JP2803577B2 - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP2803577B2
JP2803577B2 JP6241203A JP24120394A JP2803577B2 JP 2803577 B2 JP2803577 B2 JP 2803577B2 JP 6241203 A JP6241203 A JP 6241203A JP 24120394 A JP24120394 A JP 24120394A JP 2803577 B2 JP2803577 B2 JP 2803577B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、レーザプリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置における給紙装置の
構造に係り、より詳しくは、被記録媒体であるカット用
紙(以下単に用紙という)を手差しにて給紙する給紙装
置の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機等の給紙部に、当該複写機
の本体に側面から用紙を手差しで供給する箇所では、実
公昭62−2189号公報に開示されているように、前
記本体に対して用紙載置台の基端を上下回動可能に装着
し、この用紙載置台を使用しないときには、当該用紙載
置台を本体の側面とほぼ平行状(垂直状)に折り畳みで
きるよう構成したものが知られている。
【0003】前記先行技術において、使用時における用
紙載置台の上面と水平面とのなす角度を所定値に保持す
るには、用紙載置台の基端と本体の間にストッパー機構
を設ける必要があり、用紙Pを搭載するときの重量に耐
えるようにストッパー機構を強固にすると、その構造が
複雑となったり、嵩高くなるという問題がある。そこ
で、図7(a)及び図7(b)に示すように、本体10
0内に配置した給紙部の給紙ローラ101の下面に向か
って用紙Pの先端をバネ102aにて押圧するための押
圧板102の基端を第1枢支軸103の箇所で本体10
0に対して回転可能に装着する一方、用紙Pの終端側を
支持する蓋兼用の後載置台104の基端の第2枢支軸1
05は、前記第1枢支軸103より下方にて本体100
に配置し、前記第1枢支軸103に先端を回動可能に装
着した中間載置台106の後端ピン107は、前記後載
置台104の自由端側(後端側)のガイド溝108に摺
動自在に嵌挿されるように構成し、使用時の中間載置台
106と本体側面100aとのなす角度θ1を本体の側
面100aに対して90度以内の所定値に規制した状態
に保持する構成が提案された。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
成によれば、中間載置台106の水平面に対する傾斜角
度が小さい状態に保持できるようにするには、図7
(a)及び図7(b)に示すように、後載置台104の
基端の第2枢支軸の位置は第1枢支軸103より適宜H
1だけ下位置に設定する必要があるそして、この構成で
は、不使用時に後載置台104にて本体100側面の開
口部109を塞ぐように上向き回動するとき、中間載置
台104は前記第1枢支軸105の箇所を中心にして上
向き回動し、後端ピン107は後載置台104のガイド
溝108に沿って後載置台104の自由端側に向かって
移動するので、後載置台104の長さ寸法を短くするこ
とができない。従って、給紙口の上下寸法が大きくなる
という問題があった。
【0005】また、押圧板102から後載置台104に
わたって載置される用紙Pの湾曲程度を少なくなるよう
にするため、中間載置台106に長さを長くしようとす
ると、後載置台104の長さはそれ以上に長く設定しな
ければならず、手差し使用時における用紙Pの給紙方向
の後載置台104の長さを余り長くしない、換言する
と、手差し使用時において、後載置台104が本体から
外に大きく突出させないでコンパクトにすることができ
ないという問題があった。
【0006】また、前記構成では、給紙ローラ101の
回動時、その円周摩擦面にて押圧板102上の用紙Pを
摩擦して分離するので、前記押圧板102上に積層させ
た用紙Pの高さ寸法に拘らずその摩擦分離作用を充分達
成するため、押圧板102の基端の第1枢支軸103か
ら給紙ローラ101の軸心101aまでの水平距離L1
