JPS6123157Y2 - - Google Patents

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JPS6123157Y2
JPS6123157Y2 JP10342881U JP10342881U JPS6123157Y2 JP S6123157 Y2 JPS6123157 Y2 JP S6123157Y2 JP 10342881 U JP10342881 U JP 10342881U JP 10342881 U JP10342881 U JP 10342881U JP S6123157 Y2 JPS6123157 Y2 JP S6123157Y2
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JP10342881U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、コンクリートなどで固めた床下基礎
面上一定の高さに床板を支持する床板支持装置に
係り、特に施工性の向上を図ることを目的とした
床板支持装置に関する。
近年、体育館、公民館、各種集合場等床面積の
大きなフロアを施工する場合には、その床張りを
効率良く施工して工期の短縮を図つたり、又、施
工後のフロアの維持、管理が容易になる等の見地
から、いわゆる床板支持装置が多く採用されてい
る。
従来、この種床板装置としては、例えば第1図
に示すように床下基礎面1上に固定される支持脚
2と、この支持脚2に穿設された孔に挿通され上
板3の上下位置に配設されたナツト4,5で支持
脚2に立設保持れた支持ボルト6と、この支持ボ
ルト6の上部に取り付けられた略矩形状の支承板
7と、この支承板7の上下位置に配設され支承板
7を支持ボルト6上部に固定するためのナツト
8,9と、支承板7の上面に設けられたきしみ音
発生防止用のゴム板からなる緩衝部材10とで構
成されるものがあつた。
そして、断面略パツト形状の根太鋼11を床板
支持装置に固定する場合には、根太鋼11の長手
方向に沿つて両側壁12,12′の下端外側に張
り出し形成された下壁13,13′を緩衝部材1
0および支承板7を貫通するタツピングねじ1
4,14′で止めることにより支承板7上に固定
していた。
尚、この種床板支持装置は、特に床下基礎面1
から床板15までの高さが比較的低い建物の床張
りをする場合に適用できるものであり、支承板7
の上方に突出した支持ボルト6の上端部を根太鋼
11の開口凹部16で覆つて根太鋼11上面を平
滑にし該上面に直接床板15を施工することがで
きるようにしたものである。
しかしながら、このような従来の床板支持装置
にあつては、床下基礎面1上に一定の間隔を置い
て配置される複数の床板支持装置の全てに根太鋼
11をタツピングねじ14,14′により固定し
ていかなければならないのでその作業が煩雑であ
り、また根太鋼11を支承板7にタツピングねじ
14で固定する場合、支持脚2と床下基礎面1の
固定にガタつきが発生するという不具合もあつ
た。
本考案は上記の点に鑑みてなされたものであ
り、支承板の上面に取り付けられた緩衝部材の弾
性作用により床板支持部材を押圧固定し、上記従
来の欠点を解消し床に弾性を持たせ、歩行性を良
くした床下支持装置を提供することを目的とす
る。
以下添付図面に示す実施例に基いて本考案を詳
細に説明する。
第2図は、本考案に係る床板支持装置17をコ
ンクリートで固めた床下基礎面1上に固定し、こ
の床板支持装置17に固定した床板支持部材とし
ての根太鋼11の上面に床板15を施工した状態
を示したものである。
この実施例において、床板支持装置17は、第
3図に示すように、全体が略ハツト状に形成され
た支持脚2の上板3に支持ボルト18挿通用の孔
19が穿設されており、この孔19の上下に配置
された2個のナツト4,5によつて支持脚2に支
持ボルト18が立設され高さ調節される。
この支持脚2の上方には、両端部に上方に向か
うフランジ20,20′が形成され、かつ中央に
ボルト挿通孔が穿設された支承板21が配置さ
れ、この支承板21上面には、前記フランジ2
0,20′に両側部を保持された緩衝部材22が
載置されている。
この緩衝部材22は、歩行性をよくするために
弾性を有するゴム部材又は軟質プラスチツク部材
からなり、根太鋼11の断面形状と略同一の山形
形状をしている。即ち、中央部には根太鋼11の
下面に形成された開口凹部16に緊密に嵌合する
凸部23が形成され、またその両側には根太鋼1
1の長手方向に沿つて両側壁12,12′の下端
から外側に張り出した下壁13,13′が載置さ
れる水平面24,24′が形成され、更に両端に
は第2図に示すように根太鋼11の下壁13,1
3′の縁部に沿つて上方に折曲形成された補強用
のフランジ部25,25′を上方から包み込むよ
うにして係合溝26,26′に係合する係合部2
7,27′が形成されている。凸部23の中心に
は上下方向に貫通するボルト挿通孔28が穿設さ
れ、凸部23の上部にはボルト挿通孔28の前後
方向に沿つてV字状に切欠かれたV溝29と、こ
のV溝30の底部から下方適宜位置まで縦方向の
切れ目が設けられた切り溝31とからなる溝部2
9が形成されている。
上記緩衝部材22に形成された溝部29にはV
溝30形状よりやや大きめの断面逆三角形状に形
成された楔体32の下端部が嵌め込まれる。この
楔体32は、第3図に示すように緩衝部材22と
略同一の板体を断面三角形状に折曲形成して下端
で両端を接続したものである。また上面33およ
び傾斜側面34,34′の中央にはボルト挿通孔
35が穿設されている。
これら楔体32、緩衝部材22、支承板21及
び支持脚2に夫々穿設されたボルト挿通孔35,
28及び19に挿通される支持ボルト18は、上
端に楔体32のボルト挿通孔35の直径より大径
の頭部36が形成されている。尚、支持ボルト1
8と支承板21との固定は、支承板21下面に配
