JPH10119225A - 湿式フィルム張付方法及び装置 - Google Patents

湿式フィルム張付方法及び装置

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JPH10119225A
JPH10119225A JP8273384A JP27338496A JPH10119225A JP H10119225 A JPH10119225 A JP H10119225A JP 8273384 A JP8273384 A JP 8273384A JP 27338496 A JP27338496 A JP 27338496A JP H10119225 A JPH10119225 A JP H10119225A
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substrate
cleaning
foaming agent
roll
wet
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JP8273384A
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Hiroshi Taguchi
博 田口
Koichi Kawakami
高一 川上
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Somar Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 湿式フィルム張付装置において、空泡防止剤
がフィルム張付面と反対側の基板裏面に付着することを
防止する。 【解決手段】 湿式フィルム張付装置10は、空泡防止
剤塗布装置18の、基板12を介して反対側の位置にウ
ェットローラ28を配置し、且つウェットローラ28と
ラミネーションロール16Bとの間の位置にゴムローラ
38からなる拭き取り装置22を配置してなり、基板1
2の表面12Aから、更に裏面12B側に流れ出した空
泡防止剤を、ウェットローラ28から滲み出る洗浄液
(水)によって洗い取り、更にゴムローラ38によっ
て、洗浄液と残余の空泡防止剤を拭き取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液状の空泡防止
剤を、プリント配線盤用基板、液晶表示パネル用基板、
プラズマディスプレイ用基板等に例示される基板の表面
に付着し、この空泡防止剤が付着された基板のフィルム
張付面にラミネーションロールによりフィルムを張り付
ける湿式フィルム張付方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ等の電子機器に使用される
プリント配線板の製造過程において、透光性支持フィル
ムベースフィルム(通常はポリエステルに代表される樹
脂フィルム)上に感光性樹脂層が形成され、且つ、これ
がカバーフィルムによって覆われた積層体フィルムを、
カバーフィルムを剥がしてプリント配線盤用基板の表面
の導電層に張り付ける工程がある。
【0003】そして、その後工程では、配線パターンフ
ィルムを重ね、この配線パターンフィルム及び前記透光
性支持フィルムを通して、感光性樹脂層を所定時間露光
する。次いで、透光性支持フィルムを剥がした後、露光
された感光性樹脂層を現像してエッチングマスクパター
ンを形成し、その後、前記導電層の不必要部分をエッチ
ングにより除去し、これにより所定の配線パターンを有
するプリント配線板が形成される。
【0004】同様のパターン形成は、液晶表示装置にお
けるカラーフィルタ、及び、プラズマディスプレイパネ
ルにおける放電セルの障壁形成等に利用されている。
【0005】上記のような液晶体フィルムを張り付ける
ためのフィルム張付装置は、フィルム供給ロールに装填
されている連続フィルム(原反フィルム)を、搬送手段
により搬送されてくる基板の、フィルム張付面に、感光
性樹脂層が該基板側となるように導き、ラミネーション
ロールにより、フィルムを基板に圧着しつつ基板を搬送
するようにされている。
【0006】ここで、基板とフィルムとの間に気泡が噛
み込まれたりすると、後工程で形成されるパターンに欠
陥が生じてしまうので、従来、フィルムと基板との間に
水等の液状の空泡防止剤を塗布してから、基板にフィル
ムを張り付けることが多い。
【0007】フィルムを基板に圧着するためのラミネー
ションロールは、従来は、内部に発熱体を備え、加熱さ
れた状態でフィルムを基板に熱圧着するようにされてい
たが、近年、基板上のパターンの高精細化が進み、加熱
されたラミネーションロール表面の熱分布が不均一の場
合、構成されるパターンにばらつきが生じたり、又、基
板が薄いガラス板で、且つ張り付けられるフィルムが薄
