JPH10118956A - ホッチキスにおけるクリンチ機構 - Google Patents

ホッチキスにおけるクリンチ機構

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JPH10118956A
JPH10118956A JP8301012A JP30101296A JPH10118956A JP H10118956 A JPH10118956 A JP H10118956A JP 8301012 A JP8301012 A JP 8301012A JP 30101296 A JP30101296 A JP 30101296A JP H10118956 A JPH10118956 A JP H10118956A
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    • B25C5/02Manually operated portable stapling tools; Hand-held power-operated stapling tools; Staple feeding devices therefor with provision for bending the ends of the staples on to the work
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    • B25C5/0257Stapling tools of the table model type, i.e. tools supported by a table or the work during operation without an anvil, e.g. using staples of particular shape bent during the stapling operation without the use of external clinching means
    • B25C5/0264Stapling tools of the table model type, i.e. tools supported by a table or the work during operation without an anvil, e.g. using staples of particular shape bent during the stapling operation without the use of external clinching means having pivoting clinching means for bending the staple ends
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガイド斜面8によって曲げられたステープル2
の脚部2aが再び元のように曲げ返されることのないホ
ッチキスにおけるクリンチ機構の提供。 【解決手段】折り曲げ溝5内に1対の可動クリンチャ6
を配置し、折り曲げ溝5の中心と点対称となる位置に、
ステープル2の両側の脚部2aを受ける2つの受け部7
を形成し、各受け部7には折り曲げ溝5側に傾斜するガ
イド斜面8を形成し、綴り時に脚部2aをガイド斜面8
によってステープル2の背部をはさんで互いに反対側に
曲げて折り曲げ溝5内に導入した後に可動クリンチャ6
で脚部2aが互いに重ならないように折り曲げるホッチ
キスにおけるクリンチ機構において、各受け部7の折り
曲げ溝5の中心側には、ガイド傾斜面の折り曲げ溝5側
の端部に連続する壁面10を、可動クリンチャ6の作動
方向と平行に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は被綴り材を貫通して
きたステープルの両側の脚部を互いに重ならないように
折り曲げるホッチキスにおけるクリンチ機構に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、ステープルの脚部が被綴り材を貫
通した後、可動クリンチャによって内側に折り曲げる技
術としては実公平6ー7893号公報に示されたような
ものが知られている。このように可動クリンチャでステ
ープル脚部を折り曲げる際に、折り曲げられた脚部が重
なってしまうと、その重なり分だけ被綴り材の厚みが大
きくなってしまうから、脚部が重ならないようにするた
め、上記公報に示されるように、被綴り材を貫通してき
たステープルの脚部を受ける受け部にガイド斜面を形成
し、上記脚部を上記ガイド斜面によって曲げるクリンチ
機構が設けられている。両側の脚部は反対側に曲げられ
るため、可動クリンチャによって折り曲げられたときに
重なることがない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
可動クリンチャの脚部に対する当接面はプレスで切断形
成されるので、図7(a) に示すように斜めになることが
ある。この場合、ガイド斜面14によっていったん曲げ
られたステープルの脚部15が可動クリンチャ16の当
接面で押し上げられたときに当接面に沿って矢印Aのよ
うに元の状態に曲げ返されてしまい、同図(b) のように
他方の脚部15と重なるという不都合が生じる。
【0004】本発明は上記欠点を解消し、ガイド斜面に
よって曲げられたステープルの脚部が再び元のように曲
げ返されることのないホッチキスにおけるクリンチ機構
を提供することをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係るホッチキスにおけるクリンチ機構は、
ホッチキスのクリンチ部に形成された折り曲げ溝内に左
右1対の可動クリンチャを配置するとともに、折り曲げ
溝の中心と点対称となる位置に、被綴り材を貫通してき
たステープルの両側の脚部を受ける2つの受け部を形成
し、各受け部には折り曲げ溝側に傾斜するガイド斜面を
形成し、綴り時に上記脚部を上記ガイド斜面によってス
テープルの背部をはさんで互いに反対側に曲げて折り曲
げ溝内に導入した後に可動クリンチャで上記脚部が互い
に重ならないように折り曲げるホッチキスにおけるクリ
ンチ機構において、上記各受け部の折り曲げ溝の中心側
には、ガイド傾斜面の折り曲げ溝側の端部に連続する壁
面を、可動クリンチャの作動方向と平行に形成すること
