JPH1012364A - Cvd装置用サセプタ及び高周波誘導加熱装置を有するcvd装置 - Google Patents

Cvd装置用サセプタ及び高周波誘導加熱装置を有するcvd装置

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JPH1012364A
JPH1012364A JP15710596A JP15710596A JPH1012364A JP H1012364 A JPH1012364 A JP H1012364A JP 15710596 A JP15710596 A JP 15710596A JP 15710596 A JP15710596 A JP 15710596A JP H1012364 A JPH1012364 A JP H1012364A
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    • C23C16/00Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
    • C23C16/44Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CVDコールドウオール法で誘導加熱型サセ
プタにより基板を加熱する場合、直径3インチ以上の基
板を1300℃以上の高温でも、基板面内で均一に加熱
を行い、また基板/サセプタ接触面と結晶成長面間の温
度均一化を行って、良質なエピタキシャル結晶を得る。 【解決手段】 高周波誘導加熱装置を備えたCVD装置
は、高周波コイルにより発生する磁界と平行方向に、且
つ基板を支える面と反対側に溝構造を持つサセプタを有
し、この溝構造は円柱形をなすサセプタ形状と同軸のリ
ング形状である。 【効果】 基板を支える面での温度分布が均一となり、
基板面内で均一に基板加熱することが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造等にお
いてCVD(化学気相堆積)法を用いた装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、高電圧及び高電流を制御、変換す
るパワーデバイスが電力、交通、家電等広範囲に渡り利
用されているが、その更なる高性能化や省エネルギー等
のための低損失化が求められている。さらに、宇宙、地
底、深海など過酷な環境下においても安定的に使用可能
な制御デバイスが要求されている。
【0003】パワーデバイスの半導体材料として、従来
よりシリコン(Si)が使用されている。LSI加工技
術を利用し、デバイス構造を工夫すること等によりシリ
コンデバイス性能を向上させてきたが、最近ではデバイ
ス性能がシリコン材料そのものから予想される理論的限
界に近づきつつある(例えば、M.Bhatnagar
他;IEEE TRANSACTIONS ON EL
ECTRON DEVICES,VOL.40,NO.
3,1993,P645−655)。
【0004】また、高温、高圧等の過酷な環境下におい
ては、電気的特性及び力学的、化学的安定性から、シリ
コンをデバイス材料として使用するのは実質上不可能で
ある。最近の上記パワーデバイス分野及び過酷な環境下
での使用に耐えるデバイス分野で、電気的特性及び力学
的、化学的安定性から、シリコンカーバイト(シリコン
C)がシリコンに代わる材料として注目されている。
【0005】シリコンカーバイトをシリコンに代わる材
料とするパワーデバイス研究では、例えばC.Y.Ya
ng他編の「Amorphous and Cryst
alline Silicon Carbide」(S
pringer−Verlag,1992)のP40−
P119にあるように、シリコンカーバイトを半導体材
料としたデバイスを製造する技術としてCVD法が頻繁
に使用されている。
【0006】CVD法はエピタキシャル薄膜などを作製
する一つの方法であり、その他エピタキシャル薄膜を作
製する方法としてスパッタ法、電子ビーム法、分子イオ
ンエピタキシャル法等があるが、CVD法は量産性にお
いて優れている。通常、熱CVD法によりシリコンカー
バイトをエピタキシャル成長させる場合、高温まで基板
を加熱する必要があり、その基板を1300℃以上に保
持する必要がある(例えば、M.M.Rahman他
編;Amorphous and Crystalli
ne Silicon Carbide「(Sprin
ger−Verlag,1989)P14−P19)。
熱CVD法において、反応管を加熱せずに基板を加熱す
る方法をコールドウオール法という。コールドウオール
法では、基板を含めたその近傍のみが発熱するため、反
応管の内壁や雰囲気は加熱されず、パーティクルの発生
が極端に抑制される(化学工学会編;CVDハンドブッ
ク(朝倉書店、1991、540P))。
【0007】このような特長から、シリコンカーバイト
をCVD法により作製する場合、コールドウオール法が
頻繁に使用されている。コールドウオール法では、基板
温度を高温に保持する手段として、グラファイトからな
るサセプタ上に基板を接触させ、高周波誘導によりサセ
プタを加熱することにより基板を高温に加熱保持する方
法がある。また、この方法では3インチ基板以上等の大
きな基板の加熱も可能である。コールドウオールCVD
法で基板を1300℃以上に保持するその他の加熱法と
して、サセプタに電流を流すことにより加熱する抵抗加
熱法があるが技術的に確立されているとは言えず、安定
的な高温保持を期待できない。従って、現在、基板を1
300℃以上に保持する一番確実な方法は、高周波誘導
によるサセプタ加熱であると言える。
