JPH07305441A - ユニット支持脚を用いた戸建住宅の床施工方法 - Google Patents

ユニット支持脚を用いた戸建住宅の床施工方法

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JPH07305441A
JPH07305441A JP12202394A JP12202394A JPH07305441A JP H07305441 A JPH07305441 A JP H07305441A JP 12202394 A JP12202394 A JP 12202394A JP 12202394 A JP12202394 A JP 12202394A JP H07305441 A JPH07305441 A JP H07305441A
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弘明 平栗
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 木材使用量が少なく、床面レベルの調整及び
施工が簡単で短期間にしかも低コストで行える戸建住宅
の床施工方法を提供する。 【構成】 接床基台21と、該基台に回動自在に立設さ
れた支持ボルト23と、該支持ボルトの上端ネジ部に螺
合されたレベル調整用ナット29を介して高さ調整自在
に装着された支持板31とからなる複数のユニット支持
脚20を、土間コンクリート10面上に所定のピッチで
配置する。床パネル40のうち、基礎1に沿って配置さ
れる床パネルは、その一方の縁部が基礎の内側段部3に
シート状のパッキン6を介して載置され、他方の縁部が
ユニット支持脚20により支持されるように配置され
る。土間のコンクリートスラブ10の上部に配置される
床パネルは、その縁部がユニット支持脚20により支持
されるように配置される。次いで、ユニット支持脚の支
持ボルトを回動させることによって敷設された床パネル
の床面レベルを調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、戸建住宅の床施工方法
に関し、さらに詳しくは、床面レベルの調整が容易なユ
ニット支持脚を用いて戸建住宅の一階床を施工する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、戸建住宅の一階床を施工する代表
的な工法としては、図17及び図18に示すように、コ
ンクリート打設された基礎101に所定の間隔で埋設さ
れた植込みボルト(図示せず)に土台102の上下貫通
孔を嵌め込み、基礎101上にその長手方向に沿って土
台102を配設し、対向する基礎101間に大引103
を架け渡し、大引103は、土間A(土)上に設置され
た独立基礎(又は束石)104上に立設された木製の束
105により支持する方法が採用されている。このよう
にして基礎101上に取り付けられた土台102上には
際根太106を固定すると共に、基礎101上に架け渡
された大引103上には所定の間隔で根太107を釘打
ち等により固定し、その上に下地材108が敷設されて
いる。また、最近では土間にコンクリートを打設するこ
とも行われている。この場合、図19に示すようにコン
クリートスラブ109上に直に束105を立設して大引
103を支持する構成とされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来のいずれ
の方法においても、図20に示すように、各部屋の間仕
切に対応した平面形状の基礎101をコンクリート打設
することが必要となる。その結果、基礎の施工に長期間
を要し、またコンクリート量も増し、特に最近の工法の
ように土間にもコンクリートを打設する場合には工期の
長期化とコストアップが大きな課題となっている。ま
た、大引のレベル調整は、施工現場で束の高さをカット
して調整しながら行われているため、レベル調整に熟練
を要し、しかも施工が煩瑣で時間を要する工程となって
いる。また、束、大引、根太、及び下地材は全て木材で
作製されているが、昨今の森林資源の減少や木材伐採に
よる環境破壊の問題が大きくクローズアップされてお
り、材木の使用量をできるだけ少なくすることが望まれ
ている。さらに、従来の床施工法においては、各部屋の
間仕切に対応した平面形状に基礎をコンクリート打設し
て形成するため、間仕切が固定されてしまい、間仕切を
自由に取り外したり移動したりすることができないとい
う難点がある。また、床構造が、木材同士の接触部分が
多い構造となっているため、床鳴りを生じ易くなってお
り、これも従来工法の解決すべき問題点の一つとされて
いる。
【0004】本発明は、前記のような従来の戸建住宅の
床施工方法の問題点に鑑みなされたものであり、木材使
用量が少なく、しかも床面レベルの調整を簡単に行うこ
とができ、施工が簡単で短期間にしかも低コストで行う
