JPH07329382A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JPH07329382A
JPH07329382A JP15274294A JP15274294A JPH07329382A JP H07329382 A JPH07329382 A JP H07329382A JP 15274294 A JP15274294 A JP 15274294A JP 15274294 A JP15274294 A JP 15274294A JP H07329382 A JPH07329382 A JP H07329382A
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JP
Japan
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paper
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thermal
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Application number
JP15274294A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Uesugi
義典 上杉
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印字装置において、複写用紙を装着した場合
には複写用紙用の印字制御に自動的に切り替えられるよ
うにする。 【構成】 1枚用紙1と複数枚重ねの複写用紙11とが
それぞれ装着可能で、印字ヘッドを備え、用紙に対応し
て印字制御が切替可能な印字装置において、1枚用紙1
と複写用紙11のそれぞれのロール紙の供給コア4,1
4を支持する受軸5,15の長さを異ならせる。そし
て、長い方の受軸15に接触可能で、受軸5,15の長
さの相違に基づいて、1枚用紙1と複写用紙11の何れ
が装着されているかを検出する検出手段であるスイッチ
7を設ける。この検出手段による検出結果に基づいて、
制御手段により、印字ヘッドの印字制御を自動的に切り
替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字装置に関するもの
で、特に、サーマルプリンターを搭載する機種における
1枚用紙、複写用紙の印字制御切替を自動的に行うよう
にしたものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、EOS(Electric O
rder System)、ECR(電子式キャッシュ
レジスタ)、POS(Point Of Scales
System)等の電子機器で、サーマルプリンター
を搭載している機種において、複写用紙に印字する場合
には、サーマルヘッドに所定(例えば、2倍)のエネル
ギーを印加(電圧印加)する必要がある。このため、1
枚用紙と複写用紙のそれぞれの装着時に、使用する用紙
と対応する電圧を供給するよう従来は、切替スイッチ等
によりオペレータがマニュアルで切り替える必要があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来は、切
替スイッチ等をオペレータがマニュアルで切替操作する
必要があり、複写用紙を装着していても、その切替操作
を忘れると、複写が取れないという欠点があった。
【0004】本発明の課題は、1枚用紙と複写用紙が装
着可能なサーマルプリンター等の印字装置において、複
写用紙を装着した場合には複写用紙用の印字制御に自動
的に切り替えられるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
本発明は、1枚用紙と複数枚重ねの複写用紙とがそれぞ
れ装着可能で、例えば、サーマルヘッド等を備えて、用
紙に対応して印字制御が切替可能な印字装置において、
1枚用紙と複写用紙の何れが装着されているかを検出す
るスイッチ等の検出手段と、この検出手段による検出結
果に基づいて印字制御を切り替える制御手段と、を備え
た構成を特徴としている。
【0006】なお、例えば、前記1枚用紙と複写用紙の
それぞれのロール紙のコアを支持する受軸の長さを異な
らせることで、長い方の受軸に接触するスイッチ等の検
出手段により、前記受軸の長さの相違を検出する。
【0007】また、例えば、前記複写用紙を構成する1
枚目用紙と複写側用紙とを分離するセパレーターに反射
タイプのフォトインタラプター等の検出手段を設けるこ
とで、このフォトインタラプター等の検出手段により、
前記1枚目用紙の有無を検出する。
【0008】さらにまた、例えば、前記複写用紙の複写
