JPH08260717A - 柱補強方法及び柱補強材 - Google Patents

柱補強方法及び柱補強材

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JPH08260717A
JPH08260717A JP978896A JP978896A JPH08260717A JP H08260717 A JPH08260717 A JP H08260717A JP 978896 A JP978896 A JP 978896A JP 978896 A JP978896 A JP 978896A JP H08260717 A JPH08260717 A JP H08260717A
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plate
partial
tubular
plates
column
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JP978896A
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English (en)
Inventor
Shigetoshi Takada
重利 高田
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Shinwa Giken Co Ltd
Original Assignee
Shinwa Giken Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】柱補強方法及び柱補強材に関し、短期間で安価
に鉄筋コンクリート柱を補強できる柱補強方法及び柱補
強材の提供を目的とする。 【解決手段】既設柱2の全周にわたって適当な空間9を
置いて複数の部分筒状体4を配置し、この複数の部分筒
状体4をボルトで連結して筒状体3を形成した後、部分
筒状板4に形成した注入口7から前記空間9にコンクリ
ートを注入して硬化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、柱補強方法及び柱
補強材に関し、短期間で安価に既設柱を補強できる柱補
強方法及び柱補強材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば地震などによって亀裂が発
生したり、老朽化したり、上階の増築などによって補強
が必要となったりした鉄筋コンクリート柱は、既設柱を
撤去し、新しく必要な強度を有する鉄筋コンクリート柱
に建て替えている。この柱の立替えに際しては、まず、
柱で支持している構造物が落下することを防止するため
に、周囲に上方の構造物を支持する仮設柱或いは足場を
仮設してから、既設柱を解体して撤去し、この後、新設
柱を配筋、型枠組立、コンクリート注入及び硬化、型枠
撤去という多数の工程を経て建設する。そして、新設柱
の型枠を撤去した後に、上方の構造物を支持する仮設柱
或いは足場が撤去される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように柱を作り直
す従来の柱補強方法では、多数の工程が必要であり、工
期が長くなるとともに、多大の費用が必要になる。又、
撤去した既設柱の廃材を処分する必要があり、一層余分
な費用が必要になる。
【0004】本発明は、上記の事情を鑑みて、短期間で
安価に既設柱を補強できるようにした柱補強方法及び柱
補強材を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の柱補強方法(以
下、本発明方法という。)は、上記の目的を達成するた
め、既設柱の周囲を全周にわたって適当な空間を置いて
取り囲む筒状体を周方向に分割した形状を有し、互いに
連結されることにより上記筒状体を構成する複数の部分
筒状板を形成し、既設柱の周囲にこれら複数の部分筒状
板を配置し、ボルトを用いてこれら部分筒状板を連結し
て既設柱の周囲に全周にわたって適当な空間を置いて上
記筒状体を形成した後、この筒状体に形成した注入口か
らコンクリートを上記空間に注入して硬化させることを
特徴とする。
【0006】本発明方法によれば、柱補強工事の現場に
おいて、複数の上記部分筒状板を連結して上記筒状体を
形成した後、各注入口からコンクリートを上記空間に注
入して硬化させることにより、既設柱が筒状体と追加的
に打設されたコンクリートとで補強される。
【0007】つまり、既設柱を撤去することなくそのま
ま利用するので、資材を節約できる上、上方の構造物を
支持する仮設柱の設置及び撤去、足場の仮設及び撤去、