ことができる戸建住宅の床施工方法を提供しようとする
ものである。さらに本発明の目的は、間仕切を自在に設
置できると共に、間仕切の取外しや移動を自在に行うこ
とができ、また床鳴り等の問題も殆どない戸建住宅の床
施工方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の一つの態様によれば、(a)上端面に長手
方向に沿って段差部が形成された基礎及び該基礎により
囲繞される土間をコンクリートにより打設する工程、
(b)接床基台と、該基台に回動自在に立設された支持
ボルトと、該支持ボルトの上端ネジ部に螺合されたレベ
ル調整用ナットを介して高さ調整自在に装着された支持
板とからなる複数のユニット支持脚を、上記土間コンク
リート面上に所定のピッチで配置する工程、(c)複数
の床パネルを、上記基礎に沿って配置される床パネルは
少なくともその縁部が上記基礎上端面の内側段部及び上
記ユニット支持脚の支持板により、また土間コンクリー
トの上部に配置される床パネルは少なくともその縁部が
上記ユニット支持脚の支持板により支持されるように配
置する工程、及び(d)上記ユニット支持脚の支持ボル
トを回動させることによって敷設された床パネルの床面
レベルを調整する工程を含むことを特徴とする戸建住宅
の床施工方法が提供される。好適な態様においては、前
記基礎上端面の段差部が、内側段部が外側段部よりも高
く形成された段差部であり、かつ、外側段部に配設され
る土台の高さと、内側段部に載置される床パネルの高さ
が略等しくなるような高さ関係にあるように構成され
る。
【0006】さらに本発明の他の態様によれば、(a)
上端面に長手方向に沿って段差部が形成された基礎及び
該基礎により囲繞される土間をコンクリートにより打設
する工程、(b)接床基台と、該基台に回動自在に立設
された支持ボルトと、該支持ボルトの上端ネジ部に螺合
されたレベル調整用ナットを介して高さ調整自在に装着
された支持板とからなる複数のユニット支持脚を、上記
土間コンクリート面上に所定のピッチで配置する工程、
(c)上記ユニット支持脚の配置ピッチと略等しい間隔
で上記支持ボルトの直径と略等しいか僅かに大きな直径
の上下貫通孔が形成された複数の根太材を、上記基礎上
端面の内側段部及びユニット支持脚の支持板により支持
されるように配置する工程、(d)複数の床パネルを少
なくともそれらの縁部が上記根太材により支持されるよ
うに配置する工程、及び(e)上記ユニット支持脚の支
持ボルトを回動させることによって敷設された床パネル
の床面レベルを調整する工程を含むことを特徴とする戸
建住宅の床施工方法が提供される。この場合、好適に
は、前記基礎上端面の段差部が、内側段部が外側段部よ
りも低く形成された段差部であり、かつ、外側段部に配
設される土台の高さと、内側段部に載置される根太材上
に配置される床パネルの高さが略等しくなるような高さ
関係にあるように構成される。
【0007】
【発明の作用及び態様】本発明の戸建住宅の床施工方法
は、従来の施工方法のように束を用いて大引を支持する
構成ではなく、接床基台と、該基台に回動自在に立設さ
れた支持ボルトと、該支持ボルトの上端ネジ部に螺合さ
れたレベル調整用ナットを介して高さ調整自在に装着さ
れた支持板とからなる複数のユニット支持脚を用いて、
床パネルを直接、又は根太材を介して支持するものであ
る。このユニット支持脚は、その支持板により床パネル
又は根太材を支持した状態で支持ボルトを回転させるこ
とにより、その上端ネジ部に螺合されたレベル調整用ナ
ット及びそれに固着されている支持板が上下動し、床面
レベルの調整を行うことができる。従って、このユニッ
ト支持脚を土間コンクリート面上に所定のピッチで配置
し、その上に直にあるいは前記根太材を介して複数の床
パネルをそれらの縁部が支持されるように所定の間隙を
開けて配置することにより、極めて簡単にかつ施工性良
く床施工を行うことができ、また、従来の束による支持
構造とは異なり、床面レベルの調整が極めて簡単であ
り、しかも床パネル敷設後に床面レベルを調整すること
ができ、工期が大巾に短縮される。
【0008】また、基礎の上端面に長手方向に沿って段
差部が形成され、内側段部によって床パネル端縁のみあ
るいはさらに根太材端部のみを支持するものであるた
め、従来のように大引端部を支持する場合と異なり、土
台の高さもそれだけ低く(従来の場合の約1/2程度ま
で)でき、大引省略及び際根太省略あるいは第1の態様
の場合はさらに根太材省略と相俟って木材使用量を大巾
に低減できる。さらに、土間にもコンクリートを打設す
るため、従来の土間にコンクリートを打設しない場合に
比べてコンクリート使用量は増すが、基礎は住宅の外形
に対応した枠状に形成すればよいため、その分コンクリ
ート使用量が減少すると共に施工性が向上し、またユニ
ット支持脚使用による施工性向上とも相俟って工期が大
巾に短縮されるため、また上記のように木材使用量も減
