JP6692606B2 - 二重床の支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、建築物の基礎床上に支持脚を介して床材が敷設され、前記基礎床と前記床材との間に空間部を設けた二重床の支持構造に関する。
近年、例えば、集合住宅やオフィスビル、体育館等の建築物においては、コンクリートスラブ等の基礎床に、支持脚を介して床材を敷設して、基礎床と床材との間に空間部を設けた、いわゆる二重床構造が利用されている。この二重床構造は、基礎床と床材との間に設けた空間部によって、耐衝撃性や、遮音性、断熱性等を向上させるという利点がある。
ところで、集合住宅等においては、二重床を構成する古い床材を剥がして、新しい床材を貼り代えてリフォームすることがある。その場合には、部屋の空間を広く確保するために、コンクリートスラブ等の基礎床と床材との隙間をなるべく小さくした、低床構造が求められている。
このような低床構造に対応した二重床構造として、例えば、下記特許文献1には、略円錐台形状をなした防振ゴムと、該防止ゴムに垂直に支持された支持ボルトと、下地パネルに取付られる支持プレートとからなる支持脚を有する、二重床構造が記載されている。前記支持プレートは、下地パネルの切欠部に挿入されるカップ状の凸部と、その周囲から広がるフランジ部とからなり、カップ状の凸部の裏側に、防振ゴムの上部が収納されるようになっている。
また、下記特許文献2には、支持脚体を有する二重床における支持構造であって、支持脚体が、床板基材の貫通孔に挿入され雌ねじ孔を有する円筒金具と、雄ねじを外周に形成した肉厚の盤状体をなす嵌込金具と、その下端に設けた鍔状部に嵌着され、下方に向けて拡大した形状をなすゴム製の弾性支持盤とからなる、床支持構造が記載されている。
特開2012−1915号公報 特開2002−174021号公報
ところで、建築物をリフォームする場合には、コンクリートスラブ等の基礎床と、床材との隙間を小さくしたり或いは大きくしたり、必要に応じて調整したい場合がある。
しかしながら、上記特許文献1の二重床構造では、支持プレートのカップ状凸部が、下地パネルの切欠部に挿入され、同カップ状凸部の裏側に、防振ゴムの上部が入り込む構造となっているので、防振ゴムを取り換えたい場合は、敷設された下地パネルを取外して裏返しにした後、防振ゴムの支持ボルトをカップ状凸部の雌ねじ部から取外さなければならず、煩雑で面倒であった。
また、二重床の場合、基礎床と床材との間に配置された、ゴム製の部材によって、二重床の衝撃吸収力が付与されている。
しかしながら、特許文献2の床支持構造では、嵌込金具が肉厚の盤状体をなすと共に、その下端に設けた鍔状部に、ゴム製の弾性支持盤が嵌着された構造をなしており、鍔状部の分だけ全体高さが大きいので、二重床の更なる低床化を図るべく、床基盤と床板基材との隙間を小さくしようとした場合、弾性支持盤の高さを確保しにくく、十分な衝撃吸収力が得られないことがあった。
したがって、本発明の目的は、下地パネルに支持脚を取付けしやすく、支持脚の交換も簡単にできると共に、支持脚による衝撃吸収力を十分に確保することができる、二重床の支持構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、建築物の基礎床上に支持脚を介して床材が敷設され、前記基礎床と前記床材との間に空間部が形成された二重床の支持構造であって、前記床材は、少なくとも下地パネルと該下地パネル上に敷設される床パネルとを有し、前記下地パネルの厚さ方向に貫通穴が形成され、該貫通穴に、内周に雌ネジを設けた筒状枠体が装着されており、前記支持脚は、前記筒状枠体の内周の雌ネジに螺合する雄ネジが外周に形成され、上面に天壁が設けられ、下面が開口された筒状ケースと、この筒状ケースの内部に挿入されて前記下面の開口から所定長さで突出する弾性脚体とを有していることを特徴とする。
上記発明によれば、下地パネルの貫通穴に筒状枠体を装着しておき、この筒状枠体に支持脚の筒状ケースを螺挿して、支持脚を下地パネルに取付け、支持脚の筒状ケースを回転させて、筒状枠体に対してネジ移動させることにより、支持脚の弾性脚体が基礎床上に着地するように調整することにより、支持脚及び筒状枠体を介して、下地パネルを基礎床に対して適切な高さで支持することができる。
そして、基礎床の上面と下地パネルの下面との隙間が小さい低床式二重床であっても、弾性脚体の上部を筒状ケースに挿入することにより、弾性脚体の軸方向長さを長くとることができるため、充分な衝撃吸収力を付与することができる。
また、支持脚は、筒状ケース内に弾性脚体を挿入して、筒状ケースの下面の開口から弾性脚体を突出させた構造からなるので、下地パネルの前記筒状枠体に、上からでも下からでも支持脚を挿入して螺着させることができ、支持脚の下地パネルへの取付け作業性が向上する。