【0008】通常使用される図2の(a)に示すサセプ
タ1’の形状では、サセプタ1’内に侵入する磁界がサ
セプタ外側の一部であり、それによる渦電流も限られた
領域のみで流れる。発熱はこの渦電流とサセプタの電気
抵抗によるジュール発熱により生じるため、サセプタ
1’内での発熱領域もサセプタ外側の限られた領域とな
る。通常、サセプタ1’の材料としてグラファイトが使
用されるが、誘導周波数が数10KHzの場合、磁界の
グラファイト製サセプタ1’への侵入深さは約1cm程
度となる。サセプタ1’の直径が大きくなると、サセプ
タ中央付近に渦電流が流れない領域が生じる。
【0009】また、サセプタ外部へは熱輻射による熱放
出があるため、図2の(a)のような単純なサセプタ構
造の場合、サセプタ中央付近の温度が低くなる。実際、
本発明者らが図2の(a)で示した形状と同形状で、大
きさが3インチ基板を載せることが可能な、グラファイ
トからなるサセプタを20Torrの真空中で周波数2
3KHz、出力約30KWの高周波コイルにより加熱を
行い、基板を載せるサセプタ表面の温度分布を測定した
結果では、中央部と外側での温度差が約50℃(3.6
%)であった。
【0010】例えば、化学工学会編の「CVDハンドブ
ック」(朝倉書店、1991)のP26−P27にある
ように、エピタキシャル成長を行う場合、このような温
度差が有ると均一な特性を持った成長膜を得ることはで
きない。少なくとも3インチ基板を載せることが可能な
大きさを持つサセプタでは、図2の(a)にあるような
単純なサセプタ構造で均一な温度分布を得るのは不可能
である。
【0011】一方、量産性という観点からCVD法の特
長を生かすには、大きな基板を使用する必要がある。従
って、CVD法でシリコンカーバイトを作製する場合の
ように、非常に高い温度を必要とする場合、図2の
(a)に示した単純なサセプタ構造では良好な成長膜を
得ることは非常に困難であり、サセプタ構造において新
しい発明が必要である。
【0012】従来においても、誘導加熱型サセプタの形
状に工夫を加えることにより均一な温度分布を狙った技
術がある。例えば、図2の(b)に示すように、特開昭
56−141198号公報には、基板を載せる面2と反
対面に凹部2aを設け、その凹部2aに誘導発熱体3を
埋め込むことが記載されている。しかし、先に述べたよ
うに、磁界はサセプタ外周辺付近のみしか侵入せず、た
とえサセプタ内部に抵抗率の分布を設けることができて
も、そこには僅かの渦電流しか流れず、従って、抵抗率
変化による発熱変化も僅かであり、基板を載せる面2上
での温度均一化には少しの効果しかない。この方法で
は、3インチ以上のサセプタ1’においては、温度均一
性を高める効果は期待できない。
【0013】図2の(c)は、特開平4−14216号
公報に記載された従来例で、誘導加熱型サセプタ1’で
の基板接触面2に溝4等を設けることにより接触面積に
動径方向分布を持たせ、サセプタ1’に生じている温度
分布を相殺するようにしたものである。しかし、サセプ
タ1’と基板との接触面積が小さくなることにより、サ
セプタ1’上の基板温度を高温に維持することは非常に
困難となる。従って、この従来例では、1300℃以上
を必要とする、CVD法によるシリコンカーバイトエピ
タキシャル成長は不可能となる。
【0014】図2の(d)は、特開平4−14216号
公報に記載された従来例で、誘導加熱型サセプタにおい
てサセプタ内部の中心から周辺に向かって誘電率を大き
くする(例えば、サセプタ周辺部を図2の(d)のよう
に誘電体で覆う)ことにより、サセプタ周辺部の発熱効
率を小さくしてより均一な温度分布を得るものである。
先に述べたように、磁界はサセプタ周辺から内部に高々
1cm程度侵入するのみで、磁界による渦電流も同じ侵
入長である。従って、直径2インチ程度のサセプタで
は、中心から周辺に向かって誘電率を大きくすることに
より、サセプタ周辺部の発熱効率を小さくしても、内部
には電流が流れず発熱が生じることはない。従って、図
2の(d)に示される従来例は、直径が1インチ程度の
サセプタでしか有効でない。
【0015】基板面内での温度均一化は、量産性という
観点から重要であるが、良質なCVDエピタキシャル膜
を作製するには、基板/サセプタ接触面2と結晶成長面
2’間の温度均一化が重要である。基板/サセプタ接触
面2と結晶成長面2’との間の温度差が大きい場合、熱
膨張率の相違から基板形状が大きく変化する。CVDコ
ールドウオール法において、約1300℃以上の高温で
基板を加熱する場合、基板或いは加熱体とその周囲雰囲
気ガスとの温度差が大きいため、大きな熱エネルギーが
基板或いは加熱体から外部へ放出される。基板表面或い
は加熱体表面温度とその内部の温度差は、高温で特に大
きくなる。このような高温では、基板形状が大きく変化
してエピタキシャル結晶成長に大きな影響を及ぼす。従
来のCVDコールドウオール法では、約1300℃以上
に基板を加熱する場合が少なく、このような基板形状の
変化が大きな問題となることはなかった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、CV
Dコールドウオール法において、誘導加熱型サセプタに
より基板を加熱する場合、上記従来技術では、大きさが
3インチ程度以上の基板を1300℃以上の高温で面内
均一に加熱することは不可能であった。
【0017】また、従来のCVDコールドウオール法に
おいては、約1300℃以上の高温で基板を加熱する場
合が少なく、基板/サセプタ接触面と結晶成長面間の温
度不均一性が大きな問題にならなかった。しかし、約1
300℃以上の高温で基板を加熱する場合、基板形状が
変化して良質なエピタキシャル結晶を得ることが困難と
