JPH10115105A - 既存rc・src柱の耐震補強方法及び軽量分割型枠ユニット - Google Patents

既存rc・src柱の耐震補強方法及び軽量分割型枠ユニット

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JPH10115105A
JPH10115105A JP28750796A JP28750796A JPH10115105A JP H10115105 A JPH10115105 A JP H10115105A JP 28750796 A JP28750796 A JP 28750796A JP 28750796 A JP28750796 A JP 28750796A JP H10115105 A JPH10115105 A JP H10115105A
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Application number
JP28750796A
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English (en)
Inventor
Keiichi Abe
啓一 阿部
Hidekazu Nakajima
英一 中島
Masayuki Tokawa
正之 東川
Toshio Hanada
稔夫 花田
Masakazu Ichikawa
昌和 市川
Yasuhiro Ishiwatari
康弘 石渡
Yoshiaki Imazu
賀昭 今津
Hiroshi Nakane
博 中根
Toshinori Furuto
稔紀 古戸
Katsunori Matsubayashi
克法 松林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OKI KENSETSU KK
OOKI KENSETSU KK
Okabe Co Ltd
Tekken Corp
Goto Concrete Co Ltd
Original Assignee
OKI KENSETSU KK
OOKI KENSETSU KK
Okabe Co Ltd
Tekken Corp
Goto Concrete Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】より小さい作業スペースで簡便に補強工事がで
き、しかもその作業性を向上して工事にかかる所要時間
を短縮し、空間使用者にかかる制約を低減するととも
に、周囲に対する汚染等の影響も少ない既存RC・SR
C柱に対する耐震補強技術を提供する。 【解決手段】既存のRC・SRC柱1のかぶりコンクリ
ート2の部分を除去し、その周囲に帯筋3等の補強材を
付設して補強するとともに、その補強材に対して所定間
隔をあけて、予め工場等において既存RC・SRC柱1
の外形を縦方向に2分割した形状と同一又は若干大きい
相似形に形成した軽量の分割型枠ユニット6を両側から
突合わせた状態で所定の高さに積上げることにより、補
強材の周囲に所定のかぶり空間13を形成し、そのかぶ
り空間に適宜の硬化材を注入してかぶりを形成するとと
もに、積上げられた分割型枠ユニット6により柱の外側
部を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既存の鉄筋コンク
リート造あるいは鉄骨鉄筋コンクリート造(そのいずれ
かのコンクリート造による場合をRC・SRCと略記す
る)の柱に対する耐震補強技術に関する。より詳しく
は、既存のRC・SRC柱に対する限られた作業環境に
おいて行う補強工事をより簡便かつ周囲への影響を抑え
て作業できるように改善した既存RC・SRC柱の耐震
補強技術に関する。
【0002】
【従来の技術】既存のRC・SRC柱の中には、帯筋の
量が少ないため、地震時などにおいて大きな剪断力や圧
縮力を受けた場合には、鉄筋が座屈したりコンクリート
が剪断破壊を起こしたりするおそれのある耐震強度が十
分とはいえないものもかなり存在する。そこで、これら
の耐震強度が十分とはいえない既存のRC・SRC柱に
対する補強工事の必要が提唱されているところでもある
が、その既存RC・SRC柱の周囲は通常は使用されて
いる使用空間であることが多いため、前記補強工事によ
る周囲空間の使用の中断や周囲環境への影響などから工
事が敬遠されているのも実状である。
【0003】因みに、従来一般的には、この種の既存R
C・SRC柱に対する耐震補強工事においては、既存R
C・SRC柱の鉄筋のかぶりコンクリートの部分を除去
して、その周囲に帯筋や鋼板、高強度繊維などからなる
補強材を付設して補強し、しかる後その補強材の周囲に
所定のかぶり厚さを設けて型枠を組み、さらに支保工を
施してからコンクリートあるいはモルタルなどからなる
硬化材を充填するという手法が慣用されている。また、
