JPH10112598A - 回路部品供給システム,フィーダおよび回路部品供給管理方法 - Google Patents

回路部品供給システム,フィーダおよび回路部品供給管理方法

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JPH10112598A
JPH10112598A JP8264757A JP26475796A JPH10112598A JP H10112598 A JPH10112598 A JP H10112598A JP 8264757 A JP8264757 A JP 8264757A JP 26475796 A JP26475796 A JP 26475796A JP H10112598 A JPH10112598 A JP H10112598A
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誠吾 児玉
Tetsunori Kawakado
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回路部品の供給管理を一層容易にする回路部品
供給システムを得る。 【解決手段】回路部品供給台車52に、SFUコントロ
ーラ530と、その回路部品供給台車52に保持される
複数のフィーダ54の各々のF/Dコントローラ540
との間で情報交換を可能とするSFUネットワーク53
4と、各フィーダ54が保持される位置を特定するため
のFPIDネットワーク536とを設ける。各F/Dコ
ントローラ540にそれぞれに固有のFIDを記憶させ
る。SFUコントローラ530に、各フィーダ54のF
IDと、各フィーダ54により供給される回路部品の部
品識別コードとを対応付けて記憶させておき、それら各
フィーダ54のFIDと部品識別コードとの対応関係
と、各フィーダ54が保持されている位置とから、目的
とする回路部品が供給される位置を特定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路部品装着装置
等の対象装置に回路部品を供給する回路部品供給システ
ム、その回路部品供給システムに好適に使用し得るフィ
ーダ、および回路部品の供給管理方法に関するものであ
り、特に、回路部品の供給管理の容易化あるいは信頼性
の向上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】回路部品装着装置等の対象装置に回路部
品を供給する回路部品供給システムは既に知られてい
る。特公平7−101793号公報に記載のシステムは
その一例である。このシステムは、複数の回路部品が
部品収納体に収納されて成り、その部品収納体に、収納
されている回路部品に固有の識別マークが付された部品
集合体と、その部品集合体を保持し、部品集合体に収
容されている回路部品を供給するとともに、保持した部
品集合体の部品残数を記憶する記憶手段を有するフィー
ダと、部品集合体の識別マークを読み取る読取手段
と、フィーダの前記記憶手段に対して書込み,読出し
を行う書込・読出手段と、回路部品の装着作業に使用
されていない各部品集合体の識別コードと部品残数と
を、それらを対応付けた状態で読み書き可能に記憶する
部品在庫データベースと、前記読取手段により読み取
った識別マークを参酌しつつ、フィーダの記憶手段と部
品在庫データベースとの一方に記憶された内容を読み出
し、他方に書き込む部品データ処理装置とを含む構成と
されている。なお、の部品データ処理装置において、
部品データ処理装置により、フィーダ記憶手段に対する
書込み・読出しが行われる際には、の書込・読出手段
が使用される。
【0003】このシステムは、以下に示す手順の処理に
よって、回路部品の部品残数を部品在庫データベースに
より一元管理する。なお、回路部品の装着作業の開始前
に、すべての部品集合体の識別コードと、各部品集合体
に収容されている回路部品の部品名および部品残数のデ
ータは、対応付けされた状態で部品在庫データベースに
予め記憶されている。 (1) 部品集合体がフィーダにセットされ、そのセットさ
れた部品集合体が有する識別コード(バーコード)が読
取手段(バーコードリーダ)により読み取られる。 (2) 手順(1) で読み取られた識別コード(バーコード)
に対応する回路部品の部品名と部品残数とが部品在庫デ
ータベースから取り出され、フィーダの記憶手段に書込
・読出手段により書き込まれる。そのために、フィーダ
には書込・読出手段との間で送受信を行うための送受信
部が設けられている。以上により、各フィーダは、セッ
トされた回路部品のデータを保持することとなる。続い
て、 (3) 各フィーダが、回路部品装着装置の供給部の所定の
位置にセットされる。 (4) 回路部品装着装置は、予め与えられた情報に基づい
て、各フィーダが予定通りの位置にあるか否かを、フィ
ーダの記憶手段に記憶された部品名に基づいて判定す
る。セットミスが発見された場合は、作業者により正し
い位置にセットされるまで、回路部品装着作業(単に、
装着作業と称する)は開始されない。以上が、装着作業
の開始前に行われる準備作業である。手順(4) におい
て、回路部品装着装置は、セットされたフィーダの記憶
手段の内容を読み出すのであるが、この読出しは回路部
品装着装置の送受信部とフィーダの上記送受信部とを介
して行われると記載されている。
【0004】装着作業中においては、以下の処理が実行
される。 (5) フィーダが1個の回路部品を供給するごとに、フィ
ーダの記憶手段に記憶された部品数がディクリメントさ
れる。 (6) 回路部品装着装置は、手順(5) でディクリメントさ
れる部品残数を定期的に監視し、回路基板1枚当たりの
装着時間や、個々の回路部品の回路基板1枚当たりの装
着数等を参酌して、各フィーダごとに部品切れになるま
での時間を算出し、結果を表示装置に表示する。作業者
は、その表示結果に基づいて、必要であればフィーダの
交換を行う。なお、交換されるフィーダには、予め、手
順(1) および(2) の処理が施されている必要がある。装
着作業が終了した場合は、つぎの処理が行われる。 (7) 前記書込・読出手段により各フィーダの記憶手段の
内容が読み出され、その内容に基づいて部品在庫データ
ベースの内容が書き換えられる。このようにして、装着
作業中でない部品集合体が収容する回路部品の部品残数
が、部品在庫データベースによって一元管理されるので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
部品集合体に固有の識別コードを付け、それに基づいて
部品供給を管理すれば、管理が容易になり、また、信頼
性も向上するのであるが、管理はさらに容易であること
が望まれる。また、前記手順(4) において、回路部品装
着装置(厳密にはその制御部)が、各フィーダが予定通
りの位置にあるか否かを判定するためには、各フィーダ
が供給部のどの位置に装着されたかが判る必要があり、
それが如何にして判るかは上記公報には記載されていな
い。回路部品装着装置の送受信部が、供給部の各フィー
ダが装着される位置の各々に設けられており、かつ、そ
れら送受信部が制御部に個別に接続されていれば、各フ
ィーダの送受信部と情報交換を行った供給部側の送受信
部を制御部で特定でき、各フィーダが供給部のどの位置
に装着されたかが判る。しかし、多数の送受信部を制御
部に個別に接続することが不可能または望ましくない場
合がある。配線本数をできる限り少なくするために、多
数の送受信部を並列に制御部に接続する通信ネットワー
クが一般的に用いられているが、この一般的な通信ネッ
トワークを採用することができなくなり、装置コストが
高くなってしまうことがその一例である。
【0006】請求項1に係る第1発明は、部品供給の管
理を容易にすることを課題としてなされたものである。
請求項2に係る第2発明は、第1発明の回路部品供給シ
ステムにおいて、フィーダ識別コードを利用することに
より、複数のフィーダが、フィーダ保持部材の複数のフ
ィーダ保持部のいずれに保持されているかを特定可能と
することを課題としてなされたものである。請求項3に
係る第3発明は、第2発明の回路部品供給システムにお
いて、フィーダ識別コードの利用により、複数種類の回
路部品の各々が、部品保持部材の複数の部品保持部のい
ずれに保持されたフィーダから供給されるかを特定し得
るようにすることを課題としてなされたものである。請
求項4に係る第4発明は、一般的な情報交換を行う第1
通信ネットワークは複数のフィーダ側コントローラを並
列に保持部材側コントローラに接続するものとして通常
の通信ネットワークの採用を可能としつつ、複数のフィ
ーダが、フィーダ保持部材の複数のフィーダ保持部のど
こに保持されているかを特定し得る回路部品供給システ
ムを得ることを課題としてなされたものである。請求項
5に係る第5発明は、第4発明の回路部品供給システム
におけるフィーダ保持部特定手段として好適なものを得
ることを課題としてなされたものである。請求項6に係
る第6発明は、第5発明とは別なフィーダ保持部特定手
段を得ることを課題としてなされたものである。請求項
7に係る第7発明は、第1ないし第5発明の実施に好適
なフィーダを得ることを課題としてなされたものであ
る。請求項8に係る第8発明は、部品供給の管理を容易
にする方法を得ることを課題としてなされたものであ
る。請求項9に係る第9発明は、第8発明の回路部品供
給管理方法におけるフィーダ識別コードの好適な利用方
法を得ることを課題としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段,作用および発明の効果】
第1発明によれば、各々少なくとも一種類ずつの回路部
品を複数個ずつ収容し、各種類ごとに1個ずつ順次供給
する複数のフィーダと、その複数のフィーダの各々を1
つずつ保持するフィーダ保持部を複数備えたフィーダ保
持部材と、前記各フィーダによる回路部品の供給を管理
する供給管理装置とを含む回路部品供給システムであっ
て、前記複数のフィーダの各々が、少なくとも各フィー
ダに固有のフィーダ識別コードを保持するフィーダ識別
コード保持手段を含み、かつ、前記供給管理装置が、前
記フィーダ識別コードに基づいて回路部品の供給を管理
するものであることを特徴とする回路部品供給システム
が得られる。
【0008】この回路部品供給システムにおいては、複
数のフィーダの各々が、固有のフィーダ識別コードを保
持する。フィーダ識別コードは、各フィーダが供給する
回路部品の種類に無関係に、各々のフィーダを特定し得
る識別コードである。前記公報に記載の回路部品供給シ
ステムにおけるように、各フィーダに記憶手段を設け、
その記憶手段にそのフィーダが収容している部品集合体
の識別コードを記憶させれば、その識別コードに基づい
てフィーダを特定することができる。しかし、それはそ
の部品集合体がそのフィーダに収容されている間のみで
あり、その部品集合体が外されればフィーダの特定は不
可能になってしまう。部品の供給を管理する上で、各フ
ィーダが収容している回路部品の種類や部品集合体の識
別コードとは無関係に、各フィーダを特定し得ることは
便利である。その端的な一例は、フィーダ自体のミスフ
ィード情報やメンテナンス情報の管理が容易になること
である。フィーダの種類,製造ロット,製造時期等毎の
特性ではなく、個々のフィーダの特性を問題にする場合
には、まず個々のフィーダを特定し得ることが不可欠で
なのである。
【0009】フィーダ識別コードの有用性の別の一例
は、フィーダを回路部品の供給管理の拠り所とすること
が可能になることである。前記公報に記載の発明におけ
るように、供給される回路部品の識別コードを在庫管理
をも含む供給管理の拠り所にすることは有用であるが、
それに代えて、あるいはそれと共に、フィーダの識別コ
ードを供給管理の拠り所とすることによって供給管理が
容易になる場合があるのである。例えば、後に実施形態
の項において詳述するように、供給管理装置が、フィー
ダ識別コードに基づいて各フィーダを特定することによ
り、それら各フィーダによって供給される回路部品の種
類の特定を間接的に行うことが可能になる。また、特定
の工場において使用可能な全フィーダを特定可能とすれ
ば、各フィーダが現在置かれている状況を把握すること
によって、回路部品の供給状況を把握することが可能と
なり、それによって供給管理が容易になる場合もある。
【0010】第2発明によれば、第1発明における複数
のフィーダの各々が、フィーダ側コントローラを備え、
かつ、供給管理装置が、フィーダ保持部材側に設けら
れる保持部材側コントローラと、複数のフィーダ保持
部の各々に保持されたフィーダのフィーダ側コントロー
ラを、保持部材側コントローラに並列に接続する第1通
信ネットワークと、複数のフィーダ保持部の各々に保
持されたフィーダのフィーダ側コントローラの各々を、
前記保持部材側コントローラにそれぞれ独立に接続する
第2通信ネットワークと、各フィーダ側コントローラ
と保持部材側コントローラとのいずれか一方から、第1
通信ネットワークに、各フィーダ側コントローラを備え
るフィーダに固有のフィーダ識別コードを含む信号を発
信させるとともに、各フィーダ側コントローラと保持部
材側コントローラとの一方から、第2通信ネットワーク
へ信号を発信させ、他方にその信号を受信させることに
より、目的とするフィーダが保持されているフィーダ保
持部を特定する特定制御手段とを含む回路部品供給シス
テムが得られる。
【0011】この回路部品供給システムは、第1通信ネ
ットワークを備えているので、各フィーダに備えられる
フィーダ側コントローラと、フィーダ保持部材に備えら
れる保持部材側コントローラとの間で、情報交換を行う
ことができる。あるフィーダがフィーダ保持部材に保持
されれば、そのフィーダのフィーダ側コントローラは、
第1通信ネットワークによって、保持部材側コントロー
ラに並列に接続される。つまり、第1通信ネットワーク
上の信号は、保持部材側コントローラとそれに接続され
ているすべてのフィーダ側コントローラとによって同時
に受信され得る。第1通信ネットワークは、具体的に
は、例えば、主として、両端が抵抗により終端された1
組のツイストペア線や、1本の同軸ケーブル等からなる
単純な構成のものとすることができ、供給管理装置の構
成を簡略化できる。このような通信ネットワークに接続
されたコントローラが信号を受信する際に、信号の送信
先のコントローラを特定する機能や、複数のコントロー
ラから同時に送信が行われて、通信ネットワーク上の信
号が乱れてしまうことを防ぐ機能等を実現する通信方式
が、既に知られている。それらのうち、CSMA/C
D,トークンパッシング,ポーリング等が用いられるこ
とが多い。このような通信ネットワークおよび通信方式
を用いた通信においては、一般に、各コントローラは、
それぞれに固有のアドレス情報を持つ。前記フィーダ識
別コードは、そのアドレス情報として利用することがで
きる。ただし、第1通信ネットワークによる通信だけで
は、目的とするフィーダが保持されているフィーダ保持
部の位置を特定することはできない。そこで、本発明に
おける供給管理装置は、さらに、第2通信ネットワーク
を含むように構成される。第2通信ネットワークは、フ
ィーダ保持部に保持されたフィーダのフィーダ側コント
ローラを保持部材側コントローラにそれぞれ独立に接続
する。つまり、保持部材側コントローラは、各フィーダ
側コントローラを含むフィーダが保持されているフィー
ダ保持部の位置を常に特定しつつ、第2通信ネットワー
クを介しての信号の授受を行うことができる。
【0012】これら第1通信ネットワークと第2通信ネ
ットワークとを用いた通信あるいは信号の授受を行うこ
とにより、特定制御手段は目的とするフィーダ識別コー
ドを保持するフィーダが保持されているフィーダ保持部
を特定することができる。そのための手順は1つに限ら
れるものではなく、例えば、以下に示す手順を採用する
ことができる。 手順1: 各フィーダが第1通信ネットワーク上にフィーダ識別
コードを送信する。保持部材側コントローラがこれを受
信する。保持部材側コントローラが、受信したフィー
ダ識別コードを添えて、第2通信ネットワーク上に信号
を発信すべき旨の命令を第1通信ネットワークに送信す
る。すべてのフィーダがこの命令を第1通信ネットワー
クから受信する。各フィーダのフィーダ側コントロー
ラは、受信した命令に添えられているフィーダ識別コー
ドと自分自身のフィーダ識別コードとを比較し、一致し
た場合は第2通信ネットワーク上に信号を発信する。
保持部材側コントローラは、第2通信ネットワーク上へ
信号が発信されたフィーダ保持部の位置を特定する。 手順2: 各フィーダが第1通信ネットワーク上にフィーダ識別
コードを送信する。保持部材側コントローラがこれを受
信する。保持部材側コントローラは、つぎの命令を、
第1通信ネットワーク上に送信する。この命令は、すべ
てのフィーダ側コントローラに宛てて送信され、その内
容は、第2通信ネットワークから信号を受信した場合
に、受信を確認した旨の情報に、自分自身のフィーダ識
別コードを添えて第1通信ネットワークに送信せよとい
うものである。その後、保持部材側コントローラは、
各フィーダ保持部に対応する第2通信ネットワーク上に
順次信号を発信し、それに答える第1通信ネットワーク
上の信号を受信し、その内容と、各フィーダ保持部の位
置とに基づいて、最初に第1通信ネットワーク上にフィ
ーダ識別コードを送信したフィーダがが保持されている
フィーダ保持部の位置を特定する。
【0013】手順3: 保持部材側コントローラが、フィーダ保持部材に保持
される可能性があるフィーダのフィーダ識別コードを、
第1通信ネットワーク上に順次送信する。すべてのフィ
