JPH10118379A - 返し縫いが可能なミシン - Google Patents

返し縫いが可能なミシン

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Publication number
JPH10118379A
JPH10118379A JP29464596A JP29464596A JPH10118379A JP H10118379 A JPH10118379 A JP H10118379A JP 29464596 A JP29464596 A JP 29464596A JP 29464596 A JP29464596 A JP 29464596A JP H10118379 A JPH10118379 A JP H10118379A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sewing
speed
reverse
stitching
return
Prior art date
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Pending
Application number
JP29464596A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Murakami
上 英 二 村
Akiyoshi Sasano
野 章 嘉 笹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Janome Corp
Original Assignee
Janome Sewing Machine Co Ltd
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Publication date
Application filed by Janome Sewing Machine Co Ltd filed Critical Janome Sewing Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作性が良く、心理的な不安感を与えない返
し縫い可能なミシンを提供する。 【解決手段】 返し縫いと前進縫いの切り換えの際に、
設定した最低速度から徐々に加速し、設定した縫い速度
まで速度が上昇したら、該速度で運転を継続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、返し縫いが可能
なモータ等を原動力とするミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】返し縫いが可能なミシンにおいては、返
し縫いボタン等によりユーザが操作を行うと自動的に送
りが逆転して返し縫いを実行するようになっている。こ
の返し縫いは通常は、前進縫いすなわち普通の縫い速度
よりも低く設定されており、縫いの方向が逆転すると共
に縫い速度が減じるようになっている。また返し縫いの
後に再度ボタンを押すことにより再び普通の前進縫いに
復帰できるようになっている。この場合、縫い方向の逆
転と共に速度の遅い返し縫いから速度の早い通常縫いに
切り替わることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような返し縫
い機能を用いる場合、前進縫いから返し縫いに変わる際
に、縫い方向の逆転に伴って速度も急激に変わるため、
作業がしずらく、ユーザに心理的な不安感を与える問題
があった。また、返し縫いから前進縫いに変わる際には
同様に縫い方向が逆転すると共に速度が上昇するため、
ユーザに与える不安感はさらに大きくなる問題があっ
た。本発明は上記従来技術の欠点を改善することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の返し縫いが可能なミシンは、返し縫いが可
能で且つ返し縫いと通常縫いを相互に切り替え可能なミ
シンにおいて、返し縫い指令に応答して返し縫いを行う
ための手段と、前記返し縫いを行うための手段により、
返し縫い指令があった時、所定の返し縫い最低速度に速
度を落として返し縫いを開始させ、該最低速度から漸次
縫い速度を上昇させて所定の返し縫い速度にて返し縫い
を行うように制御するための手段と、所定の指令に応答
して返し縫いから通常縫いに移行するに際して、所定の
復帰最低速度に速度を落として通常縫いを開始させ、該
最低速度から漸次縫い速度を上昇させて所定の縫い速度
にて通常縫いを行うように制御するための手段と、を有
することを特徴とする。上記構成においては、返し縫い
指令があると縫い速度が所定の最低速度に落とされ、こ
の最低速度から漸次速度を上昇させて返し縫い速度に達
するようになっているため、作業性が良く且つ心理的な
