JPH10115099A - 仮囲いパネルおよびその建設用具 - Google Patents

仮囲いパネルおよびその建設用具

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JPH10115099A
JPH10115099A JP27121996A JP27121996A JPH10115099A JP H10115099 A JPH10115099 A JP H10115099A JP 27121996 A JP27121996 A JP 27121996A JP 27121996 A JP27121996 A JP 27121996A JP H10115099 A JPH10115099 A JP H10115099A
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JP
Japan
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panel
shape
temporary enclosure
enclosure panel
construction
Prior art date
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Application number
JP27121996A
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English (en)
Inventor
Yoshisada Inaba
良貞 稲葉
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Shinsei KK
Shinsei Co Ltd
Original Assignee
Shinsei KK
Shinsei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 容易に、かつ短時間に建設可能な仮囲いパネ
ルを提供する。 【解決手段】 パネル1にコの字形状を設け、2枚のパ
ネル1を合わせた際のコの字形状にクランプ2を係止す
る。クランプ2は、くさびによって固定する。クランプ
2には、穴が設けられる。この穴には、梁部材4の一方
の端部に突起が係止する。梁部材4の他方の端部は、被
建設面に設置された締結部3の受け部材に挿入される。
その長さは、位置調節穴により調節できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設現場における
安全確保のために、建設用地の周囲に設ける仮囲いパネ
ルに係り、特に、螺子等を用いることなく容易にかつ短
時間に建設可能な仮囲いパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の仮囲いパネルを建設するには、ま
ずパイプを複数組み合わせて櫓を組み、この櫓に平鋼あ
るいは波形等の凹凸を表面に施した万能鋼板を取り付け
ていた。パイプは、ビル工事における足場に用いられる
単管パイプを用いる。パイプ同士を組み合わせ櫓を作る
には、固定クランプとか自在クランプといった結合金物
を用いる。一方、パネルにおいて、隣接するパネル同士
をネジ止めし、かつパネルの数箇所にフックを設ける。
最後に、フックやボルトを用いて、パネルを櫓に固定し
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
仮囲いパネルの建設には、多くの時間と手間が必要とさ
れるという問題があった。
【0004】上述したように、従来の仮囲いパネルは、
パイプにより櫓を組み立てるために、多数のクランプを
用いていた。クランプは、パイプ相互を固く締結する必
要があるため、ナット等による螺子止め作業が必須であ
った。一つのクランプは4つの螺子を必要とする。一本
のパイプには複数箇所クランプが必要とする。このた
め、広い建設用地を取り囲む仮囲いパネルを建設には、
膨大な数の螺子止めを行わなければならない。また、一
旦仮囲いパネルを建設しても、工事が終了すれば、再び
膨大な螺子止め箇所の螺子を緩め、パネルの撤収を行わ
なければならない。これらの事情から、従来は本来の工
事の予備的作業として、仮囲いパネルの建設および撤収
に多くの手間と時間をかけていたのである。
【0005】上記問題に鑑み、本発明は、容易に、か
つ、短時間に建設・撤収の可能な仮囲いパネルおよびそ
の建設用具を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、パネルの四辺
のうちいずれかの対向する二辺に、このパネルの一方の
面を囲むようにコの字形状を設けたパネルを、被建設地
に立設する仮囲いパネルおよびその建設用具に関する。
【0007】請求項1に記載の発明は、仮囲いパネルを
保持する建設用具である。二枚のパネルを、コの字形状
により囲まれる一方の面が同一の方向を向くように、コ
の字形状を設けた辺において合わせる。このとき、両パ
ネルが接した部分には、両パネルのコの字形状により形
成されるTの字形状ができる。当該クランプは、このT
