JP3304014B2 - 感光材料スクイズ装置 - Google Patents

感光材料スクイズ装置

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JP3304014B2 JP07496394A JP7496394A JP3304014B2 JP 3304014 B2 JP3304014 B2 JP 3304014B2 JP 07496394 A JP07496394 A JP 07496394A JP 7496394 A JP7496394 A JP 7496394A JP 3304014 B2 JP3304014 B2 JP 3304014B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水洗処理の終了した感
光材料の表面をスクイズする感光材料スクイズ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】画像露光されたフィルムや印画紙等の感
光材料は、現像液、定着漂白液等の処理液によって現像
処理された後、水洗水によって処理液が洗い落とされた
後に、乾燥処理される。このように、感光材料を現像、
漂白定着、水洗処理した後に乾燥処理する自動現像装置
では、水洗処理の終了した感光材料を乾燥処理する前
に、感光材料の表面に付着している水洗水を除去(スク
イズ)した後に乾燥処理する。
【0003】表面に水滴が付着した状態で感光材料を乾
燥処理すると、乾燥ムラを生じさせたり、水滴中の処理
液(例えば定着液)成分が析出して、感光材料の仕上が
りを損ねてしまうため、感光材料処理装置では、水洗槽
と乾燥部との間にスクイズ部を設けて、感光材料から水
分を除去するようにしている。。
【0004】ところで、スクイズ部は、複数のローラ対
によって構成され、これらのローラ対によって感光材料
を挟持搬送しながら感光材料の表面に付着している水滴
を絞り取るようにしている。このようなスクイズ部に設
けられたローラ対は、感光材料の乳剤層が吸水性である
ことから、非吸水性のローラ対を用いることにより、感
光材料の乳剤層側の面(感光面)には、スクイズムラが
発生しにくいが、感光材料の非乳剤面は、撥水性である
ことが多く、非吸水性ローラによってスクイズしても水
滴が残ってしまう。
【0005】これに対して、吸水性のローラによってス
クイズを行うと、感光材料の表面に付着いている水滴を
ローラによって吸い取ることができるため、表面に水滴
が付着していない状態で感光材料を乾燥部へ送り込むこ
とができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、吸水性
ローラは、硬度が低いため安定した状態で感光材料へ搬
送力を付与することができないと言う問題がある。この
ため、感光材料の搬送の直進性が損なわれたり搬送速度
にムラが生じてしまう。また、吸水性ローラを長期間使
用していると。ローラが吸い取った水滴中の処理液成分
が濃縮されてしまい、新たに処理する感光材料の表面に
この濃縮された処理液成分が転写して、乾燥ムラや処理
液成分の析出等の仕上がり不良を引き起こしてしまって
いる。
【0007】本発明は上記事実を考慮してなされたもの
であり、感光材料を安定に搬送しなら表面に付着してい
る水滴等を除去可能であると共に、長期間に渡ってメン
テナンスの不要な感光材料スクイズ装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る感光材料
スクイズ装置は、水洗処理の終了した感光材料を乾燥部
へ向けて案内搬送しながら、前記感光材料の表面の水滴
を除去する感光材料スクイズ装置であって、前記搬送さ
れる感光材料の乳剤面と接触するように配置した非吸水
性ローラと、前記非吸水性ローラに対向して配置し非吸
水性ローラとの間で前記感光材料を挟持搬送する吸水性
ローラと、前記吸水性ローラ又は前記非吸水性ローラの
何れか少なくとも一方の周面に軸方向に沿って均一にロ
ーラ洗浄液を供給する洗浄手段と、前記洗浄手段によっ
て洗浄されるローラの周面に軸方向に沿って接触してロ
ーラの周面から洗浄液を除去するローラからの洗浄液ス
クイズ手段と、を有することを特徴とする。