簡易的な手法として、既存RC・SRC柱の鉄筋のかぶ
りコンクリートの部分を除去して、その周囲に帯筋や鋼
板、高強度繊維などからなる補強材を付設して補強した
後、型枠は組まずに直ちにモルタル等を吹付けるという
手法も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
従来技術は、型枠や支保工の組付けや周囲に対する養生
作業及び解体作業にかなりの作業スペースを必要とした
ため、工事対象である既存柱の周囲だけでなく、かなり
広い範囲で空間の使用が中断されることになる。また、
その型枠や支保工の組付けや周囲に対する養生作業が大
がかりとなり、それらの解体作業も含まれるため、作業
に多大な手間がかかった。したがって、週末、休日等の
不使用時に補強工事を済ませて空間の使用を極力阻害し
ないように対応することは困難であった。また、後者の
従来技術は、型枠や支保工を組まない点では作業が軽減
されるものの、的確なかぶりを形成するには相当な困難
が伴い、作業も簡単ではなかった。さらに、周囲に対す
る養生作業の負担も大きく、その養生が不完全な場合に
は吹付けたモルタル材料などが飛散して周囲の既存の仕
上げ表面を汚すといった問題があった。
【0005】本発明は、以上のような従来の技術的事情
にかんがみてなされたもので、その目的とするところ
は、より小さい作業スペースで簡便に補強工事ができ、
しかもその作業性を向上して工事にかかる所要時間を短
縮し、空間使用者に対する制約を低減するとともに、周
囲に対する汚染等の影響も少ない既存RC・SRC柱に
対する耐震補強技術を提供し、耐震補強工事の促進に資
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明においては、既存のRC・SR
C柱のかぶりコンクリートの部分を除去し、その周囲に
帯筋等の補強材を付設して補強するとともに、その補強
材に対して所定間隔をあけて、予め前記既存RC・SR
C柱の外形を縦方向に2分割した形状と同一又は若干大
きい相似形に形成するとともに高さ方向に対して適宜数
に分割した寸法に形成した軽量の分割型枠ユニットを両
側から突合わせた状態で所定の高さに積上げることによ
り、前記補強材の周囲に所定のかぶり空間を形成し、そ
のかぶり空間に適宜の硬化材を注入してかぶりを形成す
るとともに、積上げられた前記分割型枠ユニットにより
柱の外側部を形成するという技術手段を採用した。ま
た、請求項2記載の発明においては、前記分割型枠ユニ
ットを1段ずつ両側から突合わせ、その都度、内方の空
間部に適宜の硬化材を注入してその分のかぶりを形成す
るという作業を繰返して所定の高さに積上げることによ
り、前記補強材の周囲に所定のかぶりを形成するととも
に、その積上げられた分割型枠ユニットにより柱の外側
部を形成するという技術手段を採用した。なお、前記分
割型枠ユニットを積上げる場合に、隣接する分割型枠ユ
ニット相互間においてそれらの向きが直交するように積
上げるようにすれば、突合わせ部分に対する補強作用が
相互に得られる。また、前記各分割型枠ユニットに互い
に隣接する分割型枠ユニット相互間を連結するための連
結手段を施しておけば、積上げ作業に関する作業性を向
上できる。また、前記分割型枠ユニットを積上げること
により形成された柱の外側部の外表面に最終仕上げを施
してもよい。なお、外形が矩形からなる既存RC・SR
C柱に対する補強工事に対しては、その打込み型枠形成
用として、コ字状に形成され、単体の重量が人力により
持上げることのできる範囲内に形成された軽量分割型枠
ユニットが用いられる。また、同様に、外形が円形から
なる既存RC・SRC柱に対する補強工事に対しては、
その打込み型枠形成用として、半円筒状に形成され、単
体の重量が人力により持上げることのできる範囲内に形
成された軽量分割型枠ユニットが用いられる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明における耐震補強作業にお
いては、先ず既存のRC・SRC柱のかぶりコンクリー
トの部分を除去する作業から始めることになる。この場
合、そのかぶりコンクリートの部分の除去作業の具体的
方法に関しては、特に限定される必要はなく、従来慣用
されている適宜の方法を採用して除去すればよい。ま
た、除去の範囲は、既設の鉄筋の表面が露出する前後の
程度の深さが望ましいが、必ずしもそれに拘束される必
要はない。要は、その上に帯筋等の補強材を付設して補
強した場合に補強作用上、有効な深さであればよい。な
お、以上のかぶりコンクリートの除去作業においては、
従来と同様の周囲に対する養生を施す。
【0008】かぶりコンクリートの除去作業が終了した
場合には、必要に応じてその除去面に対して清浄等の処
理を施した後、補強材の付設作業に入る。その具体的な