ーダ側コントローラが、そのフィーダ識別コードを受信
する。受信したフィーダ識別コードと自分のフィーダ
識別コードとが一致するフィーダ側コントローラは、第
2通信ネットワーク上に信号を発信する。保持部材側
コントローラは、第2通信ネットワークから信号を受信
した場合、その直前に第1通信ネットワークに送信した
フィーダ識別コードを保持するフィーダが、第2通信ネ
ットワークからの受信信号に基づいて特定されるフィー
ダ保持部に保持されていると特定する。 手順4: 保持部材側コントローラが、すべてのフィーダ保持部
に対応する第2通信ネットワーク上へ信号を順次発信す
る。各フィーダ保持部に保持されているフィーダのフ
ィーダ側コントローラは、第2通信ネットワークから信
号を受信した場合に、自分のフィーダ識別コードを第1
通信ネットワーク上に送信する。保持部材側コントロ
ーラは、第1通信ネットワーク上にフィーダ識別コード
が送信されれば、そのフィーダ識別コードを保持するフ
ィーダが、直前に信号を発信した第2通信ネットワーク
に対応するフィーダ保持部に保持されていると特定す
る。なお、特定制御手段が第1通信ネットワークと第2
通信ネットワークとを用いてフィーダ保持部を特定する
手順は、以上の4つに限られるわけではなく、その他に
も存在する。本発明の回路部品供給システムにおいて
は、そのような手順のいずれかが用いられればよいので
ある。
【0014】以上の説明から明らかなように、本発明
は、一般的な情報交換を行う第1通信ネットワークは複
数のフィーダ側コントローラを並列に保持部材側コント
ローラに接続するものとして、通常の通信ネットワーク
の採用を可能としつつ、単純な通信を行う第2通信ネッ
トワークとフィーダ識別コードとの利用により、複数の
フィーダが、フィーダ保持部材の複数のフィーダ保持部
のどこに保持されているかを特定可能としたものなので
ある。また、本発明の回路部品供給システムにおいて
は、各フィーダがどのフィーダ保持部に保持されても、
それらフィーダが保持されているフィーダ保持部を特定
できる。そのため、作業者によるフィーダの装着位置に
誤りがあった場合に、その誤りの内容を表示装置に表示
するなどして作業者に知らせ、装着ミスの訂正作業を容
易にすることができる。さらに、回路部品の供給プログ
ラムが、フィーダ保持部の位置に基づいてではなく、フ
ィーダ識別コードに基づいて作成されるようにすれば、
作業者によるフィーダの装着位置に誤りがあっても、そ
のままで部品供給作業を支障なく行うことができ、装着
位置の訂正自体が不可欠ではなくなる。
【0015】第3発明によれば、第2発明における供給
管理装置が、前記の保持部材側コントローラ,の第
1通信ネットワーク,の第2通信ネットワークおよび
の特定制御手段に加えて、複数のフィーダ各々に固
有のフィーダ識別コードと、それら各フィーダに収容さ
れた回路部品の種類の各々に固有の部品識別コードとを
対応付けて記憶する部品/フィーダ記憶手段と、その
部品/フィーダ記憶手段に記憶されている情報と、特定
制御手段によって特定されたフィーダ保持部に保持され
たフィーダのフィーダ識別コードとに基づいて、各フィ
ーダ保持部に対応する回路部品の種類を決定する回路部
品決定手段とを含む部品供給システムが得られる。
【0016】本発明の回路部品供給システムにおいて
は、回路部品決定手段が、次の2つの対応関係に基づい
て、目的とする回路部品を収容しているフィーダが保持
されているフィーダ保持部を特定する。第1の対応関係
は、特定制御手段によって特定された、フィーダ保持部
の位置とそのフィーダ保持部に保持されたフィーダのフ
ィーダ識別コードとの対応関係である。また、第2の対
応関係は、部品/フィーダ記憶手段に記憶されている部
品識別コードとフィーダ識別コードとの対応関係であ
り、これは予め部品/フィーダ記憶手段に記憶される。
例えば、後に実施形態の項において詳述するように、回
路部品がフィーダに収容される際に、その回路部品の部
品識別コードを表すバーコードがバーコードリーダによ
り読み取られるとともに、その回路部品を収容するフィ
ーダのフィーダ識別コードが書込・読出手段により読み
出され、部品/フィーダ記憶手段に格納されるのであ
る。回路部品決定手段は、フィーダ識別コードを媒介と
してフィーダ保持部に対応する回路部品の種類を特定す
るのである。上記部品識別コードとフィーダ識別コード
との対応付けは、フィーダがフィーダ保持部材から外さ
れた状態で予め行っておくことができる。フィーダ保持
部材の各フィーダ保持部にフィーダ保持部の識別コード
を表すバーコードを付けておき、フィーダをフィーダ保
持部材に保持させる際にフィーダ保持部のバーコードを
バーコードリーダにより読みとって、フィーダ保持部識
別コードとフィーダ識別コードとを対応付けることも可
能であるが、その場合には、フィーダをフィーダ保持部
材に装着する際に作業者が対応付け作業を行うことが不
可欠であり、準備作業の自由度が低くなることを避け得
ない。第3発明によればこの不便を解消することができ
るのである。
【0017】第4発明によれば、各々少なくとも一種
類ずつの回路部品を複数個ずつ収容し、各種類ごとに1
個ずつ順次供給するとともに、フィーダ側接続部を備え
た複数のフィーダと、それらフィーダの各々に設けら
れ、フィーダ側接続部に接続されたフィーダ側コントロ
ーラと、複数個のフィーダを複数のフィーダ保持部の
各々において保持するフィーダ保持部材と、そのフィ
ーダ保持部材の各フィーダ保持部に対応して設けられ、
互いに並列に接続された複数の保持部材側接続部を備
え、それら保持部材側接続部の各々において複数のフィ
ーダの各々のフィーダ側接続部と信号の授受を行い得る
が、保持部材側接続部の特定手段を有しない通信ネット
ワークと、複数のフィーダの各々が保持されたフィー
ダ保持部を特定するフィーダ保持部特定手段と、フィ
ーダ保持部材側に設けられ、通信ネットワークに接続さ
れた保持部材側コントローラとを含む回路部品供給シス
テムが得られる。
【0018】本発明の回路部品供給システムにおいて
は、複数のフィーダの各々が、フィーダ側コントローラ
とフィーダ側接続部とをそれぞれ備えている。また、フ
ィーダ保持部材側には、保持部材側コントローラが設け
られるとともに、各フィーダ保持部に対応してそれぞれ
保持部材側接続部が設けられ、それらが並列に保持部材
側コントローラに接続されている。複数の保持部材側接
続部を並列に備えた通信ネットワークは保持部材側接続
部の特定手段を有せず、したがって、各フィーダが複数
のフィーダ保持部のいずれに保持されているかを特定す
ることはできないが、フィーダ側接続部と保持部材側接
続部とを介して、各フィーダ側コントローラと保持部材
側コントローラとの通信(情報交換)を司ることができ
る。そして、各フィーダが保持されているフィーダ保持
部は、フィーダ保持部特定手段により特定されるため、
保持部材側コントローラは、通信ネットワークを介して
通信を行っているフィーダ側コントローラが、どのフィ
ーダ保持部に保持されているフィーダに含まれるものか
を知ることができる。したがって、本発明における通信
ネットワークは、前記第2発明における第1通信ネット
ワークと同様に簡単な構成により実現でき、回路部品供
給システムの構成が簡略化される。
【0019】第5発明においては、第4発明におけるフ
ィーダ保持部特定手段が、(a) 複数のフィーダの各々に
設けられ、フィーダ側コントローラに接続された、第1
フィーダ側接続部としての前記フィーダ側接続部とは別
の第2フィーダ側接続部と、(b) フィーダ保持部の各々
に、第1保持部材側接続部としての前記保持部材側接続
部とは別に、第2フィーダ側接続部の各々に対応して設
けられ、それぞれ独立に保持部側コントローラに接続さ
れた第2保持部材側接続部と、(c) それら第2フィーダ
側接続部と第2保持部材側接続部との一方より信号を発
信させ、他方にその信号を受信させることにより、目的
とするフィーダが保持されているフィーダ保持部を特定
する特定制御手段とを含むものとされる。
【0020】この回路部品供給システムにおいて、特定
制御手段は、各フィーダの第2フィーダ側接続部と、そ
の第2フィーダ側接続部に対応して各フィーダ保持部に
設けられる第2保持部材側接続部との間で授受される信
号に基づいて、目的とするフィーダを保持しているフィ
ーダ保持部を特定する。第2フィーダ側接続部から信号
が発せられる場合は、その信号が、その信号を発した第
2フィーダ側接続部に対応して設けられた第2保持部材
側接続部により受信される。各第2保持部材側接続部は
保持部材側コントローラにそれぞれ独立に接続されてい
るので、保持部材側コントーラは、信号を発したフィー
ダが保持されているフィーダ保持部を特定できる。特定
制御手段は、この手順をすべての第2フィーダ側接続部
に対して行えば、すべてのフィーダが保持されているフ
ィーダ保持部を特定できる。また、第2保持部材側接続
部から信号が発せられる場合は、各第2保持部材側接続
部のいずれか1つから信号が発せられるようにされる。
その信号は、その信号を発した第2保持部材側接続部に
対応する第2フィーダ側接続部により受信される。信号
を受信した第2フィーダ側接続部を備えたフィーダのフ
ィーダ側ントローラは、通信ネットワークを介して保持
部材側コントローラにデータを送信する。この場合は、
各フィーダ側コントローラは、第2フィーダ側接続部か
らの信号の受信に応じて通信ネットワーク上にデータを
送信するようにされる。したがって、保持部材側コント
ローラは、通信ネットワーク上の信号を受信する際に
は、どのフィーダ保持部に保持されているフィーダから
送信されたデータであるかを既に知っていることにな
る。いずれにしても、第2保持部材側接続部はそれぞれ
独立に保持部材側コントローラに接続されており、か
つ、第2保持部材側接続部と第2フィーダ側接続部との
間で授受される信号は、例えば1個のパルス信号のよう
に単純な信号でよいため、この信号授受の制御は簡単な
もので済み、市販の通信ネットワークを使用しなくても
回路部品供給システムのコストアップは僅かで済む。
【0021】第6発明においては、第4発明におけるフ
ィーダ保持部特定手段が、(a) フィーダ保持部材の前記
複数のフィーダ保持部の各々に対応して設けられた各フ
ィーダ保持部に特有の標識と、(b) 複数のフィーダの各
々に設けられ、各フィーダ保持部の標識を認識する標識
認識手段とを含むものとされる。
【0022】この回路部品供給システムにおいては、各
フィーダが標識認識手段によりフィーダ保持部の標識を
認識することによって、自分がどのフィーダ保持部に保
持されているかを知ることができる。したがって、保持
部材側コントローラは、前記通信ネットワークを用いた
各フィーダ側コントローラとの通信によって、各フィー
ダが保持されているフィーダ保持部を特定することがで
きる。フィーダ保持部に設けられる標識としては、例え
ば、バーコードやカルラコード等の1次元または2次元
のパターン認識処理により認識されるパターン、電磁気
的結合(光学的結合を含む)により認識されるIDチッ
プ、および、フィーダに設けられる係合認識装置との機
械的な係合によって認識される、大きさや形状が異なる
複数の係合部材等を用いることができる。
【0023】第7発明によれば、少なくとも一種類の回
路部品を複数個ずつ収容し、各種類ごとに1個ずつ順次
供給するフィーダであって、そのフィーダに固有のフィ
ーダ識別コードを読み出し可能な状態で記憶している識
別コード記憶手段を含むフィーダが得られる。このフィ
ーダは、固有のフィーダ識別コードを読み出し可能な状
態で識別コード記憶手段に記憶している。したがって、
このフィーダ識別コードを読出手段により読み出せば、
フィーダ識別コードを知ることができる。上記読出手段
は、各フィーダに設けられても、保持部材側に設けられ
てもよい。例えば、各フィーダに前述のようなフィーダ
側コントローラが設けられる場合には、そのフィーダ側
コントローラに読出手段を設けることができる。このフ
ィーダ側コントローラの読出手段により読み出されたフ
ィーダ識別コードは、例えば、前記保持部材側コトロー
ラ等により外部からも読み出しが可能であるのが普通で
あるが、外部から読み出し可能であることは不可欠では
ない。また、各フィーダにフィーダ側コントローラが設
けられることも不可欠ではなく、外部から直接フィーダ
識別コードが読み出されるようにすることも可能であ
る。いずれにしても、本発明に係るフィーダは前記第1
発明の実施に好適に使用することができる。
【0024】第8発明によれば、各々少なくとも一種類
ずつの回路部品を複数個収容し、各種類ごとに1個ずつ
順次供給する複数のフィーダを含む回路部品供給装置に
よる回路部品の供給を管理する回路部品供給管理方法で
あって、複数のフィーダの各々にフィーダ識別コードを
付け、そのフィーダ識別コードに基づいて回路部品の供
給を管理することを特徴とする回路部品供給管理方法が
得られる。各フィーダにフィーダ識別コードを付け、そ
のフィーダ識別コードに基づいて回路部品の供給を管理
すれば、管理が容易になることが多い。前記第1ないし
第5発明はその例である。
【0025】第9発明によれば、第8発明に係る供給管
理方法であって、複数のフィーダの各々に固有のフィー
ダ識別コードと、各フィーダに収容された回路部品の種
類に固有の部品識別コードとを対応付けるとともに、各
フィーダ識別コードと、それら各フィーダ識別コードに
対応するフィーダが保持されているフィーダ保持部とを
対応付けることにより、それら各フィーダ保持部に対応
する回路部品の種類を決定する工程を含むことを特徴と
する回路部品供給管理方法が得られる。
【0026】この回路部品供給管理方法においては、各
フィーダ保持部と、それぞれのフィーダ保持部に保持さ
れるフィーダのフィーダ識別コードとが対応付けられ
る。このことにより、各フィーダが、複数のフィーダ保
持部のいずれに保持されているかが特定される。また、
目的とする回路部品が、どのフィーダによって供給され
るかが、フィーダ識別コードと部品識別コードとを対応
付けることにより決定される。各部品識別コードに対応
する回路部品に対応するフィーダ保持部がどれであるか
が、フィーダ識別コードをキーとして対応付けされるの
である。なお付言すれば、本発明の回路部品供給管理方
法においては、各フィーダがどのフィーダ保持部に保持
されても、目的とする回路部品が供給されるフィーダが
保持されているフィーダ保持部を特定できる。そのた
め、前記第2発明におけると同様に、作業者によるフィ
ーダの装着位置に誤りがあった場合に、装着ミスの訂正
作業を容易にすることができ、さらに、回路部品の供給
プログラムが回路部品の種類に基づいて作成されるよう
にすることによって、作業者によるフィーダの装着位置
の誤りの訂正自体を不可欠ではないようにすることがで
きる。
【0027】
【発明の望ましい実施態様】本発明は上記各請求項に記
載の態様の外に、下記の態様でも実施可能である。実施
の態様は、便宜上、請求項と同じ形式の実施態様項とし
て記載する。ただし、複数の請求項または実施態様項に
従属する実施態様項にさらに従属する実施態様項は、そ
れら複数の請求項または実施態様項のすべてについて読
み得るとは限らず、論理的に矛盾を生じない項のみにつ
いて読まれるべきものとする。 (1)前記特定制御手段が、前記フィーダ側コントロー
ラに設けられ、自身が属するフィーダの識別コードを前
記第1通信ネットワークに送信するフィーダ識別コード
送信手段と、前記保持部材側コントローラに設けられ、
フィーダ識別コード送信手段により送信されたフィーダ
識別コードを付して前記第1通信ネットワークに命令を
発信し、その命令が、その付されたフィーダ識別コード
を有するフィーダに属するフィーダ側コントローラに、
応答信号を前記第2通信ネットワークへ発することを命
令する応答命令である応答命令手段と、前記フィーダ側
コントローラに設けられ、前記応答命令に応じて前記第
2通信ネットワークへ応答信号を発する応答手段と、前
記保持部材側コントローラに設けられ、前記応答信号に
基づいて前記フィーダ識別コードを有するフィーダが装
着されたフィーダ保持部を特定する保持部特定手段とを
含む請求項2または3に記載の回路部品供給システム。 (2)前記フィーダ保持部材側に、そのフィーダ保持部
材に前記フィーダが装着された状態でフィーダに電力を
供給する電力供給手段が設けられており、かつ、前記フ
ィーダ識別コード送信手段が、その電力供給手段による
電力供給開始に応じて前記フィーダ識別コードを送信す
るものである実施態様項1に記載の回路部品装着システ
ム。 (3)前記特定制御手段が、前記保持部材側コントロー
ラに設けられ、自身が属するフィーダ保持部材に装着さ
れる可能性のある複数のフィーダのフィーダ識別コード
の各々を順次付して、各フィーダ識別コードを有するフ
ィーダのフィーダ側コントローラに応答信号を発するこ
とを命令する応答命令を前記第1通信ネットワークへ発
信する応答命令手段と、前記フィーダ側コントローラに
設けられ、自身が属するフィーダの識別コードと前記応
答命令に付されていたフィーダ識別コードとが一致する
場合にその応答命令に応じて応答信号を前記第2通信ネ
ットワークへ発する応答手段と、前記保持部材側コント
ローラに設けられ、前記応答信号に基づいて前記フィー
ダが装着されたフィーダ保持部を特定する保持部特定手
段とを含む請求項2または3に記載の回路部品装着シス
テム。 (4)前記フィーダ保持部特定手段が、前記フィーダの
各々に設けられ、各フィーダに固有のフィーダ識別コー
ドを読み出し可能な状態で記憶しているフィーダ識別コ
ード記憶手段と、前記フィーダ保持部材の前記複数のフ
ィーダ保持部の各々に対応して設けられ、各フィーダ保
持部に固有の保持部識別コードを読み出し可能な状態で
