JP3837216B2 - 断熱二重床ユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、戸建住宅、集合住宅等の各種建物において既存の基礎床面との間に空間を形成して断熱二重床を施工する際に用いる断熱二重床ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
二重床は、複数枚の床パネル(床板材)を、基礎床に配置した複数の支持脚によって一定の高さに支持するようにして構築されており、例えば特開平3−17348号や実開平4−116537号に、棒状脚部と該棒状脚部の上端部に上下調節可能に装着された受け板とからなるユニット支持脚群と、定尺の長方形及び/又は正方形の床パネル群とを組み合わせて用いる乾式二重床の施工方法が開示されている。
従来知られているユニット支持脚の一例は図13に示すとおりであり、ゴム、合成樹脂等の比較的硬質の弾性材料からなる接床基台102と該基台102に回動自在に立設された支持ボルト104とからなる棒状脚部と、外周略中央部に側方に突設された環状の支持部109を有するレベル調整用ナット108と、中央部に上記レベル調整用ナット108の上部が嵌合される挿入孔111を有する正方形又は長方形の支持板110とから構成されている。
【0003】
支持ボルト104は、下端から上方に所定距離離間した位置外周面に側方に突出する環状の鍔部105が一体に設けられ、かつ鍔部105より上部にはネジ部が形成され、また支持ボルト104の頂端面には回転用工具先端を嵌め込むための溝部107が形成されている。そして、支持ボルト104の基端丸棒部106を上記接床基台102の中央孔103に嵌挿することにより、支持ボルト104は鍔部105を支持部として接床基台102に回動自在に立設された状態となる。一方、レベル調整用ナット108は支持板110の挿入孔111に嵌合され、その上部を拡開することによって、支持板110に強固に取り付けられる。それと共に、レベル調整用ナット108の上部には接着剤溜り113が形成される。このようにして支持板110の挿入孔111に嵌合されたレベル調整用ナット108に支持ボルト104のネジ部上端部をねじ込むことによって、図13に示すようにユニット支持脚101が組み立てられる。
このような構造のユニット支持脚101は、支持ボルト104の頂端面の溝部107にドライバー等の回転用工具の先端を嵌め込んで支持ボルト104を回転させることにより、レベル調整用ナット108が上下動し、支持板110により支持されている床パネルの床面レベルを調整することができる。
【0004】
以上のようにして組み立てられたユニット支持脚101を用いて二重床を構築する場合の施工例は、例えば図14に示すように、まず部屋壁又は間仕切121の所定の高さに沿って際根太(又は根太ユニット)122を設け、その上に床パネル123の一辺を支持する。際根太に接しない床パネル123の他の端縁部は、所定のピッチで基礎床(コンクリートスラブ)120上に配置したユニット支持脚101に片持たせの状態で載せて取り付ける。ユニット支持脚101と床パネル123の取付は、ユニット支持脚101の支持板110上面に貼着した両面粘着シート112等を介して行い、床パネル敷設時に床パネル123を両面粘着シート112に圧着して仮固定しておく。ユニット支持脚101の支持板110の挿入孔111は床パネル123の端縁部から露出した状態とし、この挿入孔111を通してドライバー等により支持ボルト104を回し、床パネル123のレベル(又は支持板110の上面位)を調節する。
【0005】
