JPH1128U - 二重床用ユニット支持脚 - Google Patents

二重床用ユニット支持脚

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JPH1128U
JPH1128U JP732798U JP732798U JPH1128U JP H1128 U JPH1128 U JP H1128U JP 732798 U JP732798 U JP 732798U JP 732798 U JP732798 U JP 732798U JP H1128 U JPH1128 U JP H1128U
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弘明 平栗
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有限会社泰成電機工業
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 極めて簡単な構成により弾性台座内に圧縮流
体を封入でき、製造が容易で、しかも衝撃吸収性、防振
性、防音性等に優れた安価な二重床用ユニット支持脚を
提供する。 【構成】 ユニット支持脚は、棒状脚部1と、弾性台座
6と、棒状脚部の上部に高さ調整自在に装着される支持
板とから成る。弾性台座の挿入孔7に空気、ガス、油等
の流体を入れた状態で、棒状脚部下端部の丸棒部4を挿
入孔に圧入する。棒状脚部のフランジ部3が弾性台座に
当接するまで挿入すると、挿入孔上端縁部に形成された
凸部9(係合部)が丸棒部上端外周面に形成された溝部
5(係合部)にかみ合い、棒状脚部の抜け止めを確実に
行えると共に、流体が圧縮流体収容室8内に圧縮・封入
された状態になり、また棒状脚部はその下端部の丸棒部
が弾性台座の挿入孔に回動自在に緊密に埋設され、かつ
フランジ部を支持部として弾性台座に載置・立設された
状態に組み立てられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、集合住宅等の各種建物において既存の基礎床面との間に空間を形成 して二重床を施工する乾式置床工法に用いるユニット支持脚に関する。
【0002】
【従来の技術】
椅子や机のごとき家具や重量ある構造物の防振手段として脚部の下端にゴム部 材を設けたり、脚部の一部を上下伸縮構造としてその間にバネを介在させたりす る構造については従来から知られている。また、建築物等で床ユニットを支持す る脚部材としては、上部に床パネルを支持するための受け板もしくはレベル調整 用ナットが螺合される支持ボルトの下端部を防振ゴム台座に植設した構造のもの などが知られている。 しかしながら、前記のように脚部の下端にゴム体を設ける構造では、脚部にか かる全荷重及び衝撃はそれと接触するゴム体の弾性のみによって支持・吸収され ることになり、上部よりの急激な衝撃や微妙な振動の減衰吸収に十分に対応でき るといえない。また、バネを使う場合にも、バネ力が弱いと大きい荷重には効果 がなく、強すぎると微妙な振動には対応できないことはゴムの場合と同様である 。このために、このような脚部により支えられた機械装置に振動衝撃による破壊 を生じたり、人体に不快感を与えることがある。特に、床ユニット支持脚におい ては、床衝撃音や振動音の壁を介しての伝達や階下への伝播を充分に遮断、吸収 することができず、集合住宅等における騒音問題の一因となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本出願人は、前記したような問題を解決し、防振性、クッション性を高めるた めに、棒状脚部の下端部を嵌挿する防振ゴム台座の非貫通孔底部にエア空間部を 残し、このエア空間部をエアクッションとして利用した防振脚体を考案し、既に 特許出願している(特開平1−169032号)。 しかしながら、棒状脚部の下端部を防振ゴム台座の非貫通孔に嵌挿するために は、例えば非貫通孔内周面や脚部下端部外周面に縦溝を設けるなどして、非貫通 孔内の空気を徐々に排出しながら嵌挿する必要があるため、嵌挿された棒状脚部 下端の下のエア空間部の圧力は大気圧とほぼ等しくなる。そのため、このエア空 間部をエアクッションとして利用しても、防振性、クッション性が必ずしも充分 であるとは言い難く、特に床ユニットの支持脚として利用した場合に、歩行時や 子供が飛び跳ねたりする場合などに床にかかる衝撃や振動に対する衝撃吸収性、 防振性、防音性等について、未だ改善すべき余地が残されている。