なる。
【0018】この発明は上述したような従来のCVDコ
ールドウオール法の問題点を解決しようとしたもので、
その目的は、CVDコールドウオール法で誘導加熱型サ
セプタにより基板を加熱する場合において、従来よりも
大きな直径の基板を高温でも、基板面内で均一に加熱を
行い、また基板/サセプタ接触面と結晶成長面間の温度
均一化を行うことにより良質なエピタキシャル結晶を得
ることができる高周波誘導加熱装置を備えたCVD装置
を提供することにある。
【0019】また、この発明の他の目的は、高温でも、
基板及びその近傍空間を同一温度に近づけることによ
り、基板面内での均一加熱を行うとともに、基板/サセ
プタ接触面と基板上エピタキシャル膜成長面間の温度均
一化を行って、良質なエピタキシャル結晶を得ることが
できる高周波誘導加熱装置を備えたCVD装置を提供す
ることにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るCVD装置用サセプタは、高周波コイルの高周波誘導
により加熱され、該高周波コイルにより発生する磁界の
方向に且つ基板を支える面と反対側に溝を有するもので
ある。
【0021】この発明の請求項2に係るCVD装置用サ
セプタは、前記サセプタが円柱状に形成され、前記溝が
前記サセプタと同心状のリング状溝からなるものであ
る。
【0022】この発明の請求項3に係るCVD装置用サ
セプタは、前記サセプタ端(側面)から前記溝の切り口
(溝の外周側面)までの距離aに対する溝深さbの比と
溝幅cの比を、それぞれ3/3≦b/a≦5/3、3/
6≦c/a≦5/6としたものである。
【0023】この発明の請求項4に係るCVD装置用サ
セプタは、高周波コイルの高周波誘導により発熱される
サセプタであって、そのサセプタの周囲に、該サセプタ
からの輻射熱を吸収、放熱し、且つ磁界の侵入が可能な
材料からなる熱輻射体を備えるものである。
【0024】この発明の請求項5に係るCVD装置用サ
セプタは、高周波コイルの高周波誘導により加熱され、
内部を原料ガスが通り抜ける貫通孔を有し、且つその貫
通孔内に、基板を支える面を有するものである。
【0025】この発明の請求項6に係る高周波誘導加熱
装置を有するCVD装置は、原料ガスの注入用のガスノ
ズルを備えた反応管と、前記反応管を取り巻くように配
置された高周波コイルと、前記反応管内に配置され、前
記高周波コイルの高周波誘導により加熱され、該高周波
コイルにより発生する磁界の方向に、且つ基板を支える
面と反対側に溝を有するサセプタと、を備えるものであ
る。
【0026】この発明の請求項7に係る高周波誘導加熱
装置を有するCVD装置は、前記サセプタが円柱状に形
成され、前記溝が前記サセプタと同心状のリング状溝か
らなるものである。
【0027】この発明の請求項8に係る高周波誘導加熱
装置を有するCVD装置は、前記サセプタ端(側面)か
ら前記溝の切り口(溝の外周側面)までの距離aに対す
る溝深さbの比と溝幅cの比を、それぞれ3/3≦b/
a≦5/3、3/6≦c/a≦5/6としたものであ
る。
【0028】この発明の請求項9に係る高周波誘導加熱
装置を有するCVD装置は、原料ガスの注入用のガスノ
ズルを備えた反応管と、前記反応管を取り巻くように配
置された高周波コイルと、前記反応管内に配置され、前
記高周波コイルの高周波誘導により発熱されるサセプタ
と、前記反応管内において前記サセプタを覆うように配
置され、該サセプタからの輻射熱を吸収、放熱し、且つ
磁界の侵入が可能な材料からなる熱輻射体と、を備える
ものである。
【0029】この発明の請求項10に係る高周波誘導加
熱装置を有するCVD装置は、原料ガスの注入用のガス
ノズルを備えた反応管と、前記反応管を取り巻くように
配置された高周波コイルと、前記反応管内に配置され、
前記高周波コイルの高周波誘導により加熱され、内部を
原料ガスが通り抜ける貫通孔を有し、且つその貫通孔内
に、基板を支える面を有するサセプタと、を備えるもの
である。
【0030】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1の(a)は本発明の高周波誘導加熱
装置を備えたCVD装置の一実施の形態を示す構成図で
ある。また、図1の(b)は図1の(a)の本発明によ
るサセプタ1を詳細に示したものである。符号2乃至1
5は上述した従来装置と同一のものである。
【0031】符号7は水冷式の反応管で、この反応管7
の外周を卷回するように、高周波コイル6が配置されて
いる。9はサセプタ支持棒、12はエピタキシャル成長
のための基板である。13は基板面内温度分布を計測す
るための放射温度計、11はCVD法によるエピタキシ
ャル成長のための原料ガスを貯蔵する原料ガスボンベ、
10は原料ガス流量を調節する質量流量計である。
【0032】このように構成されたCVD装置において
は、原料ガスボンベ11より供給されるSiH4、C3
8、H2等の材料ガスが、質量流量計10により制御、調
整され、ガスノズル8より反応管7内へ導入される。反
応管7へ導入された原料ガスは、高周波コイル6により
誘導加熱するサセプタ1上の基板12上へ到達、反応す
ることにより基板12上に結晶がエピタキシャル成長す
る。
【0033】予備実験として、本発明サセプタ形状サイ
ズ及び溝サイズが異なるものを試作し、通常の成膜条件
と同程度である真空度を80Torrとして、図1の
(a)の構成の装置によりサセプタ1表面の温度分布を
測定した。反応管7上部の放射温度計13のセンサー部
の角度を変え、サセプタ表面の温度分布を測定した。直
径がそれぞれ2インチ、3インチ及び4インチの基板1
2に対応するサイズのサセプタ1の溝サイズを、図1の
