、分散前の混合液を得た。この混合液を、縦型サンドミルを用いて、分散媒体として平均粒径φ1.0mmのガラスビーズを500部使用し、回転数1500rpm(周速5.5m/s)で4時間分散して、分散液9−1を得た。
分散液9−1に、エタノール(キシダ化学製、特級)219.7部、プロピレングリコールモノメチルエーテル(キシダ化学製、1級)253.5部を加えて希釈し、分散液9−Aを得た。分散液9−Aに対して、上述の粒径測定を行なった。結果を表1に示す。
<実施例10>
前記ゲル化ポリアミド樹脂GA−1の130.0部を篩(篩目開き0.5mm)にて押しつぶしながら濾すことで1mm以下の大きさに破砕した。これに、エタノール(キシダ化学製、特級)を50.0部、上記式(2)で示されるヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料を0.098部加え、分散前の混合液を得た。この混合液を、縦型サンドミルを用いて、分散媒体として平均粒径φ1.0mmのガラスビーズを500部使用し、回転数1500rpm(周速5.5m/s)で4時間分散して、分散液10−1を得た。
分散液10−1に、エタノール(キシダ化学製、特級)93.0部、プロピレングリコールモノメチルエーテル(キシダ化学製、1級)380.2部を加えて希釈し、分散液10−Aを得た。分散液10−Aに対して、上述の粒径測定を行なった。結果を表1に示す。
<実施例11>
前記ゲル化ポリアミド樹脂GA−6の130.0部を篩(篩目開き0.5mm)にて押しつぶしながら濾すことで1mm以下の大きさに破砕した。これに、n−プロパノール(キシダ化学製、特級)を50.0部、上記式(2)で示されるヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料を0.098部加え、分散前の混合液を得た。この混合液を、縦型サンドミルを用いて、分散媒体として平均粒径φ1.0mmのガラスビーズを500部使用し、回転数1500rpm(周速5.5m/s)で4時間分散して、分散液11−1を得た。
分散液11−1に、n−プロパノール(キシダ化学製、特級)170.9部、プロピレングリコールモノメチルエーテル(キシダ化学製、1級)84.5部を加えて希釈し、分散液11−Aを得た。分散液11−Aに対して、上述の粒径測定を行なった。結果を表1に示す。
<実施例12>
前記ゲル化ポリアミド樹脂としてGA−2、n−プロパノールの代わりにn−ブタノール(キシダ化学製、特級)、を用いた以外は、実施例11と同様にして分散及び希釈を実施し、分散液12−Aを得た。分散液12−Aに対して、上述の粒径測定を行なった。結果を表1に示す。
<実施例13>
前記ゲル化ポリアミド樹脂GA−1の130.0部を篩(篩目開き0.5mm)にて押しつぶしながら濾すことで1mm以下の大きさに破砕した。これに、
エタノール(キシダ化学製、特級) 50.0部
下記式(3)で示されるジアゾ化合物 0.130部
とを加え、分散前の混合液を得た。この混合液を、縦型サンドミルを用いて、分散媒体として平均粒径φ1.0mmのガラスビーズを500部使用し、回転数1500rpm(周速5.5m/s)で4時間分散して、分散液13−1を得た。
分散液13−1に、エタノール(キシダ化学製、特級)220.3部、プロピレングリコールモノメチルエーテル(キシダ化学製、1級)253.9部を加えて希釈し、分散液13−Aを得た。分散液13−Aに対して、上述の粒径測定を行なった。結果を表1に示す。
<実施例14>
上記式(3)で示されるジアゾ化合物を0.195部、分散後の希釈溶剤として、エタノール(キシダ化学製、特級)221.6部、プロピレングリコールモノメチルエーテル(キシダ化学製、1級)254.7部を用いた。それ以外は、実施例13と同様にして分散及び希釈を実施し、分散液14−Aを得た。結果を表1に示す。
<実施例15>
上記式(3)で示されるジアゾ化合物を6.50部、分散後の希釈溶剤として、エタノール(キシダ化学製、特級)343.9部、プロピレングリコールモノメチルエーテル(キシダ化学製、1級)336.3部を用いた。それ以外は、実施例13と同様にして分散及び希釈を実施し、分散液15−Aを得た。結果を表1に示す。
<実施例16>
上記式(3)で示されるジアゾ化合物を6.50部、分散後の希釈溶剤として、エタノール(キシダ化学製、特級)91.7部、プロピレングリコールモノメチルエーテル(キシダ化学製、1級)588.5部を用いた。それ以外は、実施例13と同様にして分散及び希釈を実施し、分散液16−Aを得た。結果を表1に示す。
<実施例17>
上記式(3)で示されるジアゾ化合物を6.50部、分散後の希釈溶剤として、エタノール(キシダ化学製、特級)596.1部、プロピレングリコールモノメチルエーテル(キシダ化学製、1級)84.1部を用いた。それ以外は、実施例13と同様にして分散及び希釈を実施し、分散液17−Aを得た。結果を表1に示す。
<実施例18>
前記ゲル化ポリアミド樹脂GA−1の80.0部を篩(篩目開き0.5mm)にて押しつぶしながら濾すことで1mm以下の大きさに破砕した。これに、エタノール(キシダ化学製、特級)を100.0部、上記式(3)で示されるジアゾ化合物を12.0部加え、分散前の混合液を得た。この混合液を、縦型サンドミルを用いて、分散媒体として平均粒径φ1.0mmのガラスビーズを500部使用し、回転数1500rpm(周速5.5m/s)で4時間分散して、分散液18−1を得た。
分散液18−1に、エタノール(キシダ化学製、特級)530.4部、プロピレングリコールモノメチルエーテル(キシダ化学製、1級)253.9部を加えて希釈し、分散液18−Aを得た。分散液18−Aに対して、上述の粒径測定を行なった。結果を表1に示す。
<実施例19>
前記ゲル化ポリアミド樹脂GA−1の60.0部を篩(篩目開き0.5mm)にて押しつぶしながら濾すことで1mm以下の大きさに破砕した。これに、エタノール(キシダ化学製、特級)を150.0部、上記式(3)で示されるジアゾ化合物を18.0部加え、分散前の混合液を得た。この混合液を、縦型サンドミルを用いて、分散媒体として平均粒径φ1.0mmのガラスビーズを500部使用し、回転数1500rpm(周速5.5m/s)で4時間分散して、分散液19−1を得た。
分散液19−1に、エタノール(キシダ化学製、特級)322.8部、プロピレングリコールモノメチルエーテル(キシダ化学製、1級)349.2部を加えて希釈し、分散液19−Aを得た。分散液19−Aに対して、上述の粒径測定を行なった。結果を表1に示す。
<実施例20>
前記ゲル化ポリアミド樹脂GA−1の40.0部を篩(篩目開き0.5mm)にて押しつぶしながら濾すことで1mm以下の大きさに破砕した。これに、エタノール(キシダ化学製、特級)を150.0部、上記式(3)で示されるジアゾ化合物を18.0部加え、分散前の混合液を得た。この混合液を、縦型サンドミルを用いて、分散媒体として平均粒径φ1.0mmのガラスビーズを500部使用し、回転数1500rpm(周速5.5m/s)で4時間分散して、分散液20−1を得た。
分散液20−1に、エタノール(キシダ化学製、特級)281.6部、プロピレングリコールモノメチルエーテル(キシダ化学製、1級)310.4部を加えて希釈し、分散液20−Aを得た。分散液20−Aに対して、上述の粒径測定を行なった。結果を表1に示す。
<実施例21>
