JP2014075453A - エピタキシャルウェーハの製造方法 - Google Patents

エピタキシャルウェーハの製造方法 Download PDF

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【課題】エピタキシャル成長時のウェーハ表面の温度分布を均一にできるエピタキシャルウェーハの製造方法を提供する。
【解決手段】ウェーハを載置するサセプタのザグリ深さとウェーハ表面温度の相関関係を求める(S1)。ザグリ底面がフラットな面からなる標準ザグリが形成された標準サセプタを用いて、エピタキシャル成長温度におけるウェーハ表面の温度分布を測定する(S2)。ウェーハ表面温度が相対的に低い低温ウェーハ領域に対する、ウェーハ表面温度が相対的に高い高温ウェーハ領域の温度上昇分を打ち消すザグリ深さを、得られた温度分布と相関関係とから求める(S3)。S2の温度分布に応じて部分的にザグリ深さが変わるように、S3で求めたザグリ深さとなるようにザグリ底面の形状を変更した形状変更サセプタを作製する(S3)。形状変更サセプタを用いて、エピタキシャル層を成膜する(S4)。
【選択図】図3

Description

本発明はエピタキシャルウェーハの製造方法に関する。
シリコンウェーハの一種として、シリコンウェーハの表面に、単結晶シリコンからなるエピタキシャル層を気相エピタキシャル成長させたエピタキシャルシリコンウェーハが知られている。その製造方法としては、例えば枚葉式の気相成長装置の反応容器に収納されたサセプタに、1枚のシリコンウェーハを水平配置する。そのサセプタにはザグリが形成されており、ウェーハはそのザグリ内に載置される。その後、サセプタを回転させながらシリコンウェーハを、反応容器の周囲に配置された加熱手段により高温加熱(900〜1200℃)し、成長ガスを流す。これにより、ウェーハ表面に反応ガスの熱分解(および還元)によって生成されたシリコンが析出し、ウェーハ表面に単結晶シリコンからなるエピタキシャル層が成長する。なお、多くの気相成長装置はコールドウォール式であり、水冷、空冷により、反応容器構造部材である石英、SUSなどを冷却しながらプロセスを行う。
エピタキシャルシリコンウェーハの膜厚分布は、デザインルールからの要求や、デバイスの設計マージンの要求から均一性が求められている。膜厚分布をコントロールするためにはウェーハ面内の成長速度分布を考える必要がある。エピタキシャル成長の成長速度は主にSi原料ガスの濃度、および反応温度で決まる。高温、低速成長では原料ガスの移動速度が成長速度の律速になるが、低温、高速成長では反応速度律速となるため、ウェーハ表面の温度分布の影響を受けやすい。枚葉式の気相成長装置では生産性を上げるために移動速度律速の条件を用いているが、ウェーハ表面の温度分布の影響は無視できなくなってきている。
従来、ウェーハ表面の温度分布(膜厚分布)の改善に関する発明の提案がある(例えば、特許文献1、2)。例えば、特許文献1には、第1のサセプタと、第1のサセプタ上に設けられ、表裏面のそれぞれに凹部を有する第2のサセプタとを備え、第2のサセプタの表面凹部にウェーハを載置してエピタキシャル成長を行う発明が提案されている。この特許文献1の発明によれば、サセプタのたわみとうねりとザグリ加工精度不足に起因するウェーハの温度均一性の悪化を防止できるとしている。
また、例えば特許文献2には、所望のザグリ深さとなるように、サセプタの外周部の高さ方向にシリコン膜を生成させ、そのサセプタを用いてエピタキシャル成長を行う発明が提案されている。この特許文献2の発明によれば、厚さの異なる複数種類のウェーハに対して処理を行うときであっても、処理するウェーハごとに異なるサセプタを用意する必要がないので、エピタキシャルウェーハの外周部のエピタキシャル層の厚さを容易且つ適切に制御できるとしている。
特開2000−355766号公報 特開2011−171637号公報
