JPH0647071Y2 - 置床用パネル材の支持用脚部構造 - Google Patents

置床用パネル材の支持用脚部構造

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JPH0647071Y2
JPH0647071Y2 JP9808288U JP9808288U JPH0647071Y2 JP H0647071 Y2 JPH0647071 Y2 JP H0647071Y2 JP 9808288 U JP9808288 U JP 9808288U JP 9808288 U JP9808288 U JP 9808288U JP H0647071 Y2 JPH0647071 Y2 JP H0647071Y2
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vibration
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重俊 長谷川
芳春 原田
浩士 小島
晃 斉藤
和彦 木瀬
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Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Glass Co Ltd
Fukuvi Chemical Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、置床用パネル材の支持用脚部構造に係り、さ
らに詳しくは、防音防振床工法としての置床工法により
木質等の材質からなるパネル材を床面に設置する際に用
いられる支持用脚部の防音防振性能を改善した置床用パ
ネル材の支持用脚部構造に関する。
[従来の技術] 近年、集合住宅が高層化するにつれ、床スラブの厚さが
薄くなる傾向にあり、これに伴って床衝撃音にまつわる
苦情も次第に多くなってきている。
ところで、上記床衝撃音の発生源には種々のものがあ
り、なかでも、子供が走り回ったり、跳びはねたりする
際に発生する重衝撃音は、床自体を構造的に改善しない
限りその緩和を図ることができなかった。
かかる観点から床構造の改善を図るべく行なわれる防音
防振床工法としては、湿式の材料を用いた浮床工法のほ
か、木質等の材質からなるパネル材を用いた置床工法な
どがある。
このうち、パネル材を用いた置床工法については、パネ
ル材を複数本の支脚を介して床スラブ面に設置するもの
であり、この際、所要の防音防振性能を得るべく支脚と
床スラブ面との間にゴム等からなる防振部材を介在させ
てなり、かつ、必要なレベル調整を行ない、捨板を張っ
た後、各種の床仕上げを行なう工法であり、大引根太床
組に替わって多く採用されるようになってきている。
第4図と第5図とは、上記置床工法において支脚とスラ
ブ面との間に介在配置される防振部材の取付け構造の従
来例を示すものであり、防振部材31とこれを嵌込んで固
定するために支脚に固定される受材41とが対となって構
成されている。
このうち、第4図に示す従来例は、略截頭四角垂形状を
呈するゴム材等により形成された防振部材31と、裾部43
の内径をこの防振部材31の上端部の外周径よりもやや小
さくして形成した嵌込み部44を有してなる受材41とを組
み合わせることで構成されており、この受材41の嵌込み
部44内に防振部材31の上端部を圧入することで固定する
ものであった。
しかし、第4図に示す従来例は、前記嵌込み部44を介し
て防振部材31を受材41に嵌め込んで固定した際の当該防
振部材31と前記嵌込み部44との間のかかり代が少ないこ
とから、現場においてパネル材ともども支脚を床スラブ
上に設置する際、位置決め等の必要から床スラブ上を引
きずったりするとき、支脚に固定させた受材41を介して
固定してある防振部材31が床スラブ上の凹凸部に引っ掛
かり、前記受材41から脱落してしまいやすいという不都
合があった。
また、第4図に示す従来例にみられた上記不都合の解消
を図るものとしては、受材において嵌込み部を形成して
いる裾部を長くしてそのかかり代を大きくとり、防振部
材の略上半部を覆うようにして固定し、その脱落を防止
する試みも行なわれている。
しかし、この場合、床衝撃音が発生した際に防振効果を
発揮し得る防振部材の部位は、受材に嵌込まれていない
防振部材の下半部となってしまうことから、要求される
防音性能を十分に満足させることができなくなるという
問題があっった。
第5図は、上記問題を解消しようとする従来例であり、
防振部材31は、第6図に示すように略截頭四角垂形状を
呈する形状のものをベースとし、周設された段差部32を
介することで上部33と下部35とに階段状に区画されて略
