JP2582827Y2 - 根太止め用金具 - Google Patents

根太止め用金具

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JP2582827Y2 JP7045892U JP7045892U JP2582827Y2 JP 2582827 Y2 JP2582827 Y2 JP 2582827Y2 JP 7045892 U JP7045892 U JP 7045892U JP 7045892 U JP7045892 U JP 7045892U JP 2582827 Y2 JP2582827 Y2 JP 2582827Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、根太止め用金具の改良
に関するものである。
【0002】
【従来技術とその課題】形鋼材から成る床梁材に木製の
根太を固定する根太止め金具としては、従来、図7に示
すものが用いられている。この金具は、根太の両側を抱
持する抱持片A,Aに内向きの爪片B,Bを打ち抜き形
成し、抱持片下部の連結片Cに二股状の水平な止め片D
を突設し、この止め片Dの上面にバネ部材Eを取り付け
てある。バネ部材Eは、上端に皿状の当接片Fが固定さ
れたピンGの周囲にコイルバネHを巻回してあり、ピン
Gを止め片Dの溝dに挿通してピン下端のフック部gを
下方に引くことにより上記コイルバネHが圧縮できるよ
うになっている。
【0003】そして、この根太止め金具は、図8に示す
ように上記当接片Fを梁材Iのリップ部下面に当て、コ
イルバネHを圧縮させた状態で抱持片A,Aの爪片B,
Bを根太Jの両側面に打ち込むことにより、コイルバネ
Hの延び方向への弾性により根太Jをリップ部上面に引
き付け固定する。
【0004】ところが、この金具は、構成部材が多く、
製造コストが高くなりがちであるばかりでなく、施工手
順もバネ部材Hを圧縮させつつ左右両爪片B,Bを打ち
込まなければならないために煩雑である。
【0005】本考案は上記した従来の金具の抱える種々
の問題点に鑑み、構成が単純で低コストで製造でき、し
かも施工の容易な根太止め金具を提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記した目的を
達成するために、形鋼材からなる床梁材に木製の根太を
固定するための根太止め金具において、鋼製の帯板材に
よって形成した金具本体と、ネジ、釘等の固着具とから
成り、上記金具本体は、上記固着具の胴部を挿通可能な
ルーズホールが形成された受け部と、この受け部の両側
部を同一方向に折曲し、開閉方向に弾性を持たせた左右
の脚部とを備え、左右の両脚部のうち、一方の脚部は先
端に根太の下面に摺接される当接端を、また他方の脚部
は先端に床梁材のリップ部等の下面に同様に摺接される
当接端をそれぞれ有し、上記受け部のルーズホールに、
脚部が延びるのと反対方向から上記固着具を挿通し、両
脚部の当接端を対応する部材の表面に当てて固着具を根
太の下面に止めるようにした点に特徴を有するものであ
る。
【0007】前記金具本体の両脚部をその長さが異なる
ように形成し、また受け部の板面を、固着具の頭部を受
け入れ可能に脚部の方向に向けて湾曲形成すると良い。
【0008】また、本考案は、形鋼材からなる床梁材に
木製の根太を固定するための根太止め金具において、鋼
製の帯板材によって形成した金具本体と、ネジ、釘等の
固着具とから成り、上記金具本体は、上記固着具の胴部
を挿通可能なルーズホールが形成された受け部と、この
受け部の両側部を同一方向に折曲して形成した左右の脚
部とを備え、左右の両脚部のうち、一方の脚部は先端に
根太の下面に当接される当接端を、また他方の脚部は先
端に床梁材のリップ部等の下面に同様に当接される当接
端をそれぞれ有し、上記受け部のルーズホールに、脚部
が延びるのと反対方向から上記固着具を挿通し、両脚部
の当接端を対応する部材の表面に当て、上記した他方の
脚部の当接端と根太下面との間に梁材のリップ部等を挟
持しつつ固着具を根太の下面に止めるようにした点に特
徴を有する。
【0009】
【作用】本根太止め金具は、金具本体の一方の脚部の当
接端を根太下面に当て、他方の脚部の当接端を床梁材の
リップ部下面等に当てて、固着具例えばネジを受け部か
ら根太下面にねじ込む。これにより、両脚部の当接端