を大きくすることが好ましい。換言すると、押圧板10
2の上下揺動角度を小さくすることが好ましい。
【0007】しかしながら、前記構成では、中間載置台
106は給紙ローラ101へ用紙押圧する機能をもって
いないから、押圧板102の寸法(水平距離L1)と、
第1枢支軸103から給紙ローラ101の軸心101a
までの垂直距離H2によって前記摩擦分離による給紙作
用の効能が決定されてしまうという問題があった。本発
明は、これらの問題を解決すべくなされたものであり、
コンパクトでありながら給紙作用の効能を充分に果たす
ことができる給紙装置を提供することを目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、プリンタ等の画像形成装置
の給紙部にカット用紙を給紙する装置であって、カット
用紙の先端部側を載置する第1載置台と、前記カット用
紙の後部側を載置し、且つ第1載置台の後部を摺動自在
に支持する第2載置台と、前記第1載置台の先端側を回
動可能に支持するリンクとからなり、該リンクの基端を
画像形成装置本体に上下回動可能に枢着し、第1載置台
の先端側を給紙部の給紙ローラに対して接離可能で且つ
付勢するように構成する一方、前記第2載置台の基端を
前記リンクの基端より下方位置にて上下回動可能に枢着
したものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
給紙装置において、前記リンクを給紙動作に応じて前記
給紙ローラに対して遠近動するように構成したものであ
る。請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2
記載の給紙装置において、前記第2載置台には、第1載
置台の後部に設けた連結ピンを摺動自在に案内するガイ
ド溝を設ける一方、カット用紙の後端を支持するための
補助板を摺動自在に設けたものである。
【0010】
【実施例】次に、本発明を具体化した実施例について説
明する。図1はプリンタの側面図、図2は給紙装置の要
部側断面図を示す。プリンタの本体1の一側板1aに開
口した手差し給紙口2内には、後述するで伝動歯車機構
15を介して間欠的に回転する側断面略D字状の給紙ロ
ーラ3と、用紙Pの先端及び下面を案内するためのガイ
ド板4とが配置されており、前記手差し給紙口2には、
用紙Pの先端部側を載置する載置台としての第1載置台
5と、前記用紙Pの後部側を載置し、且つ第1載置台5
の後部を摺動自在に支持する第2載置台6と、前記第1
載置台5の先端側を回動可能に支持するリンク7とを配
置する。
【0011】第1載置台5及び第2載置台6はそれぞれ
合成樹脂製の射出成形品であり、平板部とその左右両側
のガイド板部とからなり断面上向きコ字状に形成されて
いる。第2載置台6は、手差し給紙口2の下部側の本体
1に対する第2枢支軸8を中心にして上向き回動可能に
枢支され、この第2載置台6の給紙方向に沿う方向の長
さは、手差し給紙口2の上下寸法に略等しく、第2載置
台6を一側板1aと平行状に立てるとき、手差し給紙口
2を覆うことができるように構成されている。第2載置
台6の左右両側のガイド板部には、給紙方向に沿って長
いガイド溝9、9(図1及び図2では一方のみ示す)が
穿設形成されている。
【0012】リンク7は前記第2載置台6の側部の外側
に配置され、該リンク7の基端は、前記第2枢支軸より
上方位置の本体1に対する第1枢支軸10を中心に上下
回動可能に支持されており、第1載置台5の先端と前記
リンク7の先端とを連結ピン11を介して回動自在に連
結する。そして、第1載置台5の後端側の左右両側に外
向きに突出する摺動軸12,12(図1及び図2では一
方のみ示す)を前記第2載置台6の左右両側のガイド溝
9,9に摺動自在に嵌挿させている。また、第2載置台
6の平板6a上面には、給紙方向に沿って移動自在で、
第1載置台5の平板5aの下面に潜り込むことのできる
補助板13が装着されており、この補助板13の上面に
用紙Pの後部側を載置し、第1載置台5の平板5aに用
紙Pを橋渡しするよう載置される。第1載置台5の先端
上面は前記給紙ローラ3の下面と対峙する位置に配置さ
れている。
【0013】前記リンク7は、給紙ローラ3の給紙動作
回転に応じて間欠的に上下回動するように構成されるも
ので、側面視略D字状の給紙ローラ3は前記第1載置台
5に積層された用紙Pの表面に当接する円周面状の接触
部と、用紙に当接しない非接触部とを有し、給紙の待機