隣合う床パネルも同様に、既に設置したユニット支持脚101上へ床パネル123のレベル調整ができる所定の間隙を開けて載せ、同様に他のユニット支持脚101を配置して取り付ける。このような作業を床パネルごと繰り返し、床パネルを所定面積施工し、必要に応じて床面レベルを調整した後、床パネル123からユニット支持脚101の支持板110に対して釘打ちし、床パネル123をユニット支持脚101に固定し、また支持ボルト104上部の接着剤溜り113から接着剤を注入し、レベル調整用ナット108と支持ボルト104との間を接着・固定する。その後、必要に応じて床パネル123の上に捨張り合板124を敷設するか、あるいは隣接する床パネル間の間隙を覆うように比較的剛性のある粘着テープを貼着した後、CFシート、絨毯、畳、木質フロアー材、タイルカーペット等の床仕上げ材(図示せず)を敷設し、作業を完了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したように施工することによって二重床が構築されるが、近年、屋内の断熱性や遮音性の改善が求められており、床にも断熱性及び遮音性を付与するために、床構造にグラスウール、押出しポリスチレンフォーム、ビーズ法ポリスチレンフォーム、発泡ウレタン等の断熱・遮音材を設けることが提案されている。例えば、本出願人も、ユニット支持脚の支持板上に根太材及び断熱材を配置し、その上に床パネルを載置する施工例を既に提案している(特開平7−305442号)。しかしながら、この方法の場合、例えばユニット支持脚上にその支持板より幅狭の根太材を配置し、根太間に断熱材を架け渡して配置した後、床パネルを敷設するものであるが、二重床の施工に根太材が必要となり、施工性や施工コストの点で難点がある。
【0007】
一方、断熱材一体型のパネル材としては、実開平3−25707号に、断熱材からなる芯材の少なくとも一側面に構造用積層材を張り合わせた耐力パネル構造が提案されている。この耐力パネル構造は、家屋の壁板に用いることを主目的としているが、床板にも採用できると教示されている。
しかしながら、根太材を用いる場合にはそれ程大きな問題は生じないと考えられるが、発泡ウレタン等の断熱材を芯材として用いたこのようなパネル材を、前記したようなユニット支持脚により支持される二重床の床パネルとして用いた場合、歩行の繰り返しや物の載置等によって長年荷重を受けることにより、例えば芯材の一側面に構造用積層材が積層された構造では、ユニット支持脚により支持される部分の発泡ウレタンの収縮が大きく、また芯材の両側面に構造用積層材を積層した構造でも全体的に発泡ウレタンが収縮し、床面の区域によって収縮率に差が生じる。そのため、隣合う床パネル間に段差が生じたり、また部分的に床面が沈み込んだり、一様な床面レベルを長年月にわたって維持できないなどの問題がある。
また、断熱性、遮音性は、床下全体に断熱・遮音材を設けることで発揮され、前記のようなユニット支持脚により床パネル端縁部を支持する構造の二重床のように隣接する床パネル間に間隙があると、その効果は著しく減少してしまう。
【0008】
従って、本発明の目的は、断熱性及び遮音性に優れ、前記したようなユニット支持脚により容易に敷設することができ、しかも歩行の繰り返しや物の載置等により長年荷重を受けても隣合う床パネル間の段差の発生や床面の沈み込み等の問題がなく、一様な床面レベルを長年月にわたって維持できる二重床を簡単にかつ安定して構築できる断熱二重床ユニットを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明によれば、(A)接床基台と、該基台に回動自在に立設された支持ボルトと、該支持ボルトの上部に螺合されたレベル調整用ナットを介して高さ調整自在に装着された支持板とからなるユニット支持脚と、(B)該ユニット支持脚上部に装着して用いられ、断熱材を直接支持するための側方に突出する断熱材支持部を有し、且つ、上記ユニット支持脚を介して高さ調整される係止具と、(C)上記ユニット支持脚により支持される長方形及び/又は正方形の床パネルと、(D)上記床パネルとは別体のプラスチック発泡体からなり、且つ、端縁部所定箇所に上記ユニット支持脚の支持板の形状の一部に対応する形状の切欠き部及び/又は凹部が形成された板状の断熱材とから構成されることを特徴とする断熱二重床ユニットが提供される。
【0010】