少するため、結果的にはコストを相当に低減することが
できる。また、各ユニット支持脚は床パネル及び間仕切
の荷重を支えるに充分な強度を有するため、各ユニット
支持脚の設置箇所に対応した箇所に自在に間仕切を設置
できると共に、間仕切の取外しや移動も自在に行うこと
ができる。さらに、木材同士の接触箇所が少ないため、
床鳴りも大巾に緩和される。
【0009】好適な態様においては、基礎上端面の段差
部の外側段部と土台との間、及び内側段部と床パネル又
は根太材との間に、基礎長手方向に所定の間隔で配設さ
れたシート状パッキンを介在させる。このように構成す
ることにより、基礎と土台及び基礎と床パネル又は根太
材との直の接触が遮断されると共に、パッキン間の間隙
部は通気孔として作用するので、基礎のコンクリートか
らの湿気が直に木質材料に伝わることが防止される。そ
れによってもまた、際根太を省略した構成とすることを
可能としている。また、他の好適な態様においては、前
記床パネルが、少なくとも一方の端面に長手方向に溝が
形成され、これと対向する他方の端面に上記溝に嵌挿さ
れる大きさのさねが長手方向に形成されており、かつ、
対向する少なくとも一対の両端縁に前記ユニット支持脚
の配置ピッチと略等しい間隔で前記支持ボルトの直径と
略等しいか僅かに大きな直径の上下貫通孔が形成された
さね付き床パネルであり、該上下貫通孔がユニット支持
脚の支持ボルト上部に位置するように、かつ一方の床パ
ネルのさねを隣接する床パネルの溝に嵌合させて隙間な
く配置する。なお、根太材を用いる場合には、ユニット
支持脚により支持された根太材のレベル調整を行った後
にさね付き床パネルの縁部が根太材により支持されるよ
うに配置できるので、さね部分(継目部分)にレベル調
整のための上下貫通孔を形成する必要はない。このよう
な床パネルを用いることによって、床パネル敷設後、捨
張り合板を敷設することなく床仕上げ材を敷設すること
が可能となる。
【0010】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例を説明しつつ、
本発明について具体的に説明する。図1は本発明による
戸建住宅の床施工の一実施例を示し、コンクリート打設
された基礎1の上端面には長手方向に沿って段差部2が
形成されており、この段差部2は、内側段部3が外側段
部4よりも高く形成され、かつ外側段部4にシート状の
パッキン7を介して配設された土台5の高さと、内側段
部3に載置された床パネル40の高さが略等しくなるよ
うな高さ関係にある。コンクリートスラブ10上には所
定のピッチでユニット支持脚20が配置される。床パネ
ル40のうち、基礎1に沿って配置される床パネルは、
その一方の縁部が上記基礎1の内側段部3にシート状の
パッキン6を介して載置され、他方の縁部がユニット支
持脚20により支持されるように配置されている。ま
た、土間のコンクリートスラブ10の上部に配置される
床パネル40は、その縁部がユニット支持脚20により
支持されるように配置されている。
【0011】以下、本実施例の床施工を工程順に説明す
る。まず、図2に示すように、住宅の外形に対応した枠
状に基礎1をコンクリート打設すると共に、該基礎1に
より囲繞される土間もコンクリート打設し、コンクリー
トスラブ10を形成する。この基礎及び土間のコンクリ
ート打設は従来と同様であるが、本発明ではユニット支
持脚を用いて床パネルを敷設するものであるため、図2
0に示す従来の工法による基礎と異なり、各部屋の間仕
切設置箇所に対応した位置に基礎を形成する必要がな
く、従って、それだけ基礎の施工性が向上し、工期を短
縮できると共に、コンクリート使用量も減少する。次い
で、図3及び図4に示すように、基礎1上端面の内側段
部3及び外側段部4に、長手方向に所定の間隔で例えば
ポリ塩化ビニルシートなど防湿性のシート状パッキン
6,7をそれぞれ配置する。このシート状パッキン6,
7は、基礎1と土台5及び基礎1と床パネル40との直
の接触を遮断すると共に、各パッキン6,7間の間隙部
8は通気孔として作用するので、基礎1のコンクリート
からの湿気が直に土台5や床パネル40に伝わることが
防止される。すなわち、パッキン6,7は防湿機能を発
揮するので、従来のように際根太を設ける必要がない。
【0012】その後、図1に示すようにユニット支持脚
20を土間のコンクリートスラブ10上に所定のピッチ
で配置し、床パネル40を敷設する。なお、その際、必
要に応じてユニット支持脚20の接床基台21をコンク
リートスラブ10に接着剤を用いて固定することもでき
る。ユニット支持脚20は、図5に示すように、ゴム等
の弾性材料からなる防振性の接床基台21と、該基台2
1に回動自在に立設された支持ボルト23と、外周略中
央部に突設された環状の支持部30を有するレベル調整
用ナット29と、中央部に挿入孔32を有する支持板3
