JPH058604Y2 - - Google Patents

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JPH058604Y2
JPH058604Y2 JP1986172258U JP17225886U JPH058604Y2 JP H058604 Y2 JPH058604 Y2 JP H058604Y2 JP 1986172258 U JP1986172258 U JP 1986172258U JP 17225886 U JP17225886 U JP 17225886U JP H058604 Y2 JPH058604 Y2 JP H058604Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、感光材料を現像液に浸して処理す
る感光材料処理装置に関する。
[従来の技術] この種の感光材料処理装置として、感光材料を
現像液中において搬送し、この現像液中で感光材
料の感光層を溶解剥離させて処理する比較的小型
なものがある。
例えば、感光材料としての印刷版を現像液に浸
すことにより、印刷版の支持体であるアルミニウ
ム板から非画像部のジアゾ感光層を溶解させ、こ
の支持体の表面に漂つている感光層を強制的に剥
離させるものとして、実公昭56−24989号に開示
されるように、現像液中に設けたスプレーノズル
により現像液を吹付けて洗い流すものがある。
また、現像が完了した印刷版上に溶解したジア
ゾ樹脂が漂つている状態のまま現像液中から取り
出し、スクイズローラにより絞り取るものがあ
る。
[考案が解決しようとする課題] ところで、スプレーノズルによる洗い流しはノ
ズルが所定のピツチ間隔で設けられており、液が
噴射された位置は洗浄効果が高いが、噴射の場合
には流れと流れとが衝突して流れない間の部分が
でき、この部分では洗浄効果が弱くなり、スジ状
の現像ムラが生じることがある。
また、スプレーノズルによる洗い流しは現像液
が減少して液面が低下すると、液が噴射で渦状に
なつて流れるため、液面が激しく波立ち泡が発生
し易い。
また、スプレーノズルによる洗い流しでは、剥
離した感光層がその剥離部の近傍に残つて漂い、
これが感光材料に付着して汚れの原因となつてい
る。
さらに、印刷版上に溶解剥離したジアゾ樹脂が
漂つている状態のままスクイズローラにより絞り
取るものでは、新液状態では比較的問題がない
が、処理によつて現像液の疲労が進むに従い液が
汚れ、スクイズローラで絞つただけでは、スラツ
ジは取り切れず、かえつてローラ表面に付着した
スラツジを印刷版面に転写させることになり、汚
れの発生の原因となり易い。
この考案はかかる背景に基づきなされたもの
で、感光材料の現像ムラや汚れを軽減し均一な仕
上りを可能とするとともに、現像液の液面の変化
を抑え泡の発生を防止し、さらに剥離した感光層
が感光材料に付着することがないようにした感光
材料処理装置を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために、この考案は、感光
材料を現像液中に搬送させ、この現像液中で感光
材料の感光層を溶解剥離させる感光材料処理装置
において、前記現像液中の感光材料の感光層に接
触して剥離する接触剥離手段と、この接触剥離手
段の後段に吸入口を有し、前段に吐出口を有する
現像液循環手段とを備えることを特徴としてい
る。
[作用] この考案は、現像液中に備えた接触剥離手段
で、感光材料の溶解して漂つている感光層を接触
して強制的に剥離し、この剥離された感光層を現
像液循環手段で吸引して取除いて循環させる。
このように、現像液中で溶解した感光層を接触
し、さらに吸引により除去するため均一に剥離さ
れ、現像ムラや汚れが軽減される。
さらに、感光層を剥離する際、現像液循環手段
で吸込まれるため、現像液の流れがゆるやかであ
り、現像液の液面の波立ちが少なく泡の発生が防
止される。
さらに、剥離された感光層が現像液循環手段で
吸取られて循環され、その剥離部の近傍に残つて
漂うことがないため、この剥離された感光層が感
光材料に付着して汚れることがない。
[実施例] 以下、この考案を印刷版の現像装置に適用した
実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。
まず、第1図は現像装置の断面図、第2図はそ
の平面図、第3図は要部の断面図である。
図において、符号1は現像液槽、2はプレリン
ス液槽、3はフイニツシヤー液槽である。現像液
槽1の挿入側には送りローラ4が、他側にはスク
イズローラ5がそれぞれ設けられ、さらに現像液
槽1の現像液中には、例えばワイヤ等で形成され
た搬送ガイド6が、感光材料としての印刷版7を