既設柱の撤去、新設柱の配筋、新設柱の型枠の設置及び
撤去などの工程を省略することができ、短期間で安価に
既設柱を補強できる。
【0008】本発明方法において補強される既設柱の断
面の輪郭形状は特に限定されず、三角形、五角形、六角
形、七角形、八角形などの多角形、円形、楕円形などを
その例として挙げることができるが、この他の形状であ
ってもよく、又、既設柱は中実に限らず中空であっても
よいのである。
【0009】又、本発明方法においては既設柱は例えば
鉄柱であってもよいが、既設柱と追加的に打設されるコ
ンクリートとの結合性が高い鉄筋コンクリート柱に適用
する場合には最適である。
【0010】本発明方法において、上記筒状体の横断面
の形状は特に限定されず、既設柱と相似形であっても、
又、非相似形であってもよく、例えば三角形、台形や菱
形を含む四角形、五角形、六角形、七角形、八角形、星
形などの多角形、円形、楕円形な小判形、ひょうたん形
などの閉曲線形など任意の形状に形成することができ
る。もちろん、多角形や星形の場合にはその角の部分を
適当に丸めた形状や角面取りをした形状にしてもよい。
【0011】更に、既設柱と筒状体は同心に配置する必
要はなく、荷重分布などを考慮して既設柱の柱心に対し
て筒状体を偏心させて配置してもよい。なお、例えば予
め各部分筒状体にわたって筒状体の周方向及び上下方向
に適当な間隔が置かれるように複数の注入口を設けてお
けば、各注入口から金尺を差し込み、この金尺の目盛を
読むことにより、簡単に既設柱に対する筒状体の位置を
確かめることができる。
【0012】本発明方法においては、部分筒状板は、既
設柱の周囲を全周にわたって適当な空間を置いて取り囲
む筒状体を周方向に分割した各部分に対応する形状に形
成すればよいであって、例えば、予め既設柱の周囲を全
周にわたって適当な空間を置いて取り囲む筒状体を設計
し、製造した後に、この筒状体を分割して形成してもよ
く、又例えば、予め概念的にこの筒状体と、これを周方
向に分割した複数の部分筒状板とを設計し、この設計に
従って直接に複数の部分筒状板を形成してもよい。前者
の場合には部分筒状板を連結するための連結部を別体で
形成する必要が生じるのに対して、後者の場合には柱補
強材として各部分筒状板と部分筒状板を連結するための
連結部とを一体形成できるので、コストダウンを図る上
で有利になる。
【0013】本発明方法において、既設柱の周囲に配置
された部分筒状板をボルトを用いて連結するのは、溶接
やリベットによる場合に比べて部分筒状板どうしの相対
位置を正確に調整して部分筒状板どうしを連結すること
が容易であるからである。
【0014】もちろん、本発明方法は、ボルトによって
部分筒状板どうしを連結した後、更に溶接によって部分
筒状板どうしの連結を強固にすることを排除する意図は
なく、むしろ、ボルトによって部分筒状板どうしを連結
した後、更に溶接することは各部分筒状板どうしの連結
強度を高める上で好ましいものとされる。
【0015】本発明方法において、部分筒状板どうしを
ボルトで連結する具体的な方法としては、互いに隣接す
る上記部分筒状板どうしを継目板を用いずに連結する方
法と、継目板を用いて連結する方法とに大別できる。
【0016】継目板なしで連結する方法としては、互い
に隣接する上記部分筒状板がそれらの端縁部から内向き
又は外向きに突出させたつば状の連結部を周方向に重ね
合わせてボルトで締め合わせる方法(フランジ方式)
と、連結される両部分筒状板の端縁からそれぞれ面方向
又はこれに対して傾斜する方向に延出した連結部を互い
に内外に重ね合わせ、これら内外に重ねた連結部をボル
トで締め合わせる方法(重ね継ぎ方式)とを上げること
ができる。
【0017】継目板を用いる方法においては、連結され
る部分筒状板の端縁が互いに面一状に突き合わされる場
合と、所定の角度を挿んで互いに斜めに突き合わされる
場合とがあり、又、継目板を連結部の外側と内側との一
方に重ね合わせる場合と内外両側に重ね合わせる場合が
ある。
【0018】なお、ここで用いる継目板については後に
本発明の柱補強材(以下、本発明品という。)の説明の
中で詳細に説明する。又、ボルトを用いる方法において
は、ボルトを締めつけるために、ナットを用いる場合
と、部分筒状部に連設される連結部や継目板にボルトが
螺合されるねじ孔を形成する場合とがある。
【0019】もちろん、これらのボルトを用いる連結方
法の中のどれを選択するかは、基本的には自由である
が、全ての部分筒状板の継目に内側に突出するつば状の
連結部で連結するフランジ方式を採用することはできな
い。従って、少なくとも1箇所の部分筒状板の継目には