1とから構成される。支持板31は正方形又は長方形に
形成されているが、その形状は任意でよい。接床基台2
1はゴム、合成樹脂等の比較的硬質の弾性材料から作製
されて、コンクリートスラブ10の基礎床面にジャスト
フィットし、かつ防振の機能を果たすようにされてい
る。そして、その上面中央部には支持ボルト23の基端
丸棒部25を挿入するための非貫通の中央孔22が形成
されている。一方、支持ボルト23は、下端から上方に
所定距離離間した位置外周面に側方に突出する環状のフ
ランジ部24が一体に設けられ、かつ上部にネジ部27
が形成され、またフランジ部24より下方の基端部25
は円形断面の丸棒部に形成されており、該基端丸棒部2
5の下端には膨出部26が形成されている。また支持ボ
ルト23の頂端面には回転用工具先端を嵌め込むための
溝部28(図示の例ではマイナス溝であるが、プラス溝
や角型凹陥部であってもよい)が形成されている。そし
て、支持ボルト23の基端丸棒部25を上記接床基台2
1の中央孔22に嵌挿することにより、支持ボルト23
はフランジ部24を支持部として接床基台21に回動自
在に立設された状態となる。また、支持ボルト23の基
端丸棒部25の下端に形成された膨出部26により、一
旦支持ボルト23の基端丸棒部25が接床基台21の中
央孔22に嵌挿された後は、容易に抜け出ることはな
い。なお、接床基台21の中央孔22内面には、支持ボ
ルト23の回動が滑らかに行えるようにグリース等の潤
滑剤を塗布することが好ましい。
【0013】支持板31の挿入孔32上部は面取りされ
て拡開されている。上記レベル調整用ナット29は該支
持板31の挿入孔32に嵌合され、次いでその上部を拡
開し、支持板挿入孔32の面取り部33に部分的に埋没
させることによって、支持板31に強固に取り付けられ
る。それと共に、レベル調整用ナット29の上部には接
着剤溜り34が形成される。このようにして支持板31
の挿入孔32に嵌合されたレベル調整用ナット29に支
持ボルト23の上端ネジ部27をねじ込むことによっ
て、図5に示すようにユニット支持脚20が組み立てら
れる。また、上記ユニット支持脚20の支持板31の上
面には、図5に示すように、両面粘着シート35が貼着
されており、使用に際しては両面粘着シート35を被覆
している剥離シート(図示せず)を剥して用いる。上記
のようにして組み立てられたユニット支持脚20は、支
持ボルト23の上端面に形成されたマイナス溝28にド
ライバー等の回転用工具の先端を嵌め込んで回転させる
ことにより、レベル調整用ナット29及びそれが固定さ
れた支持板31が上下動し、支持板31により支持され
ている床パネルの床面レベルを調整することができる。
【0014】また、支持ボルト23のネジ部27とレベ
ル調整用ナット29の螺合部に接着剤をスムーズに供給
するためには、レベル調整用ナット29の内周ネジ部に
軸線方向に1本もしくは複数本の溝を形成することが望
ましく、また、各溝はレベル調整用ナット29の下端近
傍までに止めて非貫通の溝とし、接着剤のタレを防止す
ることもできる。あるいは、支持ボルト23のネジ部2
7上端部に軸線方向に溝を形成することもできる。図6
はレベル調整用ナット29の好適な例を示しており、該
レベル調整用ナット29は、その内周ネジ部に軸線方向
に2本の溝36が上端から下端まで各ネジ山を貫通して
形成されている。このようなレベル調整用ナット29を
用いた場合、床パネル40を敷設し床面レベルの調整を
行った後、上記接着剤溜り34に接着剤を注入すると、
接着剤は上記溝36を通って支持ボルト23とレベル調
整用ナット29の螺合部に供給され行き渡るので、支持
ボルト23とレベル調整用ナット29の固着を一回の接
着剤注入操作で効率的に行うことができる。
【0015】以上のようにして組み立てられたユニット
支持脚20を用いて床を構築する場合の施工は、まず図
1及び図7に示すように、基礎1の内側段部3の上に床
パネル40の一辺を支持する。基礎1に接しない床パネ
ル40の他の縁部は、所定のピッチでコンクリートスラ
ブ10に配置したユニット支持脚20に片持たせの状態
で載せて取り付ける。ユニット支持脚20と床パネル4
0の取付は、ユニット支持脚20の支持板31上面に貼
着した粘着シート35等を介して仮止めしておく。ユニ
ット支持脚20の支持板31の接着剤溜り34は床パネ
ル40の縁部から露出した状態とし、隣合う床パネルも
同様に、既に設置したユニット支持脚20上へ床パネル
40のレベル調整ができる所定の間隙w、即ちユニット
支持脚20の支持ボルト23の直径と略等しいか僅かに
大きな間隙を開けて載せ、同様に他のユニット支持脚を
配置して取り付ける。このような作業を床パネルごと繰
り返し、隅など定尺の床パネルが入らない狭い箇所では
定尺板を加工し、寸法を合わせて、適宜にユニット支持
脚を配置して床パネルを全体に敷き詰める。その後、床
パネル40をユニット支持脚20の支持板31に釘打ち