記憶している保持部識別コード記憶手段と、前記複数の
フィーダ保持部の各々と前記複数のフィーダの各々との
いずれか一方に設けられ、フィーダ保持部の各々の識別
コードとフィーダの各々の識別コードとを読み出して互
いに対応付ける識別コード対応付け手段とを含む請求項
4に記載の回路部品装着システム。 (5)前記標識認識手段が前記標識を非接触で認識する
非接触式標識認識手段である請求項6に記載の回路部品
装着システム。 (6)前記標識認識手段が前記標識に接触することによ
りその標識を認識する接触式標識認識手段である請求項
6に記載の回路部品装着システム。 (7)前記識別コード記憶手段に記憶されているフィー
ダ識別コードを読み出す識別コード読出手段を含む請求
項7に記載のフィーダ。 (8)前記複数のフィーダ保持部の各々に設けられる保
持部材側接続部と信号伝達可能に接続されるフィーダ側
接続部を含む請求項7または実施態様項7に記載のフィ
ーダ。 (9)前記識別コード読出手段により読み出されたフィ
ーダ識別コードを前記フィーダ側接続部から前記保持部
材側接続部へ送信する識別コード送信手段を含む実施態
様項8に記載のフィーダ。 (10)請求項1ないし3のいずれか1つに記載の回路
部品供給システムと、その回路部品供給システムにより
供給される回路部品を回路基材に装着する回路部品装着
装置とを含む回路部品装着システムであって、前記回路
部品装着装置が前記フィーダ保持部材の合体位置を複数
備え、かつ、前記供給管理装置が、前記回路部品装着装
置側に設けられた装着装置側コントローラと、前記複数
のフィーダ保持部材の各々に設けられた複数の保持部材
側コントローラと、それら保持部材側コントローラを、
前記装着装置側コントローラに並列に接続する第3通信
ネットワークと、前記複数の保持部材側コントローラの
各々を、前記装着装置側コントローラにそれぞれ独立に
接続する第4通信ネットワークと、前記各保持部材側コ
ントローラと前記装着装置側コントローラとのいずれか
一方から、前記第3通信ネットワークに、各保持部材側
コントローラを備える保持部材に固有の保持部材識別コ
ードを含む信号を発信させるとともに、前記各保持部材
側コントローラと前記装着装置側コントローラとの一方
から、前記第4通信ネットワークへ信号を発信させ、他
方にその信号を受信させることにより、目的とするフィ
ーダ保持部材の合体位置を特定する合体位置特定制御手
段とを含む回路部品装着システム。 (11)前記合体位置特定制御手段が、前記保持部材側
コントローラに設けられ、自身が属するフィーダ保持部
材の識別コードを前記第3通信ネットワークに送信する
保持部材識別コード送信手段と、前記装着装置側コント
ローラに設けられ、保持部材識別コード送信手段により
送信された保持部材識別コードを付して前記第3通信ネ
ットワークに命令を発信し、その命令が、その付された
保持部材識別コードを有するフィーダ保持部材に属する
保持部材側コントローラに、応答信号を前記第4通信ネ
ットワークへ発することを命令する応答命令である応答
命令手段と、前記保持部材側コントローラに設けられ、
前記応答命令に応じて前記第4通信ネットワークへ応答
信号を発する応答手段と、前記装着装置側コントローラ
に設けられ、前記応答信号に基づいて前記保持部材識別
コードを有するフィーダ保持部材が合体させられた合体
位置を特定する合体位置特定手段とを含む実施態様項1
0に記載の回路部品供給システム。 (12)前記回路部品装着装置側に、その回路部品装着
装置に前記フィーダ保持部材が合体させられた状態でフ
ィーダ保持部材に電力を供給する電力供給手段が設けら
れており、かつ、前記保持部材識別コード送信手段が、
その電力供給手段による電力供給開始に応じて前記保持
部材識別コードを送信するものである実施態様項11に
記載の回路部品装着システム。 (13)前記合体位置特定制御手段が、前記装着装置側
コントローラに設けられ、前記回路部品装着装置に合体
させられる可能性のあるフィーダ保持部材の保持部材識
別コードの各々を順次付して、各保持部材識別コードを
有するフィーダ保持部材の保持部材側コントローラに応
答信号を発することを命令する応答命令を前記第3通信
ネットワークへ発信する応答命令手段と、前記保持部材
側コントローラに設けられ、自身が属するフィーダ保持
部材の識別コードと前記応答命令に付されていた保持部
材識別コードとが一致する場合にその応答命令に応じて
応答信号を前記第4通信ネットワークへ発する応答手段
と、前記装着装置側コントローラに設けられ、前記応答
信号に基づいて前記フィーダ保持部材が合体させられた
合体位置を特定する合体位置特定手段とを含む実施態様
項10に記載の回路部品装着システム。
【0028】
【発明の実施の形態】本願の第1ないし第6発明に共通
の一実施形態である回路部品供給システムと、回路部品
を回路基板たるプリント基板に装着する回路部品装着装
置とを主たる構成要素とする回路部品装着システムを、
図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態の回路部
品供給システムの回路部品供給装置8と、その回路部品
供給装置8が供給する回路部品をプリント基板に装着す
る回路部品装着装置10とが合体した状態を示す正面図
である。本回路部品装着装置10は、ベースフレーム1
2上に設けられた基板搬送装置14により搬送され、予
め定められた位置に位置決め保持されるプリント基板1
6に、回路部品を装着機18によって装着するものであ
る。装着機18は、回路部品を負の空気圧によって吸着
する吸着ノズル20を、上下方向(Z軸方向とする)お
よびZ軸回り方向(θ方向とする)の2方向に移動させ
るZθ移動装置22と、そのZθ移動装置22が取り付
けられ、Zθ移動装置22をプリント基板16の搬送方
向(図1の紙面に対して垂直方向。X軸方向とする)と
それに直交する水平方向(Y軸方向とする)とに移動さ
せるXY移動装置24とを含んでいる。これらZθ移動
装置22とXY移動装置24とからなる装置を、XYZ
θ移動装置26と総称する。
【0029】回路部品装着装置10は、装着装置側コン
トローラとして、図8および図9に示すM/Cコントロ
ーラ516を備えている。そのM/Cコントローラ51
6は、吸着ノズル20に供給される空気圧,基板搬送装
置14の作動およびXYZθ移動装置26の作動を制御
することにより、回路部品をプリント基板16に装着さ
せる。また、M/Cコントローラ516は、回路部品を
吸着ノズル20に吸着させた状態で、吸着ノズル20を
カメラ32の上方の定位置に移動させ、カメラ32から
回路部品の像を撮像して、その回路部品の吸着ノズル2
0に対する位置および方位(θ方向位置)を計測する像
計測機能を有している。M/Cコントローラ516は、
像計測機能により計測された回路部品の位置および方位
を参酌して、回路部品をプリント基板16の正しい位置
に装着することができる。なお、計測の対象とされる像
は、吸着ノズル20がカメラ32の上方に移動させられ
た状態で撮像され、照明装置38から放射されて吸着ノ
ズル20に固定の反射板36によって反射される光によ
って形成される。つまり、カメラ32は、回路部品のシ
ルエットを撮像するのである。
【0030】本実施形態の回路部品供給システム50
は、回路部品供給装置8の本体部としての回路部品供給
台車52(以下、台車52と略称する)と、台車52に
保持されてそれと共に回路部品供給装置8を構成する複
数のフィーダ54と、回路部品と各フィーダ54との対
応関係を記憶する部品/フィーダ記憶手段を備えた管理
端末とを含んでいる。なお、本実施形態においては、管
理端末は、ラップトップ型のパーソナルコンピュータに
より構成される(後述)。
【0031】図2は回路部品供給装置8の正面図であ
る。本図において、フィーダ54は、想像線(二点鎖
線)で示されている。後述の、図3および図4において
も同様である。台車52は、ベース60と、ハンドル6
1と、ベース60に支持されたフレーム62と、そのフ
レーム62に取り付けられたフレームプレート63と、
フレーム62上に設けられたフィーダ保持装置64と、
フレーム62に設けられた2つの係合部66とを主たる
構成要素としている。図3は回路部品供給装置8の左側
面図であり、図4はその右側面図である。図3に示すよ
うに、係合部66は2箇所に設けられている。なお、図
4においては、ハンドル61は図示を省略されている。
【0032】2つの係合部66は、図1に示すように、
回路部品装着装置10のベースフレーム12に設けられ
た2つの係合装置68に係合させられることにより、回
路部品装着装置10と台車52とを機械的に合体させ
る。各係合装置68は、回路部品装着装置10と台車5
2とが並ぶ方向(図1において左右方向)に平行移動
し、かつ、その移動方向に平行な軸を回転軸とする回転
移動が可能な花弁型の係合突起70を備えている。上記
平行移動は、係合装置68に内蔵された複動のエアシリ
ンダによって行われる。また、この平行移動の過程で、
係合突起70は、図示しないカム機構によって、その移
動方向に平行な軸回りに一定角度(例えば、90度)回
転させられるようになっている。回路部品装着装置10
と台車52とが合体していない状態では、係合突起70
は、突出状態にあり、かつ、係合部66と軸方向に嵌合
可能な回転位相にある。係合部66は丸穴部71とその
丸穴部71から互いに逆向きに延びた一対の切欠72
(それらは、水平方向に対峙する)とを有する開口を備
えており、回路部品装着装置10と台車52とが合体の
ために接近させられると、係合突起70は係合部66の
切欠72を通過する。その状態で、エアシリンダの一方
の圧力室にエアが供給され、他方の圧力室からのエアの
流出が許容されると、当初は係合突起70が正方向に回
転させられつつ引っ込まされ、係合突起70が係合部6
6と軸方向に離脱不能に係合する。係合突起70は、回
転を停止した後も一定距離引っ込まされ、それによって
台車52が回路部品装着装置10に強く引きつけられ
る。エアの供給状態が逆転させられると、当初は係合突
起70が回転することなく突出させられ、台車52が回
路部品装着装置10から離間することが許容され、その
後、係合突起70が突出させられつつ回転させられ、係
合部66から軸方向に離脱可能な状態となる。
【0033】回路部品装着装置10のベースフレーム1
2には、ガイドテーパスリーブ74が設けられている。
ガイドテーパスリーブ74は、係合突起70と係合部6
6との係合を妨げない位置において係合部66に嵌合さ
せられる。具体的には、丸穴部71と嵌合させられるの
であるが、係合突起70は、ガイドテーパスリーブ74
よりも図1において台車52側に位置しているので、係
合突起70と係合部66との係合は妨げられない。2組
のガイドテーパスリーブ74と丸穴部71との嵌合によ
り、台車52の回路部品装着装置10に対する垂直面に
平行な方向の位置決めが正確に行われる。
【0034】図2に示すように、回路部品装着装置10
と台車52とには、ガイド機構80が設けられている。
ガイド機構80は、回路部品装着装置10のベースフレ
ーム12に取り付けられる2つのガイド部材82と、台
車52のベース60に取り付けられる2つのローラ84
とにより構成されている。なお、図2に示すガイド部材
82と台車52との相対位置は、回路部品装着装置10
と台車52とが合体させられた後の状態における位置が
示されている。この状態では、ベース60にそれぞれ2
つずつ設けられている固定車輪86と回動可能車輪88
とが床から離れた状態となる。また、ローラ84もガイ
ド部材82からわずかではあるが離間した状態となる。
回路部品装着装置10と台車52とが合体していない状
態では、各2つずつの固定車輪86と回動可能車輪88
とが共に床に支持されており、台車52は容易に移動さ
せることができる。
【0035】合体のために回路部品装着装置10に台車
52が接近させられると、ローラ84が、ガイド部材8
2に形成されている斜面90上を転がり上がり、その過
程で固定車輪86が床から離間させられる。回路部品装
着装置10と台車52とがさらに接近させられると、ガ
イド部材82に形成されたガイドレール92上をローラ
84が転がる。ガイドレール92は、ローラ84との係
合によって、回路部品装着装置10と台車52との水平
方向(図2の紙面に直交する方向)の相対位置を、合体
が容易に成され得る位置に調整する機能を果たす。この
ことにより、丸穴部71とガイドテーパスリーブ74と
の嵌合が容易に開始できるようにされているのである。
回路部品装着装置10には、図示しない検出装置が設け
られている。丸穴部71とガイドテーパスリーブ74と
が嵌合し、当接部94が回路部品装着装置10のベース
フレーム12に形成される図示しない突起に当接させら
れた状態で、上記図示しない検出装置により、台車52
に設けられた合体検出用突起95(図3参照)が検出さ
れるようになっている。そして、前記検出装置により合
体検出用突起95が検出されると、係合装置68のエア
シリンダが作動させられ、前述のように、係合突起70
が係合部66に軸方向に離脱不能に係合し、台車52を
回路部品装着装置10に向かって引き付けて固定する。
【0036】図1に示すように、台車52は、係合部6
6において回路部品装着装置10に引き付けられ、係合
部66の当接面96が係合装置68側の当接面97に当
接するとともに、前記当接部94において回路部品装着
装置10のベースフレーム12に形成される図示しない
突起に当接させられることにより、台車52の合体方向
の位置決めが正確に行われる。当接面97と上記図示し
ない突起の当接面とによって規定される平面(図示の例
では垂直面)が合体面であり、その合体面に直角な方向
が合体方向である。なお、係合装置68が係合突起70
を回路部品装着装置10側に引き付ける際の引付力は、
回動可能車輪88を床から、ローラ84をガイドレール
92からそれぞれ離れさせるために必要な力よりもさら
に大きくされており、台車52と回路部品装着装置10
との合体が強固になされる(例えば、各係合装置68ご
とに約250kgf≒2450N程度の大きさとされ
る)。
【0037】フィーダ54は、フィーダ保持装置64に
設けられる複数のフィーダ保持ユニット100により、
各々1つずつ保持される。本実施形態の台車52におい
ては、フィーダ保持装置64の本体部材(後述のベース
プレート106)によりフィーダ保持部材が構成され、
フィーダ保持ユニット100によりフィーダ保持部が構
成されているのである。本フィーダ保持装置64は、図
4(右側面図)に示すように、隣接する6つのフィーダ
保持ユニット100からなるフィーダ保持ユニット群1
02を4つ備えている。したがって、本フィーダ保持装
置64は、最大24個のフィーダ54を保持することが
できる。以下の説明において、4つのフィーダ保持ユニ
ット群102のそれぞれに番号を付して、第1ないし第
4フィーダ保持ユニット群102と称する。
【0038】図2に示すように、フィーダ保持ユニット
100は、ベースプレート106と、そのベースプレー
ト106に支持された係合部材108およびガイドプレ
ート110と、フィーダ54に圧縮空気を供給する空気
供給部112と、フィーダ54に各種の電力を供給する
電力供給部114と、フィーダ54と台車52との通信
に使用されるインターフェイスであるS/F通信部11
6とにより構成されている。なお、“S/F通信部”の
“S”は、台車52を意味し、“F”は、フィーダ54
を意味している。また、“S/F”は、台車52に設け
られ、フィーダ54との関係において使用されるものを
示している(したがって、フィーダ54には、S/F通
信部116に対応して後述のF/S通信部270が設け
られる)。ベースプレート106とガイドプレート11
0とは、すべてのフィーダ保持ユニット100に共有さ
れ、係合部材108は、各フィーダ保持ユニット群10
2を構成する6つのフィーダ保持ユニット100に共有
される。
【0039】ベースプレート106には、複数の係合溝
120が、各フィーダ保持ユニット100に対応して設
けられている(図4参照)。各フィーダ54は、その係
合溝120と係合部材108とに係合可能な係合突起1
22を備えている。各フィーダ54がフィーダ保ユニッ
ト100に保持される際には、図2において、右から左
へ平行移動させられて、最終的に図2に示す位置に保持
される。フィーダ保持ユニット100に保持されたフィ
ーダ54は、自身の係合突起122とベースプレート1
06の係合溝120との係合により、図2の紙面と直交
する方向の相対移動が禁止される。また、複数の支柱1
24によりベースプレート106に取り付けられたガイ
ドプレート110によって、図2の紙面と平行な平面内
における上下方向の移動はわずかな量に限定される。こ
のことにより、フィーダ保持ユニット100への着脱の
際の、係合突起122と係合部材108との係合・離脱
は、滑らかに行われ得る。そして、図2に示す状態で
は、係合部材108と係合突起122との係合によっ
て、フィーダ54がベースプレート106に対して垂直
方向に移動することが禁じられる。
【0040】フィーダ54には、ベースプレート106
に設けられる係合溝125との係合により、フィーダ5
4自身をフレーム62に向かう向き(図2において左向
き)に付勢するU字形の係合部材126が設けられてい
る。この係合部材126は、レバー128が操作されな
ければ、図2に示すようにフィーダ54の外部に突出さ
せられているが、レバー128が操作されている間は、
フィーダ54の内部に収納される。係合部材126をフ
ィーダ54内へ収納する機構は、図6を用いて後に説明
する。フィーダ54がフィーダ保持ユニット100に保
持される過程においては、係合部材126はフィーダ5