の字形状を挟み込み、両パネルを保持する保持具を備え
たものである。クランプは、弾性を備えたくさび等を用
いてTの字形状に固定される。
【0008】請求項2に記載の発明は、クランプとして
の建設用具において、その保持具に、複数のパネルの幅
方向に延びる補強部材を挿入するための切り欠き部を設
ける。
【0009】請求項3に記載の発明は、クランプとして
の建設用具を固定するためのくさびに関する。このくさ
びは、Tの字形状を取り囲む形状を有し、切り欠き部に
挿入された補強部材および保持具とTの字形状との間に
反力を加える。このくさびにより、クランプはパネルに
係止される。
【0010】請求項4に記載の発明は、クランプとして
の建設用具を固定するためのくさびに関し、切り込み形
状の開口部から補強部材を押さえる。このくさびによ
り、補強部材をくさびに係止することが可能になる。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
のくさびに関する。このくさびは、このくさびを保持具
に係止させるための係止部を備え、保持具には、くさび
の係止部を係止させる被係止部を備える。例えば、係止
部として突起が考えられ、被係止部として、この突起を
通す溝、くさびにより補強部材を押さえた際に、溝に通
された突起が抜けるのを防止するロック機構を備えるこ
とが考えられる。
【0012】請求項6に記載の発明は、保持具に、パネ
ルを立設させる梁部材に設けられた係止部を係止するた
めの被係止部を設ける。この係止部により梁部材を係止
すれば、パネルを立設させることが可能になる。
【0013】この係止部および被係止部の態様として
は、請求項7に記載の発明のように、係止部を突起と
し、被係止部を、この突起が挿入される孔とすればよ
い。また、請求項8に記載の発明のように、係止部を、
くびれた形状の首部を有するものとし、被係止部を、係
止部を係止する切り込み形状と、係止部の首部を開口部
側から押さえるロック構造とを備えたものとしてもよ
い。
【0014】請求項9に記載の発明は、仮囲いパネルを
立設させる梁部材を被建設地に係止する仮囲いパネルの
建設用具に関する。この建設用具は、被建設地に埋設さ
れる埋設部材と、当該埋設部材に係止され、梁部材を被
建設地から一定の角度傾けることにより、この梁部材を
前記仮囲いパネルの梁として係止させる受け部材と、を
備える。つまり、被建設地への固定を埋設部材が担い、
梁部材の係止を受け部材が担う。
【0015】埋設部材の態様としては、請求項10に記
載の発明のように、被建設地に埋めこむ杭部材と、この
杭部材に嵌合し、かつ、受け部材と係止する被せ部材
と、を備えるのが好ましい。受け部材の態様としては、
請求項11に記載の発明のように、埋設部材に回動自在
に固定され、かつ、梁部材を係止する位置を調節するた
めの位置調節孔を複数備えるのが好ましい。また、受け
部材としては、請求項12に記載の発明のように、埋設
部材と一定の角度をなすようにこの埋設部材に固定さ
れ、かつ、梁部材を係止する位置を調節するための位置
調節孔を複数備えてもよい。
【0016】請求項13に記載の発明は、仮囲いパネル
を立設させる梁部材としての建設用具に関する。この建
設用具は、その一方の端部に仮囲いパネルに係止された
保持具に係止する係止部を備え、その他方の端部に、こ
の仮囲いパネルの被建設地に埋される埋設部材に係止さ
れる位置を調節する位置調節孔を複数備える。この梁部
材を用いれば、請求項1乃至請求項8に記載のクランプ
に、その一方の端部を係止させ、請求項9乃至請求項1
2に記載の発明における受け部材に、その他方の端部を
係止させることができる。他方の端部と受け部材との係
止は、双方の位置調節孔を貫通する棒状の部材を用いれ
ばよい。
【0017】請求項14に記載の発明は、パネルの四辺
のうちいずれかの対向する二辺に、このパネルの一方の
面を囲むようにコの字形状を設けたパネルと、複数のパ
ネルを、一方の面が同一の方向を向くように、コの字形
状を設けた辺において合わせた際に、両パネルが接した
部分における両パネルのコの字形状により形成されるT
の字形状に対し、このTの字形状を挟んで両パネルを保
持する保持具と、パネルから所定の距離をおいて被建設
地に埋設される埋め込み部材と、一方の端部が保持具に
係止され、他方の端部が埋め込み部材に係止される梁部
材と、複数のパネルの幅方向に延び、保持具により保持
される補強部材と、を備える。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適な実施の形態
を図面を参照しながら説明する。
【0019】<第1形態>図1に、本第1形態における
仮囲いパネルの設置が完了した状態の斜視図を示す。同
図に示すように、本形態の仮囲いパネルは、立設された
パネル1、複数のパネル1の間を保持する保持具として
のクランプ2、複数のパネル1の幅方向に延びる補強部
材(パイプ等)5、梁部材4aおよび4b(以下「梁部
材4」と記す)、および梁部材4を被建設地(地面)に
係止する埋め込み部材としての締結具3を備える。同図
に示したパネル面は、通常建設用地の内側に向けられ
る。なお、本形態で用いるパイプ類(梁部材4、補強部