補強材としては、鉄筋から構成される帯筋や、炭素繊
維、アラミド繊維などの高強度繊維から形成された布状
テープなど、適宜の補強材を用いることができる。鉄筋
から構成される帯筋を使用する場合には、例えばかぶり
コンクリートを除去した後の既存のRC・SRC柱の周
囲に一定の間隔に掛止部を有する支持部材を垂直方向に
配設し、その支持部材の各掛止部に帯筋を掛止してそれ
ぞれの端部を適宜の連結手段により連結することによ
り、所定間隔ごとに帯筋を付設することができる。ま
た、高強度繊維から形成された布状テープを使用する場
合には、その布状テープをかぶりコンクリートを除去し
た後の既存のRC・SRC柱の周囲に例えば螺旋状に巻
付けることにより付設することができる。
【0009】次に、型枠作業であるが、本発明の特徴は
この点にある。この型枠作業に当っては、予め工場など
において工事の対象となる前記既存RC・SRC柱の外
形を縦方向に2分割した形状と同一又は若干大きい相似
形に形成するとともに高さ方向に対して適宜数に分割し
た寸法に形成した軽量の分割型枠ユニットを必要個数形
成しておく。すなわち、例えば既存RC・SRC柱の外
形が矩形状の場合にはコ字状の分割型枠ユニットに形成
し、既存RC・SRC柱の外形が円形の場合には半円筒
状の分割型枠ユニットに形成する。この場合、寸法的に
は、かぶりコンクリートの除去の深さにもよるが、補修
を加えることから、分割型枠ユニットはその分大きい寸
法の相似形に形成されるのが一般的である。さらに、こ
れらの分割型枠ユニットは、内側に充填される硬化材の
内圧に耐えるのに十分な厚さを有し、かつ単体の重量が
人力により持上げることのできる範囲内に収るように高
さ寸法を設定する。この場合、その分割型枠ユニットの
積上げ作業には、その作業形態からして少なくとも2人
の作業者が係わるものと想定して、その分割型枠ユニッ
ト単体の重量は、2人の作業者にとって過度の負担がか
からない範囲内とすべきである。なお、分割型枠ユニッ
トの材料としては、十分な必要強度が得られ、重量的に
も人力により取扱える程度の分割型枠ユニットの形成が
可能であれば、セメント系や樹脂系の種々の材料の使用
が可能である。また、作業後、柱の外側部となる分割型
枠ユニットの外表面は必要に応じて予め仕上げ加工して
おくことができる。
【0010】そして、型枠の形成に際しては、前述のよ
うに予め工場などにおいて形成した当該分割型枠ユニッ
トを必要個数、現場に搬入し、床面から順次積上げて所
定高さの打込み型枠として形成する。その場合、かぶり
コンクリートを除去し、その周囲に補強材を付設した状
態の既存RC・SRC柱の両側から前記分割型枠ユニッ
トを突合わせた状態で所定の高さに積上げることによ
り、前記補強材の周囲に所定のかぶり空間を形成し、し
かる後、その最上段の分割型枠ユニットの上方からコン
クリートあるいはモルタル等のコンクリート系や樹脂系
の硬化材を注入してかぶりを形成するという方法と、前
記分割型枠ユニットを1段ずつ両側から突合わせ、その
都度、内方の空間部に適宜の硬化材を注入してその分の
かぶりを形成するという作業を繰返して所定の高さに積
上げることにより、前記補強材の周囲に所定のかぶりを
形成するという方法がある。なお、その積上げ方式に関
し、隣接する分割型枠ユニット相互間においてそれらの
向きが直交するように、90度ずつ回転して積上げるよ
うにすれば、突合わせ部分に対して相互に補強する作用
が得られる。また、前記各分割型枠ユニットに互いに隣
接する分割型枠ユニット相互間を連結するための連結手
段を施しておけば、その連結手段を介して連結しながら
積上げ作業を行えるので、作業性が向上できるととも
に、分割型枠ユニット相互間の結合状態を強化し得る。
なお、その具体的な連結手段としては、各分割型枠ユニ
ットの上下の接合端面に連結ピンに適した深さのピン穴
を形成しておき、積上げ時に対応するピン穴間に連結ピ
ンを挿入して連結する連結手段や、前記ピン穴の代りに
貫通孔を形成しておき、各分割型枠ユニットに形成され
た貫通孔に棒材を貫通して連結する連結手段や、各分割
型枠ユニットの接合端面の一方に凸部を形成し、他方に
その凸部が係合し得る凹部を形成しておき、積上げ時に
それらの凸部と凹部を係合して連結する連結手段などが
ある。
【0011】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例に関して
説明する。図1〜図5は本発明の一実施例として外形が
矩形状の既存RC・SRC柱に対する耐震補強工事の場
合を例示したもので、それぞれ、図1はその耐震補強工
事における作業状態を示した縦断面図、図2は同拡大横
断面図、図3は図1中のA部分の部分拡大図、図4は分
割型枠ユニットの平面図、図5は同正面図である。図
中、1は外形が角形に形成された既存RC・SRC柱