ところで、ウェーハ表面の温度分布は、ランプ(加熱手段)配置、リフレクター配置、その他サセプタ支持部材配置、ランプ出力制御など様々な要因によって決定される。枚葉式の気相成長装置の場合、これら要因によって決定された温度分布は再現性が高い。しかし、調整や制御が難しいパラメータも含まれるため、より均一な温度分布を得るには限界がある。この点、特許文献1の発明では、サセプタのたわみとうねりとザグリ加工精度不足を考慮しているだけなので、均一な温度分布を得るという点では不十分である。また、特許文献2の発明はウェーハの外周部の膜厚の制御に関する発明であるので、外周部以外の部分も含むウェーハ表面の温度分布を均一にするという点では不十分である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、エピタキシャル成長時のウェーハ表面の温度分布を均一にできるエピタキシャルウェーハの製造方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、ウェーハを載置するためのザグリであってウェーハ外周部を支持するとともにウェーハ裏面とザグリ底面の間に空間を有したザグリが形成されたサセプタと、そのサセプタに載置されたウェーハを少なくとも前記サセプタの下方から加熱する加熱手段とを備えた気相成長装置を用いて、ウェーハ上にエピタキシャル層を気相成長させるエピタキシャルウェーハの製造方法において、
エピタキシャル成長温度におけるウェーハの表面温度と、ウェーハ裏面とザグリ底面の間の距離であるザグリ深さの相関関係を取得する相関関係取得工程と、
ザグリ底面がフラットな面からなる前記ザグリが形成された第1のサセプタを用いて、エピタキシャル成長温度におけるウェーハ表面の温度分布を測定する温度分布測定工程と、
前記温度分布に応じて部分的にザグリ深さが変わるように、前記第1のサセプタの前記ザグリである標準ザグリに対してザグリ底面の形状を前記温度分布及び前記相関関係に応じた分だけ変更した第2のサセプタを作製するサセプタ作製工程と、
前記第2のサセプタを用いてウェーハ上にエピタキシャル層を気相成長させる気相成長工程と、
を含むことを特徴とする。
本発明では、ウェーハ裏面とサセプタの距離(ザグリ深さ)によって、サセプタからの伝熱が変わることに着目している。すなわち、本発明では、エピタキシャル成長を行う前に予め、ウェーハの表面温度とザグリ深さの相関関係を求めておき(相関関係取得工程)、エピタキシャル成長温度におけるウェーハ表面の温度分布を測定しておく(温度分布測定工程)。そして、相関関係取得工程、温度分布測定工程で得られた相関関係、温度分布を用いて、温度分布測定工程で用いたサセプタ(第1のサセプタ)のザグリ底面の形状を変更した第2のサセプタを作製する(サセプタ作製工程)。具体的には、第2のサセプタは、温度分布に応じて部分的に、温度分布及び相関関係に応じた分だけザグリ深さが変わっている。この第2のサセプタでは、ウェーハの表面温度が相対的に高い高温ウェーハ領域に対応させて、部分的にザグリ深さを増している。そのため、サセプタ裏面から高温ウェーハ領域への熱伝導度(ウェーハの温度が高い場合はウェーハからサセプタへの熱伝導度)が低下し、第1のサセプタを用いたときよりも高温ウェーハ領域の温度を低下させることができる。その第2のサセプタを用いてウェーハ上にエピタキシャル層を気相成長させるので(気相成長工程)、エピタキシャル成長時のウェーハ表面の温度分布を均一にできる。その結果、エピタキシャルウェーハの膜厚分布、抵抗分布を向上でき、温度分布不均一に起因したスリップの発生を低減できる。
また、本発明におけるサセプタ作製工程は、ウェーハ表面領域のうち前記温度分布で示される温度が他の領域に比べて相対的に高くなっている高温ウェーハ領域に対応するザグリ底面の領域である高温ザグリ領域を、前記標準ザグリのザグリ深さである標準ザグリ深さよりも前記温度分布及び前記相関関係に応じた分だけ深くした前記第2のサセプタを作製する工程とするのが好ましい。
このように、高温ザグリ領域を深くすることで、高温ウェーハ領域の温度を低下させ、低温ウェーハ領域と高温ウェーハ領域の温度差を小さくできるので、ウェーハ表面の温度分布を改善できる。
そのサセプタ作製工程の具体的態様として、本発明におけるサセプタ作製工程は、ウェーハ表面領域のうち前記温度分布で示される温度が他の領域に比べて相対的に低くなっている低温ウェーハ領域に対する前記高温ウェーハ領域の温度上昇分を打ち消す温度変化を与えるザグリ深さを前記相関関係から求め、求めたザグリ深さとなるように、前記高温ザグリ領域を前記標準ザグリ深さよりも深くした前記第2のサセプタを作製する工程とすることができる。
これによれば、低温ウェーハ領域に対する高温ウェーハ領域の温度上昇分を打ち消すことができるので、ウェーハ表面の温度分布を改善できる。
本発明の具体的態様として、本発明における前記相関関係取得工程は、前記標準ザグリ深さから深くする方向にザグリ深さを変化させたときのその変化分に対するウェーハ表面の温度変化を前記相関関係として取得する工程であり、