記したような断熱二重床ユニットを用いた断熱二重床の施工方法は、基礎床の床面上に複数のユニット支持脚を床パネルの形状に応じた所定のピッチで配置し、床パネルをその端縁部が上記ユニット支持脚の支持板により支持されるように架け渡して所定の高さレベルに敷設する二重床の床下地の施工に際して、側方に突出する断熱材支持部を有する係止具を上記ユニット支持脚の上部に装着し、このユニット支持脚を基礎床の床面上に所定のピッチで配置した後、端縁部所定箇所に上記ユニット支持脚の支持板の形状の一部に対応する形状の切欠き部及び/又は凹部が形成された板状の断熱材を、対向するユニット支持脚に装着された係止具の上記断熱材支持部により端縁部が支持されるように、かつ断熱材の上記切欠き部及び/又は凹部がユニット支持脚の支持板と嵌め合わされるように架け渡して配置し、その後、上記断熱材の上に床パネルをその端縁部が上記ユニット支持脚の支持板により支持されるように敷設する。
好適には、前記断熱材の端縁部を、前記係止具の断熱材支持部とユニット支持脚の支持板又はその上に固定される床パネルとの間で挟持させる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の断熱二重床ユニットを用いた断熱二重床の施工は、基本的には、前記したような複数のユニット支持脚群と床パネル群を用い、所定のピッチで基礎床面上に配置された相対するユニット支持脚の支持板間(壁又は間仕切り際においてはユニット支持脚の支持板と際根太又は根太ユニットの根太部材との間)に床パネルを架け渡して所定の高さレベルに敷設し、二重床の床下地を施工する際に、側方に突出する断熱材支持部を有する係止具を用い、この係止具をユニット支持脚の上部に、上記断熱材支持部がユニット支持脚の支持板の下方所定の高さ位置で横方向に拡張するように取り付け、相対する断熱材支持部間に板状の断熱材を架け渡して配置し、その後、床パネルを上記のように敷設するものである。従って、断熱材の取付けを極めて簡単に、かつ施工性良く行うことができる。
【0012】
前記断熱材としては、充分な耐久性や断熱性、遮音性を示すような半硬質又は硬質プラスチック発泡体であれば全て使用でき、好ましくは独立気泡型又は半独立気泡型の発泡ウレタンや、ビーズ法ポリスチレンフォーム、押出しポリスチレンフォームなどが好適に使用でき、特に強度及び遮音性の点からは発泡ウレタンが好ましい。このようなプラスチック発泡体は、かなり強い圧縮強さを有すると共に、断熱性、遮音性の他、防虫性、耐候性等にも優れ、また吸湿性が無く、長期にわたってそれらの性質はほとんど変化しない。また、軽量であり、切断、穴あけ等の加工もし易いので、取扱い性の点からも有利である。
このような断熱材を床パネルの下に設置することにより、断熱性の高い二重床となるばかりでなく、遮音性にも優れた二重床となる。なお、断熱材上面と床パネル下面との間には隙間があってもよいが、これらを密接した状態で設置することにより、子供の飛び跳ね、重量物の落下等により床パネルに衝撃が加わっても、床パネルの振動をその下に密接して配置されている断熱材によって吸収することができ、床衝撃音の階下や隣室への伝播を効果的に防止することができる。
【0013】
前記係止具の構造及びユニット支持脚への取付けは種々の態様で行うことができるが、より具体的な好適な態様においては、前記係止具が、所定箇所に雌ネジ部が形成された円筒部と、該円筒部の外周面よりも側方に拡張するように突設された断熱材支持部とから成り、上記円筒部の雌ネジ部を前記支持ボルトに螺合することによって高さ調整自在に装着する。この取付態様の場合、上記断熱材支持部とユニット支持脚の支持板との間で、断熱材の端縁部所定箇所を挟持することになる。なお、円筒部の長さは、所望の断熱材の厚さに応じて変えることができる。
【0014】
別の好適な態様においては、前記係止具が、断面略コ字状の掛止部と、該掛止部の両先端部が横方向に折曲された形状の断熱材支持部とから成り、該断熱材支持部が下方に位置するように上記掛止部を前記支持板上に掛止する。より簡単な構造の係止具はL型金具であり、一方の平板部の端部をユニット支持脚の支持板に釘、ビス等で固定して用い、他方の平板部を断熱材支持部として利用する。これらの場合には、上記断熱材支持部と床パネルとの間で、断熱材の端縁部所定箇所を挟持することになる。
