JPH11107495A - 断熱二重床施工用ユニット支持脚、断熱二重床ユニット及びそれらを用いた断熱二重床の施工方法 - Google Patents

断熱二重床施工用ユニット支持脚、断熱二重床ユニット及びそれらを用いた断熱二重床の施工方法

Info

Publication number
JPH11107495A
JPH11107495A JP28124097A JP28124097A JPH11107495A JP H11107495 A JPH11107495 A JP H11107495A JP 28124097 A JP28124097 A JP 28124097A JP 28124097 A JP28124097 A JP 28124097A JP H11107495 A JPH11107495 A JP H11107495A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
unit
insulating material
support
heat insulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP28124097A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3837216B2 (ja
Inventor
Hiroaki Hirakuri
弘明 平栗
Nozomi Haraguchi
望 原口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Electronic Industries Co Ltd
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Taisei Electronic Industries Co Ltd
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Electronic Industries Co Ltd, Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Taisei Electronic Industries Co Ltd
Priority to JP28124097A priority Critical patent/JP3837216B2/ja
Publication of JPH11107495A publication Critical patent/JPH11107495A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3837216B2 publication Critical patent/JP3837216B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 断熱材の取付けを簡単に施工性良く行える係
止具を用いたユニット支持脚、断熱性、遮音性に優れた
二重床を施工性良く構築できる断熱二重床ユニット及び
それらを用いた断熱二重床の施工方法を提供する。 【解決手段】 側方に突出する断熱材支持部53を有す
る係止具50をユニット支持脚1の支持ボルト20に装
着し、このユニット支持脚を基礎床120の床面上に所
定のピッチで配置した後、端縁部所定箇所にレベル調整
用ナット30及び支持板40の形状の一部に対応する形
状の切欠き部62及び凹部63、65が形成された板状
の断熱材60を、対向する係止具の断熱材支持部により
端縁部が支持されるように、かつ断熱材の切欠き部及び
凹部が支持板と嵌め合わされるように架け渡して配置
し、断熱材支持部と支持板との間で挟持させる。その
後、床パネル123をその端縁部がユニット支持脚の支
持板により支持されるように敷設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、戸建住宅、集合住
宅等の各種建物において既存の基礎床面との間に空間を
形成して断熱二重床を施工する際に用いるユニット支持
脚、断熱二重床ユニット及びそれらを用いた断熱二重床
の施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】二重床は、複数枚の床パネル(床板材)
を、基礎床に配置した複数の支持脚によって一定の高さ
に支持するようにして構築されており、例えば特開平3
−17348号や実開平4−116537号に、棒状脚
部と該棒状脚部の上端部に上下調節可能に装着された受
け板とからなるユニット支持脚群と、定尺の長方形及び
/又は正方形の床パネル群とを組み合わせて用いる乾式
二重床の施工方法が開示されている。従来知られている
ユニット支持脚の一例は図13に示すとおりであり、ゴ
ム、合成樹脂等の比較的硬質の弾性材料からなる接床基
台102と該基台102に回動自在に立設された支持ボ
ルト104とからなる棒状脚部と、外周略中央部に側方
に突設された環状の支持部109を有するレベル調整用
ナット108と、中央部に上記レベル調整用ナット10
8の上部が嵌合される挿入孔111を有する正方形又は
長方形の支持板110とから構成されている。
【0003】支持ボルト104は、下端から上方に所定
距離離間した位置外周面に側方に突出する環状の鍔部1
05が一体に設けられ、かつ鍔部105より上部にはネ
ジ部が形成され、また支持ボルト104の頂端面には回
転用工具先端を嵌め込むための溝部107が形成されて
いる。そして、支持ボルト104の基端丸棒部106を
上記接床基台102の中央孔103に嵌挿することによ
り、支持ボルト104は鍔部105を支持部として接床
基台102に回動自在に立設された状態となる。一方、
レベル調整用ナット108は支持板110の挿入孔11
1に嵌合され、その上部を拡開することによって、支持
