JPH10123630A - 原稿圧着板の取付装置 - Google Patents

原稿圧着板の取付装置

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JPH10123630A
JPH10123630A JP27806996A JP27806996A JPH10123630A JP H10123630 A JPH10123630 A JP H10123630A JP 27806996 A JP27806996 A JP 27806996A JP 27806996 A JP27806996 A JP 27806996A JP H10123630 A JPH10123630 A JP H10123630A
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章 赤田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複写機本体1の上面のスタンド取付面17と
コンタクトガラス4に寸法ばらつきにより誤差が生じて
いる場合も、その誤差を吸収できて常にコンタクトガラ
ス4上に対し原稿圧着板2を均等な圧力分布で水平状態
に圧着させることができる原稿圧着板の取付装置を提供
する。 【解決手段】 複写機本体1の上面に対し原稿圧着板2
をヒンジ機構6を介して上下方向に開閉回動自在に取り
付ける。ヒンジ機構6は、複写機本体1の上面に固定さ
れたスタンド9と、原稿圧着板2の後端部に固定され、
スタンド9にヒンジ軸11まわりに回動自在に枢着され
たヒンジアーム12からなる。ヒンジ軸11は、ヒンジ
アーム12に一体的に結合されるとともに、スタンド9
に上下方向に縦長状に形成された軸穴16に上下方向に
スライド自在に挿通される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、読取機あ
るいは翻訳機等の本体に原稿圧着板をヒンジ機構で開閉
自在に取り付ける原稿圧着板の取付装置に係り、より詳
しくは前記ヒンジ機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の原稿圧着板の取付装置として、
例えば、実開平7−40957号公報に開示されている
ようなものがある。そこでは、複写機本体の上面に対し
原稿圧着板がヒンジ機構を介して上下方向に開閉回動自
在に取り付けられる。前記ヒンジ機構は、複写機本体の
上面にスタンドを取り付ける一方、原稿圧着板の後端部
にヒンジアームを固定し、このヒンジアームを前記スタ
ンドにヒンジ軸まわりに回動自在に枢着し、スタンドと
ヒンジアーム間に原稿圧着板を開き方向に回動付勢する
ばねを介装してなる。原稿を複写する場合は、原稿圧着
板を開き回動し、原稿を複写機本体の上面に取り付けた
コンタクトガラスの面上に載置した後、前記原稿圧着板
を前記ばねの力に抗して押し下げて原稿をコンタクトガ
ラス面上に密着させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の装置では、
複写機本体の上面においてコンタクトガラス面とスタン
ド取付面の上下位置関係が設計通りの標準寸法に厳密に
組み立てられてはじめて、原稿圧着板がコンタクトガラ
ス面上に水平状態に均等な圧力分布で密着する。しかし
ながら、例えば、コンタクトガラス面とスタンド取付面
とが同一平面上にあるように設計されたとしても、実際
に組立てる場合には、コンタクトガラス面やスタンド取
付面などの寸法にばらつきがある。このため、必ずしも
常にコンタクトガラス面とスタンド取付面とが正しく同
一平面上になるように組み立てられるとは限らず、コン
タクトガラス面がスタンド取付面から僅かに浮き出て標
準高さ寸法よりも高くなったり、反対に沈下して標準高
さ寸法よりも低く取り付けられて、コンタクトガラス面
とスタンド取付面とに段差が生じることがある。
【0004】こうした場合には、原稿圧着板がコンタク
トガラス面上に僅かながらも斜めに傾いて接触し、原稿
圧着板のコンタクトガラス面上に対する接触圧がその前
後で差を生じる。かかる接触圧の差によって、例えば、
自動原稿送り装置(ADF)を内蔵した原稿圧着板では
原稿を真っ直ぐに送られず、斜めに送られるなど原稿の
搬送異常が発生し、これが原因して原稿の破損やコピー
ミスを生じる。
【0005】本発明の目的は、このような問題を解消す
るためになされたもので、複写機等本体のスタンド取付
面とコンタクトガラス面の寸法ばらつきによる誤差を吸
収できて、常にコンタクトガラス面上に対し原稿圧着板
