JP2607868Y2 - 二重床用ユニット支持脚 - Google Patents

二重床用ユニット支持脚

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JP2607868Y2
JP2607868Y2 JP1998007327U JP732798U JP2607868Y2 JP 2607868 Y2 JP2607868 Y2 JP 2607868Y2 JP 1998007327 U JP1998007327 U JP 1998007327U JP 732798 U JP732798 U JP 732798U JP 2607868 Y2 JP2607868 Y2 JP 2607868Y2
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弘明 平栗
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案は、集合住宅等の各種
建物において既存の基礎床面との間に空間を形成して二
重床を施工する乾式置床工法に用いるユニット支持脚に
関する。
【0002】
【従来の技術】椅子や机のごとき家具や重量ある構造物
の防振手段として脚部の下端にゴム部材を設けたり、脚
部の一部を上下伸縮構造としてその間にバネを介在させ
たりする構造については従来から知られている。また、
建築物等で床ユニットを支持する脚部材としては、上部
に床パネルを支持するための受け板もしくはレベル調整
用ナットが螺合される支持ボルトの下端部を防振ゴム台
座に植設した構造のものなどが知られている。しかしな
がら、前記のように脚部の下端にゴム体を設ける構造で
は、脚部にかかる全荷重及び衝撃はそれと接触するゴム
体の弾性のみによって支持・吸収されることになり、上
部よりの急激な衝撃や微妙な振動の減衰吸収に十分に対
応できるといえない。また、バネを使う場合にも、バネ
力が弱いと大きい荷重には効果がなく、強すぎると微妙
な振動には対応できないことはゴムの場合と同様であ
る。このために、このような脚部により支えられた機械
装置に振動衝撃による破壊を生じたり、人体に不快感を
与えることがある。特に、床ユニット支持脚において
は、床衝撃音や振動音の壁を介しての伝達や階下への伝
播を充分に遮断、吸収することができず、集合住宅等に
おける騒音問題の一因となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本出願人は、前記した
ような問題を解決し、防振性、クッション性を高めるた
めに、棒状脚部の下端部を嵌挿する防振ゴム台座の非貫
通孔底部にエア空間部を残し、このエア空間部をエアク
ッションとして利用した防振脚体を考案し、既に特許出
願している(特開平1−169032号)。しかしなが
ら、棒状脚部の下端部を防振ゴム台座の非貫通孔に嵌挿
するためには、例えば非貫通孔内周面や脚部下端部外周
面に縦溝を設けるなどして、非貫通孔内の空気を徐々に
排出しながら嵌挿する必要があるため、嵌挿された棒状
脚部下端の下のエア空間部の圧力は大気圧とほぼ等しく
なる。そのため、このエア空間部をエアクッションとし
て利用しても、防振性、クッション性が必ずしも充分で
あるとは言い難く、特に床ユニットの支持脚として利用
した場合に、歩行時や子供が飛び跳ねたりする場合など
に床にかかる衝撃や振動に対する衝撃吸収性、防振性、
防音性等について、未だ改善すべき余地が残されてい
る。
【0004】従って、本考案の目的は、棒状脚部の下端
部を挿入する弾性台座の挿入孔下部空間に空気、ガス、
油等の流体を圧縮・封入し、弾性台座の素材の弾性に加
えて、上記圧縮流体の高い弾性、衝撃吸収性、防振性を
積極的に利用し、さらに衝撃や振動に対する衝撃吸収
性、防振性、防音性等を高めた二重床用ユニット支持脚
を提供することにある。さらに本考案の目的は、極めて
簡単な構成により弾性台座内に圧縮流体を封入でき、製
造が容易で、しかも衝撃吸収性、防振性、防音性等に優