材5)は、通常の単管パイプ(亜鉛メッキ鉄管)を用い
る。その長さは、使用する部位に対応するように切断し
て用いる。
【0020】図2に、設置が完了した仮囲いパネルを、
表面から見た斜視図を示す。この面には、同図のように
文字や絵柄を自由に描いてもよく、また写真等に表わさ
れた絵柄を拡大してパネル表面に貼付し、周囲の美観を
高めることもできる。
【0021】図3に、パネル1の構造を説明する斜視図
を示す。パネル1には、その四辺のうちいずれかの対向
する二辺に、コの字形状に折り曲げたコの字形状10を
設ける。コの字形状10の背12および頭11の寸法
は、後述するクランプ2によりクランプ可能なものとす
る。すなわち、クランプ2の寸法により相対的に定め
る。パネル1の高さL1は、建設現場を隠せるよう、通
常の人間の身長を十分越える寸法とする。横幅L2は、
工数とパネルの強度とを勘案して総合的に定める。つま
り、横幅L2を長くすればするほど、設けるクランプと
梁部材の数が減るため、工数が削減される。一方、横幅
L2を短くすればするほど、梁の数が増えるので、パネ
ルの強度が上昇する。パネル1の材料は、通常用いられ
る平鋼を用いる。
【0022】図4に、設置が完了した状態におけるクラ
ンプ2の詳細な構造図を示す。(a)は側面図、(b)は正面
図、および(c)は平面図である。図1に記載した部材と
同一の部材には同図と同一の符号を付し、その説明は省
略する。クランプ2は、二枚のパネル1をクランプし、
かつ、梁部材4を係止するための建設用具である。クラ
ンプ2は、鋼板を打ち抜き、折り曲げ等の工程により製
作する。クランプ2は、二枚のパネル1のコの字形状1
0の背12および頭11によって形成されるTの字形状
を取り囲む二つの側壁20と二つの側壁を繋ぐ正面壁2
1とを備える。
【0023】二つの側壁20の幅L3は、補強部材5の
直径D1より十分広く、くさび25および27によりク
ランプ2、補強部材5、およびパネル1を互いに係止す
るに十分な長さとする。その高さL4は、補強部材5を
切り欠き部23に納め、かつ梁部材4を係止するに足り
る長さとする。側壁20は、当接部22、切り欠き部2
3、および係止用孔24を備える。当接部22は、クラ
ンプ2をパネル1に取り付ける場合に、パネル1へ当接
する部分である。切り欠き部23は、補強部材5を挿入
する入り江状の溝である。切り欠き部23の開口部の径
L5は、補強部材5の直径D1を挿入可能な径とする。
切り欠き部23の最奥部の切り欠き形状は、補強部材5
がガタつくことなく固定される形状(例えば半円形状)
とする。被係止用穴24は、梁部材4の突起部41が挿
入される梁部材4の被係止部としての役割を有する。
【0024】正面壁21には、梁部材4を取り付けたと
き、梁部材の邪魔とならぬよう、切り欠き部25を設け
る。正面壁21の内長L6は、くさび26および27を
取り付ける際に余裕のある長さとする。
【0025】図5にくさび26の構造図、図6にくさび
27の構造図を示す。これらくさびは、ゴム、プラスチ
ック等の弾性部材を用いる。戸外で使用されるため、太
陽からの紫外線や雨等の環境に対する耐性を備えた素材
を用いる。くさび26は、二枚のパネル1間の繋ぎ目に
生ずるTの字形状を囲み、クランプ2をパネル1へ係止
させるものである。くさび26は、このくさびを閉じた
とき、コの字形状10の背12の部分を挟み込む腕20
0、パネル1のコの字形状10の頭11を挟み込む溝2
01、およびくさびを差し込む際のガイドとなるテーパ
ー203を備える。くさび27は、このくさびをクラン
プ2の正面壁21と補強部材5との間に嵌め込む際の打
撃面となる頭210、くさびの挿入時におけるガイドと
なるテーパー211、および補強部材5に反力を加える
摩擦面212を備える。くさび26および27の幅は、
補強部材5のクランプ2への係止、クランプ2のパネル
1への係止が行える程度に摩擦力が働く幅にする。
【0026】図7に、締結具3の詳細な構造図を示す。
(a)は側面図、(b)は正面図、および(c)は平面図であ
る。締結具3は、杭部材30、被せ部材31、腕部材3
2、および受け部材34を主として備える。杭部材30
は、被建設面に地中深く打ち込む強化プラスチックまた
は鋼性の基礎部材である。被せ部材31は、設置された
杭部材30に嵌め込み、被せるように設置される部材で
ある。腕部材32は、被せ部材31に巻き付けるように
固定され、その腕に受け部材34を挟む構造を備える。
腕部材32と被せ部材31とは溶接により固定される。
腕部材32と受け部材34とは、ビス33により受け部
材34が回動自在に係止される。腕部材32の長さL8
および幅L10は、受け部材34に挿入された梁部材4
の重さとパネル1からの荷重に絶える強度となるように
設計する。ビス33の軸までの腕の長さL9は、受け部
材34がビス33の軸を中心として回動した際に、受け
部材34の軸方向が杭部材30の軸方向と一定の角度と
なるまで、受け部材34の底部が被せ部材31に当たら
ない程度の長さとする。受け部材34は、筒状のパイプ
である。受け部材34の長さL11は、梁部材4を保持
し、その係止位置を調節するに十分な長さとする。受け
部材34の側面には、梁部材4の係止位置を調節するた