外側に突出するつば状の連結部で連結するフランジ方式
あるいは重ね継ぎ方式を採用することが必要であり、施
工時に部分筒状板が変形することを防止するために、2
箇所以上の部分筒状板の継目には外側に突出するつば状
の連結部で連結するフランジ方式あるいは重ね継ぎ方式
を採用することが好ましい。
【0020】本発明において、例えば既設柱の周囲に補
強筋を配置した後、上記部分筒状板を補強筋の外側から
既設柱を取り囲むように配置し、これら部分筒状板を互
いに連結して筒状体を形成することにより、既設柱と筒
状体との間に鉄筋を配筋することができる。この場合に
は、追加された補強筋の補強作用によって既設柱を更に
強固に補強できる。
【0021】次に、本発明品は、上記本発明方法を実施
するため、既設柱の周囲を全周にわたって適当な空間を
置いて取り囲む筒状体を周方向に分割した一部分に対応
する形状を有する部分筒状板と、この部分筒状板の周方
向の両端に連設された連結部と、部分筒状板に形成され
たコンクリート注入用の注入口とを備えることを特徴と
する。
【0022】上記筒状体の周方向に分割した各部分に対
応する複数の本発明品を既設柱の周囲に配置し、互いに
連結すると筒状体を形成でき、この既設柱と筒状体との
間に注入口からコンクリートを注入した後、硬化させる
ことができる。即ち、上記本発明方法を実施して、短期
間で安価に鉄筋コンクリート柱を補強できる。
【0023】このように、隣接する本発明品の連結部ど
うしをボルトで連結することにより本発明方法を実施で
きるのであるが、本発明品の隣接する部分筒状板の連結
部どうしをリベットや溶接によって連結することは可能
である。しかし、隣接する本発明品を連結する方法とし
ては、互いに連結される他の本発明品に対する位置を調
整し易い点で本発明方法のように隣接する本発明品の連
結部どうしをボルトで連結することが最も優れている。
【0024】本発明品の連結部としては、部分筒状板の
端部から内向き又は外向きに突出するつば状に形成さ
れ、隣接する本発明品の連結部と周方向に重ね合わせて
ボルトで締め合わされるものと、部分筒状板の端部の面
方向又はこれに対して傾斜する方向に延出され、隣接す
る本発明品の連結部と内外に重ねてボルトで締め合わさ
れるるものと、部分筒状板の端部の面方向又はこれに対
して傾斜する方向に延出され、隣接する本発明品の連結
部と端縁どうしを突き合わされ、両連結部にわたって内
側及び/又は外側に重ね合わされる継目板とボルトで締
め合わされるものとに大別することができる。
【0025】本発明品において部分筒状板の周方向の一
端につば状の連結部を連設する場合に、他端側の連結部
はつば状の連結部であっても、面方向又はこれに対して
傾斜する方向に延出された連結部であってもよい。又、
部分筒状板の周方向の一端につば状の連結部を連設する
場合には、両方が外側に連出されたものであっても、両
方が内側に連出されたものであってもよいが、全ての部
分筒状板の継目を内側に連出されたつば状の連結部で連
結することはできない。
【0026】しかし、意匠的には連結部を部分筒状板の
内面側に連出して連結部及びこれらを連結するボルトが
表に露出しないようにすることが好ましい。そこで、本
発明品においては、施工上の容易性と意匠的な要請とを
調和させると共に、部分筒状板の形状の種類を少なくし
て、コストダウンを図るために、各部分筒状板が上記筒
状体を周方向に4以上の偶数部分に分割した各部分に対
応する形状に形成され、各部分筒状板の周方向の一方の
端縁の連結部が内向きのつば状に形成され、他方の端縁
の連結部が外向きのつば状に形成されることが推奨され
る。
【0027】このように両端に部分筒状板の面方向に直
角で互いに逆方向に延出された連結部を有する部分筒状
板を用いる場合には、互いに隣接する2枚の部分筒状板
を既設柱の周囲に配置する前に、各部分筒状板の一端で
内側に突出させた連結部どうしをボルトで連結して部分
筒状板対を形成した後、複数の部分筒状板対を既設柱の
周囲に配置し、この後、各部分筒状板対の端部どうしを
ボルトで連結して部分筒状板対どうしを互いに連結する
ことにより筒状体を形成することができる。
【0028】この場合、内向きに突出させた連結部どう
しを連結する場合にも、外向きに突出させた連結部どう
しを連結する場合にも既設柱が邪魔にならないので、簡
単に、しかも、短時間で筒状体を組み立てることができ
る。
【0029】又、この場合には、部分筒状板の継目は1
つ置きに筒状体の内側に隠されるので外観が簡素化さ
れ、意匠性を高めることができる。しかも、部分筒状板
の形状の種類を少なくして、コストダウンを図ることが