前記サセプタ作製工程は、前記温度上昇分を打ち消す温度変化を与える前記標準ザグリ深さからの変化分を前記相関関係から求め、求めた変化分だけ、前記高温ザグリ領域を前記標準ザグリ深さよりも深くした前記第2のサセプタを作製する工程とすることができる。
これによれば、第2のサセプタを作製するときに、標準ザグリ深さからの変化分を考慮すれば良いので、標準ザグリ深さの値を正確に把握していなくても、第2のサセプタを作製できる。
また、本発明における相関関係取得工程は、前記標準ザグリに対してザグリ深さをいくつか局所的に変えたサセプタを用いて前記相関関係を求める工程とするのが好ましい。これによれば、ザグリ深さが異なる複数のサセプタを用意しなくても、相関関係を求めることができる。
また、本発明におけるサセプタ作製工程は、ザグリ深さが変わるザグリ底面の境界部分をテーパー状に形成した前記第2のサセプタを作製する工程とするのが好ましい。これにより、ザグリ深さが変わるザグリ底面の境界部分において、ウェーハの表面温度が急激に変化するのを防止できる。
気相成長装置10の側面断面図である。 標準サセプタ17の側面断面図である。 シリコンエピタキシャルウェーハの製造工程を示したフローチャートである。 相関測定用サセプタ31の側面断面図である。 段差深さとウェーハ表面温度の相関関係としての近似直線200を示した図である。 標準サセプタを用いたときにおけるウェーハ表面の温度分布である。 形状変更サセプタ32の平面図である。 図7のA−A断面図である。 図7のB−B断面図である。 形状変更サセプタを用いたときのウェーハ表面の温度分布である。 形状変更サセプタを用いて製造されたエピタキシャルウェーハの膜厚分布である。 標準サセプタを用いて製造されたエピタキシャルウェーハの膜厚分布である。
以下、本発明に係るエピタキシャルウェーハの製造方法の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明において使用される気相成長装置の好適な一例として、枚葉式の気相成長装置10の側面断面図を示している。気相成長装置10は、SUSからなるチャンバーベース11とそれを上下から挟み、反応容器12を形成する透明石英部材13、14と、反応容器12の内部に設けられてSUSのチャンバーベース11を内側からカバーする不透明石英部材15、16と、シリコンウェーハW(図2参照)を水平に支持するサセプタ17とを備えている。そのサセプタ17は水平配置されている。なお、図1では、シリコンウェーハWの図示を省略している。
ここで、図2は、サセプタ17及びそれに載置されたシリコンウェーハWの側面断面図を示している。サセプタ17は、例えば、C(カーボン)を基材として、その周りを高純度の炭化珪素(SiC)で覆われて所定の形状に形成されている。具体的には図2に示すように、サセプタ17の上面172には、シリコンウェーハWを載置するためのザグリ171が形成されている。そのザグリ171は、シリコンウェーハWの径よりも若干大きい径の平面視円状の第1の段差部171aと、その第1の段差部171aの内側にてシリコンウェーハWの径よりも若干小さい径の平面視円状の第2の段差部171bとから構成されている。シリコンウェーハWの外周部101が第1の段差部171aで支持されている。
第2の段差部171bの底面171c(ザグリ底面)はフラットな面に形成されている。ザグリ底面171cとシリコンウェーハWの裏面103の間は空間174が設けられる。以下、その空間174の深さ(ザグリ底面171cと裏面103の間の距離)をザグリ深さと言う。
図1の説明に戻り、サセプタ17は支持アーム26につられて回転するように支持されている。支持アーム26は、少なくとも3本、回転対称に中心の回転軸27に片持ちで支持されている。回転軸27は、回転機構18に接続されており、この回転機構18により回転するようになっている。この回転機構18の回転により、エピタキシャル成長中にサセプタ17に載置されたシリコンウェーハWが回転する。これにより、エピタキシャル層をシリコンウェーハW上に膜厚均一に成長させるようにしている。回転機構18内部はSUSが使われており、回転機構内部をパージするパージガス導入管19が設けられている。
