JP3032451B2 - シート給送装置 - Google Patents
シート給送装置Info
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Description
タ、印刷機等のシート給送装置に装着され、シートを画
像読み取り部近傍の透過型シートに沿って通紙させるシ
ート給送装置に関するものである。
表面処理はされておらず、単なる透過型シートを原稿読
み取り位置に設けていた。
面に何の表面処理もしていない透過型シートでは、数十
枚程度の原稿の通紙により、原稿との摩擦、紙屑等の影
響により原稿搬送面側の透過型シート表面に傷が付くの
が一般的であった。原稿読取部近傍の透過型シート表面
に傷が付くと、透過率低下による読み取り画像の悪化、
また原稿通紙面の表面粗さの悪化による通紙不良等の様
々な問題が生じていた。それに加え、静電気により原稿
が透過型シートに貼り付いてしまうため、良好な画像の
提供、確実な給紙を行うのは難しかった。
の傷をなくし、画像の低下や給紙不良を防ぐことによ
り、品質の高いシート給送装置の提供を目的とするもの
である。
成するためになされたもので、原稿を所定位置まで搬送
する搬送手段と、原稿読み取り位置近傍に設けられた透
過型シートとからなるシート給送装置において、前記透
過型シートの原稿搬送面側に、2H以上の耐スクラッチ
コーティングを施したことを特徴とするシート給送装置
である。
は、帯電防止剤を練り込まれていることが好ましい。
する。
以上の耐スクラッチコーティングを好ましくはより高硬
度の耐スクラッチコーティングを施すことにより、原稿
の通紙による透過型シート表面の傷がなくなり、原稿読
み取り時に画像の悪化や通紙不良を防ぐことができ、品
質の高い画像読み取り、および給紙が可能になる。上記
した2H以上の耐スクラッチコーティングにおいては、
硬ければ硬い程耐スクラッチコーティングの効果は向上
する。
ンタ、印刷機等のシート給送装置として装着される。シ
ートを画像読み取り部近傍の透過型シートに沿って通紙
させるシート給送装置において、用いられる透過型シー
ト材の材質としては、ポリエステルシートのほか、ポリ
カーボネート、塩化ビニール、アクリルフィルム等のあ
らゆる透過型シート材についても同様に用いられる。
からなる透過型シートの原稿通紙面側に、鉛筆硬度2H
以上の耐スクラッチコーティングを施す場合は、通常の
使用においてA4サイズ原稿10万枚を通紙しても傷が
付かない程度に耐久性が向上することが確かめられた。
すなわち、具体的には図5のポリエステルシート28の
原稿搬送面側に2H以上の耐スクラッチコーティング9
1を施すことにより、ポリエステル28に傷が付かない
ことが確認された。かくして、10万枚以上の長期間に
わたり、傷による透過率低下による読み取り画像の悪
化、および原稿通紙面の表面粗さの悪化による通紙不良
等の様々な問題の発生が防止され、良好な画像の提供お
よび確実な給紙を行うことが可能となる。
ィングを施した透過型シートを使用した検討では、A4
サイズ原稿3000枚程度の通紙でシート表面に傷が付
き画像に悪影響を与えることが確認されている。
ーティングとは、フィルム表面に傷が付かなくなるよう
に、ベースフィルムに硬質塗料をコーティングしたもの
であり、例えば株式会社きもと製の商品名、KBフィル
ム、タイプG01等を挙げることができる。このような
材料を用いた場合の透過率は、全可視光領域にわたり8
6%以上である。
透過型シートのチャ−ジアップを防止するために、帯電
防止剤を練り込むことが好ましい。透過型シートに帯電
防止剤を練り込む方法としては、イミダゾリン型両性界
面活性剤カルシウム塩を添加する方法が一般的に用いら
れる。この場合の一般的な練り込み量は、表面固有抵抗
が109 Ω程度以下となる量である。また、この場合に
用いられる帯電防止剤としては、例えば東レ株式会社製
の商品名、ルミラーの導電性グレードX−53等を使用
することができる。
使用されてきた一般の複写機、プリンタ、印刷機等のシ
ート給送装置として容易に組み込むことが可能であり、
それぞれの装置として利用可能である。
装置の全体図または部分図を示す。
で切断した断面図である。
枚ずつ上方から分離してスキャナ本体2の画像読み取り
部へ送り込み、流し読みを行い、そのまま排紙を行う流
し読み原稿送り装置(以後ADFと呼ぶ)である。
