JPH086944Y2 - 置床の支持脚 - Google Patents

置床の支持脚

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JPH086944Y2
JPH086944Y2 JP5548290U JP5548290U JPH086944Y2 JP H086944 Y2 JPH086944 Y2 JP H086944Y2 JP 5548290 U JP5548290 U JP 5548290U JP 5548290 U JP5548290 U JP 5548290U JP H086944 Y2 JPH086944 Y2 JP H086944Y2
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JP
Japan
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JP5548290U
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JPH0413736U (ja
Inventor
文也 竹中
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はコンクリートスラブ上に置床を載設する場合
にコンクリートスラブ上に載置される置床の支持脚に関
するものである。
[従来の技術] 従来、集合住宅、体育館等の床を構成するために用い
られる置床の支持脚として実公昭58−14755号公報、実
開昭57−143336号公報等に示されるように種々のものが
提供されており、本出願人も実願平2−17915号として
第7図に示されるようなものを先に出願している。この
ものは、衝撃吸収性を向上させることができるように支
持脚本体1に対して上下動自在となったナット体2とパ
ネル体7を支持する荷重受け部材4との間に弾性体にて
形成された衝撃緩和部材3を介在させてあり、この介在
された衝撃緩和部材3の存在によって支持脚本体1に振
動、衝撃が伝達するのを防止して衝撃吸収性を向上させ
るようにしている。
[考案が解決しようとする課題] しかし上述のような従来例にあっては、ナット体2と
荷重受け部材4との間に介在された衝撃緩和部材3は内
外面をそれぞれナット体2の外面及び荷重受け部材4の
内面に突き合わせるようにして結着されているため、衝
撃緩和部材3と荷重受け部材4及びナット体2との結着
が不確実であり、パネル体7上に大きな衝撃や荷重が加
わると結着面にせん断力が加わって結着部分が剥がれや
すく、耐荷重性能が低いという問題があった。このた
め、第8図に示されるように各部材の結着面に凹凸部5
を設けるようにしたものも提供されているが、大きな荷
重や衝撃が加わった場合は凹凸部5が外れることとな
り、このものにあっても満足できる耐荷重性能及び耐衝
撃性能は期待できなかった。
本考案は上記問題点を解決しようとするものであり、
その目的とするところは、衝撃緩和部材と他の部材との
結着力を大きくすることがきて耐荷重性能及び衝撃吸収
性を向上させることができる置床の支持脚を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案における置床の支
持脚は、支持脚本体1に対して上下動自在となったナッ
ト体2の外面に弾性体にて形成された衝撃緩和部材3を
一体に設け、側方に向けてパネル体支持片4aが一体に突
設された荷重受け部材4を上記衝撃緩和部材3の外面に
一体に設け、荷重受け部材4の上部より支持脚本体1側
に向けて突設された載置横片4bを衝撃緩和部材3の上端
より側方に向けて突設された支持横片3aに載設し、支持
横片3aを上記ナット体2の上端に載設し、衝撃緩和部材
3の内外面に設けた凹凸部5をナット体2の外面及び荷
重受け部材4の内面に設けた凹凸部6に嵌合し、パネル
体支持片4a上にパネル体7を載置すると共にパネル体支
持片4aをパネル体7の下面に固着具8にて固着したもの
である。
[作用] 支持脚Aは荷重受け部材4のパネル体支持片4aをパネ
ル体7の下面に固着具8にて固着することでパネル体7
に取付けられる。そして、パネル体7からの衝撃は衝撃
緩和部材3によって緩和されることとなり、支持脚本体