い場合、加熱したラミネーションロールに挟み込まれる
と、局部的な温度上昇により、ガラス基板に歪みを生じ
たり、フィルムの圧着状態にばらつきを生じたりすると
いう問題点が生じた。
【0008】このため、基板を予め均一に加熱してお
き、ラミネーションロールは加熱することなく、フィル
ムを基板に確実に張り付けることができるようにしてい
る。
【0009】この場合、前述のように、フィルム張付前
に空泡防止剤を塗布する湿式フィルム張付方法において
は、液状の空泡防止剤として、例えば特公平1−439
44号公報に開示されるように、感光性樹脂層に対して
非溶媒である液体を用いるようにしている。
【0010】又、例えば特公昭46−10958号公報
に開示されるように、空泡防止剤として、ポリビニール
アルコール系樹脂、カルボキシメチルセルロース、アル
ギン酸ソーダ等の増粘作用を有する物質によって、液状
の空泡防止剤である水の粘性を増大したものが用いられ
ている。
【0011】又、前記特公平1−43944号公報に開
示される方法においては、基板に塗布する液状の空泡防
止剤中に固体分を溶存させている。
【0012】更に、米国特許第3629036号明細書
には、液状の空泡防止剤としてホトレジスト溶液を使用
していることが開示されている。
【0013】上記のような、空泡防止剤は、通常できる
だけ均一に且つ薄く基板に塗布されなければならないの
で、例えば特開平1−253989号公報に開示される
ように、液状の空泡防止剤をウェットローラによって基
板表面に塗布するようにしている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このように、ウェット
ローラあるいは通常のローラによって液状の空泡防止剤
を基板表面に塗布する際に、ローラと基板表面との間に
噛み込み開始位置(ローラ上流側)に空泡防止剤が楔状
に溜まり、これが、ローラに沿って基板幅方向に流れ、
更には、基板裏面に到達することが多い。この場合、空
泡防止剤が単なる水であれば、これを拭き取ることによ
って特に問題が生じない。
【0015】しかしながら、上記のように、空泡防止剤
にホトレジスト溶液を使用したり、水やアルコール等の
非溶媒液体中に固体分を溶存させたり、あるいは水にポ
リビニールアルコールを混合させたりした場合は、基板
裏面に付着してしまい、単に拭き取るのみではこれを除
去することができない。
【0016】これらの、基板裏面に到達した空泡防止剤
は、これがそのまま残ると、基板裏面を支えて搬送する
搬送ローラや基板裏面に転接するラミネーションロール
の表面に空泡防止剤が転着し、それら表面を汚してしま
うという問題がある。又、基板を透過式液晶パネルのガ
ラス基板、あるいはプラズマディスプレイパネルとして
利用する場合、空泡防止剤が付着した部分が光の透過を
妨げるので、製品としては使用できず、不良品となって
しまうという問題点がある。
【0017】この発明は、上記従来の問題点に鑑みてな
されたものであって、ホトレジスト溶液、ポリビニール
アルコール、固体分等を含む空泡防止剤が基板裏面に残
らないようにしたフィルム張付方法及び装置を提供する
ことを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本方法発明は、請求項1
のように、基板搬送路に沿って搬送される基板の表面に
ラミネーションロールによりフィルムを張り付ける際
に、フィルム張付位置の上流側位置で前記基板の表面に
液状の空泡防止剤を付着させ、フィルム張付時に、該フ
ィルムと基板との表面間に気泡が残らないようにした湿
式フィルム張付方法において、前記基板への前記空泡防
止剤の付着の際に、該基板の裏面側に流出した空泡防止
剤を洗浄液により洗浄すると共に、この洗浄位置と前記
ラミネーションロールとの間で、基板の裏面に残った洗
浄液を拭き取るようにして、上記目的を達成するもので
ある。
【0019】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記洗浄液を水としたものである。
【0020】又、本装置発明は、請求項3のように、フ
ィルム張付前の基板の表面に液状の空泡防止剤を塗布さ
せるように基板搬送路の上側に設けられた空泡防止剤塗
布装置を備え、基板搬送路に沿って基板を搬送する際
に、空泡防止剤塗布装置により基板の表面に空泡防止剤
を塗布してから、ラミネーションロールによりフィルム
を張り付ける湿式フィルム張付装置において、前記空泡
防止剤塗布装置と前記ラミネーションロールとの間の位
置の、基板の裏面側に配置され、該裏面に空泡防止剤洗
浄液を付着させる洗浄装置と、この洗浄装置と前記ラミ
ネーションロールとの間の基板裏面側に配置され、該基
板裏面に付着している空泡防止剤及び洗浄液を拭き取る
