JPH10118863A - プラスチック被覆鋼管の自動管端処理装置 - Google Patents

プラスチック被覆鋼管の自動管端処理装置

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JPH10118863A
JPH10118863A JP28118196A JP28118196A JPH10118863A JP H10118863 A JPH10118863 A JP H10118863A JP 28118196 A JP28118196 A JP 28118196A JP 28118196 A JP28118196 A JP 28118196A JP H10118863 A JPH10118863 A JP H10118863A
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JP
Japan
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steel pipe
pipe
plastic
pipe end
coated steel
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JP28118196A
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Kazuo Tsuruta
和男 鶴田
Teruaki Ishizaki
昭明 石崎
Kiichirou Satou
基一郎 佐藤
Yasunari Fujiwara
康成 藤原
Toshishige Sato
敏成 里
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Nippon Steel Corp
Osaka Fuji Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Osaka Fuji Corp
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Publication date
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    • B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/01—General aspects dealing with the joint area or with the area to be joined
    • B29C66/02—Preparation of the material, in the area to be joined, prior to joining or welding
    • B29C66/022—Mechanical pre-treatments, e.g. reshaping
    • B29C66/0224—Mechanical pre-treatments, e.g. reshaping with removal of material
    • B29C66/02245—Abrading, e.g. grinding, sanding, sandblasting or scraping
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2009/00—Layered products
    • B29L2009/003—Layered products comprising a metal layer
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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    • B29L2023/00—Tubular articles
    • B29L2023/22—Tubes or pipes, i.e. rigid

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  • Turning (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋼管表面に傷を付けることなく管端被覆を
除去することができのようにした管端処理装置を提供す
ること。 【解決手段】 プラスチック被覆鋼管Ｐを水平に支持し
てこれを円周方向に回転させる鋼管回転装置１と、回転
装置１と平行に敷設されたレール８に沿って移動可能な
台車２と、台車２上に装備された３つの管端処理ユニッ