中では、給紙ローラ3は非接触部が用紙Pの表面と対峙
する移送で停止し、給紙命令に従って、給紙ローラ3が
一回転してから停止する。また、この給紙ローラ3の間
欠回転に同期して、前記第1載置台5の先端側を給紙ロ
ーラ3に対して遠近動させる構成である。
【0014】その一実施例として、図2、図3及び図5
に示すように、リンク7を付勢ばね16にて上向き付勢
して第1載置台5の先端側を給紙ローラ3に接近される
ように構成する一方、リンク7の規制板部7aの上面に
当接させて付勢ばね16の力に抗してリンク7を下向き
(給紙ローラ3から離間する方向)に規制するカム17
を配置し、このカム17と一体的に回転するカム軸18
に取り付けられた伝動歯車19と、前記給紙ローラ3が
固着された支軸20と一体的に回転する従動歯車21と
を噛み合わせる。この支軸20には円周一側に係合段部
22aを備えた回転体22が固着され、電磁ソレノイド
等のアクチュエータ23にて作動する係合爪片24が前
記係合段部22aに係合して、前記給紙ローラ3が停止
し、且つカム17がリンク7を下向き姿勢に保持するよ
うに構成されている。
【0015】また、駆動モータ25にて回転する駆動歯
車26を、前記給紙ローラ3が固着された支軸20と一
体的に回転する欠歯歯車27に噛み合わせ、給紙ローラ
3が前記姿勢で停止しているとき、欠歯歯車27におけ
る欠歯部分(図示せず)が前記駆動歯車26と対峙する
ようように設定しておくものである。このように構成す
ることにより、手差し給紙作業時には、図2に示すごと
く、第2載置台6を第2枢支軸8のまわりにて下向き回
動させると、第1載置台5の摺動軸12がガイド溝9の
前端に当接した位置で規制され、第1載置台5及び第2
載置台6の傾き姿勢は保持される。次いで、補助板13
を第2載置台6から引き出してその上面と前記第1載置
台5の平板5a上面とに跨がらせて用紙Pを載置する。
【0016】次に、前記構成の給紙装置による給紙動作
について説明すると、初期状態(給紙待機状態)では、
電磁ソレノイド等のアクチュエータ23はOFF状態で
あり、係合爪片24は回転体22の係合段部22aに係
合しており、且つ給紙ローラ3における非接触部が第1
載置台5上の用紙Pの表面と対峙して停止している(図
5参照)。また、この状態では、欠歯歯車27における
欠歯部が駆動歯車26と対向している。
【0017】次に、プリンタの電源をONにすると駆動
モータ25が作動して駆動歯車26は常時回転してい
る。この状態では、付勢ばね16の力がリンク7の規制
板部7aを介してカム17を上向き回動付勢させ、この
力が伝動歯車19を図2の矢印B方向に回転する方向に
付勢し、従って、従動歯車21を介して欠歯歯車26を
矢印A方向に回転するように付勢している。しかし、欠
歯歯車27における欠歯部が駆動歯車26と対向した状
態で前述のように停止しているので、欠歯歯車27は回
転しない。
【0018】プリンタに印字指令が入力され、制御基板
(図示せず)から給紙命令が発せられると、アクチュエ
ータ23が一時的にONとなり、係合爪片24は係合段
部22aから外れ、前記付勢はね16により矢印A方向
に初期回転力を付与された欠歯歯車26の歯部と駆動歯
車26とが噛み合って回転するので、支軸20と一体的
に回転する給紙ローラ3が図2の矢印A方向に一回転す
る。これに同期して、従動歯車21を介して伝動歯車1
9及びカム17を矢印B方向に回転させる(図2参
照)。
【0019】また、リンク7は付勢ばね16の力により
上向き付勢されているので、リンク7が第1枢支軸10
の回りに上向き回動する。このリンク7と第1載置台5
の先端とは連結ピン11を介して連結さているので、当
該第1載置台5は、その後端の摺動軸12を中心にして
上向き回動することになり、第1載置台5先端側の用紙
Pの表面が回転している給紙ローラ3の接触部に当接
し、一枚の用紙Pのみがガイド板4方向に搬送される。
【0020】アクチュエータ23のOFF状態にて回転
体22の周面に摺接している係合爪片24は、給紙ロー
ラ3の一回転により、係合段部22aに係合して回転停
止させるので、該給紙ローラ3は非接触部が前記第1載
置台5上の用紙Pの表面と対峙し、且つカム17はリン
ク7を下向きに押圧した状態で停止する。この場合、リ
ンク7の第1枢支軸10から連結ピン11までの距離が
短く、従って、前記カム17の回動に連動するリンク7
