JPH0628564Y2 - エキスパンションジョイント - Google Patents

エキスパンションジョイント

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JPH0628564Y2
JPH0628564Y2 JP1612590U JP1612590U JPH0628564Y2 JP H0628564 Y2 JPH0628564 Y2 JP H0628564Y2 JP 1612590 U JP1612590 U JP 1612590U JP 1612590 U JP1612590 U JP 1612590U JP H0628564 Y2 JPH0628564 Y2 JP H0628564Y2
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engaging
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hole
joint
draining
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悟郎 丸山
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Sanyo Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、近接して相対向する建物躯体において、振
動伸縮などによる相対位置の変化に対応するため、建物
躯体間に装着される係合部材に、躯体間を覆うキャップ
部材を係止したエキスパンションジョイントに関する。
〔従来の技術〕
従来のエキスパンションジョイントとしては、例えば第
4図に示すようなものがある。近接して相対向する建物
躯体1,2の間には、振動伸縮などによる相対位置の変
化に対応するため、建物躯体1,2の端部に支持部材
3,4を固定し、支持部材3,4の間に係合部材5が係
止される。係合部材5はばね材6及び係合板7から成
り、ばね材6はW字形で中央上部はリベット6aによっ
て係合板7と接続しており、両端部6bは支持部材3,
4の係止部3a,4aと係合するようになっている。ま
た第5図に示すように、係合板7はその両端部に係合部
7aが設けられ、全長に亘って補強リブ7bが形成され
ている。そして係合板7の係合部7aには、躯体1,2
の間を覆うキャップ部材8が、その両側端内側の係合部
8aによって係止されるようになっており、キャップ部
材8が躯体1,2と接触する部分には、気密材8bが当
接して気密が保たれている。また支持部材3,4の下部
には、建物躯体1,2の間に水が入らないようにするた
め、止水板9が設けられている。なお係止板7にはW字
形ばね材6を係止部材3,4に係止するため、押付け孔
7cがあけられている。
このようなエキスパンションジョイントを建物躯体に取
付けるには、建物躯体1,2に支持部材3,4をアンカ
ーボルト等によって固定し、この支持部材3,4間に係
合部材5を上から押圧して係止する。この際には係合部
材5を、その係合板7の押付け孔7cから適宜の棒材
(図示せず)を挿入して、その端部でW字形ばね材6の
両端部を押し広げ、互いに向きあいに形成された支持部
材3,4の係止部3a,4aに、W字形ばね材6の両端
部6bを係止させる。こうしてW字形ばね材6によって
支持部材3,4に係止された係合部材5は、躯体1,2
の長手方向に沿って間隔をおいて取付けられる。そこで
キャップ部材8の両側端内側の係止部8aを、係合部材
5の係合板7の両端部の係合部7aに係止させ、また気
密材8bを介して当接させる。これによって係合部材5
はW字形ばね材6の弾性変形により、躯体1,2が上下
左右に相対的に変動しても柔軟に対応し、支持部材3,
4から脱落せず、エキスパンションジョイントとしての
作用をすることになる(実開昭60−11911号公報
参照)。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところでこのような、従来のエキスパンションジョイン
トにあっては、係合板7とW字形ばね材6とがリベット
6aによって一体に結合されているため、係合部材5を
支持部材3,4に係合させようとして、W字形ばね材6
の両端部6bを、支持部材3,4の係止部3a,4aと
係合する場合、上から係合部材5を押圧するが、上から
はW字形ばね材6の両端部6bの係合状態が見えず、係
合させにくいという問題がある。また上から係合部材5
を押し付けることになるため、W字形ばね材6の両端部
6bと、支持部材3,4の係止部3a,4aとの間の係
合部には、どうしてもクリアランスが必要となり、この
クリアランスを取るために係合状態が悪くなるという問
題があった。このため従来の係合部材6の係合板7に
は、押付け孔7cがあけられてその孔から操作をしてい