回転軸27を囲うように円筒形の上下昇降支持軸28が設けられる。その上下昇降支持軸28には昇降支持アーム29が片持ちに設けられる。サセプタ17には、例えば3つ以上の貫通孔が設けられ、この貫通孔にリフトピン30が配置されている。そのリフトピン30の一端が昇降支持アーム29の先端に取り付けられている。そして、上下昇降支持軸28が上下に昇降することで、昇降支持アーム29及びリフトピン30を介してシリコンウェーハWのサセプタ17への載置又は離間が行われる。
反応容器12には、反応容器12内に原料ガス(例えばトリクロロシラン)及びキャリアガス(例えば、水素)を含む気相成長ガスGを、サセプタ17の上側の領域に導入してサセプタ17上のシリコンウェーハWの主表面上に供給する気相成長用ガス導入管20、21が設けられている。また、反応容器12には、気相成長用ガス導入管20、21が設けられた側と反対側にガス排出管22、23が設けられている。
また、反応容器12の上下には、エピタキシャル成長時にシリコンウェーハWをエピタキシャル成長温度(例えば900〜1200℃)に加熱する加熱手段24、25が設けられている。加熱手段24、25は、水平方向に複数設けられている。加熱手段24、25としては例えばハロゲンランプが採用される。なお、加熱手段24、25は、反応容器12に内蔵するように設けられたとしても良い。また、各加熱手段24、25からの放射熱を有効利用するために、各加熱手段24、25の周囲には反応容器内以外の部分への熱の放射を抑えるリフレクター(図示外)が設けられている。
次に、図1の気相成長装置10を用いてシリコンウェーハW上にシリコン膜をエピタキシャル成長させるときの工程(シリコンエピタキシャルウェーハの製造工程)を説明する。ここで、図3はその工程を示したフローチャートである。先ず、エピタキシャル成長温度にシリコンウェーハWを昇温したときの、ウェーハ表面温度とサセプタのザグリ深さの相関関係を求める(S1)。具体的には、図4に示すように、局所的にいくつかザグリ深さを変えたサセプタ31(以下、相関測定用サセプタという)を準備する。その相関測定用サセプタ31にはザグリ311が形成されている。そのザグリ311のザグリ底面311cには、局所的に複数の段差312が形成されている。図4では5つの段差312a、312b、312c、312d、312eが形成された例を示している。それら段差312a〜312eの深さd1〜d5は、互いに異なっている。段差312a〜312e以外の部分は、図2のサセプタ17と同じである。段差312が形成されていない部分のザグリ深さをd(dは、図2のザグリ深さと同じ、以下標準ザグリ深さという)としたとき、第1の段差312aでのザグリ深さはd+d1とされ、第2の段差312bでのザグリ深さはd+d2とされ、第3の段差312cでのザグリ深さはd+d3とされ、第4の段差312dでのザグリ深さはd+d4とされ、第5の段差312eでのザグリ深さはd+d5とされる。
S1の工程では、図4の相関測定用サセプタ31を気相成長装置10にセットし、その相関測定用サセプタ31にシリコンウェーハWを載置する。そして、加熱手段24、25で所定のエピタキシャル成長温度までシリコンウェーハWを昇温するとともに、気相成長ガスGを反応容器12に流して、所定の厚さのエピタキシャル層をエピタキシャル成長させる。そして、段差312a〜312eごとに、エピタキシャル成長時のウェーハ表面温度を測定する。具体的には、図4の例では、第1の段差312aに対向するウェーハ表面部分102aの温度と、第2の段差312bに対向するウェーハ表面部分102bの温度と、第3の段差312cに対向するウェーハ表面部分102cの温度と、第4の段差312dに対向するウェーハ表面部分102dの温度と、第5の段差312eに対向するウェーハ表面部分102eの温度とを測定する。さらに、段差312が形成されていない部分に対向するウェーハ表面部分102fの温度も測定する。
そして、図5に示すように、温度の測定結果をザグリ深さに対応付けてプロットする。なお、図5は、横軸は、標準ザグリ深さdからの変化分(図4の段差312a〜312eの深さd1〜d5に対応)を示し、縦軸は、標準ザグリ深さdでのウェーハ表面温度からの温度変化を示している。つまり、横軸の段差深さ=0は、段差312(図4参照)が形成されていない標準ザグリ深さの部分を示している。また、例えば、段差深さ=1mmは、1mmの深さの段差312が形成されている部分を示している。また、縦軸の温度変化=0.00%は、標準ザグリ深さdでのウェーハ表面温度から変化していないことを示している。また、例えば縦軸の温度変化=−1.00%は、ウェーハ表面温度Tが、標準ザグリ深さdでのウェーハ表面温度T0(図4の例では、ウェーハ表面部分102fでの温度)に対して1.00%低くなっていることを示している(つまりT=T0−0.01×T0)。