めの位置調節穴35が複数設けられている。位置調節穴
35は、受け部材34を軸方向に直角な方向に、パイプ
の両壁を貫通して設けられている。穴35の数およびそ
のピッチP1はパネルの設置面の状態に応じて適宜定め
る。受け部材33は、受け部材33がその自重により回
転することがないように、ある程度強い締結力でビス3
3により腕部材32に係止されるのが好ましい。
【0027】図8に、梁部材4の正面図を示す。梁部材
4の軸方向の長さL12は、梁部材がパネル1へ当接す
る位置に応じて変化する。パネル1の高い位置に取り付
ける梁部材の場合は、図1の4aのように長くし、パネ
ル1の低い位置に取り付ける場合は、図1の4bのよう
に短くする。梁部材4の両端には、ばね部材40を取り
付けるための穴43を設ける。
【0028】図9および図10に、ばね部材40の取り
付け方法を示す。図9のように、ばね部材40は、係止
部である突起41、およびばね42を備える。ばね部材
40は、梁部材4の内部に、二つの突起41が二つの穴
43にはまるまで、同図矢印の方向に挿入される。図1
0に、取り付けが完了したばね部材40を示す。同図矢
印の方向に突起41を押すと、ばね42の弾性により反
力が生ずる。この突起41は、クランプ2においては被
係止用穴24に係止され、受け部材34においては位置
調節穴35に係止される。
【0029】次に、本形態における仮囲いパネルの建設
方法を、図11乃至図19を参照して説明する。
【0030】図11:まず、二枚のパネル1をコの字形
状10の背12の部分で合わせる。パネル1を立てなが
らクランプする場合は、両パネルを持つ人間とクランプ
作業をする人間の計3人の人間が必要であるが、パネル
1を寝かした状態で、クランプ2の取り付けを行えば、
一人の作業者のみで作業ができる。
【0031】図12:梁部材を設けたいパネル1の高さ
におけるコの字形状10に、クランプ2を配置する。つ
まり、クランプ2の二つの当接部21の間に、コの字形
状10におけるTの字形状を巻き込むようにし、クラン
プ2の内部にTの字形状を位置させる。補強部材5を設
ける必要があるため、クランプ2を設ける高さは一定と
する。例えば、本形態では、図1に示したように、二種
類の梁部材4aおよび4bを設けるので、クランプ2の
高さも二種類とする。二つの高さに梁部材を設ければ、
パネル1は安定して立つ。さらに強度を高くするには、
パネル1の低い位置にクランプ2を取り付け、梁部材を
設ければよい。クランプ2と締結具3との設置位置の関
係は、クランプ2を中心として梁部材4を回動させてで
きる円弧と、締結具3における受け部材34を回動させ
てできる円弧とが、重なる部分を生ずるように設ける。
本形態では、梁部材4の位置を調整するため、受け部材
34の位置調節穴35が描く円弧部分と梁部材4の係止
部である突起41が描く円弧部分とが交差する必要があ
る。
【0032】図13:クランプ2を押さえながら、くさ
び26をTの字形状に巻き込むように取り付け、巻き付
けたクランプ26をクランプ2の内部に押し込む。この
際、ハンマー等を用いてもよい。くさび26を打ち込む
ことにより、クランプ2は一応コの字形状10に係止さ
れる。
【0033】図14:このクランプ2の取付位置に対応
した長さの梁部材4を、クランプ2の切り欠き部25か
ら挿入し、被係止用穴24に突起41を係止させる。突
起41がばね42の弾性により突出しているので、突起
41をパイプの内側に指で押し込みながら梁部材4をク
ランプ2内部に入れる。
【0034】図15:クランプ2に梁部材4を係止した
ら、締結具3に梁部材4を係止する。締結具3の受け部
材34と梁部材4を持ち、双方の最適な角度を定める。
梁部材4の係止部である突起41を指で押さえながら、
受け部材34の中に挿入する。受け部材34には複数の
位置調節穴35が設けられているので、所望の穴に突起
41を係止する。係止したい穴と異なる穴に突起41が
係止された場合には、再び指で突起41を押し込んでか
ら、梁部材4を移動させる。
【0035】図16:上記一連の動作で、梁部材4の係
止が終了する。同図では、受け部材34の開口部から3
個めの穴に突起41が係止している。この段階で、クラ
ンプ2は梁部材4により支えられるようになるので、パ
ネル1の自立が可能となる。
【0036】図17:必要とされるパネル1すべてに梁
部材4が設けられたら、同一の高さに取り付けられたク
ランプ2に、補強部材5を渡す。補強部材5は、クラン
プ2の切り欠き部23に挿入される。
【0037】図18:切り欠き部32に補強部材5を挿
入した後は、くさび27を補強部材5とクランプ2の正
面壁21との間に打ち込む。くさび27の頭の部分が補
強部材5に当接するまで打ち込むのが、がたつきを無く
すために必要である。なお、補強部材5は、一本当たり
少なくとも二つのクランプ2において係止されるのが好
ましい。一本のみでは、補強部材5の安定が悪いからで
ある。二以上の箇所において補強部材5を係止すれば、
補強部材5を繋ぎ合わせる必要がない。
【0038】図19:補強部材5の係止が済めば、この
クランプ2における作業は終了するので、他のクランプ
2の取り付けを繰り返せばよい。
【0039】なお、上記取り付けの手順を前後させて行