で、その内部に埋設された既存の主筋や鉄骨等は省略し
てある。前述のように、先ず既存RC・SRC柱1の外
側部のかぶりコンクリート2が適宜の手段で所定の深さ
分除去される。しかる後、本実施例においては、補強材
として帯筋3を付設している。この帯筋3は、図2に示
すように端部を適宜の連結手段4で連結することにより
既存RC・SRC柱1の周囲に付設される。なお、図
中、5は帯筋3を付設する場合に該帯筋3を所定間隔に
支持するための支持部材で、本例では四隅に配設されて
いるが、帯筋3を支持し得るものであればよく、四隅に
限定されない。
【0012】図中、6は分割型枠ユニットで、図2及び
図4に示したように、既存RC・SRC柱1の外形に合
わせて、四角形を2分割したコ字状に形成されている。
この分割型枠ユニット6は、図4及び図5に示した形状
に形成され、本実施例においては、その上下の接合端面
に連結手段としてのピン穴7〜12が形成されている。
これらのピン穴7〜12のうち、両端部に形成されたピ
ン穴7,8は、分割型枠ユニット6を90度回転して積
上げた場合に、中央部のピン穴9,10の一方に一致す
るように形成されている。
【0013】分割型枠ユニット6を設置する場合には、
図2に示すように、分割型枠ユニット6を既存RC・S
RC柱1の両側からそれらの先端部6aを突合わせるよ
うに設置し、帯筋3の周囲に所定のかぶり空間13を形
成する。その場合、図3に示したように、最下段の分割
型枠ユニット6は床面14上に設置した敷物15の上に
載置する。なお、敷物15と既存RC・SRC柱1との
間には、砂や発泡スチロール等を敷いて変形可能な層1
6を形成し、後に充填される硬化材の流出を防止すると
ともに、軸力がその硬化材を介して床側に直接的に伝達
して柱の曲げ強度に影響を及さないように準備する。そ
して、分割型枠ユニット6を積上げる場合には、互いに
90度ずつ回転して積上げ、分割型枠ユニット6相互間
で向きが直交するように配置する。その際、図示しない
連結ピンを前記ピン穴7〜12に挿通して分割型枠ユニ
ット6相互間を連結する。
【0014】コンクリートあるいはモルタルなどの硬化
材の充填は、本実施例においては、最上段の分割型枠ユ
ニット6の上方あるいは下部からグラウトポンプ等を介
して前記かぶり空間13に注入又は圧入することにより
行われる。その場合、必要におうじて分割型枠ユニット
6の外側に縦方向に桟木を当てその周囲を帯板等により
結束などして補強してもよい。硬化材が硬化した場合に
は、分割型枠ユニット6の下方の前記敷物15を取外し
補修するとともに、必要に応じて分割型枠ユニット6の
外表面に最終仕上げを施して作業を終了する。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を得ることが
できる。 (1)耐震用として付設した補強材の周囲にかぶりを形
成するための型枠は、予め既存RC・SRC柱の外形を
縦方向に2分割した形状と同一又は若干大きい相似形に
形成された軽量の分割型枠ユニットを用いて両側から突
合わせながら積上げるという簡便な作業により形成され
るので、大がかりな支保工などは不用であるとともに、
しかも単体の分割型枠ユニットが軽量で人力により扱い
が可能であるから、その作業性が大幅に改善され、作業
時間を短縮できるとともに、作業スペースの低減を図る
ことができる。 (2)前記分割型枠ユニット自体を用いて補強作業後の
柱の外側部とするので、型枠の解体作業が不要であるば
かりでなく、予めその分割型枠ユニットの外表面を仕上
げておくことが可能であるから、そのままあるいは最終
仕上げを行う程度で十分対応でき、作業時間の短縮を更
に図ることができる。 (3)前記分割型枠ユニットを積上げる場合に、隣接す
る分割型枠ユニット相互間においてそれらの向きが直交
するように積上げるようにすれば、突合わせ部分に対す
る補強作用が相互に得られる。 (4)前記各分割型枠ユニットに互いに隣接する分割型
枠ユニット相互間を連結するための連結手段を施してお
けば、積上げ作業に関する作業性を更に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の耐震補強工事における作業状態を示
した縦断面図である。
【図2】 その拡大横断面図である。
【図3】 図1中のA部分を拡大して示した部分拡大図
である。
【図4】 分割型枠ユニットの平面図である。
【図5】 分割型枠ユニットの正面図である。
【符号の説明】
1…既存RC・SRC柱、2…除去したかぶりコンクリ
ート、3…帯筋、4…連結手段、5…支持部材、6…分
割型枠ユニット、6a…先端部、7〜12…ピン穴、1
3…かぶり空間、14…床面、15…敷物、16…変形
可能な層