更に、二重床の施工後に、支持脚を交換したい場合であっても、筒状枠体の上方開口から支持脚を取外した後、筒状枠体の上方開口から新しい支持脚を挿入して螺着することで、支持脚を交換することができる。
また、基礎床の上面と下地パネルの下面との隙間に、筒状枠体の雌ネジと筒状ケースの雄ネジとの螺合度の調整だけでは適応できない場合は、筒状ケースから弾性脚体を引き抜いて、弾性脚体だけを取り替えることにより、様々な高さの床にも適用することができる。
本発明に係る二重床の支持構造においては、前記弾性脚体は、柱状のゴム材料からなり、前記弾性脚体として、前記ゴム材料の硬度及び/又は長さが異なる複数種類のものが用意されていることが好ましい。
上記態様によれば、ゴム材料の硬度及び/又は長さが異なる複数種類の弾性脚体を用意しておくことにより、筒状枠体の雌ネジと筒状ケースの雄ネジとの螺合度の調整だけでは適応できない、基礎床の上面と下地パネルの下面との隙間にも、弾性脚体を交換するだけで対応でき、また、支持脚の適用箇所に応じて、弾性脚体の硬度を変更することが可能となる。
本発明に係る二重床の支持構造においては、前記弾性脚体には、上端面から下端面に至るように貫通路が形成されており、前記筒状ケースの天壁には、工具が嵌合可能な嵌合溝と、前記貫通路に連通する注入孔とが形成されており、前記注入孔から前記貫通路を通して、前記弾性脚体の下端面と前記基礎床との間に接着剤を注入できるように構成されていることが好ましい。
上記態様によれば、筒状ケースの天壁の嵌合溝に工具を嵌合させて、筒状ケースを容易に回転させることができると共に、天壁の注入孔から接着剤を注入することにより、貫通路を通して弾性脚体の下端面と基礎床との間に接着剤を注入して、弾性脚体の下端面を基礎床に固定することができる。
本発明に係る二重床の支持構造においては、前記弾性脚体の外周に、軸方向に伸びるフィン又はリブが、周方向に沿って所定間隔で形成されており、前記弾性脚体が、前記フィン又はリブを介して、前記筒状ケースに圧入されて取付けられていることが好ましい。
上記態様によれば、弾性脚体にフィン又はリブを設けたことにより、筒状ケースへの弾性脚体の圧入時に、フィン又はリブが筒状ケース内周に部分的に当接するため、摩擦抵抗を少なくすることができると共に、弾性脚体を回転させながら押し込むことで、摩擦抵抗をより少なくすることができ、弾性脚体をスムーズに圧入することができる。また、筒状ケースへ弾性脚体を圧入していくときに、フィンとフィンとの間、又は、リブとリブとの間から、筒状ケース内の空気が抜けるので、弾性脚体をスムーズに圧入することができる。更に、フィン又はリブが、筒状ケース内周に部分的に強固に圧接するので、弾性脚体を筒状ケースにしっかりと固定することができる。
本発明に係る二重床の支持構造においては、前記弾性脚体の外周面に、軸方向に伸びる凹溝が、周方向に沿って所定間隔で形成されており、前記弾性脚体が、前記筒状ケースに圧入されて取付けられていることが好ましい。
上記態様によれば、弾性脚体に凹溝を設けたことにより、筒状ケースへの弾性脚体の圧入時に、弾性脚体を縮径しやすくして、圧入作業を容易に行うことができる。
本発明に係る二重床の支持構造においては、前記筒状枠体の内周面と、前記筒状ケースの外周面とには、前記筒状ケースの回転角を調整することにより、互いに整合可能なキー溝が、前記筒状枠体及び前記筒状ケースの上端面から軸方向に沿って形成されており、前記キー溝にキーを挿入することによって、前記筒状ケースを回り止めできるように構成されていることが好ましい。
上記態様によれば、キー溝にキーを挿入することによって、筒状枠体に対して筒状ケースを回り止めし、支持脚の突出長さが変化しないようにすることができる。また、キーを抜くことによって、筒状ケースが回転可能となるので、取り外すこともできる。
本発明に係る二重床の支持構造においては、前記筒状枠体は、前記下地パネルの貫通穴内に挿入される挿入部と、該挿入部の一端外周から延設され、前記下地パネルの貫通穴の裏側周縁に係合するフランジ部とからなることが好ましい。
上記態様によれば、筒状枠体の挿入部を下地パネルの貫通孔内に下方から挿入することにより、筒状枠体を下地パネルに装着でき、下地パネルの荷重をフランジ部で受けることによって、支持脚を介して下地パネルにかかる荷重を確実に受けることができる。
本発明によれば、筒状枠体に筒状ケースを螺挿し、支持脚を下地パネルに取付け、筒状枠体に対して筒状ケースをネジ移動させて、支持脚の弾性脚体が基礎床上に着地させることで、下地パネルを基礎床に対して適切な高さで支持することができる。そして、低床式二重床であっても、弾性脚体の上部を筒状ケースに挿入することで、弾性脚体の軸方向長さを長くとることができるため、充分な衝撃吸収力を付与することができると共に、筒状枠体に、上からでも下からでも支持脚を螺着できるため、支持脚の下地パネルへの取付け作業性を向上させることができる。