ってもよい。設置が終了した仮囲いパネルを解体する場
合は、上記手順と逆の手順で取り外し作業を行う。
【0040】上記したように本第1形態によれば、釘や
螺子等の手間のかかる取り付けを行わず、くさびの打ち
込みと突起の係止のみで仮囲いパネルを設置できる。し
たがって、従来の仮囲いパネルに比べ、簡単にかつ短時
間に設置できる。
【0041】<第2形態>本発明の実施の第2形態は、
上記第1形態における仮囲いパネルの変形例を示すもの
である。
【0042】図20に本第2形態の俯瞰図、図21にそ
の側面図を示す。本形態図20および図21に示すよう
に、本第2形態の仮囲いパネルは、パネル1、補強部材
5、クランプ6、締結具7、梁部材8aまたは8b(以
下「梁部材8」と記す)を備える。本形態では、クラン
プ6の取り付け位置を高、中、低の三種類にする。最も
低い位置のクランプ6には、梁部材を設けなくても十分
な強度があるが、梁部材を設けてもよい(図21破
線)。なお、以下の説明で、前記第1形態と同一の部材
については同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0043】図22に、本発明のクランプ6の構造図を
示す。(a)は側面図、(b)は正面図、および(c)は平面図
である。クランプ6の構造のうち、側壁60、正面壁6
1および当接部62については、概略第1形態と同様に
考えられる。但し、側壁60では、第1形態の被係止用
穴24(図4参照)に相当するものがない代わりに、挿
入穴65、挿入穴65に設けられた切り込み形状66、
および扇状部材67を備える。これらの構造は、側壁6
0の梁部材8を取り付ける側にのみ設けられる。また、
梁部材8をクランプの内部に挿入する必要がないため、
正面壁61には切り欠き部が存在しない。
【0044】扇状部材67は、本発明におけるロック構
造である。扇状部材67は、側壁60に、ピン69を軸
中心として回動自在に取り付けられている。扇状部材6
7には、この扇状部材67を動かすためのつまみ68が
設けられている。挿入穴65の内径D10は、本形態の
梁部材8に設けられるピン44の頭部45を通しうる径
とする。切り込み形状66の開口部の幅L11は、ピン
44の頭部45は通せないが首部46を嵌合可能な径と
する。扇状部材67の半径R2は、この部材で嵌合穴6
5を覆うように回転させたとき、扇状部材67の外周に
より、切り込み形状66に嵌合したピン44の首部46
が押させ付けられるような径とする。すなわち、扇状部
材67と切り込み形状66が、ピン44をロックするよ
うな構造となっている。
【0045】図23に、本形態における締結具7の構造
図を示す。(a)は側面図、(b)は正面図、および(c)は平
面図である。同図に示すように、締結具7は、杭部材7
0、被せ部材71、および受け部材72を備える。杭部
材70は、第1形態における杭部材30と同様のもの
で、強化プラスチックまたは鋼性の基礎部材である。被
せ部材71と受け部材72とは一体化されたものであ
り、強化プラスチック等で製作される。受け部材72
は、その軸方向が被せ部材71の軸方向と一定の角度を
なすように、一体成型されている。この角度は、通常は
約30°程度とするが、厳密に考える必要はない。後述
するように、杭部材70を打ち込む角度により、地面と
受け部材72とのなす角度を自由に調整できるからであ
る。受け部材72には、位置調節穴73が複数設けられ
ている。穴の個数およびピッチは、第1形態と同様、任
意に定めればよい。
【0046】図24に、本形態で使用する梁部材8の構
造図を示す。同図に示すように、本形態で使用する梁部
材8は、その一端に係止部であるピン44、その他端に
締結部7で締結する位置を調整する位置調整穴48を有
する。ピン44は、頭部45、首部46、およびかしめ
部47を有する。ピン44は、梁部材8の両壁の穴43
に挿入され、頭部45と反対側において、かしめ部47
にてかしめられる。位置調整穴48は、梁部材8のパイ
プの両壁を貫通して複数個設けられている。その個数お
よびピッチは、締結具7における受け部材72の位置調
整穴に合わせるのが好ましい。
【0047】次に、図25乃至図31を用いて、本第2
形態における仮囲いパネルの建設方法を説明する。ここ
で、クランプ6のパネル1への取り付けは第1形態と同
様なので(図11〜図13参照)、説明を省略する。ま
た、補強部材5の取り付けについても第1形態と同様な
ので(図17〜図19)、説明を省略する。
【0048】図25:まず、つまみ68を持って扇状部
材67を上に上げ、挿入穴65を開口させる。次いで、
梁部材8のピン44を設けた方の一端を持ち、その頭部
45をクランプ6の挿入穴65から入れ、さらに押し下
げる。この動作により、ピン44の首部46は、切り込
み形状66に係止される。
【0049】図26:切り込み形状66にピン44の首
部46が挿入されたら、扇状部材67を再び元の位置に
戻す。これにより、ピン44は、首部46において切り
込み形状66と扇状部材67に挟まれ、ロックされるこ
とになる。
【0050】図27:締結具7の取り付けは、まず杭部
材70を地面に打ち込む。そして、地上に突出した杭部