そして、図5のプロット点に対する近似線を最小二乗法等の手法を用いて算出する。図5には、プロット点に対する近似直線200を図示している。その近似直線200は、y=−0.0065x−0.0008の直線である。また、近似直線200の決定係数Rは0.9342である。このことから、ザグリ深さとウェーハ表面温度にはほぼ比例関係で示される相関があり、ザグリ深さが大きくなるほどウェーハ表面温度が低下することが分かる。これは、ザグリ深さが大きくなると、サセプタからシリコンウェーハWへの熱伝導度が低下するためである。近似直線200が、ウェーハ表面温度とザグリ深さの相関関係となる。なお、S1の工程が本発明の「相関関係取得工程」に相当する。
次に、図2の標準サセプタ17を用いたときのウェーハ表面の温度分布を測定する(S2)。具体的には、標準サセプタ17を図1の気相成長装置10にセットし、その標準サセプタ17にシリコンウェーハWを載置する。そして、加熱手段24、25で所定のエピタキシャル成長温度までシリコンウェーハWを昇温して、そのときのシリコンウェーハWの表面温度分布を測定する。図6は、S2の工程で得られるウェーハ表面の温度分布を例示している。図6に示すように、標準サセプタ17を用いる場合には、ウェーハ表面の各領域間の温度差が大きくなっている(温度の等高線の間隔が狭くなっている)。具体的には、ウェーハ外周領域112(二点鎖線の外側の領域)が他の領域110、111に比べて温度が低くなっており、ウェーハ中央領域110(一点鎖線の内側の領域)が他の領域111、112に比べて温度が高くなっている。また、ウェーハ中間領域111(一点鎖線と二点差線の間の領域)は、ウェーハ外周領域112よりも温度が高くなっているが、ウェーハ中央領域110よりも温度が低くなっている。なお、S2の工程が本発明の「温度分布測定工程」に相当する。
次に、S1の工程で得られた相関関係(図5の近似直線200)と、S2の工程で得られた温度分布(図6の温度分布)とを用いて、ウェーハ表面の温度分布が均一になるように、標準サセプタ17のザグリ171(図2参照、以下標準ザグリという)のザグリ底面171cの形状を変更する(S3)。具体的には、ウェーハの表面領域を図6の温度分布に応じた領域に仮想的に分ける。図6の例では、例えば、ウェーハ中央領域110、ウェーハ中間領域111、ウェーハ外周領域112の3つの領域に分けられる。
そして、ウェーハ中央領域110(高温ウェーハ領域)の温度T1と、ウェーハ中間領域111(高温ウェーハ領域)の温度T2と、ウェーハ外周領域112(低温ウェーハ領域)の温度T3とを、図6の温度分布から求める。それら温度T1〜T3として、例えば各領域110〜112の平均温度を求める。次に、求めた温度T1〜T3の中で最も低い温度T3に対する温度T1、T2の温度変化(%)を求める。具体的には、温度T3に対する温度T1の温度変化ΔT1として、ΔT1=(T1−T3)÷T3×100を計算する。同様に、温度T3に対する温度T2の温度変化ΔT2として、ΔT2=(T2−T3)÷T3×100を計算する。
そして、求めた温度変化ΔT1、ΔT2を打ち消す温度変化(−ΔT1、−ΔT2)に対応する段差深さda、db(後述する図8参照)を、図5の近似直線200(相関関係)から求める。例えば、温度変化ΔT=0.6%の場合には、それを打ち消す温度変化=−0.6%に対応する段差深さは0.8mmとなる(図5参照)。
そして、ウェーハ中央領域110に対応する標準サセプタ17のザグリ底面171c(図2参照)の領域(ザグリ中央領域)に、相関関係と温度分布から求めた段差深さdaの段差(溝)を形成する。同様に、ウェーハ中間領域111に対応するザグリ底面171cの領域(ザグリ中間領域)に、相関関係と温度分布から求めた段差深さdbの段差(溝)を形成する。なお、ウェーハ外周領域に対応するザグリ底面171cの領域(ザグリ外周領域)の形状変更は行わない。