現像液に浸して搬送するように設けられている。
搬送ガイド6の後半部には印刷版7を上方に導
く、ガイドローラ8が搬送ガイド6に沿いその両
側に配置されおり、現像液中に搬送ガイド6及び
ガイドローラ8で印刷版7の搬送路が形成され
る。
印刷版7は現像液中をこの搬送路に沿つて搬送
され、印刷版7の支持体であるアルミニウム板か
ら非画像部のジアゾ感光層7aが溶解する。搬送
ガイド6の後端部にはブラシ9,10の接触剥離
手段Aが搬送路の上下に配置されている。
上側及び下側のブラシ9,10はそれぞれ現像
液槽1に設けられた取付軸13,14に印刷版7
の幅方向に処理部全幅に渡り密に植えられ、上側
ブラシ9は水平方向で右側へ延び、下側ブラシ1
0は垂直方向で上側へ延び、その先端部は搬送路
に沿つて搬送される印刷版7の感光層7aに面接
触してはきムラがないようになつている。そし
て、このブラシ9,10はアルカリ性の現像液に
対して耐久性がある材質で、しかも印刷版7の画
像部を傷つけることがないような柔らかさ必要で
あり、例えばナイロン系のものが用いられる。さ
らに、ブラシ9,10の線径は印刷版7から溶解
した感光層7aのはき落しに線が残らないように
余り太くなく、また余り細いと印刷版7との接触
で切れる等耐久性が低下するので、例えば直径
0.05〜0.5mm程度のものが好ましい。
この接触剥離手段Aの後段に吸入口11a,1
2aを有し、前段に吐出口15aを有する現像液
循環手段Bが備えられ、現像液中に備えた接触剥
離手段Aで、感光材料の溶解して漂つている感光
層を接触して強制的に剥離し、この剥離された感
光層を現像液循環手段Bで吸引して循環させるよ
うになつている。
この現像液循環手段Bを構成する上側及び下側
の吸引ノズル11,12は印刷版7の幅方向に配
置され、吸引ノズル11,12の搬送路側には吸
入口11a,12aが所定ピツチで形成されてい
る。この吸入口11a,12aの直径はスラツジ
等が詰まらないで吸引できるように、例えば少な
くとも直径2〜5mm程度が好ましく、また吸入口
11a,12aのピツチはブラシ9,10と併用
される場合には、吸引ノズル11,12が主とし
てブラシ9,10ではき落された感光層を吸引す
る機能を有し、剥離はブラシ9,10で行なうた
め余り小さくしなくてもよい。なお、循環ポンプ
16と吐出口15aとの間にフイルタを設け、ス
ラツジ等を除去するようにしてもよい。
前記両吸引ノズル11,12の先端部は密閉さ
れ、基端部は現像液槽1の側部で連結され、連結
管15は現像液槽の搬入側に延びて吐出口15a
が現像液槽1の側部から現像液中に突出してい
る。この連結管15の吐出口15aは印刷版7の
搬送路に位置しており、連結管15に設けられた
循環ポンプ16の駆動で、吸引ノズル11,12
から吸入された現像液を現像前半の搬送路付近に
吐出するようになつている。
前記プレリンス液槽2にはプレリンス液、例え
ば水を噴射するシヤワーパイプ17が備えられ、
またフイニツシヤー液槽3にはフイニツシヤー
液、例えばガム液を噴射するシヤワーパイプ18
が備えられている。
次に、この実施例の作用について説明する。
印刷版7は送りローラ4により現像液槽1の現
像液中に搬入され、現像液中の現像前半部では搬
送ガイド6に沿つて底部方向に搬送される。そし
て、底部で屈曲して現像後半部では搬送ガイド6
及びガイドローラ8によつて上方へ向けて搬送さ
れる。
この現像液中を印刷版7が搬送されるとき、第
3図に示すように、印刷版7から非画像部の感光
層7aが溶解し、その表面に漂つている感光層7
aがブラシ9によつて均一にはき落される。その
後ブラシ9及び液面近傍に浮遊する完全に溶解し
きらない感光層やスラツジが循環ポンプ16の駆
動により、現像液とともに吸引ノズル11,12
の吸入口11a,12aから吸引されて排除され
る。
従つて、印刷版7の現像処理が良好に行なわれ
るとともに、印刷版7が現像液面からでるとき、
溶解しきらない感光層やスラツジ等が付着するこ
とがないから、汚れや現像ムラがない均一な処理
が行なわれる。
この印刷版7はスクイズローラ5でスクイズさ
れて、プレリンス液槽2へ搬送されてシヤワーパ
イプ17から噴射される水で水洗される。さら
に、次のフイニツシヤー液槽3では、シヤワーパ
イプ18からガム液が塗布される。
なお、前記実施例では吸引ノズル11,12を
ブラシ9,10の上側に配置したが、下側に配置
してもよく、この場合には吸引ノズル11,12
はブラシ9,10ではき落とされた感光層を吸引
するとともに、はき落とされる前の印刷版7の溶
解して表面に漂つている感光層7aを吸引して取
除いて循環させる。
また、このブラシ9,10は固定され、印刷版
7が搬送されることによつて、感光層7aをはき
