JPH10109600A - 自動車のルーフモール - Google Patents

自動車のルーフモール

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Publication number
JPH10109600A
JPH10109600A JP28163996A JP28163996A JPH10109600A JP H10109600 A JPH10109600 A JP H10109600A JP 28163996 A JP28163996 A JP 28163996A JP 28163996 A JP28163996 A JP 28163996A JP H10109600 A JPH10109600 A JP H10109600A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
roof
groove wall
panel
water receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28163996A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Kitamura
和雄 北村
Yasuo Arakawa
康男 荒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Central Motor Co Ltd
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Central Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Central Motor Co Ltd filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP28163996A priority Critical patent/JPH10109600A/ja
Publication of JPH10109600A publication Critical patent/JPH10109600A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ルーフパネルとサイドパネルとの接合部の溝
を隠すだけでなく十分な樋機能を有する、自動車のルー
フモールを提供すること。 【解決手段】 ルーフパネル(12)とサイドパネル
(14)との接合部に前後方向へ伸びる溝(16)を備
え、この溝がルーフパネル側の溝壁と、サイドパネル側
の溝壁とを有する自動車において前記溝内に配置される
ルーフモールである。ルーフモール(10)は溝内に配
置され、前後方向へ伸びる基部(18)と、サイドパネ
ル側の溝壁(30)から車幅方向の内方へ間隔をおいた
基部の部分に形成され、かつ、ルーフパネル側の溝壁
(32)より上方となるように突出され、前後方向へ伸
びる水受け部(20)とを備える。この水受け部とサイ
ドパネル側の溝壁との間は樋部(40)となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のルーフモー
ルに関し、特に、ルーフを中央部のルーフパネルと側部
のサイドパネルとによって形成した自動車において、ル
ーフパネルとサイドパネルとの接合部にできる溝を隠す
ルーフモールに関する。
【0002】
【従来の技術】ルーフパネルとサイドパネルとの接合部
にできる溝を隠すルーフモールを備える自動車では、サ
イドパネル側の溝壁をルーフパネル側の溝壁より高く
し、これによってルーフパネル上に溜った水がドア側に
流れるのを防ぎ、水を前後方向へ流すようにすることが
ある(実開昭60-149457 号公報の第3図)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】サイドパネル側の溝壁
の高さは意匠性やサイドパネルの成形性の点で制約を受
けるため、高くすることが限られている。その結果、水
がドア側に流れるのを防ぎ、水を前後方向へ流す樋とし
ての機能は十分には果たされていない。
【0004】本発明は、ルーフパネルとサイドパネルと
の接合部の溝を隠すだけでなく十分な樋機能を有する、
自動車のルーフモールを提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ルーフパネル
とサイドパネルとの接合部に前後方向へ伸びる溝を備
え、この溝がルーフパネル側の溝壁と、サイドパネル側
の溝壁とを有する自動車の前記溝内に配置されるルーフ
モールである。ルーフモールは前記溝内に配置され、前
後方向へ伸びる基部と、前記サイドパネル側の溝壁から
