JP2010001685A - 柱状体の補強構造、およびその補強方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】中空骨組み状に組み立てられる補強部材3と、補強部材3の外側に連続的に取り付けられて筒状に組み立てられる複数の表面部材31と、を備える補強ユニットが、鉄骨ブレース2の全周にわたって配設されることで形成される補強構造である。補強部材3は、鉄骨ブレース2の長手方向に沿って所定の間隔で配置される複数の鋼製リング33を有し、表面部材31は、鋼製リング33に嵌め込まれることにより、鉄骨ブレース2の周方向に沿って補強部材3の外側に連続的に取り付けられる。
【選択図】図4
Description
図1は、本発明に係る柱状体の補強構造により補強された柱の側面図である。図2は、本発明に係る柱状体の補強構造により補強された鉄骨ブレースの側面図である。
まず、2枚1組の鋼製リング33を、鉄骨ブレース2の両側から挟み込むようにして鉄骨ブレース2に当接させ、端部を相互に重ね合わせる。そして、鋼製リング33の連結用孔33bに全ネジボルト35を挿入し、2枚1組の鋼製リング33が鉄骨ブレース2の長手方向に沿って所定の間隔で且つ鉄骨ブレース2に対して直角に配置されるよう、ナット37で位置調整した後、2つのナット37で鋼製リング33を挟み込んで締め付け固定する。このようにして、鋼製リング33および全ネジボルト35を鉄骨ブレース2の全周にわたって配設し、補強部材3を補強長さ分、中空骨組み状に組み立てる。この際、鉄骨ブレース2に当接させた鋼製リング33の内周と、鉄骨ブレース2とを溶接固定してもよい。尚、全ネジボルト35は、補強長さを1本でカバーするものである必要はなく、長手方向に分割したものを用いた場合には、端部同士を溶接により固定する。また、前記したように、全ネジボルト35の数量を適宜決定することにより、中空骨組み状に組み立てられる補強部材3の強度を自由に設定できる。
次に、鉄骨ブレース2の周方向に沿って補強部材3の外側に表面部材31を連続的に取り付ける表面部材取付工程を行う。まず、図9に示すように、鉄骨ブレース2の長手方向に沿って隣り合って所定の間隔で配置された鋼製リング33の複数の嵌合部33aに、図6(a)に示した嵌合部材34を補強部材3の全周にわたって嵌め込んでいく。尚、長尺のシール材36は、予め嵌合部材34に取り付けておく。但し嵌合部材34を鋼製リング33に嵌め込んだ後取り付けてもよい。その後、図4、5に示したように、嵌合部材34を介して表面部材31を鋼製リング33に嵌め込んで、複数の表面部材31を補強部材3の外側に取り付けていき、鉄骨ブレース2の全周にわたって筒状に組み立てていく。
そして、鉄骨ブレース2の全周にわたって筒状に組み立てられた表面部材31と、鉄骨ブレース2との間に自硬化性充填材32を注入することにより補強層を形成する充填材注入工程が行われる。自硬化性充填材32の注入は、補強部材3の下端側の妻板39に設けられた充填材注入口から行われる。自硬化性充填材32の注入により、中空骨組み状に組み立てられた補強部材3内部の空気は、補強部材3の上端側の妻板39と鋼製リング33との間から抜けていく。尚、工事時間などの制約があれば、表面部材取付工程が完了した後、施工箇所を開放して、日を改めて充填材注入工程を行ってもよい。
次に、本発明の第2実施形態に係る柱状体の補強構造について説明する。図11は、第2実施形態に係る表面部材51を示すである。図12は、第2実施形態に係る鋼製リング61(板状体)の斜視図である。図13は、中空骨組み状に組み立てられた補強部材23の斜視図である。図14は、図13に示す中空骨組み状に組み立てられた補強部材23に図11に示す表面部材51が取り付けられた状態の斜視図である。また、図15は、自硬化性充填材32が注入された後の図14のD−D断面図である。尚、本実施形態の説明においては、前記第1実施形態と同様の構成部材については同一の符号を付し、適宜その説明を省略することとする。
