JPH10119363A - 印画装置 - Google Patents
印画装置Info
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- JPH10119363A JPH10119363A JP8279712A JP27971296A JPH10119363A JP H10119363 A JPH10119363 A JP H10119363A JP 8279712 A JP8279712 A JP 8279712A JP 27971296 A JP27971296 A JP 27971296A JP H10119363 A JPH10119363 A JP H10119363A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 印画データが印画される用紙量を把握して、
適切な縮小率で印画することによって用紙を無駄なく使
用する。 【解決手段】 残用紙検出機構5によって取得された印
字可能な用紙残長Aと、印字データを予め設定されてい
る印字条件で印字したときに要する用紙所要長Bとを比
較し、用紙残長Aが用紙所要長Bよりも少ないときに
は、用紙残長Aに対する用紙所要長Bの比率を求め、該
比率で縮小した印字条件でデータを印字し、用紙残長A
が用紙所要長Bよりも多いまたは同じときには、設定さ
れている印字条件でデータを印字する。このように用紙
量を把握して、適切な縮小率で印字することによって、
印字の最中に用紙がなくなってしまうという不都合を防
ぐことができる。したがって、用紙を無駄なく使用で
き、印字の途中で用紙を補給することなく短時間でデー
タを印字することができる。
適切な縮小率で印画することによって用紙を無駄なく使
用する。 【解決手段】 残用紙検出機構5によって取得された印
字可能な用紙残長Aと、印字データを予め設定されてい
る印字条件で印字したときに要する用紙所要長Bとを比
較し、用紙残長Aが用紙所要長Bよりも少ないときに
は、用紙残長Aに対する用紙所要長Bの比率を求め、該
比率で縮小した印字条件でデータを印字し、用紙残長A
が用紙所要長Bよりも多いまたは同じときには、設定さ
れている印字条件でデータを印字する。このように用紙
量を把握して、適切な縮小率で印字することによって、
印字の最中に用紙がなくなってしまうという不都合を防
ぐことができる。したがって、用紙を無駄なく使用で
き、印字の途中で用紙を補給することなく短時間でデー
タを印字することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば電子式金
銭登録機に用いられる印画装置に関する。
銭登録機に用いられる印画装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図19は、たとえば電子式金銭登録機に
用いられる従来技術の印画装置である印字ユニット51
を示す側面図である。印字データが印字される用紙53
aはロール状のロール紙53として、収納部材54に収
納される。ロール紙53からの用紙53aは、紙送りス
イッチ59を操作することによって手動で引出し可能で
ある。ロール紙53から引出された用紙53aは、互い
に対向して配置されるプラテンローラ56と紙送りロー
ラ57とに挟持されて搬送されて印字ヘッド58に到達
し、印字データが印字される。紙送りローラ57、印字
ヘッド58および紙送りスイッチ59の動作は制御部5
2で制御される。
用いられる従来技術の印画装置である印字ユニット51
を示す側面図である。印字データが印字される用紙53
aはロール状のロール紙53として、収納部材54に収
納される。ロール紙53からの用紙53aは、紙送りス
イッチ59を操作することによって手動で引出し可能で
ある。ロール紙53から引出された用紙53aは、互い
に対向して配置されるプラテンローラ56と紙送りロー
ラ57とに挟持されて搬送されて印字ヘッド58に到達
し、印字データが印字される。紙送りローラ57、印字
ヘッド58および紙送りスイッチ59の動作は制御部5
2で制御される。
【0003】また、収納部材54の近傍には、ロール紙
53の有無を検出するロール紙有無検機構55が設けら
れている。ロール紙53の残量が所定量以下となると、
ロール紙有無検出機構55が備えるスイッチが遮断され
て、ロール紙53が少なくなったことあるいはロール紙
53がなくなったことを検出する。ロール紙有無検出機
構55の動作も制御部52で制御される。
53の有無を検出するロール紙有無検機構55が設けら
れている。ロール紙53の残量が所定量以下となると、
ロール紙有無検出機構55が備えるスイッチが遮断され
て、ロール紙53が少なくなったことあるいはロール紙
53がなくなったことを検出する。ロール紙有無検出機
構55の動作も制御部52で制御される。
【0004】さらに、ロール紙有無検出機構55の検出
結果に基づいて、印字ユニット51または電子式金銭登
録機が備える表示装置の表示画面に、図20に示される
ような前記検出結果の内容を示す表示画面60を表示し
て、オペレータにロール紙53の交換を促している。
結果に基づいて、印字ユニット51または電子式金銭登
録機が備える表示装置の表示画面に、図20に示される
ような前記検出結果の内容を示す表示画面60を表示し
て、オペレータにロール紙53の交換を促している。
【0005】このような従来技術の印字ユニットは、た
とえば特開平7−195749号公報に開示されてい
る。該公報に記載された技術は、金銭登録機に用いられ
る印字装置において、装置稼働中の取引件数が多い場合
に、必要最小限の縮小印字を行って、用紙切れによる装
置の休止を未然に防ぐものである。該技術では具体的
に、稼働開始時刻から現在時刻までに行われた取引件数
に基づいて、現在時刻から稼働終了時刻までに行われる
取引件数を推定し、残りの用紙量を検出して該用紙に印
字できるかどうかを判断し、印字できないと判断された
ときには縮小モードで印字するようにしている。
とえば特開平7−195749号公報に開示されてい
る。該公報に記載された技術は、金銭登録機に用いられ
る印字装置において、装置稼働中の取引件数が多い場合
に、必要最小限の縮小印字を行って、用紙切れによる装
置の休止を未然に防ぐものである。該技術では具体的
に、稼働開始時刻から現在時刻までに行われた取引件数
に基づいて、現在時刻から稼働終了時刻までに行われる
取引件数を推定し、残りの用紙量を検出して該用紙に印
字できるかどうかを判断し、印字できないと判断された
ときには縮小モードで印字するようにしている。
【0006】また、他の従来技術の印字ユニットが、た
とえば特開平4−74060号公報に開示されている。
該公報に記載された技術は、用紙残量が所定量となって
少なくなったときに、それ以降に印字されるデータ量を
実質的に多くするものであり、該技術では、用紙切れが
近付いたことの検出に応答して、縮小して印字するよう
にしている。
とえば特開平4−74060号公報に開示されている。
該公報に記載された技術は、用紙残量が所定量となって
少なくなったときに、それ以降に印字されるデータ量を
実質的に多くするものであり、該技術では、用紙切れが
近付いたことの検出に応答して、縮小して印字するよう
にしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術の印字ユニット51では、印字の最中にロー
ル紙53がなくなってしまうという不都が生じる。たと
えば金銭登録機に用いられる場合、1件の取引に対して
用紙の途中で印字が中断されると、ロール紙53を供給
した後、最初から再度印字し直さなければならず、途中
まで印字された用紙が無駄になるとともに、1件分の取
引データをすべて印字するのに要する時間が長くなる。
た従来技術の印字ユニット51では、印字の最中にロー
ル紙53がなくなってしまうという不都が生じる。たと
えば金銭登録機に用いられる場合、1件の取引に対して
用紙の途中で印字が中断されると、ロール紙53を供給
した後、最初から再度印字し直さなければならず、途中
まで印字された用紙が無駄になるとともに、1件分の取
引データをすべて印字するのに要する時間が長くなる。
【0008】このような不都合は、特開平7−1957
49号公報に記載されたような、推定した稼働終了時刻
までに行われる取引件数によって適切な縮小率で印字す
る技術や、特開平4−74060号公報に記載されたよ
うな、用紙残量が少なくなったときに、それ以降のデー
タを縮小して印字する技術であっても同様に生じる。