板110に強固に取り付けられる。それと共に、レベル
調整用ナット108の上部には接着剤溜り113が形成
される。このようにして支持板110の挿入孔111に
嵌合されたレベル調整用ナット108に支持ボルト10
4のネジ部上端部をねじ込むことによって、図13に示
すようにユニット支持脚101が組み立てられる。この
ような構造のユニット支持脚101は、支持ボルト10
4の頂端面の溝部107にドライバー等の回転用工具の
先端を嵌め込んで支持ボルト104を回転させることに
より、レベル調整用ナット108が上下動し、支持板1
10により支持されている床パネルの床面レベルを調整
することができる。
【0004】以上のようにして組み立てられたユニット
支持脚101を用いて二重床を構築する場合の施工例
は、例えば図14に示すように、まず部屋壁又は間仕切
121の所定の高さに沿って際根太(又は根太ユニッ
ト)122を設け、その上に床パネル123の一辺を支
持する。際根太に接しない床パネル123の他の端縁部
は、所定のピッチで基礎床(コンクリートスラブ)12
0上に配置したユニット支持脚101に片持たせの状態
で載せて取り付ける。ユニット支持脚101と床パネル
123の取付は、ユニット支持脚101の支持板110
上面に貼着した両面粘着シート112等を介して行い、
床パネル敷設時に床パネル123を両面粘着シート11
2に圧着して仮固定しておく。ユニット支持脚101の
支持板110の挿入孔111は床パネル123の端縁部
から露出した状態とし、この挿入孔111を通してドラ
イバー等により支持ボルト104を回し、床パネル12
3のレベル(又は支持板110の上面位)を調節する。
【0005】隣合う床パネルも同様に、既に設置したユ
ニット支持脚101上へ床パネル123のレベル調整が
できる所定の間隙を開けて載せ、同様に他のユニット支
持脚101を配置して取り付ける。このような作業を床
パネルごと繰り返し、床パネルを所定面積施工し、必要
に応じて床面レベルを調整した後、床パネル123から
ユニット支持脚101の支持板110に対して釘打ち
し、床パネル123をユニット支持脚101に固定し、
また支持ボルト104上部の接着剤溜り113から接着
剤を注入し、レベル調整用ナット108と支持ボルト1
04との間を接着・固定する。その後、必要に応じて床
パネル123の上に捨張り合板124を敷設するか、あ
るいは隣接する床パネル間の間隙を覆うように比較的剛
性のある粘着テープを貼着した後、CFシート、絨毯、
畳、木質フロアー材、タイルカーペット等の床仕上げ材
(図示せず)を敷設し、作業を完了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように施
工することによって二重床が構築されるが、近年、屋内
の断熱性や遮音性の改善が求められており、床にも断熱
性及び遮音性を付与するために、床構造にグラスウー
ル、押出しポリスチレンフォーム、ビーズ法ポリスチレ
ンフォーム、発泡ウレタン等の断熱・遮音材を設けるこ
とが提案されている。例えば、本出願人も、ユニット支
持脚の支持板上に根太材及び断熱材を配置し、その上に
床パネルを載置する施工例を既に提案している(特開平
7−305442号)。しかしながら、この方法の場
合、例えばユニット支持脚上にその支持板より幅狭の根
太材を配置し、根太間に断熱材を架け渡して配置した
後、床パネルを敷設するものであるが、二重床の施工に
根太材が必要となり、施工性や施工コストの点で難点が
ある。
【0007】一方、断熱材一体型のパネル材としては、
実開平3−25707号に、断熱材からなる芯材の少な
くとも一側面に構造用積層材を張り合わせた耐力パネル
構造が提案されている。この耐力パネル構造は、家屋の
壁板に用いることを主目的としているが、床板にも採用
できると教示されている。しかしながら、根太材を用い
る場合にはそれ程大きな問題は生じないと考えられる
が、発泡ウレタン等の断熱材を芯材として用いたこのよ
うなパネル材を、前記したようなユニット支持脚により
支持される二重床の床パネルとして用いた場合、歩行の
繰り返しや物の載置等によって長年荷重を受けることに
より、例えば芯材の一側面に構造用積層材が積層された
構造では、ユニット支持脚により支持される部分の発泡
ウレタンの収縮が大きく、また芯材の両側面に構造用積
層材を積層した構造でも全体的に発泡ウレタンが収縮
し、床面の区域によって収縮率に差が生じる。そのた
め、隣合う床パネル間に段差が生じたり、また部分的に
床面が沈み込んだり、一様な床面レベルを長年月にわた
って維持できないなどの問題がある。また、断熱性、遮
音性は、床下全体に断熱・遮音材を設けることで発揮さ
れ、前記のようなユニット支持脚により床パネル端縁部
を支持する構造の二重床のように隣接する床パネル間に
間隙があると、その効果は著しく減少してしまう。
【0008】従って、本発明の目的は、床パネル敷設の
施工性を阻害することなく、断熱性あるいはさらに遮音
性のパネルを容易に取り付けることができる断熱二重床
施工用ユニット支持脚を提供することにある。さらに本
発明の目的は、断熱性及び遮音性に優れ、前記したよう
なユニット支持脚により容易に敷設することができ、し
かも一定の床面レベルを長年月にわたって安定して維持
することができる断熱二重床ユニットを提供することに
ある。さらに本発明の他の目的は、断熱性及び遮音性に
優れ、歩行の繰り返しや物の載置等により長年荷重を受
けても隣合う床パネル間の段差の発生や床面の沈み込み
等の問題がなく、一様な床面レベルを長年月にわたって
維持できる二重床を簡単にかつ安定して構築できる断熱
二重床の施工方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の一つの側面によれば、接床基台と、該基台