は、その当たっている面上を滑って若干拡開し、両脚部
の閉じる方向への弾性により固着具を介して根太を床梁
材に引き付けつつ、上記他方の脚部の当接端と根太下面
との間に上記リップ部等を挟持する。脚部が開閉方向に
弾性を有しているので、木製根太が湿気の多少により膨
張、収縮した場合、これに対応する。
【0010】固着具は、金具本体受け部の通孔がルーズ
ホールになっているので、根太と梁材の高低差などに応
じ、一方の脚部寄りに打ち込むことにより、各脚部の当
接端は対応する部材の表面に確実に当接される。
【0011】脚部が開閉方向に弾性を有しない剛性部材
の場合には、固着具の締付け力により上記した他方の脚
部の当接端が根太下面との間に梁材のリップ部を強固に
挟み込む。
【0012】
【実施例】以下、本考案を図示した実施例に基づいて詳
説する。図1及び図2は、本考案の一実施例に係る根太
止め金具を示している。この金具は、鋼製の帯板材を屈
曲形成した金具本体1と、タッピングネジ2とから成っ
ている。金具本体1は、中央の受け部3とその左右側端
に同一方向にやや広がり気味に折曲された脚片4,5と
を備える。
【0013】金具本体1の受け部2は、上面がタッピン
グネジ2の頭部を受け入れ易いように凹状に湾曲してお
り、その表面に1個のルーズホール6が形成されてい
る。ルーズホール6は図3の平面図に示すように受け部
3の両側方向に長く形成され、その短い方の幅はタッピ
ングネジ2の胴部7を挿通するが、頭部8を挿通し得な
い長さに形成されている。脚片4,5は図1に見られる
ように一方(図中左側)が他方(図中右側)よりも長く
形成され、しかも外側に大きく傾斜している。他方の短
い脚片5は、ほぼ垂直に近い方向に伸び、先端に外面が
丸みを帯びた当接端5aを有する。上記一方の脚片4も
同様に先端に外面が丸みを帯びた当接端4aを備える。
これら脚片4,5は、開閉方向に緩い弾性を有してい
る。
【0014】図4乃至図6に基づいて使用状態を説明す
る。図4は一般的な梁材9と根太10との結合部を示し
ている。ここでは、本金具は、先ず、金具本体の短い脚
片5の当接端5aを梁材9のリップ部下面に当てる一
方、長い方の脚片4の当接端4aを根太10の下面に当
て、金具本体1の受け部3のルーズホール6に外側から
タッピングネジ2を挿通して根太下面にねじ込む。両脚
片4,5は、開閉方向への弾性を有し、しかも先端の当
接端4a,5aが滑り易い形状をしているために、タッ
ピングネジ2は金具本体1から適度の抵抗を受けながら
も無理なく充分にねじ込まれる。タッピングネジ2がね
じ込まれることにより、根太10は金具本体1の受け部
3の方向に引き付けられ、金具本体1の短い方の脚片5
は梁材リップ部下面の方向へと押し付けられる。この結
果、梁材リップ部は根太下面と本金具の短い脚片5とに
よって挟まれて、根太と一体化する。
【0015】本金具は、根太と梁材との位置関係に応じ
て、長短の脚片のいずれを根太下面あるいは梁材リップ
部下面に当接するようにしても良い。図5は妻外壁部の
床梁材9に根太10を固定する際の本金具の使用状態を
示している。この場合には、短い脚片5の当接端5aを
根太下面に当て、長い脚片4の当接端4aを梁材リップ
部下面に当てるようにしている。
【0016】本金具は、この他、根太と床梁材との間に
著しい段差を生じている場合にも有効である。図6はそ
の例を示している。梁材リップ部の下面が根太下面より
も甚だしく上部に位置しているが、脚片4,5を各々対
応する面に当接させ、タッピングネジ2を垂直に打ち込
むことにより、根太10は梁材9にしっかりと固定され
る。こうした例では、例えば図4に示した場合に比べ、
金具本体1に対してタッピングネジ2が傾斜している
が、タッピングネジ2が挿通される受け部3の孔がルー
ズホール6になっているので、支承なくタッピングネジ
2を根太10に垂直に打つことが可能となる。
【0017】本実施例の金具は、前記したように脚片
4,5が開閉方向に弾性を有する関係上、木製の根太1
0が湿気によって収縮あるいは膨張してもその変化に柔
軟に対応できる。
【0018】本金具は、金具本体の脚部が柔軟な弾性を
有しない剛体のものであっても前記した目的を達成する
ことができる。また、金具本体と組み合わされる固着具
は、ネジ部材である必要はなく、釘等であっても良い。
【0019】