本発明に係る二重床の支持構造の、第1実施形態を示す分解斜視図である。 同支持構造を構成する支持脚を示しており、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は断面図、(d)は底面図である。 同支持構造の使用例を示しており、その第1工程の断面説明図である。 同支持構造の使用例を示しており、その第2工程の断面説明図である。 同支持構造の使用例を示しており、その第3工程の断面説明図である。 同支持構造において、基礎床と下地パネルの隙間を調整した状態を示す断面説明図である。 同支持構造において用いられる、下地パネルの敷設状態を示す説明図である。 同支持構造において、図7とは異なる下地パネルの敷設状態を示す説明図である。 本発明に係る二重床の支持構造の、第2実施形態を示す要部拡大斜視図である。 本発明に係る二重床の支持構造の、第3実施形態を示しており、(a)はその要部拡大分解斜視図、(b)は要部拡大斜視図である。 本発明に係る二重床の支持構造の、第4実施形態を示す要部拡大斜視図である。 本発明に係る二重床の支持構造の、第5実施形態を示す要部拡大斜視図である。 本発明に係る二重床の支持構造の、第6実施形態を示す要部拡大斜視図である。 本発明に係る二重床の支持構造の、第7実施形態を示しており、(a)はその要部拡大分解斜視図、(b)は要部拡大斜視図である。 本発明に係る二重床の支持構造の、第8実施形態を示す斜視図である。 同支持構造において用いられる、下地パネルの拡大斜視図である。 同支持構造の断面説明図である。
以下、図1〜8を参照して、本発明に係る二重床の支持構造の、第1実施形態について説明する。
図5及び図6に示すように、この二重床の支持構造は、集合住宅や、オフィスビル、体育館等の建築物の、コンクリートスラブ等の基礎床1上に、支持脚20を介して床材5が敷設され、基礎床1と床材5との間に空間部3が形成された、いわゆる二重床を支持するためのものである。
この実施形態における前記床材5は、図5及び図6に示すように、パーティクルボード、配向性ストランドボード、ファイバーボード、せっこうボード(硬質せっこうボード、ガラス繊維不織布入りせっこう板など)、木質系セメント板(木毛セメント板、木片セメント板など)等からなる下地パネル6と、該下地パネル6の上に敷設される、合板、パーティクルボード、配向性ストランドボード、ファイバーボード、せっこうボード(硬質せっこうボード、ガラス繊維不織布入りせっこう板など)、木質系セメント板(木毛セメント板、木片セメント板など)等からなる床パネル7と、該床パネル7の上に敷設される、フローリング、畳、カーペット、絨毯、石、タイル、樹脂シート(長尺塩ビシート、CFシートなど)等からなる仕上材8とから構成されている。
また、図7及び図8に示すように、下地パネル6は、長方形状や正方形状等の矩形状のものが用いられるが、特に限定はされない。
なお、図7に示す長方形状の下地パネル6の場合、その横幅Wは、600〜2450mmであることが好ましく、910〜1820mmであることがより好ましい。また、下地パネル6の縦幅Hは、300〜1220mmであることが好ましく、450〜600mmであることがより好ましい。
一方、図8に示す正方形状の下地パネル6の場合、一辺の長さが、450〜1220mmであることが好ましく、600〜910mmであることがより好ましい。
更に、図7及び図8に示す下地パネル6の厚さは、15〜35mmであることが好ましく、18〜25mmであることがより好ましい。
また、前記下地パネル6の所定箇所には、その厚さ方向に、円形状の貫通穴6aが形成されている。
この実施形態においては、図7に示す長方形状の下地パネル6の場合は、その対向する長辺に沿って、所定間隔Cをあけて複数の貫通穴6aが形成されている。なお、隣接する貫通穴6a,6aとの間隔Cは、150〜910mmであることが好ましく、300〜615mmであることがより好ましい。
一方、図8に示す正方形状の下地パネル6の場合には、パネルの4つ角部、各辺の中央、及び、パネル中央に、貫通穴6aが形成されている。
なお、貫通穴6aは、例えば、角穴であってもよく、また、貫通穴6aの形成箇所や個数は、特に限定はされない。
また、この実施形態においては、図7及び図8に示すように、パネル材料の伸縮を考慮して、隣接する下地パネル6どうしを、所定隙間を空けて互い違いとなるように配置されている。なお、隣接する下地パネル6を、所定隙間を空けて整列して配置してもよく、下地パネル6の配置は特に限定されない。
図1及び図3に示すように、下地パネル6の貫通穴6aには、内周に雌ネジ13を設けた筒状枠体10が装着されるようになっている。
