JP2564318Y2 - 建築用部材の取付け構造 - Google Patents

建築用部材の取付け構造

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JP2564318Y2
JP2564318Y2 JP8888291U JP8888291U JP2564318Y2 JP 2564318 Y2 JP2564318 Y2 JP 2564318Y2 JP 8888291 U JP8888291 U JP 8888291U JP 8888291 U JP8888291 U JP 8888291U JP 2564318 Y2 JP2564318 Y2 JP 2564318Y2
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繁隆 島崎
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日本建工株式会社
株式会社長谷工コーポレーション
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、天井側に配設
される配管,配線,ボルト等を取付けるための取付け構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15は従来の建築用部材の取付け構造
の一例を示す図で、天井スラブ1には鋲打ち機による鋲
11で止着部材2が取付けられている。この止着部材2
には取付け金具3が嵌入保持される。この取付け金具3
は、止着部材2の両端に設けられたU字片4,4により
形成されるU字溝5,5に嵌入する嵌入片3A,3A
と、基片6の一側端により下方に垂直に折曲されかつ天
井下地部材としての野縁材7の側面7Aに当接する取付
け片3Bとから構成されている。上記野縁材7はこの取
付け金具3の取付け片3Bにねじ8により取付けられ
る。なお、取付け金具3は矢印Aで示す方向に移動させ
て止着部材2のU字片4,4間に基片6を挿入した後、
矢印Bで示す方向に取付け金具3を回動させて嵌入片3
A,3AをU字溝5,5内に嵌入させることにより取付
けている。そして、この後矢印Cで示す如く止着部材2
内を摺動させ、取付け片3Bを野縁材7の側面7Aに当
接させてねじ8で固定する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の構成によれば、取付け金具3には野縁材等の特
定の部材しか取付けることができない。また、取付け金
具3はU字溝を介して左右に移動してしまい、安定な取
付けが望めない等の問題点があった。
【0004】本考案の目的は上述した問題に鑑みなされ
たもので、例えば天井裏に配設される配管,配線,ボル
ト等を簡単に、しかも安定した状態で取付けることがで
きる取付け構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案の建築用部材の取付け構造は、平板の両端を互
いに対向するU字状に折返してU字片を設けて成り、天
井スラブ,壁面等の被取付け面に取付けられる止着部材
と、この止着部材のU字片のU字溝に両端が嵌入される
嵌入片を有し、かつ配管,配線,ボルト等を取付ける取
付け手段を有する基片より成る取付け金具とを有し、か
つ上記基片の少なくとも一方の側部をほぼ直角に起こす
ことにより形成され、上記止着部材の方向に押圧される
ことにより、両端が上記U字片の先端に当接して上記取
付け金具を上記止着部材に固定するストッパとを設けた
ものである。
【0006】
【作用】このように本考案によれば、取付け金具に設け
た取付け手段により、配管,配線,ボルト等を止着部材
に沿う好きな位置に取付けることができる。また、取付
け金具に設けられたストッパは、取付け金具を止着部材
のU字溝に嵌入させ、スライド移動させる「つまみ」の
役をなし、更にドライバーの先端等で該ストッパを押圧
することによりその両端がU字片の先端に接する。こ
れにより、取付け金具が逆回転して脱落することがな
く、また、U字溝内を滑動することもなく完全に固定さ
れる取付け構造が得られる。
【0007】
【実施例】以下、図に示す実施例を用いて本考案の詳細
を説明する。図1は本考案の建築用部材の取付け構造の
一実施例を示す斜視図であり、図において、10は天井
スラブであり、この被取付け面である天井スラブ10に
は、鋲打ち機(図示せず)による鋲11により止着部材
12が取付けられている。この止着部材12は平板状部
材により一体に形成されており、該平板13の幅方向両
端には内側に互いに対向する如く折返されたU字片1
4,14が設けられている。該U字片14,14を設け
