JPH0532506U - 建築用部材の取付け構造 - Google Patents

建築用部材の取付け構造

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JPH0532506U
JPH0532506U JP8888291U JP8888291U JPH0532506U JP H0532506 U JPH0532506 U JP H0532506U JP 8888291 U JP8888291 U JP 8888291U JP 8888291 U JP8888291 U JP 8888291U JP H0532506 U JPH0532506 U JP H0532506U
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繁隆 島崎
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日本建工株式会社
株式会社長谷工コーポレーシヨン
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 天井スラブに配管,配線,照明器具,天井下
地部材などを共通した止着部材に簡便迅速に取付け、し
かもそれ等が脱落せず、完全に固定されることを可能に
する。 【構成】 天井スラブ10には鋲11により止着部材1
2が取付けられている。この止着部材12の幅方向両端
にはU字片14,14が設けられており、該U字片1
4,14と平板13との間にはU字溝15,15が設け
られている。取付け金具16は、配管固定具17が固定
されるねじ孔18が設けられた基片19と、該基片19
の長手方向一側部に形成されたストッパ22を有してい
る。該ストッパ22はその両端22S,22SがU字片
14,14の先端14A,14Aに圧接可能となってい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、天井側に配設される配管,配線,ボルト等を取付けるため の取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図15は従来の建築用部材の取付け構造の一例を示す図で、天井スラブ1には 鋲打ち機による鋲11で止着部材2が取付けられている。この止着部材2には取 付け金具3が嵌入保持される。この取付け金具3は、止着部材2の両端に設けら れたU字片4,4により形成されるU字溝5,5に嵌入する嵌入片3A,3Aと 、基片6の一側端により下方に垂直に折曲されかつ天井下地部材としての野縁材 7の側面7Aに当接する取付け片3Bとから構成されている。上記野縁材7はこ の取付け金具3の取付け片3Bにねじ8により取付けられる。なお、取付け金具 3は矢印Aで示す方向に移動させて止着部材2のU字片4,4間に基片6を挿入 した後、矢印Bで示す方向に取付け金具3を回動させて嵌入片3A,3AをU字 溝5,5内に嵌入させることにより取付けている。そして、この後矢印Cで示す 如く止着部材2内を摺動させ、取付け片3Bを野縁材7の側面7Aに当接させて ねじ8で固定する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の構成によれば、取付け金具3には野縁材等の特 定の部材しか取付けることができない。また、取付け金具3はU字溝を介して左 右に移動してしまい、安定な取付けが望めない等の問題点があった。
【0004】 本考案の目的は上述した問題に鑑みなされたもので、例えば天井裏に配設され る配管,配線,ボルト等を簡単に、しかも安定した状態で取付けることができる 取付け構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案の建築用部材の取付け構造は、平板の両端を 互いに対向するU字状に折返してU字片を設けて成り、天井スラブ,壁面等の被 取付け面に取付けられる止着部材と、この止着部材のU字片のU字溝に両端が嵌 入される嵌入片を有し、かつ配管,配線,ボルト等を取付ける取付け手段を有す る基片より成る取付け金具とを有し、かつ上記基片の少なくとも一方の側部を直 角に起こすことにより形成され、上記U字片の先端の対向間隔より若干小さい幅 を有するとともに中央がくり抜かれて成るストッパとを設け、このストッパの両 端をU字片の先端に圧接可能としたものである。
【0006】
【作用】
このように本考案によれば、取付け金具に設けた取付け手段により、配管,配 線,ボルト等を止着部材に沿う好きな位置に取付けることができる。また、取付 け金具に設けられたストッパは、取付け金具を止着部材のU字溝に嵌入させ、ス ライド移動させる「つまみ」の役をなし、更にドライバーの先端等で該ストッパ を押圧することによりその両端が拡張してU字片の先端に圧接するので、取付け 金具が逆回転して脱落することがなく、また、U字溝内を滑動することもなく完 全に固定される取付け構造が得られる。
【0007】
【実施例】
以下、図に示す実施例を用いて本考案の詳細を説明する。 図1は本考案の建築用部材の取付け構造の一実施例を示す斜視図であり、図に おいて、10は天井スラブであり、この被取付け面である天井スラブ10には、 鋲打ち機(図示せず)による鋲11により止着部材12が取付けられている。こ の止着部材12は平板状部材により一体に形成されており、該平板13の幅方向 両端には内側に互いに対向する如く折返されたU字片14,14が設けられてい る。該U字片14,14を設けることによって、U字片14,14と平板13と の間にはU字溝15,15が形成されている。