を特徴とする。
【0006】なお、前記壁面を有する凸部の前記ガイド
斜面側に対向する面を斜めに形成するのが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】図1はホッチキスのクリンチ部を
示す。クリンチ部はクリンチ機構を備えるとともに、そ
の上部には被綴り材1を載置する綴り台(図示せず)を
設けたもので、クリンチ部の上方には被綴り材1に向け
てステープル2を打ち出す打ち込み機構(図示せず)が
設けられている。
【0008】クリンチ機構は、図2、図3に示されるよ
うに、クリンチ部に前後に平行に配置された第1の固定
壁部材3と第2の固定壁部材4との間の折り曲げ溝5内
に左右1対の可動クリンチャ6を配置するとともに、被
綴り材1を貫通してきたステープル2の両側の脚部を受
ける2つの受け部7を形成してなるもので、各可動クリ
ンチャ6はコ字形に形成され、上部の肩部が支軸17に
よって第1、第2の固定壁部材3、4に回動自在に支持
されている。
【0009】すなわち、第1の固定壁部材3と第2の固
定壁部材4とはそれぞれ厚さの異なる一対の板状体で形
成され、それぞれの厚さは互いに前後で異なるように対
応している。そして、被綴り材1を貫通したステープル
2の脚部の先端は降下して、折り曲げ溝5よりも少しだ
け厚い方の板状体3a、4aの上面にぶつかるように構
成されている。このように、第1の固定壁部材3と第2
の固定壁部材4においてそれぞれ厚い板状体3a、4a
の上面には、ステープル2の脚部2aの先端を受ける受
け部7が構成され、両側の受け部7は折り曲げ溝5の中
心Oと点対称となる位置に配置されている。さらに、各
受け部7には互いに逆向きの勾配をもつガイド斜面8が
形成されている。ガイド斜面8は受け部7にぶつかった
ステープル2の脚部2aを折り曲げ溝5側に案内するも
ので、そのため両側の脚部2aは折り曲げ溝5側に曲げ
られるが、曲げ方向は互いに反対側となる。
【0010】次に、上記各受け部7の折り曲げ溝5の中
心側には凸部9が形成されている。これらの凸部9の折
り曲げ溝5側の壁面10は、ガイド傾斜面の折り曲げ溝
5側の端部に連続し、また可動クリンチャ6の作動方向
と平行に形成されている。
【0011】なお、可動クリンチャ6は駆動手段11の
上下作動によって回動するものであるが、駆動手段はス
テープル2を被綴り材1に向けて打ち出す打ち込み機構
の作動と連動し、ステープル2の打ち出し後に作動する
ように構成されている。
【0012】上記構成において、打ち込み機構によって
ステープル2を被綴り材1に向けて打ち出すと、ステー
プル2の脚部2aは被綴り材1を貫通して第1及び第2
の固定壁部材3、4の受け部7に当たったのち、図4
(a) のようにガイド斜面8に案内されて折り曲げ溝5に
入り込む。これにより脚部2aはステープル2の背部を
はさんで互いに反対側に曲げられる。その後、クリンチ
機構の駆動手段が作動して可動クリンチャ6を回動させ
ると、可動クリンチャ6の上面が上記脚部2aを押し上
げて折り曲げる。その際、可動クリンチャ6の上面が傾
斜しているなどの理由でいったん曲げられたステープル
2の脚部2aが元の状態に曲げ返されるように力を受け
る。しかし、折り曲げられた脚部2aの先端は凸部9の
壁面10に沿って通過する。壁面10は可動クリンチャ
6の作動方向と平行に形成されているので、同図(b) に
示されるように曲げられた脚部2aが元の方向に曲げ返
されるのが防止される。このため、可動クリンチャ6に
よる折り曲げ終了時には、図5に示されるように、脚部
2aはステープル2の背部2bをはさんで互いに反対側
に曲げられた状態となり、互いに重ならないように折り
曲げられていわゆるバイパスクリンチとなる。
【0013】上述のように、各ガイド斜面8の近傍に、
上記ガイド斜面8によっていったん曲げられたステープ
ル2の脚部2aが可動クリンチャ6による折り曲げ時に
元の状態に曲げ返されないようにする凸部9を形成した
ので、常にステープル2の脚部2aを互いに重ならない
ように折り曲げることができる。
【0014】図6は凸部9の他の例を示すもので、凸部
9のガイド斜面8側に対向する壁面12は斜めに形成さ
れている。これによれば、被綴り材1が厚いためにこれ
を貫通したステープル2の脚部2aが短い場合、可動ク
リンチャ6で折り曲げたときにその先端が上記斜壁面1
2に当たったとしても、脚先は斜壁面12に沿って逃げ
られるので、折り曲げ不良が生じることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るホッチキスのクリンチ部の要部の
斜視図
【図2】上記クリンチ部の要部の平面図
【図3】上記クリンチ部の受け部の一部の斜視図
【図4】(a) (b) はステープルの折り曲げ態様説明図
【図5】ステープルの折り曲げ状態図
【図6】クリンチ部の例の例の斜視図
【図7】(a) (b) は従来のステープルの折り曲げ態様説
明図及び折り曲げ状態図
【符号の説明】
1 被綴り材 2 ステープル 2a 脚部 5 折り曲げ溝 7 受け部 8 ガイド斜面 10 壁面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッチキスのクリンチ部に形成された折
    り曲げ溝内に左右1対の可動クリンチャを配置するとと
    もに、折り曲げ溝の中心と点対称となる位置に、被綴り
    材を貫通してきたステープルの両側の脚部を受ける2つ
    の受け部を形成し、各受け部には折り曲げ溝側に傾斜す
    るガイド斜面を形成し、綴り時に上記脚部を上記ガイド
    斜面によってステープルの背部をはさんで互いに反対側
    に曲げて折り曲げ溝内に導入した後に可動クリンチャで
    上記脚部が互いに重ならないように折り曲げるホッチキ
    スにおけるクリンチ機構において、 上記各受け部の折り曲げ溝の中心側には、ガイド傾斜面
    の折り曲げ溝側の端部に連続する壁面を、可動クリンチ
    ャの作動方向と平行に形成することを特徴とするホッチ
    キスにおけるクリンチ機構。
  2. 【請求項2】 前記壁面を有する突壁のガイド斜面側に
    対向する面を斜めに形成した請求項1記載のホッチキス
    におけるクリンチ機構。
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