【0009】請求項2に係る感光材料スクイズ装置は、
請求項1の感光材料スクイズ装置であって、前記洗浄手
段が洗浄液として水を貯留しこの水に前記ローラの外周
部の一部を浸漬する洗浄液槽を備えたことを特徴とす
る。
【0010】
【作用】請求項1に記載の感光材料スクイズ装置では、
吸水性ローラと非吸水性ローラとによって感光材料を挟
持搬送しながらスクイズする。このとき、感光材料の乳
剤面には非吸水性ローラを接触させて、乳剤面から水滴
を除去している。また、感光材料の乳剤面と反対側の面
には吸水性ローラを接触させ、感光材料の表面に付着し
ている水滴を吸い取って除去している。また、感光材料
を挟持する一方のローラとして非吸水性ローラを用い
て、感光材料を安定させて搬送することができるように
している。
【0011】本発明では、このようなローラ対の表面に
洗浄手段によって洗浄液を供給し、感光材料の表面から
水洗水を吸い取った吸水性ローラの洗浄を行うと共に、
洗浄液を非吸水性ローラ又は洗浄液スクイズ手段によっ
て除去している。
【0012】これによって、非吸水性ローラの表面は勿
論、吸水性ローラの表面からも感光材料の表面から除去
した処理液成分を含んだ水洗水を除去することができ、
長期に渡って新たに処理する感光材料の表面に濃縮され
てしまった処理液成分を付着、転写させてしまうのを防
止でき、感光材料を品質良く仕上げることができる。
【0013】請求項2に記載の感光材料スクイズ装置で
は、洗浄液として水洗水と同様の水を貯留する洗浄液槽
を設けて、この洗浄液槽内の水にローラの外周部の一部
を漬けて洗浄する。これによって、非吸水性ローラ、吸
水性ローラの双方のローラの洗浄を行うことができる。
また、余剰となった洗浄水を水洗水として再利用するこ
とができる。
【0014】なお、本発明での非吸水性ローラとして
は、外周面にシリコンゴム等の硬質のゴムを用いたもの
や金属ローラ等一般的なローラを用いることができ、吸
水性ローラとしては、外周部が吸水性を備えた材質のも
ので形成されたものが好ましい。例えば、独立気泡が形
成され、この独立気泡が周面に開口しているものを用い
ることがより好ましく、この独立気泡が形成されたロー
ラは、吸い取った水滴がローラの内部まで滲み込むこと
がないため、洗浄液による洗浄が極めて容易である。
【0015】
【実施例】次に本発明の一実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0016】図1及び図2には、感光材料スクイズ装置
として本実施例に適用したスクイズ部10の概略構成を
示している。このスクイズ部10は、画像露光された印
画紙やフィルム等の感光材料12を現像処理する自動現
像装置等の感光材料処理装置に設けられており、現像、
漂白定着処理した感光材料12を水洗水に浸漬して表面
に付着している漂白定着液成分を洗い落とす水洗槽14
と、水洗処理の終了した感光材料12を搬送しながら、
図示しない乾燥風発生手段によって発生させた所定温度
の乾燥風を吹き付けて乾燥処理して仕上がる乾燥部16
との間に配置されている。なお、水洗槽14及び乾燥部
16は、一般的な感光材料処理装置に適用している構成
を用いて良く、本実施例では詳細な説明及び図示を省略
する。
【0017】このスクイズ部10には、水洗槽14の上
方に配置された搬送ローラ対18と水洗槽14と乾燥部
16の間に配置されたスクイズローラ対20を備えてい
る。搬送ローラ対18及びスクイズローラ対20は、そ
れぞれローラ本体から軸線方向の両端に同軸的に突設さ
れた回転軸18A、20Aが、図示しない一対の側板の
間に回転可能に支持されて掛け渡されている。
【0018】搬送ローラ対18、スクイズローラ対20
には、それぞれの下側のローラの一方の回転軸の先端部
に平歯車22、24が取り付けられている。これらの平
歯車22、24には、図示しない駆動手段の駆動力によ
って回転駆動する平歯車26が噛み合っており、この平
歯車26からの回転力が伝達されるようになっている。
また、搬送ローラ対18、スクイズローラ対20のそれ
ぞれの対向するローラの間には、図示しない付勢手段に
よって互いに接近する方向へ向けて所定圧力で付勢され
ている。また、水洗槽14から搬送ローラ対18へ向け