落すようになつているが、ブラシ9,10を回転
ドラム等に植え、回転ドラムの回転でブラシ9,
10により感光層7aをはき落すようにしてもよ
い。この場合、例えば回転ドラムを印刷版7の搬
送方向と逆方向へゆつくり回転させるだけで、ブ
ラシ9,10のはき落し効果が一層向上し、しか
も感光層7aが現像液槽の底部方向へはき落され
るため、感光層やスラツジが液面近傍へ浮遊する
ことが軽減される。
また、吸引力で印刷版7から溶解した感光層7
aを強制的に剥離するようにしてもよく、この場
合には比較的強い吸引力を必要とする。また、剥
離された感光層やスラツジは現像部前側へ循環さ
れるため、これらが液面近傍へ浮遊することが軽
減される。
しかも、吸引ノズル11,12による吸引によ
る感光層7aの剥離は、スプレーノズルによる洗
い流しのように、現像液の流れと流れとの間がで
きないため、均等に剥離されスジ状の現像ムラが
なくなる。また、現像液が減少して液面が低下す
ることがあつても、液の吸引はスプレーノズルの
ように液の噴射で渦状になつて流れることがない
ため、現像液の液面の波立ちを抑えることができ
泡が発生を防止できる。
なお、この実施例は両面に感光層7aを形成し
た印刷版7の現像処理について説明したが、片面
に感光層を形成したものでもよく、また印刷版7
に限定されず、シート状の感光材料であれば適用
可能である。
[考案の効果] 前記のように、この考案では、現像液中の感光
材料の感光層に接触して剥離する接触剥離手段
と、この接触剥離手段の後段に吸入口を有し、前
段に吐出口を有する現像液循環手段とを備えるか
ら、現像液中で溶解した感光層を接触し、さらに
吸引により除去するため均一に剥離され、現像ム
ラや汚れが軽減される。
さらに、感光層を剥離する際、現像液循環手段
で吸引されるため、現像液の流れがゆるやかであ
り、現像液の液面の波立ちが少なく泡の発生が防
止される。
さらに、剥離された感光層が現像液循環手段で
吸取られて循環され、その剥離部の近傍に残つて
漂うことがないため、この剥離された感光層が感
光材料に付着して汚れることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を適用した現像装置の断面
図、第2図はその平面図、第3図は要部の断面図
である。 1……現像液槽、7……印刷版、9,10……
ブラシ、11,12……吸引ノズル、11a,1
2a……吸入口、15a……吐出口、A……接触
剥離手段、B……現像液循環手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 感光材料を現像液中に搬送させ、この現像液中
    で感光材料の感光層を溶解剥離させる感光材料処
    理装置において、前記現像液中の感光材料の感光
    層に接触して剥離する接触剥離手段と、この接触
    剥離手段の後段に吸入口を有し、前段に吐出口を
    有する現像液循環手段とを備えることを特徴とす
    る感光材料処理装置。
JP1986172258U 1986-11-10 1986-11-10 Expired - Lifetime JPH058604Y2 (ja)

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JP1986172258U JPH058604Y2 (ja) 1986-11-10 1986-11-10

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JP1986172258U JPH058604Y2 (ja) 1986-11-10 1986-11-10

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Publication Number Publication Date
JPS6378949U JPS6378949U (ja) 1988-05-25
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2866760B2 (ja) * 1992-01-16 1999-03-08 富士写真フイルム株式会社 感光性平版印刷版自動現像機
JP2003021916A (ja) * 2001-06-21 2003-01-24 Agfa Gevaert Nv 平板印刷用版前駆体の製造法

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JPS5624989U (ja) * 1979-07-28 1981-03-06

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