側用紙は1枚目用紙から分離されて印字後に巻き取られ
るもので、その受軸に接触するスイッチ等の検出手段に
より、印字後に巻き取られた前記複写側用紙の有無を検
出する。
【0009】
【作用】本発明によれば、1枚用紙と複写用紙の何れが
装着されているかを検出手段により検出して、装着され
た用紙に対応して制御手段により印字制御を自動的に切
り替えられる。
【0010】なお、例えば、1枚用紙と複写用紙のそれ
ぞれのロール紙のコアを支持する受軸の長さの相違に基
づいて、装着された用紙の判別が可能である。
【0011】また、例えば、複写用紙を構成する1枚目
用紙と複写側用紙とを分離するセパレーターに設けた検
出手段により、1枚目用紙の有無を検出することで、装
着された用紙の判別が可能である。
【0012】さらにまた、例えば、複写用紙の複写側用
紙は1枚目用紙から分離されて印字後に巻き取られた複
写側用紙の有無に基づいて、装着された用紙の判別が可
能である。
【0013】
【実施例】以下に、本発明に係る印字装置の実施例を図
1乃至図6に基づいて説明する。先ず、図1に示した本
発明の第1実施例について説明する。なお、以下の実施
例では、例えば、取引の記録・演算・金銭管理等を行う
電子式キャッシュレジスタ(ECR)において、そのレ
ジスタの機器内部に組み込まれるレシート発行用の印字
装置としてのサーマルプリンターに適用するものであ
る。
【0014】図1は本発明を適用した第1実施例として
の印字装置に装着するロール紙と軸受部材および検出手
段を示すもので、(a)は1枚用紙の場合を示し、
(b)は複写用紙の場合を示しており、1は1枚用紙、
2はサーマル紙、4は供給コア、5は受軸、6は軸受部
材、7は検出手段(スイッチ)、11は複写用紙、12
は1枚目用紙(サーマル紙)、14は供給コア、15は
受軸である。
【0015】先ず、図1(a)に示すように、1枚用紙
1は、サーマル紙2を供給コア4に巻き付けたロール紙
であり、その供給コア4を貫通して支持する受軸5の両
端部が軸受部材6,6に回転自在に軸受支持される。そ
して、一方の軸受部材6の近傍に、検出手段であるスイ
ッチ7が配置されている。このスイッチ7は、図示例で
は、軸受部材6と対向する側面に接触子7aを備えてお
り、この接触子7aは、受軸5の端部とは接触しないよ
うになっている。
【0016】また、図1(b)に示すように、複写用紙
11は、1枚目用紙であるサーマル紙12とその裏側に
重ね合わされた複写側用紙13(図2参照)を供給コア
14に巻き付けたロール紙であり、その供給コア14を
貫通して支持する受軸15の両端部が前記軸受部材6,
6に回転自在に軸受支持される。そして、受軸15の一
方の端部を、前記スイッチ7の接触子7aを押圧する延
長端部15aとして、複写用紙11のロール紙の受軸1
5を前記1枚用紙1のロール紙の受軸5よりも長いもの
としている。
【0017】このように、1枚用紙1のロール紙の受軸
5と複写用紙11のロール紙の受軸15の長さを異なら
せたので、図1(a)に示すように、1枚用紙1を装着
した場合は、そのロール紙の受軸5の端部が、スイッチ
7の接触子7aと接触せず、即ち、接触子7aを押し込
まないため、スイッチ7はOFF状態となる。従って、
このようなスイッチ7のOFF状態が、1枚用紙1の装
着状態と判断される。
【0018】また、図1(b)に示すように、複写用紙
11を装着した場合には、そのロール紙の受軸5の延長
端部15aが、スイッチ7の接触子7aと接触して、矢
印で示すように、接触子7aを押圧するため、スイッチ
7はON状態となる。従って、このようなスイッチ7の
ON状態が、複写用紙11の装着状態と判断される。な
お、ロール紙の供給コアは1枚用紙と複写用紙では径が
異なるため、受軸の径もそれぞれに対応して異ならせて
おり、装着する際に間違うことはない。
【0019】次に、図3は本発明による印字制御の自動
切替を示すブロック構成図で、CPU(Central
Processing Unit:中央処理装置)等
から構成される制御手段としての制御部41は、キー入
力部42からのキー入力情報を取り入れて演算処理した
後、その演算結果を印字制御部43に送って、サーマル
プリンター部22の印字ヘッド(サーマルヘッド25)
を発熱駆動し、用紙に所定の印字を施す。
【0020】そして、制御部41は、検出手段としての
用紙検出部45(スイッチ7)からの検出結果を取り入
れて、その検出結果に基づいて1枚用紙1と複写用紙1
1の何れが装着されたかを判別し、その判別結果に応じ
て印字制御部43の印字制御を自動的に切り替える。即
ち、印字制御部43によるサーマルプリンター部22の
印字ヘッド(サーマルヘッド25)への電圧印加を切り
替えるので、具体的には、複写用紙11に印字する場合