るが、それでも根本的な解決にはならず、また本質的に
上記のクリアランスをなくすことはできないし、係合部
材6を係合させる場合の、操作が難しいという問題は依
然として残ることになる。
この考案は、このような従来の課題に着目してなされた
もので、係合部材におけるばね材と水切部材との間が確
実に係合されると共に、係合させる操作も簡単なエキス
パンションジョイントを得ることをその目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記の課題を解決するための手段として、そ
の構成を、間隙をおいて設けた建物躯体の端部に支持部
材を固定し、該支持部材に水切部材を嵌合係止し、長手
方向に延びる該水切部材の所々にジョイント部材を係合
すると共に、該ジョイント部材に前記建物躯体間の間隙
を覆うキャップ部材を係止して成るエキスパンションジ
ョイントにおいて、前記ジョイント部材は、中央上部に
切欠き孔があけられる一方、両端部が水切部材に係止さ
れる略W字形のばね材と、該W字形ばね材の前記切欠き
孔から上部に突出して該ばね材の上部から一定間隔をお
きかつ該W字形ばね材の真上に位置する螺孔を有して該
W字形ばね材と一体化した結合部材と、該結合部材の螺
孔の真上に設けられた該螺孔に係合するボルト孔を有し
前記キャップ部材の両端部と嵌合する嵌合部とを有する
係合部材と、前記螺孔に該係合部材を螺着させる頭付ボ
ルトとを有することとした。
〔作用〕
次に本考案の作用を説明すると、エキスパンションジョ
イントは、間隙をおいて設けた建物躯体の端部に支持部
材を固定し、該支持部材に長手方向に延びる水切部材が
嵌合係止され、該水切部材の所々にジョイント部材が係
合されて、該ジョイント部材に前記間隙を覆うキャップ
部材を係止して形成される。そして前記ジョイント部材
は、W字形ばね材、結合部材、係合部材及び結合部材と
係合部材とを結ぶ頭付ボルトによって構成される。W字
形ばね材の中央上部には切欠き孔があけられており、該
W字形ばね材と一体化した結合部材が、該切欠き孔から
該ばね材の上部に対し一定間隔をおいた位置に突出し、
また結合部材には、該W字形ばね材の真上の位置に螺孔
があけられている。係合部材は、該結合部材の螺孔の真
上で該螺孔に係合するボルト孔があけられており、また
前記キャップ部材の両端部と嵌合する嵌合部材とを有し
ている。頭付ボルトは前記螺孔に該係合部材を前記ボル
ト孔により螺着させている。よってW字形ばね材は、結
合部材とは始めから一体化しているが、係合部材とは一
体化しておらず、W字形ばね材の両端部を水切部材に係
止させた後に、頭付ボルトで係合部材に結合される。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す構成図で、近接して相
対向している建物躯体11,11の間には、振動伸縮な
どによる相対位置の変化に対応するため、エキスパンシ
ョンジョイント10が設けられる。そのため建物躯体1
1,11の端部に、支持部材12を固定ボルト13によ
って固定し、支持部材12,12には、夫々に水切部材
14が係止部15によって嵌合して係止されている。水
切部材14は建物躯体の長手方向に延びる長尺部材で、
長手方向に延びる水切部材14の所々に、一定間隔をお
いて、ジョイント部材20をW字形ばね材30によって
係合して装着させる。そして一定間隔をおいて装着した
ジョイント部材20に、建物躯体11,11の間隙を覆
うキャップ部材16を係止するようになっている。なお
支持部材12の固定ボルト13は、止水板19をその下
に挟んで同時に固定しており、建物躯体11,11間に
止水板19を張設している。
ジョイント部材20は、W字形ばね材30、結合部材4
0、係合部材50及び結合部材40と係合部材50とを
結ぶ頭付ボルト60によって構成される。W字形ばね材
30は薄板状のばね材によって形成され、第2図に示す
ように中央上部31に切欠き向32があけられており、
その両側部33,34は、水切部材14の係止部18に
係合するよう折曲げられている。また切欠き孔32から
は第3図に示すように、結合部材40を形成する凸状の
細長い板体41を、その凸部42として突出させ、W字
形ばね材30の中央上部31にリベット43によって固
定されている。また凸状に形成した板体41の凸部42
の上面44には、W字形ばね材30の中央上部31の真
上でかつ一定間隔をおいた位置に、螺孔45があけられ
ている。係合部材50には、係合部材40の螺孔45の
真上で螺孔45の位置に一致するような、ボルト孔51
があけられており、頭付ボルト60により、ボルト孔5
1を通して係合部材50を螺孔45に固定せしめる。こ
こで結合部材40を形成する凸部42の上面44は平坦
面となっており、その平坦面の螺孔45の上に、係合部
材50のボルト孔51を合せて結合し易くなっている。