車幅方向の内方へ間隔をおいた前記基部の部分に形成さ
れ、かつ、前記ルーフパネル側の溝壁より上方となるよ
うに突出され、前後方向へ伸びる水受け部とを備える。
この水受け部と前記サイドパネル側の溝壁との間を樋部
としている。
【0006】
【作用および効果】ルーフパネル上に溜った水が車幅方
向へ流れてルーフモールの水受け部に達すると、水はこ
こで受け止められ、前後方向へ流れる。水の一部が水受
け部を乗り越えてドア側へ流れ出ても、水受け部とサイ
ドパネル側の溝壁との間が樋部となっているため、水は
樋部に沿って前後方向へ流れる。
【0007】ルーフモールに設けた水受け部がルーフパ
ネルから車幅方向へ流れ出た水を受け止めることができ
ることと、水が水受け部を乗り越えても、水受け部とサ
イドパネル側の溝壁との間の樋部が水を受け止めること
から、十分な樋機能を果たすことができる。また、ルー
フモールに水受け部を設けるだけであるため、わずかな
材料増で対処でき、サイドパネル側の溝壁を特に高くす
る必要がないため、意匠性や成形性の制約がない。
【0008】
【発明の実施の形態】ルーフの中央部に配置するルーフ
パネルと、2つの側部にそれぞれ配置するサイドパネル
との互いに接合すべき箇所をほぼL字状に折り曲げて重
ね合せ、その重ね合せ部分を溶接して接合する結果、接
合した後には前後方向へ伸びる溝が現れる。本発明は、
前記溝を隠すルーフモールに樋機能を持たせることによ
って、ルーフパネル上に溜った水滴がドア側に流れるの
を防ぐもので、前記溝内に配置され、前後方向へ伸びる
基部と、水受け部とを一体に有する。水受け部は、サイ
ドパネル側の溝壁から車幅方向の内方へ間隔をおいた前
記基部の部分に形成され、かつ、ルーフパネル側の溝壁
より上方となるように突出され、基部と共に前後方向へ
伸びる。
【0009】ルーフモールは、PVC、ABS、PPの
ような硬質樹脂を押し出し成形して形成することができ
る。水受け部のルーフパネル側の溝壁からの突出高さ
は、たとえば、3 〜10mmとすることができる。水受け部
は基部から直立状に突出する形態とすることもできる
が、樋機能をさらに高めるには、水受け部の先端が根元
より車幅方向の内方に位置するように、斜めに突出する
形態とすることが好ましい。ルーフモールを前記溝内に
配置したとき、水受け部とサイドパネル側の溝壁との間
が樋部となるように寸法決めする。好ましい態様では、
溝壁に肩部を設けると共に、ルーフモールの基部に肩部
との当接部を設け、当接部を肩部に押し付けたとき、溝
壁と水受け部との間に樋部ができる。樋部の深さは、た
とえば、3 〜10 mm に定めることができる。
【0010】
【実施例】ルーフモール10は、溝の詳細な断面を示す
図1、ルーフパネルとサイドパネルとの接合部の断面を
示す図2および自動車の頂部を示す図3を参照すると、
ルーフパネル12とサイドパネル14との接合部に設け
られた前後方向へ伸びる溝16内に配置されるもので、
基部18と、水受け部20とを一体に有する。
【0011】ルーフパネル12とサイドパネル14と
は、それぞれの接合部をほぼL字状に折り曲げて重ね合
せ、その重ね合せた部分をスポット溶接又は隅肉溶接し
て接合される。その結果、前後方向へ伸びる溝16がル
ーフに現れている。サイドパネル14は図2に示すよう
に湾曲され、サイドパネル14にそれぞれ接合された補
強パネル22およびインナパネル24と相まって、閉じ
断面構造を呈する構造部材26となっている。ドア28
(図3)が構造部材26の下方に配置される。
【0012】ルーフモール10の基部18は溝16内に
配置され、前後方向へ伸びている。一方、水受け部20
はサイドパネル14側の溝壁30から車幅方向の内方へ
間隔をおいた基部18の部分に形成され、かつ、ルーフ
パネル側の溝壁32より上方となるように突出され、前
後方向へ伸びている。
【0013】図示の実施例では、溝壁30は肩部31を
有し、溝壁32は肩部33を有する。一方、ルーフモー
ル10の基部18は一対の当接部36と、一対のリップ
部37とを有し、一方の当接部36が肩部31に、他方
の当接部36が肩部33に押し付けられている。一対の
リップ部37はそれぞれ溝壁30,32に密接し、水が
下方へ通過するのを阻止すると共に、ルーフモール10
の溝16からの抜けを抑えている。
【0014】水受け部20は、一対の当接部36が肩部
31,33に押し付けられたとき、ルーフパネル12側
の溝壁32の上端38から所定の高さH1 突出するよう
に形成され、その先端が根元より車幅方向の内方となる
ように斜め上向きに伸びている。水受け部20と当接部
36との間の空間は樋として機能する。一方、サイドパ
ネル側の溝壁30の上端39は、肩部31に押し付けら
