JPH09125657A - 床材支持具 - Google Patents

床材支持具

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JPH09125657A
JPH09125657A JP28217895A JP28217895A JPH09125657A JP H09125657 A JPH09125657 A JP H09125657A JP 28217895 A JP28217895 A JP 28217895A JP 28217895 A JP28217895 A JP 28217895A JP H09125657 A JPH09125657 A JP H09125657A
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JP
Japan
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floor
floor material
elastic plate
support
leg
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JP28217895A
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English (en)
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Misao Sawada
操 澤田
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Sawata Kenzaisha KK
Original Assignee
Sawata Kenzaisha KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない工程数で簡単に床張りすること。 【解決手段】 床面1aに接触して載置される接地部材
25と該接地部材25に一体形成される上部側部材28
とを有し両部材間に衝撃吸収用空隙部26,27を介在
させてなる床面載置用弾性板11と、床面載置用弾性板
11の上部側部材28に当接すると共に脚部16と該脚
部16に一体に立設され外周面に雄ねじ部17を形成し
た支柱18とを有する脚体12と、前記支柱18の雄ね
じ部17に螺合するナット部19と該ナット部19に一
体形成された床材支持板20とを有する床材支持体13
とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床面上の所定高さ
位置に床材を床張りするための床材支持具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、床面上の所定高さ位置に床材を床
張りする場合には、図10及び図11に示すように、建
物躯体1の床面1aにモルタル2を塗った後、上面に多
数の木製縦桟3を所定間隔ごとに平行に埋設した合成発
泡樹脂板4を上記モルタル2上に敷設し、次に、前記合
成発泡樹脂板4上に前記縦桟3とは直交する方向に沿っ
て複数の木製横桟5を所定間隔をおいて平行に配列し、
続いて、前記横桟5上に下板6を載置すると共に、その
下板6を横桟5及び縦桟3に釘7で止着した後、その下
板6上に床材8を接着剤や釘などで固着するようになっ
ている。なお、図10中、9は建物躯体1の側面1bに
沿って配設された側壁材である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の床張り工法
では、床材8を床面1a上に張るために、その床面1a
にモルタル2、縦桟3付き合成発泡樹脂板4及び横桟5
を順次積み重ねており、床張りの工程数が多いため、手
間がかかって工期が長期化すると共に、工費が高くつ
き、また、床材8上を歩行する際に、合成発泡樹脂板4
が弾性変形して床材8が上下左右に撓むことにより所謂
床鳴りが生じやすいという欠点がある。
【0004】そこで、床面1a上に多数の床材支持具を
所定間隔をおいて配設し、該各床材支持具上に複数の根
太材を所定間隔をおいて平行に固定し、該各根太材上に
下板6を載置すると共に、その下板6を根太材に止着し
た後、その下板6上に床材8を接着剤や釘などで固着す
ることが考えられるが、これでも、根太材を必要とする
分だけ部品点数が増加すると共に、根太材と床材支持具
とが擦れて不快な摩擦音が生じやすいという欠点があ
る。
【0005】本発明は、上記欠点に鑑み、少ない工程数
で簡単に床張りすることができると共に、所謂床鳴りが
生ぜず、しかも、部品点数が少なくて済むと共に、不快
な摩擦音が生じないようにした床材支持具を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成を実施の態様に対応する図面に基づいて
説明すると、請求項1記載の発明は、床面1a上の所定
高さ位置に床材8を床張りするための床材支持具10で
あって、床面載置用弾性板11と脚体12と床材支持体