図3を併せて参照すると、この実施形態の筒状枠体10は、円形状の貫通穴6aに挿入される円筒状の挿入部11と、該挿入部11の基端外周から外径方向に向けて環状に延設され、貫通穴6aの裏側周縁に係合するフランジ部12とからなる。また、挿入部11の内周には、雌ネジ13が形成されている。なお、この実施形態における挿入部11は、下地パネル6の貫通穴6aに圧入されるようになっている。
また、筒状枠体10は、例えば、鉄系合金や、ステンレス等の金属材料や、ポリアミド系樹脂や、ポリアセタール等の合成樹脂、更には、各種の木材などから形成することができる。
また、図1に示すように、支持脚20は、筒状ケース30と、該筒状ケース30の内部に挿入される弾性脚体40とから構成されている。
図1及び図2に示すように、この実施形態の筒状ケース30は、円筒状をなした周壁31と、該周壁31の上方開口に配置された天壁33とからなり、上方が天壁33で閉塞され、下方が開口した略キャップ状をなしている。また、前記周壁31の外径は、前記筒状枠体10の内径に適合する大きさとなっており、同周壁31の外周には、筒状枠体10の雌ネジ13に螺合する雄ネジ32が形成されている。
図1及び図2(b)に示すように、天壁33には、プラスドライバーやマイナスドライバー等の、工具の先端を嵌合させるための、嵌合溝34が形成されている。この実施形態の嵌合溝34は、十字形状をなしていると共に、天壁33の厚さ方向に貫通した形状となっている(図2(b),(c)参照)。なお、嵌合溝34は、マイナスドライバー用として、スリット状をなしていてもよく、特に限定はされない。
また、天壁33の中央には、基礎床1との接着用の接着剤を注入するための、注入孔35が形成されている。この注入孔35は、弾性脚体40の貫通路41(図2(c)参照)に連通している。
なお、上記筒状ケース30は、鉄系合金や、ステンレス、アルミニウム合金、チタン合金、銅合金等の金属材料や、ポリアミド系樹脂や、ポリアセタール等の合成樹脂、更には、各種の木材などから形成することができる。
一方、弾性脚体40は、弾性を有しており、前記筒状ケース30の内部に挿入され、同筒状ケース30の下面側の開口から所定長さで突出する構造をなしている。
この実施形態における弾性脚体40は、例えば、天然ゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム、ブタジエンゴム、ニトリルゴム、エチレン・プロピレンゴム、スチレン系エラストマー、ウレタン系エラストマー、オレフィン系エラストマー等の熱可塑性エラストマー等のゴム材料からなっている。なお、この弾性脚体としては、弾性を有するものであればよく、図9に示すようにコイルスプリング等であってもよい(これについては後述する)。
図1及び図2(c)に示すように、この実施形態の弾性脚体40は、下端から上端に至るまで一定外径Dで伸びる円柱状をなしており、その中心には、上端面から下端面に至るように貫通路41が軸方向に沿って形成されている。
また、図2(d)に示すように、弾性脚体40の下端面には、前記貫通路41の下端から放射状に伸びる、複数の溝部43が貫通路41に連通して形成されている。この実施形態では、4つの溝部43からなる十字状をなしている。
そして、前記筒状ケース30の天壁33の注入孔35から注入された接着剤Sは、貫通路41を通って弾性脚体40の下端に至り、更に溝部43を流れて、弾性脚体40の下端面と基礎床1との間に接着剤Sが注入されるようになっている(図5参照)。
なお、接着剤Sとしては、例えば、エポキシ系や、ウレタン系の接着剤を用いることができる。
また、この実施形態の弾性脚体40の外径Dは、筒状ケース30の周壁31の内径よりも小さく、かつ、貫通穴6aに装着される筒状枠体10の内径よりも小さく形成されている。そのため、この弾性脚体40は筒状ケース30内に挿入可能とされており、更に、支持脚20全体を、筒状枠体10の上方開口又は下方開口から挿入可能となっている。
上記の、弾性脚体40の外径Dは、15〜70mmであることが好ましく、25〜50mmであることがより好ましい。また、弾性脚体40の軸方向に沿った長さL1(図2(c)参照)は、15〜70mmであることが好ましく、25〜40mmであることがより好ましい。
更に、この弾性脚体40は、筒状ケース30の周壁31内に挿入され、天壁33に当接するまで押し込まれて、図2(c)に示すように、筒状ケース30の下面開口から所定長さL2で突出するようになっているが、この突出長さL2は、5〜50mmであることが好ましく、5〜20mmであることがより好ましい。
また、この実施形態のように、弾性脚体40がゴム材料からなる場合には、同弾性脚体40の硬度、ここでは、JIS K 6253に従って測定した硬度(デュロメータタイプA)は、20〜85であることが好ましく、30〜65であることがより好ましい。
更に、弾性脚体40としては、ゴム材料の硬度及び/又は長さが異なる複数種類のものが用意されていることが好ましい。