49号公報に記載されたような、推定した稼働終了時刻
までに行われる取引件数によって適切な縮小率で印字す
る技術や、特開平4−74060号公報に記載されたよ
うな、用紙残量が少なくなったときに、それ以降のデー
タを縮小して印字する技術であっても同様に生じる。
【0009】本発明の目的は、印画データが印画される
用紙量を把握して、適切な縮小率で印画することによっ
て用紙を無駄なく使用できる印画装置を提供することで
ある。
用紙量を把握して、適切な縮小率で印画することによっ
て用紙を無駄なく使用できる印画装置を提供することで
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、記憶手段に記
憶された印画すべき印画データを、予め設定された印画
条件で、所定の用紙に印画して出力する印画装置におい
て、印画可能な用紙残量を取得する用紙残量取得手段
と、前記記憶手段に記憶されている印画データを、予め
設定されている印画条件で印画したときに要する用紙所
要量を取得する用紙所要量取得手段と、前記用紙残量と
用紙所要量とを比較する比較手段と、前記比較手段の出
力に応答して、用紙残量が用紙所要量よりも少ないとき
には、用紙残量に対する用紙所要量の比率を求め、該比
率で縮小した印画条件でデータを印画させ、用紙残量が
用紙所要量よりも多いまたは同じときには、設定されて
いる印画条件でデータを印画させる制御手段とを含むこ
とを特徴とする印画装置である。本発明に従えば、用紙
残量が用紙所要量よりも多いまたは同じときには、現在
設定されている印画条件で残余の用紙に印画データをす
べて印画することができる。一方、用紙残量が用紙所要
量よりも少ないときには、残余の用紙に印画データをす
べて印画することができないので、用紙残量に対する用
紙所要量の比率を求め、該比率で縮小した印画条件で印
画する。このように印画データが印画される用紙量を把
握して、用紙残量が用紙所要量よりも少ないときに適切
な縮小率で印画することによって、印画の最中に用紙が
なくなってしまうという不都を防ぐことができる。した
がって、用紙を無駄なく使用でき、印画の途中で用紙を
補給することなく短時間でデータを印画することができ
る。
憶された印画すべき印画データを、予め設定された印画
条件で、所定の用紙に印画して出力する印画装置におい
て、印画可能な用紙残量を取得する用紙残量取得手段
と、前記記憶手段に記憶されている印画データを、予め
設定されている印画条件で印画したときに要する用紙所
要量を取得する用紙所要量取得手段と、前記用紙残量と
用紙所要量とを比較する比較手段と、前記比較手段の出
力に応答して、用紙残量が用紙所要量よりも少ないとき
には、用紙残量に対する用紙所要量の比率を求め、該比
率で縮小した印画条件でデータを印画させ、用紙残量が
用紙所要量よりも多いまたは同じときには、設定されて
いる印画条件でデータを印画させる制御手段とを含むこ
とを特徴とする印画装置である。本発明に従えば、用紙
残量が用紙所要量よりも多いまたは同じときには、現在
設定されている印画条件で残余の用紙に印画データをす
べて印画することができる。一方、用紙残量が用紙所要
量よりも少ないときには、残余の用紙に印画データをす
べて印画することができないので、用紙残量に対する用
紙所要量の比率を求め、該比率で縮小した印画条件で印
画する。このように印画データが印画される用紙量を把
握して、用紙残量が用紙所要量よりも少ないときに適切
な縮小率で印画することによって、印画の最中に用紙が
なくなってしまうという不都を防ぐことができる。した
がって、用紙を無駄なく使用でき、印画の途中で用紙を
補給することなく短時間でデータを印画することができ
る。
【0011】また本発明は、前記用紙残量取得手段によ
って取得された用紙残量が、互いに異なる複数の所定量
になったことを検出する検出手段を含み、前記制御手段
は、該検出手段の出力に応答して、各所定量毎に予め定
められる縮小率で縮小した印画条件でデータを印画させ
ることを特徴とする。本発明に従えば、用紙残量が予め
定められる各所定量になると、印画データが各縮小率で
縮小して印画される。このように印画データが印画され
る用紙量を把握して、所定量になったときに縮小して印
画することによって、オペレータは用紙が少なくなって
きたことを印画状態で把握することができる。したがっ
て、オペレータは適切な時期に用紙を補充することがで
き、複数枚にわたってデータが印画されることを防ぐこ
とができる。
って取得された用紙残量が、互いに異なる複数の所定量
になったことを検出する検出手段を含み、前記制御手段
は、該検出手段の出力に応答して、各所定量毎に予め定
められる縮小率で縮小した印画条件でデータを印画させ
ることを特徴とする。本発明に従えば、用紙残量が予め
定められる各所定量になると、印画データが各縮小率で
縮小して印画される。このように印画データが印画され
る用紙量を把握して、所定量になったときに縮小して印
画することによって、オペレータは用紙が少なくなって
きたことを印画状態で把握することができる。したがっ
て、オペレータは適切な時期に用紙を補充することがで
き、複数枚にわたってデータが印画されることを防ぐこ
とができる。
【0012】また本発明は、記憶手段に記憶された印画
すべき印画データを、予め設定された印画条件で、所定
の用紙に印画して出力する印画装置において、印画可能
な用紙残量を取得する用紙残量取得手段と、予め定めら
れる用紙量に対して印画条件の縮小率を対応付けて記憶
する印画条件記憶手段と、前記用紙残量取得手段が取得
した用紙残量と、前記印画条件記憶手段に記憶されてい
る用紙量とを比較する比較手段と、前記比較手段の出力
に応答して、用紙残量が用紙量と一致するまたはそれよ
りも少ないときには、用紙量に対応付けられて印画条件
記憶手段に記憶された縮小率で縮小した印画条件でデー
タを印画させ、用紙残量が用紙量よりも多いときには、
設定されている印画条件でデータを印画させる制御手段
とを含むことを特徴とする印画装置である。本発明に従
えば、用紙残量が用紙量よりも多いときには、現在設定
されている印画条件で残余の用紙に印画データをすべて
印画することができる。一方、用紙残量が用紙量と一致
するまたはそれよりも少ないときには、残余の用紙に印
画データをすべて印画することができないので、用紙量
に対応付けられて印画条件記憶手段に記憶された縮小率
で縮小した印画条件でデータを印画する。このように印
画データが印画される用紙量を把握して、用紙残量が用
紙量と一致したときまたはそれよりも少なくなったとき
に適切な縮小率で印画することによって、印画の最中に
用紙がなくなってしまうという不都を防ぐことができ
る。したがって、用紙を無駄なく使用でき、印画の途中
で用紙を補給することなく短時間でデータを印画するこ
とができる。
すべき印画データを、予め設定された印画条件で、所定
の用紙に印画して出力する印画装置において、印画可能
な用紙残量を取得する用紙残量取得手段と、予め定めら
れる用紙量に対して印画条件の縮小率を対応付けて記憶
する印画条件記憶手段と、前記用紙残量取得手段が取得
した用紙残量と、前記印画条件記憶手段に記憶されてい
る用紙量とを比較する比較手段と、前記比較手段の出力
に応答して、用紙残量が用紙量と一致するまたはそれよ
りも少ないときには、用紙量に対応付けられて印画条件
記憶手段に記憶された縮小率で縮小した印画条件でデー
タを印画させ、用紙残量が用紙量よりも多いときには、
設定されている印画条件でデータを印画させる制御手段
とを含むことを特徴とする印画装置である。本発明に従
えば、用紙残量が用紙量よりも多いときには、現在設定
されている印画条件で残余の用紙に印画データをすべて
印画することができる。一方、用紙残量が用紙量と一致
するまたはそれよりも少ないときには、残余の用紙に印
画データをすべて印画することができないので、用紙量
に対応付けられて印画条件記憶手段に記憶された縮小率
で縮小した印画条件でデータを印画する。このように印
画データが印画される用紙量を把握して、用紙残量が用
紙量と一致したときまたはそれよりも少なくなったとき
に適切な縮小率で印画することによって、印画の最中に
用紙がなくなってしまうという不都を防ぐことができ
る。したがって、用紙を無駄なく使用でき、印画の途中
で用紙を補給することなく短時間でデータを印画するこ
とができる。
【0013】また本発明は、前記印画条件記憶手段に
は、複数の異なる用紙量に対して複数の異なる縮小率が
記憶されていることを特徴とする。本発明に従えば、各