1に伝達するようなことがなく、衝撃緩和性が向上す
る。ここで、荷重受け部材4は載置横片4bが衝撃緩和部
材3の支持横片3a上に載設され、衝撃緩和部材3は支持
横片3aをナット体2の上端に載置するようにしてあるた
め、パネル体7からの衝撃は各載置横片4b、支持横片3a
でも受けられることとなり、結着面に大きなせん断力が
働いて結着面が剥がれるというようなことがない。ま
た、衝撃緩和部材3、荷重受け部材4及びナット体2は
それぞれ凹凸部5,6を嵌合するようにしてあるため、上
方への引き抜き力が加わったとしても簡単に外れたりす
るようなことがない。
[実施例] 以下、本考案を図示された実施例によって詳述する。
置床は第1図に示されるように約20mm厚の合板または
パーティクルボード等によって形成されたパネル体7
と、このパネル体7の下面側の複数箇所より下方に向け
て突設された支持脚Aとによって形成してある。支持脚
Aは6−ナイロン、ジュラコン、ポリエチレン等の樹脂
によって形成してあり、下端には第5図に示されるよう
な防振ゴム受け9によって防振ゴム10を設けてある。9a
は防振ゴム受け9の上面ほぼ中央より突設された係合突
部であり、外面には突起体9bを突設してある。この支持
脚Aは伸縮させることによって高さ調整することができ
るようにしてあり、支持脚本体1と支持脚本体1の上部
に螺着されたパネル体受け11とによって主体を構成して
ある。パネル体受け11は第2図に示されるように内面に
ねじ部2aを設けたナット体2と、ナット体2の外面に一
体結着された弾性体にて形成される衝撃緩和部材3と、
衝撃緩和部材3の外面に一体結着された荷重受け部材4
とによって構成してあり、成型時にインジェクション成
型等による同時成型にて一体に形成してある。そして、
支持脚本体1の外面には第3図に示されるようにねじ部
1aを設けてあり、ナット体2と支持脚本体1とは各ねじ
部1a,2aによって連結してあり、螺合深さを変えること
によってパネル体受け11を上下動させ、伸縮させること
ができるようにしてある。第4図には長さが短く形成さ
れた支持脚本体1の他の実施例を示してある。ナット体
2は下端程大径となった断面台形状に形成してあり、斜
めに傾斜する外面には凹凸部6としての凹所6aを設けて
ある。スチレン系エラストマーのような弾性体によって
形成された衝撃緩和部材3は断面台形状に形成してあ
り、内外面には凹凸部5としての突起5aをそれぞれ突設
してあり、上端には側方に向けて支持横片3aを突設して
ある。そして、衝撃緩和部材3は内面に設けた突起5aを
ナット体2の外面に設けた凹所6aに嵌合すると共に上端
より突設された支持横片3aをナット体2の上端に載置す
るようにナット体2の外面に一体結着するようにして配
置してある。上記弾性体にて形成される衝撃緩和部材3
の硬度としては衝撃吸収性を確保しながらある程度パネ
ル体7を支持することができるように硬度45°〜60°が
望ましい。荷重受け部材4は荷重受け部材4を構成する
結着片4cの上端から一側方に向けてパネル体支持片4aを
突設すると共に他側方に向けて載置横片4bを突設して略
T字状に形成してあり、内面には凹凸部6としての凹所
6aを設けてある。12はパネル体支持片4aに設けられた固
着具挿入用のねじ孔である。そして、荷重受け部材4は
凹凸部6としての凹所6aを衝撃緩和部材3の外面に設け
た突起5aと嵌合すると共に載置横片4bを衝撃緩和部材3
の上端に設けた支持横片3a上に載置するようにして衝撃
緩和部材3の外面に一体結着にて設けてある。上記のよ
うにナット体2の外面に一体結着にて設けられる衝撃緩
和部材3は支持横片3aをナット体2の上端に載置し、衝
撃緩和部材3の外面に一体結着にて設けられる荷重受け
部材4は載置横片4bを衝撃緩和部材3の支持横片3a上に
載置するようにしてそれぞれ一体結着してあるため、垂
直方向に加わる衝撃や荷重は支持横片3a及び載置横片4b
にて受けられることとなり、耐荷重性能が高くなるもの
である。
上述した実施例にあっては、衝撃緩和部材3の内外面
には凹凸部5として突起5aを設け、荷重受け部材4の内
面及びナット体2の外面には凹凸部6として凹所6aを設
けるようにしたものを示したが、衝撃緩和部材3の内外