により固定する。床パネル40のレベル調整は、ドライ
バー等の回転工具の先端を支持ボルト頂端面に形成され
た溝部28に嵌め込んで支持ボルト23を回転させるこ
とにより行うことができる。すなわち、前記したよう
に、支持ボルト23を回転させることにより、レベル調
整用ナット29及びそれが嵌合された支持板31が上下
動し、支持板31により支持されている床パネル40の
床面レベルを調整することができる。所定面積の床パネ
ル40を敷設し、床面レベルの調整を行った後、隣接す
る床パネル間の間隙部wに露出するユニット支持脚20
の接着剤溜り34に接着剤を注入し、前記のように支持
ボルト23とレベル調整用ナット29の固着を行う。接
着剤固化後、敷設した床全面に必要に応じて捨張り材を
敷設し、さらにCFシート、絨毯、畳、木質フロアー材
等の床仕上げ材を施工する。なお、畳、木質フロアー材
等の厚手の床仕上げ材の場合、捨張り材の敷設は不要で
ある。
【0016】図7及び図8は床パネルの配置形態の例を
示している。図7は2′×6′サイズの床パネル40の
場合の配置形態を示し、このような比較的小さなサイズ
の床パネルの場合には、その両側縁部数箇所をユニット
支持脚20により支持する配置形態でよい。一方、図8
は3′×6′サイズの床パネル40の場合の配置形態を
示し、このような比較的幅広の床パネルの場合には、そ
の両側縁部のみでなく、短辺中心部及び該短辺中心部を
結ぶ床パネル中心線上数箇所もユニット支持脚20によ
り支持するような配置形態が好ましい。なお、本発明の
戸建住宅の床施工方法は、戸建住宅の一階床の施工を対
象とするものであるが、基礎をコンクリート打設し、1
階床組を行った後、1階壁、2階床組、2階壁、天井根
太、小屋組及び屋根葺を順次施工し、内装を施す工法、
及び基礎をコンクリート打設し、軸組(土台、通し柱、
管柱、はり、桁)を行った後、屋根葺(野地板、屋根
材)、(1階床根太、)2階床根太及び外部造作を順次
施工し、内装を施す工法のいずれにも適用可能である。
なお、2階床及び屋根の荷重は建築法規に従って柱で支
持されるので、本発明のユニット支持脚により支持され
る荷重は床及び間仕切が主体となり、本発明のユニット
支持脚はこのような荷重を支持するには充分過ぎる強度
を有している。
【0017】図9及び図10は本発明による戸建住宅の
床施工方法の他の実施例を示し、本実施例の場合には、
基礎1上端面の段差部2aの形状が相違する点及び根太
材50を用いた点において前記した実施例とは異なる。
すなわち、基礎1の上端面に形成された段差部2aは、
内側段部3aが外側段部4aよりも低く形成された段差
部であり、かつ、外側段部4aに配設される土台5の高
さと、内側段部3aに載置される根太材50上に配置さ
れる床パネル40の高さが略等しくなるような高さ関係
となるように構成されている。また、根太材50には、
前記ユニット支持脚20の配置ピッチと略等しい間隔で
その支持ボルト23の直径と略等しいか僅かに大きな直
径の上下貫通孔51が形成されている。各根太材50
は、その両端部が基礎1の内側段部3aにシート状パッ
キン6を介して載置され、またその中間部はユニット支
持脚20により支持される。この際、ユニット支持脚2
0の支持ボルト23の真上に根太材50の上下貫通孔5
1が位置するように配置する。なお、ユニット支持脚2
0の接床基台21を接着剤によりコンクリートスラブ1
0に固定することもでき、それによって根太材50がそ
って上方にせり上るのを効果的に防止することができ
る。このようにして根太材50を配設した後、図10に
示すように、床パネル40をそれらの縁部が上記根太材
により支持されるように配置する。その後は、前記実施
例と同様に、床面レベルの調整を行った後、床仕上げ材
を施工する。
【0018】図11及び図12は、本発明で用いるユニ
ット支持脚の支持ボルト及び接床基台の構造並びにそれ
らの装着形態の変更例を示している。図11に示すユニ
ット支持脚20aの場合、支持ボルト23aのフランジ
部24aから下方に突出している基端丸棒部25aの外
周面に環状溝部38が形成されており、一方、接床基台
21aの中央孔22の内周面略中央部には上記環状溝部
38に嵌まり込むような環状の突部22aが形成されて
いる。従って、一旦、支持ボルト23aの基端丸棒部2
5aを接床基台21aの中央孔22に嵌挿した後は、上
記突部22aが環状溝部38に嵌まり込むため、容易に
抜け出ることはない。一方、図12に示すユニット支持
脚20bの場合には、支持ボルト23bにフランジ部及
び基端丸棒部が形成されておらず、支持ボルト23b下
端に円盤状基部39が形成されている。一方、接床基台
21bには、上記円盤状基部39が嵌入できるような大
きさの中央孔22bが形成されており、該中央孔22b
に支持ボルト23b下端の円盤状基部39が嵌め込ま
れ、立設するように構成されている。上記いずれのユニ