例えば、硬度違いの弾性脚体や、長さ違い弾性脚体を複数種用意したり、長さが長いが硬度は柔らかい弾性脚体や、長さが短いが硬度は硬い弾性脚体など、二重床の施工箇所や目的に応じて、種々の弾性脚体を用意することが好ましい。
また、弾性脚体の使用箇所の間違えを避けるために、弾性脚体の硬度によって、色を変えることも好ましい。
なお、この実施形態では、弾性脚体40は、下端から上端に至るまで一定外径で伸びる円柱状をなしているが、例えば、角柱状等としてもよく、更には、弾性脚体の下端部側外周を、筒状枠体10に挿入可能な範囲で拡径させたりしてもよく、筒状枠体10内に挿入可能な形状や寸法であれば、特に限定はされない。
次に、上記構成からなる本発明に係る二重床の支持構造の、使用方法及び作用効果について説明する。
まず、図1に示すように、下地パネル6の貫通穴6aの下方から、筒状枠体10の挿入部11を挿入し圧入させつつ、フランジ部12を貫通穴6aの裏側周縁に係合させるまで押し込んでいくことで、図3に示すように、貫通穴6aに筒状枠体10を装着させることができる。なお、挿入部11を貫通穴6aに圧入しない構造の場合には、接着剤やネジ等を介して、フランジ部12を貫通穴6aの裏側周縁に固定することで、貫通穴6aに筒状枠体10を装着することができる。
このように、この実施形態においては、筒状枠体10の挿入部11を、下地パネル6の貫通穴6a内に下方から挿入するだけの簡単な作業で、筒状枠体10を貫通穴6aに装着することができると共に、下地パネル6の荷重を、フランジ部12で受けることによって、支持脚20を介して下地パネル6にかかる荷重を確実に受けることができる。
そして、二重床の施工は、例えば、次のように行うことができる。
まず、図3に示すように、筒状枠体10の上方開口から支持脚20を挿入して、筒状枠体10の雌ネジ13に、筒状ケース30の雄ネジ32を螺着させて、下地パネル6に支持脚20を取付けると共に、筒状枠体10の下方開口から、支持脚20の弾性脚体40を所定長さ突出させておく(図4参照)。なお、筒状枠体10の下方開口から、支持脚20を螺着させるようにしてもよい。
その後、図7,8に示すように、二重床を敷設する部屋の基礎床1上に、支持脚20を取付けた下地パネル6を、所定の配置で設置する。このとき、基礎床1表面の不陸等によって、支持脚20が均等に接地しない場合や、下地パネル6の高さが適切でない場合には、筒状枠体10の上方開口から、工具先端を挿入して、筒状ケース30の嵌合溝34に嵌合させ、筒状ケース30を回転させて、筒状枠体10に対して支持脚20をネジ移動させることで、筒状枠体10の下方開口からの弾性脚体40の突出量を調整する。それによって、下地パネル6を適切な高さで支持させると共に、全ての支持脚20の弾性脚体40を均等に接地させることができる。
また、筒状枠体10の下方開口からの弾性脚体40の突出量を調整することにより、図5に示すように、下地パネル6を比較的低い位置や、図6に示すように、比較的高い位置など、所望の高さに支持することができ、部屋の天井の高さや、基礎床1と下地パネル6との間に必要とされる空間の高さに応じて、下地パネル6の支持高さを調整できる。
上記のように、基礎床1の上面と下地パネル6の下面との隙間を調整した後、支持脚20を基礎床1上により確実に固定したい場合には、筒状ケース30の天壁33の注入孔35から、接着剤Sを注入することができる。すると、接着剤Sが、貫通路41を通って弾性脚体40の下端に至り、更に溝部43を流れて、弾性脚体40の下端面と基礎床1との間に接着剤Sが注入されるので、弾性脚体40の下端面を基礎床1に固定することができる(図5及び図6参照)。
以上のようにして、複数の下地パネル6を、図7や図8に示すように、所定隙間を空けて互い違いとなるように、基礎床1に敷設した後、図5及び図6に示すように、下地パネル6の上方に床パネル7を敷設して、図示しないくぎ等によって下地パネル6に固定し、同床パネル7によって複数の下地パネル6どうしを互いに連結させて一体化させる。更に、床パネル7の上方に仕上材8を敷設することで、基礎床1と床材5との間に空間部3を設けた状態で、基礎床1上に支持脚20を介して床材5を敷設することができる。
そして、この支持構造においては、弾性脚体40の上部が、筒状ケース30内に挿入された構造となっているので、基礎床1の上面と下地パネル6の下面との隙間が小さい、いわゆる低床式二重床であっても、弾性脚体40の軸方向長さを長くとることができ、充分な衝撃吸収力を付与することができる。
また、支持脚20は、筒状ケース30内に弾性脚体40を挿入して、筒状ケース30の下面の開口から弾性脚体40を突出させた構造からなるので、下地パネル6の貫通穴6aに装着された筒状枠体10の上方開口又は下方開口のいずれからでも、支持脚20を挿入して螺着させることができ、支持脚20の下地パネル6への取付け作業性を向上させることができる。