4内に格納されるように、レバー128が操作される
が、レバー128の操作を解除すれば、フィーダ54が
フィーダ保持ユニット100に強固に保持されることに
なる。フィーダ54をフィーダ保持ユニット100から
取り外すためには、レバー128を操作して、係合部材
126をフィーダ54の内側に収納した後に、フィーダ
54を図2において右方向に平行移動させればよい。
【0041】台車52は、供給装置側コントローラある
いは保持部材側コントローラとして、SFUコントロー
ラ530(後述。図8参照)を備えている。SFUコン
トローラ530は前述のM/Cコントローラ516との
情報交換を、図3に示すS/M通信部130を経て行い
得るようにされている。なお、“S”は、上述のS/F
通信部116の場合と同様に台車52を意味し、“M”
は回路部品装着装置10を意味する。S/M通信部13
0は、回路部品装着装置10に設けられた後述のM/S
通信部552(図8参照)に対応して設けられている。
M/S通信部552はM/Cコントローラ516に接続
されている。また、SFUコントローラ530は、すべ
てのフィーダ保持ユニット100のS/F通信部116
に接続されている。M/Cコントローラ516と各SF
Uコントローラ530との相互の関係については後述す
る。また、台車52には、回路部品装着装置10から各
種の電力の供給を受けるための電力被供給部132と、
圧縮空気の供給を受けるための空気被供給部134とが
設けられている。
【0042】図2に示すように、フィーダ54は、同一
種類の回路部品を複数個収容する部品収容リール150
を、2つまで装着できる。部品収容リール150には、
回路部品を収容するテープ状収容容器152と、そのテ
ープ状収容容器152内の回路部品が脱落しないように
テープ状収容容器152に接着されるカバーフィルム1
54とからなる部品収容テープ156が巻き付けられて
いる。テープ状収容容器152に接着されているカバー
フィルム154は、吸着ノズル20により回路部品が吸
着される位置(図1において吸着ノズル20が示されて
いる位置)よりもわずかに部品収容リール150側(図
2において右側)においてテープ状収容容器152から
剥がされる。回路部品の供給を終えたテープ状収容容器
152は、回路部品装着装置10側(図2において左
側)に送られる。この送りのピッチは、テープ状収容容
器152の長手方向における回路部品の保持ピッチと一
致させられる。回路部品の供給を終えたテープ状収容容
器152は、テープガイド160によりテープを切断す
る切断手段たる切断機162に導かれる。これらテープ
ガイド160と切断機162とは、フレーム62に取り
付けられている。切断機162は、テープ状収容容器1
52を切断し、切断されたテープ状収容容器152の切
断片は、フレーム62の下部に取り付けられら切断片収
容器164に収容される。なお、テープ状収容容器15
2から剥がされたカバーフィルム154の処理について
は後述する。テープガイド160と切断機162とは、
図2および図3において、想像線(二点鎖線)により表
されている。
【0043】つぎに、本実施形態の回路部品供給システ
ム50に使用されるフィーダ54の構成を説明する。図
5はフィーダ54の正面図である。フィーダ54は、同
一種類の回路部品を複数個収容する部品収容リール15
0を、上述のように2つまで装着できる。フィーダ54
は、SFUコントローラ530からの供給命令(後述)
に基づいて、1つまたは2つの部品収容リール150に
収容されている1種類または2種類の回路部品を、1つ
ずつ独立に供給できる。2つの部品収容リール150の
回路部品を同時に供給することも可能である。ただし、
回路部品装着装置10の吸着ノズル20は1つだけであ
り、本実施形態においては、回路部品を同時に供給する
要求は通常は発生しない。したがって、複数のフィーダ
54が同時に供給命令を受け取ることもない。
【0044】図6は、フィーダ54の一部を拡大して示
す正面図である。なお、図6は、第1カバー192,第
2カバー194,第3カバー196(図5参照)が取り
外された状態を示している。フィーダ54は、2つまで
の部品収容リール150に巻き付けられた部品収容テー
プ156に収容された回路部品を供給するために、側板
198に取り付けられた2つの駆動装置200,201
を備えている。一方の駆動装置200は、モータ202
と、そのモータ202の回転軸に取り付けられる駆動ギ
ヤ204と、その駆動ギヤ204と噛み合わされる駆動
ギヤ204よりも歯数が多い被駆動ギヤ206と、その
被駆動ギヤ206と一体的に形成される駆動プーリ20
8と、その駆動プーリ208の回転力を伝達する駆動ベ
ルト210と、その駆動ベルト210により駆動される
被駆動プーリ212と、その被駆動プーリ212と一体
的に形成されるスプロケット214とを備えている。ま
た、駆動プーリ208の回転を伝達する駆動ベルト21
6と、その駆動ベルト216により駆動される被駆動プ
ーリ218と、その被駆動プーリ218と一体的に形成
される駆動側のピンチローラ220と、ピンチローラ2
20の外周面に予め設定された接触圧で接触させられる
遊動側のピンチローラ222とを含んでいる。つまり、
モータ202の回転は、スプロケット214と、ピンチ
ローラ220およびピンチローラ222とに伝達され
る。
【0045】駆動ベルト210は、複数のガイドローラ
224により、通過経路を規定されている。また、モー
タ202はパルスモータであるので、スプロケット21
4の回転角度は、モータ202に与えられるパルスの数
によって制御可能である。このパルスは、フィーダ側コ
ントローラであるF/Dコントローラ540(後述。図
8参照)により供給される。なお、モータ202とスプ
ロケット214との回転角度は、駆動ギヤ204と被駆
動ギヤ206とのギヤ比と、駆動プーリ208と被駆動
プーリ212との半径の比との積と同じ比率で異なる。
テープ状収容容器152には、その長手方向に一定間隔
で連なる係合穴が形成されており、スプロケット214
の外周上に等間隔に形成される突起と係合させられる。
その係合を確実にするために、テープ状収容容器152
のスプロケット214からの浮上がりがカバー225に
よって防止されている。
【0046】スプロケット214が回転すると、部品収
容リール150が回転させられる際の摩擦抵抗やガイド
ローラ224の回転摩擦等に起因する張力が、部品収容
テープ156に発生する。本フィーダ54においては、
モータ202に与えるパルスの数を変更することによ
り、そのような外乱要因の大小に係わらず、容易に任意
の送り量で部品収容テープ156を送ることができる。
したがって、部品収容テープ156において回路部品が
収容されているピッチが変わっても、容易に対処でき
る。ピンチローラ220と222とは、予め設定された
接触圧で接触しており、図5に示すように、それらの間
に部品収容テープ156から剥がされたカバーフィルム
154が挟み込まれる。ピンチローラ220と222と
は、部品収容テープ156がスプロケット214によっ
て送られる際に、カバーフィルム154の既に剥がされ
ている部分を部品収容リール150側に送ることによっ
て、部品収容テープ156に接着されているカバーフィ
ルム154を、順次剥がす機能を果たすのである。この
カバーフィルム154の送り量は、スプロケット214
による部品収容テープ156の送り量より大きくなるよ
うにされている。そして、カバーフィルム154の部品
収容テープ156からの剥離位置は、カバー225に形
成されたカバーフィルム154の引出しスリットにより
規定されているため、カバーフィルム154の送り量の
過大分は、ピンチローラ220,222のカバーフィル
ム154に対するすべりにより吸収され、カバー225
とピンチローラ220,222との間のカバーフィルム
154は常に緊張状態に保たれる。
【0047】他方の駆動装置201も同様に、モータ2
26,駆動ギヤ228,被駆動ギヤ230,駆動プーリ
232,駆動ベルト234,236,被駆動プーリ23
8,ピンチローラ240,242,ガイドローラ244
等により構成されている。なお、本駆動装置201に
も、上述のスプロケット214および被駆動プーリ21
2と同様のものが、図6においてそれらに重なりあう位
置に設けられている。ピンチローラ220,222と、
ピンチローラ240,242とによってそれぞれ送られ
るカバーフィルム154は、図5に示すように、軸方向
が図5において上下方向とされた状態で取り付けられる
パイプ246内を通過して下方に落とされる。したがっ
て、フィーダ54がフィーダ保持ユニット100に保持
されている状態では、廃棄されるべきカバーフィルム1
54が、台車52のベース60上に溜められることとな
る。また、パイプ246内におけるカバーフィルム15
4の通過を滑らかにするために、空気ノズル248が設
けられており、モータ202とモータ226との少なく
とも一方が回転させられる際に、圧縮空気がパイプ24
6内に上方から下方に向けて吹き込まれるようにされて
いる。空気ノズル248への圧縮空気の供給は、ソレノ
イドバルブ250が開かれることによってなされる。ソ
レノイドバルブ250は、F/Dコントローラ540に
よって制御される。
【0048】フィーダ54には、F/Dコントローラ5
40に接続される図示しないいくつかの操作スイッチが
設けられている。これらの操作スイッチには、モータ2
02とモータ226とをそれぞれ独立に正逆両方向に回
転させるためのもの、回路部品の供給の際の各モータの
回転速度を決定するためのもの、回路部品を1つ供給す
るごとの各モータの回転角度を決定するためのもの、駆
動装置200および201をそれぞれ作動させるか否か
を決定するためのもの等が含まれている。これらの操作
スイッチの状態に基づいて、F/Dコントローラ540
はフィーダ54各部の制御を行うことができる。
【0049】フィーダ54のレバー128は、図6に示
すように、付勢部材たるスプリング252により、支点
254を中心に図6において左回りに回動する向きに付
勢されている。この付勢力は、リンク機構256により
係合部材126に伝達され、レバー128が操作されて
いない状態では、係合部材126がフィーダ54の外部
に突出させられる。係合部材126をフィーダ54の内
部に収納させるには、レバー128を支点254を回転
中心として、図6において右回りに回動させる。
【0050】図7は、フィーダ保持ユニット100にフ
ィーダ54が保持されている状態の拡大して示す要部正
面図である。フィーダ54は、F/S通信部270にお
いてフィーダ保持ユニット100のS/F通信部116
に光学的に接続され、この接続部を介してSFUコント
ローラ530とF/Dコントローラ540との間の通信
が行われる。また、フィーダ54は、フィーダ保持ユニ
ット100の空気供給部112と嵌合して、前述のソレ
ノイドバルブ250に圧縮空気を供給するための空気被
供給部272を備えている。さらに、電力供給部114
と電気的に接続されて、F/Dコントローラ540,モ
ータ202等に電力を供給するための電力被供給部27
4も備えている。なお、フィーダ54には、F/Dコン
トローラ540に使用される電力(例えば、電圧がDC
5ボルトである電力)と、モータ202,226および
ソレノイドバルブ250を作動させるためにに使用され
る電力(例えば、電圧がDC24ボルトである電力)と
の、2系統の電力が供給される。これらの電力は、回路
部品装着装置10から、台車52に供給される。なお、
台車52と回路部品装着装置10とが合体していない場
合に、電力の供給を受けるための図示しない第2の電力
被供給部が、台車52に設けられている。回路部品の装
着作業に先立って行われる準備作業において、回路部品
装着装置10と台車52とが合体されていない状態で
は、この第2の電力被供給部から供給される電力が使用
される。
【0051】F/S通信部270は、発光素子280,
282,284と、受光素子286とを含んでいる。ま
た、S/F通信部116は、F/S通信部270の発光
素子280,282,284から発せられる光をそれぞ
れ受光する受光素子290,292,294と、F/S
通信部270の受光素子286に光を発する発光素子2
96とを含んでいる。F/S通信部270の発光素子2
82と、S/F通信部116の受光素子292との組
は、F/Dコントローラ540からSFUコントローラ
530に信号を送信する際に使用され、発光素子284
と受光素子294との組は、その情報送信の際に補助的
に使用される。具体的には、S/F通信部116の受光
素子294が光を受光している状態においてのみ、受光
素子292が受光する光が通信信号として認識されるよ
うになっている。これは、フィーダ54が保持されてい
ない場合に、外乱光を誤って通信信号であると認識する
ことを防止するための措置である。この措置を、単に誤
通信防止措置と称する。また、F/S通信部270の受
光素子286と、S/F通信部116の発光素子296
との組は、SFUコントローラ530からF/Dコント
ローラ540に信号を送信する際に使用される。なお、
本実施形態においては、第1保持部材側接続部が、前記
S/F通信部116の受光素子292,294および発
光素子296により構成され、第2保持部材側接続部
が、受光素子290により構成されている。また、第1
フィーダ側接続部が、前記F/S通信部270の発光素
子282,284および受光素子286により構成さ
れ、第2フィーダ側接続部が発光素子280により構成
されている。
【0052】つぎに、前述のM/Cコントローラ51
6,SFUコントローラ530およびF/Dコントロー
ラ540の相互の関係について説明する。図8は、本実
施形態の回路部品装着システム500の電気的制御部の
構成を示す系統図である。本回路部品装着システム50
0は、回路部品装着装置10と、その回路部品装着装置
10に合体させられる2つの台車52と、各台車52に
保持される複数のフィーダ54と、前述の管理端末とし
てのラップトップコンピュータ502(以下、LTコン
ピュータ502と略称する)と、ホストコンピュータ5
04とを備えている。ホストコンピュータ504は、回
路部品装着装置10の管理を行うとともに、回路部品に
関する情報である回路部品情報を含む回路部品データベ
ースを記憶している。回路部品データベースの内容は、
回路部品情報と、その回路部品が収容されている部品供
給テープ156に付けられている部品識別コードの内容
とが、対応付けられたものである。なお、部品識別コー
ドはバーコード化され、そのバーコードを印刷した部品
バーコードシール506が、部品収容リール150に張
り付けられている(図5参照)。また、回路部品情報に
は、部品収容テープ156内における回路部品の収容位
置(例えば回路部品の基準点のテープ状収容容器152
に対する相対位置)を表す部品収容位置、部品収容ピッ
チ、部品残数等の情報が含まれている。なお、その他の
情報として、部品種別,部品型式,部品製造年月日,部
品製造メーカ,部品在庫量,部品使用予定量,部品使用
予定時期等の情報が含まれるものとしてもよい。本実施
形態の回路部品は、部品収容リール150に収容された
状態で在庫管理されるものとする。
【0053】本実施形態の回路部品装着システム500
の回路部品装着装置10には、2つの台車52を合体で
きる。つまり、回路部品装着装置10は、係合装置6
8,M/S通信部552等からなる装置(合体装置と総
称する)を2組備えている。そして、各台車52は、2
つの合体装置のいずれにおいても合体させられ得る。同
様に、フィーダ54は、2つの台車52の複数のフィー
ダ保持ユニット100のいずれにおいても保持され得
る。したがって、各台車52が回路部品装着装置10に
合体させられる位置と、各フィーダ54が台車52に保
持される位置とは変更され得る。一方、回路部品装着装
置10のM/Cコントローラ516は、装着すべき回路
部品を吸着ノズル20に保持し、プリント基板16に装
着させる際に、目的とする回路部品が供給される位置を
知る必要がある。この位置がわからないと、XYZθ移
動装置26を制御できないからである。したがって、各
台車52が回路部品装着装置10に合体させられる位置
と、各フィーダ54が台車52に保持される位置とが、
本来の正しい位置とは異なる位置に変更されてしまう
と、回路部品が本来装着されるべきでない位置に装着さ
れてしまうことになる。本回路部品装着システム500
は、以下に示すように、このような誤装着を未然に防ぐ
ことができるシステムである。
【0054】図8に示すように、ホストコンピュータ5
04と回路部品装着装置10とは、ホストネットワーク
510によって接続されている。ホストネットワーク5
10は、例えば、バス型,ループ型等のネットワーク構
造を持つLAN(LocalArea Networ
k)によって実現される。これらは、多くの場合に、1
本の通信線を用いてシリアルデータを伝送するネットワ
ークとされるが、VMEバス,PCIバス等、コンピュ
ータの内部バスとして使用される形態のバスでもよく、
以下の説明においては、ホストネットワーク510はV
MEバスとして構成されているものとする。いずれにし
ても、ホストコンピュータ504と回路部品装着装置1
0とは、回路部品情報を含むあらゆる情報のやり取りを
行う機能を有することとなる。
【0055】回路部品装着装置10は、ホストコンピュ
ータ504との通信、基板搬送装置14の制御、XYZ
θ移動装置26の制御、吸着ノズル20による回路部品
の吸着制御、SFUコントローラ530との通信、F/
Dコントローラ540との通信等をM/Cコントローラ
516により行う。また、回路部品装着装置10は、M
/Cコントローラ516に接続されるM/Cネットワー