の上下揺動角度が大きくても、第1載置台5の回動中心
である摺動軸12は、本体1の外側に遠く離れた位置に
なり、従って、第1載置台5の給紙方向の長さを長く
し、且つ第1載置台5の上下揺動角度を小さくできるか
ら、前記第1載置台5上に積層させた用紙Pの高さ寸法
に拘らず、給紙ローラ3の接触部による摩擦分離作用に
ばらつきが発生せず、確実且つ安定した給紙作用を達成
することができる。
【0021】次に、手差し作業をしない状態では、図1
及び図4に示すように、補助板13を第2載置台6の平
板6aに沿って押し込んだ後、第2枢支軸8の箇所を中
心にして第2載置台6を上向き回動させると、第1載置
台5の後端の摺動軸12は第2載置台6におけるガイド
溝9に沿って移動し、第1載置台5はその後端が上位置
となるように逆立ちするようにして折り畳まれる。この
とき、第1載置台5の先端側は連結ピン11を介してリ
ンク7と連結されており、且つリンク7は第1枢支軸1
0の回りに回動可能であるので、第1載置台5の先端側
は付勢ばね16の力に抗してリンク7を下向き回動する
方向に押圧することになる。
【0022】従って、第2載置台6の長さやガイド溝9
の長さに関係なく第1載置台5の長さ寸法を決定するこ
とができるし、また、第1載置台5の水平面に対する傾
斜角度も小さくできるから、第2載置台6から第1載置
台5の上面に跨がって載置される用紙Pの曲がりも少な
くなる。図6(a)及び図6(b)に示す実施例では、
手差し作業時に、第1載置台5及びリンク7が略水平状
に保持されるように、前記実施例と同様のカム17等に
て姿勢を規制され、且つ付勢ばね30にて上向き付勢し
たものであり、この実施例においても、第2枢支軸8の
箇所を中心にして第2載置台6を上向き回動させると、
第1載置台5の後端の摺動軸12は第2載置台6におけ
るガイド溝9に沿って移動し、第1載置台5はその後端
が上位置となるように逆立ちするようにして折り畳まれ
る。このとき、前記摺動軸12がガイド溝9の後端に当
接して規制されると、第1載置台5の先端側は連結ピン
11を介してリンク7と連結されており、且つリンク7
は第1枢支軸10の回りに回動可能であるので、第1載
置台5の先端側は付勢ばね30の力に抗してリンク7を
下向き回動する方向に押圧する。この場合、第1載置台
5の長さを長く設定すると、当該第1載置台5及びリン
ク7が、略垂直状に立てた第2載置台6とほぼ平行状と
なるまで折り畳むことができることになる。
【0023】前記いずれの実施例にしても、手差し給紙
口2を塞ぐ蓋と兼用の第2載置台6の長さを長くしない
で、第1載置台5の長さを長く設定することができると
いうものである。なお、付勢ばね16,30は第1載置
台5の先端側を給紙ローラ3側に向かって付勢するよう
に装架しても良い。
【0024】
【発明の作用・効果】以上に説明したように、請求項1
記載の発明は、プリンタ等の画像形成装置の給紙部にカ
ット用紙を給紙する装置であって、カット用紙の先端部
側を載置する第1載置台と、前記カット用紙の後部側を
載置し、且つ第1載置台の後部を摺動自在に支持する第
2載置台と、前記第1載置台の先端側を回動可能に支持
するリンクとからなり、該リンクの基端を、画像形成装
置本体に上下回動可能に枢着し、第1載置台の先端側を
給紙部の給紙ローラに対して接離可能で且つ付勢するよ
うに構成する一方、前記第2載置台の基端を前記リンク
の基端より下方位置にて上下回動可能に枢着したもので
ある。
【0025】従って、第1載置台はその後部が第2載置
台に対して摺動自在に支持される一方、第1載置台の先
端は回動可能なリンクの先端と回動可能に連結されてい
るので、第2載置台の長さを長くしないで、第1載置台
の長さを長く設定することができる結果、手差し給紙作
業時に、第2載置台が本体から長く突出することを防止
できコンパクトな給紙装置とすることができるという効
果を奏する。
【0026】そして、手差し給紙作業時に、第2載置台
を本体から引き出すように下向き回動したとき、第1載
置台が給紙ローラに対して所定傾斜角度にて規制される
と、第2載置台の傾斜角度も規制される。このときリン
クの長さが短くても、第1載置台の後部が第2載置台に
支持された状態で回動中心となるので、その回動中心
が、本体の外側に遠く離れた位置になり、従って、第1
載置台の給紙方向の長さを長くし、且つ第1載置台の上
下揺動角度を小さくできるから、この第1載置台上に積