拭き取り装置と、を設けることにより、上記目的を達成
するものである。
【0021】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、前記洗浄装置を、空泡防止剤洗浄液を塗布するよう
に基板の裏面に転接する洗浄ロールとすると共に、前記
空泡防止剤塗布手段を、前記洗浄ロールと対向して配置
され、該洗浄ロールと共に基板を挟み込みつつ、これに
転接する塗布ロールを含んで構成したものである。
【0022】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、前記洗浄ロールを、前記基板の裏面との転接面から
洗浄液を溢出させるウェットロールとしたものである。
【0023】請求項6の発明は、請求項4又は5の発明
において、前記洗浄ロールを、前記基板裏面との転接面
における基板搬送方向の周速が基板搬送速度よりも小さ
くなるように構成したものである。
【0024】この発明においては、空泡防止剤塗布装置
の、基板を介して反対側で、洗浄液により基板裏面を洗
浄して空泡防止剤を除去し、次に、洗浄液を拭き取るこ
とによって、基板裏面に空泡防止剤が残留しないように
している。
【0025】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明の湿
式フィルム張付装置の実施の形態の例について詳細に説
明する。
【0026】図1、図2に示されるように、湿式フィル
ム張付装置10(全体図示省略)は、基板搬送路I−I
に沿って搬送される基板12の表面12Aに、フィルム
14を、一対のラミネーションロール16A、16Bに
より圧着する際に、空泡防止剤塗布装置18により、表
面12Aに空泡防止剤を塗布するものであり、該空泡防
止剤塗布装置18の、基板12を介して反対側(下側)
に、基板12の裏面12Bを洗浄する洗浄装置20と、
この洗浄装置20と前記ラミネーションロール16Bと
の間の位置で、基板12の裏面12Bに付着している空
泡防止剤及び洗浄液を拭き取る拭き取り装置22と、を
設けたものである。
【0027】前記空泡防止剤塗布装置18は、基板搬送
路I−I上の基板12の表面12Aに転接する塗布ロー
ラ24と、この塗布ローラ24の基板搬送方向上流側に
隣接した位置で、基板12の表面12Aに空泡防止剤を
噴射する噴射装置26とを備えて構成されている。
【0028】前記塗布ローラ24は、その表面が、例え
ば撥水性の合成樹脂から構成され、空泡防止剤により内
部が湿潤されないようにされている。又、噴射装置26
は、塗布ローラ24に沿って基板12の幅方向に配置さ
れたパイプに、その長手方向適宜間隔で、且つ、表面1
2Aに向けて複数の噴射孔26Aを形成してなり、該基
板12の幅方向に均一に空泡防止剤を噴射するようにさ
れている。
【0029】ここで、噴射装置26から噴射される空泡
防止剤は、例えばホトレジスト溶液、界面活性剤及び少
量のポリビニールアルコール系樹脂等を含んだ水あるい
はホトレジストの溶媒とならない液体が必要に応じて用
いられ、図2に示されるように、空泡防止剤タンク27
Aからポンプ27Bにより、ホース27C及び継手27
Dを介し、前記パイプの両端に供給される。
【0030】前記洗浄装置20は、前記塗布ローラ24
に対して基板12と対向する位置に配置され、該基板1
2の裏面12Bに転接するウェットローラ28と、この
ウェットローラ28に洗浄液としての水を供給する給液
装置30と、ウェットローラ28から落下した洗浄液を
補集するためのドレンパン32とを含んで構成されてい
る。
【0031】前記ウェットローラ28は、例えば出願人
が既に特開平3−734号公報、特開平5−18551
7号公報で開示したものとほぼ同一であり、外周に複数
個の水供給孔28Aが設けられた回転自在な円筒状給水
パイプ28Bと、この円筒状給水パイプ28Bの外側を
覆うスポンジ等の水を含み易い多孔性物質からなる被覆
層28Cとを含んで構成されている。
【0032】前記給液装置30は、図2に示されるよう
に、水タンク30A、ポンプ30B、ホース30C、継
手30Dを備えてなり前記円筒状給水パイプ28Bに、
その軸方向両端から空泡防止液を供給するようにされて
いる。前記継手30Dは、回転状態の前記円筒状給水パ
イプ28Bに給水できるようにされている。
【0033】図1、図2の符号34Aは前記ウェットロ
ーラ28及び後述のゴムローラ38の軸方向両端を、相
互に平行に、且つ、回転自在に支持する下部ブロックを
示す。この左右一対の下部ブロック34Aは、前記ウェ
ットローラ28及びゴムローラ38の下側を被う板状部
材32Aにより連結され、該板状部材32Aと共に前記
ドレンパン32を構成している。
【0034】又、図1、図2の符号34Bは前記噴射装