上記式(3)で示されるジアゾ化合物の代わりに、下記式(4)で示されるジアゾ化合物を用いた以外は、実施例13と同様にして分散及び希釈を実施し、分散液21−Aを得た。分散液21−Aに対して、上述の粒径測定を行なった。結果を表1に示す。
<比較例1>
プロピレングリコールモノメチルエーテルの代わりに、プロピレングリコールジメチルエーテルを用いた以外は、実施例8と同様にして分散及び希釈を実施し、分散液1−Xを得た。結果を表1に示す。
<比較例2>
プロピレングリコールモノメチルエーテルの代わりに、エチレングリコールモノメチルエーテルを用いた以外は、実施例8と同様にして分散及び希釈を実施し、分散液2−Xを得た。分散液2−Xに対して、上述の粒径測定を行なった。結果を表1に示す。
<比較例3>
N−メトキシメチル化6ナイロン樹脂(商品名:トレジンEF−30T、ナガセケムテックス社製、重合度420、メトキシメチル化率36.8%)19.5部を、エタノール(キシダ化学製、特級)370.5部に60℃の湯浴で加熱しながら攪拌溶解させた。その後、放冷し、ポリアミド樹脂エタノール溶液を得た。これに、上記式(3)で示されるジアゾ化合物6.5部を加え、分散前の混合液を得た。この混合液を、縦型サンドミルを用いて、分散媒体として平均粒径φ1.0mmのガラスビーズを500部使用し、回転数1500rpm(周速5.5m/s)で4時間分散して、分散液3−11を得た。分散液3−11に、エタノール(キシダ化学製、特級)301.9部、プロピレングリコールモノメチルエーテル(キシダ化学製、1級)168.1部を加えて希釈し、分散液3−Xを得た。分散液3−Xに対して、上述の粒径測定を行なった。結果を表1に示す。
更に次いで、上記で得られた分散液1−A乃至20−A、及び1−X、2−X、3−Xを用いて、電子写真感光体を作製した。
<電子写真感光体の作製実施例22>
酸化スズで被覆した酸化チタン粉体 50部
(商品名クロノスECT−62、チタン工業社製)
レゾール型フェノール樹脂 25部
メチルセロソルブ 20部
球状シリコーン樹脂粉末 3.8部
(商品名トスパール120、東芝シリコーン社製)
メタノール 5部
シリコーンオイル 0.002部
(ポリジメチルシロキサン・ポリオキシアルキレン共重合体、平均分子量3000)
上記構成で、直径0.8mmのガラスビーズを用いたサンドミル装置で2時間分散して、干渉縞防止層用塗布液を調製した。導電性支持体としてのアルミニウムシリンダー(直径30mm、引き抜き管)上に、この塗布液を浸漬塗布し、140℃で30分間乾燥させ、膜厚が15μmの干渉縞防止層を形成した。
得られた干渉縞防止層上に前記分散液1−Aを浸漬塗布し、100℃で10分間乾燥して、膜厚が0.5μmの下引き層を形成し、下引き層塗布シリンダC−1を得た。この浸漬塗布の干渉縞防止層が形成されたアルミニウムシリンダーの温度は、40℃であった。
次に、
上記式(2)で示されるヒドロキシガリウムフタロシアニン 10部
下記式(5)で示される化合物 0.1部
とポリビニルブチラール樹脂(商品名:エスレックBX−1、積水化学工業社製)5部をシクロヘキサノン250部に添加し、直径0.8mmのガラスビーズを用いたサンドミル装置で3時間分散した。CuKα特性X線回折におけるブラッグ角(2θ±0.2°)の7.5°、9.9°、16.3°、18.6°、25.1°及び28.3°の位置に強いピークを有する結晶形のヒドロキシガリウムフタロシアニン分散液を得た。これにシクロヘキサノン100部と酢酸エチル450部を更に加えて希釈して電荷発生層用塗布液を得た。得られた塗布液を下引き層上に浸漬塗布し、100℃で10分間乾燥することにより、膜厚が0.18μmの電荷発生層を形成した。
次に、下記式(6)で示される電荷輸送材料10部、
ポリカーボネート樹脂(商品名:ユーピロンZ−200、三菱エンジニアリングプラスチックス社製)10部をモノクロロベンゼン70部に溶解した。得られた溶液を電荷発生層上に浸漬塗布し、110℃で1時間乾燥することにより、膜厚25μmの電荷輸送層を形成し、電子写真感光体D−1を作製した。
<電子写真感光体の作製実施例23乃至42>
得られた干渉縞防止層上に塗布する分散液を、1−Aから2−A乃至21−Aに変えた以外は電子写真感光体の作製例1と同様にして、下引き層塗布シリンダC−2乃至C−21、電子写真感光体D−2乃至D−21を作製した。
<電子写真感光体の作製比較例4乃至6>
得られた干渉縞防止層上に塗布する分散液を、1−Aから1−X、2−X、3−Xに変えた以外は電子写真感光体の作製実施例1と同様にして下引き層塗布シリンダ1−Y、2−Y、3−Y、電子写真感光体1−Z、2−Z、3−Zを作製した。
(下引き層ムラ評価例)
<実施例22乃至42>
上記で作製した下引き層塗布シリンダC−1乃至C−21に対して、下引き層塗布面を目視することにより、下引き層膜ムラ有無を評価した。目視評価結果は、下記判断基準のもと行なった。結果を表2に示す。
(下引き層膜ムラ判断基準)
1・・・ムラなし
2・・・約2mm幅未満の長軸方向の薄いムラが1箇所
3・・・約2mm幅の長軸方向の薄いムラが1箇所以上
4・・・3mm以上幅の長軸方向のムラ
<比較例4乃至6>
上記で作製した下引き層塗布シリンダ1−Y、2−Y、3−Yに対して、下引き層塗布面を目視することにより、下引き層膜ムラ有無を評価した。評価結果の判定は、上述の実施例22乃至42と同等とした。結果を表2に示す。
(感光体ムラ評価例)
<実施例22乃至42>
次に、キヤノン(株)製デジタル複写機IR−400に作製した電子写真感光体D−1乃至D−21を装着して画像評価を行なった。
評価結果は、画像上にムラが全く認められないものを「ムラ無し」、画像上にムラが認められるものを「一部ムラ有り」、画像上にムラが認められるものを「全面ムラ有り」とした。結果を表2に示す。
<比較例4乃至6>
実施例22と同様に、キヤノン(株)製デジタル複写機IR−400に作製した電子写真感光体1−Z、2−Z、3−Zを装着して画像評価を行なった。評価結果の判定は、実施例22乃至42と同等とした。結果を表2に示す。
表1から明らかなように、有機顔料とゲル化ポリアミド樹脂と溶剤とで調製され、かつ、エーテル基を有する第2級アルコールを含有させて得られる分散液の実施例1乃至21は、有機顔料及びゲル化していないポリアミド樹脂を分散して得られる分散液を用いた電子写真感光体の比較例3、及びエーテル基を有する第2級アルコールではないアルコールを含有する比較例1、2と比べて、室温、加温時における分散液の安定性に優れることが判る。
また、表2から明らかなように、有機顔料とゲル化ポリアミド樹脂と溶剤とで調製され、かつ、エーテル基を有する第2級アルコールを含有させて得られる分散液の実施例22乃至42は、有機顔料及びゲル化していないポリアミド樹脂を分散して得られる分散液を用いた電子写真感光体の比較例6、及びエーテル基を有する第2級アルコールではないアルコールを含有する比較例4、5と比べて、下引き層シリンダ及び電子写真感光体の目視確認結果において塗工膜ムラが抑制されていることが判る。
感光層の構成を示す図である。 本発明の電子写真感光体を有するプロセスカートリッジを備えた電子写真装置の概略構成の一例を示す図である。
符号の説明
101 支持体
102 下引き層
103 感光層
104 電荷発生層
105 電荷輸送層
1 電子写真感光体
2 軸
3 帯電手段
4 露光光
5 現像手段
6 転写手段
7 転写材
8 定着手段
9 クリーニング手段
10 前露光光
11 プロセスカートリッジ
12 案内手段