層させたカット用紙の高さ寸法に拘らず、給紙ローラに
よる摩擦分離作用にばらつきが発生せず、確実且つ安定
した給紙作用を達成することができるという効果を奏す
るのである。
【0027】請求項2記載の発明は、請求項1記載の給
紙装置において、前記リンクを給紙動作に応じて前記給
紙ローラに対して遠近動するように構成したものである
から、リンクの回動動作を介して第1載置台先端側を給
紙ローラに対して遠近回動させることになり、リンクの
長さが短くても、第1載置台の後部が第2載置台に支持
された状態で回動中心となるので、その回動中心が、本
体の外側に遠く離れた位置になり、従って、第1載置台
の給紙方向の長さを長くし、且つ第1載置台の上下揺動
角度を小さくできるから、この第1載置台上に積層させ
たカット用紙の高さ寸法に拘らず、給紙ローラによる摩
擦分離作用にばらつきが発生せず、確実且つ安定した給
紙作用を達成することができるという効果を奏するので
ある。
【0028】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2記載の給紙装置において、前記第2載置台に
は、第1載置台の後部に設けた連結ピンを摺動自在に案
内するガイド溝を設ける一方、カット用紙の後端を支持
するための補助板を摺動自在に設けたものであるから、
第2載置台を上下回動するのに応じて第1載置台も自動
的に上下回動し、手差し給紙作業に伴う載置台の回動操
作をワンタッチで行うことができる。また、第2載置台
に補助板を摺動自在に設けたことで、カット用紙の長さ
に応じて補助板の配置位置を設定すれば良く、第2載置
台自体の長さを長くすることなく、カット用紙の長さに
対応させて安定してカット用紙を載置することができ、
コンパクトな給紙装置とするという効果を奏するのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】給紙部を破断面で示すプリンタの概略側面図で
ある。
【図2】給紙装置の要部側断面図である。
【図3】給紙装置の平面図である。
【図4】第1載置台及び第2載置台を折り畳んだ状態の
側断面図である。
【図5】給紙ローラの駆動機構を示す側面図である。
【図6】(a)は給紙装置の第2実施例であって、第1
載置体及び第2載置台を広げた状態の側面図を示し、
(b)は第1載置体及び第2載置台を折り畳んだ状態の
側面図を示す。
【図7】(a)は従来例の給紙装置の載置台を広げた状
態の側面図を示し、(b)は載置台を折り畳んだ状態の
側面図を示す。
【符号の説明】
1 本体 2 手差し給紙口 3 給紙ローラ 5 第1載置台 6 第2載置台 7 リンク 8 第2枢支軸 9 ガイド溝 10 第1枢支軸 11 連結ピン 12 摺動軸 16,30 付勢ばね 17 カム

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリンタ等の画像形成装置の給紙部にカ
    ット用紙を給紙する装置であって、カット用紙の先端部
    側を載置する第1載置台と、前記カット用紙の後部側を
    載置し、且つ第1載置台の後部を摺動自在に支持する第
    2載置台と、前記第1載置台の先端側を回動可能に支持
    するリンクとからなり、該リンクの基端を画像形成装置
    本体に上下回動可能に枢着し、第1載置台の先端側を給
    紙部の給紙ローラに対して接離可能で且つ付勢するよう
    に構成する一方、前記第2載置台の基端を前記リンクの
    基端より下方位置にて上下回動可能に枢着したことを特
    徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記リンクを給紙動作に応じて前記給紙
    ローラに対して遠近動するように構成したことを特徴と
    する請求項1記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記第2載置台には、第1載置台の後部
    に設けた連結ピンを摺動自在に案内するガイド溝を設け
    る一方、カット用紙の後端を支持するための補助板を摺
    動自在に設けたことを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の給紙装置。
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