さらに好適には、前記断熱材支持部が下方への押圧力に抗して上方に付勢するような弾力性を備えている係止具を用い、断熱材上面が常に床パネル下面に密接するように構成する。このような弾力性は、例えばバネ部材等の他の部材によって付与することもでき、あるいは断熱材支持部自体を弾力性が発揮されるような構造とすることもできる。
【0015】
【実施例】
以下、添付図面に示す実施例を説明しつつ本発明についてさらに具体的に説明する。
図1は、ユニット支持脚1の支持ボルト20に本発明の一実施例の係止具50が高さ調整自在に装着された組立状態を示している。
ユニット支持脚1は、接床基台1、該接床基台に回動自在に立設された支持ボルト20、該支持ボルトの上部に螺合されるレベル調整用ナット30及び該レベル調整用ナットが装着される支持板40とから構成されている。
【0016】
接床基台10はゴム、合成樹脂等の比較的硬質の弾性材料から作製されて、コンクリートスラブの基礎床120の床面にジャストフィットし、かつ防振の機能を果たすようにされている。接床基台10は、大径の円形基部11と該基部11の略中央部に突設された受け部12とから成り、該受け部12には、支持ボルト20の下端部に形成された鍔部21を挿入するための凹部13が形成されている。そして、上記受け部12の凹部13周囲の壁部内側上端縁には、内側に若干突出した係合部14が形成されている。この係合部14は、支持ボルト20の鍔部21を凹部13内に押え、支持ボルト20の鍔部21が凹部13から簡単に抜け出ないように作用する。なお、接床基台10の下面には、遮音性をさらに向上させるために、環状、半球状、円筒状等の任意の形状の複数の突起を形成することもできる。
【0017】
一方、金属製の支持ボルト20は、下端部に側方に突出する環状の鍔部21が成形されていると共に、略上半部外周面にネジ部22が形成され、また上端部は小径部23に形成され、その頂端面にはドライバー等の回転用工具の先端を嵌め込むためのマイナス溝24(プラス溝や多角形凹陥部でもよい)が形成されている。
なお、支持ボルト20は中実の支持ボルト又は中空パイプから作製された中空支持ボルトのいずれでもよい。中空支持ボルトの場合、接床基台10の中心部に上下貫通孔を設け、あるいはさらにその下面に上記貫通孔から放射状(例えば十文字状)に延びる溝部を形成し、上方からの接着剤注入によって、接着剤が中空支持ボルト内を流下し、さらに上記溝部内に浸透し、接床基台10を基礎床120に接着させるように構成することもできる。また、小径部23を、円筒状だけでなく、その外周面及び内周面を六角状に絞り成形したり、内周面のみが六角状となるように絞り成形し、六角レンチ等の回転用工具の先端を嵌め込めるようにすることもできる。これらの場合、頂端面の溝24は形成しても形成しなくてもよいが、形成した場合には六角レンチとドライバーの両方が使用可能となる。
【0018】
金属製のレベル調整用ナット30は、図1に示すように、上記支持ボルト20のネジ部22の径と対応する内径の内周ネジ部を有する雌ネジ部31と、該雌ネジ部31の内径よりも大きな内径の上部の円筒部32とから成り、該円筒部32の略中間部に側方に突出する環状の支持部33が座屈成形により形成されている。また、雌ネジ部31の内周ネジ部には、ネジ山を切断するように軸線方向に1本又は複数本の溝(図示せず)が形成されている。なお、この溝は雌ネジ部31の内周ネジ部の上端から下方の所定位置までネジ山の一部を切断するように形成してもよく、内周ネジ部の上端から下端にかけて貫通した溝を形成してもよい。但し、レベル調整用ナット30内に注入する接着剤のタレを防止するためには、溝の長さを内周ネジ部の上端から下端近傍までに止めて、非貫通の溝とすることが好ましい。また、レベル調整用ナット30の溝に代えて、あるいはそれに加えて、支持ボルト20のネジ部22の上端部に軸線方向に溝を形成してもよい。
【0019】