(b)に示すサセプタ端(側面)から溝切り口(溝の外
周側面)までの距離aに対する溝深さbの比と溝幅cの
比の2つをパラメータとして変化させ、サセプタ面内温
度分布を測定した。尚、サセプタ1のサイズ(直径)に
応じて反応管7のサイズの異なるものを使用した。ま
た、温度測定は、サセプタ1の中心温度が1350℃と
なるように高周波コイル6の出力調整を行い、サセプタ
1の中心と端の温度差を測定した。サセプタ端はサセプ
タ端面から内側10mm付近の位置とした。直径が2、
3、4インチの基板12にそれぞれ対応するサイズのサ
セプタ1に対する測定結果を第1、2、3表に示す。但
し、直径が2、3、4インチの基板12に対応するサセ
プタ1の各サイズで、a=10mm、15mm、20m
mとした。表中()内の数値はサセプタ表面中心温度1
350℃とサセプタ表面端の温度との比である。
【0034】 第1表(直径2インチの基板対応サセプタ) c/a=1/3 c/a=2/3 c/a=3/3 b/a=2/3 −10℃(0.993) −5℃(0.996) −15℃(0.990) b/a=4/3 −5℃(0.996) −0℃(1.0) −10℃(0.993) b/a=6/3 −5℃(0.996) −0℃(1.0) −10℃(0.993)
【0035】 第2表(直径3インチの基板対応サセプタ) c/a=1/3 c/a=2/3 c/a=3/3 b/a=2/3 −10℃(0.993) −5℃(0.996) −15℃(0.990) b/a=4/3 −5℃(0.996) −0℃(1.0) −10℃(0.993) b/a=6/3 −5℃(0.996) −5℃(0.996) −15℃(0.990)
【0036】 第3表(直径4インチの基板対応サセプタ) c/a=1/3 c/a=2/3 c/a=3/3 b/a=2/3 −15℃(0.990) −10℃(0.993) −15℃(0.990) b/a=4/3 −5℃(0.996) −0℃(1.0) −10℃(0.993) b/a=6/3 −5℃(0.996) −0℃(1.0) −15℃(0.990)
【0037】第1、2及び3表から明らかなように、2
インチ、3インチ、4インチ基板対応の各サセプタ1
で、c/a=2/3且つb/a=4/3において特に優
れた温度均一特性が得られた。
【0038】さらに、サセプタ1上に基板12を載せ温
度分布測定を上記予備実験と同様に行った。結果は上記
と同様であり、c/a=2/3且つb/a=4/3にお
いて特に優れた温度均一特性が得られた。しかし、基板
12の温度を1350℃に維持する場合のコイル6への
高周波出力を、サセプタ1を1350℃に維持する場合
と比較し、5%程大きくする必要があった。これはサセ
プタ1と基板12との間に微小な隙間があったためであ
る。しかし、基板12とサセプタ1の接触性は一様であ
り、サセプタ表面の温度分布が基板表面温度分布に反映
されていた。
【0039】上記予備実験結果より、溝寸法比をb/a
=4/3、c/a=2/3として、3インチ基板対応の
サセプタ1及びそのサセプタサイズに対応した反応管7
を搭載した図1の(a)のような構成の本発明CVD装
置を試作し、シリコンカーバイトをシリコン基板上に作
製する実験を行った。原料ガスとして、プロパンガス
(C38)、モノシランガス(SiH4)、水素ガス
(H2)を用いた。また、結晶成長を2段階プロセスに
より行った。良質なシリコンカーバイトエピタキシャル
膜を作製する場合、この第1段階のプロセス(炭化プロ
セス)が必要である(例えば、M.M.Rahman他
編;Amorphous and Crystalli
ne Silicon Carbide(Spring
er−Verlag,1989)P8−P13)。
【0040】第一段階では、サセプタ温度昇温中に水素
ガス及びプロパンガスを流し、一定温度1350℃で1
0分維持する。このプロセスによりシリコン基板表面上
に、約10nmのシリコンカーバイト結晶を形成する。
このプロセスは一般的に炭化プロセスと呼ばれており、
炭素原料ガスのみをシリコン基板上へ供給することによ
り、シリコン基板構成元素であるシリコンと炭素を反応
させてシリコンカーバイト極薄膜を作製する。この炭化
プロセスでは、炭素原料ガスのみの供給であるため、作
製できるシリコンカーバイトの膜厚は10nm程度であ
る。
【0041】次に、炭化プロセスに続き、1350℃で
水素ガス及びプロパンガスに加え、モノシランガスを流
すことにより第2段階のプロセスである成長プロセスを
行った。プロセス時間は3時間である。また、後の電子
顕微鏡によるエピタキシャルシリコンカーバイト膜の断
面観察から、このプロセスによる成長速度は約1.0μ
mであることが判った。成長の間、基板中央温度と基板
端の温度差は殆どなかった。
【0042】成長プロセス後、プロパンガス及びモノシ
ランガスの供給を止め、700℃まで60℃/minの
割合で温度を下げ、700℃から自然放冷を行った。成
長プロセスを3時間行い、基板中央と端の膜厚の違いを
高分解能走査電子顕微鏡(HSEM)により調べ、結晶
性をX線回折により調べた。
【0043】比較のため、図2にあるような従来形状の
サセプタを使用し、上記と全く同条件でシリコン基板上
にシリコンカーバイトエピタキシャル膜を作製し、HS
EM及びX線回折により調べた。第4表にその結果を示
す。
【0044】 第4表 HSEMによる膜厚測定 X線結果((002)半値幅) 本発明装置(3インチ基板中央) 2.95μm 0.15(deg.) 本発明装置(3インチ基板端) 2.93μm 0.14(deg.) 従来装置(3インチ基板中央) 2.21μm 0.56(deg.) 従来装置(3インチ基板端) 2.88μm 0.25(deg.)