面に凹所を設け、荷重受け部材4及びナット体2に突起
を設けるようにしてもよい。また、突起と凹所とをそれ
ぞれ組み合わせるようにして各部材に設けるようにして
あってもよいものである。そして、パネル体7への固定
にあたっては、パネル体7に穿設された通孔7aに荷重受
け部材4のパネル体支持片4aより上方に突設された位置
決め突部13を挿入し、パネル体7の下面にパネル体支持
片4aを当接し、パネル体支持片4aを木ねじ等の固着具8
によってパネル体7の下面に固着することで取付けてあ
り、高さ調整時には通孔7aよりドライバー等の工具を差
し込んで支持脚本体1をパネル体受け11に対して回転さ
せることによって高さ調整することができるようにして
ある。第6図には床高さを最も縮めた状態の支持脚Aを
示してある。このとき、衝撃緩和部材3を設けてあると
いえども衝撃緩和部材3は支持脚本体1に一体に設けて
あることにより、施工時に組み付け作業等を行う必要が
ないものであり、取付けを手間取ることなく簡単に行う
ことができるものである。
そして、置床は支持脚Aの下端に設けた防振ゴム10を
コンクリートスラブ上に載置するようにしてコンクリー
トスラブ上に敷設されるものであり、上記パネル体7の
上面には捨貼パネルが敷設され、捨貼パネルの上面にフ
ロアー材が敷設されて床が構成されるものである。
[考案の効果] 本考案の置床の支持脚は叙述のように荷重受け部材の
上部より支持脚本体側に向けて突設された載置横片を衝
撃緩和部材の上端より側方に向けて突設された支持横片
に載設し、支持横片を上記ナット体の上端に載設してあ
るので、垂直方向に加わる衝撃や荷重は上下に重ねられ
た支持横片及び載置横片によって受けられることとな
り、耐荷重性能が高くなるものである。また、衝撃緩和
部材の内外面に設けた凹凸部をナット体の外面及び荷重
受け部材の内面に設けた凹凸部に嵌合するようにしてナ
ット体、衝撃緩和部材及び荷重受け部材をそれぞれ結着
してあるので、各部材同士の結着強度を向上させること
ができると共に上方に向けて引き抜き力が加わったとし
ても各部材が簡単に外れるようなことがないものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本考案の一実施例の部分断面図、第1図
(b)は凹凸部を示す部分断面図、第2図(a)(b)
はパネル体受けの断面図及び下面図、第3図(a)
(b)(c)は支持脚本体の半断面図、下面図及び平面
図、第4図(a)(b)(c)は支持脚本体の他の実施
例を示す半断面図、下面図及び平面図、第5図(a)
(b)は防振ゴム受けの半断面図及び平面図、第6図は
支持脚の動作状態を示す部分断面図、第7図は従来例の
断面図、第8図は他の従来例の断面図であって、1は支
持脚本体、2はナット体、3は衝撃緩和部材、3aは支持
横片、4は荷重受け部材、4aはパネル体支持片、4bは載
置横片、5は凹凸部、6は凹凸部、7はパネル体、8は
固着具である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パネル体の下面の所定箇所より下方に向け
    て高さ調整自在となった支持脚が突設された置床におい
    て、支持脚本体に対して上下動自在となったナット体の
    外面に弾性体にて形成された衝撃緩和部材を一体に設
    け、側方に向けてパネル体支持片が一体に突設された荷
    重受け部材を上記衝撃緩和部材の外面に一体に設け、荷
    重受け部材の上部より支持脚本体側に向けて突設された
    載置横片を衝撃緩和部材の上端より側方に向けて突設さ
    れた支持横片に載設し、支持横片を上記ナット体の上端
    に載設し、衝撃緩和部材の内外面に設けた凹凸部をナッ
    ト体の外面及び荷重受け部材の内面に設けた凹凸部に嵌
    合し、パネル体支持片上にパネル体を載置すると共にパ
    ネル体支持片をパネル体の下面に固着具にて固着して成
    る置床の支持脚。
JP5548290U 1990-05-28 1990-05-28 置床の支持脚 Expired - Lifetime JPH086944Y2 (ja)

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