用紙量毎に異なる縮小率で印画することができ、たとえ
ば段階的に小さくなるように印画することができる。オ
ペレータは用紙が少なくなってきたことを印画状態で把
握することができる。したがって、オペレータは適切な
時期に用紙を補充することができ、複数枚にわたってデ
ータが印画されることを防ぐことができる。
は、複数の異なる用紙量に対して複数の異なる縮小率が
記憶されていることを特徴とする。本発明に従えば、各
用紙量毎に異なる縮小率で印画することができ、たとえ
ば段階的に小さくなるように印画することができる。オ
ペレータは用紙が少なくなってきたことを印画状態で把
握することができる。したがって、オペレータは適切な
時期に用紙を補充することができ、複数枚にわたってデ
ータが印画されることを防ぐことができる。
【0014】また本発明は、予め定められる用紙量と印
画条件の縮小率とを入力する入力手段を含むことを特徴
とする。本発明に従えば、オペレータの望む用紙量に対
して、適切な縮小率を設定することができる。
画条件の縮小率とを入力する入力手段を含むことを特徴
とする。本発明に従えば、オペレータの望む用紙量に対
して、適切な縮小率を設定することができる。
【0015】また本発明は、用紙の予め定められる使用
量に対応付けて印画装置のメンテナンス項目を記憶する
メンテナンス項目記憶手段と、メンテナンス項目記憶手
段に記憶された使用量から印画データが印画された用紙
量を減算する減算手段と、減算手段によって取得された
値が0以下となったときに、前記メンテナンス項目を報
知する報知手段とを含むことを特徴とする。本発明に従
えば、減算手段によって取得された値が0以下となった
とき、すなわちメンテナンス時期に達したときに、メン
テナンス項目を報知することができるので、オペレータ
は適切な時期に適切なメンテナンスを実施することがで
きる。
量に対応付けて印画装置のメンテナンス項目を記憶する
メンテナンス項目記憶手段と、メンテナンス項目記憶手
段に記憶された使用量から印画データが印画された用紙
量を減算する減算手段と、減算手段によって取得された
値が0以下となったときに、前記メンテナンス項目を報
知する報知手段とを含むことを特徴とする。本発明に従
えば、減算手段によって取得された値が0以下となった
とき、すなわちメンテナンス時期に達したときに、メン
テナンス項目を報知することができるので、オペレータ
は適切な時期に適切なメンテナンスを実施することがで
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1実施形態の
印画装置である印字ユニット1を示す側面図である。印
字ユニット1は、たとえば電子式金銭登録機に用いられ
る。印字データが印字される用紙3aは軸3bに巻回さ
れたロール状のロール紙3として、収納部材4に収納さ
れる。ロール紙3からの用紙3aは、紙送りスイッチ9
を操作することによって手動で引出し可能である。ロー
ル紙3から引出された用紙3aは、互いに対向して配置
されるプラテンローラ6と紙送りローラ7とに挟持され
て搬送されて印字ヘッド8に到達し、印字データが印字
される。また、収納部材4の近傍には、ロール紙3の直
径を検出する残用紙検出機構5が設けられている。紙送
りローラ7、ヘッド8、紙送りスイッチ9および残用紙
検出機構5の動作は、たとえばCPU(中央演算処理装
置)で実現される制御部2によって制御される。
印画装置である印字ユニット1を示す側面図である。印
字ユニット1は、たとえば電子式金銭登録機に用いられ
る。印字データが印字される用紙3aは軸3bに巻回さ
れたロール状のロール紙3として、収納部材4に収納さ
れる。ロール紙3からの用紙3aは、紙送りスイッチ9
を操作することによって手動で引出し可能である。ロー
ル紙3から引出された用紙3aは、互いに対向して配置
されるプラテンローラ6と紙送りローラ7とに挟持され
て搬送されて印字ヘッド8に到達し、印字データが印字
される。また、収納部材4の近傍には、ロール紙3の直
径を検出する残用紙検出機構5が設けられている。紙送
りローラ7、ヘッド8、紙送りスイッチ9および残用紙
検出機構5の動作は、たとえばCPU(中央演算処理装
置)で実現される制御部2によって制御される。
【0017】図2は、前記残用紙検出機構5とロール紙
3とを示す図であり、図2(A)は正面図であり、図2
(B)は平面図である。残用紙検出機構5は、ロール紙
3の側面側に配置された支持部材10のロール紙側に固
定される発光素子11と受光素子12とを含んで構成さ
れる。発光素子11の発光面および受光素子12の受光
面と、ロール紙3の側面とは、平行に配置される。発光
素子11と受光素子12とは、用いられるロール紙3の
最大の直径よりも長い長さの長細い形状を有する。発光
素子11から照射されてロール紙3の表面で反射した光
が、受光素子12で受光され、電気的な信号として制御
部2に与えられる。制御部2では、受光面に照射された
光の領域からロール紙3の直径を取得する。
3とを示す図であり、図2(A)は正面図であり、図2
(B)は平面図である。残用紙検出機構5は、ロール紙
3の側面側に配置された支持部材10のロール紙側に固
定される発光素子11と受光素子12とを含んで構成さ
れる。発光素子11の発光面および受光素子12の受光
面と、ロール紙3の側面とは、平行に配置される。発光
素子11と受光素子12とは、用いられるロール紙3の
最大の直径よりも長い長さの長細い形状を有する。発光
素子11から照射されてロール紙3の表面で反射した光
が、受光素子12で受光され、電気的な信号として制御
部2に与えられる。制御部2では、受光面に照射された
光の領域からロール紙3の直径を取得する。
【0018】図3は、印字ユニット1を備える電子式金
銭登録機18の電気的構成を示すブロック図である。電
子式金銭登録機18は、店舗などに設置されて商品の売
上登録処理、すなわち商品取引の記録、金銭管理などの
処理を電子的に行う機器であり、一般にECR(Electr
onic Cash Register)などと称され、具体的には営業記
録レポート、領収書(レシート)および伝票などを作成
する。
銭登録機18の電気的構成を示すブロック図である。電
子式金銭登録機18は、店舗などに設置されて商品の売
上登録処理、すなわち商品取引の記録、金銭管理などの
処理を電子的に行う機器であり、一般にECR(Electr
onic Cash Register)などと称され、具体的には営業記
録レポート、領収書(レシート)および伝票などを作成
する。
【0019】該電子式金銭登録機18は、前記印字ユニ
ット1および制御部2の他に、入力部14、表示部1
5、ROM(リードオンリメモリ)16およびRAM
(ランダムアクセスメモリ)17を含んで構成される。
入力部14はキーボードなどを含んで構成され、売上デ
ータなどの各種データが入力される。表示部15には、
印字ユニット1の各種動作状況や入力処理におけるガイ
ダンスなどが表示される。印字ユニット1は、印字すべ
き印字データを所定の印字条件で所定の用紙3aに印字
して出力する。
ット1および制御部2の他に、入力部14、表示部1
5、ROM(リードオンリメモリ)16およびRAM
(ランダムアクセスメモリ)17を含んで構成される。
入力部14はキーボードなどを含んで構成され、売上デ
ータなどの各種データが入力される。表示部15には、
印字ユニット1の各種動作状況や入力処理におけるガイ
ダンスなどが表示される。印字ユニット1は、印字すべ
き印字データを所定の印字条件で所定の用紙3aに印字
して出力する。
【0020】ROM16には、電子式金銭登録機18の
制御プログラムが格納される。たとえば、登録、点検、
精算、設定などの処理を実行する際の、各種周辺装置の
動作を制御するマイクロ命令が格納され、また印字ユニ
ット1を用いた印字動作を制御するマイクロ命令が格納
される。RAM17は、ROM16に格納された制御プ
ログラムを実施するための作業領域として使用され、ま
た印字すべき印字データが記憶される。制御部2は、R
OM16に格納された制御プログラムを実行して、電子
式金銭登録機18全体の動作を統括的に制御する。
制御プログラムが格納される。たとえば、登録、点検、
精算、設定などの処理を実行する際の、各種周辺装置の
動作を制御するマイクロ命令が格納され、また印字ユニ
ット1を用いた印字動作を制御するマイクロ命令が格納
される。RAM17は、ROM16に格納された制御プ
ログラムを実施するための作業領域として使用され、ま
た印字すべき印字データが記憶される。制御部2は、R