でき、特に部分筒状板の形状を1種類に統一する場合に
はこの部分筒状板の形状統一により一層大幅なコストダ
ウンを図ることができる。
【0030】なお、外つば状の連結部どうしを連結した
部分筒状板の継目を例えば溝型に折り曲げたかざり金具
で隠すことは自由である。本発明品の一方の連結部を内
向きに突出するつば状に形成し、他方の連結部を部分筒
状板の面方向又はこれに対して傾斜する方向に延出させ
た場合にも同様の方法で簡単に、しかも、短時間で筒状
体を組み立てることが可能であるが、この場合に内側に
重ねる継目板が用いられる時には、作業性を高めるため
に、この継目板を予め少数のボルトによりいずれか一方
の連結部に仮止めしておくことが好ましい。
【0031】連結部どうしを継目板を用いずに内外に重
ねて連結する場合には、両方の部分筒状板の連結部が共
にそれぞれの部分筒状板の端部と面一状又はその端部の
面方向に対して傾斜する方向に単純に延出される場合
と、互いに連結される連結部の一方が連結部の板厚分だ
け部分筒状板から偏心させて設けられ、他方が部分筒状
板と面一状又はその端部の面方向に対して傾斜する方向
に単純に延出される場合と、両方の連結部が部分筒状板
ないし連結部の板厚の半分だけ互いに逆方向に部分筒状
板から偏心させて設けられる場合とがある。
【0032】又、継目板を用いて連結する方式には、両
側の連結部を面一状に突き合わせて継ぐ場合と、両側の
連結部を互いに他方に対して所定の角度に傾斜させて突
き合わせて継ぐ場合とがあり、前者の場合には平板、T
形鋼、或いは、T字形に連結される2本のアングルから
なるからなる継目板が用いられ、後者の場合には平面視
においてへ字形に屈曲させた継目板が用いられる。
【0033】なお、T字形に連結される2本のアングル
からなるからなる継目板を用いる場合にこれらアングル
を予め部分筒状板に連結することが可能であり、この時
には部分筒状板に連結した各アングルをつば状の連結部
とみなしてフランジ方式に属すると考えてもよい。
【0034】更に、継目板を用いる場合には、それぞれ
の場合に両連結部の内側面に継目板を当てがうか、外側
面に継目板を当てがうか、内外両面に継目板を当てがう
かを適宜選択することができる。
【0035】最後に、本発明品の上記部分筒状板、連結
部、継目板などは耐久性を高めるために防錆処理を施す
ことが好ましい。この防錆処理としては、亜鉛めっき、
亜鉛引きなど、いわゆる、どぶ漬けにより表面に亜鉛層
を形成する処理が代表的であるが、この他に塗装、樹脂
コーティングなどの種々の公知の防錆処理を採用するこ
とも可能である。もちろん、この防錆処理は本発明品を
既設柱の周囲に配置して筒状体に組み上げた後に行うこ
とも可能であるが、できるだけ素材段階で施すことが好
ましく、また、切断、孔明けなどの加工を行った場合に
は、その加工より破られる防錆効果を補うために、遅滞
なく加工部の防錆処理を行うことが好ましい。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に基づいて
具体的に説明すれば、以下の通りである。図1の斜視図
に示す本発明品の一実施例に係る柱補強材1は、四角形
断面の既設柱2を補強するためのものであり、いわゆ
る、どぶ漬けによる亜鉛メッキを施した鉄板或いは鋼板
を折り曲げて作られる。
【0037】この柱補強材1は、既設柱2と同心の四角
形筒状体3をその四方の各周壁の周方向の中央部で分断
した部分筒状板4と、この部分筒状板4の周方向の両端
に設けた連結部5・6と、部分筒状板4に上下方向に適
当な間隔を置いて形成した複数の注入口7とを備える。
ここで、両端の連結部5・6は部分筒状板4の面方向に
直角の互いに逆の方向に延出されている。
【0038】この柱補強材1を4枚用いれば以下のよう
にして、本発明方法を実施することができる。即ち、本
発明方法の一実施例では、この柱補強材1が4枚用いら
れ、まず、2枚の部分筒状板4の柱内側に延出された連
結部5どうしを多数のボルト・ナットで連結し、又、別
の2枚の部分筒状板4の柱内側に延出された連結部5ど
うしを多数のボルト・ナットで連結して2本の溝形の部
分筒状板対8を形成する。
【0039】この後、各部分筒状板対8を既設柱2の両
側で床面に立て、各部分筒状板4の柱外側に延出された
連結部6どうしを多数のボルト・ナットで連結すること
により、既設柱2の全周囲に適当な空間9を置いて四角
形筒状体3で取り囲む。
【0040】既設柱2の周囲の空間9が均等になってい
るか否かは注入口7から金尺などを既設柱2の表面に突
き当てて、金尺の目盛りを読むことによりチェックする
ことができ、必要に応じて、四角形筒状体3の位置を修