ト３，４，５であって、プラスチック被覆鋼管Ｐの管端
被覆部を削り取る回転ワイヤーブラシ２１を有するブラ
シユニット３、管端部表面の残存付着物を研磨除去する
研磨フラップホイール２６を有する研磨ユニット４、及
びプラスチック被覆４０の端部をテーパカットするテー
パカッターユニット５と、からなり、前記３つのユニッ
ト３，４，５は円周方向に互いに所要間隔をおいて配設
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、外面がプラスチッ
クで被覆されたプラスチック被覆鋼管の自動管端処理装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、流体輸送用のラインパイプ等に使
用される中・大径鋼管としては、外面をプラスチックで
被覆したプラスチック被覆鋼管が広く用いられる傾向に
ある。しかして、このプラスチック被覆鋼管は現地で溶
接により互いに接合されるが、その溶接に際して溶接熱
によりプラスチック被覆が溶融劣化するため、溶接熱の
影響を受ける範囲のプラスチック被覆の管端被覆、即ち
管端から例えば１００〜１５０ｍｍのプラスチック被覆
を、プラスチック被覆鋼管の製造工程において予め除去
し、また管端被覆除去後に鋼管表面に残されているプラ
スチック被覆の端部をテーパカットする、と云った管端
処理を施す必要がある。
【０００３】従来におけるこの種の管端処理装置とし
て、例えば特開昭６３−８４８０２号公報に記載された
ものがある。この管端処理装置は、プラスチック被覆除
去手段として切削刃物を使用し、この刃物によって、プ
ラスチック被覆鋼管の管端被覆を切削除去するようにし
たものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の管端処理装置で
は、切削刃物によってプラスチック被覆鋼管の管端被覆
を切削除去するようにしているため、その切削時に鋼管
表面に刃物傷を付け易く、傷を付けないようにするには
切削刃物を手動で操作しなければならず、従って管端処
理装置の自動化ができなかった。本発明は、この問題に
鑑み、管端被覆の除去作業を鋼管表面に傷を付けること
なく自動的に行える自動管端処理装置を提供することを
課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１に係る自動管端
処理装置は、プラスチック被覆鋼管Ｐを水平姿勢に支持
してこれを円周方向に回転させる鋼管回転装置１と、こ
の回転装置１と平行に敷設されたレール８に沿って移動
可能な台車２と、この台車２上に装備された３つの管端
処理ユニット３，４，５であって、前記回転装置１に支
持された鋼管Ｐの管端部のプラスチック被覆４０を削り
取る回転ワイヤーブラシ２１を有するブラシユニット
３、前記回転ワイヤーブラシ２１により削り取られた管
端部表面の残存付着物を研磨除去する研磨フラップホイ
ール２６を有する研磨ユニット４、及び前記鋼管表面に
残されたプラスチック被覆４０の端部をテーパカットす
るテーパカッターユニット５と、からなり、前記３つの
ユニット３，４，５は円周方向に互いに所要間隔をおい
て配設されていると共に、各ユニット３，４，５は前記
円周のほぼ中心部に対し遠近移動可能に設けられてなる
ものである。
【０００６】１請求項２は、請求項１に記載のプラスチ
ック被覆鋼管の管端処理装置において、前記テーパカッ
ターユニット５は、テーパカッター３０と、前記鋼管の
管端部表面を倣ってテーパカッター３０の切り込みを制
限する倣いローラーと３１を有してなるものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】図１は本発明に係る管端処理装置
の平面図、図２は同装置の側面図、図３は同装置の正面
図であって、これらの図に示すように、本発明の管端処
理装置は、鋼管回転装置１、台車２、ブラシユニット
３、研磨ユニット４及びテーパカッターユニット５によ
って構成される。
【０００８】鋼管回転装置１は、プラスチック被覆鋼管
Ｐを水平姿勢に支持してこれを円周方向に回転させるも
ので、ターニングローラー６、これを駆動するターニン
グモーター７等からなる。
【０００９】台車２は、鋼管回転装置１と平行に敷設さ
れたレール８上に載置される前後左右の車輪９と、前記
レール８に隣接してそれと平行に設けられたラック１０
に係合するピニオン１１とを有し、このピニオン１１が
モーター１２により駆動されることにより、この台車２
がプラスチック被覆鋼管Ｐの長手方向に沿って自走する
ようになっている。この台車２上に、前記３つの管端処
理ユニット３，４，５が、台車２の走行方向と直交する
面にほぼ沿った円周方向に所要間隔をおいて配設されて
いる。