ク520とSPIDネットワーク522とを含んでい
る。これらの接続形態については後述する。2つの台車
52の各々は、前述のようにそれぞれSFUコントロー
ラ530を備えており、これによってM/Cコントロー
ラ516との通信、F/Dコントローラ540との通信
等を行う。そのSFUコントローラ530には、第1通
信ネットワークとしてのSFUネットワーク534と、
第2通信ネットワークとしてのFPIDネットワーク5
36とが接続されている。これらの接続形態については
後述する。また、フィーダ54のF/Dコントローラ5
40は、M/Cコントローラ516との通信、SFUコ
ントローラ530との通信、モータ202,226の制
御等を行う。
【0056】M/Cネットワーク520とSFUネット
ワーク534とを用いれば、M/Cコントローラ51
6,各SFUコントローラ530および各F/Dコント
ローラ540は、互いに情報をやり取りできる。しか
し、M/Cネットワーク520とSFUネットワーク5
34とには互いの接続位置関係を取得する手段がない。
前述のように、各フィーダ54は各台車52のいずれの
フィーダ保持ユニット100にも保持され得るととも
に、各台車52は回路部品装着装置10の2組の合体装
置(係合装置68,M/S通信部等からなる)のいずれ
においても合体させられ得るため、各SFUコントロー
ラ530および各F/Dコントローラ540は複数の位
置において互いに接続され得るが、M/Cネットワーク
520とSFUネットワーク534とには、後に示す構
成から明らかなように、各コントローラ相互の接続位置
関係を取得する手段がないのである。つまり、M/Cコ
ントローラ516とSFUコントローラ530のいずれ
かとが通信を行う場合に、M/Cコントローラ516
は、通信を行っているSFUコントローラ530が、2
つの合体装置のいずれに合体させられている台車52に
設けられているものであるかを特定できない。同様に、
各台車52に最大24個保持され得るフィーダ54が、
24のフィーダ保持ユニット100のいずれに保持され
ているのかを特定できないのである。そこで、SPID
ネットワーク522が、前者の位置を特定するために、
また、FPIDネットワーク536が、後者の位置を特
定するために設けられている。
【0057】図9は、回路部品装着装置10と台車52
との通信に関連する構成をさらに具体的に示す系統図で
ある。図9において、M/Cネットワーク520は、ツ
イストペア線546,終端抵抗548,バスドライバ5
50,オプティカルリンクドライバ551,M/S通信
部552の一部等により構成されている。なお、M/S
通信部552は、図7に示したS/F通信部116と同
じ構成を有している。つまり、M/S通信部552は、
受光素子290,292,294と発光素子296とを
含んでいる。M/Cネットワーク520は、それらのう
ち、受光素子292,294と発光素子296とを含ん
でいるのである。バスドライバ550は、例えばRS−
485に準拠したものを使用することができ、M/Cコ
ントローラ516をツイストペア線546に接続するた
めに用いられる。また、オプティカルリンクドライバ5
51は、M/S通信部552をツイストペア線546に
接続するとともに、前述の誤通信防止措置のうち、受信
側の措置(処理)を行う機能を備えたものである。M/
Cネットワーク520においては、ツイストペア線54
6のあらゆる位置にバスドライバ550およびオプティ
カルリンクドライバ551を配設することができる。ま
た、バスドライバ550およびオプティカルリンクドラ
イバ551のドライブ能力で決まる数までであれば、そ
れらを各々任意の数、任意の位置に配設できる。
【0058】SFUネットワーク534は、ツイストペ
ア線560,終端抵抗562,バスドライバ564,オ
プティカルリンクドライバ566,568,S/M通信
部130の一部,S/F通信部116の一部等により構
成されている。なお、S/M通信部130は、図7に示
したF/S通信部270と同じ構成を有している。つま
り、S/M通信部130は、発光素子280,282,
284と受光素子286とを含んでいる。SFUネット
ワーク534は、それらの素子のうち、発光素子28
2,284と受光素子286とを含んでいる。バスドラ
イバ564としては、M/Cネットワーク520を構成
するバスドライバ550と同様のものが、また、オプテ
ィカルリンクドライバ568としては、オプティカルリ
ンクドライバ551と同様のものが使用される。また、
オプティカルリンクドライバ566は、オプティカルリ
ンクドライバ551と対を成すものであり、前述の誤通
信防止措置のうち、送信側の措置(処理)を行う機能を
備えている。また、SFUネットワーク534は、S/
F通信部116の受光素子292,294と発光素子2
96とを含んでおり、これらはそれぞれ、フィーダ54
に設けられているF/S通信部270の発光素子28
2,284と受光素子286とに対応している。F/S
通信部270の発光素子282,284と受光素子28
6とは、オプティカルリンク570を介してF/Dコン
トローラ540に接続される。オプティカルリンク57
0は、オプティカルリンクドライバ566と同様に、前
述の誤通信防止措置のうち、送信側の措置(処理)を行
う機能を備えたものであるが、ツイストペア線への信号
の送受信を行うための機能であるバスドライバ機能を持
たないものである。
【0059】M/Cネットワーク520やSFUネット
ワーク534のようなネットワークを用いたデータ通信
の通信方式としては種々のものが提案されているが、本
実施形態の回路部品供給システム50においては、一般
によく使用されているCSMA/CD(Carrier
Sense Multiple Access wi
th Collision Detection)方式
が採用されている。CSMA/CD方式はよく知られて
いるため、内容の詳細な説明は省略するが、以下の説明
において有用な属性のみ説明する。
【0060】複数のノードで1つの通信線を共有するた
めに、CSMA/CD方式においては、各ノードが自主
規制を行って、同時に複数のノードがデータを送信しな
いようにされる。つまり、タイムシェアリングによっ
て、データの衝突が回避されるのである。ここで、“ノ
ード”とは、通信ネットワークへの入口を一般的に示す
概念であり、本実施形態においては、M/Cコントロー
ラ516,SFUコントローラ530,F/Dコントロ
ーラ540がこれに相当する。上述の“自主規制”は、
主としてつぎの2つの内容を含む。 キャリア検知に基づく送信規制 ネットワーク上に通信中の信号(キャリアと称する)が
存在するか否かを各ノードが検知し、キャリアが存在し
ない場合にそれを検知したノードが送信できる。なお、
この送信規制のみでは、キャリアが存在しないことを検
知したノードが、同時に複数存在し得るため、複数の送
信データがネットワーク上において衝突し得る。 衝突検知に基づく送受信規制 あるノードが送信したデータが、別のノードが送信した
データと衝突したか否かを検知し、実際に衝突を検知し
た場合は、送信したデータが無効であることを他のノー
ドに報知した後に、再度データを送信する。データを受
信したノードは、受信したデータが無効であることを報
知された場合は、受信したデータを破棄する。なお、送
信されるデータは、基本的には、データを送信したノー
ドを含むすべてのノードにより受信されるが、送信デー
タには、データを受け取るべき受信側のノードを特定す
るアドレスデータが含まれる。アドレスデータは、各ノ
ード毎に固有のデータであり、各ノードは、自分を含む
すべてのノードのアドレスデータを予め知っている。受
信側のノードは、このアドレスを検出して、自分が受信
すべきデータであるか否かを判定する。
【0061】図10および図11は、上記2つの自主規
制を具体的に実現する方法の一例を示すフローチャート
であり、図10は送信側のノードが、図11は受信側の
ノードが行う処理の内容を示している。なお、“送信
側”と“受信側”との差異は、送信すべきデータを持っ
ているか否かの違いだけであり、個々のノードが本質的
に異なっているわけではない。まず、送信側の処理を図
10に基づいて簡単に説明する。まず、ステップ10
(以下、S10と略記する。他のステップについても同
じ)において、通信線上にキャリアが存在するか否かを
検知する。これは、信号線上の電圧の変化状態を取得す
ることにより行われる。信号線上の電圧の変化状態がキ
ャリアが存在しないことを示していれば送信可能である
と判定され、S12において、データを通信線上に送信
する。送信側のノードは、データを送信している期間
中、常に通信線上のキャリアが示すデータを監視し続け
る。データの送信が完了すると、S14において、自分
が送信したデータと、送信中に監視したキャリアが示す
データとが一致していたか否かを判定する。一致してい
た場合は、データの送信が正常に完了したと見なされて
送信が完了するが、一致していなかった場合は、S16
において、送信したデータを無効化する処理が行われ
る。送信したデータが無効であることを示すデータ(無
効化データと称する)を、再度送信することにより行わ
れるのである。この無効化データは、すべての受信側ノ
ードにより受信されるものであり、各受信側ノードは、
無効化データの受信に応じて、直前に受信したデータを
破棄する。
【0062】つぎに、図11に基づいて受信側の処理を
簡単に説明する。基本的に各ノードは、通信線上のキャ
リアをすべて受信するが、受信側ノードとは、信号線上
のキャリアが自分が送信したものでないことを知ってい
るノードである。まず、S20において正しいデータを
受信した場合(無効化データを受け取らない場合)、S
22において、そのデータが自分あてのデータであるか
否かを、受信したデータに含まれるアドレスデータに基
づいて判定する。結果がYESであれば、S24におい
て、受信したデータを、受信データバッファに格納して
受信処理を終了する。受信データバッファ内のデータ
は、他のプロセスによって読み込まれ、使用されること
となる。受信したデータが自分が受信すべきデータでは
ない場合には、S22の判定結果がNOとなり、そのデ
ータは受信データバッファに格納されず、無視される。
なお、図10および図11に示した処理は、あくまでも
基本的な部分のみを抽出して例示したものであり、実際
のCSMA/CD方式においては、他にも様々な処理が
行われる。送信データが衝突した際の再送待ち時間の決
定はその一例である。しかし、本願の発明との関連が少
ないためそれらの内容の詳細な説明は省略する。以上に
説明したように、M/Cコントローラ516,SFUコ
ントローラ530およびF/Dコントローラ540は、
1本の通信線を主体とするM/Cネットワーク520お
よびSFUネットワーク534によって接続されてお
り、情報伝達能力の低下を回避しつつ回路部品装着装置
10の構成を簡略化することができる。
【0063】上記のように、ノードたる個々のコントロ
ーラは、自分自身に固有のアドレスデータを持つ必要が
ある。これらのアドレスデータを、ノードIDと総称す
る。また、M/Cコントローラ516,SFUコントロ
ーラ530およびF/Dコントローラ540の各々は、
ノードIDとして、それぞれに固有のMID,SIDお
よびFIDを持つものとする(図8参照)。これら各ノ
ードIDは、各コントローラに内蔵された図示しない記
憶装置(例えば、PROM,EPROM,E2PROM
等)に記憶される。したがって、M/Cコントローラ5
16,SFUコントローラ530およびF/Dコントロ
ーラ540は、互いにあらゆる組合せで通信を行うこと
が可能となる。その際に、M/S通信部552およびS
/M通信部130の組は、M/Cネットワーク520と
SFUネットワーク534とを接続するブリッジとして
の機能を果たす。また、S/F通信部116およびF/
S通信部270の組は、SFUネットワーク534に各
フィーダ54のF/Dコントローラ540を接続する機
能を果たす。また、SFUコントローラ530またはF
/Dコントローラ540と、ホストコンピュータ504
との間で通信が行われる場合には、M/Cコントローラ
516は所謂ゲートウェイとしての機能を果たすことと
なる。なお、各フィーダ54は、それぞれに固有のフィ
ーダ識別コードを含むようにされるのであるが、本実施
形態においては、前述のFIDがフィーダ識別コードと
しても使用される。したがって、F/Dコントローラ5
40に内蔵される図示しない記憶装置が、フィーダ識別
コード保持手段あるいは識別コード記憶手段を構成する
こととなる。なお、本実施形態におけるフィーダ54の
側板198には、FID、即ち、フィーダ識別コードの
内容を示すバーコードが印刷されたフィーダバーコード
シール572が張り付けられている(図5参照)。
【0064】図9に示すように、SPIDネットワーク
522は、各M/S通信部552の受光素子290と、
それら受光素子290をそれぞれ独立にM/Cコントロ
ーラ516に接続する電線574とを含んでいる。受光
素子290がM/Cコントローラ516にそれぞれ独立
に接続されるということは、M/Cコントローラ516
は、各受光素子290のそれぞれに対応して設けられた
S/M通信部130の発光素子280の発光状態を、そ
れぞれ独立に知ることができることを意味する。また、
FPIDネットワーク536も、SPIDネットワーク
522と同様の構成を有しており、各S/F通信部11
6の受光素子290と、それら受光素子290をそれぞ
れ独立にSFUコントローラ530に接続する電線57
6とを含んでいる。このことにより、SFUコントロー
ラ530は、F/S通信部270の発光素子280の発
光状態を、それぞれ独立に知ることができる。なお、S
PIDネットワーク522は、電線574を2本含んで
いるのに対し、FPIDネットワーク536は、1つの
台車52のフィーダ保持ユニット100の数に対応し
て、電線576を24本含んでいる。
【0065】図12は、FPIDネットワーク536の
電線576の本数を減少させるための実施形態を示す構
成図である。本実施形態のFPIDネットワーク536
は、エンコーダ578を備えている。エンコーダ578
の入力は、24個のフィーダ54に対応して設けられる
24個のS/F通信部116の受光素子290に接続さ
れ、出力は、5本の電線576によりSFUコントロー
ラ530に接続される。エンコーダ578は、24の入
力のいずれか1つに接続されている受光素子290が光
を検出した場合に、その入力の位置に対応した5bit
の2進数を生成する。SFUコントローラ530は、こ
の2進数に基づいて、光を検出した受光素子290を特
定する。5bitの2進数は、10進数に変換すれば、
0〜31の32個(24より大きい)の値を表現できる
から、電線576は5本で済むのである。ただし、後述
するように、複数の受光素子290が同時に光を検出す
ることはないようにされている。この接続は、5本の電
線576を用いるだけでよいので、エンコーダ578を
フィーダ保持ユニット100に近接して設ければ、台車
52内における配線の長さを全体として減少させること
ができる。このような構成は、1つの台車52が含むフ
ィーダ保持ユニット100の数が多くなるほど有用にな
る。本実施形態においては、電線576の数の減少率は
5/24であるが、フィーダ保持ユニット100の数が
100個であれば7/100となる(エンコーダ578
の出力は7bitだけ必要とされる)。一般に、電線5
76の本数をn本増やせば、2のn乗倍のフィーダ保持
ユニット100に対応できることとなる。
【0066】つぎに、以上に説明した構成を用いた回路
部品装着システム500の作動を説明する。まず、つぎ
の手順(1) が実行される。 手順(1) :前処理 ホストコンピュータ504に、装着されるすべての回路
部品の回路部品情報と、その回路部品の部品識別コード
(部品バーコードシール506の内容)とを対応付けて
記憶させ、回路部品データベースを作成する。この回路
部品データベースは、予め作業者によって作成される必
要がある。回路部品情報としては、前述の部品収容位
置,部品収容ピッチ,部品残数等の情報が含まれる。し
たがって、回路部品データベースは、具体的には、図1
3にその一例を示すようなテーブルデータとして作成さ
れることとなる。手順(1) は、後述の各手順の処理が行
われる前に、必ず完了している必要がある。
【0067】なお、本実施形態においては、XYZθ移
動装置26や吸着ノズル20に供給される空気圧等の制
御のためにM/Cコントローラ516により実行される
制御プログラムは、プログラマにより予め作成され、ホ
ストコンピュータ504の記憶装置に記憶されているも
のとする。この制御プログラムは、各種のプリント基板
のそれぞれに対して、各々個別に作成されるものであ
る。その制御プログラム内において、各回路部品の回路
部品名と、その回路部品のプリント基板上における装着
位置(X,Y)との対応付けがなされる。回路部品名と
しては、任意の名称を用いることができる。例えば、各
回路部品の型式や、回路図における略記号等を用いるこ
とができる。後者においては、例えば、コンデンサはC
1,C2等で表され、抵抗はR1,R2等で、また、集
積回路部品はIC1,IC2等で表される。このよう
に、制御プログラムが、回路設計者やプログラマによっ
て理解されやすい回路部品名に基づいて作成されている
ことは、制御プログラムそのものの作成や、その後に行
われ得るメンテナンス(制御プログラムの修正)を容易
にする。
【0068】プログラマにより作成された制御プログラ
ム(回路部品名と、プリント基板上における装着位置と
が対応付けられているもの)は、そのままの状態では各