ット支持脚20a、20bにおいても、支持ボルト23
a、23bの回動が滑らかに行えるように、接床基台2
1a、21bの中央孔22、22bにグリース等の潤滑
剤を塗布することが好ましい。
【0019】図13及び図14は床面下に断熱材を施工
した実施例を示す。図13は図1に示す床構造に施工し
た例を示し、この場合、前記ユニット支持脚20のレベ
ル調整用ナット29の支持部30と支持板31との間
に、中央に透孔を有するシート状支持部材37を介挿
し、相対するユニット支持脚20の間にそれらのシート
状支持部材37により端縁部が支持されるように断熱材
60を配置する。なお、基礎1には、断熱材支持用のL
字形支持部を有する適当な支持金具(図示せず)を取り
付ける。一方、図14は図9に示す床構造に施工した例
を示し、この場合、前記ユニット支持脚20の支持板3
1aを根太材50の幅よりも幅広く形成し、相対するユ
ニット支持脚20の間にそれらの支持板31aにより端
縁部が支持され、かつユニット支持脚20上に支持され
ている根太材50の間に挾持されるように断熱材60を
配置する。あるいはまた、上記のような施工例とは異な
り、断熱材を床パネルの下面にステープル、釘、止め
具、接着剤、両面テープ等によって先に取り付けてお
き、このような断熱材付き床パネルを施工していく方法
も採用できる。
【0020】図15は床パネルの他の実施例を示す。こ
の実施例のさね付き床パネル40aは、少なくとも一方
の端面に長手方向に溝41が形成され、これと対向する
他方の端面に上記溝41に嵌挿される大きさのさね42
が長手方向に形成されており、かつ、対向する少なくと
も一対の両端縁に前記ユニット支持脚20の配置ピッチ
と略等しい間隔で前記支持ボルト23の直径と略等しい
か僅かに大きな直径の上下貫通孔43(又は該貫通孔を
構成する切欠部)が形成されている。このさね付き床パ
ネルの施工に当っては、その上下貫通孔43がユニット
支持脚20の支持ボルト23上部に位置するように、か
つ一方のさね付き床パネル40aのさね42を隣接する
さね付き床パネル40aの溝41に嵌合させて隙間なく
配置する。なお、根太材を用いる場合には、ユニット支
持脚により支持された根太材のレベル調整を行った後に
さね付き床パネルの縁部が根太材により支持されるよう
に配置できるので、さね部分(継目部分)にレベル調整
のための上下貫通孔を形成する穴加工は必要ない。例え
ば、断熱材も同時に施工する場合には、図16に示すよ
うに、まず、ユニット支持脚20を取り付けた根太材5
0をさね付き床パネル40bの縁部が載置される所定の
ピッチでコンクリートスラブ10上に配置する。次い
で、このようにユニット支持脚付き根太材50を配置し
た状態で、根太材50の上下貫通孔51からドライバー
等の回転用工具を挿入してその先端を支持ボルト23頂
端面に形成された溝部に嵌め込み、支持ボルトを回転さ
せることによって、全ての根太材50のレベル調整を行
う。その後、ユニット支持脚20の支持板31aにより
縁部が支持されるように断熱材60を配置した後、根太
材50上にさね付き床パネル40bをそれらの縁部の継
目部分(さね42及び溝41の部分)が配置されるよう
に順次載置、釘止めしていく。従って、この方法によれ
ば、さね付き床パネル40bの継目部分にレベル調整用
の上下貫通孔を形成する必要はない。このようなさね付
き床パネル40a、40bを用いた場合、床パネル敷設
後、捨張り合板を敷設することなく床仕上げ材を敷設す
ることが可能であり、また床強度も高い。なお、好まし
くは、さね付き床パネル40a、40bの直交する両端
面に溝41を、またこれと相対する他方の直交する両端
面にさね42を形成する。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明の戸建住宅の床施
工方法によれば、前記した高さ調整自在なユニット支持
脚を土間コンクリート面上に所定のピッチで配置し、そ
の上に直にあるいは前記根太材を介して複数の床パネル
がそれらの縁部で支持されるように所定の間隙を開けて
配置し、床施工を行うものであるため、極めて簡単にか
つ施工性良く床施工を行うことができ、また、従来の束
による支持構造とは異なり、床面レベルの調整が極めて
簡単であり、しかも床パネル敷設後に床面レベルを調整
することができ、工期を大巾に短縮することができる。
また、基礎の上端面に長手方向に沿って段差部が形成さ
れ、内側段部によって床パネル端縁のみあるいはさらに
根太材端部のみを支持するものであるため、従来のよう
に大引端部を支持する場合と異なり、土台の高さもそれ
だけ低く(従来の場合の約1/2程度まで)でき、大引
省略及び際根太省略あるいはさらに根太材省略と相俟っ
て木材使用量を大巾に低減できる。さらに、土間にもコ
ンクリートを打設するため、従来の土間にコンクリート
を打設しない場合に比べてコンクリート使用量は増す