には、1枚用紙1に印字する場合に比べて所定(2倍
等)のエネルギーを印字ヘッド(サーマルヘッド25)
に印加(電圧印加)する。
【0021】以上の通り、使用するサーマル紙をセット
するだけで、用紙の種別を自動的に判断して、印字制御
の切り替えを自動的に行うことができる。即ち、1枚用
紙1と複写用紙11のそれぞれのロール紙の供給コア
4,14を支持する受軸5,15の長さの相違に基づい
て、スイッチ7により、装着されたサーマル紙が1枚用
紙1または複写用紙11の何れであるかが検出され、そ
の装着されたサーマル紙に対応して印字制御(電圧制
御)を自動的に切り替えられる。従って、複写用紙11
を装着した場合において、従来のようなマニュアル操作
を一切行わずに、複写用紙11用の印字制御(1枚用紙
1用に比べて2倍の電圧印加)に自動的に切り替えて、
複写用紙11へのサーマルヘッドによる印字が確実に行
える。
【0022】なお、この場合、1枚用紙1用の受軸5と
複写用紙11用の受軸15を使い分ける必要があるが、
単に受軸5,15の長さおよび径を異ならせただけなの
で、安価に実施できる。なお、受軸の下方にスイッチを
設け、径が大きければオンするようにして、受軸の種類
を検出し、電圧制御することもでき、この場合も上述と
同様の効果が得られる。また、この第1実施例でも、後
述するような図4、図5のような処理がなされている。
【0023】次に、図2に示した本発明の第2実施例に
ついて説明する。図2は本発明を適用した第2実施例と
して印字装置の要部および装着するロール紙とその検出
手段を示すもので、(a)は複写用紙の場合を示し、
(b)はその複写用紙および検出手段の部分を拡大して
示しており、前記図1の第1実施例と同様に、11は複
写用紙、12はサーマル紙、14は供給コアであり、1
3は複写側用紙、21はセパレーター、22はサーマル
プリンター部、23,24は紙送りローラー、25は印
字ヘッド(サーマルヘッド)、26は検出手段(フォト
インタラプター)である。
【0024】図2(a)および(b)に示すように、複
写用紙11は、1枚目用紙であるサーマル紙12とその
裏側に重ね合わされた複写側用紙13を供給コア14に
巻き付けたロール紙であり、そのサーマル紙12と複写
側用紙13は、セパレーター21により一旦分離されて
からサーマルプリンター部22に導入される。即ち、セ
パレーター21による分離後のサーマル紙12および複
写側用紙13は、図2(a)に示すように、サーマルプ
リンター部22の紙送りローラー23,24により送ら
れて印字ヘッドであるサーマルヘッド25により所定の
印字が施される。
【0025】ここで、サーマルプリンター部22の手前
側において、複写用紙11をセパレーター21によりサ
ーマル紙12と複写側用紙13に分離するのは、ロール
紙から引き出されて供給される1枚目のサーマル紙12
とその裏側の複写側用紙13とには長さの相違があるか
らである。なお、図示しないが、1枚用紙の場合には、
そのサーマル紙はセパレーター21の裏側(複写側用紙
13と同じ側)を通る。
【0026】そして、この第2実施例では、図2(a)
および(b)に示すように、サーマル紙12と複写側用
紙13を分離するセパレーター21に、検出手段である
フォトインタラプター26を設けている。即ち、セパレ
ーター21のサーマル紙12を通す側に、複写用紙11
の1枚目用紙であるサーマル紙12の有無を検出する反
射タイプのフォトインタラプター26を取り付けてい
る。
【0027】このように、複写用紙11のサーマル紙1
2と複写側用紙13を分離するセパレーター21に、サ
ーマル紙12の有無を検出する反射タイプのフォトイン
タラプター26を設けたので、図2(a)および(b)
に示すように、複写用紙11を装着した場合には、その
サーマル紙12の存在によって、フォトインタラプター
26の発する光が反射するため、セパレーター21の表
側にサーマル紙12が有ることが検出されて、複写用紙
11の装着状態と判断される。また、図示しないが、1
枚用紙を装着した場合は、そのサーマル紙がセパレータ
ー21の裏側を通って、フォトインタラプター26の発
する光が反射しないため、セパレーター21の表側にサ
ーマル紙が無いことが検出されて、1枚用紙の装着状態
と判断される。
【0028】また、図2(c)は図2(a)、図2
(b)で示した印字装置の斜視図を示しており、複写用
紙11を装着した場合、サーマルプリンター部22で所
定の印字が施された複写側用紙13を店側の控えとなる
ように、巻取りコア31に巻き取るようにしている。そ
して、巻取りコア31には、その両側に、巻き取った複
写側用紙13の側端を規制するための規制板27,27
が設けられ、また、巻取りコア31は、駆動用モーター
28の駆動力により回転するゴムローラー29により回