回路部品が供給される位置の情報を含まない。M/Cコ
ントローラ516によって回路部品の装着の制御を行う
ためには、この位置情報が不可欠である。したがって、
この状態では、制御プログラムは未完成である。制御プ
ログラムに回路部品が供給される位置の情報を付加する
ために、ホストコンピュータ504によって供給位置最
適化プログラムが実行される。供給位置最適化プログラ
ムは、プリント基板上における各回路部品の装着位置
(この位置は、プリント基板の種類ごとに既に決定され
ている)と、前述の回路部品データベースの内容とを用
いて、各回路部品が供給される位置と、各回路部品を収
容する部品収容リール150の部品識別コードとの対応
付けを行う。その対応付けの際に、1枚のプリント基板
にすべての回路部品を装着するために要する時間ができ
る限り短くて済むように、各回路部品が供給される位置
の最適化が行われる。
【0069】上記最適化によって、一種類の回路部品
が、複数のフィーダ54により別々に供給されるように
決定されることもある。このような決定は、一種類の回
路部品が1枚のプリント基板に複数装着され、かつ、そ
れら同種の回路部品のプリント基板上における位置が互
いに離れている場合に、しばしばなされる。つまり、1
枚のプリント基板にすべての回路部品を装着する時間を
短縮するには、一般に、すべての回路部品を装着する間
に、吸着ノズル20がXY移動装置24によって移動さ
せられる距離を短縮すればよい。このような距離の短縮
の結果は、概して、各回路部品は、プリント基板上に
おける装着位置が互いに近いものから順次装着され、
各回路部品が装着される位置と、それら各回路部品が供
給される位置とは、互いに近づけられる。つまり、各回
路部品が供給される位置は、それぞれの回路部品のプリ
ント基板上における装着位置に依存して決定されるので
ある。したがって、例えば、複数の同じ回路部品が、プ
リント基板上の比較的離間した位置に装着される場合
は、それら複数の装着位置のそれぞれに近い複数のフィ
ーダ54により回路部品が供給されることがあり得る
(付言すれば、保持されるべきフィーダ54の数がフィ
ーダ保持ユニット100の数より少ない場合は、それぞ
れのフィーダ54が互いに隣接するフィーダ保持ユニッ
ト100に保持されるとは限らず、飛び飛びの位置に保
持されることもあり得る)。このような供給がなされる
方が、1つのフィーダ54のみにより供給される場合よ
りも、全体として回路部品の装着時間を短縮できる場合
があるのである。このことは、所謂XY型の装着機(装
着機18はその一例である)が用いられる場合にも有効
であるが、所謂インデックス型の装着機(例えば、後述
の特開平7−15179号公報に記載の装置)が用いら
れる場合においては、さらに有効である(後述)。
【0070】なお、本実施形態のフィーダ54は、2つ
までの部品収容リール150を装着できるため、供給位
置最適化プログラムは、フィーダ54に装着される2つ
の部品収容リール150の各々が、そのフィーダ54の
2つの装着位置のいずれにおいて装着されるべきである
かをも決定する(その結果、それぞれのフィーダ54に
2つの部品収容リール150が装着されることも、1つ
の部品収容リール150だけが装着されることもあ
る)。このように、各回路部品が供給される位置は、回
路部品装着装置10と各台車52との合体位置と、各台
車52におけるフィーダ54の保持位置と、各フィーダ
54における部品収容リール150の装着位置とによっ
て指定できる。このように指定される各回路部品の供給
位置を、単に、回路部品供給位置と称する。供給位置最
適化プログラムによる最適化の結果、制御プログラム
は、各回路部品供給位置と、各部品識別コードとの対応
関係を知っているものとなる。作業者は、以上のように
して決定された各回路部品供給位置と、各部品識別コー
ドとの対応関係(単に、供給位置/部品識別コード対応
関係と称する)に基づいて、後述する手順(2) ないし手
順(4) において、各部品収容リール150をフィーダ5
4に装着し、各フィーダ54を台車52の該当する保持
位置に保持させ、各台車52を回路部品装着装置10に
該当する位置において合体させる。この作業を、単に、
装着保持合体作業と称する。本実施形態の回路部品装着
システム500は、後述するように、装着保持合体作業
に誤りがあった場合は、それを検出し、作業者に通報す
ることによって、作業者に装着保持合体作業を訂正させ
ることができるシステムである。
【0071】上記供給位置/部品識別コード対応関係の
情報を含むようにされた制御プログラムは、ホストネッ
トワーク510を介してM/Cコントローラ516に転
送される。M/Cコントローラ516は、この制御プロ
グラムにしたがって、装着作業を行うこととなる。な
お、プログラマに作成される制御プログラムが、前記回
路部品名の代わりに、前記回路部品供給位置(各回路部
品が供給される位置)と、プリント基板上における装着
位置とが直接対応付けられるものとされてもよい。つま
り、プログラマにより、回路部品供給位置が直接入力さ
れるのである(このようなプログラムは、従来の回路部
品装着システムにおいて作成されていたプログラムに相
当する)。回路部品供給位置は、上述の供給位置最適化
プログラムによっても決定されるが、このように、プロ
グラマが直接決定してもよいのである。この場合におい
ても、作業者が前記装着保持作業を誤って行った場合
に、それを検知し、通報できることは、前記回路部品名
とプリント基板上における装着位置とが対応付けられる
場合と同様である。
【0072】手順(2) :部品収容リールのセット プリント基板に装着されるべき回路部品を収容する1つ
または2つの部品収容リール150を、各フィーダ54
にセットする。各部品収容リール150のセットに際し
て、それら部品収容リール150に張り付けられた部品
バーコードシール506の内容が順次読み取られるとと
もに、その部品収容リール150がセットされるフィー
ダ54に張り付けられたフィーダバーコードシール57
2の内容も読み取られる。これら2つのバーコードシー
ルの読み取りは、LTコンピュータ502に接続された
図示しないバーコードリーダによって行われる。LTコ
ンピュータ502は、このように相次いで読み取られた
3つのバーコードシールの内容を、互いに対応付けるた
めに、図14にその一例を示すようなテーブルデータ
を、逐次作成する。このテーブルを、回路部品/フィー
ダ対応テーブルと称する。
【0073】LTコンピュータ502には、図8に示す
インターフェース600が接続されており、そのインタ
ーフェース600と、各台車52のSFUネットワーク
534に接続されたインターフェース602とが接続さ
れることにより、LTコンピュータ502が各台車52
のSFUネットワーク522にそれぞれ独立に接続され
る。なお、インターフェース600と2つのインターフ
ェース602との接続は、図示しないルータを介して行
われる。ただし、回路部品装着装置10との合体がなさ
れていない台車52に対しては、上記ルータを介さず
に、直接インターフェース600とその台車52のイン
ターフェース602とが接続される場合もある。これら
の構成により、回路部品/フィーダ対応テーブル(図1
4参照)の内容が、各SFUコントローラ530に送信
可能となる。各SFUコントローラ530は、受信した
回路部品/フィーダ対応テーブルの内容を、内蔵の記憶
装置(例えば、RAM)に記憶する。したがって、台車
52が回路部品装着装置10と合体させられていない状
態においても、各SFUコントローラ530は、自分自
身を含む台車52に保持されるフィーダ54と、そのフ
ィーダ54に装着された部品収容リール150の部品識
別コードとの関係を予め知ることができ、全体として、
準備作業を効率よく行うことができる。本実施形態にお
いては、LTコンピュータ502の回路部品/フィーダ
対応テーブルを記憶している部分、または、SFUコン
トローラ530に内蔵される記憶装置によって、部品/
フィーダ記憶手段が構成されていることになる。
【0074】図14に示す回路部品/フィーダ対応テー
ブルには、フィーダ54が2つまでの部品収容リール1
50を装着できることに対応して、各FIDに対応する
2つの部品識別コードが含まれる。これら2つの部品識
別コードを、部品識別コード1および部品識別コード2
とし、部品識別コード1は、フィーダ54の駆動装置2
00により供給される回路部品に対応させられ、部品識
別コード2は、駆動装置201により供給される回路部
品に対応させられる。2つの部品収容リール150の部
品バーコードシール506の内容が、部品識別コード1
と部品識別コード2とのいずれとされるかは、本実施形
態においては2つの部品バーコードシール506の読取
順で決まるのであるが、他の形態としてもよい。なお、
本実施形態において、バーコードリーダによる読取りの
順番に間違いがあった場合には、再度バーコードリーダ
で読み取り直す、LTコンピュータ502を直接操作し
て回路部品/フィーダ対応テーブルの内容を直接変更す
る等の措置により、LTコンピュータ502に記憶され
る回路部品/フィーダ対応テーブルの内容を修正するこ
とができる。
【0075】手順(3) :フィーダのセット 手順(2) の処理を経たフィーダ54を、予め定められた
フィーダ保持ユニット100に保持させる。フィーダ保
持装置64において各フィーダ54が保持される際の配
置は、回路部品の供給順序、すなわち装着順序と関連
し、プリント基板1枚に対する装着作業に要する時間に
大きな影響を与える。したがって、上述のように、各フ
ィーダ54が保持されるべきフィーダ保持ユニット10
0が装着順序に基づいて予め決定されており、各フィー
ダ保持ユニット100に予定通りのフィーダ54が保持
させられる。なお、各フィーダ54が、予定通りのフィ
ーダ保持ユニット100に保持されているか否かは、後
述するように、SFUコントローラ530によって検出
できる。この検出結果(訂正の内容を含む)は、後述す
るように、LTコンピュータ502や台車52に設けら
れる図示しないディスプレイ等に表示させることがで
き、作業者はそのディスプレイ画面の内容にしたがっ
て、誤った位置に保持されたフィーダを、正しい位置に
保持させるように修正を行う。従来は、回路部品装着装
置10に相当する装置において、必ずこの予め定められ
た配置に基づいて回路部品の装着作業が行われていたた
め、各フィーダ54の配置に間違いが生じれば、回路部
品の装着が正しく行われなかった。各フィーダ54が予
定通りのフィーダ保持ユニット100に保持させられる
ことは、本実施形態の回路部品供給システム50におい
ても望ましいのであるが、不可欠ではない。万一、一部
のフィーダ54の保持位置が予定通りではない場合で
も、後述の理由で装着作業が正しく行われ得るため、装
着時間に大きく影響しない場合には、フィーダ54の配
置に間違いが存在しても、それを修正することは不可欠
ではないのである。
【0076】手順(4) :回路部品供給装置と回路部品装
着装置との合体 回路部品供給装置8(直接的には台車52)と回路部品
装着装置10とを合体させる。2つの台車52が正しい
位置において回路部品装着装置10と合体させられてい
るか否かは、後述するように、M/Cコントローラ51
6により検出される。その検出結果は、回路部品装着装
置10に設けられる図示しないディスプレイに表示され
る。誤った位置に合体させられている場合は、作業者は
そのディスプレイの表示内容にしたがって、正しい位置
において各台車52と回路部品装着装置10とが合体さ
せられるように訂正できる。さらに、後述の理由で、こ
のような訂正の必要がないようにすることもできる。な
お、手順(3) と手順(4) との処理は、どちらが先に行わ
れてもよい。また、手順(3) と手順(4) との一方の処理
の途中で、他方の処理が行われてもよい。
【0077】手順(5) :台車/合体装置対応テーブル作
成 M/Cコントローラ516は、図15にその一例を示す
台車/合体装置対応テーブルを作成する。これは、1つ
または2つの台車52が、前述の2つの合体装置のいず
れによって回路部品装着装置10に合体させられている
かを示すテーブルである。このテーブルは、SPIDネ
ットワーク522を使用して、例えば以下のようにして
作成される。各台車52に設けられているSFUコン
トローラ530は、合体により電力の供給が開始される
と、まず最初に、M/Cコントローラ516に、起動し
た旨の信号を送信する。M/Cコントローラ516
は、その起動を示す信号を送信したSFUコントローラ
530に(そのSFUコントローラ530のSIDを付
して)命令を発する。その命令は、“S/M通信部13
0の発光素子280を発光させよ”というものである。
命令を受信したSFUコントローラ530は、S/M
通信部130の発光素子280を発光させる。M/C
コントローラ516は、2つの合体装置に属する2つの
M/S通信部552の受光素子290の状態をそれぞれ
検知する。そして、光を検出した受光素子290を含む
M/S通信部552が属する方の合体装置により回路部
品装着装置10に合体させられている台車52が、に
おいて起動した旨の信号を送信したSFUコントローラ
530を備えたものであると特定する。各受光素子29
0は、SPIDネットワーク522により、それぞれ独
立にM/Cコントローラ516に接続されているので、
このことが可能なのである。M/Cコントローラ516
はこの特定結果に基づいて、図15に示した台車/合体
装置対応テーブルを作成する。
【0078】また、以下のようにしてテーブルが作成さ
れるようにしてもよい。M/Cコントローラ516
は、M/Cネットワーク520上に、定期的にある命令
を発する。その命令は、回路部品装着装置10と合体さ
せられる可能性がある台車52に含まれるSFUコント
ローラ530のSIDを付して順次発信される。そし
て、その命令の内容は上述の手順と同様であり、“S/
M通信部130の発光素子280を発光させよ”という
ものである。この命令が、合体させられた台車52に
属するSFUコントローラ530に受信されると、その
SFUコントローラ530は命令に付されているSID
が自己のSIDと一致しているか否かを調べ、一致して
いればS/M通信部130の発光素子280を発光させ
る。しかし、そのようなSFUコントローラ530を含
む台車52が合体させられていない場合は、何も起こら
ない。M/Cコントローラ516は、2つの合体装置
に対応して設けられているM/S通信部552の受光素
子290の状態をそれぞれ検知する。いずれかのM/S
通信部552の受光素子290により光が検出された場
合は、光を検出した受光素子290を含むM/S通信部
552に対応する合体装置により、直前に命令を発光し
た先のSFUコントローラ530を備えた台車52が合
体させられたと特定する。
【0079】手順(6) :フィーダ/保持ユニット対応テ
ーブル作成 各SFUコントローラ530は、図16にその一例を示
すフィーダ/保持ユニット対応テーブルをそれぞれ作成
する。これは、フィーダ54の各々が、前述の24個の
フィーダ保持ユニット100のいずれに保持されている
か、すなわち、複数のフィーダ54の保持位置を示すテ
ーブルである。このテーブルを作成するために、FPI
Dネットワーク536が使用される。このテーブルは、
例えば、手順(5) において説明した台車/合体装置対応
テーブルを作成する2つの手順のいずれかと同様の手順
を用いて作成できる。なお、台車/合体装置対応テーブ
ルとフィーダ/保持ユニットテーブルとでは、含まれる
データの件数が違う。この違いは、台車52の数と、各
台車52に保持され得るフィーダ54の数との違いであ
る。このように、位置を見い出すべき対象物の数は異な
るが、SPIDネットワーク522とFPIDネットワ
ーク536とを用いることによって、複数の対象物の各
々の位置を特定することができるのである。
【0080】手順(7) :回路部品/保持ユニット対応テ
ーブル作成 LTコンピュータ502を、インターフェイス600,
602(および図示しないルータ)を用いて、2つの台
車52の各々のSFUネットワーク534に接続し、手
順(2) で作成されたそれぞれの回路部品/フィーダ対応
テーブルの内容を、各々のSFUコントローラ530に
送信する。LTコンピュータ502は、各SFUネット
ワーク534に接続された状態で1つのノードとして機
能し、そのためのアドレスデータを有している。各SF
Uコントローラは530は、受信した回路部品/フィー
ダ対応テーブルの内容(図14参照)と、手順(6) の処
理で作成した各台車52に固有のフィーダ/保持ユニッ
ト対応テーブルの内容(図16参照)とを記憶する記憶
手段を備えており、その記憶手段の記憶内容に基づい
て、図17にその一例を示す回路部品/保持ユニット対
応テーブルをそれぞれ作成する。回路部品/フィーダ対
応テーブルとフィーダ/保持ユニット対応テーブルとの
内容には、共にFIDのデータが含まれており、これら
2つの対応テーブルの内容のうち、同じFIDを持つ回
路部品とフィーダ保持ユニット100とが対応付けられ
て、回路部品/保持ユニット対応テーブルが作成される
のである。この回路部品/保持ユニット対応テーブル
は、どの回路部品がどのフィーダ保持ユニット100の
位置から供給されるかを示すテーブルである。
【0081】手順(8) :回路部品/部品残数対応テーブ
ル作成 各SFUコントローラ530は、手順(7) で作成した回
路部品/保持ユニット対応テーブルの内容を、それぞれ
M/Cコントローラ516に送信する。M/Cコントロ
ーラ516は、受信した2つの回路部品/保持ユニット
対応テーブル(図17参照)の内容のそれぞれと、ホス