て、及び搬送ローラ対18とスクイズローラ対20との
間には、図示しないガイドが設けられている。
【0019】このため、搬送ローラ対18、スクイズロ
ーラ対20は、この平歯車26から平歯車22、24に
よって伝達された回転力によって互いに対向するローラ
がそれぞれ矢印B方向、矢印C方向に回転して、感光材
料12を挟持したときに所定方向(図中の矢印A方向)
へ向けて搬送力を付与すると共に、感光材料12を挟持
したときに感光材料12の表面に水滴等となって付着し
ている水洗水をスクイズするようになっている。
【0020】なお、感光材料12は、乳剤層が形成され
た感光面(以下「乳剤面」と言う)が乳剤層の形成され
ていないバック面よりも吸水性が高くなっており、スク
イズ部10を通過する感光材料12は、乳剤面が略下方
へ向けられた状態となるように、感光材料処理装置内へ
挿入され、装置内を搬送されてスクイズ部10に達する
ようになっている。
【0021】ところで、図2に示されるように、スクイ
ズローラ対20は、感光材料12の乳剤面と接触する下
側のローラとして非吸水ローラ28を用いている。この
非吸水ローラ28は、ローラ本体30の外周部を硬質ゴ
ム、シリコンゴム等の非吸水性部材28Aによって覆っ
たものである。
【0022】また、スクイズローラ対20は、非吸水ロ
ーラ28と対向して感光材料12のバック面と接触する
上側のローラとして吸水ローラ32を用いている。この
吸水ローラ32は、ローラ本体30の外周部を例えば独
立気泡が形成された樹脂部材32A等の吸水性を備えた
部材によって覆ったものであり、例えばルビセル(商品
名)等がある。この独立気泡が形成された樹脂部材32
Aは、独立気泡の一部が外周面に開口しており、外周面
に水滴等が付着すると、毛細管現象によってこの水滴を
気泡内に吸い込むようになっている。また、この水分を
吸い込んだ気泡がそれぞれ独立しているため、吸い込ま
れた水分が樹脂部材32Aの内部に滲み込むことがない
ようになっている。
【0023】一方、図1及び図2に示すように、スクイ
ズローラ対20の下方には、非吸水ローラ28の外周部
の一部を囲うように断面形状が略円弧状に形成された洗
浄液槽34が配置されている。この洗浄液層34は、例
えば図示しない一対の側板の間に掛け渡すように配置す
ることができる。この洗浄液槽34内には、スクイズロ
ーラ対20の軸線方向の一端側に給水管36が開口して
おり、この給水管36から洗浄液として供給される水
(以下「洗浄水」と言う)を貯留するようになってい
る。また、洗浄液槽34には、スクイズローラ対20の
軸線方向の他端側に切欠部38が形成されており、洗浄
液槽34内で余剰となった洗浄水がこの切欠部38から
オーバーフローするようになっている。
【0024】図2に示されるように、この切欠部38
は、樋40によって水洗槽14に連結されており、切欠
部38からオーバーフローした洗浄水が水洗槽14内へ
流れ込むようになっている。
【0025】図1及び図2に示されるように、洗浄液槽
34に貯留した洗浄水には、スクイズローラ対20の非
吸水ローラ28の外周部の一部が軸線方向に沿って浸漬
されており、非吸水ローラ28が回転(図中の矢印B方
向回転)することにより、外周面が洗浄水によって洗浄
されるようになっている。
【0026】また、非吸水ローラ28の洗浄液槽34よ
りも回転方向(矢印B方向)下流側の外周面には、洗浄
液スクイズ手段として設けたスクイズローラ42の外周
面が当接している。このスクイズローラ42は、軸線が
非吸水ローラ28の軸線と平行に配置されて前記した一
対の側板の間に回転可能に掛け渡され、図示しない付勢
手段によって非吸水ローラ28へ向けて所定圧力で付勢
されている。このため、スクイズローラ42は、非吸水
ローラ28の周面に直接状に接触し、非吸水ローラ28
の回転に従動して回転しながら、洗浄液槽34内の洗浄
水内から出た非吸水ローラ28の周面から洗浄水をスク
イズするようになっている。
【0027】次に本実施例の作用を説明する。このスク
イズ部10には、現像液、漂白定着液に浸漬されて現
像、漂白定着処理されてから水洗槽14に送り込まれ、
水洗槽14内で水洗水に浸漬された感光材料12が送り
込まれる。この感光材料12は、まず、水洗槽14の上