【0004】 従って、本考案の目的は、棒状脚部の下端部を挿入する弾性台座の挿入孔下部 空間に空気、ガス、油等の流体を圧縮・封入し、弾性台座の素材の弾性に加えて 、上記圧縮流体の高い弾性、衝撃吸収性、防振性を積極的に利用し、さらに衝撃 や振動に対する衝撃吸収性、防振性、防音性等を高めた二重床用ユニット支持脚 を提供することにある。 さらに本考案の目的は、極めて簡単な構成により弾性台座内に圧縮流体を封入 でき、製造が容易で、しかも衝撃吸収性、防振性、防音性等に優れた安価な二重 床用ユニット支持脚を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本考案によれば、上部外周面にネジ部が形成され た棒状脚部と、該棒状脚部の断面円形の下端部が嵌挿される挿入孔及び該挿入孔 に連通して形成され、かつ挿入孔と同一の内径を有する圧縮流体収容室を有する 弾性台座と、上記棒状脚部の上部ネジ部に螺合されるレベル調整用ナットを介し て高さ調整自在に装着される支持板とからなり、上記棒状脚部下端部外周面に上 記弾性台座の挿入孔内周面とかみ合う突状及び/又は溝状の係合部を形成し、上 記棒状脚部下端部を弾性台座の挿入孔に圧入して圧縮流体収容室内に空気、ガス 、油等の流体を圧縮・封入した状態に棒状脚部下端部を弾性台座に緊密に係合す ることを特徴とする二重床用ユニット支持脚が提供される。 好適な態様においては、弾性台座の挿入孔内周面に、上記棒状脚部下端部外周 面に形成された上記係合部とかみ合う溝状及び/又は突状の係合部が形成され、 あるいはまた、棒状脚部の下端から上方に所定距離離間した位置外周面にフラン ジ部が一体に形成され、かつ該フランジ部より下方の棒状脚部下端部は円形断面 を有しており、該棒状脚部の下端部が弾性台座の挿入孔に回動自在に埋設され、 かつ上記フランジ部によって弾性台座に載置される。また、支持板の上面には粘 着シートが貼着されていることが好ましい。
【0006】
【考案の実施の形態】
本考案の二重床用ユニット支持脚体は、棒状脚部の断面円形の下端部をゴム等 から作製された弾性台座の挿入孔に圧入して、該挿入孔に連通して形成された圧 縮流体収容室内に空気、窒素ガスや炭酸ガス等のガス、油などの流体を圧縮・封 入した状態に棒状脚部下端部を弾性台座に緊密に係合してなるものであるため、 弾性台座の素材自体の弾性に加えて、圧縮流体の高い弾性、衝撃吸収性及び防振 性を積極的に利用しており、衝撃や振動に対する吸収性、防振性並びに衝撃音や 振動音に対する防音性に極めて優れている。 また、このように棒状脚部下端部を弾性台座の挿入孔に圧入した場合、圧縮流 体収容室内に圧縮・封入された圧縮流体の圧力が棒状脚部の下端面にかかり、棒 状脚部を挿入孔から押し出すように作用するが、本考案の二重床用ユニット支持 脚においては、棒状脚部下端部外周面に弾性台座の上記挿入孔内周面とかみ合う 係合部が形成され、好ましくは、弾性台座の挿入孔内周面に溝状及び/又は突状 の係合部を形成すると共に、棒状脚部下端部外周面に上記係合部とかみ合う突状 及び/又は溝状の係合部が形成されており、このような極めて簡単な係合機構に より、上記圧縮流体の押出力に抗して棒状脚部下端部を弾性台座に緊密に係合・ 立設することができる。
【0007】
【実施例】
以下、添付図面に示す実施例を説明しつつ本考案についてより具体的に説明す る。
【0008】 図1は本考案の二重床用ユニット支持脚に用いる防振脚体の一実施例の要部断 面を示す。棒状脚部1は、下端から上方に所定距離離間した位置外周面に側方に 突出する環状のフランジ部3が一体に設けられ、それよりも上部にネジ部2が形 成され、またフランジ部3より下方の棒状脚部下端部は円形断面の丸棒部4に形 成されており、かつフランジ部3下端に接する丸棒部4上端外周面には溝部5( 係合部)が形成されている。 一方、弾性台座6はゴム、合成樹脂等の比較的硬質の弾性材料から作製されて おり、その上面中央部に上記丸棒部4に対応する径及びそれよりも長い深さを有 する非貫通の挿入孔7が形成され、該挿入孔7に丸棒部4を嵌挿した後に丸棒部 4下方の挿入孔内の空間が圧縮流体収容室8を形成するように構成されている。 また、挿入孔7の上端縁には上記丸棒部4の上端外周面に形成された溝部5にか み合うサイズの環状の凸部9(係合部)が内方に突出するように形成されている 。