を水平状態に均等圧で密着させることのできる原稿圧着
板の取付装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
発明は、複写機等のコンタクトガラスを取り付けた本体
の上面に対し、原稿圧着板がヒンジ機構を介して上下方
向に開閉回動自在に取り付けられ、前記ヒンジ機構は、
前記本体の上面に固定されたスタンドと、前記原稿圧着
板の後端部に固定され、前記スタンドにヒンジ軸まわり
に回動自在に枢着されたヒンジアームと、前記原稿圧着
板を開き方向に回動付勢する付勢手段とを有する原稿圧
着板の取付装置において、前記ヒンジ軸が、ヒンジアー
ムに一体的に結合されるとともに、前記スタンドに上下
縦方向に長い長穴状に形成された軸穴に上下方向にスラ
イド自在に挿通されていることを特徴とするものであ
る。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1記載の原
稿圧着板の取付装置において、前記ヒンジアームの回動
基端側にカム部材を設け、このカム部材は、前記原稿圧
着板が半開き角度位置から全開するまでの回動に伴い前
記本体又はスタンド等の固定面に対し摺接し、この摺接
に伴い前記ヒンジアーム及び原稿圧着板を持ち上げて前
記ヒンジ軸を前記軸穴内の上方へ移動させ、前記原稿圧
着板の半開き角度位置から全閉するまでの回動に伴い前
記固定面との摺接面から離れるように構成してあること
を特徴とするものである。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明によれば、例えば、原稿を
複写する場合、開放状態の原稿圧着板を付勢手段の付勢
力に抗してヒンジ軸まわりに押し下げると、原稿圧着板
は本体上面のコンタクトガラス上に圧着する。この圧着
時に、コンタクトガラスが本体の上面に標準高さ位置に
取り付けられている場合、原稿圧着板は、ヒンジ軸を軸
穴内の上下方向中央付近に位置させて、本体上面のコン
タクトガラス上に均等な圧力分布で水平状態に圧着す
る。寸法のばらつきによってコンタクトガラスが標準高
さ位置よりも僅かに高く取り付けられている場合は、原
稿圧着板は圧着に際し当初、コンタクトガラス上にヒン
ジ軸側の後端側を低くし、前端側を高くする傾斜姿勢に
接触するが、ヒンジアームはヒンジ軸を軸穴内で上下方
向にスライド自在であるため、原稿圧着板は、その傾斜
姿勢後に引き続き、自重により前端側を下げ、ヒンジ軸
を軸穴内の上下方向中央付近より上方へ前記コンタクト
ガラスの標準高さよりも高い寸法誤差分だけ移動させ
て、コンタクトガラス上に水平状態に圧着する姿勢に矯
正できる。
【0009】請求項2記載の発明によれば、原稿圧着板
を半開き角度位置から全開するまで回動させるに伴い、
カム部材が固定面と摺接することによりヒンジアーム及
び原稿圧着板を持ち上げてヒンジ軸を軸穴内の上方へ移
動させる。したがって、寸法のばらつきによってコンタ
クトガラスが標準高さ位置よりも僅かに低く取り付けら
れている場合は、原稿圧着板は圧着に際し当初、コンタ
クトガラス上に前端側を低くし、ヒンジ軸側の後端側を
高くする傾斜姿勢に接触するが、この後、原稿圧着板
は、自重により後端側を下げて、ヒンジ軸を軸穴内の上
下方向中央付近より下方へ前記コンタクトガラスの標準
高さ位置よりも低い寸法誤差分だけ移動させることがで
きるため、コンタクトガラス上に水平状態に圧着する姿
勢に矯正できる。
【0010】言い換えれば、カム部材が無いと、原稿圧
着板を全開状態に起立させたときその原稿圧着板は自重
によりヒンジ軸が軸穴内の下端に達するまで下降する。
このように最初からヒンジ軸が軸穴内の下端に位置して
いると、コンタクトガラスが標準高さ位置よりも僅かに
低く取り付けられている場合において、原稿圧着板が閉
じ回動してコンタクトガラス上に前端側を低くし、ヒン
ジ軸側の後端側を高くする傾斜姿勢に接触し、原稿圧着
板はこれ以上後端側を下げることができない。このた
め、原稿圧着板はかかる傾斜姿勢状態のままとなる。し
かし、前述のようにカム部材を設けることによって、そ
うした場合も原稿圧着板を水平姿勢に矯正することがで
きる。コンタクトガラスが標準高さ位置に取り付けられ
ている場合、および標準高さ位置よりも僅かに高く取り
付けられている場合には、請求項1記載の発明の場合と
同様な作用が働く。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る原稿圧着板の
取付装置全体の概略側面図、図2は同装置の要部の側面
図、図3は同装置の要部平面図、図4は同装置の要部の