転し、複写側用紙13を巻き取るようにしている。
【0029】そして、図3に示したように、入力装置4
2から入力されたデータは、ROM47に格納されたプ
ログラムに従って制御部41により処理され、その処理
データはRAM48に記憶されるとともに、表示装置4
9に表示され、また、処理データは印字制御部43にも
与えられて、キャラクタジェネレータ46から処理デー
タと対応する印字データを読み出して、サーマルプリン
ター部22で印字させる。このようなもので、制御部4
1は、用紙検出部45(フォトインタラプター26)か
らの検出結果に基づいて1枚用紙と複写用紙11の何れ
が装着されたかを判別し、その判別結果に応じて印字制
御部43によるサーマルプリンター部22の印字ヘッド
(サーマルヘッド25)への電圧印加を切り替えて、前
記第1実施例と同様に、複写用紙11に印字する場合に
は、1枚用紙に印字する場合に比べて2倍のエネルギー
をサーマルプリンター部22の印字ヘッド(サーマルヘ
ッド25)に印加(電圧印加)する。
【0030】以上の通り、セパレーター21の表側を通
るサーマル紙12の有無に基づいて、フォトインタラプ
ター26により、装着されたサーマル紙が1枚用紙また
は複写用紙11の何れであるかが検出され、その装着さ
れたサーマル紙に対応して印字制御(電圧制御)を自動
的に切り替えられる。
【0031】このような、第2実施例における動作を図
4および図5に基づいて説明する。先ず、図4のフロー
チャートはECR側の動作を示し、図5のフローチャー
トはECRから印字命令を受信した際の印字制御部43
の動作を示している。
【0032】そして、図4のステップS1では、用紙検
出部45によって複写用紙が装着されているかの検出が
なされ、ステップS2では、何らかのキー入力がなされ
たか判別され、何らかのキー入力がされていれば、ステ
ップS3に進み、そのキー入力が現金預りキー等の締め
キーであるか判別され、締めキーでなければ、ステップ
S1の検出が複写用紙であったか判別される(ステップ
S4)。ステップS4で、複写用紙であった場合は、複
写用紙が装着されていることを示す複写用紙有フラグ
(図示せず)をステップS5でセットして、ステップ6
に進み、また、複写用紙でない場合は、そのままステッ
プS6に進んで、キー入力に従った処理を行って、ステ
ップS7で、登録がなされている最中であることを示す
登録中フラグ(図示せず)をセットする。
【0033】また、ステップS3で、キー入力が締めキ
ーであると判別されると、ステップS8で、合計を求め
て出力するとともに、レシート発行する等の締め処理を
行い、複写用紙有フラグおよび登録中フラグをオフにす
る(ステップS9、ステップS10)。
【0034】また、ステップS2で、キー入力がなされ
ていないと判別された場合は、ステップS11にて、登
録中であるか、即ち、登録中フラグがセットされている
かを判別し、登録中であれば、複写用紙有フラグがセッ
トされているかをステップS12で判別して、複写用紙
有フラグがセットされていれば、実際に複写用紙が装着
されているかをステップS13で判別して、複写用紙が
装着されていない場合は、複写用紙が装着されていない
ことを示す報知をステップS14で行う。即ち、用紙が
無くなって交換する際に、間違って1枚用紙に換えた場
合に、店側の控えが取れなくなるのを防ぐため、登録中
で複写用紙が1枚用紙に換えられた場合は、オペレータ
ーに注意を喚起するようにしている。
【0035】次に、締め処理、キー入力に従った処理が
なされ、その印字データと印字命令がECRから送ら
れ、印字制御部43が受信すると、図5のステップS2
0では、サーマルプリンター部22で印字する印字パタ
ーンを、送られてきた印字データに基づいて作成し、そ
の印字パターンをステップS21でサーマルプリンター
部22のサーマルヘッドへ1ライン分送って、ステップ
S22では、印字データに応じたサーマルヘッドのサー
マル素子に対して電圧印加を開始する。その際に、複写
用紙が装着されていれば(ステップ23でYの場合)、
1枚用紙に比べ2倍の電圧印加をすべく所定時間電圧印
加をした後、さらに、所定時間電圧印加をする(ステッ
プS24、ステップS25)。
【0036】また、ステップ23でNであれば、所定時
間電圧印加した後(ステップS25)、ステップS26
に進み、また、前述のステップ25の後もステップS2
6に進んで、サーマルヘッドへの電圧印加を終了する。
そして、ステップS27にて、1行分のデータの印字が
終っていないと判別されると、ステップS28で、次の
ライン分の印字パターンが作成され、ステップS21に
戻って、上述の動作を繰り返し、また、1行分のデータ
の印字が終っていると判別された場合には、この処理を
終了する。