13とからなり、前記床面載置用弾性板11は、床面1
aに接地する接地部材25とその上部側にあってその外
周部側と中央部側とに設けた空隙部26,27を介して
接地部材25に一体形成された上部側部材28とからな
り、前記脚体12は、床面載置用弾性板11の上部側部
材28に当接する脚部16と、該脚部16に一体に立設
され外周面に雄ねじ部17を形成した支柱18とを有
し、前記床材支持体13は、前記支柱18の雄ねじ部1
7に螺合するナット部19と、該ナット部19に一体形
成された床材支持板20とを有し、該床材支持板20に
床材8を固着するようにしてなる構成としている。
【0007】上記構成において、床張りする場合には、
脚体12の支柱18の雄ねじ部17に床材支持体13の
ナット部19を螺合しておき、また脚体12の脚部16
に床面載置用弾性板11を係合させておき、この状態で
複数の床材支持具10を床面1a上に所定間隔をおいて
配設し、該各脚体12の雄ねじ部17及びナット部19
を介して取り付けた床材支持体13を正逆回転させるこ
とにより、該各床材支持体13の高さを調節すると共
に、その各床材支持体13の床材支持板20の上面に下
板6を載置し、該下板6上に床材8を敷設すればよい。
【0008】この場合、各床材支持板20上に直接に下
板6を載置しており、その床材支持板20と下板6との
間に根太材を介在させていないから、その介在させてい
ない分だけ部品点数を少なくして工費を安くすることが
できると共に、脚体12と床面1aとの間に床面載置用
弾性板11が介在載置されているため、床材8からの重
量物等の外部負荷によって脚体12に伝達される振動や
衝撃が床面載置用弾性板11の弾性吸収力と該床面載置
用弾性板11を構成する上部側部材28と接地部材25
との間に介在する空隙部26,27とによって吸収さ
れ、従来のように根太材が床材支持板20に擦れて不快
な摩擦音を発生させるという虞れもない。しかも、少な
い工程数で簡単に床張りすることができる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、床面載置用弾性板11と脚体12との間に
中間弾性板24を介在してなる構成よりなる。
【0010】上記構成によれば、床面載置用弾性板11
と中間弾性板24との両弾性板によって床材に負荷する
衝撃や振動を吸収して、より良好な吸音作用を発揮す
る。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、床面載置用弾性板11の上部側部材28に
係合部15を突設し、該係合部15を前記脚体12の脚
部16または支柱18に直接に係合するようにした構成
よりなる。
【0012】上記構成によれば、床面載置用弾性板11
が直接に脚体12に一体的に係合するようにしたから、
床面載置用弾性板11が脚体12からずれることがな
く、また両者が一体的になっているため、施工が容易で
ある。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれか記載の発明において、前記脚体12の雄ねじ部1
7と、これに螺合される床材支持体13のナット部19
とにわたってストッパー用ビス21をねじ込んでなる構
成とする。
【0014】上記構成によれば、使用途上において床材
8に負荷する重量物の重みによって上記雄ねじ部17と
ナット部19との間が弛み、床材8が下がり気味となる
のをストッパー用ビス21が阻止し、長期間使用するも
床材8の垂れ下がりを生起することがない。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれか記載の発明において、前記床材支持体13の床材
支持板20上面に弾性板22を載置係合し、該弾性板2
2を介して床材支持板20に床材8を載置固着してなる
構成とする。
【0016】上記構成によれば、床材8に負荷する重量
物の重みによって、該床材8に振動や衝撃を受けても、
これらの外部負荷は弾性板22によって吸収され、床材
8とこれを支持する床材支持体13との間に不快な摩擦
音を発生させるという虞れがない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図3は本発明の床材支持具
10により床張りした状態を示すものであって、その床
材支持具10は、ナイロンなどの合成樹脂材からなり、
床面載置用弾性板11と、脚体12と、床材支持体13
と、床面載置用弾性板11と脚体12との間に介在する
中間弾性板とから構成されている。
【0018】前記床面載置用弾性板11は、天然ゴムや
合成ゴム等のゴム状弾性を有する若干硬質の高分子物質
からなり、図1、特に図3に示すように、床面1aに接
地する接地部材25とその上部側にあってその外周部側
と中央部側とに設けた空隙部26,27を介して接地部
材25に一体形成された上部側部材28とからなり、更
に、図5により詳しく説明すると、接地部材25は、そ
の下面外周側に環状接地面25aを有する接地部25b