置26及び塗布ローラ24の軸方向両端を支持すると共
に、前記下部ブロック34Aに着脱自在とされた上部ブ
ロックを示す。
【0035】前記塗布ローラ24は、その両端が上部ブ
ロック34Bに回転自在に支持され、且つ、一方の上部
ブロック34Bからの突出端部には歯車24Gが取付け
られている。
【0036】又、前記ウェットローラ28の一方の下部
ブロック34Aから突出した端部には歯車28Gが取付
けられ、上部ブロック34Bを下部ブロック34Aに取
付けたとき歯車24Gが、歯車28Gと噛み合うように
されている。
【0037】又、歯車28Gは下部ブロック34Aを装
置本体に取付けたとき、該装置本体側の駆動歯車36と
噛み合い、この駆動歯車36を介してモータ(図示省
略)により駆動されるようになっている。
【0038】ここで歯車28Gは歯車24Gよりも大径
とされ、これにより、塗布ローラ24は基板12の搬送
速度と同期して回転され、又、前記ウェットローラ28
は、基板12の裏面12Bと接触する位置での周速が、
該基板12搬送方向の搬送速度よりも遅く駆動されるよ
うになっている。
【0039】前記拭き取り装置22は、基板12の裏面
12Bに圧接するゴムローラ38と、このゴムローラ3
8の下方に設けられ、ゴムローラ38から滴下する洗浄
液を補集するための前記ドレンパン32、ゴムローラ3
8の回転中心軸における下部ブロック34Aからの突出
端部に取付けられた歯車38A、これと噛み合う中間歯
車38Bを含んで構成されている。中間歯車38Bは、
下部ブロック34Aを装置本体に取付けたとき、前記駆
動歯車36と噛み合うようにされている。
【0040】上記のような湿式フィルム張付装置10に
おいて、空泡防止剤を基板12の表面12Aに塗布しつ
つ、フィルム14を、ラミネーションロール16A、1
6Bにより圧着する際に、噴射装置26から噴射された
空泡防止剤は、図1に示されるように、塗布ローラ24
と基板12の表面12Aとの上流側に隣接した位置に、
楔状に溜まり、これが塗布ローラ24に沿ってその軸線
方向に溢出し、基板12の側端から裏面12Bに流れ
る。
【0041】このとき、空泡防止剤は、ホトレジスト溶
液であったり、PVAあるいは固体分が溶解された水で
あり、粘性があるので、基板12の裏面12Bに残存し
てしまう。
【0042】一方、洗浄装置20におけるウェットロー
ラ28には、円筒状給水パイプ28Bを通って供給され
た洗浄液である水が、水供給孔28Aから被覆層28C
に滲み出す。この被覆層28Cは、スポンジ等の水を含
み易い多孔性物質から構成されているので、被覆層28
Cの外周から滲み出て、基板12の裏面12Bに流出
し、ここに付着している空泡防止剤を洗い流すことにな
る。
【0043】ここで、前記ウェットローラ28は、歯車
28Gによって、基板12の裏面12Bの接触点におけ
る周速が、基板送り方向に、該基板12の送り速度より
も遅くなるように駆動されるので、基板12とウェット
ローラ28外周との相対速度差によって、裏面12Bに
付着している空泡防止剤が拭き取られるつつ洗い流され
ることになる。
【0044】この場合、ウェットローラ28を、基板1
2の進行方向と反対方向に回転させれば、裏面12Bに
付着した空泡防止剤を更に良好に洗い流すことができ、
更に洗い流された空泡防止剤は、ウェットローラ28の
外周により、基板12の進行方向と反対方向に排出さ
れ、且つ、水供給孔28Aから供給される水によってウ
ェットローラ28表面からも洗い落とされ、ドレンパン
32において回収される。
【0045】ウェットローラ28によって洗い流されな
かった残余の空泡防止剤及び裏面12Bに付着している
洗浄液は、次の拭き取り装置22におけるゴムローラ3
8によって、基板12の裏面12Bから拭き取られる。
【0046】このゴムローラ38も、その回転周速を基
板12の搬送速度よりも遅くするか、あるいは反対方向
にすることによって、裏面12Bに付着している残余の
空泡防止剤及び洗浄液を良好に拭き取ることができる。
【0047】上記湿式フィルム張付装置10において、
空泡防止剤塗布装置18は、塗布ローラ24、噴射装置
26とを含んで構成され、塗布ローラ24はその表面か
ら空泡防止剤が侵入しないような材料によって形成され
ているが、これは、空泡防止剤が、例えばPVAのよう
な粘性の高い物質を含んでいる場合、塗布ローラがスポ
ンジのような多孔性物質から形成されていると、侵入し
た空泡防止剤が固化してローラとしての弾性が失われて
しまうからである。
【0048】従って、空泡防止剤に含まれる物質が、多
孔性物質を固化するものでないときは、塗布ローラとし
ては、ウェットローラ28と同様に、多孔性物質から構
成してもよい。
【0049】又、洗浄装置20は、多孔性物質のウェッ
トローラ28を備えているが、これは、洗浄液を基板1