【0037】従って、第2実施例によっても、前記第1
実施例と同様に、複写用紙11を装着した場合、従来の
ようなマニュアル操作を一切行わずに、複写用紙11用
の印字制御(1枚用紙用に比べて2倍の電圧印加)に自
動的に切り替えて、複写用紙11を構成するサーマル紙
12および複写側用紙13へのサーマルヘッド25によ
る印字が確実に行える。
【0038】次に、図6に示した本発明の第3実施例に
ついて説明する。図6は本発明を適用した第3実施例と
しての印字装置の要部および装着する複写用紙およびそ
の検出手段を示すもので、前記図2(a),(b),
(c)の第2実施例と同様に、11は複写用紙、12は
サーマル紙、13は複写側用紙、14は供給コア、21
はセパレーター、22はサーマルプリンター部、23,
24は紙送りローラー、25はサーマルヘッドであり、
31は巻取りコア、32は検出手段(スイッチ)であ
る。
【0039】図6に示す通り、前記第2実施例と同様
に、ロール紙による複写用紙11の供給コア14から引
き出されて供給されるサーマル紙12と複写側用紙13
は、セパレーター21により分離されてからサーマルプ
リンター部22に導入され、その分離後のサーマル紙1
2および複写側用紙13は、サーマルプリンター部22
の紙送りローラー23,24により送られて印字ヘッド
であるサーマルヘッド25により所定の印字が施され
る。なお、1枚目のサーマル紙12は、印字後に客に渡
されて客側の控えとなる。
【0040】そして、この第3実施例では、図6に示す
ように、印字後に営業記録として店側の控えとなる複写
側用紙13については、巻取りコア31に巻き取るよう
にしており、この巻取りコア31の配置部分の近傍に、
検出手段であるスイッチ32が配置されている。このス
イッチ32は、図示例では、上面に接触子32aを備え
ており、巻取りコア31は、装着状態でその端部が接触
子32aと接触可能となっている。
【0041】このように、複写用紙11の印字後に店側
控えとなる複写側用紙13の巻取りコア31の有無を検
出するスイッチ32を設けたので、図6に示すように、
複写用紙11を装着した場合には、その巻取りコア31
の端部によって、矢印で示すように、スイッチ32の接
触子32aが押し込まれて、スイッチ32がON状態と
なるため、複写側用紙13の巻取りコア31が有ること
が検出されて、複写用紙11の装着状態と判断される。
また、図示しないが、1枚用紙を装着した場合は、複写
側用紙13の巻取りコア31が存在しないことから、ス
イッチ32がOFF状態となるため、巻取りコア31が
無いことが検出されて、1枚用紙の装着状態と判断され
る。
【0042】そして、図3に示したように、制御部41
は、用紙検出部45(スイッチ32)からの検出結果に
基づいて1枚用紙と複写用紙11の何れが装着されたか
を判別し、その判別結果に応じて印字制御部43による
サーマルプリンター部22の印字ヘッド(サーマルヘッ
ド25)への電圧印加を切り替えて、前記第1実施例と
同様に、複写用紙11に印字する場合には、1枚用紙に
印字する場合に比べて所定(2倍等)のエネルギーをサ
ーマルプリンター部22の印字ヘッド(サーマルヘッド
25)に印加(電圧印加)する。
【0043】以上の通り、複写側用紙13の巻取りコア
31の有無に基づいて、スイッチ32により、装着され
たサーマル紙が1枚用紙または複写用紙11の何れであ
るかが検出され、その装着されたサーマル紙に対応して
印字制御(電圧制御)を自動的に切り替えられる。
【0044】従って、第3実施例によっても、前記第1
実施例と同様に、複写用紙11を装着した場合、従来の
ようなマニュアル操作を一切行わずに、複写用紙11用
の印字制御(1枚用紙用に比べて2倍の電圧印加)に自
動的に切り替えて、複写用紙11を構成するサーマル紙
12および複写側用紙13へのサーマルヘッド25によ
る印字が確実に行える。なお、このような第3実施例に
おいても、上述した図4、図5のような処理がなされて
おり、複写用紙の検出が異なるだけである。
【0045】また、以上の実施例においては、接触式の
スイッチやフォトインタラプターによる検出手段とした
が、本発明はこれに限定されるものではなく、非接触式
のスイッチや他の光学的な検出手段等であってもよい。
また、実施例では、サーマルヘッドを備える印字装置
(サーマルプリンター)としたが、例えば、インナーハ
ンマ作動式の活字輪等を含む他の印字ヘッドを備える印
字装置であってもよく、そのような場合は、1枚用紙に
印字する場合に比べて所定(2倍等)のエネルギーを印
字ヘッドに印加(衝撃力印加)すればよい。さらに、そ
の他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能で