と該環状接地部25bの中央部接地面側が空隙に形成さ
れた中央側空隙部27とかなり、上部側部材28は、脚
体12または前記中間弾性体24の外周面側に当接して
これらの外周部を支持する環状外周支持部28aと脚体
12または前記中間弾性体24の中央部側に当接してこ
れらの中央部を支持する中央支持部28bとを有し、し
かも接地部材25と上部側部材28との間で両者の外周
部にスリット状の外周側空隙部26が形成されている。
また環状外周支持部28aと中央部支持部28bとの間
をこれら両支持部28a,28bが後述のように弾性変
形し易いように比較的に肉薄な肉薄部29,30が形成
されている。なおまた中央支持部28bには上下に貫通
する貫通孔31が設けられているが、このように貫通孔
31を設けることによって中央支持部28の弾性変形を
良好に行うことが実験の結果判明している。
【0019】また前記中間弾性板24は、図1、特に図
3に示すように床面1aにその全面が接触して載置され
る円板状の載置板部14と該載置板部14の周縁適当間
隔に上向きに突設される係合部15とからなり、該係合
部15は、載置板部14から立ち上がる一対の立上片1
5aと各立上片15aから横方向に延びる係合片15b
とかなり、全体として略門形を呈し、中央部に切込みま
たはスリット15cを設け、中央部に係合空所15dを
有してなり、また互いに対向する一対の係合片15cの
上面が中央部に向かって適宜斜面15eに形成されてい
る。
【0020】前記脚体12は、図1、特に図3に示すよ
うに、中央部から立ち上がり、その上部側で外周面に雄
ねじ部17が設けられる円筒状の支柱18と、該支柱1
8の下端部から周縁に放射状に水平に延びる桟片16a
と該桟片16aと支柱18との間を補強する補強リブ1
6bと桟片16aに繋がれる円環状の周縁枠16cとを
有する脚部16とからなる。
【0021】前記床材支持体13は、外観が筒状を呈し
て前記支柱18の雄ねじ部17に螺合する外観が筒状を
呈するナット部19と、該ナット部19に一体形成され
た矩形状の床材支持板20と、支柱18とナット部19
とにわたって四方に放射状に設けた補強リブ23とを有
し、該床材支持板20は、ナット部19の上端部に一体
形成された平面視矩形状の肉厚な床材支持部20aと、
該床材支持部20aの側縁に上面が面一となるように突
設した薄肉な係合部20bとからなる。
【0022】前記弾性板22は、前記床面載置用弾性板
11と同じように天然ゴムや合成ゴム等の弾性を有する
若干硬質の弾性板からなり、前記床材支持板20の全面
に載置される矩形状の板部22aとその周縁に下向きコ
字状に形成され、床材支持板20の前記係合鍔24に係
合される被係合部22bとからなる。
【0023】上記構成において、床張りする場合には、
まず脚体12の支柱18の雄ねじ部17に床材支持体1
3のナット部19を螺合しておき、また脚体12の脚部
16の下端部に中間弾性板24を載置し、これによって
該脚部16の桟片16aと円環状の周縁枠16cが中間
弾性板に当接すると共に、そのうちの桟片16が中間弾
性板の係合部15に当接するから、その一対の係合片1
5cの上面の斜面15eから桟片16aを強制的に係合
空所15dに押し込むことによって桟片16aを係合部
15に係合させ、これによって中間弾性板24が脚体1
2に一体的に係合連結することになり、そして床面載置
用弾性板11の上部側部材28の外周側に突設した環状
突縁28cを中間弾性体24の外周縁に弾性係合させ、
更に床材支持体13の床材支持板20に弾性板22を載
置し、床材支持板20周縁の係合鍔に弾性板22の係合
部を係合させておき、この状態で図4の(a)および
(b)に示すように、床材支持具10を床面1aに縦横
に所定間隔a,bをおいて配設し、該各床材支持具10
の脚体12に係合してある床面載置用弾性板11を床面
1aに載置する。即ち、該床面載置用弾性板11を床面
1aに接着されることはない。ここで、90cm×18
0cmの下板6を用いた場合、縦方向の間隔aは45c
mとし、横方向の間隔bは60cmとする。
【0024】複数の床材支持具10を床面1a上に所定
間隔をおいて配設し、該各脚体12の雄ねじ部17及び
ナット部19を介して取り付けた床材支持体13を正逆
回転させることにより、床材支持具10の高さを図1実
線に示す最大高さHから同図仮想線に示す最小高さhま
での間で自在に調節し、これによって各床材支持具10
の高さが調整されるとその調整位置からずれないよう
に、図1に示すように、ストッパー用ビス21をナット
部19と雄ねじ部17とにわたってねじ込んで両者を一
体的に不動状態となし、しかる後に各床材支持体13の
床材支持板20の上面に下板6を載置し、図1に示すよ
うに、ビス24を下板6と弾性板22と床材支持板20
とにわたってねじ込み、これらを一体的に固定する。そ
してその後に下板6上に適宜フローリング材や畳等の床
材8を敷設すればよい。
【0025】この場合、各床材支持板20上の弾性板2
2を敷設することなく、該床材支持板20に直接に下板
6を載置する場合には、その床材支持板20と下板6と