OM16に格納された制御プログラムを実行して、電子
式金銭登録機18全体の動作を統括的に制御する。
【0021】以降、印字ユニット1の動作について詳し
く説明する。
く説明する。
【0022】まず、セットされたロール紙3に対して印
字可能な用紙残量である用紙残長Aを取得するために必
要な固定的なデータが、入力部14から入力される。図
4は、入力されるデータを説明するための図である。前
記固定的なデータとは、ロール紙3と引出された用紙3
aとの接点から印字ヘッド8までの長さである用紙引出
長L、用紙厚Tおよびロール紙3の心棒(軸)3bの最
大の直径D1である。また、変動するデータであるロー
ル紙3の直径D2は、前記残用紙検出機構5からの出力
に基づいて取得される。このようなデータL,T,D1
が入力されると、図5に示されるようなこれらのデータ
を含むテーブル21がRAM17に作成される。たとえ
ば、データL,T,D1として30mm、0.2mm、
15mmとそれぞれ入力されたテーブル21が作成され
る。
字可能な用紙残量である用紙残長Aを取得するために必
要な固定的なデータが、入力部14から入力される。図
4は、入力されるデータを説明するための図である。前
記固定的なデータとは、ロール紙3と引出された用紙3
aとの接点から印字ヘッド8までの長さである用紙引出
長L、用紙厚Tおよびロール紙3の心棒(軸)3bの最
大の直径D1である。また、変動するデータであるロー
ル紙3の直径D2は、前記残用紙検出機構5からの出力
に基づいて取得される。このようなデータL,T,D1
が入力されると、図5に示されるようなこれらのデータ
を含むテーブル21がRAM17に作成される。たとえ
ば、データL,T,D1として30mm、0.2mm、
15mmとそれぞれ入力されたテーブル21が作成され
る。
【0023】図6は、テーブル21を作成するための手
順を示すフローチャートである。ステップa1では、用
紙引出長Lが入力される。ステップa2では、用紙厚T
が入力される。ステップa3では、ロール紙3の心棒の
最大の直径D1が入力される。ステップa4では、入力
されたデータL,T,D1がRAM17に書込まれてテ
ーブル21が作成される。
順を示すフローチャートである。ステップa1では、用
紙引出長Lが入力される。ステップa2では、用紙厚T
が入力される。ステップa3では、ロール紙3の心棒の
最大の直径D1が入力される。ステップa4では、入力
されたデータL,T,D1がRAM17に書込まれてテ
ーブル21が作成される。
【0024】前記用紙残長Aは、具体的に、前記用紙引
出長Lとロール紙3として巻回されている用紙の長さと
を足し合わせた長さであり、ロール紙3として巻回され
ている用紙の長さは、次のようにして求められる。
出長Lとロール紙3として巻回されている用紙の長さと
を足し合わせた長さであり、ロール紙3として巻回され
ている用紙の長さは、次のようにして求められる。
【0025】まず、ロール紙3に巻回されている用紙の
巻数Eを、式(1)から求める。
巻数Eを、式(1)から求める。
【0026】
【数1】
【0027】そして用紙残長Aは、式(2)から求めら
れる。
れる。
【0028】 用紙残長A =(π×D2)+(π×(−2×T))+(π×(−2×2×T)) + … +(π×(−(E−2)×2×T) +(π×(−(E−1)×2×T)) …(2) このような用紙残長Aを取得するための制御プログラム
も前記ROM16に格納されており、制御部2はまた該
制御プログラムを実行し、印字可能な用紙残長Aを取得
する用紙残量取得手段としても機能する。
も前記ROM16に格納されており、制御部2はまた該
制御プログラムを実行し、印字可能な用紙残長Aを取得
する用紙残量取得手段としても機能する。
【0029】なお、テーブル21はバッテリバックアッ
プされたRAM17に保存され、印字ユニット17に通
電されていない間もデータが保存されるようになってい
る。したがって、ロール紙3が交換されない限り、テー
ブル21のためのデータを再入力する必要はない。
プされたRAM17に保存され、印字ユニット17に通
電されていない間もデータが保存されるようになってい
る。したがって、ロール紙3が交換されない限り、テー
ブル21のためのデータを再入力する必要はない。
【0030】図7は、RAM17に記憶されている所定
量分、たとえば1件金銭取引分の印字データを、現在設
定されている印字条件で印字したときに、残存する用紙
内に収まるかどうかを判断する動作を示すフローチャー
トである。このフローチャートに基づく判断は、具体的
に印字動作を実行する前に行われる。
量分、たとえば1件金銭取引分の印字データを、現在設
定されている印字条件で印字したときに、残存する用紙
内に収まるかどうかを判断する動作を示すフローチャー
トである。このフローチャートに基づく判断は、具体的
に印字動作を実行する前に行われる。
【0031】ステップb1では、印字すべき印字データ
の行数を、RAM17内の印字バッファを参照して確認
する。ステップb2では、前述したようにして印字可能
な用紙残長Aを取得する。ステップb3では、印字行数
と、すでに設定されている印字条件、たとえばフォント
サイズおよび文字行間ピッチとから、印字データを現在
設定されている印字条件で印字したときに要する用紙所
要量である用紙所要長Bを求める。具体的には、用紙所
要長B=[フォントサイズ×印字行数+文字行間ピッチ
×(印字行数−1)]で求められる。
の行数を、RAM17内の印字バッファを参照して確認
する。ステップb2では、前述したようにして印字可能
な用紙残長Aを取得する。ステップb3では、印字行数
と、すでに設定されている印字条件、たとえばフォント
サイズおよび文字行間ピッチとから、印字データを現在
設定されている印字条件で印字したときに要する用紙所
要量である用紙所要長Bを求める。具体的には、用紙所
要長B=[フォントサイズ×印字行数+文字行間ピッチ
×(印字行数−1)]で求められる。
【0032】このような用紙所要長Bを取得するための
制御プログラムも前記ROM16に格納されており、制
御部2はまた該制御プログラムを実行し、RAM17に
記憶されている印字データを現在設定されている印字条
件で印字したときに要する用紙所要長Bを取得する用紙
所要量取得手段としても機能する。
制御プログラムも前記ROM16に格納されており、制
御部2はまた該制御プログラムを実行し、RAM17に
記憶されている印字データを現在設定されている印字条
件で印字したときに要する用紙所要長Bを取得する用紙
所要量取得手段としても機能する。
【0033】ステップb4では、ステップb3で求めた
用紙所要長Bとステップb2で求めた用紙残長Aとを比
較する。ステップb5では、用紙所要長Bが用紙残長A
内に収まるかどうかを判断し、収まるときにはステップ
b6に進んで、現在設定されている印字条件での残存す
る用紙への印字動作を実行する。一方、用紙所要長Bが
用紙残長A内に収まらないときにはステップb7に進ん
で、後述する他の処理を実行した後、印字動作を実行す
る。
用紙所要長Bとステップb2で求めた用紙残長Aとを比
較する。ステップb5では、用紙所要長Bが用紙残長A
内に収まるかどうかを判断し、収まるときにはステップ
b6に進んで、現在設定されている印字条件での残存す
る用紙への印字動作を実行する。一方、用紙所要長Bが
用紙残長A内に収まらないときにはステップb7に進ん
で、後述する他の処理を実行した後、印字動作を実行す
る。
【0034】図8は、用紙所要長Bが用紙残長A内に収
まらないときに行われる他の処理の動作を示すフローチ
ャートである。ステップc1では、データを印字するた
めの縮小率が求められる。具体的には、前記用紙残長A
を用紙所要長Bで割る。
まらないときに行われる他の処理の動作を示すフローチ
ャートである。ステップc1では、データを印字するた
めの縮小率が求められる。具体的には、前記用紙残長A
を用紙所要長Bで割る。
【0035】ステップc2では、ステップc1で求めた
縮小率に基づいて、フォントサイズおよび文字行間ピッ
チの具体的な縮小率を決定する。たとえば、図9に示さ
れるようなテーブル25が予めRAM17に作成されて
おり、求めた縮小率に対応するフォントサイズおよび文
字行間ピッチの縮小率が選ばれる。
縮小率に基づいて、フォントサイズおよび文字行間ピッ
チの具体的な縮小率を決定する。たとえば、図9に示さ
れるようなテーブル25が予めRAM17に作成されて
おり、求めた縮小率に対応するフォントサイズおよび文
字行間ピッチの縮小率が選ばれる。