置されたナツト9により行なわれる。
上述した床板支持装置17は、施工の際には第
4図に示すように緩衝部材22に形成されたV溝
30内に楔体32を嵌め込み、これらを貫通する
支持ボルト18にナツト9を螺合させて支承板2
1の下面で保持し、かつ支持ボルト18支持脚2
の上板3のナツト4,5によつて高さ調整し締め
付け固定により支持脚2に立設保持する。
従つて、このように組み立てられた床板支持装
置17により床張りを行う場合には、第5図に示
すように床板支持装置17を床下基礎面1上に一
定の間隔を置いて多数配設し、支持脚2を釘又は
接着剤などで固定した後に各床板支持装置17間
に根太鋼11を架け渡す。この時根太鋼11の下
面開口凹部16を緩衝部材22の凸部23に嵌め
込むと同時に、緩衝部材22の両端係合部27,
27′を外方に広げて係合溝26,26′に根太鋼
11のフランジ部25,25′を嵌合し、しかる
後に元の状態に戻してフランジ部25,25′を
包む込むように保持する。この状態において、根
太鋼11の両側壁12,12′は緩衝部材22の
凸部23に略緊密に嵌り込み、又、下壁13,1
3′は水平面24,24′に当接保持される。
次に支承板21の下面に位置するナツト9を締
付方向に回転していくと支承板21及び緩衝部材
22は上方に押し上げられるが、上端を支持ボル
ト18の頭部36によつて規制されているため、
これに相応して楔体32が溝部29を次第に拡開
しながら内部に嵌め込まれていき、切り溝31を
次第に押し広げていく。従つて緩衝部材22の凸
部23が溝部29を中心にして外側方に押し広げ
られていくため、その側面で根太鋼11の両側壁
12,12′内面を押圧保持し、その間の密着度
が更に強くなり、根太鋼11を強固に固定するこ
とができる。
第6図は、本考案の第2実施例を示すものであ
る。この実施例では、先の第1実施例と異なり、
緩衝部材22の係合溝26,26′及び係合部2
7,27′を廃止し、緩衝部材22の水平面2
4,24′に、根太鋼11の短縮に形成したフラ
ンジ部25a,25a′を上方より嵌合する凹部4
0,40′を形成し、根太鋼11の取付作業を簡
略化するようにした他は、他の構成と作用は、前
述の第1実施例と同一であるので、図面には同一
の符号を付して、その詳細な説明をここでは省略
する。
尚、本考案では根太鋼に限らず種々の床支持部
材を取り付けることができ、上記説明の凸部形状
もこれら床支持部材の形状に合わせて、適宜変え
ることができる。
以上説明したように本考案に係る床板支持装置
によれば支承板の下面に配設されたナツトを回す
だけで床支持部材を固定することができるので、
従来のようにタツピングボルトにより支承板に床
支持部材を固定していたのに比べて作業を簡単、
かつ短時間で行うことができるので、床張施工を
効率よく行うことができる。
又、床支持部材は、緩衝部材に弾性的に固定さ
れるので、きしみ音の発生を防止し、弾性のある
床を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の床板支持装置による固定手段の
一例を示す斜視図、第2図は本考案に係る床板支
持装置による固定手段の一例を示す斜視図、第3
図は本考案に係る床板支持装置の一例を示す分解
斜視図、第4図は床板支持装置の組立状態を示す
正面図、第5図は床板支持装置による床支持部材
の取付状態を示す正面図、第6図は、本考案の第
2実施例に係る床板支持装置による床支持部材の
取付状態を示す正面図である。 11……根太鋼(床支持部材)、16……凹
部、18……支持ボルト、21……支承板、22
……緩衝部材、23……凸部、28……ボルト挿
通孔、29……溝部、32……楔体、36……頭
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支持ボルトに立設された支承板と、この支承板
    の上面に固定された緩衝部材とを有し、この緩衝
    部材上面に載置した床支持部材を支承板に固定す
    るようにした床板支持装置において、上記緩衝部
    材には凹部を有する床支持部材と嵌合する凸部が
    形成され、かつ、この凸部には上面から支承板ま
    で貫通するボルト挿通孔と、このボルト挿通孔に
    挿通した支持ボルトの頭部で規制された楔体の食
    い込みにより上記凸部が拡開する溝部とが形成さ
    れたことを特徴とする床板支持装置。
JP10342881U 1981-07-14 1981-07-14 床板支持装置 Granted JPS589440U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10342881U JPS589440U (ja) 1981-07-14 1981-07-14 床板支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10342881U JPS589440U (ja) 1981-07-14 1981-07-14 床板支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS589440U JPS589440U (ja) 1983-01-21
JPS6123157Y2 true JPS6123157Y2 (ja) 1986-07-11

Family

ID=29898038

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JP10342881U Granted JPS589440U (ja) 1981-07-14 1981-07-14 床板支持装置

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JPS589440U (ja) 1983-01-21

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