正する。なお、既設柱2の周囲に四角形筒状体3を設置
した後、コンクリート注入時にコンクリート注入厚によ
って四角形筒状体3が移動するすることを防止するため
の支保工を設置してもよい。
【0041】更にこの後、注入口7からコンクリートミ
ルクを注入する。このコンクリートミルクの注入は四角
形筒状体3の位置ずれが発生しないように既設柱2を中
心にして対称的に注入することが好ましい。そして、注
入したコンクリートミルクを硬化させることにより、既
設柱2が周囲に追加的に打設されたコンクリートと、互
いに連結された4枚の柱補強材1で補強されることにな
る。
【0042】なお、必要に応じて、この後に、例えば外
側に突出させた継目の連結部6及びこれらを連結するボ
ルト・ナットをコ字形ないしC字形の断面を有する溝形
のかざり金具で覆ったり、柱補強材1の外周囲全体を化
粧材で覆い、柱の見栄えを良くすることができる。
【0043】上記のように、本発明の一実施例に係る四
角形筒状体3を用いれば本発明方法の一実施例に係る柱
補強方法を実施することができ、この本発明方法の一実
施例によれば、既設柱2を撤去しないので、上方の構造
物を支持する仮設柱或いは足場の仮設及び撤去、既設柱
の撤去などの工程は不要になり、これらの工程を省略す
ることにより、工期を著しく短縮でき、この工期短縮に
よって工費を格段に安価にすることができる。
【0044】又、既設柱2内の配筋をそのまま柱の配筋
として利用できると共に柱補強材1が配筋代わりになる
ので、新たに配筋を追加しないので、配筋工程が省略し
て一層工期を短縮し、工費を安価にすることができる。
【0045】更に、既設柱2の補強に使用するコンクリ
ートは既設柱2と柱補強材1との間に形成される空間を
充満させる量で済むので、コンクリートの使用量が少な
く、資材費用を安価にすることができる。
【0046】加えて、柱補強材1は作り付けたままにし
ておくので型枠撤去工程が不要になり、この型枠撤去工
程を省略することにより更に一層大幅な工期の短縮と工
費の削減とを図ることができる。
【0047】要するに、これら上方の構造物を支持する
仮設柱或いは足場の仮設及び撤去、既設柱の撤去、新設
柱の配筋、型枠撤去などの工程を省略することにより、
大幅に工期を短縮できると共に、格段に安価に既設柱の
補強ができるようになる。
【0048】しかも、この実施例に係る柱補強材1で
は、柱内側に延出された連結部5及びこれらを連結する
ボルト・ナットが追加的に打設されたコンクリート内に
埋まり、所謂、アンカー効果を得ることができるので、
柱補強材1とコンクリートとの結合強度が高められる。
【0049】図2の平面図に示す本発明の他の実施例に
係る柱補強材1は部分筒状板4の柱周方向の両端に連設
される連結部5・6が共に柱補強材1の外面側に連出さ
れたつば状に形成されていることを除けば上記本発明の
一実施例に係る柱補強材1と同様に構成される。
【0050】本発明の他の実施例に係る柱補強方法にお
いては、この柱補強材1が4枚用いられ、前例と同様
に、2枚の柱補強材1を1組として予め連結して2つの
部分筒状板対8を形成した後、既設柱2の周囲に建て込
み、この後に部分筒状板対8どうしを連結してもよく、
又、前例とは異なり、4枚の柱補強材1を既設柱2の周
囲に配置して、同時にあるいは順に連結するようにして
もよい。
【0051】この実施例に係る柱補強方法のその他の構
成、作用ないし効果は上記の一実施例のそれらと同様で
あるので、ここでは重複を避けるためにこれらの詳細な
説明は省略する。
【0052】図3(a),(b) の平面図に示す本発明の又他
の実施例に係る柱補強材1は平面視において1組の対角
を除く他の2組の角が丸められた六角形筒状体3を角張
った角とこの角張った1組の角を結ぶ対角線に平行な1
組の対辺の中央とで分断した形状の部分筒状板4を有す
る。
【0053】この場合、平面視において各部分筒状板4
は角張った角で隣接する部分筒状板4との内側の挟角が
180°よりも小さい角度、例えば約150〜160°
程度にしてあり、互いに他方に対して突き合わされる部
分筒状板4の端縁部で一方の接続部5が構成される。
又、この角張った1組の角を結ぶ対角線に平行な辺の中
央で切断された各部分筒状板4の端縁には外側につば状
に連出された連結部6が設けられる。そして、これらの
連結部5・6には上下方向に適当な間隔を置いてボルト
を挿通するための多数の孔が形成される。
【0054】又、この柱補強材1には、角張った角の両
側の接続部5の内側と外側に、両接続部5にわたって重
ね合わされる平面視においてへ字形に折り曲げられた継
目板10が付加される。