縦断側面図、図5は図3におけるX矢視図、図6は同装
置のスタンドとばね受部材を組み合わせた状態の平面図
を示す。図1ないし図3において、1は複写機の本体、
2は原稿圧着板で、周知の自動原稿送り用のベルトコン
ベア3を左右方向に走行駆動可能に内蔵しており、予め
セットした原稿を、ベルトコンベア3で1枚ずつ自動的
に本体1の上面のコンタクトガラス4上に送り込み、コ
ピー終了後自動的に原稿を排出する。原稿圧着板2の圧
着面上にはベルトコンベア3のベルトとコンタクトガラ
ス4の上面との間のクリアランスを均一にするための突
起5を備えている。6は本体1の上面に原稿圧着板2を
開閉回動自在に枢支連結するヒンジ機構で、通常、左右
2個使用される。ヒンジ機構6は複写機の本体1の上面
の後端寄りにビス等で固定される鋼板製のスタンド9
と、原稿圧着板2の下面後端部にビス等で固定され、後
端側をスタンド9にヒンジ軸11で上下回動自在に枢着
された鋼板製のヒンジアーム12と、原稿圧着板2を開
放方向に回動付勢するばねなどからなる付勢手段13と
からなる。
【0012】図4及び図6に示すように、スタンド9は
背面板14と、該背面板14の左右端から前方へ直角に
連設された左右の側面板15とを有する断面C形の筒形
状に形成される。左右の側面板15の各上端寄り部位に
は、ヒンジ軸11が上下スライド自在に通される上下縦
方向に長い長穴状の軸穴16を設ける。この軸穴16
は、例えば、図1に示すように、コンタクトガラス4が
本体1の上面の後端寄りに設けたスタンド取付面17と
同一平面上に取り付けられている場合の標準高さ位置を
0として、上下方向の寸法許容差を±3mmに設定する。
背面板14の下端と左右の側面板15の各下端から、そ
れぞれから座板18,19を外向きに直角に張出し形成
する。背面板14の座板18に切欠20を、左右の側面
板15の座板19に取付穴21をそれぞれ設ける。かく
して、このスタンド9は、三方の座板18,19をスタ
ンド取付面17上に重ね合わし、ビス7を各座板18,
19の切欠20及び取付穴21にそれぞれ通して締め付
けることにより、スタンド取付面17上にスタンド9が
垂直に定置固定される。
【0013】ヒンジアーム12は、図2ないし図5に示
すように、厚物原稿の複写にも対応できるように互いに
屈折自在に連結ピン22で連結された第1アーム23と
第2アーム24とからなる。第1アーム23は断面溝形
に形成されて上面板25と、該上面板25の左右端から
下方へ直角に連設された左右の側面板26とを有する。
左右の側面板26及び上面板25に原稿圧着板2の下面
後端部にビス等で固定するための取付穴27を設ける。
第2アーム24は第1アーム23の後半内部に嵌め込ま
れるよう断面溝形に形成されて上面板28と、該上面板
28の左右端から下方へ直角に連設された左右の側面板
29とを有する。左右の側面板29の後端部は、第1ア
ーム23の後端より更に後方へ延設して扇形状に形成
し、この左右の側面板29の後端部にヒンジ軸11が通
される丸穴状の軸穴30を設ける。
【0014】第1アーム23は原稿圧着板2の下面後端
部にビス等で一体的に重合固定される。第2アーム24
は、左右の側面板29の後端部をスタンド9の左右の側
面板15の外側に配置し、これら側面板29,15の軸
穴30,16にヒンジ軸11を挿通させることにより、
スタンド9に対し第1アーム23が軸穴16の縦方向長
さ分だけ上下方向にスライド自在に連結される。図2に
示すように、第2アーム24の後端部の外周縁にはカム
部材31が一体に形成される。このカム部材31の周縁
曲線は、原稿圧着板2を図2に二点鎖線Aで示すごとく
全開して起立させたときヒンジ軸11が軸穴16内の上
端寄り位置bに移動するよう座板19の上面との接触点
P1 がヒンジ軸11からの距離mを最大とし、原稿圧着
板2を図2に実線状態で示すごとく全閉したとき座板1
9の上面から離れる非接触点P2 がヒンジ軸11からの
距離nを最小として両点P1 ,P2 を緩やかな曲線で結
ぶ円弧状に形成する。カム部材31は座板19の上面に
代えて、本体1の上面に接触させるようにすることもで
きる。従って、このカム部材31は、原稿圧着板2が半
開き角度位置から全開するまでの回動に伴い座板19又
は本体1の上面に対し摺接し、この摺接に伴いヒンジア
ーム12及び原稿圧着板2が持ち上げられてヒンジ軸1
1が軸穴16内の上方へ移動し、原稿圧着板2が半開き
角度位置から全閉するまでの回動に伴い座板19又は本
体1の上面との摺接面から離れる。
【0015】図4及び図5に示すように、ヒンジアーム