トコンピュータ504の回路部品データベースに記憶さ
れている図13に示した内容とから、図18にその一例
を示す回路部品/部品残数対応テーブルを、各台車52
ごとにそれぞれ作成する。なお、回路部品データベース
の内容(図13参照)は、ホストネットワーク510を
介して取得される。このとき、回路部品データベースの
内容のすべてが取得されるのではなく、各SFUコント
ローラ530より受信した2つの回路部品/保持ユニッ
ト対応テーブルに含まれる部品識別コードに相当する回
路部品のデータのみが取得されて、通信に要する時間が
短縮されて、回路部品/部品残数対応テーブルが効率よ
く作成される。なお、M/Cコントローラ516の記憶
容量が十分にあれば、M/Cコントローラ516に回路
部品データベースの内容が予めすべて取得されるように
してもよい。
【0082】ここにおいて、M/Cコントローラ516
は、装着されるすべての回路部品と、各回路部品を供給
するフィーダ54が保持されているフィーダ保持ユニッ
ト100の位置とを、この回路部品/部品残数対応テー
ブルの内容と、図15に示した台車/合体装置対応テー
ブルの内容とに基づいて得ることができるのである。ま
た、部品収容位置と部品残数との値を知ることもでき
る。これらの内容に基づいて、装着機18が制御され
る。部品収容テープ156内における各回路部品の位置
を示す部品収容位置を参酌することにより、吸着ノズル
20による回路部品の吸着位置を制御することができ
る。さらに、M/Cコントローラ516は、各台車52
ごとに作成された2つの回路部品/部品残数対応テーブ
ルを、対応するSFUコントローラ530に送信する。
SFUコントローラ530においては、回路部品/部品
残数対応テーブルの部品残数の値が、後述するように装
着作業中に変更される。
【0083】手順(9) :部品収容ピッチ・部品残数教示 各フィーダ54には、前述のようにいくつかの操作スイ
ッチが設けられており、その一部のものの操作によって
回路部品を1つ供給するごとのモータ202,226の
回転角度(部品収容ピッチに対応する)を入力すること
が可能であり、F/Dコントローラ540はその入力情
報に基づいてモータ202,226を制御することがで
きる。つまり、F/Dコントローラ540は独自にフィ
ーダ54を制御することが可能なのであるが、その上、
部品収容ピッチ等の情報がSFUコントローラ530か
らも教示され得るようになっており、ユーザはいずれか
を任意に利用し得る。後者が利用される場合には、各S
FUコントローラ530は、手順(8) でM/Cコントロ
ーラ516から送信された回路部品/部品残数対応テー
ブルの内容に基づいて、自分自身が設けられている台車
52に保持されているフィーダ54のそれぞれに、対応
する部品収容ピッチと部品残数とを教示する。各フィー
ダ54のF/Dコントローラ540は、それらの内容
を、図19に示すピッチ・残数テーブルとして記憶す
る。したがって、F/Dコントローラ540は、部品収
容ピッチに基づく部品収容テープ156の送り量(モー
タ202,226の回転角度)の決定や、部品残数の自
己監視等の処理を、M/Cコントローラ516から送信
された情報に基づいて行うことができる。本実施形態に
おいては、M/Cコントローラ516から送信された回
路部品/部品残数対応テーブルの内容がF/Dコントロ
ーラ540に記憶された場合には、そのテーブルの情報
が操作スイッチの操作により入力された情報より優先す
るようになっている。
【0084】部品残数テーブルの部品残数は1個の回路
部品が供給されるごとにF/Dコントローラ540によ
り1ずつ減少させられる。この部品残数は、例えば、各
フィーダ54に2組の7セグメントのLED表示器やL
CD表示器等を設け、F/Dコントローラ540に各部
品収容テープ156の部品残数をそれらの表示器に表示
させたり、あるいは、F/Dコントローラ540により
制御可能な機械的なカウンタ表示機や、消費電力の少な
いLCD表示器と蓄電池等を設けて、フィーダ54に電
源が供給されない状態においても各フィーダ54に装着
されている部品収容テープ156の部品残数を表示させ
たりして利用することができる。また、F/Dコントロ
ーラ540の回路部品/部品残数対応テーブルを記憶す
る記憶手段を、E2 PROM等の不揮発性メモリとすれ
ば、フィーダ54が台車52から、あるいは台車52が
部品装着装置10から外された状態で、各フィーダ54
に収容されている回路部品の残数をLTコンピュータ5
02等により読み出し、表示器に表示させることによっ
て利用することもできる。
【0085】以上の手順の各処理がすべて終了すること
により、準備処理が完了する。上記各手順(6) ないし手
順(9) は、すべてのフィーダ54が台車52に保持さ
れ、2つの台車52が共に回路部品装着装置10と合体
させられた後に作成されることが望ましい。そのように
すれば、図14ないし図19に示した各テーブルの作成
が、1回ずつで済むからである。しかし、このことは必
須の事項ではなく、これらのテーブルの更新が必要とさ
れる場合には、上記手順(6) ないし手順(9) の処理が繰
り返し行われるようにしてもよい。
【0086】このように、本実施形態の回路部品装着シ
ステム500においては、前述の台車/合体装置対応テ
ーブルやフィーダ/保持ユニット対応テーブルが、前記
装着保持合体作業の後に作成されるので、リファレンス
としての前記供給位置/部品識別コード対応関係との比
較によって、前記装着保持合体作業に誤りがあったか否
かを把握できる。誤りがあった場合は、誤りがあったこ
とおよびその誤りの内容を、回路部品装着装置10に設
けられる図示しないディスプレイに表示し、作業者に通
報する。なお、この表示は、ホストコンピュータ504
や台車52に設けられるディスプレイに行わせることも
できる。このようにして、装着保持合体作業の誤りの訂
正を促すことができる。なお、上記誤りの内容に基づい
て、前記制御プログラムそのものを、作業者による装着
保持合体作業が、あたかも正しく行われたかのように修
正することも可能である。つまり、前記供給位置/部品
識別コード対応関係を、台車/合体装置対応テーブルや
フィーダ/保持ユニット対応テーブルの内容に基づいて
修正し、その修正された供給位置/部品識別コード対応
関係の情報を含むように制御プログラムを書き換えるの
である。この書換えは全く自動的に行われるようにする
ことも、また、装着保持合体作業の誤りがディスプレイ
に表示されたのに応じて、作業者が書換え指令用操作部
材の操作を行った場合にのみ行われるようにすることも
可能である。いずれにしても、作業者による誤りの訂正
作業が行われなくとも、装着作業に支障がないこととな
る。この場合についてさらに付言すれば、プリント基板
に装着されるべき回路部品が供給され得る状態でありさ
えすればよく、装着作業に要する時間が長くなることを
厭わないのであれば、それら回路部品の位置は任意であ
ることとなる。
【0087】このことは、回路部品装着装置が、本実施
形態における回路部品装着装置8のように、吸着ノズル
20がXY移動装置24により移動させられ、回路部品
を1個ずつ回路部品供給装置8から受け取ってプリント
基板16に装着するものである場合に特によく当てはま
る。回路部品装着装置が、複数の部品保持具が共通の旋
回軸線まわりに旋回させられ、各吸着ノズルが旋回軌跡
上に設定された一定の部品受取位置で部品供給装置から
回路部品を受け取る形式のもの(前記特開平7−151
79号公報に記載の装置はその一例である)等、他の形
式の回路部品装着装置である場合にもある程度当てはま
るのであるが、この場合には、フィーダ保持部材へのフ
ィーダの装着位置が、回路部品の供給のために要するフ
ィーダ保持部材の移動距離をできる限り小さくするよう
に決定されるのが普通であるため、フィーダが予定の位
置に装着されなければ、部品供給に要する時間が長くな
る。したがって、この時間の延長が余りに大きい場合に
は、フィーダ54の装着位置を変更することが望まし
い。
【0088】つぎに、装着作業に伴う情報交換について
説明する。M/Cコントローラ516は、前述の制御プ
ログラムを記憶している。その制御プログラムには、M
/Cコントローラ516に、前記供給位置/部品識別コ
ード対応関係に基づいて回路部品の装着作業を行わせる
ための命令が含まれている。まず、M/Cコントロー
ラ516は、装着すべき回路部品を、装着機18を制御
して吸着ノズル20に吸着させ、その吸着した回路部品
を供給しているフィーダ54に、供給命令を発する。こ
の命令には、吸着した回路部品を収容する部品収容リー
ル150の部品識別コードが含まれる。これは、1つの
フィーダ54に、2つの部品収容リールを装着できるた
め、それらのいずれに収容されている回路部品を供給す
るかを特定する必要があるためである。命令を受信し
たF/Dコントローラ540は、受信した部品識別コー
ドに基づいて、駆動装置200と駆動装置201とのい
ずれか一方により、部品収容テープ156を送り、つぎ
の回路部品の吸着に備える。F/Dコントローラ54
0は、SFUコントローラ530に対して、回路部品の
供給を行ったことを、その回路部品を収容する部品収容
リールの部品識別コードを付して通報する。SFUコ
ントローラ530は、各F/Dコントローラ540から
の報告に基づいて、自身が記憶する回路部品/部品残数
対応テーブルの部品残数の値を更新する。
【0089】このようにして、装着作業中において、各
SFUコントローラ530は、自身を含む台車52に保
持されているフィーダ54内の回路部品の部品残数を、
常に把握できるのである。また、2つの台車52の各々
のSFUコントローラ530に記憶されている回路部品
/部品残数テーブルの内容は、各SFUコントローラ5
30により、インターフェース600,602(および
図示しないルータ)を介してLTコンピュータ502に
随時送信することができる。LTコンピュータ502
は、その受信内容に基づいて、装着作業中の回路部品に
関する状況を図示しないディスプレイに表示し、作業者
に知らせることができる。
【0090】一方、各SFUコントローラ530は、回
路部品/部品残数テーブルの内容を、M/Cネットワー
ク520を介して、M/Cコントローラ516にも随時
送信できる。さらにM/Cコントローラ516は、その
内容を、ホストネットワーク510を介して、ホストコ
ンピュータ504に送信できる。そして、ホストコンピ
ュータ504は、その受信内容に基づいて、装着作業中
の部品収容リール150の部品残数を、回路部品データ
ベースに随時反映させることができる。さらに、ホスト
コンピュータ504は、ホストネットワーク510に複
数の回路部品装着装置10が接続されれば、それら複数
の回路部品装着装置10によって装着されている回路部
品の部品残数を随時把握することができ、その部品残数
に基づいて回路部品データベースの内容を更新すること
ができる。台車52,回路部品装着装置10およびホス
トコンピュータ504は、それらに設けられる図示しな
いディスプレイに、以上に説明した通信に基づいて得た
各情報を表示させることができる。
【0091】以上の説明から明らかなように、本実施形
態においては、LTコンピュータ502,ホストコンピ
ュータ504,ホストネットワーク510,M/Cコン
トローラ516,M/Cネットワーク520,SPID
ネットワーク522,SFUコントローラ530,SF
Uネットワーク534,FPIDネットワーク536,
F/Dコントローラ540等により、供給管理装置が構
成されている。また、SFUコントローラ530,SF
Uネットワーク534,FPIDネットワーク536,
F/Dコントローラ540等により、フィーダ保持部特
定手段が構成されており、それらのうち、SFUコント
ローラ530,F/Dコントローラ540等により特定
制御手段が構成されている。また、SFUコントローラ
530により回路部品決定手段が構成されている。
【0092】本実施形態の回路部品装着システム200
においては、各フィーダ54がそれぞれ固有のフィーダ
識別コードたるFIDを持っているので、そのFID
と、各回路部品を収容する部品収容リール150に固有
の部品識別コードとを予め対応付けることが容易であ
る。つまり、図14に示した回路部品/フィーダ対応テ
ーブルを、単に、各フィーダ54と部品収容リール15
0とに張り付けられたフィーダバーコードシール572
と部品バーコードシール506とを、バーコードリーダ
で相次いで読み込ませるだけの容易な手順で作成するこ
とができる。そして、この回路部品/フィーダ対応テー
ブルの内容に基づいて、前述のように回路部品の供給管
理が行われる。
【0093】各フィーダ54がそれぞれ固有のフィーダ
識別コードたるFIDを持つことを利用すれば、装着作
業に使用されているフィーダだけでなく、装着作業に使
用されていないフィーダをも含めた管理を行うこともで
きる。例えば、生産計画の作成が容易になる。装着作
業に使用されているフィーダのフィーダ識別コードと、
装着されている部品収容リールの部品識別コードとの対
応関係、部品収容リールが装着された状態で待機して
いるフィーダのフィーダ識別コードと、その部品収容リ
ールの部品識別コードとの対応関係、部品収容リール
が装着されていない状態で待機しているフィーダのフィ
ーダ識別コード群、フィーダに装着されていない部品
収容リールの部品識別コード群、部品収容リールが装
着されていない状態で待機しているフィーダのフィーダ
識別コードと、各フィーダに装着可能な部品収容リール
の部品識別コードとの対応関係、ないしの各フィ
ーダや部品収容リールの工場内における位置等、各フィ
ーダや部品収容リールの状態に関するさまざまな情報に
基づいて生産計画を作成すれば、その作成が容易になる
のである。例えば、つぎのプリント基板の装着作業に必
要な回路部品を収容している部品収容リールが既に装着
されているフィーダがある場合は、そのフィーダの保管
場所や、つぎのプリント基板の装着作業に必要な回路部
品を収容している部品収容リールを装着しているフィー
ダはないが、そのような部品収容リールを装着可能なフ
ィーダの有無とその保管場所等の情報を利用することが
可能となるのである。それに対して、各フィーダがフィ
ーダ識別コードを持たない場合は、部品収容リールを装
着せずに待機しているフィーダを特定することができな
い。したがって、そのようなフィーダと、それらの工場
内における位置との対応関係を管理できないこととな
る。フィーダ識別コードを利用した生産計画に従えば、
一般に比較的高価であり、1つの台車52に対して数多
く必要とされるが、装着される可能性がある回路部品の
種類に比べれば数少ないフィーダ54を、全体として効
率よく利用できることになる。また、種類の異なる複数
のプリント基板に、順次回路部品の装着作業を行う際に
は、段取り換えが行われるが、その段取り換え時の各フ
ィーダへの部品収容リールの着脱回数をできる限り少な
くするように生産計画の立案を行うことも可能になる。
【0094】なお、図8に示した構成におけるSFUコ
ントローラ530の数を、1つから複数に増すこともで
きる。それに伴って、M/Cネットワーク520,M/
S通信部552,S/M通信部130,SFUネットワ
ーク534,FPIDネットワーク536等の数も増さ
れることとなる。増されたSFUネットワーク534,
FPIDネットワーク536等は、それぞれ別のフィー
ダ保持ユニット100に接続される。例えば、SFUコ
ントローラ530を2つとし、一方のSFUコントロー
ラ530には、第1,第2フィーダ保持ユニット群10
2に保持されるフィーダ54が接続され、他方のSFU
コントローラ530には、第3,第4フィーダ保持ユニ
ット群102に保持されるフィーダ54が接続されるよ
うにしたり、また、SFUコントローラ530を4つと
し、それぞれのSFUコントローラ530に、第1ない
し第4フィーダ保持ユニット群102の各々に保持され
るフィーダ54(各6つ)が接続されるようにしてもよ
い。各SFUコントローラ530は、それぞれが管理を
担当するフィーダ54の数を減少させることができるの
で、それぞれに対応するSFUネットワーク534上の
通信トラフィックに余裕ができ、通信速度を高速化で
き、回路部品供給の高速化に繋がる。このことは、吸着
ノズル20による回路部品の吸着の頻度が高くなるほど
有効である。
【0095】また、本実施形態においては、2つの台車
52と回路部品装着装置10との合体の位置が不定であ
るため、SPIDネットワーク522を用いた合体位置
の特定が行われるのであるが、例えば、各台車の合体可
能位置が一義的に決まっている場合や、合体位置のデー
タが作業者等によって入力される場合等には、SPID
ネットワーク522、およびそれを用いた合体位置の特
定手段を省略することができる。
【0096】図20は、第1ないし第3発明のいずれか
1つの実施形態である回路部品供給システムを含む回路
部品装着システムを示す系統図である。本実施形態の回
路部品装着システム500は、前述の実施形態と同様
に、回路部品装着装置10と台車52とを含んでいる。
ただし、本実施形態の回路部品装着装置10は、SPI
Dネットワーク522に相当するものを含まず、また、
台車52は、FPIDネットワーク536に相当するも
のを含まない。なお、図20には、前述の実施形態に含
まれるLTコンピュータ502と、LTコンピュータ5
02とSFUネットワーク534とを接続するためのイ
ンターフェース600,602とに相当するものが示さ
れていないが、本実施形態においてもこれらが使用され
てもよい。本実施形態の回路部品装着装置10は、3つ
のM/Cコントローラ516を含んでいる。図20に
は、それらのうち2つが図示されている。それら3つの