【0055】本発明の又他の実施例に係る柱補強方法に
おいては、2枚の補強部材1の周方向の他端から部分筒
状板と面一状に連出された連結部5・6どうしが互いに
他方に対して150〜160°の挟角を挿んで傾斜する
ように突き合わされる。
【0056】この互いに傾斜して突き合わされた連結部
5・6の内外両面に継目板12が当てがわれ、各連結部
5・6と外側の継目板12とにわたって挿通されるボル
トが内側の継目板12に螺合される。
【0057】このようにして2枚の柱補強板1の部分筒
状板4を連結して形成した2組の部分筒状板対8を既設
柱2の両側に建て込み、互いに対抗している部分筒状板
対8の両側の外側につば状に連出された連結部6どうし
を多数のボルトによって連結することにより筒状体3が
形成される。
【0058】なお、内側の継目板12を組立に先立って
一方の柱補強板1に例えば上下2本のボルトによって仮
止めしておくことにより、内側の継目板12へのボルト
の螺合が容易になるようにした。
【0059】この実施例に係る柱補強方法のその他の構
成、作用ないし効果は上記の一実施例と同様であるの
で、ここでは重複を避けるためにこれらの詳細な説明は
省略する。
【0060】尚、図3(a) では、一箇所を二本のボルト
で締めつけるようにしているが、図3(b) では一箇所を
4本のボルトで締めつけるようにして強度を持たせるよ
うにしている。
【0061】更に、図4(a),(b) に示すように締めつけ
ボルトとして既設柱2にまで届く長さのボルト20を用
い、周囲から部分筒状板4を突っ張る状態にして強度を
もたせるようにする。これによって、上記図3に示す場
合よりも更に、確実な施工をすることが可能となる。特
に図4(b) に示すように、上記のように突っ張り用のボ
ルト20を用いる他に図3と同様内外の継目板12を短
いボルトで締めつける構成とすると、更に、この構成の
特徴を有効に発揮できることになる。
【0062】以上の説明では、連結部5・6がつば状に
形成され、周方向に重ねられて連結される方式と連結部
5が継目板12を用いて連結される場合を説明したが、
例えば図5ないし図7に示すように、部分筒状板4の端
部にその面方向に連出した連結部5・6を内外に重ねて
ボルトで締め合わせることもできる。これらの場合に
は、外向きに突出するつば状の連結部5,6を設ける場
合に比べると外側への連結部5,6の突出量を小さくで
き、意匠性を高めることができる。
【0063】両端の連結部5・6を内外に重ねて連結す
る場合には、図5に示すように、一方の連結部5を部分
筒状板4の板厚分だけ部分筒状板4から偏心させて設け
たり、図6に示すように両方の連結部5・6を部分筒状
板4の板厚の半分だけ互いに逆方向に部分筒状板4から
偏心させて設けたり、図7に示すように、部分筒状板4
と面一状に延出された連結部5・6どうしを内外に重ね
てもよい。又、継目板12を用いる場合には、連結部5
・6を互いに他方に対して傾斜して突き合わせる必要は
なく、例えば図8に示すように連結部5・6を互いに面
一状に突き合わせてもよいのであり、継目板10を連結
部5・6の片面のみに重ね合わせるようにしてもよいの
である。又、この場合に使用される継目板10は図8に
示す平板からなる継目板10や、T型材からなる継目板
を用いることが可能である。又、このT字形の継目板に
代えて、図9に示すように、2本のアングル11を組み
合わせた継目板を用いることができるが、この場合に
は、これらを分解して予めそれぞれ部分筒状板4に連結
部5・6として溶接やボルトで連結しておき、筒状体3
を形成する時にこれらを周方向に重ね合わせて連結する
ようにしてもよいのである。
【0064】図10に示す本発明の更に他の実施例で
は、平面視において、各部分筒状板4が浅いV字形に折
り曲げられそれぞれの両端縁から面一状に連結部5・6
が連設される。そして、隣接する部分筒状板4の各連結
部5・6は外側の夾角が180°以下、例えば160°
になるように突き合わされ、その外側に当てがわれた平
面視においてへ字形に折り曲げられた継目板12にボル
トで連結される。なお、各連結部の内側には予め多数の
ナットが上下に所定の間隔を置いて溶接され、各ボルト
はこれらのナットに螺合される。
【0065】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は上記の一実施例のそれらと同様であるので、重複を
避けるためこれらの説明は省略する。
【0066】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明方法は、
既設柱の周囲に配置した部分筒状板を連結することによ