フロントページの続き (72)発明者 阿部 啓一 千葉県浦安市入船2−3−812 (72)発明者 中島 英一 埼玉県入間市豊岡1−8−2−805 (72)発明者 東川 正之 兵庫県神戸市北区幸陽町2−3−8 (72)発明者 花田 稔夫 千葉県山武郡山武町埴谷1742−145 (72)発明者 市川 昌和 東京都足立区足立1−19−5 (72)発明者 石渡 康弘 千葉県印旛郡白井町桜台2−3−5−203 (72)発明者 今津 賀昭 東京都千代田区神田須田町1丁目23番2号 大木建設株式会社内 (72)発明者 中根 博 東京都千代田区神田須田町1丁目23番2号 大木建設株式会社内 (72)発明者 古戸 稔紀 東京都千代田区神田須田町1丁目23番2号 大木リフォーム株式会社内 (72)発明者 松林 克法 愛知県岡崎市明大寺本町1丁目34番地 ゴ トウコンクリート株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既存のRC・SRC柱のかぶりコンクリ
    ートの部分を除去し、その周囲に帯筋等の補強材を付設
    して補強するとともに、その補強材に対して所定間隔を
    あけて、予め前記既存RC・SRC柱の外形を縦方向に
    2分割した形状と同一又は若干大きい相似形に形成する
    とともに高さ方向に対して適宜数に分割した寸法に形成
    した軽量の分割型枠ユニットを両側から突合わせた状態
    で所定の高さに積上げることにより、前記補強材の周囲
    に所定のかぶり空間を形成し、そのかぶり空間に適宜の
    硬化材を注入してかぶりを形成するとともに、積上げら
    れた前記分割型枠ユニットにより柱の外側部を形成する
    ことを特徴とする既存RC・SRC柱の耐震補強方法。
  2. 【請求項2】 既存のRC・SRC柱のかぶりコンクリ
    ートの部分を除去し、その周囲に帯筋等の補強材を付設
    して補強するとともに、その補強材に対して所定間隔を
    あけて、予め前記既存RC・SRC柱の外形を縦方向に
    2分割した形状と同一又は若干大きい相似形に形成する
    とともに高さ方向に対して適宜数に分割した寸法に形成
    した軽量の分割型枠ユニットを両側から突合わせ、その
    状態において内方の空間部に適宜の硬化材を注入してか
    ぶりを形成し、更にその上部に前記分割型枠ユニットを
    両側から突合わせて載置し、その内方の空間に適宜の硬
    化材を注入してかぶりを形成することを繰返して所定の
    高さに積上げることにより、前記補強材の周囲に所定の
    かぶりを形成するとともに、その積上げられた前記分割
    型枠ユニットにより柱の外側部を形成することを特徴と
    する既存RC・SRC柱の耐震補強方法。
  3. 【請求項3】 前記分割型枠ユニットを積上げる場合
    に、隣接する分割型枠ユニット相互間においてそれらの
    向きが直交するように積上げることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の既存RC・SRC柱の耐震補強方法。
  4. 【請求項4】 前記各分割型枠ユニットに互いに隣接す
    る分割型枠ユニット相互間を連結するための連結手段を
    施したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に
    記載の既存RC・SRC柱の耐震補強方法。
  5. 【請求項5】 前記分割型枠ユニットを積上げることに
    より形成された柱の外側部の外表面に最終仕上げを施す
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の
    既存RC・SRC柱の耐震補強方法。
  6. 【請求項6】 コ字状に形成され、これを両側から突合
    わせた状態で積上げることにより外形が矩形からなる既
    存RC・SRC柱に対する補強工事用の打込み型枠を形
    成する分割型枠ユニットであって、その単体の重量が人
    力により持上げることのできる範囲内であることを特徴
    とする軽量分割型枠ユニット。
  7. 【請求項7】 半円筒状に形成され、これを両側から突
    合わせた状態で積上げることにより外形が円形からなる
    既存RC・SRC柱に対する補強工事用の打込み型枠を
    形成する分割型枠ユニットであって、その単体の重量が
    人力により持上げることのできる範囲内であることを特
    徴とする軽量分割型枠ユニット。
  8. 【請求項8】 前記分割型枠ユニットの上下端面部に互
    いに隣接する分割型枠ユニット相互間を連結するための
    連結手段を施したことを特徴とする請求項6又は7記載
    の軽量分割型枠ユニット。
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