走査して読み取りデジタル情報に変換してコンピュータ
にその画像情報を送るフラットベッドスキャナ(画像読
み取り装置)である。
ADFの原稿給紙トレイである。
ド規制ガイドであり、原稿給紙トレイ3に給紙方向と直
角方向にスライド可能に取り付けてあり、原稿を給紙方
向と直角方向から押さえ込み斜行を防いでいる。またサ
イド規制ガイド4はほぼコの字形状をしており、原稿を
上側から押さえる屋根部分が設けてあり、原稿端部が浮
き上がって斜行してしまうことを防止している。
稿の排紙トレイ39上の原稿を取り出す場合やジャム処
理を行う場合に、この揺動中心5を中心にしてサイド規
制ガイド4と原稿給紙トレイを回動させる。
稿の上側をガイドする部材であり、軸7を中心に回動可
能になっている。
と同時に、開閉ガイドに組み付けられているピックアッ
プローラ8、フィードローラ9を駆動している駆動軸で
ある。
上から順に装置内部に送り出すピックアップローラであ
り、上部開閉ガイド6に回転可能に固定される。
ローラである。フィードローラ9は駆動軸7に固定され
たプーリからベルト42を介して直接駆動されている。
さらにフィードローラ9からベルト43を介してピック
アップローラ8が駆動されている。
と同様に上部開閉ガイド6に回転可能に固定されてい
る。
ーラ支持レバ16によりフィードローラ9に押圧する方
向に移動可能に支持されており、ばね19により所定の
圧力でフィードローラ9に圧接されている。
レームに固定された軸15を中心に回転可能に支持さ
れ、リタードローラ10を支持している部分と反対側の
部分は軸17でつながっている。
中心に回動可能に支持された押圧レバ18がリタードロ
ーラ10をフィードロータ9に圧接させるために押して
いる。
引っ張られている。押圧レバ18にはばね19を掛ける
切り欠きが3カ所設けてあり、実際にばねを掛ける位置
を変更することによりリタードローラ10の圧接力を調
節することができるようになっている。
ラ10により1枚に分離された紙を引き抜くための引き
抜きローラ21とそのアイドラコロ22を互いに圧接さ
せるための板ばねであり、上部開閉ガイド6に固定され
ている。またアイドラコロ22および図示していないア
イドラコロ軸も上部開閉ガイド6に固定され、上部開閉
ガイド6を開くと、フィードローラ9とリタードローラ
10、引き抜きローラ21とアイドラコロ22がそれぞ
れ解放され、ジャム紙等を簡単に取り除くことができる
構造になっている。
れているかどうかを検知するためのセンサレバであり、
原稿の無し/有りに連動して、フォトインタラプタ20
の光路を遮断する位置と逃げた位置の間を、揺動可能に
上部開閉ガイド6に支持されている。
載された原稿を、毎給紙時に押し付けるための上下揺動
トレイを示している。
図示していないレバと回転カムおよび回転カムを駆動す
るモータにより昇降駆動されている。
を示している。上昇方向は図示していない付勢ばねで行
い、下降方向は付勢ばねの力に逆らって上記カムで押し
下げている。これにより積載された原稿束の厚みを吸収
している。
みするための原稿送りローラである。
ドラコロであり、バネ25により原稿送りローラ23に
付勢されている。
に支持され、上部開閉ガイド6先端の突起部26により
図の点線の位置から実線の位置まで撓ませられ、アイド
ラコロ24を原稿送りローラ23方向に付勢している。
上方に開いて開放することによりばね25が点線の位置
に移動する。これによりアイドラコロ24の付勢力がな
くなり、ジャム紙が取り易くなる。
白色ガイド部材38との間に紙が通過する約0.9mm
の隙間が設けられている。その隙間を原稿が通過するこ
とにより、透明なポリエステルシート28を通して原稿
読み取り部29にて原稿が読み取られる。
ロである。アイドラコロ31は、白色ガイド部材38に
固定されたばね33にて排紙ローラ側に付勢されてい
る。
の軸に回動可能に支持されており、かつ白色ガイドは上
部開閉ガイド6で下方に押さえ付けられ位置決めされて
いる。すなわち、上部開閉ガイド6を開放すると、白色
ガイドも上方に揺動し、その結果ばね33がアイドラコ
ロ31を排紙ローラ30側へ付勢する力も解除される。
これによりジャム処理が容易になる。
することにより、フィードローラ9と引き抜きローラ2
1と原稿送りローラ23と排紙ローラ30の全部の搬送
ニップが同時に解除されることがわかる。
レイ39や原稿給紙トレイ3の裏側に貼り付き、積載ジ