【００１０】図１〜図４に示すように、台車２上には、
その幅方向中央位置に前後一対の垂直ガイドフレーム１
５が設置されると共に、この垂直ガイドフレーム１５の
両側にはそれぞれ前後一対の傾斜ガイドフレーム１３，
１４が垂直ガイドフレーム１５に対し逆ハの字状に配設
され（図３参照）、各一対のガイドフレーム１３，１
４，１５には、それぞれ水平フレーム１６が、モーター
１７により駆動されるボールねじ機構１８によって昇降
可能に設けられ（図４参照）、しかして一方の（図３の
左方の）傾斜ガイドフレーム１３に沿って昇降可能な水
平フレーム１６にブラシユニット３が設けられ、他方の
（図３の右方の）傾斜ガイドフレーム１３に沿って昇降
可能な水平フレーム１６に研磨ユニット４が設けられ、
また図４に示すように垂直ガイドフレーム１５に沿って
昇降可能な水平フレーム１６の先端部にテーパカッター
ユニット５が設けられる。従って、各ユニット３，４，
５は、それぞれボールねじ機構の作動により水平フレー
ム１６を介して、図３に示すように鋼管回転装置１に支
持されるプラスチック被覆鋼管Ｐの中心部に対し、鋼管
情報（鋼管の長さ、外径、処理長さ）により任意の位置
に遠近移動可能であって、鋼管長さ、外径等の異なる種
々のプラスチック被覆鋼管に対応できるようになってい
る。
【００１１】ブラシユニット３は、図３に示すように、
水平フレーム１６に固定された基台１９と、この基台１
９に台車２の走行方向と直交する面に沿って揺動可能に
枢着された揺動フレーム２０と、この揺動フレーム２０
の遊端側に軸支された回転ワイヤーブラシ２１と、この
回転ワイヤーブラシ２１を図示しない伝動機構を介して
回転駆動するモーター２２と、前記揺動フレーム２０を
介して回転ワイヤーブラシ２１をプラスチック被覆鋼管
Ｐの外面に所要圧力で押し付けるエアーシリンダ２３と
から構成される。
【００１２】研磨ユニット４は、上記ブラシユニット３
と殆ど同様な構成であって、図２及び図３に示すよう
に、水平フレーム１６に固定された基台２４と、この基
台２４に揺動可能に枢着された揺動フレーム２５と、こ
の揺動フレーム２５の遊端側に軸支された研磨フラップ
ホイール２６と、この研磨フラップホイール２６を伝動
機構２７（図２参照）を介して回転駆動するモーター２
８と、前記揺動フレーム２５を介して研磨フラップホイ
ール２６をプラスチック被覆鋼管Ｐの外面に所要圧力で
押し付けるエアーシリンダ２９とから構成される。
【００１３】また、テーパカッターユニット５は、図４
に示すように、プラスチック被覆４０の端部を所望の角
度のテーパに切削するテーパカッター３０と、プラスチ
ック被覆鋼管Ｐの管端部表面を倣ってテーパカッター３
０の切り込みを制限する倣いローラー３１を有する。即
ち、水平フレーム１６の先端にはブラケット３２が、ガ
イド３３及びガイドバー３４を介してプラスチック被覆
鋼管Ｐの外面に対し遠近移動可能に（垂直ガイドフレー
ム１５の長手方向移動可能に）に設けられると共に、こ
のブラケットに水平フレーム１６の先端部に設置された
エアーシリンダ３５が連結され、そしてこのブラケット
３２の下端側にテーパカッター３０及び倣いローラー３
１が取り付けられている。この倣いローラー３１は、テ
ーパカッター３０の先端と段差状に設けてあって、カッ
ター３０先端位置より例えば０．１〜０．５ｍｍ程度下
位になるように設定されている。
【００１４】図１〜図３において３６は、鋼管回転装置
１に支持されたプラスチック被覆鋼管Ｐの先端面に当接
して当該鋼管Ｐに対する前記ユニット３，４，５の位置
決めを行う位置決め用ローラーで、台車２先端の幅方向
中央部に設置され、この位置決め用ローラー３６は、プ
ラスチック被覆鋼管Ｐの管端被覆の処理長さに応じて進
退移動調整できるようになっている。
【００１５】図５は、本発明の自動管端処理装置によっ
て管端処理される前のプラスチック被覆鋼管Ｐの管端部
を拡大したもので、４０がプラスチック被覆を示してい
る。しかして、このプラスチック被覆４０は、管端処理
装置により、管端から長さＬ（例えば０〜５００ｍｍ）
にわたって除去されるわけであるが、管端からその長さ
Ｌの約１／２程度は、剥離剤の使用により容易に剥離で
きるようになっていて、管端処理装置の使用に先立って
手作業で剥離される場合がある。従って、その場合に
は、鋼管をプラスチック被覆処理する際に管端表面に図
５に太い破線で示すような剥離剤Ｇが塗着され、この剥
離剤Ｇの上にプラスチック被覆が形成され、管端処理装
置を使用する前に、カッターナイフ等により管端から長
さＬの約１／２程度のところに周方向に切り込みが入れ
られて、その部分のプラスチック被覆部分４０ａが剥離
され、その剥離状態を図６に示す。
【００１６】図７は、管端処理されるべきプラスチック