に回動自在に立設された支持ボルトと、該支持ボルトの
上部に螺合されたレベル調整用ナットを介して高さ調整
自在に装着された支持板とからなるユニット支持脚にお
いて、側方に突出する断熱材支持部を有する係止具をユ
ニット支持脚上部に備えていることを特徴とする断熱二
重床施工用ユニット支持脚が提供される。本発明の他の
側面によれば、(A)接床基台と、該基台に回動自在に
立設された支持ボルトと、該支持ボルトの上部に螺合さ
れたレベル調整用ナットを介して高さ調整自在に装着さ
れた支持板とからなるユニット支持脚と、(B)該ユニ
ット支持脚上部に装着して用いられ、側方に突出する断
熱材支持部を有する係止具と、(C)上記ユニット支持
脚により支持される長方形及び/又は正方形の床パネル
と、(D)端縁部所定箇所に上記ユニット支持脚の支持
板の形状の一部に対応する形状の切欠き部及び/又は凹
部が形成された板状の断熱材とから構成されることを特
徴とする断熱二重床ユニットが提供される。
【0010】さらに本発明によれば、前記したような断
熱二重床施工用ユニット支持脚あるいは断熱二重床ユニ
ットを用いた断熱二重床の施工方法も提供される。この
施工方法は、基礎床の床面上に複数のユニット支持脚を
床パネルの形状に応じた所定のピッチで配置し、床パネ
ルをその端縁部が上記ユニット支持脚の支持板により支
持されるように架け渡して所定の高さレベルに敷設する
二重床の床下地の施工に際して、側方に突出する断熱材
支持部を有する係止具を上記ユニット支持脚の上部に装
着し、このユニット支持脚を基礎床の床面上に所定のピ
ッチで配置した後、端縁部所定箇所に上記ユニット支持
脚の支持板の形状の一部に対応する形状の切欠き部及び
/又は凹部が形成された板状の断熱材を、対向するユニ
ット支持脚に装着された係止具の上記断熱材支持部によ
り端縁部が支持されるように、かつ断熱材の上記切欠き
部及び/又は凹部がユニット支持脚の支持板と嵌め合わ
されるように架け渡して配置し、その後、上記断熱材の
上に床パネルをその端縁部が上記ユニット支持脚の支持
板により支持されるように敷設することを特徴としてい
る。好適には、前記断熱材の端縁部を、前記係止具の断
熱材支持部とユニット支持脚の支持板又はその上に固定
される床パネルとの間で挟持させる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明による断熱二重床の施工
は、基本的には、前記したような複数のユニット支持脚
群と床パネル群を用い、所定のピッチで基礎床面上に配
置された相対するユニット支持脚の支持板間(壁又は間
仕切り際においてはユニット支持脚の支持板と際根太又
は根太ユニットの根太部材との間)に床パネルを架け渡
して所定の高さレベルに敷設し、二重床の床下地を施工
する際に、側方に突出する断熱材支持部を有する係止具
を用い、この係止具をユニット支持脚の上部に、上記断
熱材支持部がユニット支持脚の支持板の下方所定の高さ
位置で横方向に拡張するように取り付け、相対する断熱
材支持部間に板状の断熱材を架け渡して配置し、その
後、床パネルを上記のように敷設するものである。従っ
て、断熱材の取付けを極めて簡単に、かつ施工性良く行
うことができる。
【0012】前記断熱材としては、充分な耐久性や断熱
性、遮音性を示すような半硬質又は硬質プラスチック発
泡体であれば全て使用でき、好ましくは独立気泡型又は
半独立気泡型の発泡ウレタンや、ビーズ法ポリスチレン
フォーム、押出しポリスチレンフォームなどが好適に使
用でき、特に強度及び遮音性の点からは発泡ウレタンが
好ましい。このようなプラスチック発泡体は、かなり強
い圧縮強さを有すると共に、断熱性、遮音性の他、防虫
性、耐候性等にも優れ、また吸湿性が無く、長期にわた
ってそれらの性質はほとんど変化しない。また、軽量で
あり、切断、穴あけ等の加工もし易いので、取扱い性の
点からも有利である。このような断熱材を床パネルの下
に設置することにより、断熱性の高い二重床となるばか
りでなく、遮音性にも優れた二重床となる。なお、断熱
材上面と床パネル下面との間には隙間があってもよい
が、これらを密接した状態で設置することにより、子供
の飛び跳ね、重量物の落下等により床パネルに衝撃が加
わっても、床パネルの振動をその下に密接して配置され
ている断熱材によって吸収することができ、床衝撃音の
階下や隣室への伝播を効果的に防止することができる。
【0013】前記係止具の構造及びユニット支持脚への
取付けは種々の態様で行うことができるが、より具体的
な好適な態様においては、前記係止具が、所定箇所に雌
ネジ部が形成された円筒部と、該円筒部の外周面よりも
側方に拡張するように突設された断熱材支持部とから成
り、上記円筒部の雌ネジ部を前記支持ボルトに螺合する
ことによって高さ調整自在に装着する。この取付態様の
場合、上記断熱材支持部とユニット支持脚の支持板との
間で、断熱材の端縁部所定箇所を挟持することになる。
なお、円筒部の長さは、所望の断熱材の厚さに応じて変
えることができる。
【0014】別の好適な態様においては、前記係止具
が、断面略コ字状の掛止部と、該掛止部の両先端部が横
方向に折曲された形状の断熱材支持部とから成り、該断
熱材支持部が下方に位置するように上記掛止部を前記支
持板上に掛止する。より簡単な構造の係止具はL型金具
であり、一方の平板部の端部をユニット支持脚の支持板
に釘、ビス等で固定して用い、他方の平板部を断熱材支
持部として利用する。これらの場合には、上記断熱材支
持部と床パネルとの間で、断熱材の端縁部所定箇所を挟
持することになる。さらに好適には、前記断熱材支持部
が下方への押圧力に抗して上方に付勢するような弾力性
を備えている係止具を用い、断熱材上面が常に床パネル
下面に密接するように構成する。このような弾力性は、
例えばバネ部材等の他の部材によって付与することもで