れている当接部36の上面から高さH2 にあり、溝壁3
0と水受け部20との間は樋部40となっている。
【0015】図示の実施例のように、溝壁30,32に
それぞれ肩部31,33を設け、ルーフモール10の基
部18の一対の当接部36を肩部31,33に押し付け
る構造によれば、次の効果が得られる。水受け部20の
溝壁32の上端38からの所定の高さH1 が、たとえば
3 〜5 mmであっても、当接部36が溝壁32の上端38
から下方に間隔をおいて位置するため、水受け部20の
当接部36からの距離は、前記高さの倍近い値となり、
水受け部20のレベルを高くしたのと実質的に同じ効果
が得られる。また、サイドパネル側の溝壁30の上端3
9がルーフパネル側の溝壁32の上端38と実質的に同
じレベルにあっても、肩部31に押し付けられている当
接部36が溝壁30の上端39から下方に間隔をおいて
位置するため、当接部36からの高さH2 を確保でき、
これによって樋部40を画定できる。すなわち、水受け
部20の溝壁32の上端38からの高さないし距離と、
サイドパネル側の溝壁30の上端39のレベルとを低く
抑えつつ、当初の目的を達成できる。
【0016】本発明に係る自動車のルーフモールは次の
ように機能する。ルーフパネル12上に溜った水50
(図3)が、図4に示すように、車幅方向の外方へAの
ように流れてルーフモール10の水受け部20に達する
と、水はここで受け止められる。このとき、水受け部2
0が斜めに伸びているため、直立状に伸びているものと
比べて、水を受け止める効果が大きい。水受け部20で
受け止められた水は前後方向へBのように流れる。水の
一部が水受け部20を乗り越えても、水受け部20とサ
イドパネル側の溝壁との間が樋部40となっているた
め、水は樋部40に沿って前後方向へCのように流れ
る。したがって、水がドア側へ流れ落ちるのを可及的に
少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車のルーフモールおよびこの
ルーフモールが配置される溝の実施例の詳細を示す、図
2と同様な断面図である。
【図2】図3の2−2線に沿って切断した拡大断面図で
ある。
【図3】自動車の斜視図で頂部を示す。
【図4】本発明に係る自動車のルーフモールの機能を示
す模式図である。
【符号の説明】
10 ルーフモール 12 ルーフパネル 14 サイドパネル 16 溝 18 基部 20 水受け部 30,32 溝壁 31,33 肩部 36 当接部 37 リップ部 38,39 溝壁の上端 40 樋部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーフパネルとサイドパネルとの接合部
    に前後方向へ伸びる溝を備え、この溝がルーフパネル側
    の溝壁と、サイドパネル側の溝壁とを有する自動車の前
    記溝内に配置されるルーフモールであって、 前記溝内に配置され、前後方向へ伸びる基部と、 前記サイドパネル側の溝壁から車幅方向の内方へ間隔を
    おいた前記基部の部分に形成され、かつ、前記ルーフパ
    ネル側の溝壁より上方となるように突出され、前後方向
    へ伸びる水受け部とを備え、 この水受け部と前記サイドパネル側の溝壁との間を樋部
    とした、自動車のルーフモール。
JP28163996A 1996-10-04 1996-10-04 自動車のルーフモール Pending JPH10109600A (ja)

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JP28163996A JPH10109600A (ja) 1996-10-04 1996-10-04 自動車のルーフモール

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1306268A1 (de) * 2001-10-27 2003-05-02 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Dichtungsband mit Dichtungsfuss
US7004537B2 (en) 2004-02-27 2006-02-28 Sport Carriers, Inc. Molding apparatus for vehicles and methods for use
JP2012116309A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Suzuki Motor Corp ルーフモールの排水構造

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