被覆４０の長さＬの約１／２の被覆部分４０ａが剥離さ
れた後の状態を示したものである。この場合、剥離剤の
使用によって剥離された管端部表面には、同図の太い破
線で示すように剥離剤Ｇが残存付着している。また、プ
ラスチック被覆４０と鋼管表面との間には接着剤層Ｍが
形成されているため、このプラスチック被覆４０を従来
のように切削刃物で削り取っただけでは、そのような接
着剤層Ｍまでは除去され得ない。然るに、本発明に係る
管端処理装置は、管端部表面に残存付着している上記の
ような剥離剤Ｇや接着剤層Ｍ等の残存付着物をも除去す
ることができるものである。
【００１７】次に、上述したような構成を有する本発明
の管端処理装置の使用について図８及び他の図面を参照
して説明する。
【００１８】先ず、台車２先端側の位置決め用ローラー
３６の位置をプラスチック被覆鋼管Ｐの管端被覆の処理
長さＬに応じて所望に設定し、そして鋼管回転装置１に
支持されたプラスチック被覆鋼管Ｐの先端に向かって台
車２を移動させ、上記位置決め用ローラー３６を鋼管Ｐ
の先端に当接させ、その位置で台車２を固定する。ま
た、その位置で、ブラシユニット３、研磨ユニット４、
及びテーパカッターユニット５のそれぞれをガイドフレ
ーム１３，１４，１５に沿って適宜に移動させて位置決
めし、回転ワイヤーブラシ２１及び研磨フラップホイー
ル２６、更にテーパカッターユニット５の倣いローラー
３１を管端表面に当接させると共に、それらを押し付け
用のエアーシリンダ２３，２９，３５によって管端表面
に所要圧力で押し付ける。
【００１９】そして、図３に示すように、鋼管回転装置
１によりプラスチック被覆鋼管Ｐを所要速度で同図矢印
方向に回転させると共に、回転ワイヤーブラシ２１及び
研磨フラップホイール２６をそれぞれ同図矢印方向に回
転駆動させながら、回転ワイヤーブラシ２１によるプラ
スチック被覆の削り取り処理と、研磨フラップホイール
２６による管端部表面の残存付着物の研磨除去処理と、
テーパカッター３０によるプラスチック被覆端部のテー
パカット処理との３つの処理を同時に行う。
【００２０】図８（Ａ）は、プラスチック被覆４０の長
さＬの約１／２の被覆部分４０ａが剥離された後に残っ
た被覆部分４０ｂを、回転ワイヤーブラシ２１によって
削り取っている状態を示し、同図（Ｂ）は、回転ワイヤ
ーブラシ２１で被覆部分４０ｂが削り取られた後の、管
端表面に付着残存している接着剤Ｍ等及び剥離剤Ｇを、
研磨フラップホイール２６によって研磨除去している状
態を示し、また同図（Ｃ）は、プラスチック被覆４０の
端部をテーパカッター３０によってテーパにカットして
いる状態を示す。そして、同図（Ｄ）は、プラスチック
被覆鋼管Ｐの管端から長さＬにわたる管端処理を完了し
た状態を示す。
【００２１】上記のように、この自動管端処理装置によ
れば、プラスチック被覆鋼管Ｐの管端における除去すべ
きプラスチック被覆部分４０ｂを回転ワイヤーブラシ２
１によって削り取るから、従来の切削刃物の使用による
ように鋼管の管端表面に刃物傷を付けることがない。ま
た、この回転ワイヤーブラシ２１のみでは、管端表面に
付着残存している接着剤層Ｍ等や剥離剤Ｇまでも除去す
ることができないが、このような接着剤層Ｍ、剥離剤Ｇ
等の残存付着物は、研磨フラップホイール２６によって
完全に研磨除去することができ、しかも研磨による除去
であるから、管端表面に刃物によるような切削傷を付け
ることがない。そして、テーパカッター３０によって、
プラスチック被覆４０の端部を確実にテーパカットする
ことができる。しかも、このような３種類の管端処理を
同時に行えるから、管端処理作業能率の著しい向上を図
ることができる。
【００２２】また、図８（Ｂ）に示すように、研磨フラ
ップホイール２６として、処理すべき管端からの長さＬ
と同等の軸方向長さを有するものを使用すれば、プラス
チック被覆鋼管Ｐを１回転させるだけでその長さＬの範
囲の研磨処理を行うことができる。もちろん、研磨フラ
ップホイール２６は、処理すべき管端からの長さＬより
も軸方向長さの短いものを使用できるものであり、その
場合には、プラスチック被覆鋼管Ｐの管端に対し台車２
を後退させながら、プラスチック被覆鋼管Ｐを数回転さ
せることによって、管端から長さＬの範囲の研磨処理を
行うことができる。これは、回転ワイヤーブラシ２１に
ついても同様で、管端部に剥離剤Ｇが使用されていない
プラスチック被覆鋼管Ｐの場合は、管端からの長さＬと
同等の軸方向長さを有するブラシを使用すれば、鋼管Ｐ
の１回転でその長さＬの範囲の研磨処理を行うことも可
能であり、また軸方向長さの短いブラシでは、鋼管Ｐを
数回転させるようにすればよい。
【００２３】また、この実施形態に示すように、テーパ
カッターユニット５は、プラスチック被覆鋼管Ｐの管端