の間に根太材を介在させていないから、その介在させて
いない分だけ部品点数を少なくして工費を安くすること
ができると共に、脚体12と床面1aとの間に床面載置
用弾性板11が介在載置されているため、床材8からの
重量物等の外部負荷によって脚体12に伝達される振動
や衝撃が床面載置用弾性板11によって吸収され、従来
のように根太材が床材支持板20に擦れて不快な摩擦音
を発生させるという虞れもない。しかも、少ない工程数
で簡単に床張りすることができる。
【0026】特に本発明においては、床面載置用弾性板
11は、その上部側部材28と接地部材25との間にそ
の外周側と中央側とに空隙部26,27が介在するた
め、床材8からの重量物等の外部負荷によって脚体12
に伝達される振動や衝撃力が床面載置用弾性板11に負
荷すれば、図5に示すように、上部側部材28の外周支
持部28aと中央支持部28bとが一点鎖線で示すよう
に、上記空隙部27,26側に弾性変形して該振動や衝
撃力を吸収し、該振動や衝撃の発生による不快な摩擦音
などを良好に吸収する効果がある。
【0027】また床材支持体13の床材支持板20上面
に弾性板22を載置係合し、該弾性板22を介して床材
支持板20に床材8を載置固着してなる場合には、床材
8に負荷する重量物の重みによって、該床材8に振動や
衝撃を受けても、前記床面載置用弾性板11と共に、弾
性板22によっても振動等が吸収され、床材8とこれを
支持する床材支持具10および床面1aとの間に不快な
摩擦音を発生させるという虞れがない。
【0028】図6は、本発明の第2の実施形態を示すも
ので、前記実施形態にあっては、脚体12と床面載置用
弾性板11との間に中間弾性体24を介在させている
が、必ずしも該中間弾性体24を介在させる必要はな
く、脚体12の支柱18下端部が閉塞板32によって閉
塞されるようにし、且つ床面載置用弾性板11の上面側
に中間弾性体24と同じような係合部15を直接に設
け、床面載置用弾性板11の上部側部材28の外周支持
部28aを脚体12の脚部16の円環状の周縁枠16c
に当接させ、中央支持部28bを前記支柱18の閉塞板
32に当接支持させ、該係合部15を脚体の脚部16の
桟片16aに係合させるようにして使用するようにして
もよい。この実施形態によれば、床面載置用弾性板11
が脚体12に一体的に係合されるため、横ずれが生じ難
く、また両者が一体的となっているため施工が容易であ
る。
【0029】図7は、本発明の実施の第3の形態を示す
もので、本形態にあっても、脚体12と床面載置用弾性
板11との間に中間弾性体24を介在させることなく、
脚体12の支柱18下端部を中実に形成してこれに略ひ
ょうたん状の係合孔33を設け、一方床面載置用弾性板
11の上部側部材28に該係合孔33に係合可能な略ひ
ょうたん状の係合突起15を突設し、該突起15を係合
孔33に係合させるようにして使用するようにしてもよ
い。この実施形態にあっても、床面載置用弾性板11が
脚体12に一体的に係合されるため、横ずれが生じ難
く、また両者が一体的となっているため施工が容易であ
る。
【0030】また図8は、本発明の第4の実施の形態を
示すもので、脚体12の支柱18下端部を中空部33と
なし、一方床面載置用弾性板11の上部側部材28に該
中空部33に若干係合状態に嵌合可能な嵌合突起15を
突設し、該突起15を中空部33に嵌合させるようにし
て使用するようにしてもよい。この実施形態にあって
も、床面載置用弾性板11が脚体12に一体的に係合さ
れるため、横ずれが生じ難く、また両者が一体的となっ
ているため施工が容易である。
【0031】また図9は、本発明の実施の第5の形態で
ある床材支持具11により床張りした状態を示すもので
あって、床材支持具10の座高の低い場合に使用される
ものであり、床材支持板20から垂下するナット部19
の高さを低くし、床材支持板20とナット部19とにわ
たって設けられる補強リブを左右にみ設けたものであ
る。この実施形態によれば、床面1aと床材8との間に
高さをできるだけ低くすることができる。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、床材支持
板と下板との間に根太材を介在させていないから、その
介在させていない分だけ部品点数を少なくして工費を安
くすることができると共に、脚体と床面との間に床面載
置用弾性板が介在載置されているため、床材からの重量
物等の外部負荷によって脚体に伝達される振動や衝撃が
床面載置用弾性板によって吸収され、従来のように根太
材が床材支持板に擦れて不快な摩擦音を発生させるとい
う虞れもない。しかも、少ない工程数で簡単に床張りす
ることができる。
【0033】特に本発明によれば、床面載置用弾性板
は、その上部側部材と接地部材との間にその外周側と中
央側とに空隙部が介在するため、床材からの重量物等の
外部負荷によって脚体に伝達される振動や衝撃力が床面
載置用弾性板に負荷すれば、上部側部材の外周支持部と
中央支持部とが上記空隙部側に弾性変形して該振動や衝