【0009】 組立てに際しては、弾性台座6の挿入孔7に流体を入れた状態で、棒状脚部1 下端部の丸棒部4を挿入孔7に圧入する。棒状脚部1のフランジ部3が弾性台座 6の上面に当接するまで挿入すると、挿入孔7の上端縁部に形成された凸部9が 丸棒部4の上端外周面に形成された溝部5にかみ合い、これによって棒状脚部1 の抜け止めを確実に行えると共に、流体が圧縮流体収容室8内に圧縮・封入され た状態になり、また棒状脚部1はその下端部の丸棒部4が弾性台座6の挿入孔7 に回動自在に緊密に埋設され、かつフランジ部3を支持部として弾性台座6に載 置・立設された状態となる。 なお、圧縮流体として空気や窒素ガス、炭酸ガス等の気体を用いる場合には、 その気密性を向上させるために、弾性台座6の挿入孔7内周面と棒状脚部1の丸 棒部4外周面との間に不揮発性の潤滑油、例えばシリコーン油等を塗布介在させ ることもできる。また、圧縮流体が空気又は油の場合には、これらが挿入孔7内 に存在する状態で棒状脚部1の丸棒部4を圧入すればよいが、他の気体の場合に は、例えば挿入孔7の開口部に薄いシートを貼着して気体を挿入孔7内に充填・ 密封しておき、棒状脚部1の丸棒部4先端により該シートを破って圧入するよう にしてもよい。
【0010】 図2は本考案の二重床用ユニット支持脚に用いる防振脚体の他の実施例を示す 。本実施例の場合、棒状脚部1aの抜け止めをより確実に行えるように、その下 端部の丸棒部4aの略中間部外周面に上下に所定間隔をあけて2本の溝部5aが 形成され、一方、弾性台座6aの挿入孔7a内周面には上記溝部5aにかみ合う ような位置及びサイズの環状の2本の凸部9aが内方に突設されている。 従って、棒状脚部1aの丸棒部4aをフランジ部3aが弾性台座6aの上面に 当接するまで挿入孔7aに圧入すると、挿入孔7a内周面に形成された2本の凸 部9aが丸棒部4aの外周面に形成された2本の溝部5aにそれぞれかみ合い、 棒状脚部1aの抜け止めをさらに確実に行えると共に、圧縮流体収容室8a内に 圧縮・封入された圧縮流体のシール性もさらに向上する。
【0011】 以上のように、圧縮流体収容室内に流体が圧縮・封入されていることにより、 衝撃や振動に対する吸収性が大きく、防振性並びに防音性に極めて優れたものと なる。 なお、上記各実施例及び後述する実施例のいずれにおいても、棒状脚部にかか る荷重がより均等に弾性台座及びその内部の圧縮流体収容室内の圧縮流体に付加 されるように、棒状脚部のフランジ部よりも広い面積を有する座金をフランジ部 と弾性台座との間に介挿することが好ましい。
【0012】 また、図2に示す実施例では、棒状脚部1aの丸棒部4aの中間部外周面に形 成された溝部5a、及び弾性台座6aの挿入孔7aの中間部内周面に突設された 凸部9aが比較的に鋭角な縁部を有するように形成されているが、なだらかな波 形の複数の溝部及び該溝部とかみ合う波形の凸部を形成してもよい。 このような棒状脚部下端部と弾性台座の挿入孔の係合機構は、前記したような 溝状と突状の係合部を任意にまた複数組み合わせて採用できる他、他の形状の係 合部も形成することができる。
【0013】 図3は、棒状脚部下端部と弾性台座の挿入孔の係合機構の他の変形例を示す。 すなわち、図3に示す実施例では、弾性台座6bには断面円形の挿入孔7bが 形成されているだけである。一方、棒状脚部1bの丸棒部4bの下端部は側方に 環状に膨出した凸部9bが形成されている。このような棒状脚部1bの丸棒部4 bをフランジ部3bが弾性台座6bの上面に当接するまで挿入孔7bに圧入する と、弾性台座6bの挿入孔7b内周面が弾性変形し、丸棒部4b下端の凸部9b に対応する位置の挿入孔7b内周面が溝状にへこみ、かみ合った状態となる。こ のような係合機構によっても、棒状脚部1bの抜け止めを行うことができる。