M/Cコントローラ516のうちの1つは、ホストネッ
トワーク510とM/Cネットワーク520とにそれぞ
れ独立に接続され、他の2つはM/Cネットワーク52
0に接続される。前者の1つのM/Cコントローラ51
6を、第1のM/Cコントローラ516と称する。後者
の2つのM/Cコントローラ516の各々を、第2のM
/Cコントローラ516と称する。
【0097】第1のM/Cコントローラ516は、前述
の実施形態のM/Cコントローラ516と同様に、基板
搬送装置14や装着機18の制御等の処理をも行うが、
2つの第2のM/Cコントローラ516は、専ら、2つ
の台車52との情報交換に使用される。2つの第2のM
/Cコントローラ516は、2つのM/S通信部552
と、それぞれ1対1に接続される。ただし、本実施形態
におけるM/S通信部552は、受光素子290を含ま
なくてもよい。また、各台車52の各々は、24個のS
FUコントローラ530をそれぞれ含んでおり、それら
はSFUネットワーク534に接続されている。そし
て、24個のSFUコントローラ530の各々は、24
個のS/F通信部116と1対1に接続される。なお、
本実施形態におけるS/F通信部116は、受光素子2
90を含まなくてもよい。また、SFUネットワーク5
34は、S/M通信部130を含んでいるが、そのS/
M通信部130は、本実施形態においては発光素子28
0を含まなくてもよい。また、各フィーダ54のそれぞ
れは、F/S通信部270に接続されたF/Dコントロ
ーラ540を含んでいるが、本実施形態のF/S通信部
270は、発光素子280を含まなくてもよい。
【0098】3つのM/Cコントローラ516,24個
のSFUコントローラ530および各F/Dコントロー
ラ540は、前述の実施形態と同様に、それぞれに固有
のアドレスデータ(MID,SIDおよびFID)を含
んでいる。さらに本実施形態においては、3つのM/C
コントローラ516の、回路部品装着装置10内におけ
る位置が決まっている。また、24個のSFUコントロ
ーラ530の、台車52内における位置が決まってい
る。これらの位置関係(ノードIDとして各SIDを有
するSFUコントローラ530がそれぞれどの位置に設
けられているかを表す情報)を、第1のM/Cコントロ
ーラ516に予め記憶させておくことにより、回路部品
の装着の制御を行う第1のM/Cコントローラ516に
より、目的とする回路部品が供給されるフィーダ54が
保持されている位置を特定できるのである。つまり、前
述の実施形態におけるSPIDネットワーク522とF
PIDネットワーク536とによる位置の特定手段を省
略する代わりに、M/Cコントローラ516とSFUコ
ントローラ530との数を多くし、それらのノードID
に基づく位置の特定手段を有するものなのである。した
がって、回路部品装着装置10と台車52とは、それら
の構成は複雑になるきらいがあるが、目的とする回路部
品が供給されるフィーダ54の位置を特定するための手
順を簡単化できるという利点がある。
【0099】図8に示した実施形態の回路部品装着シス
テム500は、SPIDネットワーク522とFPID
ネットワーク536とを用いて、また、図20に示した
実施形態の回路部品装着システム500においては、そ
れらSPIDネットワーク522とFPIDネットワー
ク536とを使用する代わりに、M/Cコントローラ5
16およびSFUコントローラ530の数を増やすこと
によって、回路部品装着装置10と各台車52との合体
位置や、台車52におけるフィーダ54の保持位置を特
定していた。このことは、図21にその系統図を示すさ
らに別の形態でも実施できる。図21において、610
は、回路部品装着装置10の2つの合体装置に固有の標
識たるカルラコードを示す符号である。このカルラコー
ド610は、回路部品装着装置10と台車52とが合体
させられた状態において、台車52に設けられる標識識
別手段たるカルラコードリーダ612により読み取られ
るようにされている。カルラコードリーダ612は、S
FUコントローラ530に接続されている。結局、各S
FUコントローラ530は、自分自身を含む台車52が
2つの合体装置のいずれにより合体させられているか
を、カルラコード610の内容に基づいて知ることがで
きる。さらに、カルラコード610は、各回路部品供給
装置10の複数のフィーダ保持ユニット100のそれぞ
れにも設けられる。これらのカルラコード610は、フ
ィーダ54に設けられるカルラコードリーダ612によ
って読み取られる。これによって、各F/Dコントロー
ラ540は、自分自身を含むフィーダ54が保持されて
いるフィーダ保持ユニット100の位置を特定できる。
【0100】以上の構成によれば、各SFUコントロー
ラ530と各F/Dコントローラ540とが、自分自身
の位置を把握できる。そして、各コントローラが、M/
Cコントローラ516に対して、それぞれの位置を通報
することにより、M/Cコントローラ516は、目的と
するフィーダ54の位置を特定できることとなる。なお
本実施形態においては、標識としてカルラコード610
が用いられているが、バーコード,IDチップ等の他の
標識が用いられる形態としてもよい。
【0101】以上に述べた各実施形態においては、回路
部品装着システム500に含まれる回路部品装着装置1
0は1つであり、台車52は2つであったが、これらの
数は任意である。また、各台車52に保持されるフィー
ダ54の数も任意である。以上、本願の各発明の実施形
態をいくつか説明したが、本願の発明はこれらの他に
も、特許請求の範囲を逸脱することなく、当業者の知識
に基づいて種々の変形,改良を施した態様で実施するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の第1ないし第5発明に共通の一実施形態
である回路部品供給システムの回路部品供給装置と、回
路部品装着装置との一部を示す正面図である。
【図2】上記回路部品供給装置を示す正面図である。
【図3】上記回路部品供給装置の左側面図である。
【図4】上記回路部品供給装置の右側面図である。
【図5】本願の第7発明の一実施形態であり、前記回路
部品供給装置の構成要素であるフィーダを示す正面図で
ある。
【図6】上記フィーダの構成の一部を拡大して示す要部
正面図である。
【図7】前記回路部品供給装置のフィーダ保持ユニット
に上記フィーダが保持されている状態の一部を拡大して
示す正面図(一部断面図)である。
【図8】前記回路部品供給システムと、前記回路部品装
着装置とを含む回路部品装着システムの電気系統図であ
る。
【図9】図8に示した回路部品装着装置と回路部品供給
装置との電気系統をさらに具体的に示す系統図である。
【図10】前記回路部品装着装置に設けられたM/Cネ
ットワークと、前記回路部品供給装置に設けられたSF
Uネットワークとを用いて行われる通信の送信側の処理
の一例を示すフローチャートである。
【図11】前記回路部品装着装置に設けられたM/Cネ
ットワークと、前記回路部品供給装置に設けられたSF
Uネットワークとを用いて行われる通信の受信側の処理
の一例を示すフローチャートである。
【図12】図9のFPIDネットワークとは別のFPI
Dネットワークを示す系統図である。
【図13】前記回路部品装着システムのホストコンピュ
ータに記憶される回路部品データベースの内容の一例を
示す図表である。
【図14】前記回路部品供給システムのLTコンピュー
タによって記憶され、前記回路部品供給装置に設けられ
たSFUコントローラに送信される回路部品/フィーダ
対応テーブルの内容の一例を示す図表である。
【図15】前記回路部品装着装置に含まれるM/Cコン
トローラにより作成される台車/合体装置対応テーブル
の内容の一例を示す図表である。
【図16】前記SFUコントローラにより作成されるフ
ィーダ/保持ユニット対応テーブルの内容の一例を示す
図表である。
【図17】前記回路部品/フィーダ対応テーブルと前記
フィーダ/保持ユニット対応テーブルとの内容に基づい
て前記SFUコントローラにより作成され、前記M/C
コントローラにその内容が送信される回路部品/保持ユ
ニット対応テーブルの内容の一例を示す図表である。
【図18】前記回路部品/保持ユニット対応テーブルと
前記回路部品データベースとの内容に基づいて前記M/
Cコントローラにより作成され、前記SFUコントロー
ラにその内容が送信される回路部品/部品残数対応テー
ブルの内容の一例を示す図表である。
【図19】前記フィーダに設けられたF/Dコントロー
ラにより記憶されるピッチ/残数テーブルの内容の一例
を示す図表である。
【図20】図8に示した実施形態とは別の実施形態であ
る回路部品装着システムを示す系統図である。
【図21】第6発明の一実施形態である回路部品供給シ
ステムを含む回路部品装着システムを示す系統図であ
る。
【符号の説明】
10:回路部品装着装置 14:基板搬送装置 1
6:プリント基板 20:吸着ノズル 26:XYZθ移動装置 3
2:カメラ 50:回路部品供給システム 52:
回路部品供給台車 54:フィーダ 64:フィー
ダ保持装置 66:係合部 68:係合装置 7
0:係合突起 71:丸穴部 72:切欠 7
4:ガイドテーパスリーブ 80:ガイド機構 9
3:合体検出用突起 100:フィーダ保持ユニット
102:フィーダ保持ユニット群 112:空気
供給部 114:電力供給部 116:S/F通信
部 125:係合溝 126:係合部材 12
8:レバー 130:S/M通信部 132:電力被供給部 1
34:空気被供給部 150:部品収容リール 156:部品収容テープ
160:テープガイド 162:裁断機 16
4:切断片収容器 200,201:駆動装置 2
02,226:モータ 214:スプロケット 2
20,222,240,242:ピンチローラ 24
6:パイプ 248:空気ノズル 256:リンク機構 270:F/S通信部 27
2:空気被供給部 274:電力被供給部 28
0,282,284,296:発光素子 290,2
92,294,286:受光素子 500:回路部品
装着システム 502:ラップトップコンピュータ
(LTコンピュータ) 504:ホストコンピュータ
506:部品バーコードシール 510:ホスト
ネットワーク 516:M/Cコントローラ 520:M/Cネット
ワーク 522:SPIDネットワーク 530:
SFUコントローラ 534:SFUネットワーク
536:FPIDネットワーク 540:F/Dコ
ントローラ 546,560:ツイストペア線 548,562:
終端抵抗 550,564:バスドライバ 55
1,566,568:オプティカルリンクドライバ 552:M/S通信部 570:オプティカルリンク
572:フィーダバーコードシール 574,5
76:電線 578:エンコーダ 600,60
2:インターフェース 610:カルラコード 6
12:カルラコードリーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 児玉 誠吾 愛知県知立市山町茶碓山19番地 富士機械 製造株式会社内 (72)発明者 川角 哲徳 愛知県知立市山町茶碓山19番地 富士機械 製造株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々少なくとも一種類ずつの回路部品を
    複数個ずつ収容し、各種類ごとに1個ずつ順次供給する
    複数のフィーダと、その複数のフィーダの各々を1つず
    つ保持するフィーダ保持部を複数備えたフィーダ保持部
    材と、前記各フィーダによる回路部品の供給を管理する
    供給管理装置とを含む回路部品供給システムであって、 前記複数のフィーダの各々が、少なくとも各フィーダに
    固有のフィーダ識別コードを保持するフィーダ識別コー
    ド保持手段を含み、かつ、前記供給管理装置が、前記フ
    ィーダ識別コードに基づいて回路部品の供給を管理する
    ものであることを特徴とする回路部品供給システム。
  2. 【請求項2】 前記複数のフィーダの各々が、フィーダ
    側コントローラを備え、かつ、前記供給管理装置が、 前記フィーダ保持部材側に設けられる保持部材側コント
    ローラと、 前記複数のフィーダ保持部の各々に保持されたフィーダ
    のフィーダ側コントローラを、前記保持部材側コントロ
    ーラに並列に接続する第1通信ネットワークと、 前記複数のフィーダ保持部の各々に保持されたフィーダ
    のフィーダ側コントローラの各々を、前記保持部材側コ
    ントローラにそれぞれ独立に接続する第2通信ネットワ
    ークと、 前記各フィーダ側コントローラと前記保持部材側コント
    ローラとのいずれか一方から、前記第1通信ネットワー
    クに、各フィーダ側コントローラを備えるフィーダに固
    有の前記フィーダ識別コードを含む信号を発信させると
    ともに、前記各フィーダ側コントローラと前記保持部材
    側コントローラとの一方から、前記第2通信ネットワー
    クへ信号を発信させ、他方にその信号を受信させること
    により、目的とするフィーダが保持されているフィーダ
    保持部を特定する特定制御手段とを含むことを特徴とす
    る請求項1に記載の回路部品供給システム。
  3. 【請求項3】 前記供給管理装置が、 前記複数のフィーダ各々に固有のフィーダ識別コード
    と、それら各フィーダに収容された回路部品の種類の各
    々に固有の部品識別コードとを対応付けて記憶する部品
    /フィーダ記憶手段と、 その部品/フィーダ記憶手段に記憶されている情報と、
    前記特定制御手段によって特定されたフィーダ保持部に
    保持されたフィーダのフィーダ識別コードとに基づい
    て、前記各フィーダ保持部に対応する回路部品の種類を
    決定する回路部品決定手段とを含むことを特徴とする請
    求項2に記載の回路部品供給システム。
  4. 【請求項4】 各々少なくとも一種類ずつの回路部品を
    複数個ずつ収容し、各種類ごとに1個ずつ順次供給する
    とともに、フィーダ側接続部を備えた複数のフィーダ
    と、 それらフィーダの各々に設けられ、前記フィーダ側接続
    部に接続されたフィーダ側コントローラと、 前記複数個のフィーダを複数のフィーダ保持部の各々に
    おいて保持するフィーダ保持部材と、 そのフィーダ保持部材の各フィーダ保持部に対応して設
    けられ、互いに並列に接続された複数の保持部材側接続
    部を備え、それら保持部材側接続部の各々において前記
    複数のフィーダの各々のフィーダ側接続部と信号の授受
    を行い得るが、保持部材側接続部の特定手段を有しない
    通信ネットワークと、 前記複数のフィーダの各々が保持されたフィーダ保持部
    を特定するフィーダ保持部特定手段と、 前記フィーダ保持部材側に設けられ、前記通信ネットワ
    ークに接続された保持部材側コントローラとを含むこと
    を特徴とする回路部品供給システム。
  5. 【請求項5】 前記フィーダ保持部特定手段が、 前記複数のフィーダの各々に設けられ、前記フィーダ側
    コントローラに接続された、第1フィーダ側接続部とし
    ての前記フィーダ側接続部とは別の第2フィーダ側接続
    部と、 前記フィーダ保持部の各々に、第1保持部材側接続部と
    しての前記保持部材側接続部とは別に、前記第2フィー
    ダ側接続部の各々に対応して設けられ、それぞれ独立に
    前記保持部側コントローラに接続された第2保持部材側
    接続部と、 それら第2フィーダ側接続部と第2保持部材側接続部と
    の一方より信号を発信させ、他方にその信号を受信させ
    ることにより、目的とするフィーダが保持されているフ
    ィーダ保持部を特定する特定制御手段とを含むことを特
    徴とする請求項4に記載の回路部品供給システム。
  6. 【請求項6】 前記フィーダ保持部特定手段が、 前記フィーダ保持部材の前記複数のフィーダ保持部の各
    々に対応して設けられた各フィーダ保持部に特有の標識
    と、 前記複数のフィーダの各々に設けられ、前記標識を認識
    する標識認識手段とを含むことを特徴とする請求項4に
    記載の回路部品供給システム。
  7. 【請求項7】 少なくとも一種類の回路部品を複数個ず
    つ収容し、各種類ごとに1個ずつ順次供給するフィーダ
    であって、そのフィーダに固有のフィーダ識別コードを
    読み出し可能な状態で記憶している識別コード記憶手段
    を含むことを特徴とするフィーダ。
  8. 【請求項8】 各々少なくとも一種類ずつの回路部品を
    複数個収容し、各種類ごとに1個ずつ順次供給する複数
    のフィーダを含む回路部品供給装置による回路部品の供
    給を管理する回路部品供給管理方法であって、前記複数
    のフィーダの各々にフィーダ識別コードを付け、そのフ
    ィーダ識別コードに基づいて回路部品の供給を管理する
    ことを特徴とする回路部品供給管理方法。
  9. 【請求項9】 前記複数のフィーダの各々に固有のフィ
    ーダ識別コードと、前記各フィーダに収容された回路部
    品の種類に固有の部品識別コードとを対応付けるととも
    に、各フィーダ識別コードと、それら各フィーダ識別コ
    ードに対応するフィーダが保持されているフィーダ保持
    部とを対応付けることにより、それら各フィーダ保持部
    に対応する回路部品の種類を決定する工程を含むことを
    特徴とする請求項8に記載の回路部品供給管理方法。
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