更に、二重床の施工後に、支持脚20を交換したい場合であっても、筒状枠体10の上方開口から工具先端を挿入して、嵌合溝34に嵌合させて筒状ケース30を回転させて、筒状ケース30の上方開口から支持脚20を取外した後、筒状枠体10の上方開口から新しい支持脚20を挿入して螺着することで、支持脚20を交換することができる。
また、筒状枠体10の雌ネジ13と筒状ケース30の雄ネジ32との螺合度の調整だけでは、基礎床1の上面と下地パネル6の下面との隙間に、支持脚20の突出長さを適合できない場合は、筒状ケース30から弾性脚体40を引き抜いて、弾性脚体40だけを取り替えることにより、様々な高さの床にも適用することができる。
更に、この実施形態においては、弾性脚体40は、柱状のゴム材料からなり、該弾性脚体40として、前記ゴム材料の硬度及び/又は長さが異なる複数種類のものが用意されている。このように、ゴム材料の硬度及び/又は長さが異なる複数種類の弾性脚体40を用意しておくことにより、筒状枠体10の雌ネジ13と筒状ケース30の雄ネジ32との螺合度の調整だけでは適応できない、基礎床1の上面と下地パネル6の下面との隙間にも、弾性脚体40を交換するだけで対応でき、また、支持脚20の適用箇所に応じて、弾性脚体40の硬度を変更することが可能となる。
図9には、本発明に係る二重床の支持構造の、第2実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
図9に示すように、この実施形態に係る二重床の支持構造では、弾性脚体40aが、コイルスプリングとなっており、その上部が筒状ケース30内に挿入されて、支持脚20が構成されている。
この構造においても、前記実施形態と同様の効果を得ることができる。
図10には、本発明に係る二重床の支持構造の、第3実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
図10(a)に示すように、この実施形態においては、筒状枠体10の挿入部11の内周面に、上端面から軸方向に沿って下端面に至るキー溝11aが形成されている。一方、筒状ケース30の周壁31の外周面には、上端面から軸方向に沿って下端面に至るキー溝31aが、筒状ケース30の周方向に沿って均等な間隔で複数(ここでは8個)形成されている(図10(a)参照)。なお、筒状ケース30側のキー溝31aは8個に限定されるものではない。
そして、筒状枠体10に対して筒状ケース30の回転角を調整することにより、筒状枠体10のキー溝11aに対して、筒状ケース30の所定のキー溝31aが互いに整合するようになっており、これらのキー溝11a,31aに、キー50が挿入されることによって、筒状枠体10に対して筒状ケース30を所定角度で回り止めできるように構成されている(図10(b)参照)。
この実施形態においては、筒状枠体10のキー溝11aに対して、筒状ケース30の所定のキー溝31aを整合するように、筒状枠体10に対して筒状ケース30をネジ移動させて、筒状ケース30の回転角度を調整した後、これらのキー溝11a,31aにキー50を挿入することによって、筒状枠体10に対して筒状ケース30を回り止めし、筒状枠体10の下方開口からの、支持脚20の突出長さが変化しないようにすることができる。また、キー50をキー溝11a,31aから抜き出すことによって、筒状ケース30が回転可能となるので、筒状枠体10から支持脚20を取り外すこともできる。
図11には、本発明に係る二重床の支持構造の、第4実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
図11に示すように、この実施形態においては、弾性脚体40bの外周から、軸方向に伸びる薄肉板状のフィン45が、同弾性脚体40bの周方向に沿って所定間隔をあけて、放射状に形成されている。これらの複数のフィン45は、筒状ケース30の周壁31の内周面に圧接するようになっている。
そして、この実施形態においては、弾性脚体40bに、複数のフィン45を設けたことにより、筒状ケース30に圧入するときに、フィン45が筒状ケース30の内周に部分的に当接して、弾性脚体のそれ以外の部分は当接しないため、摩擦抵抗を少なくすることができると共に、弾性脚体40bを回転させながら押し込むことによって、摩擦抵抗をより少なくすることができ、筒状ケース30内に弾性脚体40bをスムーズに圧入することができる。また、フィン45とフィン45との間から、筒状ケース30内の空気が抜けるので、これによっても、弾性脚体40bをスムーズに圧入することができる。更に、複数のフィン45が筒状ケース30の内周に部分的に強固に圧接するので、弾性脚体40bを筒状ケース30にしっかりと固定することができる。
図12には、本発明に係る二重床の支持構造の、第5実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