不安感がない。また、同様に返し縫いから通常の縫いに
変わる際にも、所定の最低速度に速度を落とし、この最
低速度から漸次速度を上昇させていくため、作業性が良
く且つ心理的な不安感を取り除くことが可能である。前
記した2つの最低速度は同じ速度に設定してもよいし、
それぞれ異なる速度としてもよい。また、速度上昇も同
じ速度上昇としても良いしあるいは異なる速度としても
良い。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1において、中央演算処理装置1
はマイクロコンピュータを主体に構成されており、縫い
制御装置50を介してミシンモータ51を駆動し、縫い
機構52により所定の縫いを実行させるようになってい
る。縫い機構52には前後進切換機構53が設けられて
おり、布送り機構を正逆切り換え、前進縫いと返し縫い
を行えるようになっている。この前後進切換機構53の
切り換えは縫い制御装置50を介して行うようになって
いる。
【0006】中央演算処理装置1には始動/停止指令ス
イッチ2が接続されており、この始動/停止指令スイッ
チ2を操作することにより、ミシンモータ51を駆動あ
るいは停止して、縫いの開始及び停止を行うようになっ
ている。縫いの速度は前進縫い速度設定スイッチ3によ
り設定されるようになっている。
【0007】中央演算処理装置1には更に返し縫い指令
スイッチ4が設けられており、この返し縫い指令スイッ
チ4を押すことにより中央演算処理装置1は縫い制御装
置50を介して前後進切換機構53を制御し、布送りを
逆転させると共に、ミシンモータ51の速度制御を行う
ようになっている。返し縫いの際には、最低速度設定ス
イッチ6により設定された最低速度で返し縫いが開始さ
れる。この速度制御は最低速度制御プログラム記憶装置
10に格納されたプログラムにより縫い制御装置50を
介してミシンモータ51を制御することにより行われる
ようになっている。この最低速度から更に加速制御プロ
グラム記憶装置11に記憶されたプログラムにより縫い
速度が加速され、更に返し縫い速度制御プログラム記憶
装置13のプログラムにより返し縫い速度設定スイッチ
5により設定された返し縫い速度で返し縫いが実行され
るようになっている。
【0008】図3はこの動作を示すグラフであり、布送
りの方向を矢印で示してある。始動/停止指令スイッチ
2により縫いが開始されると、スロースタート機能によ
り徐々に縫い速度が上昇し()、前進縫い速度制御プ
ログラム記憶装置12のプログラムにより前進縫い速度
設定スイッチ3により設定された速度で前進縫いが実行
される()。返し縫い指令スイッチ4が押されると、
布送り方向が逆転すると共に、縫い速度が最低速度設定
スイッチ6により設定された最低速度まで落ちる。これ
は最低速度制御プログラム記憶装置10のプログラムに
より実行される。そして、返し縫い速度制御プログラム
記憶装置13のプログラムにより徐々に加速され
()、返し縫い速度設定スイッチ5により設定された
速度に達したら、返し縫い速度制御プログラム記憶装置
13のプログラムにより返し縫い速度設定スイッチ5で
設定された速度で返し縫いが実行されるようになってい
る()。
【0009】返し縫いを行ってから更に返し縫い指令ス
イッチ4が操作されると、中央演算処理装置1は再び前
後進切換機構53を切り換えて通常の前進縫いを実行す
るようになっている。この場合にも同様に最低速度制御
プログラム記憶装置10のプログラムにより最低速度設
定スイッチ6により設定された最低速度で前進縫いが開
始される。この最低速度から同様に加速制御プログラム
記憶装置11に記憶されたプログラムにより縫い速度が
加速され()、更に前進縫い速度制御プログラム記憶
装置12のプログラムにより前進縫い速度設定スイッチ
3により設定された前進縫い速度で縫いが実行されるよ
うになっている()。なお、この実施形態では返し縫
いと前進縫い切り換え時の最低速度を最低速度設定スイ
ッチ6により同一の速度に設定するようになっている
が、必要に応じて別々に設定することも可能である。ま
た、図3のとの加速も加速制御プログラム記憶装置
11により同一の加速を実行しているが、これも必要に
応じて変えることが可能である。更に、ととの加
速を同一としても良いし、それぞれ異なるものとしても
良い。
【0010】図2により、動作を説明する。なお、ここ
では返し縫い指令スイッチ4を一度押すと返し縫いとな
り、再度押すと前進縫いに再び復帰する構成のものにつ
き説明する。始動/停止指令スイッチ2が押されると、
(ステップS1)、カウンタN=1と置き(ステップS
2)、返し縫い指令スイッチ4が押されているか、即ち
前進縫いか否か判断する(ステップS3)。前進縫いで
ない場合には、Nをカウントアップした上で(ステップ
S4)、ステップS13にジャンプする。ステップS3