凸形状を呈して形成されており、その上部33の側の周面
34には、下部35の側の周面36の縦方向における傾斜角度
と略一致させた傾斜角度の稜線38を有する隆条部37が複
数本隆設されて形成されている。また、このようにして
形成されている防振部材35に被着される受材41は、防振
部材31の前記上部33をほぼ覆うに足る長さを有する裾部
43により形成される嵌込み部44を有して形成されてい
る。
[考案の解決しようとする課題] しかし、第5図もしくは第6図に示すように防振部材31
の上部33に隆条部37を配設したものについては、受材41
との間の接触抵抗を少なくし、防音性能を向上させるこ
とができるものの、防振部材31の隆条部37における前記
稜線38までの高さや受部41の微妙な寸法上のバラツキな
どにより、防振部材31が脱落しやすくなって、信頼性の
ある安定した製品品質の維持確保が困難になるという不
都合があった。
[課題を解決するための手段] 本考案は、従来技術にみられた上記課題に鑑みてなされ
たものであり、その構造上の特徴は、パネル材を床スラ
ブ上に支持させるための支脚と、この支脚と床スラブと
の間に介在させて衝撃音を減衰させるための防振部材
と、この防振部材を支脚の側に固定すべく支脚に対しそ
の着脱を可能にして形成される受材とからなり、前記防
振部材は、その上部周面に立設された突起部と、縦列状
に隆設された隆起部とを介して受材に嵌込み、かつ、予
め穿設してある通孔に前記突起部を導入係止させること
で固定可能としたことにある。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は、本考案における支持用脚部構造の構成例を示
す分解斜視図である。
すなわち、図示しない木質等の材質からなるパネル材を
床スラブ上に下支えするための支持用脚部は、前記パネ
ル材にその頂端部を介して固定される複数本の支脚21
と、この支脚21と床スラブとの間に介在させて床衝撃音
を減衰させるための防振部材1と、前記支脚21における
それぞれの下端部を介して固定され、前記防振部材1の
固定を可能とすべく形成された受材11とで構成されてい
る。
このうち、前記支脚21は、例えば図示例のようにその頂
端部周面に刻設された雄ネジ部22を介してパネル材に螺
着するなど、適宜の固定手段を介して固着することによ
りパネル材を支持しようとするものであり、所要の強度
および長さを有するパイプ材等により形成されたものが
用いられる。
また、受材11に固定させるべく形成される前記防振部材
1は、例えば60°〜90°程度の硬度を有し、適宜の組成
からなる合成ゴム等、可撓性と防音・防振性があり、か
つ、所望の強度を有する適宜大きさの素材を用いて形成
されるものであり、周設された段差部2を介することで
上部3と下部5とに階段状に区画された縦断面略凸形状
を呈して形成されている。なお、この場合における防振
部材1の具体的な形状については、図示例のように略截
頭四角垂形状を呈するもののほか、略截頭円錐形状や略
截頭三角垂形状を呈してその縦断面形状が略凸形状とな
っているものなど、適宜の形状のものを用いることがで
きる。
また、このような形状を呈する防振部材1の上部3の側
の周面4には、下部5の側の周面6の縦方向における傾
斜角度と略一致させた傾斜角度の稜線8を有する複数本
の隆条部7が隆設されており、さらには、上部3の周面
4におけるこれら隆条部7以外の適宜の部位には、円
形、四角形、長円、楕円等、適宜の横断面形状を呈する
突起部9が少なくとも2か所以上に立設されており、そ
の際の突起部9の高さは、後述する受材11の裾部13の肉
厚と同等以上であることが好ましい。
一方、前記受材11は、防振部材1を支脚21の側に固定可
能とすべく支脚21の下端に取り付けられる介在片であ
り、例えば、図示例のようにその頂部16に嵌合部12を立
設し、この嵌合部12を支脚21の下端面の開口部24を介し
て中空部23内に挿入することでこれを嵌め込んで固着す
るなど、固着手段により取付け可能となって形成されて
おり、例えばナイロン等の合成樹脂系の適宜の部材を用
いて形成されている。また、この受材11には、その頂部
16から前記防振部材1における上部3の周面4に密着し
てほぼ覆うに足る長さと内径とを有して垂設された裾部
13が設けられており、この裾部13を介することで前記防
振部材1に対する嵌込み部14が形成されている。さら
に、前記防振部材1の上部3を第2図に示すようにして
受材11の嵌込み部14内に嵌め込んだ際に、この防振部材
1に立設してある前記突起部9と対応合致することにな
る受材11の前記裾部13の部位には、突起部9を導入して
これを係止するための通孔15が穿設されている。この通
孔15は、防振部材1に立設されている突起部9の具体的