材70に被せ部材71を被せる。
【0051】図28:締結具7の設置後、受け部材72
の中へ梁部材8を挿入する。
【0052】図29:パネル1が地面に直立するまで梁
部材8を受け部材72に押し込み、最適な位置で、受け
部材72の位置調整穴73と梁部材8の位置調整穴48
とを合わせる。そして、ピン74をこれらの穴に貫通さ
せる。
【0053】図30:一旦ピン74が挿入されれば、梁
部材8の荷重がピン74にかかるようになるため、手を
放しても梁部材8がずれることがない。
【0054】図31に、上記のようにして固定された締
結具7の取付時の受け部材72における断面を示す。こ
の図に示すように、ピン74が計4つの位置調節穴(4
8、73)を貫通している。
【0055】図32に、締結具7の打ち込み方の態様を
示す。本形態における締結具7は、被せ部材71に対す
る受け部材72の角度が固定されているが、杭部材70
を打ち込む方向を調整することにより、梁部材8と地面
との角度を調整することが可能である。
【0056】図33に、締結具7の設置面に凹凸がある
場合の締結具の設置方法を示す。同図に示すように、地
面が窪んでいる場合には(同図(a))、杭部材70を浅
く埋める。また、地面が盛り上がっている場合には(同
図(b))、杭部材を深く埋め、被せ部材71および受け
部材72も少し地中に埋め込む。多少の設置面の高さの
相違は、梁部材8の位置調節および杭部材の埋め込み位
置を変えることで対処できる。
【0057】上記したように、本第2形態によれば、ク
ランプの側面に梁部材を係止させることができる。ま
た、締結具をプラスチックのように一体成型が可能な材
料で製作できるので、安価に仮囲いパネルを提供でき
る。
【0058】<第3形態>本発明の実施の第3形態は、
前記第1形態における仮囲いパネルにおけるクランプの
変形例を示すものである。
【0059】図34に、本発明のクランプ9の構造図を
示す。(a)は側面図、(b)は正面図、および(c)は平面図
である。前記第1形態と同一の部材については同一の符
号を付し、その説明を省略する。クランプ9の構造のう
ち、側壁90、正面壁91については、概略第1形態と
同様に考えられる。但し、一対の当接部92は、互いに
接近して終端し、互いに組み合わされたパネルのTの字
形状により密に取り付けられる。よって、クランプ9
は、組み合わされたパネルの上から挿入されることにな
る。さらに、正面壁91において、切り込み溝96およ
び扇状部材97を備える。扇状部材97には、扇状部材
97を動かすためのつまみ98が設けられている。扇状
部材97は、ピン99により、正面壁91に回動自在に
取り付けられている。符号100および101は、本形
態におけるくさびであり、例えば鉄等の金属で形成され
る。くさび100および101は、クランプ9の内側に
挿入されるものであり、テーパー102、突起103、
延長部分104、および切り欠き部105を有する。テ
ーパー102は、くさびをクランプ9の中に挿入する際
のガイドの役割を果たす。突起103は、正面壁91の
切り込み溝96に挿入されるものである。延長部分10
4は、パネル1のコの字形状10の内側、すなわち、ヘ
ッド11と背12に当接する寸法および形状を有する。
なお、この延長部分104はなくてもよい。切り欠き部
105は、下向きの開口部を有する逆Uの字形状を備え
る。側壁90に設けられた切り欠き部93は、上向きの
開口部を有するUの字形状を有しているので、補強部材
5を切り欠き部93に挿入した後、くさび100または
101を上からクランプ9の内部へ挿入すれば、補強部
材5が下と上とから挟み込まれることになる。したがっ
て、高い強度で補強部材5の係止が行える。
【0060】次に、図35乃至図39を用いて、本第3
形態における仮囲いパネルの建設方法を説明する。
【0061】図35:まず、二つのパネル1のコの字形
状10を合わせてできるTの字形状を保持する。Tの字
形状を内部に挟み込むように、上からクランプ9の本体
を挿入する。
【0062】図36:次に、梁部材4を設けたい高さに
おいて、梁部材4の一端の突起41をクランプ内部の被
係止用穴94に嵌める(具体的には図14および対応す
る説明を参照)。梁部材4の他方の端部の固定は、図1
5および図16、それに対応する記載において説明した
のと同様に行う。さらに、クランプ9の切り欠き部93
に補強部材5を挿入する。
【0063】図37:扇状部材97のつまみ98を持っ
て、扇状部材97を回転させる。この結果、切り込み溝
96(右側)が開放されるので、この溝に突起103が
挟み込まれるように、くさび101をクランプ内部に、
補強部材5を挟み込むように挿入する。くさび101に
はテーパー102が設けられているので、くさびの挿入
が容易である。挿入が完了すると、くさび101とクラ
ンプ本体の間に強い摩擦力(すなわちクランプの力)が
働く。
【0064】図38:くさび101の挿入が完了する
と、扇状部材97を、くさび101を挿入した時とは反
対側に回転させる。開放された切り込み溝96(左側)
に突起103が挟み込まれるように、くさび100をク
ランプ本体に挿入する。
【0065】図39:くさび100の挿入後、扇状部材