ャム等を引き起こすことを防止するための除電針であ
る。
ールで持ち上がり、次の原稿排出の妨げになるのを防止
するカール押さえの役目もしている。そのため除電針の
長さも通常より長くなっている。
付け用の脚で、原稿送り装置フレームに固定してある軸
35を中心に回動可能になっており、原稿送り装置1を
下部のフラットベッドスキャナ本体2から開くことがで
きるようになっている。
ための電気基板である、37は、電気基板36に取り付
けられた図示していないスイッチを押している板ばねで
あり、上部開閉ガイド6に設けられた突起部26でスイ
ッチ方向に押されている。これにより上部開閉ガイド6
を開いたことを検知して、安全のため原稿送り装置1の
動作を停止させている。
と後端を検知して紙の動きをコントロールするために設
けてある。
テンガラスである。44は、フラットベッドスキャナ2
のプラテンガラス40上に載置した原稿を走査して読み
取るための第1ミラー、45は第1ミラー44の半分の
速度で移動する第2ミラーである。
電気信号に変換するためのラインCCDである。第1ミ
ラー44と第2ミラー45が1対1/2の速度で移動す
ることによりプラテンガラス40上の原稿とCCD47
との光学的距離を一定に保つことができる。
である。
支軸14を揺動中心として揺動板駆動軸52に示す矢印
方向に揺動し、ピックアップローラ8に当接させ用紙を
搬送する動作を助長するが、上下揺動トレイ13に取り
付けたイコラズプレート51は、ピックアップローラ8
のローラとの当接部分54,55に均等に力が加わるよ
うに、中央の揺動軸を中心にイコライズ方向矢印53に
示す方向に揺動するように取り付けられている。
ために上下揺動トレイ13とイコライズプレート51と
の間には、所要の段差αが設けられている。本実施例で
はαは約1mmである。
る。
を伝えるギアaで、引き抜きローラ21を回転させてい
る。また軸の反対側にあるギアb63によりギアc64
を介してギアd65に駆動を伝え、原稿送りローラ23
を回転させつつ、ギアe66に駆動を伝えリタードロー
ラ10を回転させている。
電磁クラッチであり、軸7はベルト42,43を用いて
フィードローラ9とピックアップローラ8を駆動してい
る。
リタードローラ芯70を支える軸で、トルクリミッタ6
7とつながっているパイプ部材68とジョイントしてい
る。トルクリミッタ67にはギア66によって常に図示
する用紙給紙方向とは逆の、紙を押し戻す方向にトルク
が与えられている。
Nになると、図1のフィードローラ9とピックアップロ
ーラ8が給紙方向に駆動されて原稿が給紙される。その
後電磁クラッチ61がOFFすると、軸7はフリーの状
態となるのでフィードローラ9もフリーとなり、圧接す
るリタードローラ10により給紙方向と逆方向に駆動さ
れる。これによりフィードローラ9とリタードローラ1
0のニップに突っ込んでいる原稿を原稿給紙トレイ3側
に吐き出すことができる。この動作が毎給紙毎に行われ
るので、上記の分離ニップに大量の原稿が突っ込んでジ
ャムや重送を引き起こすことを防止することが可能とな
る。また、原稿給紙の最初の1枚目の前にこの分離ニッ
プからの吐き出し動作を行うことにより、ユーザが原稿
束を無理に分離ニップに突っ込んだ場合にも正常な位置
まで原稿を押し戻すことができるので、ジャムや重送を
未然に防止できる。なお、ピックアップローラ8は給紙
方向に回転するときのみ駆動が伝えられるワンウィクラ
ッチを介して駆動され、かつ給紙方向と逆方向に駆動さ
れたときにこれを阻止するブレーキ用ワンウェイを設け
てあるので、給紙方向には回転するが逆方向には回転し
ないようになっている。
である下ガイド、82は引き抜きローラ21の軸である
引き抜きローラ軸、83は軸15を中心として回転可能
に支持された押圧レバー18がリタードローラ10をフ
ィードローラ9に圧接させる圧接力を調節可能にしたば
ね掛け切り欠き部、84は原稿給紙トレイ3上に載せる
ときに原稿の先端を突き当てる突き当て壁である。
の部材は、引き抜きローラ軸82を回転中心として上部
開閉ガイド6を開閉することで揺動する。上部開閉カバ
ー6を閉じたときは、ばね33によりアイドラコロ31
を付勢し排紙ローラ30に圧を加え、開閉したときは、
アイドラコロ31への付勢力が解除され、排紙ローラ3
0には圧は加わらない。
ある。
紙面側には、鉛筆硬度2H以上の耐スクラッチコーティ