図7は、S3の工程で得られるサセプタ32(以下、形状変更サセプタという)の平面図を示している。図8は、図7のA−A断面図(形状変更サセプタ32の断面図)である。図7では、ハッチングの領域に段差が形成されていることを示している。図7に示すように、形状変更サセプタ32のザグリ底面322の形状は図6の温度分布と同様となっている。すなわち、図7、図8に示すように、ザグリ底面322の中央領域322aには段差深さdaの段差が形成されており、そのザグリ中央領域322aの範囲は図6のウェーハ中央領域110と同様の範囲となっている。また、ザグリ底面322の中間領域322bには段差深さdbの段差が形成されており、そのザグリ中間領域322bの範囲は図6のウェーハ中間領域111と同様の範囲となっている。また、ザグリ底面322の外周領域322cには段差が形成されておらず、そのザグリ外周領域322cの範囲は図6のウェーハ外周領域112と同様の範囲となっている。
図9は、図7のB−B断面図である。図9に示すように、ザグリ外周領域322cとザグリ中間領域322bの境界部分323aは、テーパー状(傾斜面)に形成されている。同様に、ザグリ中間領域322bとザグリ中央領域322aの境界部分323bもテーパー状に形成されている。これにより、それら境界部分323a、323bにおいて、ウェーハ表面温度が急激に変化するのを防止できる。なお、S3の工程が本発明の「サセプタ作製工程」に相当する。
次に、図7の形状変更サセプタ32を用いて、シリコンウェーハWの主表面にエピタキシャル層を気相成長させる(S4)。具体的には、形状変更サセプタ32を反応容器12内にセットする。そして、投入温度(例えば650℃)に調整した反応容器12内にシリコンウェーハWを投入し、その主表面が上を向くように、形状変更サセプタ32のザグリ321(図7参照)に載置する。ここで反応容器12にはシリコンウェーハWが投入される前段階から、気相成長用ガス導入管20、21及びパージガス導入管19をそれぞれ介して水素ガスが導入されている。
次に形状変更サセプタ32上のシリコンウェーハWを加熱手段24、25により水素熱処理温度(例えば1050〜1200℃)まで加熱する。次に、シリコンウェーハWの主表面に形成されている自然酸化膜を除去する為の気相エッチングを行う。なお、この気相エッチングは、具体的には、次工程である気相成長の直前まで行われる。
次に、シリコンウェーハWを所望の成長温度(例えば1050〜1180℃)まで降温し、気相成長用ガス導入管20、21を介してシリコンウェーハWの主表面上に原料ガス(例えばトリクロロシラン)を、パージガス導入管19を介してパージガス(例えば水素)をそれぞれ略水平に供給することによってシリコンウェーハWの主表面上にエピタキシャル層を気相成長させる。このとき、ザグリ中央領域322a(図7、図8参照)のザグリ深さが、標準ザグリ深さdよりも段差深さdaだけ深くなっているので、ウェーハ中央領域110(図6参照)の温度をその段差深さdaの分だけ低下させることができる。また、ザグリ中間領域322b(図7、図8参照)のザグリ深さが、標準ザグリ深さdよりも段差深さdbだけ深くなっているので、ウェーハ中間領域111(図6参照)の温度をその段差深さdbの分だけ低下させることができる。その結果、ウェーハ中央領域110、ウェーハ中間領域111、ウェーハ外周領域112間で、温度分布を均一にできる。最後に、エピタキシャルウェーハを取り出し温度(例えば、650℃)まで降温し、反応容器12外へと搬出する。なお、S4の工程が本発明の「気相成長工程」に相当する。
以上に説明した各工程S1〜S4を経て、シリコンエピタキシャルウェーハが得られる。このように、本実施形態によれば、ザグリ底面がフラットな面に形成された標準サセプタに代えて、部分的にザグリ深さが変わった形状変更サセプタを用いているので、エピタキシャル成長時にウェーハ表面の温度分布を均一にできる。その結果、エピタキシャルウェーハの膜厚分布、抵抗分布を向上でき、温度分布不均一に起因したスリップの発生を低減できる。
本発明の効果を確認するために、以下の試験を行った。先ず、導電型がP型、直径8インチ、抵抗率8〜12Ωcm、CZ法で製造されたシリコン単結晶基板の試料を準備した。その試料を、ザグリ底面に局所的にいくつか溝が形成された相関測定用サセプタ(図4参照)に載置した。そして、エピタキシャル成長温度1130℃、昇温レート10〜20℃/s、原料ガスSiHClの条件で、試料上に10μmのエピタキシャル層を成膜した。その後、エピタキシャル層の膜厚分布をマップにて細かく測定した。その測定方法は、フラットネス測定装置で、エピタキシャル層成膜前後の試料の厚みをそれぞれ測定し、その差分をエピタキシャル層の膜厚とした。そして、予め作成しておいたウェーハ表面温度とエピタキシャル層の膜厚(成長速度)の関係から、相関測定用サセプタの溝形成位置におけるウェーハ表面温度を求めた(図3のS1)。上述の図5はその測定結果を示している。