な横断面形状に対応させた平面形状を有して形成されて
おり、この突起部9を導入した際、その上方に1〜5mm
程度の空隙17が形成される程度の余裕を残して設けてお
くのが好ましい。
なお、受材11と、これに嵌込まれる防振部材1との間に
は、第3図に示すように予め防振補助部材19を介在させ
ておくこともでき、この場合、防振補助部材19は、防振
部材1とその硬度を異にする合成ゴムのほか、高密度グ
ラスウール、さらには、この高密度グラスウールの両面
に塩化ビニル等の硬質樹脂を張設したものなどの素材を
用いて形成されたものを好適に用いることができる。
本考案は、このようにして構成されているので、その使
用に際しては、図示しないパネル材にその頂端部を固着
させてある支脚21の下端部に受材11を例えばその嵌合部
14を開口部24を介して支脚21の中空部23内に嵌込むな
ど、適宜の取付け手段を介することで固定する。
ついで、支脚21に固定させた前記受材11の嵌込み部14に
対し、防振部材1を嵌込むことでこれを取り付ける。こ
の場合、防振部材1には、周設された段差部2を介して
区画されている上部3と下部5とのうち、上部3の側の
周面4に予め隆条部7と突起部9とが、また、受材11の
側の裾部13には、前記突起部9との位置関係を考慮した
通孔15がそれぞれ設けられているので、受材11の嵌込み
部14内に防振部材1を嵌込んだ際、通孔15内に突起部9
を導入係止させることができ、したがって、受材11に対
し防振部材1を固定した後、その脱落を確実に防止する
ことができ、置床工法による施工作業を円滑に行なうこ
とができる。
また、通孔15に対する突起部9の係止状態に遊びをもた
せてあるので、両者の間の接触抵抗を最小のものとする
ことができ、したがって、パネル材上に生じさせた床衝
撃音からの振動を防振部材1の全体でこれを確実に受け
て吸収し、効果的に減衰させることができる。
[考案の効果] 以上述べたように本考案によれば、支脚に固定されてい
る受材に対してはこれが備える通孔に防振部材の突起部
を導入係止させて防振部材を確実に固定させることがで
きるので、施工作業時における防振部材の脱落を確実に
防止して信頼性のある安定した製品品質の維持確保を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案における支持用脚部の一実施例として
の構成を示す全体斜視図、第2図は、第1図における受
材と防振部材との間の固定状態示す端面図、第3図は、
他例としての受材と防振部材との間の固定状態示す端面
図、第4図は、従来例としての受材と防振部材との間の
固定状態示す端面図、第5図は、他の従来例としての受
材と防振部材との間の固定状態示す端面図、第6図は、
第5図における防振部材の全体形状を示す斜視図であ
る。 1…防振部材、2…段差部、 3…上部、4…周面、 5…下部、6…周面、 7…隆条部、8…稜線、 9…突起部、11…受材、 12…嵌合部、13…裾部、 14…嵌込み部、15…通孔、 16…頂部、17…空隙、 19…防振補助部材、21…支脚、 22…雄ネジ部、23…中空部、 24…開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 斉藤 晃 東京都渋谷区代々木1―36―1 フクビ化 学工業株式会社東京支店内 (72)考案者 木瀬 和彦 東京都渋谷区代々木1―36―1 フクビ化 学工業株式会社東京支店内 (56)参考文献 実開 昭61−197136(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パネル材を床スラブ上に支持させるための
    支脚と、この支脚と床スラブとの間に介在させて衝撃音
    を減衰させるための防振部材と、この防振部材を支脚の
    側に固定すべく支脚に対しその着脱を可能にして形成さ
    れる受材とからなり、前記防振部材は、その上部周面に
    立設された突起部と、縦列状に隆設された隆起部とを介
    して受材に嵌込み、かつ、予め穿設してある通孔に前記
    突起部を導入係止させることで固定可能としたことを特
    徴とする置床用パネル材の支持用脚部構造。
JP9808288U 1988-07-25 1988-07-25 置床用パネル材の支持用脚部構造 Expired - Lifetime JPH0647071Y2 (ja)

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JPH0218850U JPH0218850U (ja) 1990-02-07
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