12の後端内部には付勢手段13を備える。この付勢手
段13は第1,2アーム23,24の連結ピン22の下
側に第1支軸32を該連結ピン22と平行に、また第2
アーム24とスタンド9間に第2支軸33を有するばね
受部材34をそれぞれ互いに前後に対向するよう設け
る。第2アーム24の左右の側面板29に第2支軸挿通
用の軸穴35が設けられるが、この軸穴35は連結ピン
22を中心にして描かれる円弧状に形成される。ばね受
部材34は、図4及び図6に示すように、スタンド9の
前面、背面板14及び左右の側面板15の外周を囲む前
後及び左右の側壁36,37,38を有する角筒形状に
形成されており、その前側壁36の上端に第2支軸33
を一体に形成し、左右の側壁38の各上端寄りに丸穴状
の軸穴39を設けている。そして、ばね受部材34はス
タンド9の外周と第2アーム24の左右の側面板29と
の間に上下動自在に配置されるとともに、その左右の軸
穴39にヒンジ軸11が挿通される(図3参照)。第1
支軸32と第2支軸33との間には相対的に伸縮移動自
在に挿入嵌合した内外スリーブ40,41が、外スリー
ブ41の前端の凹溝42を第1支軸32に、内スリーブ
40の後端の凹溝43を第2支軸33にそれぞれ回動自
在に係合させることにより支持される。内外スリーブ4
0,41には内外二重の圧縮コイルばね44,45が内
蔵され、このばね44,45で常に内外スリーブ40,
41を伸長方向に付勢する。この付勢手段13は、例え
ば、原稿圧着板2がこれの開き角度を約15°〜60°
の範囲でフリーストップ角度に設定し、約15°以下で
は自重落下し、約60°以上ではフリーストップできる
か撥ね上げられるように設定する。
【0016】上記構成の装置において、原稿を複写する
場合、原稿圧着板2をヒンジ軸11まわりに上開き回動
させると、原稿圧着板2の半開き回動角度位置からカム
部材31が座板19の上面に摺接するに伴いヒンジアー
ム12及び原稿圧着板2が持ち上げられて、ヒンジ軸1
1が軸穴16内の上方へ移動する(図2の二点鎖線Aの
状態)。この開き状態の原稿圧着板2を付勢手段13の
付勢力に抗してヒンジ軸11まわりに押し下げ、自動原
稿送り装置を搭載した重量の大きい原稿圧着板2は下向
きに回動するに従ってその自重による回転モーメントが
次第に大きくなり、最終的に回転モーメントが付勢手段
13の付勢力に勝って、原稿圧着板2をコンタクトガラ
ス4上に圧着する。
【0017】その際、コンタクトガラス4が本体1の上
面に標準高さ位置に取り付けられている場合、図示例で
はコンタクトガラス4の上面とスタンド取付面17とが
同一平面上にあるよう組み立てられている場合は、原稿
圧着板2は、コンタクトガラス4に圧着したとき、ヒン
ジ軸11を軸穴16内の上下方向中央付近aに位置させ
て、コンタクトガラス4上に均等な圧力分布で水平状態
に圧着する。そのとき、カム部材31は座板19との摺
接面から離れている。原稿が厚物の場合は、ヒンジアー
ム12が、図2の二点鎖線Bで示すように連結ピン22
を中心にして屈折することで、原稿圧着板2が厚物原稿
をコンタクトガラス4上に均等な圧力分布で圧着する。
【0018】仮に、寸法のばらつきによってコンタクト
ガラス4が標準高さ位置よりも僅かに高く取り付けられ
ている場合は、原稿圧着板2は圧着に際し当初、コンタ
クトガラス4上に対しヒンジ軸11側の後端側Rを低く
し、前端側Fを高くする傾斜姿勢に接触するが、この
後、原稿圧着板2は、自重により前端側Fを下げて、ヒ
ンジ軸11を軸穴16内の上下方向中央付近aより上方
位置bへコンタクトガラス4の標準高さ位置よりも高い
寸法誤差分(図1に示す具体的寸法例では最大3mm)だ
け移動させ、コンタクトガラス4上に水平状態に圧着す
るよう姿勢を変える。
【0019】寸法のばらつきによって、反対にコンタク
トガラス4が標準高さ位置よりも僅かに低く取り付けら
れている場合は、原稿圧着板2は圧着に際し当初、コン
タクトガラス4上に対し前端側Fを低くし、ヒンジ軸1
1側の後端側Rを高くする傾斜姿勢に接触するが、この
後、原稿圧着板2は、自重により後端側Rを下げて、ヒ
ンジ軸11を軸穴16内の上下方向中央付近aより下方
位置cへコンタクトガラス4の標準高さ位置よりも低い
寸法誤差分(図1に示す具体的寸法例では最大3mm)だ
け移動させ、コンタクトガラス4上に水平状態に圧着す
るよう姿勢を変える。
【0020】上記実施例では、厚物原稿にも適用できる
ようにヒンジアーム12を互いに屈折できる第1アーム
23と第2アーム24とで構成するが、厚物原稿の複写
を不必要とする場合は、ヒンジアーム12は第2アーム