【0045】第4表から、本発明装置を使用した場合、
シリコンカーバイトエピタキシャル膜の基板の各部位に
よる膜厚差は殆どなく、1%以下である。また、X線半
値幅により調べた結晶性の違いも7%以下である。
【0046】一方、従来装置によりシリコンカーバイト
エピタキシャル膜を作製した場合、基板中央と基板端の
膜厚差は23%以上であり、X線半値幅による結晶性の
相違は44%以上である。このことから明らかなよう
に、本発明装置によれば、従来装置を用いた場合に比べ
て、面内均一性が優れたシリコンカーバイトエピタキシ
ャル膜を作製することが可能である。
【0047】また、本発明装置を使用し、上記と同一の
作製条件で連続して7回の成膜を実施し、シリコンカー
バイトエピタキシャル膜の作製再現性について調査した
ところ、本発明装置によるシリコンカーバイトエピタキ
シャル膜は膜厚分布及び結晶性において大きなばらつき
がなく、再現性が良いことが判った。
【0048】さらに4インチ基板対応のサセプタ及び反
応管を搭載した図1の(a)のような構成の本発明CV
D装置を試作し、上記3インチ基板対応のサセプタ1及
び反応管7を使用したシリコンカーバイトエピタキシャ
ル膜作製実験と同様な実験を行った。但し、原料ガス流
量を先の3インチ基板対応のサセプタ1及び反応管12
を使用したシリコンカーバイトエピタキシャル膜作製実
験の1.8倍とした。これは、基板12への原料ガス到
達割合を、先の3インチ基板対応の場合と同一とするた
めである。他のシリコンカーバイトエピタキシャル成長
条件である圧力、温度等は上記シリコンカーバイトエピ
タキシャル実験と同一条件とした。
【0049】比較のため、図2の(a)にあるような従
来形状の4インチサセプタを使用し、上記と全く同一条
件でシリコン基板上にシリコンカーバイトエピタキシャ
ル膜を作製し、HSEM及びX線回折により基板位置に
よる膜厚差と結晶性の違いを調べた。その結果を第5表
に示す。
【0050】 第5表 HSEMによる膜厚測定 X線結果((002)半値幅) 本発明装置(4インチ基板中央) 2.87μm 0.15(deg.) 本発明装置(4インチ基板端) 2.89μm 0.14(deg.) 従来装置(4インチ基板中央) 1.91μm 0.67(deg.) 従来装置(4インチ基板端) 2.76μm 0.23(deg.)
【0051】第5表から、4インチ基板対応の本発明装
置によれば、4インチ基板中央と基板端の基板位置によ
る膜厚差は1%以下であり、X線半値幅による結晶性の
違いも7%以下である。一方、従来装置によりシリコン
カーバイトエピタキシャル膜を作製した場合、基板中央
と基板端の膜厚差は30%以上であり、X線半値幅によ
る結晶性の相違は65%以上である。
【0052】従って、本発明の4インチ基板対応装置に
よれば、膜厚及び結晶性の面内均一性が優れたシリコン
カーバイトエピタキシャル膜を作製することが可能であ
る。また、第5表の本発明4インチ基板対応装置結果と
第4表の本発明3インチ基板対応装置による結果は殆ど
同じであり、3インチ以上の基板に対しても本発明によ
り均一なエピタキシャル結晶膜の作製が可能であること
が判明した。
【0053】実施の形態2.図3の(a)は本発明の実
施の形態2を示す装置構成図である。符号1は本発明に
よるサセプタで、符号2乃至15は従来装置と同一のも
のである。符号17は本発明による熱輻射体で、一端
(下端)を開放され、他端(上端)を閉鎖された円筒体
から形成され、閉鎖上端には原料ガスを通過させるため
の多数の通過孔18が穿設されている。12はエピタキ
シャル成長のための基板である。9はサセプタを支持
棒、6は高周波コイル、7は水冷式の反応管、11はC
VD法によるエピタキシャル成長のための原料ガスボン
ベ、10は原料ガス流量を調節する質量流量計である。
【0054】このように構成されたCVD装置において
は、原料ガスボンベ11より供給される材料ガスが、質
量流量計10により制御、調整され、ガスノズル8より
反応管7内へ導入される。反応管7へ導入された原料ガ
スは、サセプタ1上方にある熱輻射体17の通過孔18
を通り抜け、高周波コイル6により誘導加熱されるサセ
プタ1上の基板12上へ到達し、反応することにより基
板12上にエピタキシャル結晶が成長する。また、サセ
プタ温度調整及びサセプタ内部温度を調べるため、熱電
対21をサセプタ支持棒9よりサセプタ1内部へ導入し
た。図3の(b)は本発明による熱輻射体17を示した
図である。
【0055】予備実験により熱輻射体17による熱輻射
が基板温度分布に与える影響を調べた。3インチ基板対
応のサセプタ1及び反応管7と熱輻射体17を使用し、
実施の形態1の予備実験と同様に、サセプタ溝サイズが
異なるものを試作し、通常の成膜条件と同程度である真
空度を80Torrとして、図3の(a)の構成装置に
よりサセプタ1上の基板12の温度分布を測定した。基
板温度を測定するため、熱電対21を基板12へ接触さ
せた。測定点は2箇所で、サセプタ中心とサセプタ端か
ら内側10mm付近とした。サセプタ端から溝切り口まで
の距離に対する溝深さの比と溝幅の比の2つのパラメー
タb/a、c/aを実施の形態1の予備実験と同様に変
化させた。サセプタ中心温度が1350℃となるように
コイル出力調整を行った。また、次の第6表中()内の
数値はサセプタ表面中心温度1350℃とサセプタ表面
端の温度差との比である。その結果を第6表に示す。