き、あるいは断熱材支持部自体を弾力性が発揮されるよ
うな構造とすることもできる。
【0015】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例を説明しつつ本
発明についてさらに具体的に説明する。図1は、ユニッ
ト支持脚1の支持ボルト20に本発明の一実施例の係止
具50が高さ調整自在に装着された組立状態を示してい
る。ユニット支持脚1は、接床基台1、該接床基台に回
動自在に立設された支持ボルト20、該支持ボルトの上
部に螺合されるレベル調整用ナット30及び該レベル調
整用ナットが装着される支持板40とから構成されてい
る。
【0016】接床基台10はゴム、合成樹脂等の比較的
硬質の弾性材料から作製されて、コンクリートスラブの
基礎床120の床面にジャストフィットし、かつ防振の
機能を果たすようにされている。接床基台10は、大径
の円形基部11と該基部11の略中央部に突設された受
け部12とから成り、該受け部12には、支持ボルト2
0の下端部に形成された鍔部21を挿入するための凹部
13が形成されている。そして、上記受け部12の凹部
13周囲の壁部内側上端縁には、内側に若干突出した係
合部14が形成されている。この係合部14は、支持ボ
ルト20の鍔部21を凹部13内に押え、支持ボルト2
0の鍔部21が凹部13から簡単に抜け出ないように作
用する。なお、接床基台10の下面には、遮音性をさら
に向上させるために、環状、半球状、円筒状等の任意の
形状の複数の突起を形成することもできる。
【0017】一方、金属製の支持ボルト20は、下端部
に側方に突出する環状の鍔部21が成形されていると共
に、略上半部外周面にネジ部22が形成され、また上端
部は小径部23に形成され、その頂端面にはドライバー
等の回転用工具の先端を嵌め込むためのマイナス溝24
(プラス溝や多角形凹陥部でもよい)が形成されてい
る。なお、支持ボルト20は中実の支持ボルト又は中空
パイプから作製された中空支持ボルトのいずれでもよ
い。中空支持ボルトの場合、接床基台10の中心部に上
下貫通孔を設け、あるいはさらにその下面に上記貫通孔
から放射状(例えば十文字状)に延びる溝部を形成し、
上方からの接着剤注入によって、接着剤が中空支持ボル
ト内を流下し、さらに上記溝部内に浸透し、接床基台1
0を基礎床120に接着させるように構成することもで
きる。また、小径部23を、円筒状だけでなく、その外
周面及び内周面を六角状に絞り成形したり、内周面のみ
が六角状となるように絞り成形し、六角レンチ等の回転
用工具の先端を嵌め込めるようにすることもできる。こ
れらの場合、頂端面の溝24は形成しても形成しなくて
もよいが、形成した場合には六角レンチとドライバーの
両方が使用可能となる。
【0018】金属製のレベル調整用ナット30は、図1
に示すように、上記支持ボルト20のネジ部22の径と
対応する内径の内周ネジ部を有する雌ネジ部31と、該
雌ネジ部31の内径よりも大きな内径の上部の円筒部3
2とから成り、該円筒部32の略中間部に側方に突出す
る環状の支持部33が座屈成形により形成されている。
また、雌ネジ部31の内周ネジ部には、ネジ山を切断す
るように軸線方向に1本又は複数本の溝(図示せず)が
形成されている。なお、この溝は雌ネジ部31の内周ネ
ジ部の上端から下方の所定位置までネジ山の一部を切断
するように形成してもよく、内周ネジ部の上端から下端
にかけて貫通した溝を形成してもよい。但し、レベル調
整用ナット30内に注入する接着剤のタレを防止するた
めには、溝の長さを内周ネジ部の上端から下端近傍まで
に止めて、非貫通の溝とすることが好ましい。また、レ
ベル調整用ナット30の溝に代えて、あるいはそれに加
えて、支持ボルト20のネジ部22の上端部に軸線方向
に溝を形成してもよい。
【0019】上記レベル調整用ナット30の支持板40
への取付けは従来通りでよい。すなわち、パーティクル
ボード、木質繊維板、合板等から作製された正方形又は
長方形の支持板40の挿入孔41上部は面取りされて拡
開され、挿入孔41を除く支持板40の上面全面には粘
着層43が形成されている。上記レベル調整用ナット3
0はその支持部33が支持板40の下面に当接するまで
該支持板40の挿入孔41に嵌合され、次いでその上部
を拡開することにより、あるいはさらに支持板挿入孔4
1の面取り部42に部分的に埋没させることによって、
支持板40に強固に取り付けられる。それと共に、レベ
ル調整用ナット30の上部には接着剤溜り34が形成さ
れる。前記したように、支持ボルト20の上端部は小径
部23に形成されているため、接着剤溜り34がより大
きな空間となり、接着剤注入作業が容易となる。また、
図1に示すように、レベル調整用ナット30の円筒部3
2の内径を雌ネジ部31の内径よりも大きくすることに
より、注入した接着剤が支持ボルト20のネジ部22と
レベル調整用ナット30の雌ネジ部31の螺合部にスム
ーズに浸透し易くなるので好ましい。
【0020】一方、係止具50は、下端部に前記支持ボ
ルト20のネジ部22と螺合する雌ネジ部52を有する
円筒部51と、該円筒部51の上端から側方に拡張する
ように突設された環状の断熱材支持部53とから成り、
これらは金属、硬質プラスチック等から一体成形するこ
とができる。なお、円筒部51の内径は、レベル調整用
ナット30の円筒部32の外径よりも若干大きくなるよ
うに構成されている。
【0021】組立てに際しては、上記係止具50を、予
め、下端鍔部21が接床基台10の凹部13内に回動自
在に嵌め込まれた支持ボルト20のネジ部22に螺着し
ておく。その後、支持板40に装着されたレベル調整用
ナット30の雌ネジ部31を、支持ボルト20のネジ部
22上部に螺合することにより、図1に示すように係止
具50を装着した状態にユニット支持脚1が組み立てら
れる。このようにして組み立てられた本発明のユニット