が、基礎は住宅の外形に対応した枠状に形成すればよい
ため、その分コンクリート使用量が減少すると共に施工
性が向上し、またユニット支持脚使用による施工性向上
とも相俟って工期が大巾に短縮されるため、また上記の
ように木材使用量も減少するため、結果的にはコストを
相当に低減することができる。また、各ユニット支持脚
は床及び間仕切の荷重を支えるに充分な強度を有するた
め、各ユニット支持脚の設置箇所に対応した箇所に自在
に間仕切を設置できると共に、間仕切の取外しや移動も
自在に行うことができる。さらに、木材同士の接触箇所
が少ないため、床鳴りも大巾に緩和されるという効果が
得られる。さらに、基礎上端面の段差部の外側段部と土
台との間、及び内側段部と床パネル又は根太材との間
に、基礎長手方向に所定の間隔で配設されたシート状パ
ッキンを介在させることにより、基礎と土台及び基礎と
床パネル又は根太材との直の接触が遮断されると共に、
パッキン間の間隙部は通気孔として作用するので、基礎
のコンクリートからの湿気が直に木質材料に伝わること
が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の戸建住宅の床施工方法の一実施例を示
す部分縦断側面図である。
【図2】基礎の平面形状の一例を示す平面図である。
【図3】基礎の上端面にシート状パッキンを施工した状
態を示す部分平面図である。
【図4】図3に示す基礎の部分側面図である。
【図5】本発明で用いるユニット支持脚の一実施例の部
分断面側面図である。
【図6】レベル調整用ナットの好適な例を示す平面図で
ある。
【図7】本発明の戸建住宅の床施工における床パネル及
びユニット支持脚の配置形態の一例を示す部分平面図で
ある。
【図8】床パネル及びユニット支持脚の他の配置形態を
示す部分平面図である。
【図9】本発明の戸建住宅の床施工方法の他の実施例を
示す部分縦断側面図である。
【図10】図9に示す実施例における床パネル及びユニ
ット支持脚の配置形態を示す部分平面図である。
【図11】本発明で用いるユニット支持脚の他の実施例
の部分断面側面図である。
【図12】本発明で用いるユニット支持脚のさらに他の
実施例の部分断面側面図である。
【図13】図1に示す実施例において断熱材を施工した
例を示す部分断面側面図である。
【図14】図9に示す実施例において断熱材を施工した
例を示す部分断面側面図である。
【図15】床パネルの他の実施例の施工例を示す部分側
面図である。
【図16】さね付き床パネル及び断熱材の他の施工例を
示す部分断面側面図である。
【図17】従来の戸建住宅の床施工例を示す部分断面側
面図である。
【図18】図17の従来の床施工例を示す部分破断平面
図である。
【図19】従来の戸建住宅の他の床施工例を示す部分断
面側面図である。
【図20】従来の戸建住宅の基礎施工例を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1 基礎、 2,2a 段差部、 3,3a 内側段
部、 4,4a 外側段部、 5 土台、 6,7 シ
ート状パッキン、 10 コンクリートスラブ、20,
20a,20b ユニット支持脚、 21,21a,2
1b 接床基台、 23,23a,23b 支持ボル
ト、 24,24a フランジ部、 25,25a 基
端丸棒部、 26 膨出部、 27 ネジ部、 28
マイナス溝、 29 レベル調整用ナット、 30 支
持部、 31,31a 支持板、32 挿入孔、 34
接着剤溜り、 35 両面粘着シート、 36 溝、
37 シート状支持部材、 38 環状溝部、 39
円盤状基部、 40,40a,40b 床パネル、 4
1 溝、 42 さね、 50 根太材、 60断熱材

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)上端面に長手方向に沿って段差部
    が形成された基礎及び該基礎により囲繞される土間をコ
    ンクリートにより打設する工程、 (b)接床基台と、該基台に回動自在に立設された支持
    ボルトと、該支持ボルトの上端ネジ部に螺合されたレベ
    ル調整用ナットを介して高さ調整自在に装着された支持
    板とからなる複数のユニット支持脚を、上記土間コンク
    リート面上に所定のピッチで配置する工程、 (c)複数の床パネルを、上記基礎に沿って配置される
    床パネルは少なくともその縁部が上記基礎上端面の内側
    段部及び上記ユニット支持脚の支持板により、また土間
    コンクリートの上部に配置される床パネルは少なくとも
    その縁部が上記ユニット支持脚の支持板により支持され
    るように配置する工程、及び (d)上記ユニット支持脚の支持ボルトを回動させるこ
    とによって敷設された床パネルの床面レベルを調整する
    工程を含むことを特徴とする戸建住宅の床施工方法。
  2. 【請求項2】 前記基礎上端面の段差部が、内側段部が