で前進縫いの場合には、同様にカウントアップして(ス
テップS5)、前進縫い速度設定スイッチ3で設定され
た速度まで加速制御プログラム記憶装置11のプログラ
ムにより縫い速度を加速し(ステップS6)、設定速度
で運転を継続する(ステップS7)。中央演算処理装置
1は常に始動/停止指令スイッチ2と返し縫い指令スイ
ッチ4の操作をチェックし(ステップS8,S9)、始
動/停止指令スイッチ2の操作があった場合には、縫い
動作を終了する(ステップS10)。返し縫い指令スイ
ッチ4の操作があった場合には、最低速度設定スイッチ
6で設定した最低の速度にミシンモータ51の速度を落
とし(ステップS11)、カウンタN=2か否か判定し
(ステップS12)、N=2の場合には返し縫いと判断
する。そして、加速制御プログラム記憶装置11のプロ
グラムにより、縫い速度を加速し(ステップS13)、
返し縫い速度設定スイッチ5で設定した返し縫い速度で
返し縫い運転を行う(ステップS14)。そして、カウ
ンタNから1を減じて(ステップS15)、再びステッ
プS8に戻る。ステップS12において、返し縫い指令
スイッチ4の2度目の押し、即ちN=1の時には、返し
縫いから前進縫いへの復帰であると判断し、ステップS
5にジャンプして、最低速度から加速制御プログラム記
憶装置11のプログラムに従って図3の及びに示す
運転を実行する。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の返し縫い
可能なミシンにおいては、前進縫いから返し縫いへの切
り換えの際、及び返し縫いから前進縫いへの復帰の際
に、いずれも所定の最低速度から徐々に速度を上げてい
くようになっているため、作業がしやすく、しかも急激
に速度と方向が変わることがなく心理的な不安感を作業
者に与えることがない等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック図。
【図2】本発明の一実施形態の動作を示すフローチャー
ト図。
【図3】本発明の一実施形態の動作を示す速度グラフ。
【符号の説明】
1:中央演算処理装置、2:始動/停止指令スイッチ、
3:前進縫い速度設定スイッチ、4:返し縫い指令スイ
ッチ、5:返し縫い速度設定スイッチ、6:最低速度設
定スイッチ、10:最低速度制御プログラム記憶装置、
11:加速制御プログラム記憶装置、12:前進縫い速
度制御プログラム記憶装置、13:返し縫い速度制御プ
ログラム記憶装置、50:縫い制御装置、51:ミシン
モータ、52:縫い機構、53:前後進切換機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 返し縫いが可能で且つ返し縫いと通常縫
    いを相互に切り替え可能なミシンにおいて、 返し縫い指令に応答して返し縫いを行うための手段と、 前記返し縫いを行うための手段により、返し縫い指令が
    あった時、所定の返し縫い最低速度に速度を落として返
    し縫いを開始させ、該最低速度から漸次縫い速度を上昇
    させて所定の返し縫い速度にて返し縫いを行うように制
    御するための手段と、 所定の指令に応答して返し縫いから通常縫いに移行する
    に際して、所定の復帰最低速度に速度を落として通常縫
    いを開始させ、該最低速度から漸次縫い速度を上昇させ
    て所定の縫い速度にて通常縫いを行うように制御するた
    めの手段と、 を有することを特徴とする返し縫いが可能なミシン。
JP29464596A 1996-10-17 1996-10-17 返し縫いが可能なミシン Pending JPH10118379A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29464596A JPH10118379A (ja) 1996-10-17 1996-10-17 返し縫いが可能なミシン

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JP29464596A JPH10118379A (ja) 1996-10-17 1996-10-17 返し縫いが可能なミシン

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JPH10118379A true JPH10118379A (ja) 1998-05-12

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JP29464596A Pending JPH10118379A (ja) 1996-10-17 1996-10-17 返し縫いが可能なミシン

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