支持脚1を用い、その支持板40によって床パネル12
3を支持した状態に床パネルの敷設を行う二重床の施工
方法は、図13及び図14を参照して説明した従来の施
工方法と同様であるが、床パネルの設置に先行して断熱
材を設置する点において異なる。以下、本発明の断熱二
重床の施工に好適に用いることができる断熱材の実施例
及びその施工方法について説明する。
【0022】図2及び図3は、図1に示す係止具50を
用いる場合に好適な板状の断熱材60の一実施例を示し
ており、図2はその平面図、図3は側面図である。この
断熱材60の一方の長辺側端縁部には所定の幅の上部段
差部61が形成され、さらにユニット支持脚1の支持ボ
ルト20が位置する箇所にはレベル調整ナット30の支
持部33の外径と等しいか又は若干大きめのサイズの切
欠き部62が形成されていると共に、該切欠き部62の
周囲にユニット支持脚1の支持板40の略半分に相当す
るサイズの凹部63が形成されている。この凹部63の
形状は、用いる支持板40の形状に応じて変えることが
できる。一方、他方の長辺側端縁部には上記上部段差部
61と合致する下部段差部64が形成され、同様にユニ
ット支持脚1が位置する箇所にはその支持板40の残り
の半分に概略相当するサイズの凹部65が形成されてい
る。上部段差部61と凹部63、65の深さは、支持板
40の厚さと略同一である。
【0023】また、断熱材60の一方の短辺側端縁部に
は上部段差部66が、他方の短辺側端縁部には下部段差
部67が形成されている。これら段差部66、67の幅
は、本実施例の場合、前記長辺側端縁部の段差部61、
64の幅と同じであるが、異なっていてもよい。従っ
て、このような断熱材60の一対のそれぞれの端縁部
を、図1に示すように、上記凹部63、65がユニット
支持脚1の支持板40の下に嵌まり込むように係止具5
0の断熱材支持部53上に載置すると、図4に示すよう
に、隣接する断熱材60を隙間なく設置することがで
き、優れた断熱性及び遮音性が得られる。図4は、図2
のA−A線矢視方向の断面を示しており、隣接する断熱
材60の段差部同士(61と64、66と67)が重ね
合わされることによって端縁部間に隙間を生ずることは
なく、唯一の空隙部は切欠き部62によって形成される
孔だけであり、この孔を通してドライバー等の回転用工
具先端を挿入し、床面レベルを調整することが可能とな
る。
【0024】断熱二重床の施工に際しては、基礎床12
0の床面上に所定のピッチで配置(又は接着)された相
対するユニット支持脚1の係止具50間に、前記のよう
に断熱材60をその端縁部所定箇所が断熱材支持部53
に載置されるように架け渡し、次いで、係止具50を回
して上昇させ、断熱材60の凹部63、65がユニット
支持脚1の支持板40にぴったりと嵌まり込んだ状態に
支持板40と断熱材支持部53との間で挟みつける。こ
の際、断熱材60の凹部63、65は支持板40の位置
決めガイドとして働くので、ユニット支持脚1の設置位
置のピッチがずれることはなく、また隣接する断熱材6
0の段差部同士が図4に示すように重なり合い、レベル
調整用ナット30の部分を除く床面全面に断熱材を敷設
することが可能となる。なお、図5に示すように、前記
ユニット支持脚1と同様に、下端部に接床基台(図示せ
ず)が装着された1本又は複数本の支持ボルト131が
所定長さの根太部材132に所定間隔で高さ調整自在に
取り付けられた根太ユニット130を用いる場合にも、
その支持ボルトに前記係止具50を取り付け、根太ユニ
ット130とユニット支持脚1との間に前記と同様にし
て断熱材60を架け渡すことができる。根太ユニット1
30に代えて図14に示すような際根太122を用いる
場合には、L型係止具など適当な係止具を用いればよ
い。
【0025】図5に示すように所定面積だけ断熱材60
を敷設した後、その上に従来と同様にしてパーティクル
ボード、木質繊維板、合板等からなる床パネルを敷設
し、ユニット支持脚1の支持板40上面の粘着層43に
より仮固定しておく。その後、従来と同様に床面レベル
の調整を行った後、床パネル123をユニット支持脚1
の支持板40に対して釘打ち、ビス止め等(図示せず)
により固定し、接着剤溜り34(図1参照)から接着剤
を注入してレベル調整用ナット30と支持ボルト20を
接着・固定する。その後必要に応じて、隣接する床パネ
ル間の間隙を覆うように比較的に剛性のある粘着テープ
を粘着するか、あるいは敷設した床全面にベニヤ板、木
質繊維板等の捨張り材、制振・遮音性シート、面状ヒー
ター等を敷設した後、合成樹脂製クッションシート、絨
毯、畳、タイルカーペット、フローリング(突板張り合
板)、木質系化粧板等の床仕上げ材を施工する。
【0026】図6は、図1に示す係止具の変形例を示
し、ユニット支持脚1の構成は図1に示すものと同様で
ある。この実施例の係止具50aは、雌ネジ部52aと
断熱材支持部53aがコイルばね54により接続されて
いる点において図1に示す係止具50と異なる。従っ
て、支持ボルト20のネジ部22に螺着された雌ネジ部
52aを回して上昇させることにより、断熱材支持部5
3aと支持板40との間で断熱材60の端縁部を弾力的
に挟持することができる。
【0027】図7は、本発明の係止具の別の実施例を示
し、ユニット支持脚の構成は図1に示すものと同様であ
る。この実施例の係止具50bは、断面略コ字状の細長
い掛止部55の両先端部が側方に折曲されて断熱材支持
部56が形成された形状を有する。上記掛止部55の中
心部には、レベル調整用ナット30の外径と略等しい直
径の孔57(図9参照)が穿設されている。また、断熱
材支持部56の折曲度は、図7に示すように、上記掛止
部55を支持板40に引っ掛けて係止具50bをユニッ
ト支持脚1に取り付けたときに、垂下している断熱材支
持部56の先端がやや斜め上方に向くように若干鋭角と