【0056】 第6表 c/a=1/3 c/a=2/3 c/a=3/3 b/a=2/3 −9℃(0.993) −5℃(0.996) −11℃(0.992) b/a=4/3 −3℃(0.998) −1℃(0.999) −7℃(0.995) b/a=6/3 −6℃(0.996) −5℃(0.996) −8℃(0.994)
【0057】第6表から明らかなように、溝深さの比と
溝幅の比の2つのパラメータb/a、c/aがb/a=
4/3、c/a=2/3の時、基板中心温度と基板端の
温度差が小さく、熱輻射体17が基板温度分布に与える
影響は極く僅かである。この結果は、実施の形態1の予
備実験と略同じである。尚、上記実施の形態1及び2に
おける測定条件では、真空度が80Torrであり、放
射温度計による測定誤差が±2℃以内に収まらず、たか
だか±3℃程度と考えられる。従って、測定誤差を±3
℃とした場合、溝深さの比と溝幅の比の2つのパラメー
タb/a、c/aの範囲は、実用上それぞれ3/3≦b
/a≦5/3、3/6≦c/a≦5/6としてもよい。
【0058】また別の予備実験として、ノズル方向から
見た通過孔18のパターンによるガス流の違いが基板温
度に与える効果を調べた。3インチ基板対応サセプタ1
を、材質がシリコンカーバイトの熱輻射体17により覆
い、ガス流上流から見た通過孔パターンを図4の
(a)、(b)及び(c)として、水素ガス5.0*S
LMを反応管7へ導入し、基板温度を測定した。但し、
熱輻射体形状は図3の(b)のようにした。温度測定
は、熱電対21を3インチシリコン基板表面とサセプタ
支持棒9を通してサセプタ1内部へ導入することにより
行った。測定点は基板表面上では中央と基板端から内側
10mmの2カ所、サセプタ内部では中央表面付近及び
サセプタ端から内側10mmの表面付近の2カ所、計4
カ所である。サセプタ内中央表面近傍に設置した熱電対
21によりサセプタ温度を調節した。さらに、サセプタ
温度を1350℃となるように制御した。
【0059】比較のため従来装置を使用し、熱電対位置
を基板表面中央、基板端から内側10mm及びサセプタ
内中央表面付近及びサセプタ端から内側10mmの表面
付近として温度を測定した。上記と同一条件で測定を行
った。第7表にその温度測定結果を示す。
【0060】 第7表 サセプタ内部 基板表面中央 サセプタ内部端 基板表面端 中央表面側 端から10mm から10mm 図4(a)パターン 1350℃ 1346℃ 1349℃ 1344℃ 図4(b)パターン 1350℃ 1348℃ 1350℃ 1346℃ 図4(c)パターン 1350℃ 1347℃ 1350℃ 1345℃ 従来装置 1350℃ 1300℃ 1385℃ 1310℃
【0061】第7表から明らかなように、本発明装置に
よれば、何れの通過孔パターンによっても、サセプタ内
表面付近温度と基板表面温度との差は僅かである。一
方、従来装置では、サセプタ内表面付近温度と基板表面
温度との差が大きく、特に基板端で70℃の差がある。
これは基板端で基板12が反り、サセプタ1との接触が
小さくなったためである。この結果、本発明装置により
基板/サセプタ接触面と基板表面間の温度不均一性が低
減することが判明した。
【0062】上記予備実験から通過孔パターンとして図
4の(b)に示したものを選び、図3の(a)に示した
ような構成で本発明装置によりシリコンカーバイトエピ
タキシャル成長実験を行った。但し、輻射体形状を図3
の(b)に示したのと同様なものとした。成長条件は実
施の形態1と同様であり、原料ガスとして、プロパンガ
ス(C38)、モノシランガス(SiH4)、水素ガス
(H2)を用いた。また、3インチ基板及び4インチ基
板それぞれに対応した本発明装置を使用した。基板温度
は、基板中央を基準として1350℃でエピタキシャル
成長を行った。
【0063】3インチ基板及び4インチ基板上に作製し
たそれぞれのシリコンカーバイトエピタキシャル結晶
を、X線回折による半値幅により結晶性を調査した。本
発明装置による結果及び従来装置による結果を第8表に
示す。
【0064】 第8表 本発明 本発明 従来 従来 3インチ 4インチ 3インチ 4インチ X線回折(中央)半値幅 0.09 0.10 0.56 0.67 X線回折(端)半値幅 0.10 0.12 0.25 0.23
【0065】上記結果からも明らかなように、本発明の
3インチ及び4インチ基板対応のCVD装置から結晶性
の優れたシリコンカーバイトエピタキシャル膜を作製す
ることができた。また、透過電子顕微鏡(TEM)を使
用し、本発明により作製したシリコンカーバイトエピタ
キシャル結晶及び従来装置によるシリコンカーバイトエ
ピタキシャル結晶の断面観察を行った。その結果、従来
装置によるエピタキシャル結晶と比べて、本発明装置に
よるエピタキシャル結晶は、結晶欠陥が非常に少なく、
均一な結晶膜であることが判明した。
【0066】上記実施の形態2では、熱輻射体材料とし
てシリコンカーバイトを用いたが、伝導性の小さいグラ
ファイトを用いても同等な効果が得られた。一方、ムラ
イトを用いた場合には、ひび割れが発生した。これはサ
セプタ1からの輻射熱量が熱遮蔽体の場所により異な
り、熱伝導率が低いムライトが部分的に異なる熱膨張を
起こしたためである。
【0067】実施の形態3.図5の(a)は本発明の実
施の形態3を示す装置構成図である。符号1はサセプタ
であり、外寸は上記実施の形態1及び2で述べた3イン
チ対応サセプタと同様である。また、図5の(b)は本
発明装置構成部品である誘導加熱型サセプタ1を詳細に
示したものである。19はサセプタ1を貫通するように
形成された貫通孔としての基板設置孔で、この平面形状