ることによって、U字片14,14と平板13との間に
はU字溝15,15が形成されている。
【0008】上記止着部材12に嵌入保持される取付け
金具16は、図2に詳細に示す如く、配管を固定するた
めの配管固定具17が固定される基片19を有してい
る。この基片19には固定具17を取付けるためのねじ
孔(取付け手段)18が形成されている。該基片19の
幅方向両端には上方に直角に折曲された立上がり部20
が設けられており、該立上がり部20の上端には水平方
向に外側に折曲されかつ上記U字溝15,15内に嵌入
される如く形成された嵌入片21,21が設けられてい
る。また、基片19の長手方向一側部には上記立上がり
部20,20と逆方向(下方)にほぼ直角に折曲され、
かつ中央がくり抜かれたストッパ22が設けられてい
る。該ストッパ22の幅寸法T1 は図3に示す如く、上
記U字片14,14の先端14A,14Aの対向間隔T
2 より若干小さく形成されている(T2>T1)。該スト
ッパ22の下部中央にはドライバーdの先端等を押し当
てて押圧する押圧部22Aが切欠き形成されており、該
押圧部22Aを上方に押圧すると図5に示すように該ス
トッパ22が片着部材12の底部に当たると同時に幅方
向に拡し、図6に示すようにストッパ22の両端22
s,22sがU字片14,14の先端14A,14Aに
接してストッパとして機能するように構成されてい
る。これによって、取付け金具16が逆回転して脱落す
ることがなく、またU字溝15,15内を滑動すること
もなく完全に固定される。即ち、ストッパ22は、上記
基片19の少なくとも一方の側部19Xをほぼ直角に起
こすことにより形成され、上記U字片14,14の先端
14A,14Aの対向間隔より若干小さい幅を有すると
ともに中央には上記基片19に延長するくり抜き部19
hが形成されて成るものである。言い換えれば、ストッ
パ22は、基片19より延長する、くり抜き部19h以
外の部分である細状片により形成されている。そして、
このストッパ22は、押圧により、上記くり抜き部19
hの両側に位置する細状片より構成される両端22s,
22sが拡開して上記U字片14,14の先端14A,
14Aに当接することにより上記取付け金具16を上記
止着部材12に固定するものである。
【0009】配管固定具17は、図2に示すようにほぼ
コ字状に形成されかつ中央部に、上記取付け金具16の
基片19のねじ孔18に螺合して固定具17を取付ける
ねじ17Sが挿入される孔23Sが形成された固定具本
体23と、該固定具本体23の両端に位置する垂下部2
3B,23Bに一体に形成されかつ天井裏に配設される
配管(図示せず)を挟圧保持する円弧形状の挟持部2
4,24とから構成されている。すなわち、この挟持部
24,24同士は互いに分離した状態で構成されてお
り、半径方向に拡張できるようになっている。この配管
固定具17は、あらかじめ取付け金具16と一体化され
て現場に納入される。
【0010】次に、配管固定具17が一体化された取付
け金具16の取付け手順について説明する。まず、止着
部材12を鋲11により被取付け面である天井スラブ1
0に取付ける。次に、取付け金具16をストッパ22を
図3において真上に向けた状態で嵌入片21,21をU
字片14,14の先端14A,14Aの対向間隔T2
に入れて押し当てた後、ストッパ22をつまんで該取付
け金具16を矢印Dで示す方向に所定量回動させ、図3
の左側の状態のように取付け金具16を取付ける。そし
て、ストッパ22を押圧して図6に示すように両端22
S,22SをU字片先端14A,14Aに圧接させるこ
とにより、図1に示す如く、配管固定具17の取付け作
業が完了する。
【0011】なお、上述した実施例にあっては取付け金
具16に配管固定具17を取付ける取付け手段として基
片19にねじ孔18を設けた構成としたが別にこれに限
定されるものではなく、取付け金具16側に雄ねじ手段
を設け、固定具17側に雌ねじ手段を設けてもよい。
【0012】図7,8に他の実施例として、天井下地な
どを構成させるためのボルトを取付けるためのものに適
用した例を示す。これは取付け金具25の基片25Aに
ナット27があらかじめ溶接などの手段で一体化されて
居り、ナット27のねじ穴27Aに吊りボルト26を螺
合固定した状態を示している。本実施例構造は、ダクト
取付け,天井下地組み,照明器具固定に適用できて好適
である。
【0013】図9,10に配線を結束,保持するものに
適用した例を示す。これは取付け金具28の基片29に
取付け片29Aが一体に切起こし形成されて居り、この
取付け片29Aに、図9に示すように、結束ワイヤ30
を取付けるようにした構成であり、電気配線などの束を