なっている。従って、上記断熱材支持部56に断熱材6
0aの端縁部を載置したときにやや撓み、その上に敷設
される床パネル123の下面に断熱材60aの端縁部を
弾力的に押圧し、挟持するように構成されている。
【0028】図8は、図7に示す係止具50bを用いる
場合に好適な断熱材60aを示している。この断熱材6
0aは、ユニット支持脚の設置位置に対応する長辺側端
縁部所定箇所に、ユニット支持脚1の支持板40の略半
分の形状に対応するコ字状の切欠き部68が形成されて
いる。従って、前記図7に示す係止具50bと図8に示
す断熱材60aを用いる場合、図9に示すように、隣接
する断熱材60aの長辺側端縁と交叉するように、かつ
掛止部55の孔57がレベル調整用ナット30と整合す
るように係止具50bをユニット支持脚1の支持板40
に取り付ける。そして、断熱材60aの切欠き部68を
支持板40に嵌め合わせながら係止具50bの断熱材支
持部56の上に載置する。従って、この場合には、ユニ
ット支持脚1の支持板40の部分を除く床面全面に断熱
材60aが敷設されることになり、断熱性の点では図1
に示す実施例に比べて多少劣るが、係止具50bの構成
が簡単で極めて安価に作製できるという利点がある。な
お、支持板40の上面の粘着層43は、係止具50bの
掛止部55が載置される部分以外の表面に設け、粘着層
43と係止部55の表面がほぼ同一面となるようにする
ことが、その上に載置される床パネルの安定性の点から
は好ましい。
【0029】図10は、図7及び図9に示す係止具の変
形例を示している。この係止具50cの場合、全体的な
形状は前記係止具50bと類似しているが、掛止部55
の中心部に孔が形成されていない点において異なる。そ
のため、図10に示すように、支持ボルト頂端面のマイ
ナス溝24が露出するように掛止部55の位置をずらし
て支持板40に掛止する。このような係止具50cは、
図10に二点鎖線で示すように2本を平行に配列して用
いることもできる。
【0030】図11は、さらに別の形状の係止具50d
を示している。この係止具50dの場合、掛止部55の
形状は図7及び図9に示すものと同様であるが、両端の
断熱材支持部56aが長手方向と直交する両側方向に拡
張されている点において異なる。この係止具50dは、
図11に示すように、隣接する断熱材60aの長辺側端
縁に沿って掛止部55を支持板40上に掛止する。な
お、この係止具50dの場合、支持板40の挿入孔41
を除く全面に形成された粘着層43を利用して、その表
面から突出するように掛止部55を接着・固定し、この
突出した掛止部55を床パネル敷設時の案内部として利
用することもできる。
【0031】図12は、前記図8に示す断熱材60aを
用いる場合に利用可能なさらに別の実施例の係止具を示
している。この係止具50eは、L型金具であり、ユニ
ット支持脚1の支持板40の両側端面にそれぞれ一方の
平板部の端部を釘又はビス59で固定して用い、他方の
平板部が断熱材支持部58として機能する。係止具50
eの幅は、支持板40の幅以下の任意のサイズとするこ
とができる。
【0032】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明はユニット支持脚に装着可能な係止具を
用いて断熱材を簡便に敷設することをその本質的な特徴
としており、前記実施例に限定されるものではなく、各
種の設計変更が可能である。例えば図1に示す係止具5
0において、厚目の断熱材を用いる場合には、円筒部5
1をなくして雌ネジ部52上端から断熱材支持部53を
側方に拡張させることもできるし、あるいは断熱材の厚
さに応じて円筒部51の長さを変えることもできる。ま
た、ユニット支持脚や断熱材としても従来公知の各種の
ものを使用することができ、さらに断熱材の切欠きや凹
部の形状等も使用するユニット支持脚の支持部の形状に
応じて任意に変えることができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、二重床
の床下地を施工する際に、側方に突出する断熱材支持部
を有する係止具を用い、この係止具をユニット支持脚の
上部に、上記断熱材支持部がユニット支持脚の支持板の
下方所定の高さ位置で横方向に拡張するように取り付
け、相対する断熱材支持部間に断熱材を架け渡して配置
し、その後、床パネルを敷設するものであるため、断熱
材の取付けを極めて簡単に、かつ施工性良く行うことが
できる。また、この際に用いる係止具は、その構造がシ
ンプルであり、安価に作製することができ、しかもユニ
ット支持脚への取付けも極めて簡単である。さらに、本
発明の断熱二重床の施工方法によれば、従来のユニット
支持脚と床パネルの組み合わせによる二重床の施工方法
の利点、即ち、施工性、安定性、低施工コスト等の利点
をそのまま保持して、断熱・保温性や遮音性に優れた断
熱二重床を施工性良く構築でき、また、歩行の繰り返し
や物の載置等によって長年荷重を受けても、隣合う床パ
ネル間に段差が発生したり、床面の沈み込み等の問題が
なく、一様な床面レベルを長年月にわたって維持でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の係止具を装着したユニット支持脚を用
いて断熱材を敷設した状態を示す部分縦断側面図であ
る。
【図2】図1に示す係止具と共に用いる断熱材の一実施
例を示す平面図である。
【図3】図2に示す断熱材の側面図である。
【図4】図2に示す断熱材を端縁部の重なり状態と共に
示す図2のA−A線矢視断面図である。
【図5】図1に示す実施例のユニット支持脚及び断熱材
の配置形態を示す部分平面図である。
【図6】別の係止具を装着したユニット支持脚を用いて
断熱材を敷設した状態を示す部分断面側面図である。
【図7】さらに別の係止具を装着したユニット支持脚を