【0014】 図4及び図5は、本考案の防振脚体を用いて組み立てたユニット支持脚例、及 び集合住宅等の各種建物において、既存の基礎床面との間に空間を形成して二重 床を水平度よく敷設する乾式置床工法にユニット支持脚に適用した例を示す。 図4に示すユニット支持脚13は、例えば図1に示す防振脚体11と、外周下 端部に突設された環状の支持部15を有するレベル調整用ナット14と、中央部 に挿入孔17を有し、かつ上面に粘着シート18が貼着された支持板(受け板) 16とから構成される。レベル調整用ナット14は、支持板16に穿設された挿 入孔17に嵌合して取り付けられ、あるいはさらに支持部15上面にリング状の 粘着シート(図示せず)を貼着し、これを支持板16の挿入孔17周囲下面に接 着して取り付けることもできる。このようにして支持板16の挿入孔17に嵌合 されたレベル調整用ナット14に防振脚体11の棒状脚部1のネジ部2がねじ込 まれ、ユニット支持脚13が組み立てられる。なお、棒状脚部1の上端面にはマ イナス溝12(プラス溝や多角形凹陥部でもよい)が設けられており、該溝12 にドライバー等の回転用工具の先端を嵌め込んで棒状脚部1を回転させることに より、レベル調整用ナット14及びそれが嵌合された支持板16が上下動し、支 持板16により支持されている床パネルの床面レベルを調整することができる。 使用に際しては、粘着シート18上面の剥離紙19を剥して用いる。
【0015】 施工に際しては、図5に示すように部屋壁21(または間仕切)の所定の高さ に沿って際根太または根太ユニット22を設け、その上に床パネル23の一辺を 支持する。際根太に接しない床パネル23の他の縁部は、使用する床パネルのサ イズに応じたピッチ、例えば約450mmのピッチで基礎床20上に配置したユ ニット支持脚13に片持たせの状態で載せて取り付ける。ユニット支持脚13と 床パネル23の取付は、ユニット支持脚13の支持板16上面に接着した粘着シ ート18等を介して行う(図4参照)。これによって床パネルの敷設が極めて容 易になり、敷設時の横ずれも防止される。ユニット支持脚13の支持板16の挿 入孔17は床パネル23の縁部から露出した状態とする。隣合う床パネルも同様 に、既に設置したユニット支持脚13上へ床パネル23のレベル調整ができる所 定の間隙を開けて載せ、同様に他のユニット支持脚を配置して取り付ける。床パ ネル23のレベル(又は受け板16の上面位)は、前記挿入孔17を通して棒状 脚部上端面に形成された溝12にドライバー等の回転工具の先端を嵌め込んで回 転させ、棒状脚部1を回すことにより調節する。 このような作業を床パネルごと繰り返し、部屋の隅など定尺の床パネルが入ら ない狭い箇所では、際根太を取付後、定尺板を加工し、寸法を合わせて、適宜に ユニット支持脚を配置して床パネルを敷き詰める。 その後、必要に応じて隙間閉塞部材24を床パネル間の間隙に嵌め込んだ後、 敷設された床パネル上にCFシート、絨毯、畳、木質フロアー材等の床仕上げ材 25を敷設し、作業を完了する。
【0016】 以上、本考案に係るユニット支持脚を実施例にもとづき具体的に説明したが、 本考案は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種 々変更可能である。また、ユニット支持脚の各構成部品の形状(外形)は図示し た形状にとらわれることなく、種々の形状をとることができる。 本考案のユニット支持脚は、図4及び図5に示すような乾式置床工法のユニッ ト支持脚として使用できる他、椅子、机やピアノ等の家具、重量のある事務機械 、工作機械、産業用機械装置の防振脚部にも応用することができ、さらに、建築 物、移動できる構築物等の床を基礎上に支える支持金具としても応用することが できる。
【0017】
【考案の効果】 本考案のユニット支持脚は、以上説明したように構成されているので、以下の ような効果・利点が得られる。 (イ)ゴム等から作製された弾性台座内に形成された圧縮流体収容室内に空気、 窒素ガスや炭酸ガス等のガス、油などの流体を圧縮・封入した状態に棒状脚部下 端部を弾性台座に緊密に係合してなるものであるため、弾性台座の素材自体の弾 性に加えて、圧縮流体の高い弾性、衝撃吸収性及び防振性を積極的に利用してお り、衝撃や振動に対する吸収性、防振性並びに衝撃音や振動音に対する防音性に 極めて優れている。従って、集合住宅等の複数階建築物において、床衝撃音や振 動の階下への伝播を効果的に防止できる。 (ロ)本考案のユニット支持脚においては、棒状脚部下端部に弾性台座の挿入孔 内周面とかみ合うような係合部が形成されており、例えば弾性台座の挿入孔内周 面及びこれに嵌挿される棒状脚部下端部外周面それぞれに相互にかみ合う突状及 び/又は溝状の係合部が形成されており、このような極めて簡単な係合機構によ り、棒状脚部下端部を弾性台座にシール性よく緊密に係合・立設でき、また上記 のような衝撃や振動の吸収効果、防振効果、防音効果を持続できる。 (ハ)本考案のユニット支持脚は、構造が極めて簡単であり、従って製造が容易 で安価に提供できると共に、棒状脚部と弾性台座の組立ても、単に棒状脚部下端 部を弾性台座の挿入孔に圧入するだけでよく、その操作も極めて簡単である。 (ニ)その他、棒状脚部下端部を丸棒部とすることにより、弾性台座の挿入孔に 回動自在に埋設することができ、脚部にかかる回転方向の衝撃や振動にも対応す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のユニット支持脚に用いる防振脚体の一
実施例を示す部分断面図である。
【図2】本考案のユニット支持脚に用いる防振脚体の他
の実施例を示す部分断面図である。
【図3】本考案のユニット支持脚に用いる防振脚体のさ
らに別の実施例を示す部分断面図である。
【図4】本考案のユニット支持脚の一実施例の分解斜視
図である。
【図5】図4に示すユニット支持脚を用いて床パネルを
敷設施工した例を示す破断斜視図である。
【符号の説明】
1,1a,1b 棒状脚部、 2,2a,2b ネジ
部、 3,3a,3bフランジ部、 4,4a,4b
丸棒部、 5,5a 溝部、 6,6a,6b弾性台
座、 7,7a,7b 挿入孔、 8,8a,8b 圧
縮流体収容室、9,9a,9b 凸部、 11 防振脚
体、 12 溝、 13 ユニット支持脚、 14 レ
ベル調整用ナット、 16 支持板、 21 部屋壁又
は間仕切、 22 際根太又は根太ユニット、 23
床パネル、 24 隙間閉塞部材、 25 床仕上げ材

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部外周面にネジ部が形成された棒状脚
    部と、該棒状脚部の断面円形の下端部が嵌挿される挿入
    孔及び該挿入孔に連通して形成され、かつ挿入孔と同一
    の内径を有する圧縮流体収容室を有する弾性台座と、上
    記棒状脚部の上部ネジ部に螺合されるレベル調整用ナッ
    トを介して高さ調整自在に装着される支持板とからな
    り、上記棒状脚部下端部外周面に上記弾性台座の挿入孔
    内周面とかみ合う突状及び/又は溝状の係合部を形成
    し、上記棒状脚部下端部を弾性台座の挿入孔に圧入して
    圧縮流体収容室内に空気、ガス、油等の流体を圧縮・封
    入した状態に棒状脚部下端部を弾性台座に緊密に係合す
    ることを特徴とする二重床用ユニット支持脚。
  2. 【請求項2】 弾性台座の挿入孔内周面に、上記棒状脚
    部下端部外周面に形成された上記係合部とかみ合う溝状
    及び/又は突状の係合部が形成されていることを特徴と
    する請求項1に記載の二重床用ユニット支持脚。
  3. 【請求項3】 棒状脚部の下端から上方に所定距離離間
    した位置外周面にフランジ部が一体に形成され、かつ該
    フランジ部より下方の棒状脚部下端部は円形断面を有し
    ており、該棒状脚部の下端部が弾性台座の挿入孔に回動
    自在に埋設され、かつ上記フランジ部によって弾性台座
    に載置されていることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の二重床用ユニット支持脚。
  4. 【請求項4】 支持板の上面に粘着シートが貼着されて
    いることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に
    記載の二重床用ユニット支持脚。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009127362A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Taisuke Otsubo 床支持ボルトおよび床支持装置
JP2021139160A (ja) * 2020-03-05 2021-09-16 株式会社イノアック住環境 フリーアクセスフロアパネル及びその製造方法及びその施工方法

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