Claims (8)

  1. 有機顔料とゲル化ポリアミド樹脂とを溶剤中に分散させて得られる電子写真感光体用分散液であって、
    該ゲル化ポリアミド樹脂が、ゲル化させたN−メトキシメチル化6ナイロン又はゲル化させたナイロン6−66−610−12の4元ナイロン共重合体であり、
    該溶剤が、炭素数1乃至6の直鎖または分枝鎖をもつアルコールとエーテル基を有する第2級アルコールを含
    ことを特徴とする電子写真感光体用分散液。
  2. 前記エーテル基を有する第2級アルコールの含有量が、前記電子写真感光体用分散液の全質量に対して10質量%以上70質量%以下である請求項1に記載の電子写真感光体用分散液。
  3. 前記エーテル基を有する第2級アルコールが、プロピレングリコールモノメチルエーテルである請求項1又は2に記載の電子写真感光体用分散液。
  4. 前記炭素数1乃至6の直鎖アルコールの少なくとも一種が、エタノール、n−プロパノール又はn−ブタノールである請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子写真感光体用分散液。
  5. 前記有機顔料が、アゾ顔料、およびフタロシアニン系顔料からなる群より選択される少なくとも1種である請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電子写真感光体分散液。
  6. 前記アゾ顔料が、下記一般式(1)で示されるアゾ顔料である請求項5に記載の電子写真感光体用分散液。