【0036】テーブル25は、用紙残長Aを用紙所要長
Bで割ることによって求められた縮小率26に対して、
縮小の内容27が対応付けられている。縮小の内容と
は、文字行間ピッチ28とフォントサイズ29とであ
る。たとえば、縮小率が7/8以上のときには、文字行
間ピッチのみが縮小され、フォントサイズ29は現状の
まま維持される。このときの文字行間ピッチLAは、L
A={(用紙所要長B×ステップc1で求めた縮小率)
−(現在のフォントサイズ×印字行数)}÷(印字行数
−1)で求められる。縮小率が2/8未満のときには、
ロール紙3の交換時期であると判断される。縮小率が6
/8から2/8までの範囲内であるときには、文字行間
ピッチとフォントサイズとが同じ縮小率で、段階的に縮
小される。このように細かな条件を設定して適切な条件
を選択することによって、縮小印字することによって生
じる文字の大きさなどの文字の見栄えが劣化することを
最小限に抑制することができる。
Bで割ることによって求められた縮小率26に対して、
縮小の内容27が対応付けられている。縮小の内容と
は、文字行間ピッチ28とフォントサイズ29とであ
る。たとえば、縮小率が7/8以上のときには、文字行
間ピッチのみが縮小され、フォントサイズ29は現状の
まま維持される。このときの文字行間ピッチLAは、L
A={(用紙所要長B×ステップc1で求めた縮小率)
−(現在のフォントサイズ×印字行数)}÷(印字行数
−1)で求められる。縮小率が2/8未満のときには、
ロール紙3の交換時期であると判断される。縮小率が6
/8から2/8までの範囲内であるときには、文字行間
ピッチとフォントサイズとが同じ縮小率で、段階的に縮
小される。このように細かな条件を設定して適切な条件
を選択することによって、縮小印字することによって生
じる文字の大きさなどの文字の見栄えが劣化することを
最小限に抑制することができる。
【0037】ステップc3では、選択されたフォントサ
イズおよび文字行間ピッチの印字条件で、データが印字
される。
イズおよび文字行間ピッチの印字条件で、データが印字
される。
【0038】制御部2は、前記用紙残長Aと用紙所要長
Bとを比較し、用紙残長Aが用紙所要長Bよりも多いま
たは同じときには、設定されている印字条件で印字デー
タを印字させ、用紙残長Aが用紙所要長Bよりも少ない
ときには、用紙残長Aに対する用紙所要長Bの比率を求
め、該比率で縮小した印字条件で印字データを印字させ
る。
Bとを比較し、用紙残長Aが用紙所要長Bよりも多いま
たは同じときには、設定されている印字条件で印字デー
タを印字させ、用紙残長Aが用紙所要長Bよりも少ない
ときには、用紙残長Aに対する用紙所要長Bの比率を求
め、該比率で縮小した印字条件で印字データを印字させ
る。
【0039】以上のように第1実施形態によれば、印字
データが印字される用紙長を把握して、用紙残長Aが用
紙所要長Bよりも少ないときに適切な縮小率で印字する
ことによって、印字の最中に用紙がなくなってしまうと
いう不都を防ぐことができる。したがって、用紙を無駄
なく使用でき、印字の途中で用紙を補給することなく短
時間でデータを印字することができる。
データが印字される用紙長を把握して、用紙残長Aが用
紙所要長Bよりも少ないときに適切な縮小率で印字する
ことによって、印字の最中に用紙がなくなってしまうと
いう不都を防ぐことができる。したがって、用紙を無駄
なく使用でき、印字の途中で用紙を補給することなく短
時間でデータを印字することができる。
【0040】また、取得された用紙残長Aが、互いに異
なる複数の所定量になったことを検出するようにし、各
所定量毎に予め定められる縮小率で縮小した印字条件で
データを印字させることも本発明の範囲に属するもので
あり、これによってオペレータは用紙が少なくなってき
たことを印字状態で把握することができる。したがっ
て、オペレータは適切な時期に用紙を補充することがで
き、複数枚にわたってデータが印字されることを防ぐこ
とができる。
なる複数の所定量になったことを検出するようにし、各
所定量毎に予め定められる縮小率で縮小した印字条件で
データを印字させることも本発明の範囲に属するもので
あり、これによってオペレータは用紙が少なくなってき
たことを印字状態で把握することができる。したがっ
て、オペレータは適切な時期に用紙を補充することがで
き、複数枚にわたってデータが印字されることを防ぐこ
とができる。
【0041】続いて、本発明の第2実施形態の印画装置
である印字ユニットについて説明する。本実施形態の印
字ユニットは、第1実施形態の印字ユニットとほぼ同様
にして構成され、本実施形態においても用紙残長Aが取
得される。取得された用紙残長Aは、予め定められる用
紙長Cと比較される。用紙残長Aが用紙長Cよりも多い
ときには、第1実施形態と同様にして、現在設定されて
いる印字条件で印字データを印字する。一方、用紙残長
Aが用紙長Cと一致するまたはそれよりも少ないときに
は、予め設定された縮小率で印字データを印字する。
である印字ユニットについて説明する。本実施形態の印
字ユニットは、第1実施形態の印字ユニットとほぼ同様
にして構成され、本実施形態においても用紙残長Aが取
得される。取得された用紙残長Aは、予め定められる用
紙長Cと比較される。用紙残長Aが用紙長Cよりも多い
ときには、第1実施形態と同様にして、現在設定されて
いる印字条件で印字データを印字する。一方、用紙残長
Aが用紙長Cと一致するまたはそれよりも少ないときに
は、予め設定された縮小率で印字データを印字する。
【0042】図10は、予め定められる用紙長Cに対し
て印画条件の縮小率31を対応付けて記憶する印画条件
記憶手段であるテーブル30を示す図である。たとえ
ば、用紙長Cが300mm、240mm、190mm、
150mm、120mmおよび100mm以下となる
と、7/8、6/8、5/8、4/8、3/8、2/8
の縮小率でそれぞれ印字する。このような関係は、たと
えば入力部14からオペレータによって入力可能であ
る。
て印画条件の縮小率31を対応付けて記憶する印画条件
記憶手段であるテーブル30を示す図である。たとえ
ば、用紙長Cが300mm、240mm、190mm、
150mm、120mmおよび100mm以下となる
と、7/8、6/8、5/8、4/8、3/8、2/8
の縮小率でそれぞれ印字する。このような関係は、たと
えば入力部14からオペレータによって入力可能であ
る。
【0043】図11は、第2実施形態の印字ユニットの
動作を示すフローチャートである。ステップd1では、
第1実施形態と同様にして用紙残長Aが取得され、RA
M17に記憶される。ステップd2では、取得された用
紙残長Aがテーブル30に設定された用紙長Cの範囲に
入っているかどうかを判断する。入っているときにはス
テップd3に進み、入っていないときにはステップd1
0に進む。
動作を示すフローチャートである。ステップd1では、
第1実施形態と同様にして用紙残長Aが取得され、RA
M17に記憶される。ステップd2では、取得された用
紙残長Aがテーブル30に設定された用紙長Cの範囲に
入っているかどうかを判断する。入っているときにはス
テップd3に進み、入っていないときにはステップd1
0に進む。
【0044】ステップd3では、現在設定されている印
字条件であるフォントサイズおよび文字行間ピッチの値
に、ステップd2で入っていると判断された用紙長Cに
対応する縮小率の値を積算する。ステップd4では、算
出された縮小率でデータが印字される。ステップd5で
は、ステップd1で取得した用紙残長Aからステップd
4または後述するステップd10での印字に要した用紙
長を引算する。ステップd6では、算出した用紙長内に
さらに次のデータが印字可能かどうかを判断する。可能
なときにはステップd7に進み、次のデータを印字して
処理を終了する。不可能なときにはステップd8に進
む。
字条件であるフォントサイズおよび文字行間ピッチの値
に、ステップd2で入っていると判断された用紙長Cに
対応する縮小率の値を積算する。ステップd4では、算
出された縮小率でデータが印字される。ステップd5で
は、ステップd1で取得した用紙残長Aからステップd
4または後述するステップd10での印字に要した用紙
長を引算する。ステップd6では、算出した用紙長内に
さらに次のデータが印字可能かどうかを判断する。可能
なときにはステップd7に進み、次のデータを印字して
処理を終了する。不可能なときにはステップd8に進
む。
【0045】ステップd8では、前述したステップb1
の処理を行うかどうかを判断する。行うときには該処理