97を元の位置に戻せば、このクランプ9の設置が完了
する。なお、くさび100または101のいずれを先に
挿入してもよい。
【0066】上記のように、本第3形態によれば、金属
のくさびによっても、螺子等を用いることなく仮囲いパ
ネルの建設が行える。
【0067】<その他の変形例>本発明は、上記各実施
の形態における構造に限定されることなく、種々に適応
が可能である。例えば、各部材の材料は、その部材に必
要な強度を有するものであれば、他の材料を適用でき
る。その寸法に関しても、本発明の機能を有する限り、
設計変更が可能である。
【0068】特に、クランプと梁部材の係止は、クラン
プに突起部を設け、梁部材にこの突起部が係合する穴等
を設けてもよい。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、パネルには、パネルの
四辺のうちいずれかの対向する二辺に、このパネルの一
方の面を囲むようにコの字形状が設けられているので、
二枚のパネルを併せたコの字形状の部分にクランプを設
けることができる。また、クランプには、補強部材を係
止する切り欠き部を設けたので、補強部材も容易にクラ
ンプすることができる。さらに、クランプには、梁部材
に設けられた係止部を係止するための被係止部を設けた
ので、梁部材の係止も容易に行える。梁部材を支える埋
め込み部材としては、埋設部材と、梁部材を前記被建設
地から一定の角度傾ける受け部材とを設けたので、梁部
材の固定も容易である。また、受け部材に設けた位置調
節孔により、梁部材の長さの調整も容易である。
【0070】したがって、従来の仮囲いパネルより、容
易に、かつ、短時間に仮囲いパネルの建設が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態における仮囲いパネル
の建設完了図(裏側)である。
【図2】第1形態における仮囲いパネルの建設完了図
(表側)である。
【図3】第1形態におけるパネルの斜視図である。
【図4】第1形態におけるクランプの構造図である。
【図5】くさび26の斜視図である。
【図6】くさび27の斜視図である。
【図7】第1形態における締結具の構造図である。
【図8】第1形態における梁部材の正面図である。
【図9】第1形態におけるばね部材の梁部材への取り付
け説明図である。
【図10】第1形態におけるばね部材の梁部材への取り
付け完了図である。
【図11】第1形態における建設方法の説明図(手順
1)である。
【図12】第1形態における建設方法の説明図(手順
2)である。
【図13】第1形態における建設方法の説明図(手順
3)である。
【図14】第1形態における建設方法の説明図(手順
4)である。
【図15】第1形態における建設方法の説明図(手順
5)である。
【図16】第1形態における建設方法の説明図(手順
6)である。
【図17】第1形態における建設方法の説明図(手順
7)である。
【図18】第1形態における建設方法の説明図(手順
8)である。
【図19】第1形態における建設方法の説明図(手順
9)である。
【図20】本発明の実施の第2形態における仮囲いパネ
ルの俯瞰図である。
【図21】本発明の実施の第2形態における仮囲いパネ
ルの側面図である。
【図22】第2形態におけるクランプの構造図である。
【図23】第2形態における締結具の構造図である。
【図24】第2形態における梁部材の正面図である。
【図25】第2形態における建設方法の説明図(手順
1)である。
【図26】第2形態における建設方法の説明図(手順
2)である。
【図27】第2形態における建設方法の説明図(手順
3)である。
【図28】第2形態における建設方法の説明図(手順
4)である。
【図29】第2形態における建設方法の説明図(手順
5)である。
【図30】第2形態における建設方法の説明図(手順
6)である。
【図31】第2形態における取り付け完了時における受
け部材の断面図である。
【図32】第2形態における締結具の取り付けの変形例
である。
【図33】第2形態における地面に凹凸がある場合の締
結具の取り付け例である。
【図34】第3形態におけるクランプの構造図である。
【図35】第3形態における建設方法の説明図(手順
1)である。
【図36】第3形態における建設方法の説明図(手順
2)である。
【図37】第3形態における建設方法の説明図(手順
3)である。
【図38】第3形態における建設方法の説明図(手順
4)である。
【図39】第3形態における建設方法の説明図(手順
5)である。
【符号の説明】
1…パネル、2、6、9…クランプ、3、7…締結具、
4、8…梁部材、5…補強部材

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルの四辺のうちいずれの対向する二
    辺に、このパネルの一方の面を囲むようにコの字形状を
    設けた仮囲いパネルをクランプする建設用具であって、 二枚の前記パネルを、前記一方の面が同一の方向を向く
    ように、前記コの字形状を設けた辺において合わせた際
    に、両パネルが接した部分における両パネルの前記コの
    字形状により形成されるTの字形状に対し、このTの字