図12に示すように、この実施形態においては、弾性脚体40cの外周から、軸方向に伸びる突条をなしたリブ47が、同弾性脚体40cの周方向に沿って所定間隔をあけて形成されている。これらの複数のリブ47は、筒状ケース30の周壁31の内周面に圧接するようになっている。
そして、この実施形態においては、弾性脚体40cが、複数のリブ47を介して、筒状ケース30内に圧入されて取付けられるようになっているので、前記第4実施形態と同様に、筒状ケース30内に弾性脚体40cをスムーズに圧入することができると共に、同弾性脚体40cを筒状ケース30にしっかりと固定することができる。
図13には、本発明に係る二重床の支持構造の、第6実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
図13に示すように、この実施形態においては、弾性脚体40dの外周面に、軸方向に沿って凹状に抉るように伸びる凹溝48が、周方向に沿って均等な間隔をあけて複数個形成されている。
上記のように、弾性脚体40dの外周面に凹溝40dを設けたことによって、筒状ケース30内に弾性脚体40dを圧入していくときに、凹溝48により弾性脚体40dの縮み代が確保されて、弾性脚体40dを縮径しやすくして、スムーズに圧入することができ、筒状ケース30内への弾性脚体40dの圧入作業を容易に行うことができる。
図14には、本発明に係る二重床の支持構造の、第7実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
図14に示すように、この実施形態においては、筒状枠体10の挿入部11の内周面であって、周方向に対向する箇所には、同挿入部11の上端面から下端面に至るまで、その軸方向に沿ってキー溝11a,11aが形成されている。
各キー溝11aには、キー51が挿入されるようになっている。このキー51は、キー溝11aに嵌入する略四角柱状をなした本体52と、該本体52の一端部に、その軸方向に対して直角に延設され、筒状ケース30の天壁33に係止する係止片53とからなる。また、本体52の、前記係止片53の延設方向側の一側面、及び、その反対側の他側面には、本体52の軸方向に沿って筋状をなした凸部52aが複数形成されている(図14(a)参照)。なお、このキー51は、ゴム材料や樹脂材料等、更には、鉄系合金、ステンレス、アルミニウム合金、チタン合金、銅合金などの金属材料から形成されている。
そして、図14(b)に示すように、筒状枠体10の雌ネジ13に筒状ケース30の雄ネジ32を螺着させ、筒状枠体10の下方開口から弾性脚体40を任意の長さで突出させ、その状態で、キー51の本体52を筒状枠体10のキー溝11aに挿入して、キー51の係止片53が筒状ケース30の天壁33に係止するまで、押し込む。
すると、キー51の係止片53が筒状ケース30の天壁33に係止して、キー51が抜け止め保持されると共に、キー51の本体52の一側面の凸部52aが、筒状ケース30の雄ネジ32の外周面に係合し、かつ、同本体52の他側面の凸部52aが、キー溝11aの底面に係合するので、筒状枠体10に対して、支持脚20を任意の回転角度で螺着させることができ、使い勝手を向上させることができる。
なお、例えば、キー51の係止片53と、筒状ケース30の天壁33との間に、マイナスドライバー等を差し込んで、係止片53をこじり上げることで、キー溝11aからキー51の本体52を取り外すことでき、筒状枠体10に対する支持脚20の回転角度を調整したり、筒状枠体10から支持脚20を取り外したりすることができる。
図15〜17には、本発明に係る二重床の支持構造の、第8実施形態が示されている。
この実施形態の二重床の支持構造においては、図15及び図16に示すように、下地パネル60の構造、及び、その敷設構造が、前記実施形態と異なっており、それによって、二重床の更なる低床化を達成できるようになっている。
図16に示すように、この実施形態における下地パネル60は、一方向に長く伸びた略長方形状をなしており、2枚の板材が、長手方向及び幅方向にずらして積層されたような構造となっている。
より詳細に説明すると、この下地パネル60の長手方向一側部は、厚さ方向の一側(上半部)から第1突出部61が突出し、厚さ方向の他側(下半部)がへこんで第1へこみ部62をなしている。また、下地パネル60の長手方向他側部は、厚さ方向の一側がへこんで第2へこみ部64をなし、厚さ方向の他側から第2突出部65が突出している。
一方、下地パネル60の幅方向一側部は、厚さ方向の一側から第3突出部67が突出し、厚さ方向の他側がへこんで第3へこみ部68をなしている。また、下地パネル60の幅方向他側部は、厚さ方向の一側がへこんで第4へこみ部70をなし、厚さ方向の他側から第4突出部71が突出している。
そして、支持脚20を装着した複数の下地パネル60は、次のようにして敷設される。