を実施して動作を終了する。行わないときにはステップ
d9に進む。ステップd9では、ロール紙3がなくなっ
たことを、たとえば表示部15に表示してオペレータに
報知し、新しいロール紙がセットされるのを待ち、ステ
ップd1に戻る。
の処理を行うかどうかを判断する。行うときには該処理
を実施して動作を終了する。行わないときにはステップ
d9に進む。ステップd9では、ロール紙3がなくなっ
たことを、たとえば表示部15に表示してオペレータに
報知し、新しいロール紙がセットされるのを待ち、ステ
ップd1に戻る。
【0046】前記ステップd2で用紙残長Aがテーブル
30の用紙長Cの範囲に入っていないと判断されたステ
ップd10では、現在設定されている印字条件であるフ
ォントサイズおよび文字行間ピッチでデータを印字し、
ステップd5に進む。
30の用紙長Cの範囲に入っていないと判断されたステ
ップd10では、現在設定されている印字条件であるフ
ォントサイズおよび文字行間ピッチでデータを印字し、
ステップd5に進む。
【0047】制御部2は、前記用紙残長Aと予め定めら
れる用紙長Cとを比較して、用紙残長Aが用紙長Cより
も多いときには、設定されている印字条件で印字データ
を用紙に印字させ、用紙残長Aが用紙長Cと一致すると
きまたはそれよりも少ないときには、用紙長Cに対応付
けられてテーブル30に記憶された縮小率で縮小した印
字条件で印字データを印字させる。
れる用紙長Cとを比較して、用紙残長Aが用紙長Cより
も多いときには、設定されている印字条件で印字データ
を用紙に印字させ、用紙残長Aが用紙長Cと一致すると
きまたはそれよりも少ないときには、用紙長Cに対応付
けられてテーブル30に記憶された縮小率で縮小した印
字条件で印字データを印字させる。
【0048】以上のように第2実施形態によれば、印字
データが印字される用紙長を把握して、用紙残長Aが用
紙長Cと一致したときまたはそれよりも少なくなったと
きに適切な縮小率で印字することによって、印字の最中
に用紙がなくなってしまうという不都を防ぐことができ
る。したがって、用紙を無駄なく使用でき、印字の途中
で用紙を補給することなく短時間でデータを印字するこ
とができる。
データが印字される用紙長を把握して、用紙残長Aが用
紙長Cと一致したときまたはそれよりも少なくなったと
きに適切な縮小率で印字することによって、印字の最中
に用紙がなくなってしまうという不都を防ぐことができ
る。したがって、用紙を無駄なく使用でき、印字の途中
で用紙を補給することなく短時間でデータを印字するこ
とができる。
【0049】また、テーブル30には複数の異なる用紙
長に対して複数の異なる縮小率が記憶されているので、
各用紙長毎に異なる縮小率で印字することができ、たと
えば段階的に小さくなるように印字することができる。
オペレータは用紙が少なくなってきたことを印字状態で
把握することができる。したがって、オペレータは適切
な時期に用紙を補充することができ、複数枚にわたって
データが印字されることを防ぐことができる。
長に対して複数の異なる縮小率が記憶されているので、
各用紙長毎に異なる縮小率で印字することができ、たと
えば段階的に小さくなるように印字することができる。
オペレータは用紙が少なくなってきたことを印字状態で
把握することができる。したがって、オペレータは適切
な時期に用紙を補充することができ、複数枚にわたって
データが印字されることを防ぐことができる。
【0050】また、用紙長と縮小率とを入力部14から
入力することができるので、オペレータの望む用紙長に
対して適切な縮小率を設定することができる。
入力することができるので、オペレータの望む用紙長に
対して適切な縮小率を設定することができる。
【0051】続いて本発明の第3実施形態の印画装置で
ある印字ユニットについて説明する。本実施形態は、第
1および第2実施形態の印字ユニットに対して、印字ユ
ニットのメンテナンス時期を報知するようにしたことを
特徴とする。
ある印字ユニットについて説明する。本実施形態は、第
1および第2実施形態の印字ユニットに対して、印字ユ
ニットのメンテナンス時期を報知するようにしたことを
特徴とする。
【0052】前記RAM17には、図12に示されるメ
ンテナンス条件を管理するためのテーブル33と、図1
3に示される用紙長を管理するテーブル40とが作成さ
れる。図14は、テーブル33,40を作成するための
動作を示すフローチャートである。ステップe1では、
現在の残り用紙長である用紙残長Aが第1実施形態と同
様にして取得され、前回の残り用紙長41としてテーブ
ル40に記憶される。初期状態では、ロール紙3として
巻回されている用紙の全長さが記憶される。
ンテナンス条件を管理するためのテーブル33と、図1
3に示される用紙長を管理するテーブル40とが作成さ
れる。図14は、テーブル33,40を作成するための
動作を示すフローチャートである。ステップe1では、
現在の残り用紙長である用紙残長Aが第1実施形態と同
様にして取得され、前回の残り用紙長41としてテーブ
ル40に記憶される。初期状態では、ロール紙3として
巻回されている用紙の全長さが記憶される。
【0053】ステップe2では、テーブル33が作成さ
れる。テーブル33には、複数のメンテナンス項目34
に対して、メンテナンスサイクル35とメンテナンス時
期までの残りの用紙長36とが対応付けて記憶される。
たとえば、メンテナンス項目34として、印字ヘッドの
点検37、印字ヘッドの清掃38およびローラの交換3
9などの項目が設定される。各項目に対してサイクル3
5および残り用紙長36が設定される。初期状態では、
サイクル35と残り用紙長36とには同じ値が設定され
る。また、サイクル35は、オペレータによって適宜入
力される値であり、残り用紙長36は、用紙の使用につ
れて後述するようにして減算される値である。
れる。テーブル33には、複数のメンテナンス項目34
に対して、メンテナンスサイクル35とメンテナンス時
期までの残りの用紙長36とが対応付けて記憶される。
たとえば、メンテナンス項目34として、印字ヘッドの
点検37、印字ヘッドの清掃38およびローラの交換3
9などの項目が設定される。各項目に対してサイクル3
5および残り用紙長36が設定される。初期状態では、
サイクル35と残り用紙長36とには同じ値が設定され
る。また、サイクル35は、オペレータによって適宜入
力される値であり、残り用紙長36は、用紙の使用につ
れて後述するようにして減算される値である。
【0054】ステップe3では、テーブル40の全使用
用紙長42に0が入力される。
用紙長42に0が入力される。
【0055】図15〜図20は、メンテナンス時期を報
知するための動作を示すフローチャートである。図15
は、使用した用紙長を管理する動作を示すフローチャー
トである。ステップf1では、残用紙検出機構5の出力
に基づいて、現在セットされているロール紙3の用紙残
長Aを検出する。ステップf2では、テーブル40の前
回の残り用紙長41からステップf1で検出した現在の
用紙残長Aを減算し、使用用紙長を求める。ステップf
3では、ステップf2で求めた使用用紙長をテーブル4
0の全使用用紙長42に加算し、更新して記憶する。
知するための動作を示すフローチャートである。図15
は、使用した用紙長を管理する動作を示すフローチャー
トである。ステップf1では、残用紙検出機構5の出力
に基づいて、現在セットされているロール紙3の用紙残
長Aを検出する。ステップf2では、テーブル40の前
回の残り用紙長41からステップf1で検出した現在の
用紙残長Aを減算し、使用用紙長を求める。ステップf
3では、ステップf2で求めた使用用紙長をテーブル4
0の全使用用紙長42に加算し、更新して記憶する。
【0056】ステップf4では、パラメータiに1を設
定する。ステップf5では、テーブル33のi番目のメ
ンテナンス項目の残り用紙長36からステップf2で求
めた使用用紙長を減算し、更新して記憶する。ステップ
f6では、パラメータiにi+1を設定する。ステップ
f7では、全メンテナンス項目の処理が終了したかどう
かを判断する。すべての処理が終了したときにはステッ
プf8に進み、次回の処理のためにステップf1で検出
した用紙残長Aをテーブル40の前回の残り用紙長41
に更新して記憶する。全メンテナンス項目の処理が終了
していないときには、ステップf5に戻る。
定する。ステップf5では、テーブル33のi番目のメ
ンテナンス項目の残り用紙長36からステップf2で求
めた使用用紙長を減算し、更新して記憶する。ステップ