ングを施せば、通常の使用においてA4サイズ原稿10
万枚を通紙しても傷が付かないことが確かめられた。つ
まりポリエステルシート28の原稿搬送面側に2Hの耐
スクラッチコーティング91を施すことにより、ポリエ
ステルシート28に傷が付かないことが確認された。か
くして、10万枚以上の長期間にわたり、傷による透過
率低下による読み取り画像の悪化、および原稿通紙面の
表面粗さの悪化による通紙不良等のさまざまな問題の発
生が防止され、良好な画像の提供および確実な給紙を行
うことが可能となった。ここで耐スクラッチコーティン
グは、紫外線硬化型の硬質塗料をベースフィルムにコー
ティングし、傷が付きにくくなるように実施した。この
実施例では株式会社きもとの商品名KBフィルム、タイ
プG01を使用し、透過率は全可視光領域にわたり86
%以上である。
48のチャージアップを防止するために帯電防止剤であ
るイミダリン型両性界面活性剤カルシウム塩を一般に使
用される量的範囲で練り込んだ材料を用いた。これによ
り帯電防止剤入りポリエステルシート48と原稿が静電
気により貼り付くのを防止することができた。この実施
例では東レの練り込み導電性グレードX−53を使用し
た。
見た図である。リタードローラは軸15を中心に揺動す
る支持レバー16および軸71、軸111によりイコラ
イズ可能に支持されている。軸71にはピン72が固定
され、このピン72とパイプ部材68に設けた長穴とが
係合してユニバーサルジョイントを形成している。また
軸75にはピン73によりトルクリミッター67が固定
され、さらにトルクリミッターの突起とパイプ部材68
が係合してトルクリミッター67のトルクをリタードロ
ーラ10に伝えている。ギア66は装置フレームに固定
された固定軸76に回転可能に支持されている。軸75
にはピン74が設けられ、ギア66に設けた長穴とピン
74が係合してユニバーサルジョントを形成している。
以上のようにギア66に伝えられた駆動のトルクがトル
クリミッター67を介してリタードローラ10に伝えら
れている。
である。リタードローラ10はフィードローラ9に追従
して矢印102の方向に移動するので、図7に示すよう
に2カ所のユニバーサルジョイント部が折れ曲がり、こ
の動作を可能にしている。
構成を表す図である。
像データをホストコンピュータ200に転送する際、ホ
ストコンピュータがメモリ容量や処理速度の関係でフラ
ットベットスキャナ2から送られてくる画像データを処
理しきれなくなる事態が発生する。これに対応するた
め、フラットベットスキャナ2の読み取り動作を一時中
断する、いわゆるスタート・ストップが行われている。
このとき、CCDを用いた装置では蓄積時間を滑らかに
変化させると画像処理が極めて難しくなり、読み取り中
に速度を滑らかに減らすことはできない。そこで、いき
なり停止、いきなり立ち上げを強いられる。しかしパー
ソナルコンピュータの高速化により、読み取り速度も高
速になった。それにスタート・ストップ読み取り時の画
像の連続性の維持や、モータの脱調を防止することが困
難になってきたため、本実施例のADF1およびフラッ
トベットスキャナ2では、フルスピード→1/2→停止
というように、いきなり停止させずに1/2の速度を間
に入れるシーケンスを採用する。原稿読み取り中に、こ
のようにステップ状に速度を変化させる動作をステップ
ダウンと称する。
ステップダウンを簡単に表した図である。
度、横軸は時間を表す。ある速度で読み取りを行ってい
るとき、メモリ容量や通信速度等の関係で画像データを
処理しきれなくなりそうになったら、読み取り速度を1
/2に変化させる。このような動作をステップダウンと
いう。その後1/2の速度で読み取りを続け、コンピュ
ータが画像データを処理しきれなくなると、イメージス
キャナはコンピュータのデータ処理が終了するまで読み
取りを中断し、その後コンピュータからの要求に応じて
読み取りを再開する、という動作を繰り返す。このよう
な動作をスタート・ストップという。
いるジャム時リトライシーケンスの説明図である。
428等に述べているように給紙ローラがスリップした
場合にすぐにジャムにせず、数回給紙動作を繰り返して
試みることをいう。そしてジャムと判断するのは、その
繰り返し後になお給紙されないときに行う。本実施例の
ADFではさらに次のようなシーケンスにしてある。す
なわち、給紙開始信号(図中a部)で上下揺動トレイ1