用いて断熱材を敷設した状態を示す部分断面側面図であ
る。
【図8】図7に示す係止具と共に用いる断熱材の他の実
施例を示す平面図である。
【図9】図7に示す係止具と断熱材の取付態様を示す部
分平面図である。
【図10】他の実施例の係止具と断熱材の取付態様を示
す部分平面図である。
【図11】さらに他の実施例の係止具と断熱材の取付態
様を示す部分平面図である。
【図12】さらに別の実施例の係止具をユニット支持脚
の支持板に取り付けた状態を示す部分斜視図である。
【図13】従来のユニット支持脚の一例を示す部分断面
側面図である。
【図14】従来のユニット支持脚を用いて床パネルまで
施工した状態を示す破断斜視図である。
【符号の説明】
1,101 ユニット支持脚 10,102 接床基台 20,104 支持ボルト 30,108 レベル調整用ナット 40,110 支持板 50,50a,50b,50c,50d,50e 係止
具 51 円筒部 52,52a 雌ネジ部 53,53a,56,56a,58 断熱材支持部 54 コイルばね 55 掛止部 60,60a 断熱材 62,68 切欠き部 63,65 凹部 120 基礎床 123 床パネル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接床基台と、該基台に回動自在に立設さ
    れた支持ボルトと、該支持ボルトの上部に螺合されたレ
    ベル調整用ナットを介して高さ調整自在に装着された支
    持板とからなるユニット支持脚において、側方に突出す
    る断熱材支持部を有する係止具をユニット支持脚上部に
    備えていることを特徴とする断熱二重床施工用ユニット
    支持脚。
  2. 【請求項2】 前記係止具が、所定箇所に雌ネジ部が形
    成された円筒部と、該円筒部の外周面よりも側方に拡張
    するように突設された断熱材支持部とから成り、上記円
    筒部の雌ネジ部を前記支持ボルトに螺合することによっ
    て高さ調整自在に装着されていることを特徴とする請求
    項1に記載の断熱二重床施工用ユニット支持脚。
  3. 【請求項3】 前記係止具が、断面略コ字状の掛止部
    と、該掛止部の両先端部が横方向に折曲された形状の断
    熱材支持部とから成り、該断熱材支持部が下方に位置す
    るように上記掛止部を前記支持板上に掛止することを特
    徴とする請求項1に記載の断熱二重床施工用ユニット支
    持脚。
  4. 【請求項4】 前記断熱材支持部が下方への押圧力に抗
    して上方に付勢するような弾力性を備えていることを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の断熱二
    重床施工用ユニット支持脚。
  5. 【請求項5】 (A)接床基台と、該基台に回動自在に
    立設された支持ボルトと、該支持ボルトの上部に螺合さ
    れたレベル調整用ナットを介して高さ調整自在に装着さ
    れた支持板とからなるユニット支持脚と、(B)該ユニ
    ット支持脚上部に装着して用いられ、側方に突出する断
    熱材支持部を有する係止具と、(C)上記ユニット支持
    脚により支持される長方形及び/又は正方形の床パネル
    と、(D)端縁部所定箇所に上記ユニット支持脚の支持
    板の形状の一部に対応する形状の切欠き部及び/又は凹
    部が形成された板状の断熱材とから構成されることを特
    徴とする断熱二重床ユニット。
  6. 【請求項6】 基礎床の床面上に複数のユニット支持脚
    を床パネルの形状に応じた所定のピッチで配置し、床パ
    ネルをその端縁部が上記ユニット支持脚の支持板により
    支持されるように架け渡して所定の高さレベルに敷設す
    る二重床の床下地の施工に際して、側方に突出する断熱
    材支持部を有する係止具を上記ユニット支持脚の上部に
    装着し、このユニット支持脚を基礎床の床面上に所定の
    ピッチで配置した後、端縁部所定箇所に上記ユニット支
    持脚の支持板の形状の一部に対応する形状の切欠き部及
    び/又は凹部が形成された板状の断熱材を、対向するユ
    ニット支持脚に装着された係止具の上記断熱材支持部に
    より端縁部が支持されるように、かつ断熱材の上記切欠
    き部及び/又は凹部がユニット支持脚の支持板と嵌め合
    わされるように架け渡して配置し、その後、上記断熱材
    の上に床パネルをその端縁部が上記ユニット支持脚の支
    持板により支持されるように敷設することを特徴とする
    断熱二重床の施工方法。
  7. 【請求項7】 前記断熱材の端縁部を、前記係止具の断
    熱材支持部とユニット支持脚の支持板又はその上に固定
    される床パネルとの間で挟持させることを特徴とする請
    求項6に記載の断熱二重床の施工方法。
JP28124097A 1997-09-30 1997-09-30 断熱二重床ユニット Expired - Lifetime JP3837216B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28124097A JP3837216B2 (ja) 1997-09-30 1997-09-30 断熱二重床ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28124097A JP3837216B2 (ja) 1997-09-30 1997-09-30 断熱二重床ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11107495A true JPH11107495A (ja) 1999-04-20
JP3837216B2 JP3837216B2 (ja) 2006-10-25