f6では、パラメータiにi+1を設定する。ステップ
f7では、全メンテナンス項目の処理が終了したかどう
かを判断する。すべての処理が終了したときにはステッ
プf8に進み、次回の処理のためにステップf1で検出
した用紙残長Aをテーブル40の前回の残り用紙長41
に更新して記憶する。全メンテナンス項目の処理が終了
していないときには、ステップf5に戻る。
【0057】図16は、ロール紙36を交換する必要が
生じたときの動作を示すフローチャートである。ステッ
プg1では、テーブル40の前回の残り用紙長41を全
使用用紙長42に加算し、更新して記憶する。ステップ
g2では、パラメータiに1を設定する。ステップg3
では、テーブル33のi番目のメンテナンス項目の残り
用紙長36から前回の残り用紙長41の値を減算し、更
新して記憶する。ステップg4では、パラメータiにi
+1を設定する。ステップg5では、全メンテナンス項
目の処理が終了したかどうかを判断する。すべての処理
が終了したときにはステップg6に進み、新しくセット
されたロール紙3の残り用紙長Aを、残用紙検出機構5
の出力に基づいて検出し、テーブル40の前回の残り用
紙長41に記憶する。全メンテナンス項目の処理が終了
していないときには、ステップg3に戻る。
生じたときの動作を示すフローチャートである。ステッ
プg1では、テーブル40の前回の残り用紙長41を全
使用用紙長42に加算し、更新して記憶する。ステップ
g2では、パラメータiに1を設定する。ステップg3
では、テーブル33のi番目のメンテナンス項目の残り
用紙長36から前回の残り用紙長41の値を減算し、更
新して記憶する。ステップg4では、パラメータiにi
+1を設定する。ステップg5では、全メンテナンス項
目の処理が終了したかどうかを判断する。すべての処理
が終了したときにはステップg6に進み、新しくセット
されたロール紙3の残り用紙長Aを、残用紙検出機構5
の出力に基づいて検出し、テーブル40の前回の残り用
紙長41に記憶する。全メンテナンス項目の処理が終了
していないときには、ステップg3に戻る。
【0058】図17は、各項目がメンテナンス時期に達
したことを報知する動作を示すフローチャートである。
ステップh1では、パラメータiに1を設定する。ステ
ップh2では、テーブル33のi番目の項目の残り用紙
長36を読出す。ステップh3では、ステップh2で読
出した値が0であるか、または0よりも小さいかを判断
する。判断が肯定の場合はステップh4に進み、i番目
の項目がメンテナンス時期に達したことを報知する。た
とえば表示部15に表示して報知し、ステップh5に進
む。判断が否定の場合にはステップh5に進む。ステッ
プh5では、パラメータiにi+1を設定する。ステッ
プh6では、全項目の判断が終了したかどうかを判断す
る。終了していないときにはステップh2に戻る。
したことを報知する動作を示すフローチャートである。
ステップh1では、パラメータiに1を設定する。ステ
ップh2では、テーブル33のi番目の項目の残り用紙
長36を読出す。ステップh3では、ステップh2で読
出した値が0であるか、または0よりも小さいかを判断
する。判断が肯定の場合はステップh4に進み、i番目
の項目がメンテナンス時期に達したことを報知する。た
とえば表示部15に表示して報知し、ステップh5に進
む。判断が否定の場合にはステップh5に進む。ステッ
プh5では、パラメータiにi+1を設定する。ステッ
プh6では、全項目の判断が終了したかどうかを判断す
る。終了していないときにはステップh2に戻る。
【0059】図18は、メンテナンス終了後の動作を示
すフローチャートである。ステップj1では、メンテナ
ンスを実施した項目がオペレータによって入力される。
ステップj2では、入力された項目のサイクル35の値
を残り用紙長36に入力する。これによって、サイクル
35の値と残り用紙長36の値とは等しくなる。
すフローチャートである。ステップj1では、メンテナ
ンスを実施した項目がオペレータによって入力される。
ステップj2では、入力された項目のサイクル35の値
を残り用紙長36に入力する。これによって、サイクル
35の値と残り用紙長36の値とは等しくなる。
【0060】以上のように、テーブル33の残り用紙長
36が0以下となったとき、すなわちメンテナンス時期
に達したときにメンテナンス項目を報知するようにした
ので、オペレータは適切な時期に適切なメンテナンスを
実施することができる。第3の実施形態は、第1または
第2実施形態のうちのいずれに適用しても同様の効果が
得られるものである。
36が0以下となったとき、すなわちメンテナンス時期
に達したときにメンテナンス項目を報知するようにした
ので、オペレータは適切な時期に適切なメンテナンスを
実施することができる。第3の実施形態は、第1または
第2実施形態のうちのいずれに適用しても同様の効果が
得られるものである。
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、印画デー
タが印画される用紙量を把握して、用紙残量が用紙所要
量よりも少ないときに適切な縮小率でデータを印画する
ようにしたので、印画の最中に用紙がなくなってしまう
という不都を防ぐことができる。したがって、用紙を無
駄なく使用でき、印画の途中で用紙を補給することなく
短時間でデータを印画することができる。前記縮小率を
用紙残量に対する用紙所要量の比率から求めることによ
って、必ず残余の用紙内にデータを印画することができ
る。
タが印画される用紙量を把握して、用紙残量が用紙所要
量よりも少ないときに適切な縮小率でデータを印画する
ようにしたので、印画の最中に用紙がなくなってしまう
という不都を防ぐことができる。したがって、用紙を無
駄なく使用でき、印画の途中で用紙を補給することなく
短時間でデータを印画することができる。前記縮小率を
用紙残量に対する用紙所要量の比率から求めることによ
って、必ず残余の用紙内にデータを印画することができ
る。
【0062】また本発明によれば、用紙残量が予め定め
られる各所定量になったときに、各縮小率で縮小して印
画するようにしたので、オペレータは用紙が少なくなっ
てきたことを印画状態で把握することができる。したが
って、オペレータは適切な時期に用紙を補充することが
でき、複数枚にわたってデータが印画されることを防ぐ
ことができる。
られる各所定量になったときに、各縮小率で縮小して印
画するようにしたので、オペレータは用紙が少なくなっ
てきたことを印画状態で把握することができる。したが
って、オペレータは適切な時期に用紙を補充することが
でき、複数枚にわたってデータが印画されることを防ぐ
ことができる。
【0063】また本発明によれば、印画データが印画さ
れる用紙量を把握して、用紙残量が用紙量と一致したと
きまたはそれよりも少なくなったときに適切な縮小率で
印画するようにしたので、印画の最中に用紙がなくなっ
てしまうという不都を防ぐことができる。したがって、
用紙を無駄なく使用でき、印画の途中で用紙を補給する
ことなく短時間でデータを印画することができる。
れる用紙量を把握して、用紙残量が用紙量と一致したと
きまたはそれよりも少なくなったときに適切な縮小率で
印画するようにしたので、印画の最中に用紙がなくなっ
てしまうという不都を防ぐことができる。したがって、
用紙を無駄なく使用でき、印画の途中で用紙を補給する
ことなく短時間でデータを印画することができる。
【0064】また本発明によれば、各用紙量毎に異なる
縮小率で印画するようにしたので、たとえば段階的に小
さくなるように印画することができ、オペレータは用紙
が少なくなってきたことを印画状態で把握することがで
きる。したがって、オペレータは適切な時期に用紙を補
充することができ、複数枚にわたってデータが印画され
ることを防ぐことができる。
縮小率で印画するようにしたので、たとえば段階的に小
さくなるように印画することができ、オペレータは用紙
が少なくなってきたことを印画状態で把握することがで
きる。したがって、オペレータは適切な時期に用紙を補
充することができ、複数枚にわたってデータが印画され
ることを防ぐことができる。
【0065】また本発明によれば、オペレータの望む用
紙量に対して、縮小率を設定することができる。
紙量に対して、縮小率を設定することができる。
【0066】また本発明によれば、印画データが印画さ
れる用紙量を把握してメンテナンス時期に達したときに
メンテナンス項目を報知するようにしたので、オペレー
タは適切な時期に適切なメンテナンスを実施することが
できる。