3が上昇し、所定時間経過後電磁クラッチ61がONと
なり、一定時間T1 の間上下揺動トレイ13が上昇した
後、上下揺動トレイ13を下げる。そして用紙先端を検
知したら同時を含む所定時間経過後に電磁クラッチ61
をOFFする。本来ならばクラッチONから紙の搬送を
開始し、所定時間経過後に紙端検知センサ41が原稿の
先端を検知することになっている(図中b部)。しかし
ピックアップローラ8やフィードローラ9がスリップし
た場合は、紙を所定の距離だけ給紙せず、紙端検知セン
サ41を所定のタイミングで紙が通過しない。そして一
定時間T3 を経過しても紙端検知センサ41を紙が通過
しないときには、給紙ジャム保留としてステッピングモ
ータを止め、一定時間T4 の間給紙動作を一時休止させ
て、もう一度上下揺動トレイ13の上昇(図中c部)か
らの給紙シーケンスを繰り返し、リトライを行う。ただ
しその際の二回目の上下揺動トレイ13の上昇時間T2
をT1 よりも長くすることで、確実な給紙を行うことを
可能としている。
図である。
1、カムセンサ−2で、ADFのフレームに固定してあ
る軸145を回転中心として回転する回転カム142の
カム−1の146によってON/OFFが司られてい
る。143は回転支軸に固定され、かつ付勢バネ144
によって常に上昇方向に付勢され、揺動トレイの回転支
軸14を中心として回転カム142のカム−2の147
により揺動されるレバーであり、軸14によって軸受し
ている上下揺動トレイ13の昇降を司っている。
N/OFFと、上下昇降トレイ13の昇降の2つの作業
を、別々のカム146と147で同時に行っていること
になる。
す。回転カム142は図示していないDCモータに取り
付けた左ウォームギアと、回転カムに一体に設けたホイ
ールギアで係合している。
べきカムの頂点を示している。まず、不図示のDCモー
タをONしてカムを矢印148方向に回転させる。する
と今までONだったカムセンサがOFFになり、もう片
方のカムセンサがOFFからONになる。そしてカムセ
ンサのレバーのカム146との接触点がカムの頂点14
9の位置で止まるようにDCモータをOFFする。この
ようにしてカム142を約半回転毎に停止させることが
できる。その結果、軸14に固定されている上下揺動ト
レイ13を上昇位置と下降位置に停止させることができ
る。
を示している。このつなぎカム面と150は対向する部
分よりも滑らかになっている。これはカム142が矢印
148方向に回転したときに、カムセンサ140のレバ
ーがカウンターに当たりレバーが破損するのを防止する
ために設けたものである。
カム142が停止するまでの時間は、機械のロット等で
ばらつくので、電源ONのときにカムを一回転以上回転
させてDCモータの特性を学習している。このデータに
基づいてカム頂部149とカムセンサレバーの接触点が
一致するようなタイミングを割り出し、DCモータをO
FFさせている。
傍の斜視図である。
に移動可能に支持されかつ、図の矢印A方向に比較的弱
い力で付勢され、リタードローラ10を支持する軸であ
る。112は、下ガイド81のリタードローラ10近傍
部分を取り外し自在にしたリタードローラカバーで、こ
のリタードローラカバー112は、下ガイド81に組み
込んだときには壁113により軸111の図中矢印B方
向へのスラスト方向の動きを規制し、リタードローラ1
0の保持動作を確実にして振動や衝撃が加わってもリタ
ードローラ10が脱落しないようにしている。
には4カ所の突起117,118が設けてあり、これら
が下ガイド81の溝119にスナップフィット方式で係
合している。上記構成でリタードローラ10を交換する
場合には、まずリタードローラカバー112の突起11
7,118の係合を外して下ガイド81から取り外す。
次にリタードローラ10を矢印B方向にスライドさせて
図中左側の軸(図6の軸71)からローラを外す。その
後右側の軸111からリタードローラ10を外して取り
出す。そして新しいリタードローラ10を逆の手順で組
み込む。以上のようにして何ら工具を用いることなく容
易にローラ交換を行うことができる。工具を用いる必要
がないため、ユーザ自身が行うことも可能となってい
る。
原稿の垂れ下がりを防止するためのストッパ120の働
きを説明する図である。
ズによって押し込んだポジションと引き出したポジショ
ンの2つのポジションに出し入れ可能となっており、図