次に、導電型がP型、直径8インチ、抵抗率8〜12Ωcm、CZ法で製造されたシリコン単結晶基板の試料を準備した。その試料に裏面に、イオン注入によりB(ボロン)を打ち込み、裏面をSiO膜でシールした。その試料を標準サセプタ(図2参照)に載置して、昇温レート15℃/s、エピタキシャル成長温度1130℃でHベークを行った。このとき、打ち込んだB(ボロン)がウェーハ表面温度に応じて熱拡散する。その後、試料裏面のSiO膜を剥がして裏面の抵抗率をマップ測定した。そして、予め作成しておいた検量線(抵抗率とウェーハ表面温度の関係)から、ウェーハ表面の温度分布を得た(図3のS2)。上述の図6はその測定結果を示している。
次に、図6の中央部の三角形の領域の温度分布を補正し、その三角形の領域を2段階の領域に分けた(ウェーハ中央領域110とウェーハ中間領域111の2つの領域に分けた)。その後、ウェーハ中央領域110、ウェーハ中間領域111、ウェーハ外周領域112、それぞれの平均温度を求めた。ウェーハ中央領域110の平均温度は、ウェーハ外周領域112の平均温度よりも2.5℃高かった。ウェーハ中間領域111の平均温度は、ウェーハ外周領域112の平均温度よりも1.3℃高かった。それら温度上昇分(2.5℃、1.3℃)を打ち消す段差深さを、図5の近似直線200から求めた。その結果、図7、図8のザグリ中央領域322aを、標準ザグリ深さdよりも0.45mmだけ深くした。また、ザグリ中間領域322bを、標準ザグリ深さdよりも0.3mmだけ深くした(図3のS3)。なお、境界部分323a、323bはテーパー状に形成し、その長さZ(図9参照)は暫定的に5mmとした。
次に、形状変更サセプタを用いて、図6の温度分布を測定したときと同じ条件で、ウェーハ表面の温度分布を測定した。図10はその測定結果を示している。図10に示すように、図6の温度分布に比べて、均一な温度分布が得られた(温度の等高線の間隔が広くなっている)。
次に、この形状変更サセプタを用いて、導電型がP型、直径8インチ、抵抗率8〜12Ωcm、CZ法で製造されたシリコン単結晶基板の主表面にエピタキシャル層を気相成長させ、エピタキシャルウェーハを製造した。このとき、水素熱処理温度が1110〜1130℃、成長温度が1110〜1130℃、原料ガスがトリクロロシラン、目標膜厚が5μmの条件でエピタキシャル層を気相成長させた。また、比較例として、形状変更サセプタを用いたときと同じ条件で、図2の標準サセプタを用いてエピタキシャル層を気相成長させ、エピタキシャルウェーハを製造した。そして、形状変更サセプタを用いて製造されたエピタキシャルウェーハと、標準サセプタを用いて製造されたエピタキシャルウェーハのそれぞれに対して、エピタキシャル層の膜厚分布をFTIRにより測定した。
図11、図12はその測定結果であり、ウェーハの各領域の膜厚を色の濃淡(等高線)で表した図である。図11は、形状変更サセプタを用いて製造されたエピタキシャルウェーハの膜厚分布を示している。図12は、標準サセプタを用いて製造されたエピタキシャルウェーハの膜厚分布を示している。なお、図11、図12では、ウェーハー表面上のいくつかの点における膜厚を数値で示している。
図11の膜厚分布は、図12の膜厚分布に比べて、均一となっている(等高線の間隔が広くなっている)。エピタキシャル層の最大膜厚値をtmax、最小膜厚値をtminとし、以下の式1で定義される値Tをエピタキシャル層の膜厚分布(%)としたとき、図11の膜厚分布Tは0.6%、図12の膜厚分布Tは1.1%となった。つまり、本発明を適用することで、エピタキシャルウェーハの膜厚分布の均一性を向上できることを示せた。
T=100×(tmax−tmin)/(tmax+tmin) ・・・(式1)
なお、本発明に係るエピタキシャルウェーハの製造方法は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載を逸脱しない限度で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態の図3のS1の工程では、局所的にいくつかザグリ深さを変えたサセプタを用いていたが、ザグリ深さが異なる複数のサセプタを準備し、それら複数のサセプタを用いてザグリ深さとウェーハ表面温度の相関関係を求めても良い。また、上記実施形態では、シリコンエピタキシャルウェーハの製造方法に本発明を適用した例を説明したが、シリコンエピタキシャルウェーハ以外の他のエピタキシャルウェーハの製造方法に本発明を適用しても良い。また、図3のS1の工程、S2の工程はどちらを先に実施しても良い。