り、既設柱の周囲にその全周にわたって適当な空間を置
いて配置された筒状体を形成し、この筒状体内に注入口
からコンクリートを注入して硬化させるので、既設柱が
撤去されずにそのまま利用される。従って、既設柱の撤
去、このために上方の構造物を支持する仮設柱或いは足
場の仮設及び撤去の工程が不要になり、工期を大幅に短
縮できると共に、この工期の短縮に伴って工費を削減す
ることができる。
【0067】又、筒状体がそのままコンクリート注入の
型に兼用されると共に、既設柱の補強として利用できる
ので、新設柱の型枠の設置及び撤去、新設柱の配筋など
の工程を省略することができ、これにより、一層大幅に
工期を短縮できると共に、この工期の短縮に伴って工費
を一層大幅に削減できる。
【0068】更に、コンクリートの使用量は既設柱と筒
状体との間に形成される空間の容積を充満できる量であ
ればよいので少なく、資材コストを安価に押さえること
ができる上、省資源を図る上でも有利になる。
【0069】加えて、本発明方法において、上記部分筒
状板ないし接続部がボルトにより連結されるので、溶接
やレベットにより部分筒状板ないし接続部が連結される
場合に比べて、互いに連結される部分筒状板の他方に対
する位置を調整することが容易であるという効果も得ら
れる。
【0070】又、本発明品は、筒状体を周方向に複数個
に分割した分に対応する形状を有する部分筒状板と、こ
の部分筒状板の周方向の両端に設けた連結部と、筒状板
に形成した注入口とを備えるので、複数個の本発明品を
既設柱の周囲に配置し、互いに連結することにより、既
設柱をその全周にわたって適当な空間を置いて取り囲む
筒状体を形成することができ、この後に、この筒状体と
既設柱との間に注入口からコンクリートを注入して硬化
させて、既設柱を追加的に打設されたコンクリートと複
数個の本発明品からなる筒状体とによって補強できる。
【0071】従って、上方の構造物を支持する仮設柱或
いは足場の仮設及び撤去、既設柱の撤去、新設柱の配
筋、型枠撤去などの工程を省略することができ、これに
より、大幅に工期を短縮できると共に、この工期の短縮
による大幅な削減により、たんきかんで安価に既設柱の
補強ができるようになるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法及び本発明品の斜視図である。
【図2】本発明品の平面図である。
【図3】本発明品の平面図である。
【図4】本発明品の平面図である。
【図5】本発明品の要部の平面図である。
【図6】本発明品の要部の平面図である。
【図7】本発明品の要部の平面図である。
【図8】本発明品の要部の平面図である。
【図9】本発明品の要部の平面図である。
【図10】本発明品の平面図である。
【符号の説明】 1 柱補強材 2 既設柱 3 筒状体 4 部分筒状板 5,6 連結部 7 注入口 8 部分筒状板対 10 継ぎ目板 11 アングル 12 継目板

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設柱の周囲を全周にわたって適当な空
    間を置いて取り囲む筒状体を周方向に分割した各部分に
    対応する形状を有し、互いに連結されることにより上記
    筒状体を構成する複数の部分筒状板を既設柱の周囲に配
    置し、ボルトを用いてこれら部分筒状板を連結して既設
    柱の周囲に全周にわたって適当な空間を置いて上記筒状
    体を形成した後、この筒状体に形成した注入口からコン
    クリートを上記空間に注入して硬化させることを特徴と
    する柱補強方法。
  2. 【請求項2】 上記部分筒状板ないし接続部がボルトに
    より連結された後、更に溶接される請求項1ないし5の
    いずれかに記載の柱補強方法。
  3. 【請求項3】 上記部分筒状板ないし接続部を接続する
    ボルトを、既設柱に届く長さとして、該ボルトを既設柱
    に締めつけることによって部分筒状板に張力を持たせた
    請求項1ないし5のいずれかに記載の柱補強方法。
  4. 【請求項4】 予め、互いに隣接する上記部分筒状板に
    それぞれの少なくとも一方の端縁から内向き、又は外向
    きに突出するつば状の接続部を設け、隣接する部分筒状
    板の内向き又は外向きに突出するつば状の接続部どうし
    を周方向に重ね合わせてボルトで締め合わせることによ
    り連結する請求項1又は2に記載の柱補強方法。
  5. 【請求項5】 上記筒状体を周方向に4以上の偶数部分
    に分割した各部分に対応する4以上の偶数個の部分筒状
    板を形成し、これら部分筒状板を隣接する2枚を1組と