れた安価な二重床用ユニット支持脚を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本考案によれば、上部外周面にネジ部が形成された
棒状脚部と、該棒状脚部の断面円形の下端部が嵌挿され
る挿入孔及び該挿入孔に連通して形成され、かつ挿入孔
と同一の内径を有し、非貫通の密閉空間を形成する圧縮
流体収容室を有する弾性台座と、上記棒状脚部の上部ネ
ジ部に螺合されるレベル調整用ナットを介して高さ調整
自在に装着される支持板とからなり、上記棒状脚部下端
部外周面に上記弾性台座の挿入孔内周面とかみ合う突状
及び/又は溝状の係合部を形成し、上記棒状脚部下端部
をその外周面が弾性台座の挿入孔に密着されるように圧
入して圧縮流体収容室内に空気、ガス、油等の流体を圧
縮・封入した状態に棒状脚部下端部を弾性台座に緊密に
係合することを特徴とする二重床用ユニット支持脚が提
供される。好適な態様においては、弾性台座の挿入孔内
周面に、上記棒状脚部下端部外周面に形成された上記係
合部とかみ合う溝状及び/又は突状の係合部が形成さ
れ、あるいはまた、棒状脚部の下端から上方に所定距離
離間した位置外周面にフランジ部が一体に形成され、か
つ該フランジ部より下方の断面円形の棒状脚部下端部
はネジ部が形成されておらず、該棒状脚部の下端部が弾
性台座の挿入孔に回動自在に埋設され、かつ上記フラン
ジ部によって弾性台座に載置される。また、支持板の上
面には粘着シートが貼着されていることが好ましい。
【0006】
【考案の実施の形態】本考案の二重床用ユニット支持脚
体は、棒状脚部の断面円形の下端部をゴム等から作製さ
れた弾性台座の挿入孔に密着するように圧入して、該挿
入孔に連通する非貫通の密閉空間として形成された圧縮
流体収容室内に空気、窒素ガスや炭酸ガス等のガス、油
などの流体を圧縮・封入した状態に棒状脚部下端部を弾
性台座に緊密に係合してなるものであるため、弾性台座
の素材自体の弾性に加えて、圧縮流体の高い弾性、衝撃
吸収性及び防振性を積極的に利用しており、衝撃や振動
に対する吸収性、防振性並びに衝撃音や振動音に対する
防音性に極めて優れている。また、このように棒状脚部
下端部を弾性台座の挿入孔に圧入した場合、圧縮流体収
容室内に圧縮・封入された圧縮流体の圧力が棒状脚部の
下端面にかかり、棒状脚部を挿入孔から押し出すように
作用するが、本考案の二重床用ユニット支持脚において
は、棒状脚部下端部外周面に弾性台座の上記挿入孔内周
面とかみ合う係合部が形成され、好ましくは、弾性台座
の挿入孔内周面に溝状及び/又は突状の係合部を形成す
ると共に、棒状脚部下端部外周面に上記係合部とかみ合
う突状及び/又は溝状の係合部が形成されており、この
ような極めて簡単な係合機構により、上記圧縮流体の押
出力に抗して棒状脚部下端部を弾性台座に緊密に係合・
立設することができる。
【0007】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例を説明しつつ本
考案についてより具体的に説明する。
【0008】図1は本考案の二重床用ユニット支持脚に
用いる防振脚体の一実施例の要部断面を示す。棒状脚部
1は、下端から上方に所定距離離間した位置外周面に側
方に突出する環状のフランジ部3が一体に設けられ、そ
れよりも上部にネジ部2が形成され、またフランジ部3
より下方の棒状脚部下端部は円形断面の丸棒部4に形成
されており、かつフランジ部3下端に接する丸棒部4上
端外周面には溝部5(係合部)が形成されている。一
方、弾性台座6はゴム、合成樹脂等の比較的硬質の弾性
材料から作製されており、その上面中央部に上記丸棒部
4に対応する径及びそれよりも長い深さを有する非貫通
の挿入孔7が形成され、該挿入孔7に丸棒部4を嵌挿し
た後に丸棒部4下方の挿入孔内の空間が圧縮流体収容室
8を形成するように構成されている。また、挿入孔7の
上端縁には上記丸棒部4の上端外周面に形成された溝部
5にかみ合うサイズの環状の凸部9(係合部)が内方に
突出するように形成されている。
【0009】組立てに際しては、弾性台座6の挿入孔7
に流体を入れた状態で、棒状脚部1下端部の丸棒部4を
挿入孔7に圧入する。棒状脚部1のフランジ部3が弾性