    外側段部よりも高く形成された段差部であり、かつ、外
    側段部に配設される土台の高さと、内側段部に載置され
    る床パネルの高さが略等しくなるような高さ関係にある
    請求項1に記載の戸建住宅の床施工方法。
  3. 【請求項3】 (a)上端面に長手方向に沿って段差部
    が形成された基礎及び該基礎により囲繞される土間をコ
    ンクリートにより打設する工程、 (b)接床基台と、該基台に回動自在に立設された支持
    ボルトと、該支持ボルトの上端ネジ部に螺合されたレベ
    ル調整用ナットを介して高さ調整自在に装着された支持
    板とからなる複数のユニット支持脚を、上記土間コンク
    リート面上に所定のピッチで配置する工程、 (c)上記ユニット支持脚の配置ピッチと略等しい間隔
    で上記支持ボルトの直径と略等しいか僅かに大きな直径
    の上下貫通孔が形成された複数の根太材を、上記基礎上
    端面の内側段部及びユニット支持脚の支持板により支持
    されるように配置する工程、 (d)複数の床パネルを少なくともそれらの縁部が上記
    根太材により支持されるように配置する工程、及び (e)上記ユニット支持脚の支持ボルトを回動させるこ
    とによって敷設された床パネルの床面レベルを調整する
    工程を含むことを特徴とする戸建住宅の床施工方法。
  4. 【請求項4】 前記基礎上端面の段差部が、内側段部が
    外側段部よりも低く形成された段差部であり、かつ、外
    側段部に配設される土台の高さと、内側段部に載置され
    る根太材上に配置される床パネルの高さが略等しくなる
    ような高さ関係にある請求項3に記載の戸建住宅の床施
    工方法。
  5. 【請求項5】 基礎上端面の段差部の外側段部と土台と
    の間、及び内側段部と床パネル又は根太材との間に、基
    礎長手方向に所定の間隔で配設されたシート状パッキン
    を介在させる請求項1乃至4のいずれか一項に記載の戸
    建住宅の床施工方法。
  6. 【請求項6】 前記ユニット支持脚の支持板上面に両面
    粘着シートが貼着されており、該ユニット支持脚の支持
    板と床パネル又は根太材とが上記両面粘着シートによっ
    て接合される請求項1乃至5のいずれか一項に記載の戸
    建住宅の床施工方法。
  7. 【請求項7】 前記床パネルを、前記ユニット支持脚の
    支持ボルトの直径と略等しいか僅かに大きな所定の間隙
    を開けて配置する請求項1乃至6のいずれか一項に記載
    の戸建住宅の床施工方法。
  8. 【請求項8】 前記床パネルが、少なくとも一方の端面
    に長手方向に溝が形成され、これと対向する他方の端面
    に上記溝に嵌挿される大きさのさねが長手方向に形成さ
    れており、かつ、対向する少なくとも一対の両端縁に前
    記ユニット支持脚の配置ピッチと略等しい間隔で前記支
    持ボルトの直径と略等しいか僅かに大きな直径の上下貫
    通孔が形成されたさね付き床パネルであり、該上下貫通
    孔がユニット支持脚の支持ボルト上部に位置するよう
    に、かつ一方の床パネルのさねを隣接する床パネルの溝
    に嵌合させて隙間なく配置する請求項1乃至6のいずれ
    か一項に記載の戸建住宅の床施工方法。
  9. 【請求項9】 前記床パネルが、少なくとも一方の端面
    に長手方向に溝が形成され、これと対向する他方の端面
    に上記溝に嵌挿される大きさのさねが長手方向に形成さ
    れたさね付き床パネルであり、一方の床パネルのさねを
    隣接する床パネルの溝に嵌合させて隙間なく配置する請
    求項3乃至6のいずれか一項に記載の戸建住宅の床施工
    方法。
  10. 【請求項10】 前記ユニット支持脚のレベル調整用ナ
    ットと支持板との間に、中央に透孔を有するシート状支
    持部材が介挿されており、相対するユニット支持脚の間
    にそれらのシート状支持部材により端縁部が支持される
    ように断熱材を配置する工程をさらに含む請求項1乃至
    9のいずれか一項に記載の戸建住宅の床施工方法。
  11. 【請求項11】 前記ユニット支持脚の支持板を根太材
    の幅よりも幅広く形成し、相対するユニット支持脚の間
    にそれらの支持板により端縁部が支持されるように断熱
    材を配置する工程をさらに含む請求項3乃至9のいずれ
    か一項に記載の戸建住宅の床施工方法。
  12. 【請求項12】 敷設した床パネルの床面レベル調整
    後、必要に応じて捨張り材を敷設した後、床仕上げ材を
    敷設する請求項1乃至11のいずれか一項に記載の戸建
    住宅の床施工方法。
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