方に配置された搬送ローラ対18に挟持搬送されて、図
示しないガイドによって案内されてスクイズローラ対2
0の非吸水ローラ28と吸水ローラ32の間へ送り込ま
れる。なお、搬送ローラ対18では、感光材料12を挟
持したときに感光材料12の表面に付着している水洗水
を絞りとって水洗槽14内へ戻す役目も有している。
【0028】スクイズローラ対20の間へ送り込まれた
感光材料12は、下方側(図1及び図2の紙面下側)の
乳剤面が非吸水ローラ28に当接し、乳剤面と反対のバ
ック面が吸水ローラ32に接触しながら、非吸水ローラ
28と吸水ローラ32によって挟持搬送される。このと
き、感光材料12の乳剤面側に付着している水洗水の水
滴は、非吸水ローラ28によって除去される。すなわ
ち、感光材料12の乳剤面の乳剤層に弾力性があり比較
的高い吸水性を有するため、例えば非吸水ローラ28に
よってこの乳剤面が押圧されてから非吸水ローラ28か
ら離間すると、非吸水ローラ28によって表面から除去
し残した水滴を内部に吸い込んで表面の水滴を無くする
ことができる。
【0029】また、感光材料12のバック面に付着して
いる水洗水の水滴は、吸水ローラ32の外周部の吸水性
を備えた樹脂部材32Aによって、感光材料12の表面
から除去される。このとき、吸水ローラ32は、感光材
料12のバック面に付着している水滴を外周部に設けた
吸水性を備えた樹脂部材32Aの図示しない独立気泡内
に吸い込んで、感光材料12のバック面から水滴を除去
する。
【0030】これによりスクイズローラ対20によって
乾燥部16へ送り込まれる感光材料12の表面には、水
洗水の水滴が残っていない状態となっており、この状態
で乾燥部16で乾燥処理されて仕上げられた感光材料1
2には、水滴の付着による乾燥ムラや、水滴中の処理液
成分(主に漂白定着液中の成分)の析出による仕上がり
不良が生じることがない。
【0031】また、スクイズローラ対20として一方に
非吸水ローラ28を用いているため、感光材料12の搬
送幅方向に沿って均一に挟持しかつ感光材料12に一定
の搬送力を付与することができ、安定した状態で感光材
料12を乾燥部16へ向けて送り出すことができる。
【0032】一方、スクイズローラ対20の非吸水ロー
ラ28は、洗浄液槽34内の洗浄水に浸漬されているた
め、感光材料12の表面に付着したいた水洗水がこの非
吸水ローラ28の表面に付着しても、洗浄水によって洗
い落とされた後にスクイズローラ42によって洗浄水と
共にスクイズされるため、新たに感光材料12の乳剤面
と接触する周面は、水洗水が付着していない綺麗な状態
となっており、これによって、既にスクイズされた感光
材料12の表面に付着していた水洗水が新たにスクイズ
される感光材料12の表面に付着することがない。
【0033】また、感光材料12の非通過時には、洗浄
水によって表面が洗浄された非吸水ローラ28の周面に
吸水ローラ32の表面が接触して、この吸水ローラ32
の外周部の独立気泡内に吸い取っている水洗水が吸水ロ
ーラ32から滲み出て非吸水ローラ28の表面に付着す
るが、次に非吸水性ローラ28の表面が洗浄水によって
洗浄されるため、吸水ローラ32からも水洗水が除去さ
れる。
【0034】このため、スクイズローラ20では、非吸
水ローラ28、吸水ローラ32のそれぞれの表面から水
洗水が除去された状態で新たな感光材料12のスクイズ
処理を行うことができる。
【0035】このように、スクイズローラ対20の表面
を感光材料12の非処理時に洗浄することができ、長期
に渡ってスクイズローラ対20のそれぞれのローラの表
面に水洗水中に含まれている処理液中の成分が濃縮され
た状態で付着したり、処理液中の成分が析出することが
なく、スクイズローラ対20の洗浄が不要となる。
【0036】なお、本実施例では、下側の非吸水性ロー
ラにだけ洗浄水を供給するようにしてが、上側の吸水性
ローラにも洗浄水を供給するようにしても良い。上側の
吸水性ローラに洗浄水を供給する方法としては、スプレ
ーノズル等から吸水性ローラの軸方向に沿って均一に洗
浄水を噴出して供給する方法などを用いることができ
る。
【0037】また、洗浄液槽34内の洗浄水は、給水管
36から新鮮な水が補充されると、この給水管36によ
る給水位置を反対側の端部の切欠部38から余剰となっ