上記レベル調整用ナット30の支持板40への取付けは従来通りでよい。すなわち、パーティクルボード、木質繊維板、合板等から作製された正方形又は長方形の支持板40の挿入孔41上部は面取りされて拡開され、挿入孔41を除く支持板40の上面全面には粘着層43が形成されている。上記レベル調整用ナット30はその支持部33が支持板40の下面に当接するまで該支持板40の挿入孔41に嵌合され、次いでその上部を拡開することにより、あるいはさらに支持板挿入孔41の面取り部42に部分的に埋没させることによって、支持板40に強固に取り付けられる。それと共に、レベル調整用ナット30の上部には接着剤溜り34が形成される。前記したように、支持ボルト20の上端部は小径部23に形成されているため、接着剤溜り34がより大きな空間となり、接着剤注入作業が容易となる。また、図1に示すように、レベル調整用ナット30の円筒部32の内径を雌ネジ部31の内径よりも大きくすることにより、注入した接着剤が支持ボルト20のネジ部22とレベル調整用ナット30の雌ネジ部31の螺合部にスムーズに浸透し易くなるので好ましい。
【0020】
一方、係止具50は、下端部に前記支持ボルト20のネジ部22と螺合する雌ネジ部52を有する円筒部51と、該円筒部51の上端から側方に拡張するように突設された環状の断熱材支持部53とから成り、これらは金属、硬質プラスチック等から一体成形することができる。なお、円筒部51の内径は、レベル調整用ナット30の円筒部32の外径よりも若干大きくなるように構成されている。
【0021】
組立てに際しては、上記係止具50を、予め、下端鍔部21が接床基台10の凹部13内に回動自在に嵌め込まれた支持ボルト20のネジ部22に螺着しておく。その後、支持板40に装着されたレベル調整用ナット30の雌ネジ部31を、支持ボルト20のネジ部22上部に螺合することにより、図1に示すように係止具50を装着した状態にユニット支持脚1が組み立てられる。
このようにして組み立てられた本発明のユニット支持脚1を用い、その支持板40によって床パネル123を支持した状態に床パネルの敷設を行う二重床の施工方法は、図13及び図14を参照して説明した従来の施工方法と同様であるが、床パネルの設置に先行して断熱材を設置する点において異なる。
以下、本発明の断熱二重床の施工に好適に用いることができる断熱材の実施例及びその施工方法について説明する。
【0022】
図2及び図3は、図1に示す係止具50を用いる場合に好適な板状の断熱材60の一実施例を示しており、図2はその平面図、図3は側面図である。
この断熱材60の一方の長辺側端縁部には所定の幅の上部段差部61が形成され、さらにユニット支持脚1の支持ボルト20が位置する箇所にはレベル調整ナット30の支持部33の外径と等しいか又は若干大きめのサイズの切欠き部62が形成されていると共に、該切欠き部62の周囲にユニット支持脚1の支持板40の略半分に相当するサイズの凹部63が形成されている。この凹部63の形状は、用いる支持板40の形状に応じて変えることができる。一方、他方の長辺側端縁部には上記上部段差部61と合致する下部段差部64が形成され、同様にユニット支持脚1が位置する箇所にはその支持板40の残りの半分に概略相当するサイズの凹部65が形成されている。上部段差部61と凹部63、65の深さは、支持板40の厚さと略同一である。
【0023】
また、断熱材60の一方の短辺側端縁部には上部段差部66が、他方の短辺側端縁部には下部段差部67が形成されている。これら段差部66、67の幅は、本実施例の場合、前記長辺側端縁部の段差部61、64の幅と同じであるが、異なっていてもよい。
従って、このような断熱材60の一対のそれぞれの端縁部を、図1に示すように、上記凹部63、65がユニット支持脚1の支持板40の下に嵌まり込むように係止具50の断熱材支持部53上に載置すると、図4に示すように、隣接する断熱材60を隙間なく設置することができ、優れた断熱性及び遮音性が得られる。図4は、図2のA−A線矢視方向の断面を示しており、隣接する断熱材60の段差部同士(61と64、66と67)が重ね合わされることによって端縁部間に隙間を生ずることはなく、唯一の空隙部は切欠き部62によって形成される孔だけであり、この孔を通してドライバー等の回転用工具先端を挿入し、床面レベルを調整することが可能となる。