【0008】 上記止着部材12に嵌入保持される取付け金具16は、図2に詳細に示す如く 、配管を固定するための配管固定具17が固定される基片19を有している。こ の基片19には固定具17を取付けるためのねじ孔(取付け手段)18が形成さ れている。該基片19の幅方向両端には上方に直角に折曲された立上がり部20 が設けられており、該立上がり部20の上端には水平方向に外側に折曲されかつ 上記U字溝15,15内に嵌入される如く形成された嵌入片21,21が設けら れている。また、基片19の長手方向一側部には上記立上がり部20,20と逆 方向(下方)に直角に折曲され、かつ中央がくり抜かれたストッパ22が設けら れている。該ストッパ22の幅寸法T1は図3に示す如く、上記U字片14,1 4の先端14A,14Aの対向間隔T2より若干小さく形成されている(T2>T 1 )。該ストッパ22の下部中央にはドライバーdの先端等を押し当てて押圧す る押圧部22Aが切欠き形成されており、該押圧部22Aを上方に押圧すると図 5に示すように該ストッパ22が片着部材12の底部に当たると同時に幅方向に 拡張し、図6に示すようにストッパ22の両端22S,22SがU字片14,1 4の先端14A,14Aに圧接してストッパとして機能するように構成されてい る。これによって、取付け金具16が逆回転して脱落することがなく、またU字 溝15,15内を滑動することもなく完全に固定される。
【0009】 配管固定具17は、図2に示すようにほぼコ字状に形成されかつ中央部に、上 記取付け金具16の基片19のねじ孔18に螺合して固定具17を取付けるねじ 17Sが挿入される孔23Sが形成された固定具本体23と、該固定具本体23 の両端に位置する垂下部23B,23Bに一体に形成されかつ天井裏に配設され る配管(図示せず)を挟圧保持する円弧形状の挟持部24,24とから構成され ている。すなわち、この挟持部24,24同士は互いに分離した状態で構成され ており、半径方向に拡張できるようになっている。この配管固定具17は、あら かじめ取付け金具16と一体化されて現場に納入される。
【0010】 次に、配管固定具17が一体化された取付け金具16の取付け手順について説 明する。まず、止着部材12を鋲11により被取付け面である天井スラブ10に 取付ける。次に、取付け金具16をストッパ22を図3において真上に向けた状 態で嵌入片21,21をU字片14,14の先端14A,14Aの対向間隔T2 内に入れて押し当てた後、ストッパ22をつまんで該取付け金具16を矢印Dで 示す方向に所定量回動させ、図3の左側の状態のように取付け金具16を取付け る。そして、ストッパ22を押圧して図6に示すように両端22S,22SをU 字片先端14A,14Aに圧接させることにより、図1に示す如く、配管固定具 17の取付け作業が完了する。
【0011】 なお、上述した実施例にあっては取付け金具16に配管固定具17を取付ける 取付け手段として基片19にねじ孔18を設けた構成としたが別にこれに限定さ れるものではなく、取付け金具16側に雄ねじ手段を設け、固定具17側に雌ね じ手段を設けてもよい。
【0012】 図7,8に他の実施例として、天井下地などを構成させるためのボルトを取付 けるためのものに適用した例を示す。これは取付け金具25の基片25Aにナッ ト27があらかじめ溶接などの手段で一体化されて居り、ナット27のねじ穴2 7Aに吊りボルト26を螺合固定した状態を示している。本実施例構造は、ダク ト取付け,天井下地組み,照明器具固定に適用できて好適である。
【0013】 図9,10に配線を結束,保持するものに適用した例を示す。これは取付け金 具28の基片29に取付け片29Aが一体に切起こし形成されて居り、この取付 け片29Aに、図9に示すように、結束ワイヤ30を取付けるようにした構成で あり、電気配線などの束を結束保持するのに好適である。なお、これらの他の実 施例の取付け金具25,28を止着部材12に嵌入保持させる構成、及び取付け 金具25,28のその他の構成は上述した実施例と同様であるので、その詳細な 説明は省略する。
【0014】 また、図11,12に示すように、止着部材12Aとして平板13Aに長手方 向に沿ってスリット13sを形成したものを用いることにより、平板13Aの背 面13rに塗布する接着剤と鋲11との併用でこれを固定するようにすれば、接 着剤を併用しない場合と比べて鋲11の打込み間隔を広くでき、鋲11を狭間隔 で打ち込むことによる腕の疲れを少なくでき、また止着部材12Aの強度が大き くなる。
【0015】 また、図13,14に示すように、天井スラブに埋め込むタイプの止着部材1 2Bを用いてもよい。これは天井スラブを作る際のコンパネ型枠に仮止めするた めの釘打ち穴12sが設けてあり、両側にコンクリートが入り込む凹部12t, 12tが形成されている。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係わる建築用部材の取付け構造によれば、止着部 材に嵌入保持される取付け金具の取付け手段を介して配管,配線,ボルトなどを 取付けるようにしているので、配管業者,電気工事業者,天井下地組み業者が共 通の止着部材を利用して、夫々が最も適切な位置に簡便迅速に取付けることがで きる。また、取付け金具にはストッパが設けられており、ドライバーの先端等で ストッパを押圧することによりストッパが止着部材の底部に当たると同時にスト ッパの両端が拡張して止着部材のU字片の先端に圧接するので、取付け金具が逆 回転して脱落することがなく、また止着部材のU字溝内を滑動することもなく完 全に固定させることができる。