れる用紙量を把握してメンテナンス時期に達したときに
メンテナンス項目を報知するようにしたので、オペレー
タは適切な時期に適切なメンテナンスを実施することが
できる。
【図1】本発明の第1実施形態の印画装置である印字ユ
ニット1を示す側面図である。
ニット1を示す側面図である。
【図2】残用紙検出機構5とロール紙3とを示す図であ
り、図2(A)は正面図であり、図2(B)は平面図で
ある。
り、図2(A)は正面図であり、図2(B)は平面図で
ある。
【図3】印字ユニット1を備える電子式金銭登録機18
の電気的構成を示すブロック図である。
の電気的構成を示すブロック図である。
【図4】用紙残長Aを取得するために入力されるデータ
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図5】入力された前記データを含むテーブル21を示
す図である。
す図である。
【図6】テーブル21を作成するための手順を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図7】RAM17に記憶されている所定量分、たとえ
ば1件金銭取引分の印字データを、現在設定されている
印字条件で印字したときに、残存する用紙内に収まるか
どうかを判断する動作を示すフローチャートである。
ば1件金銭取引分の印字データを、現在設定されている
印字条件で印字したときに、残存する用紙内に収まるか
どうかを判断する動作を示すフローチャートである。
【図8】用紙所要長Bが用紙残長A内に収まらないとき
に行われる他の処理の動作を示すフローチャートであ
る。
に行われる他の処理の動作を示すフローチャートであ
る。
【図9】テーブル25を示す図である。
【図10】予め定められる用紙長Cに対して印画条件の
縮小率31を対応付けて記憶する印画条件記憶手段であ
るテーブル30を示す図である。
縮小率31を対応付けて記憶する印画条件記憶手段であ
るテーブル30を示す図である。
【図11】第2実施形態の印字ユニットの動作を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図12】メンテナンス条件を管理するためのテーブル
33を示す図である。
33を示す図である。
【図13】用紙長を管理するテーブル40を示す図であ
る。
る。
【図14】テーブル33,40を作成するための動作を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図15】使用した用紙長を管理する動作を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図16】ロール紙36を交換する必要が生じたときの
動作を示すフローチャートである。
動作を示すフローチャートである。
【図17】各項目がメンテナンス時期に達したことを報
知する動作を示すフローチャートである。
知する動作を示すフローチャートである。
【図18】メンテナンス終了後の動作を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図19】電子式金銭登録機に用いられる従来技術の印
画装置である印字ユニット51を示す側面図である。
画装置である印字ユニット51を示す側面図である。
【図20】検出結果の内容を表示する表示画面60を示
す図である。
す図である。
1 印字ユニット 2 制御部 3 ロール紙 3a 用紙 4 収納部材 5 残用紙検出機構 8 印字ヘッド 10 支持部材 11 発光素子 12 受光素子 14 入力部 15 表示部 16 ROM(リードオンリメモリ) 17 RAM(ランダムアクセスメモリ) 18 電子式金銭登録機 21,25,30,33,40 テーブル A 印字可能な用紙残長 B 用紙所要長 C 予め定められる用紙長
Claims (6)
- 【請求項1】 記憶手段に記憶された印画すべき印画デ
ータを、予め設定された印画条件で、所定の用紙に印画
して出力する印画装置において、 印画可能な用紙残量を取得する用紙残量取得手段と、 前記記憶手段に記憶されている印画データを、予め設定
されている印画条件で印画したときに要する用紙所要量
を取得する用紙所要量取得手段と、 前記用紙残量と用紙所要量とを比較する比較手段と、 前記比較手段の出力に応答して、用紙残量が用紙所要量
よりも少ないときには、用紙残量に対する用紙所要量の
比率を求め、該比率で縮小した印画条件でデータを印画
させ、用紙残量が用紙所要量よりも多いまたは同じとき
には、設定されている印画条件でデータを印画させる制
御手段とを含むことを特徴とする印画装置。 - 【請求項2】 前記用紙残量取得手段によって取得され
た用紙残量が、互いに異なる複数の所定量になったこと
を検出する検出手段を含み、 前記制御手段は、該検出手段の出力に応答して、各所定
量毎に予め定められる縮小率で縮小した印画条件でデー
タを印画させることを特徴とする請求項1記載の印画装
置。 - 【請求項3】 記憶手段に記憶された印画すべき印画デ
ータを、予め設定された印画条件で、所定の用紙に印画
して出力する印画装置において、 印画可能な用紙残量を取得する用紙残量取得手段と、 予め定められる用紙量に対して印画条件の縮小率を対応
付けて記憶する印画条件記憶手段と、 前記用紙残量取得手段が取得した用紙残量と、前記印画
条件記憶手段に記憶されている用紙量とを比較する比較
手段と、 前記比較手段の出力に応答して、用紙残量が用紙量と一
致するまたはそれよりも少ないときには、用紙量に対応
付けられて印画条件記憶手段に記憶された縮小率で縮小
した印画条件でデータを印画させ、用紙残量が用紙量よ
りも多いときには、設定されている印画条件でデータを
印画させる制御手段とを含むことを特徴とする印画装
置。 - 【請求項4】 前記印画条件記憶手段には、複数の異な
る用紙量に対して複数の異なる縮小率が記憶されている
ことを特徴とする請求項3記載の印画装置。 - 【請求項5】 予め定められる用紙量と印画条件の縮小
率とを入力する入力手段を含むことを特徴とする請求項
3記載の印画装置。 - 【請求項6】 用紙の予め定められる使用量に対応付け
て印画装置のメンテナンス項目を記憶するメンテナンス
項目記憶手段と、 メンテナンス項目記憶手段に記憶された使用量から印画
データが印画された用紙量を減算する減算手段と、 減算手段によって取得された値が0以下となったとき
に、前記メンテナンス項目を報知する報知手段とを含む
ことを特徴とする請求項1または3記載の印画装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8279712A JPH10119363A (ja) | 1996-10-22 | 1996-10-22 | 印画装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8279712A JPH10119363A (ja) | 1996-10-22 | 1996-10-22 | 印画装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10119363A true JPH10119363A (ja) | 1998-05-12 |
Family
ID=17614835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8279712A Pending JPH10119363A (ja) | 1996-10-22 | 1996-10-22 | 印画装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10119363A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020026051A (ja) * | 2018-08-10 | 2020-02-20 | セイコーインスツル株式会社 | 販売時点情報管理システム、印刷装置及び印刷制御方法 |
-
1996
- 1996-10-22 JP JP8279712A patent/JPH10119363A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020026051A (ja) * | 2018-08-10 | 2020-02-20 | セイコーインスツル株式会社 | 販売時点情報管理システム、印刷装置及び印刷制御方法 |
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