が略四角形の基板設置孔19には、図5の(a)から明
らかなように、断面が三角形状の基板支持部1aがサセ
プタ1と一体的に形成されている。三角形状の基板支持
部1aの基板設置孔19の側面と対向する基板支持面1
bには、下部に基板止め20が設けられており、方形の
基板12の下辺を基板止め20に当接させて該基板12
を基板支持面1b上に支持し得るようになっている。2
1は基板温度を測定するため、一端を基板支持面1bに
近接して基板支持部1aに埋設され、他端を温度計22
に接続された熱電対である。
【0068】このように構成されたCVD装置において
は、原料ガスボンベ11より供給される材料ガスが、質
量流量計10により制御、調整され、ガスノズル8より
反応管7内へ導入される。ガスノズル8から反応管7内
に導入された原料ガスの一部は、高周波誘導加熱された
サセプタ1内の基板設置孔19を通る。この際、一部の
原料ガスは分解、反応し、サセプタ1内に置かれた基板
12上で結晶がエピタキシャル成長する。
【0069】上記のような構成の本発明CVD装置を試
作し、シリコン基板上にシリコンカーバイトエピタキシ
ャル成長実験を行った。成長条件は実施の形態1と同様
であり、原料ガスとして、プロパンガス(C38)、モ
ノシランガス(SiH4)、水素ガス(H2)を用いた。
また、結晶成長は2段階プロセスにより行った。第一段
では、基板温度昇温中に水素ガス及びプロパンガスを流
し、一定温度1350℃で10分維持した。次に、13
50℃で水素ガス及びプロパンガスに加え、モノシラン
ガスを流すことにより第2段のプロセスである成長プロ
セスを行った。プロセス時間は3時間である。成長プロ
セス後、プロパンガス及びモノシランガスの供給を止
め、700℃まで60℃/minの割合で温度を下げ、
700℃から自然放冷を行った。基板温度及びサセプタ
温度測定は上部からの熱放射温度計13とサセプタ1下
部からの熱電対21により行った。
【0070】基板12を含むサセプタ1内の温度均一性
は、サセプタ1上部からの視察で基板12とサセプタ1
内部壁の放射色が同じ事からも確認できた。また、サセ
プタ1内部の基板12直下に設置した熱電対21による
温度と放射温度計13による温度は誤差の範囲で略一致
した。結晶面内の結晶性均一性と膜厚の均一性をX線回
折及びHSEMを使用し、本発明装置により作製した2
0x40mm角シリコンカーバイトエピタキシャル膜の
中央と端(原料ガス流に対し基板中央から垂直方向15
mmと水平方向5mm)2点、計3箇所を調べた。その
結果を第9表に示す。
【0071】 第9表 端1(垂直) 中央 端2(水平) X線回折(半値幅) 0.07 0.06 0.07 HSEM(膜厚) 2.15μm 2.14μm 2.14μm
【0072】第9表から明らかなように、本発明装置に
より基板位置に関係なくX線半値幅が非常に狭く、また
HSEMによる膜厚変化も殆ど無い良質なシリコンカー
バイトエピタキシャル膜を作製できた。また、透過電子
顕微鏡(TEM)を使用し、本発明により作製したシリ
コンカーバイトエピタキシャル結晶の断面観察を行っ
た。その結果、膜厚方向での結晶成長が均一であること
が判った。さらに、本発明による再現性を調べるため、
同一条件でシリコン上へのシリコンカーバイトエピタキ
シャル成長を3回行ったところ、上記と同じ特性であっ
た。本発明装置により作製したエピタキシャル膜は、実
施の形態1の第4表にある従来装置によるエピタキシャ
ルシリコンカーバイト薄膜と比較して、非常に優れた結
晶性を有していた。
【0073】
【発明の効果】以上のように、請求項1乃至3及び請求
項6乃至8の本発明によれば、高周波誘導により加熱さ
れ、高周波磁界方向に且つ基板を支える面と反対側に溝
を有するサセプタ1を備えるので、サセプタ1に形成さ
れた溝16より磁界がサセプタ1内に侵入し、溝16の
両側対向面の熱輻射による熱交換により、高温領域が溝
16のサセプタ中心近傍に形成される。この高温領域が
サセプタ中心付近に形成されることにより、基板接触面
4での温度分布が均一となる。従って、従来よりも大き
な基板を高温で基板面内で均一に加熱することができ、
面内均一にエピタキシャル膜を成長させることができる
という効果がある。
【0074】また、請求項4及び請求項9の発明によれ
ば、高周波誘導により発熱されるサセプタ周囲に、サセ
プタ1からの輻射熱を吸収、放熱し、且つ磁界の侵入が
可能な材料からなる熱輻射体17を設けることにより、
サセプタ1及びサセプタ上の基板12からの輻射熱を熱
輻射体17が吸収、放熱することにより、基板/サセプ
タ接触面からのみ加熱されるだけでなく、結晶成長面も
加熱され、基板/サセプタ接触面と結晶成長面間の温度
均一性を高めることができる。従って、従来よりも大き
な基板を高温で、基板/サセプタ接触面と結晶成長面間
の温度均一性を高めて、結晶性が膜厚方向に均一で良質
なエピタキシャル結晶を作製することができるという効
果がある。
【0075】さらに、請求項5及び10の発明によれ
ば、サセプタ1は、高周波誘導により加熱されその内部
を原料ガスが通り抜け、且つその同じ内部に基板を支え
る面を有するので、基板12を含むサセプタ1内部の一
部空間が均一に加熱され、基板全体が一様な温度分布と
なる。従って、高温でも基板12を含むサセプタ1内部
の一部空間を均一に加熱して、基板面内での均一加熱及
び基板/サセプタ接触面と結晶成長面間の均一加熱をす
ることにより、基板全体を同一温度として良質なエピタ