た洗浄水をオーバーフローさせているため、効率の良い
洗浄が可能となる。また、洗浄液槽34で余剰となった
水を水洗槽14で水洗水として効率良く再利用すること
ができると共に、給排水のための配管を簡略にすること
ができる。また、洗浄液槽の形状は、本実施例に限定す
るものでは勿論ない。
【0038】なお、本実施例では、水洗槽14と乾燥部
16との間にスクイズ部10を配置した例を説明した
が、例えば水洗槽14に代えて安定浴槽を設けてもよ
く、この場合、余剰となってオーバーフローされる洗浄
水を排出する管路を樋40に代えて設ければよい。
【0039】また、本実施例では、スクイズ部10を通
過する感光材料12の乳剤面が下方へ向けられている例
を用いて説明したが、これに限らず、乳剤面が上方へ向
けられた状態で感光材料12が搬送される構成であって
もよい。この場合、図3に示されるように、スクイズロ
ーラ対20は上方に非吸水ローラ28を配置し、下方に
吸水ローラ32を配置した構成であればよい。このよう
な構成にすることにより、吸水ローラ32が常に洗浄水
によって洗浄されることになり、吸水ローラ32が吸い
込んでいる水洗水が濃縮されてしまうことがないと共
に、この吸水ローラ32によって非吸水ローラ28の表
面の洗浄も可能となり、スクイズローラ対20の効率の
良い洗浄を行うことができる。
【0040】また、本実施例では、スクイズローラ対2
0のローラの表面からの洗浄液スクイズ手段としてスク
イズローラ42を設けたが、これに限らず、種々のスク
イズ手段を設けることができる。例えば、図3に示すよ
うに、ローラの軸方向に沿って直線状に接触するスクイ
ズブレード44を設けて洗浄水をスクイズするようにし
てもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明の感光材料ス
クイズ装置では、一方に非吸水性ローラを用いて感光材
料をスクイズしながら搬送しているため、感光材料を安
定した状態で乾燥部へ送り出すことがけいる。また、洗
浄手段によって感光材料をスクイズしたローラの表面を
洗浄するようにしているため、長期にわたって感光材料
をスクイズするローラの表面に水洗水が付着して水性水
中に含まれる処理液成分が析出するのを防止できるた
め、洗浄等のメンテナンスが不要となる優れた効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に適用したスクイズ部の概略構成を示
す斜視図である。
【図2】図1の2−2線に沿った概略断面図である。
【図3】本発明の適用可能なスクイズ部の他の一例を示
す概略構成図である。
【符号の説明】
10 スクイズ部(感光材料スクイズ装置) 12 感光材料 20 スクイズローラ対 28 非吸水ローラ 32 吸水ローラ 34 洗浄液槽 42 スクイズローラ(洗浄液スクイズ手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03D 3/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水洗処理の終了した感光材料を乾燥部へ
    向けて案内搬送しながら、前記感光材料の表面の水滴を
    除去する感光材料スクイズ装置であって、前記搬送され
    る感光材料の乳剤面と接触するように配置した非吸水性
    ローラと、前記非吸水性ローラに対向して配置し非吸水
    性ローラとの間で前記感光材料を挟持搬送する吸水性ロ
    ーラと、前記吸水性ローラ又は前記非吸水性ローラの何
    れか少なくとも一方の周面に軸方向に沿って均一にロー
    ラ洗浄液を供給する洗浄手段と、前記洗浄手段によって
    洗浄されるローラの周面に軸方向に沿って接触してロー
    ラの周面から洗浄液を除去するローラからの洗浄液スク
    イズ手段と、を有することを特徴とする感光材料スクイ
    ズ装置。
  2. 【請求項2】 前記洗浄手段が洗浄液として水を貯留し
    この水に前記ローラの外周部の一部を浸漬する洗浄液槽
    を備えたことを特徴とする請求項1の感光材料スクイズ
    装置。
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