撃力を吸収し、該振動や衝撃の発生による不快な摩擦音
などを良好に吸収する効果がある。
【0034】また、床面載置用弾性板は、単に床面に載
置されるだけで何ら接着されることがなく、これらの規
制は床材支持具に固定される下板が張設されることによ
って間接的に行われるから、この面からも床張り施工が
格段に簡単となる。
【0035】請求項2記載の発明によれば、床面載置用
弾性板と中間弾性板との両弾性板によって床材に負荷す
る衝撃や振動を吸収して、更に一層良好な吸音作用を確
実に発揮させることができる。
【0036】請求項3記載の発明によれば、床面載置用
弾性板が直接に脚体に一体的に係合するようにしたか
ら、床面載置用弾性板が脚体12からずれることがな
く、また両者が一体的になっているため、施工が容易で
ある。
【0037】請求項4記載の発明によれば、使用途上に
おいて床材に負荷する重量物の重みによって上記雄ねじ
部とナット部との間が弛み、床材が下がり気味となるの
をストッパー用ビスが阻止し、長期間使用するも床材の
垂れ下がりを生起することがない。
【0038】請求項5記載の発明によれば、床材に負荷
する重量物の重みによって、該床材に振動や衝撃を受け
ても、これらの外部負荷は弾性板によって吸収され、床
材とこれを支持する床材支持体との間に不快な摩擦音を
発生させるという虞れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である床材支持具により床
張りした状態を示す縦断面図である。
【図2】同具の平面図である。
【図3】同具の分解斜視図である。
【図4】本発明の床張り手順を示すもので、そのうち
(a)は床張り手順の前半を示す側面図、(b)は同平
面図である。
【図5】本発明の要部である床面載置用弾性板の作用を
説明する図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図7】本発明の第3の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図8】本発明の第4の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図9】更に本発明の第5の実施の形態である床材支持
具の要部を示す裏側から見た斜視図である。
【図10】従来例を示す概略縦断面図である。
【図11】同分解斜視図である。
【符号の説明】
10 床材支持具 11 床面載置用弾性板 12 脚体 13 床材支持体 15 係合部 16 脚部 17 雄ねじ部 18 支柱 19 ナット部 20 床材支持板 21 ストッパー用ビス 22 弾性板 24 中間弾性板 25 接地部材 26 中央側空隙部 27 外周側空隙部 28 上部側部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面上の所定高さ位置に床材を床張りす
    るための床材支持具であって、床面載置用弾性板と脚体
    と床材支持体とからなり、前記床面載置用弾性板は、床
    面に接地する接地部材とその上部側にあってその外周部
    側と中央部側とに設けた空隙部を介して接地部材に一体
    形成された上部側部材とからなり、前記脚体は、床面載
    置用弾性板の上部側部材に直接または間接的に当接する
    脚部と、該脚部に一体に立設され外周面に雄ねじ部を形
    成した支柱とを有し、前記床材支持体は、前記支柱の雄
    ねじ部に螺合するナット部と、該ナット部に一体形成さ
    れた床材支持板とを有し、該床材支持板に床材を固着す
    るようにしてなる床材支持具。
  2. 【請求項2】 床面載置用弾性板と脚体との間に中間弾
    性板を介在してなる請求項1記載の床材支持具。
  3. 【請求項3】 床面載置用弾性板の上部側部材に係合部
    を突設し、該係合部を前記脚体の脚部または支柱に直接
    に係合するようにした請求項1記載の床材支持具。
  4. 【請求項4】 前記脚体の雄ねじ部と、これに螺合され
    る床材支持体のナット部とにわたってストッパー用ビス
    をねじ込んでなる請求項1〜3のいずれか記載の床材支
    持具。
  5. 【請求項5】 前記床材支持板の床材支持板上面に弾性
    板を載置係合し、該弾性板を介して床材支持板に床材を
    載置固着してなる請求項1〜4のいずれか記載の床材支
    持具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1162181A (ja) * 1997-08-26 1999-03-05 Taisei Denki Kogyo:Kk ユニット支持脚及びそれに用いる支持ボルト
JP2007154642A (ja) * 2005-11-09 2007-06-21 Sumitomo Kinzoku Kozan Siporex Kk 床構造および床用支持具
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