台座6の上面に当接するまで挿入すると、挿入孔7の上
端縁部に形成された凸部9が丸棒部4の上端外周面に形
成された溝部5にかみ合い、これによって棒状脚部1の
抜け止めを確実に行えると共に、流体が圧縮流体収容室
8内に圧縮・封入された状態になり、また棒状脚部1は
その下端部の丸棒部4が弾性台座6の挿入孔7に回動自
在に緊密に埋設され、かつフランジ部3を支持部として
弾性台座6に載置・立設された状態となる。なお、圧縮
流体として空気や窒素ガス、炭酸ガス等の気体を用いる
場合には、その気密性を向上させるために、弾性台座6
の挿入孔7内周面と棒状脚部1の丸棒部4外周面との間
に不揮発性の潤滑油、例えばシリコーン油等を塗布介在
させることもできる。また、圧縮流体が空気又は油の場
合には、これらが挿入孔7内に存在する状態で棒状脚部
1の丸棒部4を圧入すればよいが、他の気体の場合に
は、例えば挿入孔7の開口部に薄いシートを貼着して気
体を挿入孔7内に充填・密封しておき、棒状脚部1の丸
棒部4先端により該シートを破って圧入するようにして
もよい。
【0010】図2は本考案の二重床用ユニット支持脚に
用いる防振脚体の他の実施例を示す。本実施例の場合、
棒状脚部1aの抜け止めをより確実に行えるように、そ
の下端部の丸棒部4aの略中間部外周面に上下に所定間
隔をあけて2本の溝部5aが形成され、一方、弾性台座
6aの挿入孔7a内周面には上記溝部5aにかみ合うよ
うな位置及びサイズの環状の2本の凸部9aが内方に突
設されている。従って、棒状脚部1aの丸棒部4aをフ
ランジ部3aが弾性台座6aの上面に当接するまで挿入
孔7aに圧入すると、挿入孔7a内周面に形成された2
本の凸部9aが丸棒部4aの外周面に形成された2本の
溝部5aにそれぞれかみ合い、棒状脚部1aの抜け止め
をさらに確実に行えると共に、圧縮流体収容室8a内に
圧縮・封入された圧縮流体のシール性もさらに向上す
る。
【0011】以上のように、圧縮流体収容室内に流体が
圧縮・封入されていることにより、衝撃や振動に対する
吸収性が大きく、防振性並びに防音性に極めて優れたも
のとなる。なお、上記各実施例及び後述する実施例のい
ずれにおいても、棒状脚部にかかる荷重がより均等に弾
性台座及びその内部の圧縮流体収容室内の圧縮流体に付
加されるように、棒状脚部のフランジ部よりも広い面積
を有する座金をフランジ部と弾性台座との間に介挿する
ことが好ましい。
【0012】また、図2に示す実施例では、棒状脚部1
aの丸棒部4aの中間部外周面に形成された溝部5a、
及び弾性台座6aの挿入孔7aの中間部内周面に突設さ
れた凸部9aが比較的に鋭角な縁部を有するように形成
されているが、なだらかな波形の複数の溝部及び該溝部
とかみ合う波形の凸部を形成してもよい。このような棒
状脚部下端部と弾性台座の挿入孔の係合機構は、前記し
たような溝状と突状の係合部を任意にまた複数組み合わ
せて採用できる他、他の形状の係合部も形成することが
できる。
【0013】図3は、棒状脚部下端部と弾性台座の挿入
孔の係合機構の他の変形例を示す。すなわち、図3に示
す実施例では、弾性台座6bには断面円形の挿入孔7b
が形成されているだけである。一方、棒状脚部1bの丸
棒部4bの下端部は側方に環状に膨出した凸部9bが形
成されている。このような棒状脚部1bの丸棒部4bを
フランジ部3bが弾性台座6bの上面に当接するまで挿
入孔7bに圧入すると、弾性台座6bの挿入孔7b内周
面が弾性変形し、丸棒部4b下端の凸部9bに対応する
位置の挿入孔7b内周面が溝状にへこみ、かみ合った状
態となる。このような係合機構によっても、棒状脚部1
bの抜け止めを行うことができる。
【0014】図4及び図5は、本考案の防振脚体を用い
て組み立てたユニット支持脚例、及び集合住宅等の各種
建物において、既存の基礎床面との間に空間を形成して
二重床を水平度よく敷設する乾式置床工法にユニット支
持脚に適用した例を示す。図4に示すユニット支持脚1
3は、例えば図1に示す防振脚体11と、外周下端部に
突設された環状の支持部15を有するレベル調整用ナッ
ト14と、中央部に挿入孔17を有し、かつ上面に粘着