【0024】
断熱二重床の施工に際しては、基礎床120の床面上に所定のピッチで配置(又は接着)された相対するユニット支持脚1の係止具50間に、前記のように断熱材60をその端縁部所定箇所が断熱材支持部53に載置されるように架け渡し、次いで、係止具50を回して上昇させ、断熱材60の凹部63、65がユニット支持脚1の支持板40にぴったりと嵌まり込んだ状態に支持板40と断熱材支持部53との間で挟みつける。この際、断熱材60の凹部63、65は支持板40の位置決めガイドとして働くので、ユニット支持脚1の設置位置のピッチがずれることはなく、また隣接する断熱材60の段差部同士が図4に示すように重なり合い、レベル調整用ナット30の部分を除く床面全面に断熱材を敷設することが可能となる。なお、図5に示すように、前記ユニット支持脚1と同様に、下端部に接床基台(図示せず)が装着された1本又は複数本の支持ボルト131が所定長さの根太部材132に所定間隔で高さ調整自在に取り付けられた根太ユニット130を用いる場合にも、その支持ボルトに前記係止具50を取り付け、根太ユニット130とユニット支持脚1との間に前記と同様にして断熱材60を架け渡すことができる。根太ユニット130に代えて図14に示すような際根太122を用いる場合には、L型係止具など適当な係止具を用いればよい。
【0025】
図5に示すように所定面積だけ断熱材60を敷設した後、その上に従来と同様にしてパーティクルボード、木質繊維板、合板等からなる床パネルを敷設し、ユニット支持脚1の支持板40上面の粘着層43により仮固定しておく。その後、従来と同様に床面レベルの調整を行った後、床パネル123をユニット支持脚1の支持板40に対して釘打ち、ビス止め等(図示せず)により固定し、接着剤溜り34(図1参照)から接着剤を注入してレベル調整用ナット30と支持ボルト20を接着・固定する。その後必要に応じて、隣接する床パネル間の間隙を覆うように比較的に剛性のある粘着テープを粘着するか、あるいは敷設した床全面にベニヤ板、木質繊維板等の捨張り材、制振・遮音性シート、面状ヒーター等を敷設した後、合成樹脂製クッションシート、絨毯、畳、タイルカーペット、フローリング(突板張り合板)、木質系化粧板等の床仕上げ材を施工する。
【0026】
図6は、図1に示す係止具の変形例を示し、ユニット支持脚1の構成は図1に示すものと同様である。
この実施例の係止具50aは、雌ネジ部52aと断熱材支持部53aがコイルばね54により接続されている点において図1に示す係止具50と異なる。従って、支持ボルト20のネジ部22に螺着された雌ネジ部52aを回して上昇させることにより、断熱材支持部53aと支持板40との間で断熱材60の端縁部を弾力的に挟持することができる。
【0027】
図7は、本発明の係止具の別の実施例を示し、ユニット支持脚の構成は図1に示すものと同様である。
この実施例の係止具50bは、断面略コ字状の細長い掛止部55の両先端部が側方に折曲されて断熱材支持部56が形成された形状を有する。上記掛止部55の中心部には、レベル調整用ナット30の外径と略等しい直径の孔57(図9参照)が穿設されている。また、断熱材支持部56の折曲度は、図7に示すように、上記掛止部55を支持板40に引っ掛けて係止具50bをユニット支持脚1に取り付けたときに、垂下している断熱材支持部56の先端がやや斜め上方に向くように若干鋭角となっている。従って、上記断熱材支持部56に断熱材60aの端縁部を載置したときにやや撓み、その上に敷設される床パネル123の下面に断熱材60aの端縁部を弾力的に押圧し、挟持するように構成されている。
【0028】
図8は、図7に示す係止具50bを用いる場合に好適な断熱材60aを示している。
この断熱材60aは、ユニット支持脚の設置位置に対応する長辺側端縁部所定箇所に、ユニット支持脚1の支持板40の略半分の形状に対応するコ字状の切欠き部68が形成されている。