2:鉄骨ブレース
3:補強部材
31:表面部材
33:鋼製リング(板状体)
34:嵌合部材
102:柱
Claims (8)
- 柱状体の表面を覆って補強する柱状体の補強構造であって、
中空骨組み状に組み立てられる補強部材と、当該補強部材の外側に連続的に取り付けられて筒状に組み立てられる複数の表面部材と、を備える補強ユニットが、当該柱状体の全周にわたって配設されることで形成され、
前記補強部材は、前記柱状体の長手方向に沿って所定の間隔で配置される複数の板状体を有し、
前記表面部材は、前記板状体に嵌め込まれることにより、前記柱状体の周方向に沿って前記補強部材の外側に連続的に取り付けられることを特徴とする、柱状体の補強構造。 - 前記表面部材は、長手方向を有する長尺体であって、当該長手方向に対して直交する方向の両端部に当該長手方向に沿って連続する係止部を有し、
前記板状体には、外側に複数の嵌合部が形成され、前記柱状体の長手方向に沿って隣り合って配置された複数の当該嵌合部に、長手方向を有する長尺体の嵌合部材が嵌め込まれ、当該嵌合部材を介して前記表面部材が前記板状体に嵌め込まれることを特徴とする、請求項1に記載の柱状体の補強構造。 - 前記表面部材は、パネル状に形成され、
前記板状体は、平板状に形成されている平板部と、当該平板部に対して曲折するように設けられた前記表面部材の取付部と、を有し、
前記表面部材が前記取付部に嵌め込まれることを特徴とする、請求項1に記載の柱状体の補強構造。 - 中空骨組み状に組み立てられた前記補強部材の端部に位置する前記板状体に隣接させて、当該端部を閉にするための妻板が取り付けられ、
前記端部に位置する前記板状体と、前記妻板との間に不織布が挟み込まれていることを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の柱状体の補強構造。 - 柱状体の表面を覆って補強する柱状体の補強方法であって、
前記柱状体の長手方向に沿って所定の間隔で配置される複数の板状体を有する補強部材を、当該柱状体の全周にわたって配設して中空骨組み状に組み立てる補強部材組立工程と、
筒状に組み立てられる複数の表面部材を、前記板状体に嵌め込むことにより、前記柱状体の周方向に沿って前記補強部材の外側に連続的に取り付ける表面部材取付工程と、を備えていることを特徴とする、柱状体の補強方法。 - 前記表面部材は、長手方向を有する長尺体であって、当該長手方向に対して直交する方向の両端部に当該長手方向に沿って連続する係止部を有し、
前記板状体には、外側に複数の嵌合部が形成され、
前記表面部材取付工程は、前記柱状体の長手方向に沿って隣り合って配置された前記板状体の複数の嵌合部に、長手方向を有する長尺体の嵌合部材を嵌め込んだ後、当該嵌合部材を介して前記表面部材を前記板状体に嵌め込んで取り付ける工程であることを特徴とする、請求項5に記載の柱状体の補強方法。 - 前記表面部材は、パネル状に形成され、
前記板状体は、平板状に形成されている平板部と、当該平板部に対して曲折するように設けられた前記表面部材の取付部と、を有し、
前記表面部材取付工程は、前記表面部材を前記取付部に嵌め込んで取り付ける工程であることを特徴とする、請求項5に記載の柱状体の補強方法。 - 前記補強部材を中空骨組み状に組み立てた後、当該補強部材の端部に配設された前記板状体に隣接させて、当該端部を閉にするための妻板を取り付けるとともに、当該板状体と当該妻板との間に不織布を挟み込むことを特徴とする、請求項5乃至請求項7のいずれか1項に記載の柱状体の補強方法。
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