    (一般式(1)中、Ar及びArはそれぞれ独立に置換もしくは無置換のアリール基を示す。Xはビニレン基又はp−フェニレン基を示す。nは0又は1を示す。)
  7. 前記電子写真感光体用分散液中の前記有機顔料の質量(P)と前記ゲル化ポリアミド樹脂の質量(B)との質量比(P/B)が、1/100以上2/1以下である請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電子写真感光体用分散液。
  8. 支持体上に下引き層及び感光層をこの順に形成して電子写真感光体を製造する方法において、
    求項1乃至のいずれか1項に記載の電子写真感光体用分散液を用いて該下引き層を形成することを特徴とする電子写真感光体の製造方法。
JP2008248211A 2008-09-26 2008-09-26 電子写真感光体用分散液及び電子写真感光体の製造方法 Active JP5349882B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008248211A JP5349882B2 (ja) 2008-09-26 2008-09-26 電子写真感光体用分散液及び電子写真感光体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008248211A JP5349882B2 (ja) 2008-09-26 2008-09-26 電子写真感光体用分散液及び電子写真感光体の製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2010079015A JP2010079015A (ja) 2010-04-08
JP2010079015A5 JP2010079015A5 (ja) 2011-11-10
JP5349882B2 true JP5349882B2 (ja) 2013-11-20