【考案の効果】以上述べたように本考案によれば、左右
両側に脚部を備えた金具本体の受け部にルーズホールを
形成し、このルーズホールに固着具を挿通し、一方の脚
部の当接端を根太下面に、他方の脚部の当接端を梁材リ
ップ部下面にそれぞれ当てるようにして上記固着具を根
太下面に止めるものであるから、構成が簡単で、この種
金具の製作コストの低減化に大きく貢献できる。
【0020】また、その施工も金具本体を所定位置にあ
てがい、固着具を打ち込むだけで済むから、いたって容
易である。しかも、固着具を挿通する受け部の孔がルー
ズホールとなっているから、金具本体のあてがい方を現
場の状況に応じて柔軟に対応できる。
【0021】金具本体の脚部を開閉方向への弾性を有す
るものとすれば、根太の湿気による収縮や膨張にも追随
できる固定構造を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る根太止め金具の正面
図。
【図2】図1の根太止め金具の側面図。
【図3】上記根太止め金具を構成する金具本体の平面
図。
【図4】上記根太止め金具の使用状態を示す断面図。
【図5】上記根太止め金具の使用状態を示す断面図。
【図6】上記根太止め金具の使用状態を示す断面図。
【図7】従来の根太止め金具の一例を示す斜視図。
【図8】その使用状態を示す断面図。
【符号の説明】
1・・・・・金具本体 2・・・・・タッピングネジ 3・・・・・受け部 4・・・・・短い脚片 5・・・・・長い脚片 6・・・・・ルーズホール 9,I・・・・・梁材 10,J・・・・根太
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04F 15/00 E04B 1/58 509 E04B 5/02

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】形鋼材からなる床梁材に木製の根太を固定
    するための根太止め金具において、 鋼製の帯板材によって形成した金具本体と、ネジ、釘等
    の固着具とから成り、 上記金具本体は、上記固着具の胴部を挿通可能なルーズ
    ホールが形成された受け部と、この受け部の両側部を同
    一方向に折曲し、開閉方向に弾性を持たせた左右の脚部
    とを備え、 左右の両脚部のうち、一方の脚部は先端に根太の下面に
    摺接される当接端を、また他方の脚部は先端に床梁材の
    リップ部等の下面に同様に摺接される当接端をそれぞれ
    有し、 上記受け部のルーズホールに、脚部が延びるのと反対方
    向から上記固着具を挿通し、両脚部の当接端を対応する
    部材の表面に当てて固着具を根太の下面に止めるように
    したことを特徴とする根太止め金具。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の根太止め金具において、 前記金具本体は、受け部の板面が固着具の頭部を受け入
    れ可能に脚部の方向に向けて湾曲形成されていることを
    特徴とする根太止め金具。
  3. 【請求項3】形鋼材からなる床梁材に木製の根太を固定
    するための根太止め金具において、 鋼製の帯板材によって形成した金具本体と、ネジ、釘等
    の固着具とから成り、 上記金具本体は、上記固着具の胴部を挿通可能なルーズ
    ホールが形成された受け部と、この受け部の両側部を同
    一方向に折曲して形成した左右の脚部とを備え、 左右の両脚部のうち、一方の脚部は先端に根太の下面に
    当接される当接端を、また他方の脚部は先端に床梁材の
    リップ部等の下面に同様に当接される当接端をそれぞれ
    有し、 上記受け部のルーズホールに、脚部が延びるのと反対方
    向から上記固着具を挿通し、両脚部の当接端を対応する
    部材の表面に当て、上記した他方の脚部の当接端と根太
    下面との間に梁材のリップ部等を挟持しつつ固着具を根
    太の下面に止めるようにしたことを特徴とする根太止め
    金具。
  4. 【請求項4】請求項1もしくは請求項3に記載の根太止
    め金具において、 前記金具本体はその両脚部の長さが異なっていることを
    特徴とする根太止め金具。
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