は押し込んだポジションを示すものである。そして通常
はストッパ120の内部に組み込まれたストッパレバー
122に一体に形成されたバネ129の突き当て部12
8が、図示しないストッパ120に形成された壁に突き
当たり、突起部130が溝1231 に付勢係合してい
る。そして押し込んだポジションから引き出したポジシ
ョンに移動させるには、レバーボタン126−1,12
6−2を押すことにより、支点127を支点として回転
し、突起部130が溝123−1から離れるので、レバ
ーボタンを押したままa方向に移動させて突起部130
をもう一方の溝123−2に落し込むことにより可能と
なる。逆に引き出したポジションから押し込んだポジシ
ョンに移動させるには上記した手順と同じようにレバー
ボタン126を押しながらストッパ120を押し込めば
よい。
7を中心とする円弧になっており、その隙間を極力少な
くすることで、ストッパ120の引き出し方向に直行す
る方向のガタを少なくしている。
トッパレバー122、溝123、ストッパボタン12
6、支点127、突き当て部128、ばね129、突起
部130は対向側にも同形状のものがあり、レバーボタ
ン126は2つを同時に押すことで上記の機能を満たす
こととなる。
るのを防止するための突き当てストッパーであるストッ
パタブであり、ストッパタブ121は、図に実線で示す
使用しないときのポジションと、破線で示す突き当てス
トッパーとして使用するときのポジションの2つのポジ
ションが選択可能となっている。
溝125に指を入れ、ストッパタブ121の突起部12
4を指または爪で持ち上げることで容易に引き出すこと
が可能となっている。
ある。
れており、カバー137には指掛け突起部131が図に
示すように設けられている。これはユーザがストッパに
手を掛けてADF本体を開閉させたときに、誤って手を
滑らせることがないようにするために設けたものであ
る。
央部を切断した断面図である。
転中心としてか移動し、ストッパ120に切り込んであ
るスリット132によって片持ち梁となってバネ133
が下方向に撓ませられ、ストッパタブ121の凸部13
5が、バネ133の凹部136に図16に示すように落
ち込むことによって図13の破線で示すポジションで突
き当てストッパとして機能するようにロックする。 実施例2 ポリカーボネート、塩化ビニルおよびアクリルフィルム
をそれぞれ用いて前記の実施例と同様に実施したが、そ
れぞれの透過型シートの搬送面の傷の発生、および透過
型シートへの原稿の貼り付きを同様に防止することがで
きた。
装置においては、原稿を所定位置まで搬送する搬送手段
と、原稿読み取り位置近傍に設けられた透過型シートと
からなる、シート給送装置において、前記透過型シート
の原稿搬送面側に、2H以上の耐スクラッチコーティン
グを施すことで、原稿通紙による透過型シートの傷の発
生を防ぎ、良好な画像読み取り、および給紙が行えると
いう効果を奏する。
断面図
図
ウンを簡単に表した図
時リトライシーケンスの説明図
Claims (2)
- 【請求項1】 原稿を所定位置まで搬送する搬送手段
と、原稿読み取り位置近傍に設けられた透過型シートと
からなるシート給送装置において、前記透過型シートの
原稿搬送面側に、2H以上の耐スクラッチコーティング
を施したことを特徴とするシート給送装置。 - 【請求項2】 透過型シートが帯電防止剤を練り込まれ
ていることを特徴とする請求項1に記載のシート給送装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7239969A JP3032451B2 (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | シート給送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7239969A JP3032451B2 (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | シート給送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0983724A JPH0983724A (ja) | 1997-03-28 |
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