従って、前記図7に示す係止具50bと図8に示す断熱材60aを用いる場合、図9に示すように、隣接する断熱材60aの長辺側端縁と交叉するように、かつ掛止部55の孔57がレベル調整用ナット30と整合するように係止具50bをユニット支持脚1の支持板40に取り付ける。そして、断熱材60aの切欠き部68を支持板40に嵌め合わせながら係止具50bの断熱材支持部56の上に載置する。従って、この場合には、ユニット支持脚1の支持板40の部分を除く床面全面に断熱材60aが敷設されることになり、断熱性の点では図1に示す実施例に比べて多少劣るが、係止具50bの構成が簡単で極めて安価に作製できるという利点がある。なお、支持板40の上面の粘着層43は、係止具50bの掛止部55が載置される部分以外の表面に設け、粘着層43と係止部55の表面がほぼ同一面となるようにすることが、その上に載置される床パネルの安定性の点からは好ましい。
【0029】
図10は、図7及び図9に示す係止具の変形例を示している。この係止具50cの場合、全体的な形状は前記係止具50bと類似しているが、掛止部55の中心部に孔が形成されていない点において異なる。そのため、図10に示すように、支持ボルト頂端面のマイナス溝24が露出するように掛止部55の位置をずらして支持板40に掛止する。このような係止具50cは、図10に二点鎖線で示すように2本を平行に配列して用いることもできる。
【0030】
図11は、さらに別の形状の係止具50dを示している。この係止具50dの場合、掛止部55の形状は図7及び図9に示すものと同様であるが、両端の断熱材支持部56aが長手方向と直交する両側方向に拡張されている点において異なる。この係止具50dは、図11に示すように、隣接する断熱材60aの長辺側端縁に沿って掛止部55を支持板40上に掛止する。なお、この係止具50dの場合、支持板40の挿入孔41を除く全面に形成された粘着層43を利用して、その表面から突出するように掛止部55を接着・固定し、この突出した掛止部55を床パネル敷設時の案内部として利用することもできる。
【0031】
図12は、前記図8に示す断熱材60aを用いる場合に利用可能なさらに別の実施例の係止具を示している。
この係止具50eは、L型金具であり、ユニット支持脚1の支持板40の両側端面にそれぞれ一方の平板部の端部を釘又はビス59で固定して用い、他方の平板部が断熱材支持部58として機能する。係止具50eの幅は、支持板40の幅以下の任意のサイズとすることができる。
【0032】
以上、本発明の好適な実施例について説明したが、本発明はユニット支持脚に装着可能な係止具を用いて断熱材を簡便に敷設することをその本質的な特徴としており、前記実施例に限定されるものではなく、各種の設計変更が可能である。例えば図1に示す係止具50において、厚目の断熱材を用いる場合には、円筒部51をなくして雌ネジ部52上端から断熱材支持部53を側方に拡張させることもできるし、あるいは断熱材の厚さに応じて円筒部51の長さを変えることもできる。また、ユニット支持脚や断熱材としても従来公知の各種のものを使用することができ、さらに断熱材の切欠きや凹部の形状等も使用するユニット支持脚の支持部の形状に応じて任意に変えることができる。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、本発明の断熱二重床ユニットによれば、二重床の床下地を施工する際に、側方に突出する断熱材支持部を有する係止具を用い、この係止具をユニット支持脚の上部に、上記断熱材支持部がユニット支持脚の支持板の下方所定の高さ位置で横方向に拡張するように取り付け、相対する断熱材支持部間に断熱材を架け渡して配置し、その後、床パネルを敷設するものであるため、断熱材の取付けを極めて簡単に、かつ施工性良く行うことができる。また、この際に用いる係止具は、その構造がシンプルであり、安価に作製することができ、しかもユニット支持脚への取付けも極めて簡単である。