あることは勿論である。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る印字装置に
よれば、1枚用紙と複写用紙の何れが装着されているか
を検出手段により検出して、装着された用紙に対応して
制御手段により印字制御を自動的に切り替えることがで
きるため、複写用紙を装着した場合において、マニュア
ル操作を一切行わずに、複写用紙用の印字制御に自動的
に切り替えて、複写用紙への印字を確実に行うことがで
きる。
【0047】なお、請求項2記載のように、1枚用紙と
複写用紙のそれぞれのロール紙のコアを支持する受軸の
長さの相違に基づいて、装着された用紙を判別すること
ができる。
【0048】また、請求項3記載のように、複写用紙を
構成する1枚目用紙と複写側用紙とを分離するセパレー
ターに設けた検出手段により、1枚目用紙の有無を検出
することによっても、装着された用紙を判別することが
できる。
【0049】さらにまた、請求項4記載のように、複写
用紙の複写側用紙は1枚目用紙から分離されて印字後に
巻き取られた複写側用紙の有無に基づいて、装着された
用紙を判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1実施例としての印字装置
に装着するロール紙と軸受部材および検出手段を示すも
ので、(a)は1枚用紙の場合を示した概略分解斜視
図、(b)は複写用紙の場合を示した概略分解斜視図で
ある。
【図2】本発明を適用した第2実施例としての印字装置
の要部および装着するロール紙とその検出手段を示すも
ので、(a)は複写用紙の場合を示した概略平面図、
(b)はその複写用紙および検出手段の部分の拡大図、
(c)は第2実施例としての印字装置の斜視図である。
【図3】本発明による印字制御の自動切替を示すブロッ
ク構成図である。
【図4】印字装置を備えたECR側のフローチャートで
ある。
【図5】印字装置における印字制御を示したフローチャ
ートである。
【図6】本発明を適用した第3実施例としての印字装置
の要部および装着する複写用紙およびその検出手段を示
す概略平面図である。
【符号の説明】
1 1枚用紙 2 サーマル紙 4 供給コア 5 受軸 6 軸受部材 7 検出手段(スイッチ) 7a 接触子 11 複写用紙 12 1枚目用紙(サーマル紙) 13 複写側用紙 14 供給コア 15 受軸 15a 延長端部 21 セパレーター 22 サーマルプリンター部 23,24 紙送りローラー 25 印字ヘッド(サーマルヘッド) 26 検出手段(フォトインタラプター) 27 規制板 28 駆動用モーター 29 ゴムローラー 31 巻取りコア 32 検出手段(スイッチ) 32a 接触子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1枚用紙と複数枚重ねの複写用紙とがそ
    れぞれ装着可能で、用紙に対応して印字制御が切替可能
    な印字装置において、 1枚用紙と複写用紙の何れが装着されているかを検出す
    る検出手段と、 この検出手段による検出結果に基づいて印字制御を切り
    替える制御手段と、を備えたことを特徴とする印字装
    置。
  2. 【請求項2】 前記1枚用紙と複写用紙のそれぞれのロ
    ール紙のコアを支持する受軸の長さを異ならせ、 前記検出手段は、前記受軸の長さの相違を検出すること
    を特徴とする請求項1記載の印字装置。
  3. 【請求項3】 前記複写用紙を構成する1枚目用紙と複
    写側用紙とを分離するセパレーターが備えられ、 前記検出手段は、前記セパレーターに設けられて前記1
    枚目用紙の有無を検出することを特徴とする請求項1記
    載の印字装置。
  4. 【請求項4】 前記複写用紙の複写側用紙は1枚目用紙
    から分離されて印字後に巻き取られ、 前記検出手段は、印字後に巻き取られた前記複写側用紙
    の有無を検出することを特徴とする請求項1記載の印字
    装置。
JP15274294A 1994-06-09 1994-06-09 印字装置 Pending JPH07329382A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6176183B1 (en) * 1996-06-27 2001-01-23 Baldwin-Japan, Ltd. Cylinder cleaning device with shaft end distinguishing means
JP2012051703A (ja) * 2010-09-02 2012-03-15 Sony Corp 感熱紙ロール、画像形成装置、画像形成方法およびプログラム

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