【提出日】平成3年12月17日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】 上記止着部材12に嵌入保持される取付け金具16は、図2に詳細に示す如く 、配管を固定するための配管固定具17が固定される基片19を有している。こ の基片19には固定具17を取付けるためのねじ孔(取付け手段)18が形成さ れている。該基片19の幅方向両端には上方に直角に折曲された立上がり部20 が設けられており、該立上がり部20の上端には水平方向に外側に折曲されかつ 上記U字溝15,15内に嵌入される如く形成された嵌入片21,21が設けら れている。また、基片19の長手方向一側部には上記立上がり部20,20と逆 方向(下方)にほぼ直角に折曲され、かつ中央がくり抜かれたストッパ22が設 けられている。該ストッパ22の幅寸法T1は図3に示す如く、上記U字片14 ,14の先端14A,14Aの対向間隔T2より若干小さく形成されている(T2 >T1)。該ストッパ22の下部中央にはドライバーdの先端等を押し当てて押 圧する押圧部22Aが切欠き形成されており、該押圧部22Aを上方に押圧する と図5に示すように該ストッパ22が片着部材12の底部に当たると同時に幅方 向に拡張し、図6に示すようにストッパ22の両端22S,22SがU字片14 ,14の先端14A,14Aに圧接してストッパとして機能するように構成され ている。これによって、取付け金具16が逆回転して脱落することがなく、また U字溝15,15内を滑動することもなく完全に固定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる配管の取付け構造の一実施例を
示す斜視図である。
【図2】取付け金具及び配管固定具の斜視図である。
【図3】止着部材に取付け金具を取付ける際の動作説明
図である。
【図4】止着部材に取付け金具を嵌入させた状態を示す
断面図である。
【図5】ストッパの動作説明図である。
【図6】ストッパを動作させた状態の断面図である。
【図7】他の実施例の係わる取付け金具に吊りボルトを
螺入させた状態を示す斜視図である。
【図8】吊りボルトを螺入する前の取付け金具の斜視図
である。
【図9】他の実施例に係わる取付け金具に結束ワイヤを
取付けた状態を示す斜視図である。
【図10】結束ワイヤを取付ける前の取付け金具を示す
斜視図である。
【図11】止着部材の他の実施例を適用した斜視図であ
る。
【図12】止着部材の斜視図である。
【図13】止着部材の他の実施例を適用した斜視図であ
る。
【図14】止着部材の斜視図である。
【図15】従来の天井下地部材の取付け構造の一例を示
す斜視図である。
【符号の説明】
10 天井スラブ 12,12A,12B 止着部材 13 平板 14 U字片 14A 先端 15 U字溝 16,25,28 取付け金具 17 配管固定具 18 ねじ孔(取付け手段) 19,25A,29 基片 21 嵌入片 22 ストッパ 22S,22S ストッパ両端 27 ナット(取付け手段) 29A 取付け片(取付け手段)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年12月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板の両端を互いに対向するU字状に折
    返してU字片を設けて成り、天井スラブ,剛壁面等の被
    取付け面に取付けられる止着部材と、この止着部材の上
    記U字片のU字溝に両端が嵌入される嵌入片を有し、か
    つ建築用部材を取付ける取付け手段を有する基片より成
    る取付け金具とを有し、かつ上記基片の少なくとも一方
    の側部を直角に起こすことにより形成され、上記U字片
    の先端の対向間隔より若干小さい幅を有するとともに中
    央がくり抜かれて成るストッパとを設け、このストッパ
    の両端をU字片の先端に圧接可能としたことを特徴とす
    る建築用部材の取付け構造。
JP8888291U 1991-10-03 1991-10-03 建築用部材の取付け構造 Expired - Lifetime JP2564318Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020051603A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 株式会社昭和コーポレーション 配管支持用アタッチメント
KR102360247B1 (ko) * 2021-02-22 2022-02-08 김현재 신축 공사 시공 방법

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JP2020051603A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 株式会社昭和コーポレーション 配管支持用アタッチメント
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