さらに、本発明の断熱二重床ユニットを用いた施工方法によれば、従来のユニット支持脚と床パネルの組み合わせによる二重床の施工方法の利点、即ち、施工性、安定性、低施工コスト等の利点をそのまま保持して、断熱・保温性や遮音性に優れた断熱二重床を施工性良く構築でき、また、歩行の繰り返しや物の載置等によって長年荷重を受けても、隣合う床パネル間に段差が発生したり、床面の沈み込み等の問題がなく、一様な床面レベルを長年月にわたって維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の係止具を装着したユニット支持脚を用いて断熱材を敷設した状態を示す部分縦断側面図である。
【図2】 図1に示す係止具と共に用いる断熱材の一実施例を示す平面図である。
【図3】 図2に示す断熱材の側面図である。
【図4】 図2に示す断熱材を端縁部の重なり状態と共に示す図2のA−A線矢視断面図である。
【図5】 図1に示す実施例のユニット支持脚及び断熱材の配置形態を示す部分平面図である。
【図6】 別の係止具を装着したユニット支持脚を用いて断熱材を敷設した状態を示す部分断面側面図である。
【図7】 さらに別の係止具を装着したユニット支持脚を用いて断熱材を敷設した状態を示す部分断面側面図である。
【図8】 図7に示す係止具と共に用いる断熱材の他の実施例を示す平面図である。
【図9】 図7に示す係止具と断熱材の取付態様を示す部分平面図である。
【図10】 他の実施例の係止具と断熱材の取付態様を示す部分平面図である。
【図11】 さらに他の実施例の係止具と断熱材の取付態様を示す部分平面図である。
【図12】 さらに別の実施例の係止具をユニット支持脚の支持板に取り付けた状態を示す部分斜視図である。
【図13】 従来のユニット支持脚の一例を示す部分断面側面図である。
【図14】 従来のユニット支持脚を用いて床パネルまで施工した状態を示す破断斜視図である。
【符号の説明】
1,101 ユニット支持脚
10,102 接床基台
20,104 支持ボルト
30,108 レベル調整用ナット
40,110 支持板
50,50a,50b,50c,50d,50e 係止具
51 円筒部
52,52a 雌ネジ部
53,53a,56,56a,58 断熱材支持部
54 コイルばね
55 掛止部
60,60a 断熱材
62,68 切欠き部
63,65 凹部
120 基礎床
123 床パネル

Claims (4)

  1. (A)接床基台と、該基台に回動自在に立設された支持ボルトと、該支持ボルトの上部に螺合されたレベル調整用ナットを介して高さ調整自在に装着された支持板とからなるユニット支持脚と、(B)該ユニット支持脚上部に装着して用いられ、断熱材を直接支持するための側方に突出する断熱材支持部を有し、且つ、上記ユニット支持脚を介して高さ調整される係止具と、(C)上記ユニット支持脚により支持される長方形及び/又は正方形の床パネルと、(D)上記床パネルとは別体のプラスチック発泡体からなり、且つ、端縁部所定箇所に上記ユニット支持脚の支持板の形状の一部に対応する形状の切欠き部及び/又は凹部が形成された板状の断熱材とから構成されることを特徴とする断熱二重床ユニット
  2. 前記係止具が、所定箇所に雌ネジ部が形成された円筒部と、該円筒部の外周面よりも側方に拡張するように突設された断熱材支持部とから成り、上記円筒部の雌ネジ部を前記支持ボルトに螺合することによって高さ調整自在に装着されることを特徴とする請求項1に記載の断熱二重床ユニット
  3. 前記係止具が、断面略コ字状の掛止部と、該掛止部の両先端部が横方向に折曲された形状の断熱材支持部とから成り、該断熱材支持部が下方に位置するように上記掛止部を前記支持板上に掛止することを特徴とする請求項1に記載の断熱二重床ユニット
  4. 前記断熱材支持部が下方への押圧力に抗して上方に付勢するような弾力性を備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の断熱二重床ユニット
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