2の裏面12Bに吹き付けるようにしてもよい。
【0050】更に、拭き取り装置22は、ゴムローラ3
8を含んで構成されているが、他の拭き取り部材、例え
ばワイパーブレード等によって構成してもよく、又、ロ
ーラ表面を多孔性物質から構成し表面に付着した又は表
面近傍の空泡防止剤をローラ内側から吸引する吸引ロー
ラにより構成してもよい。
【0051】なお、上記湿式フィルム張付装置10にお
いて、前記ウェットローラ28は基板搬送速度よりも遅
くされているが、洗浄水の供給量が充分であれば、ある
いはゴムローラ38による拭き取りが充分であれば、同
一速度又は速くしてもよい。
【0052】更に、ウェットローラ28を上記と逆方向
に回転させて、拭き取りの機能を兼ねるようにしてもよ
い。
【0053】又、ゴムローラ38は、基板搬送速度より
も遅い回転速度(周速)とすれば、拭き取りができるの
で、上記と逆方向に回転させてもよい。
【0054】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したので、空
泡防止剤にホトレジスト溶液やPVAを用いた場合で
も、その基板裏面への付着を防止することができるとい
う優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例に係る湿式フィルム張
付装置を示す分解斜視図
【図2】図1のII−II線に沿う拡大断面図
【符号の説明】
10…湿式フィルム張付装置 12…基板 12A…表面 12B…裏面 14…フィルム 16A、16B…ラミネーションロール 18…空泡防止剤塗布装置 20…洗浄装置 22…拭き取り装置 24…塗布ローラ 26…噴射装置 28…ウェットローラ 28A…水供給孔 28B…円筒状給水パイプ 28C…被覆層 30…給液装置 32…ドレンパン 38…ゴムローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板搬送路に沿って搬送される基板の表面
    にラミネーションロールによりフィルムを張り付ける際
    に、フィルム張付位置の上流側位置で前記基板の表面に
    液状の空泡防止剤を付着させ、フィルム張付時に、該フ
    ィルムと基板との表面間に気泡が残らないようにした湿
    式フィルム張付方法において、前記基板への前記空泡防
    止剤の付着の際に、該基板の裏面側に流出した空泡防止
    剤を洗浄液により洗浄すると共に、この洗浄位置と前記
    ラミネーションロールとの間で、基板の裏面に残った洗
    浄液を拭き取ることを特徴とする湿式フィルム張付方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記洗浄液を水とした
    ことを特徴とする湿式フィルム張付方法。
  3. 【請求項3】フィルム張付前の基板の表面に液状の空泡
    防止剤を塗布させるように基板搬送路の上側に設けられ
    た空泡防止剤塗布装置を備え、基板搬送路に沿って基板
    を搬送する際に、空泡防止剤塗布装置により基板の表面
    に空泡防止剤を塗布してから、ラミネーションロールに
    よりフィルムを張り付ける湿式フィルム張付装置におい
    て、前記空泡防止剤塗布装置と前記ラミネーションロー
    ルとの間の位置の、基板の裏面側に配置され、該裏面に
    空泡防止剤洗浄液を付着させる洗浄装置と、この洗浄装
    置と前記ラミネーションロールとの間の基板裏面側に配
    置され、該基板裏面に付着している空泡防止剤及び洗浄
    液を拭き取る拭き取り装置と、を設けたことを特徴とす
    る湿式フィルム張付装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記洗浄装置を、空泡
    防止剤洗浄液を塗布するように基板の裏面に転接する洗
    浄ロールとすると共に、前記空泡防止剤塗布手段を、前
    記洗浄ロールと対向して配置され、該洗浄ロールと共に
    基板を挟み込みつつ、これに転接する塗布ロールを含ん
    で構成したことを特徴とする湿式フィルム張付装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記洗浄ロールを、前
    記基板の裏面との転接面から洗浄液を溢出させるウェッ
    トロールとしたことを特徴とする湿式フィルム張付装
    置。
  6. 【請求項6】請求項4又は5において、前記洗浄ロール
    を、前記基板裏面との転接面における基板搬送方向の周
    速が基板搬送速度よりも小さくなるように構成したこと
    を特徴とする湿式フィルム張付装置。
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