シート18が貼着された支持板(受け板)16とから構
成される。レベル調整用ナット14は、支持板16に穿
設された挿入孔17に嵌合して取り付けられ、あるいは
さらに支持部15上面にリング状の粘着シート(図示せ
ず)を貼着し、これを支持板16の挿入孔17周囲下面
に接着して取り付けることもできる。このようにして支
持板16の挿入孔17に嵌合されたレベル調整用ナット
14に防振脚体11の棒状脚部1のネジ部2がねじ込ま
れ、ユニット支持脚13が組み立てられる。なお、棒状
脚部1の上端面にはマイナス溝12(プラス溝や多角形
凹陥部でもよい)が設けられており、該溝12にドライ
バー等の回転用工具の先端を嵌め込んで棒状脚部1を回
転させることにより、レベル調整用ナット14及びそれ
が嵌合された支持板16が上下動し、支持板16により
支持されている床パネルの床面レベルを調整することが
できる。使用に際しては、粘着シート18上面の剥離紙
19を剥して用いる。
【0015】施工に際しては、図5に示すように部屋壁
21(または間仕切)の所定の高さに沿って際根太また
は根太ユニット22を設け、その上に床パネル23の一
辺を支持する。際根太に接しない床パネル23の他の縁
部は、使用する床パネルのサイズに応じたピッチ、例え
ば約450mmのピッチで基礎床20上に配置したユニ
ット支持脚13に片持たせの状態で載せて取り付ける。
ユニット支持脚13と床パネル23の取付は、ユニット
支持脚13の支持板16上面に接着した粘着シート18
等を介して行う(図4参照)。これによって床パネルの
敷設が極めて容易になり、敷設時の横ずれも防止され
る。ユニット支持脚13の支持板16の挿入孔17は床
パネル23の縁部から露出した状態とする。隣合う床パ
ネルも同様に、既に設置したユニット支持脚13上へ床
パネル23のレベル調整ができる所定の間隙を開けて載
せ、同様に他のユニット支持脚を配置して取り付ける。
床パネル23のレベル(又は受け板16の上面位)は、
前記挿入孔17を通して棒状脚部上端面に形成された溝
12にドライバー等の回転工具の先端を嵌め込んで回転
させ、棒状脚部1を回すことにより調節する。このよう
な作業を床パネルごと繰り返し、部屋の隅など定尺の床
パネルが入らない狭い箇所では、際根太を取付後、定尺
板を加工し、寸法を合わせて、適宜にユニット支持脚を
配置して床パネルを敷き詰める。その後、必要に応じて
隙間閉塞部材24を床パネル間の間隙に嵌め込んだ後、
敷設された床パネル上にCFシート、絨毯、畳、木質フ
ロアー材等の床仕上げ材25を敷設し、作業を完了す
る。
【0016】以上、本考案に係るユニット支持脚を実施
例にもとづき具体的に説明したが、本考案は上記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能である。また、ユニット支持脚の各構成
部品の形状(外形)は図示した形状にとらわれることな
く、種々の形状をとることができる。本考案のユニット
支持脚は、図4及び図5に示すような乾式置床工法のユ
ニット支持脚として使用できる他、椅子、机やピアノ等
の家具、重量のある事務機械、工作機械、産業用機械装
置の防振脚部にも応用することができ、さらに、建築
物、移動できる構築物等の床を基礎上に支える支持金具
としても応用することができる。
【0017】
【考案の効果】本考案のユニット支持脚は、以上説明し
たように構成されているので、以下のような効果・利点
が得られる。 (イ)ゴム等から作製された弾性台座内に形成された圧
縮流体収容室内に空気、窒素ガスや炭酸ガス等のガス、
油などの流体を圧縮・封入した状態に棒状脚部下端部を
弾性台座に緊密に係合してなるものであるため、弾性台
座の素材自体の弾性に加えて、圧縮流体の高い弾性、衝
撃吸収性及び防振性を積極的に利用しており、衝撃や振
動に対する吸収性、防振性並びに衝撃音や振動音に対す
る防音性に極めて優れている。従って、集合住宅等の複
数階建築物において、床衝撃音や振動の階下への伝播を
効果的に防止できる。 (ロ)本考案のユニット支持脚においては、棒状脚部下
端部に弾性台座の挿入孔内周面とかみ合うような係合部