Family

ID=17636323

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28124097A Expired - Lifetime JP3837216B2 (ja) 1997-09-30 1997-09-30 断熱二重床ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3837216B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007009541A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Sekisui House Ltd 二重床構造及びこれに用いる床パネル
JP2012241349A (ja) * 2011-05-17 2012-12-10 Tsuka Kanamono Kk 鋼製束
JP2014123821A (ja) * 2012-12-20 2014-07-03 Kyocera Corp 電子機器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007009541A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Sekisui House Ltd 二重床構造及びこれに用いる床パネル
JP2012241349A (ja) * 2011-05-17 2012-12-10 Tsuka Kanamono Kk 鋼製束
JP2014123821A (ja) * 2012-12-20 2014-07-03 Kyocera Corp 電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3837216B2 (ja) 2006-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3527187B2 (ja) ユニット支持脚及びそれを用いた二重床の施工方法
JPH10115079A (ja) ユニット支持脚
JPH11107495A (ja) 断熱二重床施工用ユニット支持脚、断熱二重床ユニット及びそれらを用いた断熱二重床の施工方法
US4541215A (en) Snap-in ceiling system
JP3790615B2 (ja) 断熱材付き床パネルを用いた断熱二重床の施工方法
JP3822732B2 (ja) 断熱二重床の施工方法並びにそれに用いる断熱二重床ユニット及び断熱材付き床パネル
JP4191858B2 (ja) 断熱パネル及びそれを用いた断熱二重床の施工方法
JP2564446Y2 (ja) 床板支持装置
JPH08260678A (ja) 床パネル及びそれを用いた乾式置床工法
JP3227330B2 (ja) 防音二重床の設置方法
JP3517272B2 (ja) ユニット支持脚を用いた戸建住宅の床施工方法
JP3527186B2 (ja) ユニット支持脚及びそれを用いた二重床の施工方法
JP2000087538A (ja) 床下地用パネルおよびそれによる床構造
JP2001295451A (ja) 二重床構造及び間仕切り又は重量載置物の施工方法
JP2596362Y2 (ja) 床板支持装置
JP2561898Y2 (ja) 床板支持装置
JP2602668Y2 (ja) 床板支持装置
JP3759241B2 (ja) 木造住宅及び木質系住宅用土台の固定構造
JP3073019U (ja) 建築用床敷パネル
JP2582519Y2 (ja) 床板支持装置
JPH102094A (ja) 断熱・遮音材一体型床パネル及びそれを用いた二重床の施工方法
JPH06136926A (ja) 浮き床下地及び浮き床
JPH07305441A (ja) ユニット支持脚を用いた戸建住宅の床施工方法
JPH061577U (ja) 床板支持装置
JPH061573U (ja) 床板支持装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060711

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060731

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090804

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090804

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100804

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110804

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120804

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120804

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130804

Year of fee payment: 7

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130804

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term