キシャル結晶を作製することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明の実施の形態1を示す構成図
であり、(b)は本発明の実施の形態1の構成部品を詳
細に示した図である。
【図2】 従来の誘導加熱型サセプタを示す図である。
【図3】 (a)は本発明の実施の形態2を示す構成図
であり、(b)は本発明の実施の形態2の構成部品を詳
細に示した図である。
【図4】 本発明の実施の形態2のノズル方向から見た
通過孔のパターンを詳細に示した図である。
【図5】 (a)は本発明の実施の形態3を示す構成図
であり、(b)は実施の形態3の誘導加熱型サセプタの
詳細図である。
【符号の説明】
1 本発明サセプタ、1’ 従来のサセプタ、2 サセ
プタ基板接触面、2’結晶成長面、3 従来例の誘導発
熱体、4 従来例の溝、5 従来例の誘電体(絶縁
体)、6 サセプタ加熱のための高周波コイル、7 反
応管、8 原料ガスを反応管へ噴出するガスノズル、9
サセプタを支えるサセプタ支持棒、10ガス流量を調
節する質量流量計、11 原料ガスボンベ、12 エピ
タキシャル膜成長用の基板、13 放射温度計、14
真空引きのためのメカニカルブースタ、15 真空引き
のためのロータリポンプ、16 本発明サセプタの溝、
17サセプタを覆う熱輻射体、18 原料ガスが通る熱
輻射体にある通過孔、19サセプタ中にあり原料ガスが
通り且つ基板を設置する基板設置孔(貫通孔)、20
基板設置孔中にある基板止め、21 熱電対、22 温
度計。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年8月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】 本発明の実施の形態1を示す構成図である。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年8月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】 (a)は本発明の実施の形態1を示す構成図
であり、(b)は本発明の実施の形態1の構成部品を詳
細に示した図である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波コイルの高周波誘導により加熱さ
    れ、該高周波コイルにより発生する磁界の方向に且つ基
    板を支える面と反対側に溝を有するCVD装置用サセプ
    タ。
  2. 【請求項2】 前記サセプタは円柱状に形成され、前記
    溝は前記サセプタと同心状のリング状溝である請求項1
    記載のCVD装置用サセプタ。
  3. 【請求項3】 前記サセプタ端(側面)から前記溝の切
    り口(溝の外周側面)までの距離aに対する溝深さbの
    比と溝幅cの比を、それぞれ3/3≦b/a≦5/3、
    3/6≦c/a≦5/6とした請求項2記載のCVD装
    置用サセプタ。
  4. 【請求項4】 高周波コイルの高周波誘導により発熱さ
    れるサセプタであって、そのサセプタの周囲に、該サセ
    プタからの輻射熱を吸収、放熱し、且つ磁界の侵入が可
    能な材料からなる熱輻射体を備えたCVD装置用サセプ
    タ。
  5. 【請求項5】 高周波コイルの高周波誘導により加熱さ
    れ、内部を原料ガスが通り抜ける貫通孔を有し、且つそ
    の貫通孔内に、基板を支える面を有するCVD装置用サ
    セプタ。
  6. 【請求項6】 原料ガスの注入用のガスノズルを備えた
    反応管と、 前記反応管を取り巻くように配置された高周波コイル
    と、 前記反応管内に配置され、前記高周波コイルの高周波誘
    導により加熱され、該高周波コイルにより発生する磁界
    の方向に、且つ基板を支える面と反対側に溝を有するサ
    セプタと、 を備えた高周波誘導加熱装置を有するCVD装置。
  7. 【請求項7】 前記サセプタは円柱状に形成され、前記
    溝は前記サセプタと同心状のリング状溝である請求項6
    の高周波誘導加熱装置を有するCVD装置用サセプタ。
  8. 【請求項8】 前記サセプタ端(側面)から前記溝の切
    り口(溝の外周側面)までの距離aに対する溝深さbの
    比と溝幅cの比を、それぞれ3/3≦b/a≦5/3、
    3/6≦c/a≦5/6とした請求項7記載の高周波誘
    導加熱装置を有するCVD装置用サセプタ。
  9. 【請求項9】 原料ガスの注入用のガスノズルを備えた
    反応管と、 前記反応管を取り巻くように配置された高周波コイル
    と、 前記反応管内に配置され、前記高周波コイルの高周波誘
    導により発熱されるサセプタと、 前記反応管内において前記サセプタを覆うように配置さ
    れ、該サセプタからの輻射熱を吸収、放熱し、且つ磁界
    の侵入が可能な材料からなる熱輻射体と、 を備えた高周波誘導加熱装置を有するCVD装置。
  10. 【請求項10】 原料ガスの注入用のガスノズルを備え
    た反応管と、 前記反応管を取り巻くように配置された高周波コイル
    と、 前記反応管内に配置され、前記高周波コイルの高周波誘
    導により加熱され、内部を原料ガスが通り抜ける貫通孔
    を有し、且つその貫通孔内に、基板を支える面を有する
    サセプタと、 を備えた高周波誘導加熱装置を有するCVD装置。
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