すなわち、図15及び図17に示すように、所定の下地パネル60(以下、「所定パネル60」)の第1突出部61を、隣接する他の下地パネル60(以下、「他パネル60」)の第2突出部65の上面に当接させて載置すると共に、所定パネル60の第3突出部67を、他パネル60の第4突出部71の上面に当接させて載置する。
上記工程を複数の下地パネル60について繰り返して行って、図15及び図17に示すように、第1突出部61と第2へこみ部64との間、第1へこみ部62と第2突出部65との間、第3突出部67と第4へこみ部70との間、第3へこみ部68と第4突出部71との間に、所定の隙間Gをそれぞれ空けて配置すると共に、複数の下地パネル60が互い違いとなるように敷設する。
そして、図17に示すように、複数の各下地パネル60の、重なり合って互いに当接した部分、すなわち、第1突出部61と第2突出部65、第3突出部67と第4突出部71を、くぎ75や図示しない接着剤等で接合させることによって、複数の下地パネル60が互いに連結されて一体化した構造となる。
このように、この実施形態においては、下地パネル60の各側部に、第1突出部61、第2突出部65、第3突出部67、第4突出部71を設けたことによって、隣接する下地パネル60の側部どうしを接合させて、複数の下地パネル60を一体化することができる。そのため、下地パネル60の上方に、パーティクルボードのような床材を載置することなく、直接、フローリング等の仕上材8を載置することができるので、床材の分だけ、床材5を薄くすることができ、二重床の低床化を図ることができる。
また、この支持構造においては、支持脚20の構造、すなわち、筒状枠体10の下方開口からの弾性脚体40の突出量を調整することによって、下地パネル60を基礎床1に対して低く保持することができるので、上述した下地パネル60の構造の低床効果と相俟って、二重床の低床化をより効率的に図ることができる。
なお、この実施形態においては、下地パネル60の長手方向一側部を、厚さ方向一側が突出し、厚さ方向他側がへこんだ形状とし、同パネルの長手方向他側部を、厚さ方向一側がへこみ、厚さ方向他側が突出した形状とし、同パネルの幅方向一側部を、厚さ方向一側が突出し、厚さ方向他側がへこんだ形状とし、同パネルの幅方向他側部を、厚さ方向一側がへこみ、厚さ方向他側が突出した形状としたが、この形状に限定されるものではない。すなわち、隣接する下地パネルを並べて配置したときに、隣接する下地パネルの側部どうしが重なり合って、くぎ等によって互いに接合できる部分を有していればよい。
1 基礎床
3 空間部
5 床材
6,60 下地パネル
7 床パネル
8 仕上材
10 筒状枠体
11 挿入部
11a キー溝
12 フランジ部
13 雌ネジ
20,20a 支持脚
30 筒状ケース
31 周壁
31a キー溝
32 雄ネジ
33 天壁
34 嵌合溝
35 注入孔
40,40a,40b,40c,40d 弾性脚体
41 貫通路
43 溝部
45 フィン
47 リブ
48 凹溝
50,51 キー
52 本体
53 係止片
61 第1突出部
62 第1へこみ部
64 第2へこみ部
65 第2突出部
67 第3突出部
68 第3へこみ部
70 第4へこみ部
71 第4突出部
75 くぎ

Claims (2)

  1. 建築物の基礎床上に支持脚を介して床材が敷設され、前記基礎床と前記床材との間に空間部が形成された二重床の支持構造であって、
    前記床材は、少なくとも下地パネルと該下地パネル上に敷設される床パネルとを有し、
    前記下地パネルの厚さ方向に貫通穴が形成され、該貫通穴に、内周に雌ネジを設けた筒状枠体が装着されており、
    前記支持脚は、前記筒状枠体の内周の雌ネジに螺合する雄ネジが外周に形成され、上面に天壁が設けられ、下面が開口された筒状ケースと、この筒状ケースの内部に挿入されて前記下面の開口から所定長さで突出するゴム材料からなる弾性脚体とを有しており、
    前記弾性脚体には、上端面から下端面に至るように貫通路が形成されており、前記筒状ケースの天壁には、工具が嵌合可能な嵌合溝と、前記貫通路に連通する注入孔とが形成されており、前記注入孔から前記貫通路を通して、前記弾性脚体の下端面と前記基礎床との間に接着剤を注入できるように構成されており、
    前記弾性脚体の外周に、同弾性脚体の軸方向全長亘り伸び同弾性脚体と一体形成された薄肉板状のフィンが、周方向に沿って所定間隔をあけて放射状に形成されており、前記弾性脚体が、前記フィンを介して、前記筒状ケースに圧入されて取付けられ、前記フィンは前記筒状ケースの下面の開口から突出することを特徴とする二重床の支持構造。
  2. 前記筒状枠体は、前記下地パネルの貫通穴内に挿入される挿入部と、該挿入部の一端外周から延設され、前記下地パネルの貫通穴の裏側周縁に係合するフランジ部とからなる請求項記載の二重床の支持構造。
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