10 気相成長装置
110 ウェーハ中央領域(高温ウェーハ領域)
111 ウェーハ中間領域(高温ウェーハ領域)
112 ウェーハ外周領域(低温ウェーハ領域)
17 標準サセプタ(第1のサセプタ)
171 標準ザグリ
171c 標準サセプタのザグリ底面
24、25 加熱手段
200 近似直線(相関関係)
31 相関測定用サセプタ
311 相関測定用サセプタのザグリ
311c 相関測定用サセプタのザグリ底面
312 段差
32 形状変更サセプタ(第2のサセプタ)
321 形状変更サセプタのザグリ
322 形状変更サセプタのザグリ底面
322a ザグリ中央領域(高温ザグリ領域)
322b ザグリ中間領域(高温ザグリ領域)
322c ザグリ外周領域
323a ザグリ中間領域とザグリ外周領域の境界部分
323b ザグリ中央領域とザグリ中間領域の境界部分

Claims (6)

  1. ウェーハを載置するためのザグリであってウェーハ外周部を支持するとともにウェーハ裏面とザグリ底面の間に空間を有したザグリが形成されたサセプタと、そのサセプタに載置されたウェーハを少なくとも前記サセプタの下方から加熱する加熱手段とを備えた気相成長装置を用いて、ウェーハ上にエピタキシャル層を気相成長させるエピタキシャルウェーハの製造方法において、
    エピタキシャル成長温度におけるウェーハの表面温度と、ウェーハ裏面とザグリ底面の間の距離であるザグリ深さの相関関係を取得する相関関係取得工程と、
    ザグリ底面がフラットな面からなる前記ザグリが形成された第1のサセプタを用いて、エピタキシャル成長温度におけるウェーハ表面の温度分布を測定する温度分布測定工程と、
    前記温度分布に応じて部分的にザグリ深さが変わるように、前記第1のサセプタの前記ザグリである標準ザグリに対してザグリ底面の形状を前記温度分布及び前記相関関係に応じた分だけ変更した第2のサセプタを作製するサセプタ作製工程と、
    前記第2のサセプタを用いてウェーハ上にエピタキシャル層を気相成長させる気相成長工程と、
    を含むことを特徴とするエピタキシャルウェーハの製造方法。
  2. 前記サセプタ作製工程は、ウェーハ表面領域のうち前記温度分布で示される温度が他の領域に比べて相対的に高くなっている高温ウェーハ領域に対応するザグリ底面の領域である高温ザグリ領域を、前記標準ザグリのザグリ深さである標準ザグリ深さよりも前記温度分布及び前記相関関係に応じた分だけ深くした前記第2のサセプタを作製する工程であることを特徴とする請求項1に記載のエピタキシャルウェーハの製造方法。
  3. 前記サセプタ作製工程は、ウェーハ表面領域のうち前記温度分布で示される温度が他の領域に比べて相対的に低くなっている低温ウェーハ領域に対する前記高温ウェーハ領域の温度上昇分を打ち消す温度変化を与えるザグリ深さを前記相関関係から求め、求めたザグリ深さとなるように、前記高温ザグリ領域を前記標準ザグリ深さよりも深くした前記第2のサセプタを作製する工程であることを特徴とする請求項2に記載のエピタキシャルウェーハの製造方法。
  4. 前記相関関係取得工程は、前記標準ザグリ深さから深くする方向にザグリ深さを変化させたときのその変化分に対するウェーハ表面の温度変化を前記相関関係として取得する工程であり、
    前記サセプタ作製工程は、前記温度上昇分を打ち消す温度変化を与える前記標準ザグリ深さからの変化分を前記相関関係から求め、求めた変化分だけ、前記高温ザグリ領域を前記標準ザグリ深さよりも深くした前記第2のサセプタを作製する工程であることを特徴とする請求項3に記載のエピタキシャルウェーハの製造方法。
  5. 前記相関関係取得工程は、前記標準ザグリに対してザグリ深さをいくつか局所的に変えたサセプタを用いて前記相関関係を求める工程であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のエピタキシャルウェーハの製造方法。
  6. 前記サセプタ作製工程は、ザグリ深さが変わるザグリ底面の境界部分をテーパー状に形成した前記第2のサセプタを作製する工程であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のエピタキシャルウェーハの製造方法。
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