そして前に述べたキャップ部材16の両端部17と嵌合
するため、係合部材50には嵌合部52が設けられてお
り、水切部材14の所々の位置に取付けられた係合部材
50の嵌合部52に、キャップ部材16が固定されるよ
うになっている。なお係合部材50には嵌合部52と躯
体11の長手方向に沿って、突条53が設けられてい
る。
エキスパンションジョイント10を、建物躯体11,1
1の間に取付けるには、建物躯体11に支持部材12を
ボルト13によって取付け、支持部材12の夫々に、水
切部材14を係止部15によって嵌合して係止させる。
そして水切部材14の所々にジョイント部材20を取付
けるが、ジョイント部材20は、W字形ばね材30と結
合部材40とは一体とし、係合部材50とは切離した状
態として、結合部材40と一体になったW字形ばね材3
0の両端部33,34を、水切部材14の係止部18に
係合させることにより、仮の状態として取付ける。そし
て結合部材40の上面44の螺孔45の上に、係合部材
50のボルト孔51を合わせ、頭付ボルト60を螺孔4
5に螺入させる。ここで第3図からも分かるようにW字
形ばね材30の両端部33,34は螺孔45の位置より
も高い所にあるから、この部分を水切部材14の係止部
18に係合させると、螺孔45は係合部材50のボルト
孔51の位置よりも低い所に位置することになる。そこ
で少し長めの頭付ボルト60を用意し、これを螺孔45
に締め付けて行くと、螺孔45を有する結合部材40と
一体になっているW字形ばね材30が、頭付ボルト60
によって上方へ引上げられ、W字形ばね材30の両端部
33,34は、水切部材14の係止部18に喰込むよう
になり、ジョイント部材20を水切部材14に確実に係
合させることができる。
こうして頭付ボルト60の締付けにより、W字形ばね材
30の両端部33,34と水切り部材14の間のクリア
ランスをなくすことができ、さらに頭付ボルト60を締
付けるのみでジョイント部材20の取付けができるの
で、施工が簡単になる。
〔考案の効果〕
本考案は上記のような構成と作用を有するので、ジョイ
ント部材と水切部材との係合がより確実となり、施工も
簡単になって施工時間が短縮される。またエキスパンシ
ョンジョイントは種々の係合部材が用いられるが,ばね
部材と係合部材とが一体化されていないので、いろいろ
な種類の係合部材を、ジョイント部材としてのばね材と
共に用いることができるようになる。また結合部材の上
端面が平坦面となったものは、その上に係合部材を係合
させることが容易で、かつ頭付ボルトの挿入も容易とな
り、施工が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例のエキスパンションジョイント
の構成を示す断面図、第2図はジョイント部材のうちW
字形ばね材と結合部材とが一体となったものの斜視図、
第3図は第2図の一部の断面図、第4図は従来のエキス
パンションジョイントの構成を示す断面図、第5図は第
4図における係合部材の斜視図である。 10……エキスパンションジョイント 11……建物躯体 12……支持部材 14……水切部材 16……キャップ部材 20……ジョイント部材 30……W字形ばね材 32……切欠き孔 40……結合部材 45……螺孔 50……係合部材 51……ボルト孔 60……頭付ボルト

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】間隙をおいて設けた建物躯体の端部に支持
    部材を固定し、 該支持部材に水切部材を嵌合係止し、 長手方向に延びる該水切部材の所々にジョイント部材を
    係合すると共に、該ジョイント部材に前記建物躯体間の
    間隙を覆うキャップ部材を係止して成るエキスパンショ
    ンジョイントにおいて、 前記ジョイント部材は、中央上部に切欠き孔があけられ
    る一方、両端部が水切部材に係止される略W字形のばね
    材と、 該W字形ばね材の前記切欠き孔から上部に突出して該ば
    ね材の上部から一定間隔をおきかつ該W字形ばね材の真
    上に位置する螺孔を有して該W字形ばね材と一体化した
    結合部材と、 該結合部材の螺孔の真上に設けられた該螺孔に係合する
    ボルト孔を有し前記キャップ部材の両端部と嵌合する嵌
    合部とを有する係合部材と、 前記螺孔に該係合部材を螺着させる頭付ボルトとを有す
    ることを特徴とするエキスパンションジョイント。
  2. 【請求項2】前記ジョイント部材に設けられた結合部材
    は、その上端面が平坦面であることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載のエキスパンションジョイ
    ント。
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