    して、各組を成す2枚の部分筒状板を予め形成した内側
    に突出するつば状の連結部で連結して複数の部分筒状板
    対を形成した後、この複数の部分筒状板対を既設柱の周
    囲に配置し、この後、各部分筒状板対の端部どうしをボ
    ルトで連結することにより筒状体を形成する請求項1な
    いし3のいずれか1項に記載の柱補強方法。
  6. 【請求項6】 各部分筒状板対が予め形成された外側に
    突出するつば状の連結部で連結される請求項4に記載の
    柱補強方法。
  7. 【請求項7】 互いに隣接する上記部分筒状板の端縁か
    らこれの面方向又はこれと傾斜する方向に延出された接
    続部を互いに内外に重ね合わせてボルトで締め合わせる
    ことにより連結する請求項1又は2に記載の柱補強方
    法。
  8. 【請求項8】 互いに隣接する上記部分筒状板の端縁か
    らこれの面方向またはこれに対して傾斜する方向に延出
    された接続部を互いに突き合わせ、両部分筒状板の接続
    部の内側及び/又は外側に継目板を重ね合わせ、各部分
    筒状板の接続部と継目板とをボルトで締め合わせること
    により連結する請求項1又は2に記載の柱補強方法。
  9. 【請求項9】 既設柱の周囲に補強筋を配置した後、上
    記部分筒状板を補強筋の外側から既設柱を取り囲むよう
    に配置し、これら部分筒状板を互いに連結して筒状体を
    形成する請求項1ないし7のいずれか1項に記載の柱補
    強方法。
  10. 【請求項10】 既設柱の周囲を全周にわたって適当な
    空間を置いて取り囲む筒状体を周方向に分割した一部分
    に対応する形状を有する部分筒状板と、この部分筒状板
    の周方向の両端に連設され、上下方向に適当な間隔を置
    いて複数のボルト挿通孔が形成される連結部と、上記部
    分筒状板に形成されたコンクリート注入用の注入口とを
    備えることを特徴とする柱補強材。
  11. 【請求項11】 上記部分筒状板の周方向の少なくとも
    一端の連結部が部分筒状板から内向き又は外向きに突出
    するつば状に形成され、隣接する部分筒状板の対応する
    連結部と周方向に重ね合わせてボルトで締め合わされる
    請求項9に記載の柱補強材。
  12. 【請求項12】 各部分筒状板が上記筒状体を周方向に
    4以上の偶数部分に分割した各部分に対応する形状に形
    成され、各部分筒状板の周方向の一方の端縁の連結部が
    内向きのつば状に形成され、他方の端縁の連結部が外向
    きのつば状に形成される請求項10に記載の柱補強材。
  13. 【請求項13】 上記部分筒状板の周方向の少なくとも
    一端の連結部が部分筒状板の端縁からこの端縁における
    部分筒状板の面方向あるいはこれに対して傾斜する方向
    に連出され、隣接する部分筒状板の対応する連結部と内
    外に重ね合わせられる請求項9に記載の柱補強材。
  14. 【請求項14】 互いに連結される連結部の一方が部分
    筒状板の板厚分だけ部分筒状板から偏心させて当該部分
    筒状板の面方向に連出されると共に、他方が部分筒状板
    と面一状に連出される請求項12に記載の柱補強材。
  15. 【請求項15】 互いに連結される連結部の両方が部分
    筒状板の板厚の半分だけ互いに逆方向に部分筒状板から
    偏心させて当該部分筒状板の面方向に連出される請求項
    12に記載の柱補強材。
  16. 【請求項16】 上記部分筒状板の周方向の少なくとも
    一端の連結部が当該部分筒状板の端縁からこの端縁にお
    ける部分筒状板の面方向あるいはこれに対して傾斜する
    方向に連出されると共に、その端縁が隣接する部分筒状
    板の対応する連結部の端縁と突き合わされ、当該部分筒
    状部の連結部と隣接する部分筒状板の対応する連結部と
    にわたってこれらの内側及び/又は外側に重ね合わせて
    ボルトで締め合わされる継目板が設けられる請求項9に
    記載の柱補強材。
  17. 【請求項17】 上記継目板が平板である請求項15に
    記載の柱補強材。
  18. 【請求項18】 上記継目板が平面視においてへ字形に
    形成された屈曲板である請求項15に記載の柱補強材。
  19. 【請求項19】 上記継目板がT形鋼又はT字形に連結
    される2本のアングルからなる請求項15に記載の柱補
    強材。
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