結束保持するのに好適である。なお、これらの他の実施
例の取付け金具25,28を止着部材12に嵌入保持さ
せる構成、及び取付け金具25,28のその他の構成は
上述した実施例と同様であるので、その詳細な説明は省
略する。
【0014】また、図11,12に示すように、止着部
材12Aとして平板13Aに長手方向に沿ってスリット
13sを形成したものを用いることにより、平板13A
の背面13rに塗布する接着剤と鋲11との併用でこれ
を固定するようにすれば、接着剤を併用しない場合と比
べて鋲11の打込み間隔を広くでき、鋲11を狭間隔で
打ち込むことによる腕の疲れを少なくでき、また止着部
材12Aの強度が大きくなる。
【0015】また、図13,14に示すように、天井ス
ラブに埋め込むタイプの止着部材12Bを用いてもよ
い。これは天井スラブを作る際のコンパネ型枠に仮止め
するための釘打ち穴12sが設けてあり、両側にコンク
リートが入り込む凹部12t,12tが形成されてい
る。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係わる建築
用部材の取付け構造によれば、止着部材に嵌入保持され
る取付け金具の取付け手段を介して配管,配線,ボルト
などを取付けるようにしているので、配管業者,電気工
事業者,天井下地組み業者が共通の止着部材を利用し
て、夫々が最も適切な位置に簡便迅速に取付けることが
できる。また、取付け金具にはストッパが設けられてお
り、ドライバーの先端等でストッパを押圧することによ
りストッパが止着部材の底部に当たると同時にストッパ
の両端が拡張して止着部材のU字片の先端に圧接するの
で、取付け金具が逆回転して脱落することがなく、また
止着部材のU字溝内を滑動することもなく完全に固定さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる配管の取付け構造の一実施例を
示す斜視図である。
【図2】取付け金具及び配管固定具の斜視図である。
【図3】止着部材に取付け金具を取付ける際の動作説明
図である。
【図4】止着部材に取付け金具を嵌入させた状態を示す
断面図である。
【図5】ストッパの動作説明図である。
【図6】ストッパを動作させた状態の断面図である。
【図7】他の実施例の係わる取付け金具に吊りボルトを
螺入させた状態を示す斜視図である。
【図8】吊りボルトを螺入する前の取付け金具の斜視図
である。
【図9】他の実施例に係わる取付け金具に結束ワイヤを
取付けた状態を示す斜視図である。
【図10】結束ワイヤを取付ける前の取付け金具を示す
斜視図である。
【図11】止着部材の他の実施例を適用した斜視図であ
る。
【図12】止着部材の斜視図である。
【図13】止着部材の他の実施例を適用した斜視図であ
る。
【図14】止着部材の斜視図である。
【図15】従来の天井下地部材の取付け構造の一例を示
す斜視図である。
【符号の説明】
10 天井スラブ 12,12A,12B 止着部材 13 平板 14 U字片 14A 先端 15 U字溝 16,25,28 取付け金具 17 配管固定具 18 ねじ孔(取付け手段) 19,25A,29 基片 21 嵌入片 22 ストッパ 22S,22S ストッパ両端 27 ナット(取付け手段) 29A 取付け片(取付け手段)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板の両端を互いに対向するU字状に折
    返してU字片を設けて成り、天井スラブ,剛壁面等の被
    取付け面に取付けられる止着部材と、この止着部材の上
    記U字片のU字溝に両端が嵌入される嵌入片を有し、か
    つ建築用部材を取付ける取付け手段を有する基片より成
    る取付け金具とを有し、かつ上記基片の少なくとも一方
    の側部をほぼ直角に起こすことにより形成され、上記
    着部材の方向に押圧されることにより、両端が上記U字
    片の先端に当接して上記取付け金具を上記止着部材に固
    定するストッパとを設けたことを特徴とする建築用部材
    の取付け構造。
JP8888291U 1991-10-03 1991-10-03 建築用部材の取付け構造 Expired - Lifetime JP2564318Y2 (ja)

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KR102360247B1 (ko) * 2021-02-22 2022-02-08 김현재 신축 공사 시공 방법

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