部表面を倣ってテーパカッター３０の切り込みを制限す
るような倣いローラー３１を有しているから、図８の
（Ｃ）から分かるように、プラスチック被覆端部のテー
パカット時には、テーパカッター３０の先端を鋼管表面
よりも所定量（例えば約０．３ｍｍ程度）上位に位置さ
せることができ、そのためテーパカッター３０によって
管端部の鋼管表面を傷付けられるおそれがなく、安全に
テーパカット作業を行わせることができる。
【００２４】
【発明の効果】請求項１の自動管端処理装置によれば、
プラスチック被覆鋼管の除去すべき管端被覆部をブラシ
ユニットの回転ワイヤーブラシによって削り取るように
しているため、従来装置の切削刃物の使用によるように
鋼管の管端表面に刃物傷を付けることがない。また、管
端表面に付着残存している接着剤層、剥離剤等の残存付
着物を研磨ユニットの研磨フラップホイールによって完
全に研磨除去することができ、しかも研磨による除去で
あるから、管端表面に刃物によるような切削傷が付かな
い。更に、テーパカッターによって、プラスチック被覆
の端部を確実にテーパカットすることができる。しか
も、このような３種類の管端処理を同時に自動的に行え
るから、管端処理作業能率の著しい向上を図ることがで
きる。
【００２５】請求項２によれば、プラスチック被覆端部
のテーパカット時に、テーパカッターの先端を鋼管表面
よりも所定量上位に位置させることができ、そのためテ
ーパカッターによって管端部の鋼管表面を傷付けられる
おそれがなく、安全にテーパカット作業を行わせること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明に係る管端処理装置の平面図である。
【図２】 同上の装置の側面図である。
【図３】 同上の装置の正面図である。
【図４】 図３のＸ−Ｘ線拡大断面図である。
【図５】 同上の管端処理装置によって管端処理される
前のプラスチック被覆鋼管の管端部を示す拡大断面図で
ある。
【図６】 管端被覆部分の一部を剥離している状態を示
す説明図である。
【図７】 管端被覆部分の一部が剥離された後の状態を
示す拡大断面図である。
【図８】 （Ａ）〜（Ｄ）は、本発明に係る管端処理装
置の使用による管端処理の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
１ 鋼管回転装置 ２ 台車 ３ ブラシユニット ４ 研磨ユニット ５ テーパカッターユニット ８ レール ２１ 回転ワイヤーブラシ ２２ モーター ２６ 研磨フラップホイール ２８ モーター ３０ テーパカッター ３１ 倣いローラー ４０ プラスチック被覆 Ｐ プラスチック被覆鋼管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 基一郎 兵庫県尼崎市常光寺１丁目９番１号 大阪 富士工業株式会社内 (72)発明者 藤原 康成 兵庫県尼崎市常光寺１丁目９番１号 大阪 富士工業株式会社内 (72)発明者 里 敏成 兵庫県尼崎市常光寺１丁目９番１号 大阪 富士工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 プラスチック被覆鋼管を水平姿勢に支持
    してこれを円周方向に回転させる鋼管回転装置と、この
    回転装置と平行に敷設されたレールに沿って移動可能な
    台車と、この台車上に装備された３つの管端処理ユニッ
    トであって、前記回転装置に支持された鋼管の管端部の
    プラスチック被覆を削り取る回転ワイヤーブラシを有す
    るブラシユニット、前記回転ワイヤーブラシにより削り
    取られた管端部表面の残存付着物を研磨除去する研磨フ
    ラットホイールを有する研磨ユニット、及び前記鋼管表
    面に残されたプラスチック被覆の端部をテーパカットす
    るテーパカッターユニットと、からなり、前記３つのユ
    ニットは円周方向に互いに所要間隔をおいて配設されて
    いると共に、各ユニットは前記円周のほぼ中心部に対し
    遠近移動可能に設けられてなるプラスチック被覆鋼管の
    自動管端処理装置。
  2. 【請求項２】 前記テーパカッターユニットは、テーパ
    カッターと、前記鋼管の管端部表面を倣ってテーパカッ
    ターの切り込みを制限する倣いローラーとを有してなる
    請求項１に記載のプラスチック被覆鋼管の自動管端処理
    装置。
JP28118196A 1996-10-24 1996-10-24 プラスチック被覆鋼管の自動管端処理装置 Withdrawn JPH10118863A (ja)

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