24単体で構成し、これを原稿圧着板2に固定するもの
とすればよい。自動原稿送り装置を搭載しない軽量の原
稿圧着板2の場合は、図4中に二点鎖線Dで示すように
第2支軸33をヒンジ軸11よりも高い位置に設定す
る。これにより原稿圧着板2はヒンジ軸11と第1支軸
32と第2支軸33とが一直線上になった後更に押し下
げられると、付勢手段13の付勢力で原稿圧着板2をコ
ンタクトガラス4に圧着させることができる。付勢手段
13としては、単一のスリーブ40又は41に圧縮コイ
ルばね44又は45を内蔵するものであってもよく、ま
た金属製ばね以外に、ゴム、プラスチック等の非金属製
ばね、磁石ばね、あるいはシリンダ型空気ばね等の空気
ばねなどを使用することもできる。上記実施例ではスタ
ンド9に対しばね受け部材34を外嵌させているが、そ
れとは逆にスタンド9に対しばね受け部材34を内嵌さ
せることもできる。カム部材31としては、図示例のよ
うな板カム等の平面カム以外に、立体カムを採用するこ
ともできる。なお、本発明は複写機以外に、読取機ある
いは翻訳機などにも取り付けて原稿を圧着するのに用い
ることができる。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、寸法のば
らつきによって本体のコンタクトガラスが標準高さ位置
よりも僅かに高く取り付けられる誤差が生じている場合
も、その誤差を吸収できて常に原稿圧着板を本体のコン
タクトガラス面上に対し均等な圧力分布で水平状態に圧
着させることができ、原稿の破損やコピーミスなどを防
止できる。
【0022】請求項2記載の発明によれば、寸法のばら
つきによって本体のコンタクトガラスが標準高さ位置よ
りも僅かに高く取り付けられる誤差が生じている場合の
みならず、コンタクトガラスが標準高さ位置よりも僅か
に低く取り付けられる誤差が生じている場合も、これら
誤差を吸収できて常に原稿圧着板を本体のコンタクトガ
ラス面上に対し均等な圧力分布で水平状態に圧着させる
ことができて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原稿圧着板の取付装置全体の概略
側面図である。
【図2】同装置の要部の側面図である。
【図3】同装置の要部平面図である。
【図4】同装置の要部の縦断側面図である。
【図5】図3におけるX矢視図である。
【図6】同装置のスタンドとばね受部材を組み合わせた
状態の平面図である。
【符号の説明】
1 本体 2 原稿圧着板 4 コンタクトガラス 6 ヒンジ機構 9 スタンド 11 ヒンジ軸 12 ヒンジアーム 13 付勢手段 16 軸穴 31 カム部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複写機等のコンタクトガラスを取り付け
    た本体の上面に対し、原稿圧着板がヒンジ機構を介して
    上下方向に開閉回動自在に取り付けられ、 前記ヒンジ機構が、前記本体の上面に固定されたスタン
    ドと、前記原稿圧着板の後端部に固定され、前記スタン
    ドにヒンジ軸まわりに回動自在に枢着されたヒンジアー
    ムと、前記原稿圧着板を開き方向に回動付勢する付勢手
    段とを有する原稿圧着板の取付装置において、 前記ヒンジ軸が、ヒンジアームに一体的に結合されると
    ともに、前記スタンドに上下縦方向に長い長穴状に形成
    された軸穴に上下方向にスライド自在に挿通されている
    ことを特徴とする原稿圧着板の取付装置。
  2. 【請求項2】 前記ヒンジアームの回動基端側にカム部
    材を設け、このカム部材は、前記原稿圧着板が半開き角
    度位置から全開するまでの回動に伴い前記本体又はスタ
    ンド等の固定面に対し摺接し、この摺接に伴い前記ヒン
    ジアーム及び原稿圧着板を持ち上げて前記ヒンジ軸を前
    記軸穴内の上方へ移動させ、原稿圧着板の半開き角度位
    置から全閉するまでの回動に伴い前記固定面との摺接面
    から離れるように構成してあることを特徴とする請求項
    1記載の原稿圧着板の取付装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8908233B2 (en) 2012-07-06 2014-12-09 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image processing apparatus

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