Family

ID=42209525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008248211A Active JP5349882B2 (ja) 2008-09-26 2008-09-26 電子写真感光体用分散液及び電子写真感光体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5349882B2 (ja)

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3624611B2 (ja) * 1996-01-18 2005-03-02 富士ゼロックス株式会社 電子写真感光体
JPH10301317A (ja) * 1997-04-30 1998-11-13 Minolta Co Ltd 電子写真感光体
JP2002091044A (ja) * 2000-09-12 2002-03-27 Mitsubishi Chemicals Corp 電子写真感光体
JP4312172B2 (ja) * 2005-05-23 2009-08-12 京セラミタ株式会社 積層型電子写真感光体及び積層型電子写真感光体の製造方法
JP4416696B2 (ja) * 2005-05-25 2010-02-17 キヤノン株式会社 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置
JP2008026481A (ja) * 2006-07-19 2008-02-07 Canon Inc 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置
JP2008139372A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Kyocera Mita Corp 積層型電子写真感光体及び画像形成装置
JP5268475B2 (ja) * 2008-07-28 2013-08-21 キヤノン株式会社 電子写真感光体用塗布液の調製方法及び電子写真感光体の製造方法
JP5268474B2 (ja) * 2008-07-28 2013-08-21 キヤノン株式会社 電子写真感光体用塗布液の調製方法及び電子写真感光体の製造方法
JP2010078667A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Canon Inc 電子写真装置及びプロセスカートリッジ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010079015A (ja) 2010-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5054238B1 (ja) 電子写真感光体の製造方法
JP4743921B1 (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置
JP2013083909A (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置、ならびに、電子写真感光体の製造方法
JP2014160224A (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置、ならびに、電子写真感光体の製造方法
JP2016148845A (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置
JP4505513B2 (ja) 電子写真感光体下引き層用塗布液、電子写真感光体および画像形成装置
JP2012032458A (ja) 水性塗布液、電子写真感光体の製造方法及び電子写真感光体
JP2007148357A (ja) 積層型電子写真感光体、その製造方法および下引き層塗布液
US10921723B2 (en) Electrophotographic photosensitive member, process cartridge, and electrophotographic apparatus
JP6370072B2 (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置
JP5349882B2 (ja) 電子写真感光体用分散液及び電子写真感光体の製造方法
JP3714838B2 (ja) 電子写真感光体下引き層用塗布液およびそれを用いた電子写真感光体の製造方法ならびに電子写真感光体
JP6995588B2 (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置
JP5371198B2 (ja) 分散液の製造方法、及び、電子写真感光体の製造方法
JP5268475B2 (ja) 電子写真感光体用塗布液の調製方法及び電子写真感光体の製造方法
JP5435917B2 (ja) 電子写真感光体用分散液の調製方法、及び電子写真感光体の製造方法
JP5534786B2 (ja) 電子写真感光体の製造方法
JP2017161718A (ja) 電子写真感光体、画像形成装置、及びカートリッジ
JP5268474B2 (ja) 電子写真感光体用塗布液の調製方法及び電子写真感光体の製造方法
US9964868B2 (en) Electrophotographic photoreceptor, electrophotographic photoreceptor cartridge, and image forming apparatus
JP3072674B2 (ja) 電子写真感光体
JP5483849B2 (ja) 電子写真感光体用塗布液の作製方法、及び電子写真感光体の製造方法
JP2002148826A (ja) 電子写真感光体、電子写真感光体用塗布液およびその製造方法、これを用いた画像形成装置
JPH10148959A (ja) 電子写真感光体及びその製造方法、並びに下引き層形成用塗布液
JP4839413B1 (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100201

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20100630

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110926

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110926

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130423

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130723

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130821

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5349882

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151