が形成されており、例えば弾性台座の挿入孔内周面及び
これに嵌挿される棒状脚部下端部外周面それぞれに相互
にかみ合う突状及び/又は溝状の係合部が形成されてお
り、このような極めて簡単な係合機構により、棒状脚部
下端部を弾性台座にシール性よく緊密に係合・立設で
き、また上記のような衝撃や振動の吸収効果、防振効
果、防音効果を持続できる。 (ハ)本考案のユニット支持脚は、構造が極めて簡単で
あり、従って製造が容易で安価に提供できると共に、棒
状脚部と弾性台座の組立ても、単に棒状脚部下端部を弾
性台座の挿入孔に圧入するだけでよく、その操作も極め
て簡単である。 (ニ)その他、棒状脚部下端部を丸棒部とすることによ
り、弾性台座の挿入孔に回動自在に埋設することがで
き、脚部にかかる回転方向の衝撃や振動にも対応するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のユニット支持脚に用いる防振脚体の一
実施例を示す部分断面図である。
【図2】本考案のユニット支持脚に用いる防振脚体の他
の実施例を示す部分断面図である。
【図3】本考案のユニット支持脚に用いる防振脚体のさ
らに別の実施例を示す部分断面図である。
【図4】本考案のユニット支持脚の一実施例の分解斜視
図である。
【図5】図4に示すユニット支持脚を用いて床パネルを
敷設施工した例を示す破断斜視図である。
【符号の説明】
1,1a,1b 棒状脚部、 2,2a,2b ネジ
部、 3,3a,3bフランジ部、 4,4a,4b
丸棒部、 5,5a 溝部、 6,6a,6b弾性台
座、 7,7a,7b 挿入孔、 8,8a,8b 圧
縮流体収容室、9,9a,9b 凸部、 11 防振脚
体、 12 溝、 13 ユニット支持脚、 14 レ
ベル調整用ナット、 16 支持板、 21 部屋壁又
は間仕切、 22 際根太又は根太ユニット、 23
床パネル、 24 隙間閉塞部材、 25 床仕上げ材

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部外周面にネジ部が形成された棒状脚
    部と、該棒状脚部の断面円形の下端部が嵌挿される挿入
    孔及び該挿入孔に連通して形成され、かつ挿入孔と同一
    の内径を有し、非貫通の密閉空間を形成する圧縮流体収
    容室を有する弾性台座と、上記棒状脚部の上部ネジ部に
    螺合されるレベル調整用ナットを介して高さ調整自在に
    装着される支持板とからなり、上記棒状脚部下端部外周
    面に上記弾性台座の挿入孔内周面とかみ合う突状及び/
    又は溝状の係合部を形成し、上記棒状脚部下端部をその
    外周面が弾性台座の挿入孔に密着されるように圧入して
    圧縮流体収容室内に空気、ガス、油等の流体を圧縮・封
    入した状態に棒状脚部下端部を弾性台座に緊密に係合す
    ることを特徴とする二重床用ユニット支持脚。
  2. 【請求項2】 弾性台座の挿入孔内周面に、上記棒状脚
    部下端部外周面に形成された上記係合部とかみ合う溝状
    及び/又は突状の係合部が形成されていることを特徴と
    する請求項1に記載の二重床用ユニット支持脚。
  3. 【請求項3】 棒状脚部の下端から上方に所定距離離間
    した位置外周面にフランジ部が一体に形成され、かつ該
    フランジ部より下方の断面円形の棒状脚部下端部にはネ
    ジ部が形成されておらず、該棒状脚部の下端部が弾性台
    座の挿入孔に回動自在に埋設され、かつ上記フランジ部
    によって弾性台座に載置されていることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の二重床用ユニット支持脚。
  4. 【請求項4】 支持板の上面に粘着シートが貼着されて
    いることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に
    記載の二重床用ユニット支持脚。
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