    形状を挟み込む保持具を備えた仮囲いパネルの建設用
    具。
  2. 【請求項2】 前記保持具に、前記パネルを補強するた
    めの補強部材を挿入するための切り欠き部を設けた請求
    項1に記載の仮囲いパネルの建設用具。
  3. 【請求項3】 前記Tの字形状を取り囲む形状を有し、
    前記切り欠き部に挿入された補強部材および前記保持具
    と前記Tの字形状との間に反力を加えるくさびを備えた
    請求項2に記載の仮囲いパネルの建設用具。
  4. 【請求項4】 前記切り込み形状に挿入された前記補強
    部材を、この切り込み形状の開口部から押さえるくさび
    を備えた請求項2に記載の仮囲いパネルの建設用具。
  5. 【請求項5】 前記くさびは、このくさびを前記保持具
    に係止させるための係止部を備え、前記保持具には、前
    記くさびの係止部を係止させる被係止部を備えた請求項
    4に記載の仮囲いパネルの建設用具。
  6. 【請求項6】 前記保持具に、前記パネルを立設させる
    梁部材に設けられた係止部を係止するための被係止部を
    設けた請求項1に記載の仮囲いパネルの建設用具。
  7. 【請求項7】 前記係止部は、突起であり、前記被係止
    部は、この突起が挿入される孔である請求項6に記載の
    仮囲いパネルの建設用具。
  8. 【請求項8】 前記係止部は、くびれた形状の首部を有
    し、前記被係止部は、前記係止部の首部を開口部から挿
    入することにより前記係止部を係止する切り込み形状
    と、この切り込み形状に挟み込まれた前記係止部の首部
    を、前記開口部側から押さえることにより、当該係止部
    の脱落を防止するロック構造を備えた請求項6に記載の
    仮囲いパネルの建設用具。
  9. 【請求項9】 仮囲いパネルを立設させる梁部材を被建
    設地に係止する埋め込み部材としての仮囲いパネルの建
    設用具であって、 前記被建設地に埋設される埋設部材と、当該埋設部材に
    係止され、前記梁部材を前記被建設地から一定の角度傾
    けることにより、この梁部材を前記仮囲いパネルの梁と
    して係止させる受け部材と、を備えた仮囲いパネルの建
    設用具。
  10. 【請求項10】 前記埋設部材は、前記被建設地に埋め
    こむ杭部材と、この杭部材に嵌合し、かつ、前記受け部
    材と係止する被せ部材と、を備えた請求項9に記載の仮
    囲いパネルの建設用具。
  11. 【請求項11】 前記受け部材は、前記埋設部材に回動
    自在に固定され、かつ、前記梁部材を係止する位置を調
    節するための位置調節孔を複数備えた請求項9に記載の
    仮囲いパネルの建設用具。
  12. 【請求項12】 前記受け部材は、前記埋設部材と一定
    の角度をなすようにこの埋設部材に固定され、かつ、前
    記梁部材を係止する位置を調節するための位置調節孔を
    複数備えた請求項9に記載の仮囲いパネルの建設用具。
  13. 【請求項13】 仮囲いパネルを立設させる梁部材とし
    ての建設用具であって、 その一方の端部に前記仮囲いパネルに係止された保持具
    に係止する係止部を備え、その他方の端部に、この仮囲
    いパネルの被建設地に埋される埋設部材に係止される位
    置を調節する位置調節孔を複数備えた仮囲いパネルの建
    設用具。
  14. 【請求項14】 パネルの四辺のうちいずれかの対向す
    る二辺に、このパネルの一方の面を囲むようにコの字形
    状を設けたパネルと、 複数の前記パネルを、前記一方の面が同一の方向を向く
    ように、前記コの字形状を設けた辺において合わせた際
    に、両パネルが接した部分における両パネルの前記コの
    字形状により形成されるTの字形状に対し、このTの字
    形状を挟んで両パネルを保持する保持具と、 前記パネルから所定の距離をおいて被建設地に埋設され
    る埋め込み部材と、 一方の端部が前記保持具に係止され、他方の端部が前記
    埋め込み部材に係止される梁部材と、 複数の前記パネルの幅方向に延び、前記保持具により保
    持される補強部材と、を備えた仮囲いパネル。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009062689A (ja) * 2007-09-04 2009-03-26 Nikko Planning Kk 仮設門扉の支柱立設具及びその支柱立設構造
JP2011106708A (ja) * 2009-11-13 2011-06-02 Ntt Facilities Inc 電算機室用空調システム
WO2012150642A1 (ja) * 2011-04-30 2012-11-08 ニッコープランニング株式会社 仮設ゲート及び仮設ゲートの設置構造、並びに仮設フェンス/ゲート設置用の杭構造
JP2015055053A (ja) * 2013-09-10 2015-03-23 株式会社 Gtスパイラル スパイラル杭基礎

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